JP2008179002A - 成形装置及び成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形型の数を少なくして型費の低減及び成形サイクルの短縮を図りながら、基材が有する縦板部にも表皮層を形成できるようにして、低コストでかつ外観見栄えの良好な成形品を得ることができるようにする。
【解決手段】成形装置1は、可動型3及び固定型2を備えている。可動型3には、本体型11、12と、スライド型25、26とを配設する。本体型11、12及びスライド型25、26を可動型3の移動方向に移動可能とする。固定型2及び可動型3を型閉じし、かつ本体型11、12及びスライド型25、26を基材成形位置としてから、基材を構成する樹脂をキャビティC1、C2に供給する。その後、本体型11、12及びスライド型25、26をキャビティC1、C2の外方へ移動させてから、キャビティC1、C2の固定型2側に発泡材料を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材にクッション層及び表皮層が積層された成形品を成形する際に用いられる成形装置及び成形方法に関する。
従来より、この種の成形装置として、例えば、特許文献1に開示されているように、1つの可動型と、基材成形用及び表皮層成形用の2つの固定型との合計3つの成形型を備えたものが知られている。この成形装置を用いて成形品を成形する際には、まず、基材成形用の固定型と可動型とを型閉じして形成されたキャビティに、基材を構成する樹脂を供給して基材を成形する。その後、型開きして、基材成形用の固定型を、表皮層成形用の固定型と入れ替える。そして、型閉じした後、発泡材料をキャビティにおける基材の表面側に供給する。このとき、可動型を表皮層成形用の固定型から離れる方向に移動させることで、発泡材料は、表皮層成形用の固定型の成形面に接触している部分が発泡せずにソリッド状態となって表皮層となる一方、この表皮層と基材との間の部分は発泡してクッション層となる。
特許第3118125号公報
ところで、特許文献1の成形装置では、固定型を基材成形用と表皮層成形用の2つ用意して、基材の成形時と表皮層の成形時とで入れ替えるようにしている。このため、型費が高騰するとともに、成形サイクル毎に固定型を入れ替える時間が必要になって成形サイクルが長くなり、ひいては、成形品のコスト高を招く。
また、基材にクッション層及び表皮層が積層された成形品においては、基材の縁部が裏側へ向けて突出する形状の縦板部とされる場合があり、この場合には、外観見栄えの点から、少なくとも表皮層を縦板部に亘るように形成することが要求される。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、成形型の数を少なくして型費の低減及び成形サイクルの短縮を図りながら、基材が有する縦板部にも表皮層を形成できるようにして、低コストでかつ外観見栄えの良好な成形品を得ることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、クッション層と表皮層が積層された基材の縁部が裏側へ向けて突出する縦板部とされ、該縦板部に少なくとも上記表皮層が積層された成形品を成形する成形装置であって、上記成形品の表面側を成形する第1成形面を有する第1成形型と、上記第1成形面と共にキャビティを構成し、上記成形品の裏面側を成形する第2成形面を有する第2成形型と、上記第1成形型と上記第2成形型の一方を他方に対し接離させる成形型駆動装置と、上記基材を構成する樹脂を上記キャビティに供給する基材用材料供給装置と、上記クッション層及び表皮層を構成する発泡材料を上記キャビティの第1成形面側に供給する発泡材料供給装置と、上記第2成形型における上記基材の縦板部を成形する箇所に、上記キャビティの内外方向に移動するように配置されたスライド型と、上記スライド型を、基材成形位置と、該基材成形位置からキャビティ外方へ向けて移動させた表皮層成形位置との少なくとも一方とするスライド型駆動装置と、上記基材用材料供給装置、上記発泡材料供給装置、上記成形型駆動装置及び上記スライド型駆動装置を制御する制御装置とを備え、上記制御装置は、上記スライド型駆動装置により上記スライド型を基材成形位置とし、上記基材用材料供給装置を作動させた後、上記成形型駆動装置により一方の成形型を他方の成形型から離し、かつ、上記発泡材料供給装置を作動させるとともに、上記スライド型移動装置により上記スライド型を表皮層成形位置にするように構成されているものとする。
