JP2008135961A - スピーカの固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジを用いずに、カメラの筐体の内壁面にスピーカを固定する。
【解決手段】デジタルカメラ10の筐体12内に、回路基板40及びLCD24が取り付けられる構造フレーム板42を設ける。筐体12の内壁面16bに、スピーカ36を位置決めする位置決め部49を形成する。この位置決め部49の嵌合穴49aに、スピーカ36の前面の凸部を嵌合させる。構造フレーム板42に板バネ50を一体形成する。板バネ50によりスピーカ36の背面を押圧して、スピーカ36を内壁面16bに押し付けて固定する。スピーカ36の固定にネジが不要になるため、ネジを用いずにスピーカ36を内壁面16bに固定することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、筐体の内壁面にスピーカを固定するスピーカの固定構造に関するものである。
近年、デジタルカメラとして、静止画撮影機能と、動画撮影機能と、動画とともに音声を記録できる音声記録機能とを備えているものが普及している。このようなデジタルカメラの筐体(カメラ本体)には、記録された音声を再生するためのスピーカが内蔵されている。スピーカは、各種制御回路が実装された回路基板にリード線などで接続されている。回路基板には、スピーカを駆動するスピーカ駆動回路が実装されており、このスピーカ駆動回路が音声データに基づきスピーカを駆動することで、音声が再生される。
これら筐体内に内蔵される回路基板やスピーカなどのうち、回路基板は筐体内に固定されている構造フレーム板に取り付けられる。これに対して、スピーカは、そのカバーフレームを筐体の内壁面にネジ止めすることで、筐体の内壁面に固定される(例えば特許文献1参照)。また、ネジ止めする代わりにスピーカ自体にバネ構造を持たせることで、そのバネ力によりスピーカを筐体の内壁面に押し付けて固定する方法も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−308170号公報 特開2005−286874号公報
ところで、上記特許文献1記載の方法では、スピーカを固定するためにカバーフレームやネジなどが必要になるのに加えて、ネジ止めの作業が必要になる。その結果、部品数及び組立工程数が増えてしまうため、製造コストが高くなるという問題がある。また、上記特許文献2記載の方法では、ネジやネジ止めの作業は不要となるが、スピーカ自体にバネ構造を持たせる必要がある。このため、汎用のスピーカを使用して製造コストを抑えることができないという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、部品数を増やすことなく汎用のスピーカを筐体の内壁面に固定可能にするスピーカの固定構造を提供することを目的とする。
本発明は、電子機器の筐体の内壁面にスピーカを固定するスピーカの固定構造において、前記筐体内に設けられ、前記筐体に内蔵される内蔵部品が取り付けられる構造フレーム板と、前記構造フレーム板に一体に形成され、前記内壁面のスピーカ固定位置に当接している前記スピーカの背面を押圧し、この押圧により前記スピーカを前記内壁面に押し付けて固定する板バネとを備えることを特徴とする。
前記内蔵部品は、前記構造フレーム板に略平行に取り付けられ、前記構造フレーム板に対向する面にグランド端子が形成されている回路基板であり、前記構造フレーム板及び前記板バネは、導電性材料で形成されるとともに、前記構造フレーム板には、前記グランド端子に当接する接点端子部が一体に形成されており、前記スピーカは、前記板バネ、前記構造フレーム板、及び前記接点端子部を介して前記グランド端子に接地されていることが好ましい。
前記接点端子部は、前記構造フレーム板の前記グランド端子に対向する部分を切り起こして形成されていることが好ましい。また、前記電子機器は、デジタルカメラであることが好ましい。
本発明は、構造フレームに一体に形成された板バネにより、スピーカを筐体の内壁面に押し付けて固定するようにしたので、このスピーカを固定する際にネジやネジ止め作業が不要になる。その結果、従来よりも電子機器の部品数及び組立工程数を減らすことができるので、電子機器の製造コストを抑えることができる。また、構造フレームに板バネを一体形成する場合には、スピーカの形状に合わせて板バネの形状や形成位置を変えることができる。その結果、どのような形状のスピーカでも固定することができる。これにより、汎用スピーカを用いることができるので、電子機器の製造コストを抑えることができる。
また、板バネ、構造フレーム板、及び接点端子部を介して、スピーカを回路基板のグランド端子に接地させるようにしたので、スピーカからリード線等を介して回路基板に静電気が流れて、回路基板に実装されている電子部品が故障或いは誤作動することが防止される。さらに、スピーカを接地させるための接地部材を別途設ける必要が無くなるため、同様に電子機器の部品数及び組立工程数を減らすことができる。
