JP2008137689A - 異種材組立容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】相互に異種の材質からなる肩カバー部材及び容器本体を容易に分別廃棄可能としながら、肩カバー部材及び容器本体の位置ずれに基づく意匠性の低下を防止する。
【解決手段】容器本体3と、その口部3aに螺着される注出栓5と、その外周面に螺着されるキャップ7と、容器本体3の肩部3bを覆って注出栓5に嵌着される肩カバー部材9とを備え、注出栓5の周壁部17には、径方向外方に付勢されて周壁部17の外周面に対して突出可能に連結された回り止め片23が設けられ、回り止め片23における口部3a側の端面が漸次容器本体3の下方側に向けて傾斜するテーパ面23aをなし、キャップ7を注出栓5に螺着する際には、キャップ7の開放端が容器本体3の下方側に移動しながらテーパ面23aを押さえつけ、この押さえつけに伴って回り止め片23が径方向内方に押し込まれて口部3aの外周面に突設された係止部27,29に係止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、異種材組立容器に関する。
この種の異種材組立容器として、例えば下記特許文献1に示すような、口部を有する容器本体と、前記口部に装着された蓋体と、容器本体とは異なる種類の材質の部材からなり容器本体の肩部分を覆う肩カバー部材とを備えた構成が知られている。
さらに、このような構成の異種材組立容器として、容器本体及び肩カバーの外周面が相互に連なるように形成されると共に、容器本体及び肩カバー部材の外周面に跨るように印刷等の装飾を施して容器の意匠性向上を図っているものがある。
特開平10−16976号公報
しかしながら、例えば肩カバー部材が容器本体に対して回転可能に取り付けられると共にこの肩カバー部材が蓋体に密着するような構成であると、異種材組立容器の開栓若しくは閉栓時に肩カバー部材が蓋体と供回りしてしまう場合があり、容器の意匠性が損なわれる虞がある。そして、これを防止する方法としては、肩カバー部材を容器本体に堅固に取り付けることも考えられているが、近年では資源を再利用する気運が高まっているため、肩カバー部材及び容器本体を分別して廃棄することが困難となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、肩カバー部材及び容器本体を容易に分別廃棄可能としながら、肩カバー部材及び容器本体の位置ずれに基づく意匠性の低下を防止できる異種材組立容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の異種材組立容器は、有底状の容器本体と、この容器本体の口部に着脱可能に取り付けられた注出口を有する注出栓と、前記注出栓の外周面に螺着されるキャップと、前記容器本体とは異種の材質からなり、前記容器本体の肩部を覆う肩カバー部材と、を備え、この肩カバー部材は前記注出栓に固定され、前記注出栓の周壁部には、径方向外方に付勢されてこの周壁部の外周面に対して突出可能に連結された回り止め片が設けられ、前記キャップの開放端面、及び、回り止め片において前記容器本体の中心軸線に沿った方向における前記口部側の端面の少なくとも一方が、径方向外方に向かうにしたがい漸次前記容器本体の口部側から底部側に向けて傾斜するテーパ面をなし、取り外されたキャップを前記注出栓に螺着する際には、前記キャップの開放端が前記容器本体の口部側から底部側に移動しながら前記回り止め片を径方向内方に押し込んで前記口部の外周面に突設された係止部に係止することを特徴とする。
この発明において、キャップを注出栓に螺着する際には、回り止め片がキャップの開放端によって径方向内方に押し込まれて係止部に係止されるため、この係止によって注出栓がキャップの螺着方向に移動することを規制できる。これにより、キャップを注出栓に螺着する際に注出栓にキャップと供回りする力が作用しても、注出栓がキャップと共に前記螺着方向に回転することを容易に防止できる。