この構成によれば、基材用材料供給装置の作動により供給された樹脂は、第1及び第2成形面により基材の形状に成形される。基材用材料供給装置の作動後に、スライド型がキャビティ外方へ移動すると、そのスライド型のキャビティ外方への移動量に対応して、キャビティには、基材の縦板部に対応する部位に未充填空間が生じることになる。そして、発泡材料供給装置の作動によりキャビティに供給された発泡材料は、上記キャビティの縦板部に対応する部位に生じている未充填空間に容易に入り込む。つまり、基材を構成する樹脂は成形直後で十分に固化していないので、発泡材料の供給圧力により基材を構成する樹脂が変形して発泡材料が基材の表面側を流れていき、この発泡材料が第1成形面により成形されて表皮層となる。このとき、基材の縦板部の表面側にも発泡材料を行き渡らせることが可能になり、この発泡材料が第1成形面により成形されて縦板部を覆う表皮層となる。また、発泡材料を供給する際、一方の成形型が他方の成形型から離れるので、発泡材料は、表皮層と基材との間の部分が発泡してクッション層となる。
以上のようにして、クッション層と表皮層が基材に積層され、かつ、基材の縦板部に表皮層が形成された成形品が得られる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第1成形面及び第2成形面は、基材の縦板部の基端側の肉厚を該基材の他の部位に比べて厚くするように形状設定されている構成とする。
この構成によれば、基材の成形時、肉厚が相対的に厚い縦板部の基端側においては樹脂が固化し難くなる。これにより、発泡材料をキャビティに供給した際に、発泡材料の供給圧力が低くても縦板部を構成する樹脂を容易に変形させることが可能になり、縦板部の表面側に発泡材料を十分に行き亘らせて表皮層を形成することが可能になる。
請求項3の発明では、クッション層と表皮層が積層された基材の縁部が裏側へ向けて突出する縦板部とされ、該縦板部に少なくとも上記表皮層が積層された成形品を成形する成形方法であって、上記成形品の表面側を成形する第1成形面を有する第1成形型と、上記成形品の裏面側を成形する第2成形面を有する第2成形型とを接近させてキャビティを構成するとともに、これら第1及び第2成形面の間に、上記基材を構成する樹脂を供給して基材を得る第1材料供給工程と、上記基材を構成する樹脂を供給した後に、上記第1成形型と第2成形型とを離すとともに、上記第2成形型における上記縦板部を成形する箇所に配置されたスライド型をキャビティ外方へ移動させる型移動工程と、上記第1成形型と第2成形型とを離し始めた後に、上記表皮層及びクッション層を構成する発泡材料を、上記キャビティの第1成形面側に供給する第2材料供給工程とを備える構成とする。
この構成によれば、第1材料供給工程で供給された樹脂は、第1及び第2成形面により基材の形状に成形される。そして、型移動工程でスライド型をキャビティ外方へ移動させると、その移動量に対応して、キャビティには、基材の縦板部に対応する部位に未充填空間が生じることになる。続く第2材料供給工程で発泡材料をキャビティに供給することにより、請求項1の発明と同様に、発泡材料は、キャビティの縦板部に対応する部位に生じている未充填空間に容易に入り込むので、縦板部に表皮層を形成することが可能になる。また、発泡材料を供給する際、一方の成形型が他方の成形型から離れるので、発泡材料は表皮層と基材との間の部分が発泡してクッション層となる。よって、クッション層と表皮層が基材に積層され、かつ、基材の縦板部に表皮層が形成された成形品が得られる。
請求項1の発明によれば、成形品の表面側を成形する第1成形型と裏面側を成形する第2成形型との一方を他方に接離させる型駆動装置を設け、キャビティに基材用材料供給装置により樹脂を供給するととともに、このキャビティの第1成形面側に発泡材料供給装置により発泡材料を供給するようにしたので、第1及び第2成形型を他の成形型に入れ変えることなく、基材にクッション層及び表皮層が積層された成形品を成形できる。そして、第2成形型における基材の縦板部を成形する箇所にスライド型を配設し、このスライド型をキャビティの内外方向に移動させるようにしたので、基材の縦板部の表面側に発泡材料を行き渡らせることができ、該縦板部に表皮層を形成することができる。これにより、見栄えが良好でかつ低コストな成形品を得ることができる。