また、構造フレーム板の一部を切り起こして接点端子部を形成するようにしたので、新たな接点端子を設けることなく、スピーカ及び構造フレーム板を回路基板に接地させることができる。同様に電子機器の部品数及び組立工程数を減らすことができる。
図1及び図2に示すように、本発明を実施したデジタルカメラ10の筐体(カメラ本体)12は、前面カバー14と背面カバー16とから構成される。前面カバー14の前面には、段差部14aが設けられている。そして、この段差部14aには、撮影レンズ(図示せず)を保持するレンズ鏡筒18が設けられるとともに、スライドカバー20が取り付けられている。
スライドカバー20は、レンズ鏡筒18を隠す不使用位置(図示せず)と、レンズ鏡筒18を露出される使用位置(図1参照)との間でスライド移動自在に段差部14aに取り付けられている。このスライドカバー20の前面には、スライドカバー20が使用位置にあるときにストロボ発光部22を露出させる開口窓20aが形成されている。
また、このスライドカバー20は、電源スイッチとして用いられる。スライドカバー20が使用位置にあるときはデジタルカメラ10の電源がONされ、スライドカバー20が使用位置から不使用位置に向けてスライドされるとデジタルカメラ10の電源はOFFされる。
背面カバー16には、液晶表示装置(以下、単にLCDという)24と、操作部26とが設けられている。LCD24は、スルー画像、メモリカード(図示せず)等に記録されている画像、各種メニュー画面を表示する。操作部26は、撮像レンズ(ズームレンズ)をワイド側、テレ側に変倍するズーム操作ボタン28、LCD24にメニュー画面を表示させる際や選択内容を決定する際に操作される操作ボタン30、メニュー画面内でカーソルを移動させる十字キー32などから構成される。
筐体12(前面カバー14)の上面には、レリーズボタン34などが設けられている。このレリーズボタン34は、2段階押しのスイッチである。LCD24による被写体のフレーミングの後に、レリーズボタン34が軽く押圧(半押し)されると、露出条件の決定(AE)、自動焦点調整(AF)などの各種撮影準備処理が施される。この状態でレリーズボタン34がもう1度強く押圧(全押し)されると、決定された露出条件の下で一回の撮影が行われる。
筐体12(背面カバー16)の一方の側面16aには、後述するスピーカ36(図3参照)から出力される音声を外部に出力するための放音孔38が形成されている。なお、図示は省略するが、筐体12の他方の側面には、動画記録時に音声を記録するための集音孔及びマイクが設けられているとともに、筐体12の底面には、バッテリ挿入口やメモリカード挿入口を覆う底面カバーが設けられている。
図3に示すように、筐体12内には、前面カバー14から背面カバー16に向かって回路基板40、構造フレーム板42、LCD44が順に設けられている。なお、図面の煩雑化を防止するため、レンズ鏡筒18や撮像素子(CCD)などの撮影機構、バッテリが収納される収納部、操作ボタン30や十字キー32などが配置された操作検知用基板などの各種部品は図示を省略している。
回路基板40は、前面及び背面カバー14,16に略平行な平板状に形成されている。この回路基板40には、図示は省略するが、例えば、デジタルカメラ10の各部の動作を統括的に制御するCPU、制御プログラムが記憶されているROM、作業メモリとなるRAM、撮像素子から出力される撮像信号に各種画像処理を施す画像処理回路、スピーカ駆動回路などが実装されている。そして、回路基板40は、構造フレーム板42の前面カバー14側(以下、単に前面側という)に取り付けられている。
構造フレーム板42は、回路基板40に略平行な金属板であり、その外周は凹凸形状に形成されている。この構造フレーム板42は、筐体12内に図示しないネジ等を用いて固定される。そして、構造フレーム板42の前面側には、上述したように回路基板40が取り付けられるとともに、その背面カバー16側(以下、単に背面側という)には、LCD24が取り付けられる。
また、構造フレーム板42は、その外周に一体形成された突出片を前面側或いは背面側に屈曲したり、フレームの一部分を前面側或いは背面側に切り起こしたりすることで形成された複数の支持片46を有している。そして、各支持片46が、回路基板40やLCD24の外周に当接することで、両者をガタが生じることなく位置決めすることができる。
スピーカ36は、動画撮影時に記録された音声などを再生するためのものである。このスピーカ36は、回路基板40にリード線48で接続されており、回路基板40上のスピーカ駆動回路(図示せず)により駆動される。図4に示すように、スピーカ36は、ネジ等を用いることなく、筐体12の側面(側壁部)16aの内壁面16b上に固定される。より具体的には、スピーカ36は、内壁面16b上のスピーカ固定位置(放音孔38の開口位置)に固定される。この際に、本実施形態のスピーカ固定位置には、スピーカ位置決め用の位置決め部49が一体に形成されている。