また、回り止め片は径方向外方に付勢されているため、キャップを注出栓から取り外した状態において、回り止め片が口部の外周面から離間して係止部に係止されなくなる。これにより、キャップを注出栓から取り外しておけば、注出栓を容器本体から容易に取り外すことができる。そして、肩カバー部材はこの注出栓に固定されているため、肩カバー部材も注出栓と共に容器本体から容易に分離させることができる。
したがって、容器本体及び肩カバー部材の外周面に跨って印刷等の装飾が施されたとしても、キャップの螺着時に容器本体及び肩カバー部材が周方向に位置ずれすることを防止して、異種材組立容器の意匠性低下を防止できる。また、肩カバー部材も容器本体から容易に分離させることができるため、肩カバー部材及び容器本体を容易に分別廃棄することができる。
そして、例えば回り止め片の端面が前記テーパ面をなす場合には、前述のようにキャップの開放端が容器本体の口部側から底部側に移動しながらテーパ面を押さえつけ、このテーパ面の押さえつけに伴って、回り止め片が径方向内方に押し込まれることになる。なお、キャップの開放端面が前記テーパ面をなす場合でも、同様にして回り止め片が径方向内方に押し込まれる。すなわち、回り止め片やキャップにテーパ面を形成しておくことで、前述のようにキャップの開放端が容器本体の口部側から底部側に向かう移動を、回り止め片を径方向内方側に移動させる力に効率よく変換することができる。
また、前記回り止め片において前記キャップの螺脱方向側の端部が、この回り止め片を径方向外方に付勢する弾性ヒンジ部を介して前記注出栓の周壁部に連結されていてもよい。
この場合には、キャップの開放端で回り止め片を押さえつける際に、この回り止め片をキャップの開放端に引っ掛けることなく滑らかに径方向内方側に押し込むことができる。
また、キャップを注出栓に螺着する際には、回り止め片においてキャップの螺着方向側の端部が係止部に当接することになるため、回り止め片が弾性ヒンジ部と係止部とで挟み込まれる状態となる。すなわち、回り止め片が係止部から受ける荷重を弾性ヒンジ部全体で受けることができるため、この荷重に対する弾性ヒンジ部の耐久性を向上させることができる。
この発明に係る異種材組立容器によれば、肩カバー部材及び容器本体を容易に分別廃棄可能としながら、肩カバー部材及び容器本体の位置ずれに基づく意匠性の低下を防止することができる。
また、回り止め片に形成されたテーパ面により、キャップの開放端が容器本体の口部側から底部側に向かう移動を、回り止め片を径方向内方側に移動させる力に効率よく変換することができる。
さらに、キャップの開放端で回り止め片を押さえつける際に、この回り止め片をキャップの開放端に引っ掛けることなく滑らかに径方向内方側に押し込むこともできる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1〜5に示されるように、この実施形態に係る異種材組立容器1は、口部3aを有する有底状の容器本体3と、口部3aに着脱可能に取り付けられた注出口5aを有する注出栓5と、注出栓5の外周面に螺着されるキャップ7と、容器本体3の肩部3bを覆う肩カバー部材9と、を備えている。ここで、注出栓5、キャップ7及び肩カバー部材9は、容器本体3とは異なる材質によって形成されており、この実施形態においては、容器本体3が例えばガラスで形成され、注出栓5、キャップ7及び肩カバー部材9が例えば合成樹脂で形成されている。
注出栓5は、口部3aの開口端に当接して配された注出天板部11と、注出天板部11に立設されて注出口5aをなす注出筒部13と、注出天板部11の内側下面に垂設されて口部3aの内周面に嵌合する第1筒部15と、注出天板部11の外縁下面に垂設されて口部3aの外周面側に配される第2筒部(周壁部)17とを備えている。
注出天板部11において、注出筒部13及び第1筒部15の内側には容器本体3の中心軸線Oを中心とした略円環状のスコア11aが形成されており、このスコア11aの内側が注出口5aと容器本体3の内部とを遮断する栓部材11bをなしている。これにより、スコア11aの少なくとも一部を破断して栓部材11bを容器本体3の内部側に押し込むことで注出口5aが容器本体3の内部に連通することになる。