請求項2の発明によれば、成形時に、基材の縦板部の基端側の肉厚が該基材の他の部位に比べて厚くなって固化し難くなるので、発泡材料の供給圧力が低くても、縦板部の表面側に表皮層を確実に形成することができ、見栄えを良好にすることができる。
請求項3の発明によれば、第1及び第2成形型を他の成形型に入れ変えることなく、基材にクッション層及び表皮層が積層された成形品を成形できる。そして、型移動工程において、第2成形型における縦板部を成形する箇所に配設されたスライド型をキャビティ外方へ移動させるようにしたので、請求項1の発明と同様に、基材の縦板部の表面側に発泡材料を行き渡らせて表皮層を形成できる。これにより、見栄えが良好でかつ低コストな成形品を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る成形装置1を示している。この成形装置1は、自動車のドアトリム等に設けられるパネル部材100(図3に示す)を成形する際に用いられるものである。この成形装置1で成形されるパネル部材100は、図3(b)に示すように、基材101と、該基材101の表面側に設けられたクッション層102と、クッション層102の表面側に設けられた表皮層103とで構成されている。基材101は、略平坦な矩形状の平板部101aと、平板部101aの周縁部からパネル部材100の裏側へ向けて突出する環状の縦板部101bとを備えている。縦板部101bの突出方向は、平板部101aに略直交する方向とされている。平板部101aと縦板部101bとは、硬質な樹脂材料を用いて一体成形されている。縦板部101bの基端側は、該縦板部101bの先端側及び上記平板部101aよりも厚肉に形成されている。また、クッション層102は、エラストマーの発泡体で構成され、表皮層103は、ソリッドなエラストマーで構成されている。クッション層102及び表皮層103は、後述する成形時に一体に成形されたものである。クッション層102は、基材101の平板部101a全体と、縦板部101bの基端側の一部とに連続して設けられている。表皮層103は、クッション層102の全体を覆い、かつ、基材101の縦板部101bの先端部近傍までの領域を覆うように設けられている。表皮層103の表面には、全体に亘って細かいシボ模様が形成されている。
図1に示すように、上記成形装置1は、固定型2及び可動型3と、型駆動装置8と、基材101を構成する樹脂を供給する樹脂供給装置9と、エラストマーを供給するエラストマー供給装置10とを備えている。
上記型駆動装置8は、水平方向に伸縮動作する油圧シリンダー等で構成されている。型駆動装置8のロッド8aが可動型3の左側面(図1及び図2の左側)に連結され、可動型3が図1及び図2の左右方向に水平移動することで、固定型2に対し接離する。
上記可動型3には、右側へ膨出するように形成された第1及び第2本体型11、12が成形装置1の奥行き方向(図1及び図2の上下方向)に離れて設けられている。第1及び第2本体型11、12は、同じ形状とされ、左右方向に移動可能に可動型3に支持されている。第1及び第2本体型11、12の右側面が可動側成形面11a、12aとされている。可動側成形面11a、12aは、基材101の平板部101aの裏面側を成形するためのものである。一方、固定型2の左側面は、第1及び第2本体型11、12に対向する部位が右側へ窪むように形成されており、この窪み部分の内面が固定側成形面2a、2aとされている。この固定側成形面2a、2aは、パネル部材100の表面側を成形するためのものである。つまり、本発明の第1成形型は、固定型2で構成され、また、本発明の第2成形型は、第1及び第2本体型11、12で構成されている。また、本発明の第1成形面は、固定側成形面2aで構成され、また、本発明の第2成形面は、可動側成形面11a、12aで構成されている。
第1及び第2本体型11、12の左側には、第1及び第2本体型駆動装置13、14が配設されている。第1及び第2本体型駆動装置13、14は、左右方向に伸縮動作する周知の油圧シリンダ等で構成されており、ロッド(図示せず)の先端部が第1及び第2本体型11、12に連結されている。第1及び第2本体型駆動装置13、14は、第1及び第2本体型11、12を左右方向移動させることで、これら本体型11、12を基材成形位置とクッション層成形位置とに切り替えるように構成されている。基材成形位置とは、可動側成形面11a、12aと固定側成形面2a、2aとの隙間が基材101の厚み寸法となる位置であり、クッション層成形位置とは、可動側成形面11a、12aと固定側成形面2a、2aとの隙間が、基材101の厚みとクッション層102の厚みと表皮層103の厚みとを合わせた寸法となる位置である。