位置決め部49は、スピーカ36の前面の凸部36aが嵌合し、且つ上述の放音孔38に連通した嵌合孔49aを有している。従って、本実施形態では、スピーカ36は、その凸部36aが嵌合孔49aに嵌合されて位置決めされた状態で、スピーカ固定位置に固定される。以下、図4〜図6を用いて、本発明のスピーカ36の固定構造について詳しく説明を行う。なお、各図中では、図面の煩雑化を防止するために、LCD24、回路基板40、構造フレーム板42は簡略化して表示している。
本実施形態では、構造フレーム板42の内壁面16bに対向する側の端部42aが、位置決め部49にセットされたスピーカ36の側面に略対向する位置まで延びている(図4参照)。そして、この構造フレーム板42の端部42aに、スピーカ36の背面36bを押圧する略長板状の板バネ50が一体形成されている(図5参照)。なお、図4中の符号51は、LCD24の表示画面を露出させるための開口部であり、符号52は、LCD24の表示画面を保護する保護カバーである。
板バネ50を一体形成する方法は各種方法を用いてよい。例えば、構造フレーム板42をプレス加工等で形成する際に、その端部42aに構造フレーム板42に平行な長板状の突出片を一体形成して、この突出片をスピーカ36側に屈曲させることで、略長板状の板バネ50を一体形成することができる(図5参照)。この板バネ50は、構造フレーム板42が筐体12内に固定された時に、上述のスピーカ固定位置とほぼ同じ高さに位置し、さらに、バネ先端部が前面カバー14の近傍まで延びるように形成されている(図6参照)。
上述の形状・形成位置の板バネ50を構造フレーム板42と一体形成することで、スピーカ36を位置決め部49にセットしたときに、板バネ50がスピーカ36の背面36bにより押圧されて、内壁面16bから遠ざかる方向に弾性変形される。これにより、逆に板バネ50が弾性変形量に応じたバネ力でスピーカ36の背面36bを押圧する(図4及び図6参照)。その結果、スピーカ36は、板バネ50の押圧によって内壁面16bに押し付けられて固定される。
次に、スピーカ36を接地させる接地構造について説明を行う。スピーカ36は、周知のように、振動板(図示せず)により空気を振動させることで音声を出力する。このため、スピーカ36は、振動板或いはスピーカ自体の振動により静電気を帯びやすいという問題がある。また、特にスピーカ36のフレームが金属材料で形成されている場合には、静電気を帯びた使用者の指を放音孔38に近づけたときに、指を介して静電気がスピーカ36に流れるおそれがある。このように、スピーカ36が静電気を帯びたり、指を介してスピーカ36に静電気が流れたりすると、静電気がリード線38を介して回路基板40に流れて、回路基板40に実装されている電子部品が故障或いは誤作動するおそれがある。
そこで、図4、図7、図8に示すように、本実施形態では、上述の金属材料(導電性材料)で形成された構造フレーム板42及び板バネ50を介して、スピーカ36を回路基板40に接地させる。
具体的には、回路基板40の構造フレーム板42に対向する背面40aにグランド端子(接地端子)56を形成する。このグランド端子56としては、回路基板40の背面40a側に形成されたグランド配線パターン(図示せず)が用いられる。このグランド配線パターンはソルダーレジスト層58(図7参照)で覆われている。従って、このレジスト層58に開口窓58aを形成することで、グランド配線パターンの開口窓58aより露出される部分がグランド端子56となる(図7参照)。
また、構造フレーム板42のグランド端子56と対向する部分には、このグランド端子56に当接する接点端子部60が形成されている(図4及び図8参照)。本実施形態では図示は省略しているが、回路基板40の背面40aには各種電子部品が実装されているため、回路基板40と構造フレーム板42との間にはスペースが設けられている。このため、本実施形態では、接点端子部60を略L字形状に形成している。
上述の接点端子部60を形成する方法は、各種方法を用いてよい。例えば、構造フレーム板42のクランド端子56と対向する部分に、略コ字形状(略U字形状でも可)の切り込み部62(図8参照)を形成する。これにより、一端部のみが構造フレーム板42の他の部分と一体化されている切片部が形成される。次いで、この切片部を構造フレーム板42(グランド端子56)側に略90°屈曲させる。つまり、この切片部は、構造フレーム板42のクランド端子56と対向する部分をグランド端子56側に切り起こして形成される。そして、切片部の先端部がグランド端子56に当接するように、切片部の先端部をさらに略90°屈曲させることで、略L字形状の接点端子部60が形成される(図8参照)。