第2筒部17は、注出天板部11の外縁下面から容器本体3の肩部3bに当接する位置まで下方に延在しており、その下端には径方向外方に突出する円環板部19が形成され、さらにこの円環板部19の外周縁には上方に突出する外周筒部21が形成されている。これによって、第2筒部17と外周筒部21との間には容器本体3の口部3a側に開口する円環状の隙間が形成されることになる。
第2筒部17の上端側の内周面には、口部3aの外周面に形成された第1雄ねじ部3cと螺合する第1雌ねじ部17aが形成されている。また、第2筒部17の上端側の外周面には、後述するキャップ7を螺着させるための第2雄ねじ部17bが形成されている。
なお、この実施形態において、注出栓5は、これを左方向(A方向)に回転させることで容器本体3に螺着され、右方向(B方向)に回転させることで容器本体3から螺脱されるようになっている。
また、第2筒部17には、径方向外方側に付勢されて第2筒部17の外周面に対して突出可能に連結されたブロック状の回り止め片23が設けられている。すなわち、回り止め片23は、第2筒部17にその径方向に貫通して形成された貫通孔17c内に配されるようになっている。そして、この回り止め片23において、後述するキャップ7の螺脱方向(B方向)側の端部が回り止め片23を径方向外方に付勢する弾性ヒンジ部25を介して貫通孔17cの周縁に連結されている。なお、この実施形態において、回り止め片23及び弾性ヒンジ部25は第2筒部17と一体に形成されている。
また、この回り止め片23において、前記中心軸線Oに沿った方向における容器本体3の口部3a側の端面(上端面)は径方向外方に向かうにしたがい漸次容器本体3の口部3a側から底部側に向けて傾斜するテーパ面23aをなしており、回り止め片23に外力が付加されていない状態では、このテーパ面23aが第2筒部17の外周面から突出することになる。また、回り止め片23に外力を付加してテーパ面23a全体が貫通孔17c内に収納された状態においては、回り止め片23の一部が第2筒部17の内周面から突出するようになっている。
ここで、容器本体3の口部3aの外周面には、第2筒部17の内周面から突出した回り止め片23を係止するための係止部27,29が一対突設されている。そして、一方の係止部27は、この回り止め片23に対して注出栓5の螺着方向(A方向)に配置され、他方の係止部29は、回り止め片23に対して注出栓5の螺脱方向(B方向)に配置されている。したがって、回り止め片23が第2筒部17の内周面から突出した状態においては一対の係止部27,29に係止され、この係止によって注出栓5のA方向及びB方向への移動が規制されることになる。
これら回り止め片23及びこれを係止する係止部27,29は、第2筒部17の周方向に複数設けられている。
キャップ7は、注出天板部11に対向して配されるキャップ天板部31と、このキャップ天板部31の外縁に垂設されて注出栓5の第2雄ねじ部17bに螺合する第2雌ねじ部33aを内周面に形成した螺合筒部33とを備えている。なお、この実施形態において、キャップ7は、これを左方向(A方向)に回転させることで注出栓5に螺着され、右方向(B方向)に回転させることで注出栓5から螺脱されるようになっている。
キャップ天板部31の下面にはインナーリング35が立設されており、キャップ7を螺着方向(A方向)に回転させることでこのインナーリング35が注出筒部13の内周面に嵌合するようになっている。
また、キャップ天板部31の下面において、インナーリング35の内側には、前記中心軸線O上に位置した開栓突起37が垂設されており、キャップ7を螺着方向(A方向)に回転させることで開栓突起37がスコア11aの少なくとも一部を破断して栓部材11bを容器本体3の内部に押し込むようになっている。
さらに、キャップ天板部31の下面において、インナーリング35の外側には、同一円周上に配された複数の係合突起39が垂設されており、キャップ7を螺着方向(A方向)に回転させることで注出筒部13の外周面に形成された係合凸部13aに係合するようになっている。すなわち、これら係合突起39及び係合凸部13aは、螺着されたキャップ7が不意に注出栓5から外れてしまうことを防止する役割を果たすようになっている。