上記可動型3と固定型2とを型締めすると、固定側成形面2a、2aと、可動側成形面11a、12aとの間に第1キャビティC1及び第2キャビティC2(図1に示す)が奥行き方向に離れて形成されるようになっている。これらキャビティC1、C2は同じ形状である。詳細は後述するが、上記樹脂供給装置9及びエラストマー供給装置10によって各キャビティC1、C2に供給された樹脂及びエラストマーは、成形されてパネル部材100となる。この固定型2及び可動型3内においては、図9に示すように、パネル部材100は、基材101の平板部101aが略鉛直となり、かつ、縦板部101bが略水平に突出する向きとなっている。
図1に示すように、固定型2と可動型3との合わせ部には、第1キャビティC1に開口する第1ゲート16と、第2キャビティC2に開口する第2ゲート17と、これら両ゲート16、17の間において、成形装置1の奥行き方向に延びるランナー18とが形成されている。このランナー18の両端部は、第1ゲート16及び第2ゲート17にそれぞれ連通している。
固定型2には、ランナー18に樹脂を流入させるための樹脂通路19と、樹脂通路19を開閉する樹脂流量制御弁20と、ランナー18にエラストマーを流入させるためのエラストマー通路21と、エラストマー通路21を開閉するエラストマー流量制御弁22とが設けられている。樹脂通路19の上流端部は、固定型2の右側面に開口しており、この上流端に樹脂供給装置9のノズル9aが接続されている。樹脂通路19は、上流端部から左側へ延び、下流端部は、ランナー18の長手方向略中央部に連通している。樹脂流量制御弁20は、樹脂通路19の中途部に配置されている。
エラストマー通路21の上流側は、成形装置1の奥行き方向に延び、固定型2の端面に開口している。このエラストマー通路21の上流端にエラストマー供給装置10のノズル10aが接続されている。エラストマー通路21の下流側は、2つに分岐しており、これらのうち、一方の通路が、ランナー18の樹脂通路19よりも第1ゲート16に近い側に連通し、他方の通路が、ランナー18の樹脂通路19よりも第2ゲート17に近い側に連通している。つまり、エラストマー通路21の下流側は、第1ゲート16近傍と第2ゲート17近傍とにそれぞれ連通している。エラストマー流量制御弁22は、エラストマー通路21の中途部に配置されている。上記樹脂供給装置9及びエラストマー供給装置10は、従来より周知の射出成形機等で構成されている。
上記第1及び第2本体型11、12における基材100の縦板部101bを成形する箇所には、該本体型11、12をそれぞれ囲むように形成された環状の第1及び第2スライド型25、26が配置されている。これらスライド型25、26は、同じ形状とされている。第1及び第2スライド型25、26は、縦板部101bの内周面を成形するためのものであり、縦板部101bの突出方向である左右方向(図5に矢印イで示す)に移動可能に可動型3に支持されている。
上記第1及び第2スライド型25、26の左側には、第1及び第2スライド型駆動装置27、28が配設されている。第1及び第2スライド型駆動装置27、28は、左右方向に伸縮動作する周知の油圧シリンダ等で構成されており、ロッド(図示せず)の先端部が第1及び第2スライド型25、26に連結されている。スライド型駆動装置27、28は、スライド型25、26を左右方向、即ちキャビティC1、C2の内外方向に移動させることで基材成形位置と表皮層成形位置とに切り替えるように構成されている。基材成形位置とは、スライド型25、26の右端部が、基材成形位置にある可動側成形面11a、12aと略同一面上に位置している状態(図5及び図6に示す)であり、表皮層成形位置とは、スライド型25、26の右端部が、基材成形位置にある可動側成形面11aよりも左側に位置している状態(図7に示す)である。
上記各固定側成形面2aは、図5に示すように、可動型成形面11a、12aと略平行に延びる水平面部2bと、水平面部2bの周縁部から左側へ延びる縦面部2cとで構成されている。固定側成形面2a、2aと可動側成形面11a、12aとは、基材100の縦板部101bの基端側の肉厚が基材100の平板部101a及び縦板部101bの先端側の肉厚よりも厚くなるように、形状設定されている。上記各固定側成形面2aの水平面部2b及び縦面部2cには、表皮層103にシボ模様を形成するための微少な凹凸形状が形成されている。
また、上記成形装置1は、制御装置40を備えている。この制御装置40には、図4に示すように、型駆動装置8、樹脂供給装置9、エラストマー供給装置10、本体型駆動装置13、14、樹脂流量制御弁20、エラストマー流量制御弁22及びスライド型駆動装置27、28が接続されており、これら装置8〜10、13、14、27、28及び流量制御弁20、22を制御するように構成されている。
具体的には、制御装置40は、成形開始の信号を受けると、まず、キャビティC1、C2を形成して基材101の成形を開始するように、各装置8〜10、13、14、27、28及び樹脂流量制御弁15に制御信号を送出する。すなわち、図5に示すように、制御装置40は、型駆動装置8により上記固定型2と可動型3とを型閉じする。さらに、第1及び第2本体型駆動装置13、14により第1及び第2本体型11、12を基材成形位置にするとともに、第1及び第2スライド型駆動装置27、28により第1及び第2スライド型25、26を基材成形位置とする。その後、樹脂供給装置9を作動させるとともに、樹脂流量制御弁20を開状態とする。
制御装置40は、基材101を構成する樹脂の供給が終了すると、クッション層102及び表皮層103の成形を開始するように、各装置8〜10、13、14、27、28及び流量制御弁22に制御信号を送出する。すなわち、制御装置40は、樹脂流量制御20を閉状態とした後、図8に示すように、本体型駆動装置13、14により第1及び第2本体型11、12を左側へ移動させ、かつ第1及び第2スライド型駆動装置27、28により第1及び第2スライド型25、26を表皮層成形位置とし、その後、エラストマー供給装置10を作動させるとともに、エラストマー流量制御弁22を開状態とする。可動型3、本体型11、12及びスライド型25、26の移動速度や、樹脂及びエラストマーの供給量及び流速は、制御装置40によって任意の値に制御可能となっている。
次に、上記のように構成された成形装置1を用いてパネル部材100を成形する要領について説明する。基材101を構成する樹脂は、例えばポリプロピレンを用い、これを樹脂供給装置9に溶融状態で準備しておく。クッション層102及び表皮層103を構成する材料は、例えば上記特許文献1に開示されている発泡性のエラストマー(発泡材料)を用い、これをエラストマー供給装置10に準備しておく。尚、エラストマーとしては、飽和型スチレン系エラストマーが好ましく、これに混入する発泡剤としては、エラストマーを発泡させることができるものであればよく、例えば、重炭酸ナトリウム等の無機化合物やアゾ化合物等の有機化合物のような分解性発泡剤が挙げられる。
成形開始の信号を制御装置40に送ると、制御装置40は、図1及び図5に示すように、第1及び第2本体型駆動装置13、14により第1及び第2本体型11、12を基材成形位置にし、第1及び第2スライド側駆動装置27、28により第1及び第2スライド型25、26を基材成形位置にする。さらに、型駆動装置8により可動型3と固定型2とを型閉じして型締めする。これにより、第1及び第2キャビティC1、C2が形成される。
次いで、制御装置40は、樹脂供給装置9を作動させて樹脂の供給を開始するとともに、樹脂流量制御弁20を開放する。これにより、樹脂が樹脂通路19を通ってランナー18に流入する。ランナー18に流入した樹脂は、該ランナー18内を第1ゲート16側及び第2ゲート17側へ流れて第1ゲート16から第1キャビティC1に射出され、第2ゲート17から第2キャビティC2に射出される。第1及び第2キャビティC1、C2に射出された樹脂は、図6に示すように、固定側成形面2a、スライド型25、26の成形面及び可動側成形面11a、12aにより成形されて基材101の形状となる。このとき、縦板部101bの基端側が他の部位に比べて肉厚であるため、樹脂が固化し難くなっている。ここまでが、本発明の第1材料供給工程である。
その後、ランナー18内の樹脂及び基材101を構成する樹脂が完全に固化しないうちに、制御装置40は、図7に示すように、第1及び第2スライド型駆動装置27、28により第1及び第2スライド型25、26をキャビティC1、C2の外方(図7に白抜きの矢印で示す方向)へ向けて移動させて表皮層成形位置にする。スライド型25、26がキャビティC1、C2の外方へ移動した分、キャビティC1、C2には、基材101の縦板部101bに対応する部位に未充填空間Sが生じることになる。