また、キャップ7において、第2雌ねじ部33aの形成位置よりも下方側に位置してキャップ7の開放端をなす螺合筒部33の下端部は、その内周面が回り止め片23を設けた注出栓5の第2筒部17の外周面に対して摺動するように、若しくは、この外周面との間に微小な隙間を介して移動するように形成されている。
さらに、この螺合筒部33の下端部は、キャップ7を注出栓5に対して完全に螺着してキャップ7の螺着方向への回転が不能となる状態(図3参照)において、貫通孔17cを閉塞する位置に配されるようになっている。
肩カバー部材9は、容器本体3の外周面に連なるように形成された外周面を有するカバー周壁部41と、このカバー周壁部41の上端から径方向内方に突出するカバー肩部43と、カバー肩部43の先端から下方に突出して前記カバー周壁部41に対向配置されたカバー鉤部45とを備えている。
カバー周壁部41は、前述した注出栓5の外周筒部21の外周面側に配置されるようになっており、その内周面には、外周筒部21の外周面から突出する嵌合凸部21aに嵌合する嵌合突起41aが形成されている。また、カバー鉤部45は、外周筒部21に対向する第2筒部17の外周面側に配置されるようになっており、その先端部が第2筒部17の下端部に形成された嵌合孔17dに嵌合するようになっている。すなわち、カバー鉤部45が第2筒部17と外周筒部21との隙間に入り込むように肩カバー部材9を注出栓5の上方側から取り付けることで、肩カバー部材9が注出栓5に嵌着(固定)されることになる。
また、この異種材組立容器1では、未開封の状態でキャップ7及び肩カバー部材9が一体に形成されている。すなわち、図1に示すように、螺合筒部33の下端部と肩カバー部材9の上端部との間にはバージンリング51が設けられており、バージンリング51と螺合筒部33の下端部や肩カバー部材9の上端部との間に形成されたミシン目等の易破断部53,55によって、キャップ7及び肩カバー部材9が一体に形成されることになる。
このバージンリング51は、その周方向の一部で分断されると共に周方向の一端に径方向外方に突出する把持部51aを形成して構成されている。したがって、手指で把持部51aを掴んだ状態でバージンリング51の周方向に移動させることにより、易破断部53,55が破断されて、バージンリング51が取り外されると共にキャップ7及び肩カバー部材9が相互に分離されることになる。
また、バージンリング51は、回り止め片23の径方向外方側に配置されるようになっており、その内径寸法が螺合筒部33の下端部と略等しくなるように形成されている。このため、これらキャップ7、肩カバー部材9及びバージンリング51が注出栓5を介して容器本体3に取り付けられた状態においては、回り止め片23がバージンリング51によって貫通孔17cの径方向内方側に押し込まれて容器本体3の口部3aに形成された係止部27,29に係止されることになる。
以上のように構成された異種材組立容器1では、図1に示されるように、未開封の状態において回り止め片23が容器本体3の係止部27,29に係止されているため、キャップ7を螺着方向あるいは螺脱方向に回転させることで注出栓5にキャップ7と供回りする力が作用しても、注出栓5がキャップ7と共にキャップ7の螺着方向あるいは螺脱方向に回転することを防止できる。
そして、この未開封状態の異種材組立容器1を開封する場合には、はじめに、バージンリング51をキャップ7及び肩カバー部材9から取り外し、次いで、キャップ7を螺着方向に回転させて、図3に示されるように、注出栓5に対して完全に螺着させる。この際には、キャップ7に形成された開栓突起37が容器本体3の口部3a側から底部側に向けて移動し、栓部材11bを容器本体3の内部側に押し込むため、スコア11aが破断されて栓部材11bが容器本体3の内部に入り込む。最後に、図2に示される状態を経て、キャップ7を螺脱方向に回転させて容器本体3及び注出栓5から取り外すことにより、容器本体3の内部が注出口5aに連通すると共に外方に開口することになる。