その後、制御装置40は、図8に示すように、第1及び第2本体型駆動装置13、14により第1及び第2本体型11、12を基材101と共に左側(図8に白抜きの矢印で示す方向)へ移動させ、基材101と固定側成形面2aとの間に隙間を形成しておく。このときの第1及び第2本体型11、12の移動量は、表皮層103の厚さ寸法と略同じくらいである。ここまでが、本発明の型移動工程である。
制御装置40は、第1及び第2本体型11、12の移動と同期して、エラストマー供給装置10を作動させてエラストマーの供給を開始するとともに、エラストマー流量制御弁22を開放する。これにより、エラストマーがエラストマー通路21を通ってランナー18に流入する。このとき、ランナー18内にある基材101用の樹脂は、完全に固化していないので、エラストマー供給装置10による供給圧力で変形し、ランナー18内にエラストマーが流れる通路が形成されていく。ランナー18に流入した樹脂は、該ランナー18内を第1ゲート16側及び第2ゲート17側へ流れて、第1ゲート16から第1キャビティC1の固定側成形面2a側に射出され、第2ゲート17から第2キャビティC2の固定側成形面2a側に射出される。これが、本発明の第2材料供給工程である。キャビティC1、C2に射出されたエラストマーは、基材101を構成する樹脂が完全に固化していないので、エラストマー供給装置10による供給圧力により、基材101の表側を通って第1及び第2キャビティC1、C2の未充填空間Sに容易に入り込む。このとき、図8に示すように、エラストマーの供給圧力により縦板部101bを構成する樹脂が変形し、縦板部101bの表面側にエラストマーが行き渡る。この縦板部101bの表面側に行き亘ったエラストマーは、固定側成形面2aの縦面部2cに接触し、該縦面部2cにより成形されて表皮層103となる。また、基材101の平板部101aの表面側全体にもエラストマーが行き渡り、このエラストマーは、固定側成形面2aの水平面部2bに接触し、該水平面部2bにより成形されて縦板部101bの表皮層103となる。表皮層103には、固定側成形面2aによりシボ模様が転写される。
しかる後、図9に示すように、制御装置40は第1及び第2本体型駆動装置13、14により第1及び第2本体型11、12を左側へ移動させて、クッション層成形位置とする。これにより、表皮層103と基材101との間のエラストマーが安定して発泡し、クッション層102となる。このようにして、クッション層102と表皮層103が基材101に積層され、かつ、基材101の縦板部101bに表皮層103が形成されたパネル部材100が得られる。パネル部材100を脱型する際には、型駆動装置8により可動型3を左側へ移動させて型開きする。
以上説明したように、この実施形態によれば、固定型2及び可動型3を他の成形型に入れ変えることなく、表皮層103及びクッション層102が基材101に積層されたパネル部材100を成形でき、しかも、縦板部101bに表皮層103を形成できる。これにより、見栄えが良好でかつ低コストなパネル部材100を得ることができる。
また、成形時に、基材101の縦板部101bの基端側の肉厚を該基材101の他の部位に比べて厚くしているので、縦板部101bの基端側は固化し難くなっており、これにより、エラストマーの供給圧力が低くても、縦板部101bの表面側にエラストマーを行き渡らせて表皮層103を形成することができる。
尚、基材101を構成する樹脂や、クッション層102及び表皮層103を構成する発泡材料は上記した材料に限られるものではない。
また、基材101を構成する樹脂の供給タイミングとしては、型閉じ前や型締め前であってもよい。また、クッション層102及び表皮層103を構成するエラストマーの供給タイミングとしては、本体型11、12の移動途中であってもよいし、本体型11、12の移動を停止した後であってもよい。
また、スライド型25、26を基材成形位置から表皮層成形位置まで移動させる途中に、エラストマーの供給を開始してもよい。
また、成形装置1の構造としては、可動型を下側に配置し、固定型を上側に配置するようにしてもよいし、固定型を下側に配置し、可動型を上側に配置するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る成形装置及び成形方法は、例えば、自動車用の内装材として用いられるパネル部材を成形するのに適している。
型閉じ状態にある成形装置の概略構造を示す図である。 型開き状態にあるときの図1相当図である。 (a)は、パネル部材の斜視図であり、(b)は、図2(a)のA−A線における断面図である。 成形装置のブロック図である。 型締め状態にある固定型及び可動型の一部を示す拡大断面図である。 キャビティに基材を構成する樹脂を射出した状態の図4相当図である。 スライド型を表皮層成形位置とした状態の図4相当図である。 キャビティに発泡性エラストマーを射出した状態の図4相当図である。 発泡性エラストマーを発泡させてクッション層を形成した状態の図4相当図である。
符号の説明
1 成形装置
2 固定型(第1成形型)
2a 固定側成形面(第1成形面)
3 可動型
3a 可動側成形面
9 樹脂供給装置(基材用材料供給装置)
10 エラストマー供給装置(発泡材料供給装置)
11 第1本体型(第2成形型)
11a 可動型成形面(第2成形面)
12 第2本体型(第2成形型)
12a 可動側成形面(第2成形面)
13 第1本体型駆動装置(成形型駆動装置)
14 第2本体型駆動装置(成形型駆動装置)
25 第1スライド型
26 第2スライド型
27 第1スライド型駆動装置
28 第2スライド型駆動装置
40 制御装置
100 パネル部材(成形品)
101 基材
101b 縦板部
102 クッション層
103 表皮層
C キャビティ
S 未充填空間

Claims (3)

  1. クッション層と表皮層が積層された基材の縁部が裏側へ向けて突出する縦板部とされ、該縦板部に少なくとも上記表皮層が積層された成形品を成形する成形装置であって、
    上記成形品の表面側を成形する第1成形面を有する第1成形型と、
    上記第1成形面と共にキャビティを構成し、上記成形品の裏面側を成形する第2成形面を有する第2成形型と、
    上記第1成形型と上記第2成形型の一方を他方に対し接離させる成形型駆動装置と、
    上記基材を構成する樹脂を上記キャビティに供給する基材用材料供給装置と、
    上記クッション層及び表皮層を構成する発泡材料を上記キャビティの第1成形面側に供給する発泡材料供給装置と、
    上記第2成形型における上記基材の縦板部を成形する箇所に、上記キャビティの内外方向に移動するように配置されたスライド型と、
    上記スライド型を、基材成形位置と、該基材成形位置からキャビティ外方へ向けて移動させた表皮層成形位置との少なくとも一方とするスライド型駆動装置と、
    上記基材用材料供給装置、上記発泡材料供給装置、上記成形型駆動装置及び上記スライド型駆動装置を制御する制御装置とを備え、
    上記制御装置は、上記スライド型駆動装置により上記スライド型を基材成形位置とし、上記基材用材料供給装置を作動させた後、上記成形型駆動装置により一方の成形型を他方の成形型から離し、かつ、上記発泡材料供給装置を作動させるとともに、上記スライド型移動装置により上記スライド型を表皮層成形位置にするように構成されていることを特徴とする成形装置。
  2. 請求項1に記載の成形装置において、
    第1成形面及び第2成形面は、基材の縦板部の基端側の肉厚を該基材の他の部位に比べて厚くするように形状設定されていることを特徴とする成形装置。
  3. クッション層と表皮層が積層された基材の縁部が裏側へ向けて突出する縦板部とされ、該縦板部に少なくとも上記表皮層が積層された成形品を成形する成形方法であって、
    上記成形品の表面側を成形する第1成形面を有する第1成形型と、上記成形品の裏面側を成形する第2成形面を有する第2成形型とを接近させてキャビティを構成するとともに、これら第1及び第2成形面の間に、上記基材を構成する樹脂を供給して基材を得る第1材料供給工程と、
    上記基材を構成する樹脂を供給した後に、上記第1成形型と第2成形型とを離すとともに、上記第2成形型における上記縦板部を成形する箇所に配置されたスライド型をキャビティ外方へ移動させる型移動工程と、
    上記第1成形型と第2成形型とを離し始めた後に、上記表皮層及びクッション層を構成する発泡材料を、上記キャビティの第1成形面側に供給する第2材料供給工程とを備えることを特徴とする成形方法。
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