また、取り外されたキャップ7を注出栓5に螺着して、図3に示されるように、容器本体3の開口を閉塞する場合には、キャップ7を螺着方向に回転させてキャップ7の開放端を容器本体3の口部3a側から底部側に向けて移動させる。この際、キャップ7の開放端は回り止め片23のテーパ面23aを押さえつけ、このテーパ面23aの押さえつけに伴って、回り止め片23が径方向内方に押し込まれて口部3aの外周面に突設された一方の係止部27に係止されることになる。
このため、キャップ7を注出栓5に螺着する際には、注出栓5がキャップ7の螺着方向に移動することが規制されることになる。すなわち、このキャップ7の螺着に際して注出栓5にキャップ7と供回りする力が作用しても、注出栓5がキャップ7と共に螺着方向に回転することを容易に防止できる。
なお、図2に示されるように、キャップ7を注出栓5から螺脱する際には、キャップ7の開放端による回り止め片23の押さえ込みが解除されるため、弾性ヒンジ部25の付勢力によって回り止め片23が口部3aの外周面から離間して係止部27,29に係止されなくなる。
そして、このキャップ7の螺脱に際しては、注出栓5にキャップ7と供回りする力が作用して注出栓5をキャップ7の螺脱方向に移動させようとするが、キャップ7の開放端が回り止め片23を径方向内方に押し込む位置に配されている限り、回り止め片23が他方の係止部29に係止されるため、結果として、注出栓5がキャップ7の螺脱方向に移動することはない。
また、キャップ7を注出栓5から螺脱した状態においては、上述したように、回り止め片23が係止部27,29に係止されなくなるため、キャップ7を注出栓5から取り外しておけば、注出栓5を螺脱方向に回転させることで容器本体3から容易に取り外すことができる。そして、肩カバー部材9はこの注出栓5に嵌着されているため、肩カバー部材9も注出栓5と共に容器本体3から容易に分離させることができる。
以上説明したように本実施形態に係る異種材組立容器1によれば、容器本体3及び肩カバー部材9の外周面に跨って印刷等の装飾が施されたとしても、キャップ7の螺着時に容器本体3及び肩カバー部材9が周方向に位置ずれすることを防止して、異種材組立容器1の意匠性低下を防止できる。また、肩カバー部材9も容器本体3から容易に分離させることができるため、肩カバー部材9及び容器本体3を容易に分別廃棄することができる。
また、回り止め片23にテーパ面23aを形成しておくことで、キャップ7の開放端が容器本体3の口部3a側から底部側に向かう移動を、回り止め片23を径方向内方側に移動させる力に効率よく変換することができる。
さらに、回り止め片23において、キャップ7の螺脱方向側の端部を貫通孔17cの周縁をなす注出栓5の周壁部に連結しておくことで、キャップ7の開放端で回り止め片23を押さえつける際に、この回り止め片23をキャップ7の開放端に引っ掛けることなく滑らかに径方向内方側に押し込むことができる。
また、キャップ7を注出栓5に螺着する際には、回り止め片23においてキャップ7の螺着方向側の端部が一方の係止部27に当接することになるため、回り止め片23が弾性ヒンジ部25と一方の係止部27とで挟み込まれる状態となる。すなわち、回り止め片23が一方の係止部27から受ける荷重を弾性ヒンジ部25全体で受けることができるため、この荷重に対する弾性ヒンジ部25の耐久性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態である異種材組立容器について説明したが、本発明の技術的範囲はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、注出天板部11に栓部材11bを設けると共にキャップ7に栓部材11bを容器本体3内部に押し込む開栓突起37を形成するとしたが、これらは特に設けなくても構わない。そして、この場合には、例えばバージンリング51を設けずに未開封の状態において上記実施形態と同様の易破断部を介してキャップ7及び肩カバー部材9が一体に成形されるとしてもよい。
また、例えば肩カバー部材9は、キャップ7と一体に成形せずに、注出栓5と一体に成形(固定)されるとしても構わない。
さらに、一方の係止部27において回り止め片23が当接する係止面は、図4に示すように口部3aの外周面に対して垂直に形成されることに限らず、例えば、径方向外方に向かうにしたがい漸次キャップ7の螺着方向(A方向)に傾斜する傾斜面に形成されるとしても構わない。この場合、キャップ7を注出栓5に螺着した際には、上述したように、回り止め片23が弾性ヒンジ部25と一方の係止部27とで挟み込まれた状態となるが、この状態からキャップ7を取り外してキャップ7の開放端による回り止め片23の押さえ込みが解除された際には、前述の挟み込みが解除されなくても、弾性ヒンジ部25の付勢力に基づいて、回り止め片23が弾性ヒンジ部25を軸として第2筒部17の外側に向けて容易に回動することができる。
また、回り止め片23の端面がテーパ面23aをなすとしたが、例えば回り止め片23の端面を押さえつけるキャップ7の開放端面が同様のテーパ面をなすとしてもよいし、回り止め片23の端面及びキャップ7の開放端面の両方がテーパ面をなすとしても構わない。
さらに、回り止め片23及びこれを係止する係止部27,29は、例えば第2筒部17の周方向に1つだけ設けられるとしても構わない。
また、注出栓5及びキャップ7の螺着方向及び螺脱方向は相互に逆向きに設定されるとしても構わない。
また、注出栓5は、容器本体3の口部3aに螺着されるとしたが、例えば、容器本体3の中心軸線O方向から容器本体3の口部3aに嵌め込んで取り付けられるとしても構わない。
さらに、注出栓5及びキャップ7は、例えば容器本体3と同じ材質によって形成されるとしてもよい。
肩カバー部材及び容器本体を容易に分別廃棄可能としながら、肩カバー部材及び容器本体の位置ずれに基づく意匠性の低下を防止することができる。
本発明の実施形態である異種材組立容器において、開封前の状態を示す要部拡大断面図である。 図1の異種材組立容器において、バージンリングを取り外した状態を示す要部拡大断面図である。 図1の異種材組立容器において、キャップを完全に螺着させた状態を示す要部拡大断面図である。 図3のC−C矢視断面図である。 図1の異種材組立容器において、回り止め片を第2筒部の外周面側から見た状態を示す拡大正面図である。
符号の説明
1 異種材組立容器
3 容器本体
3a 口部
3b 肩部
5 注出栓
5a 注出口
7 キャップ
9 肩カバー部材
17 第2筒部(周壁部)
23 回り止め片
23a テーパ面
25 弾性ヒンジ部
27,29 係止部
O 中心軸線

Claims (2)

  1. 有底状の容器本体と、この容器本体の口部に着脱可能に取り付けられた注出口を有する注出栓と、前記注出栓の外周面に螺着されるキャップと、前記容器本体とは異種の材質からなり、前記容器本体の肩部を覆う肩カバー部材と、を備え、
    この肩カバー部材は前記注出栓に固定され、
    前記注出栓の周壁部には、径方向外方に付勢されてこの周壁部の外周面に対して突出可能に連結された回り止め片が設けられ、
    前記キャップの開放端面、及び、回り止め片において前記容器本体の中心軸線に沿った方向における前記口部側の端面の少なくとも一方が、径方向外方に向かうにしたがい漸次前記容器本体の口部側から底部側に向けて傾斜するテーパ面をなし、
    取り外されたキャップを前記注出栓に螺着する際には、前記キャップの開放端が前記容器本体の口部側から底部側に移動しながら前記回り止め片を径方向内方に押し込んで前記口部の外周面に突設された係止部に係止することを特徴とする異種材組立容器。
  2. 前記回り止め片において前記キャップの螺脱方向側の端部が、この回り止め片を径方向外方に付勢する弾性ヒンジ部を介して前記注出栓の周壁部に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の異種材組立容器。
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