このように本実施形態では、構造フレーム板42の一部を切り起こして形成された接点端子部60を回路基板40のグランド端子56に当接させることで、構造フレーム板42及び板バネ50が接点端子部60を介してグランド端子56(回路基板40)に接地される。上述したように、スピーカ36の背面36bには板バネ50が当接しているため、スピーカ36は、板バネ50、構造フレーム板42、及び接点端子部60を介してグランド端子56に接地される(図4参照)。なお、構造フレーム板42は、複数箇所で回路基板40に接地されていてもよい。
以上のように、本実施形態では、構造フレーム板42に板バネ50を一体形成する、つまり、構造フレーム板42に板バネ構造を持たせることで、スピーカ36をネジ止めすることなく筐体12の内壁面16bに固定することができる。その結果、ネジやネジ止め作業が不要になるため、従来よりも部品数及び組立工程数を減らすことができる。これにより、デジタルカメラ10の製造コストを抑えることができる。また、構造フレーム板42に板バネ構造を持たせた場合には、スピーカの形状に合わせて板バネの形状や形成位置を変えることで、どのような形状のスピーカでも固定することができる。その結果、汎用スピーカを使用することができるので、同様にデジタルカメラ10の製造コストを抑えることができる。
また、板バネ50、構造フレーム板42、及び接点端子部60を介して、スピーカ36をグランド端子56(回路基板40)に接地させるようにしたので、スピーカ36からリード線38を介して回路基板40に静電気が流れて、この回路基板40に実装されている電子部品が故障或いは誤作動することが防止される。また、構造フレーム板42の一部を切り起こして接点端子部60を形成しているので、デジタルカメラ10の部品数を増やすことなくスピーカ36及び構造フレーム板42を接地させることができる。
なお、上記実施形態では、位置決め部49にセットされたスピーカ36の背面36bを板バネ50により押圧して固定する場合を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図9及び図10に示すデジタルカメラ61のように、スピーカホルダ62に保持されているスピーカ36の背面36bを板バネ50により押圧して固定するようにしてもよい。
スピーカホルダ62は、上述の位置決め部49と同様に、スピーカ36の位置決めを行うためのものである。このスピーカホルダ62は、平板状のベース63と、ベース63上に設けられた2本の保持爪64と、ベース63に形成された位置決め用スリット66とから構成される。
保持爪64は、ベース63との間にスピーカ36を弾性的に挟持して、スピーカ36をベース63上に保持する。なお、ベース63には、このベース63上に保持されているスピーカ36に対向する位置に放音孔63aが形成されている(図10参照)。
位置決め用スリット66には、筐体12の内壁面16bに設けられた位置決めピン68(図9参照)が係合される。この位置決め用スリット66は一端が外部に開いている。そして、位置決め用スリット66の他端に位置決めピン68が当接した時に、保持されているスピーカ36が上述のスピーカ固定位置に位置決めされるように、位置決め用スリット66の形状・形成位置と、位置決めピン68の形成位置とが調整されている。
スピーカホルダ62のセット作業は、スピーカホルダ62にスピーカ36を取り付けた後、このスピーカホルダ62を、その位置決め用スリット66の他端に位置決めピン68が当接するように内壁面16bにセットするだけよい。従って、上述の位置決め部49(図4参照)の代わりにスピーカホルダ62を用いた場合でも、スピーカ36の位置決めを容易に行うことができる。
この場合には、板バネ50がスピーカ36の背面36bを押圧することで、スピーカ36及びスピーカホルダ62が一体に内壁面16bに押し付けられて固定される。これにより、スピーカ36またはスピーカホルダ62を筐体12の内壁面16bにネジ止めすることなく、両者を一体に内壁面16bに固定することができる。また、スピーカ36やスピーカホルダ62の形状に関わり無く、両者の固定を行うことができる。
なお、上記実施形態では、組立時にスピーカ36の位置決めを行うために、位置決め部49を形成したり、スピーカ36をスピーカホルダ62に取り付けたりしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スピーカ36を筐体12の内壁面16b(スピーカ固定位置)に直接当接させた状態で、板バネ50によりスピーカ36の背面36bを押圧させるようにしてもよい。
この場合には、組立時にスピーカ36の位置決めに手間が掛かるという問題が生じる。また、例えばデジタルカメラを落とした時の衝撃でスピーカ36の位置がずれるおそれがある。従って、上述の位置決め部49やスピーカホルダ62を用いてスピーカ36を固定することが好ましい。
また、上記実施形態のように位置決め部49やスピーカホルダ62を用いてスピーカ36の位置決めを行う代わりに、板バネ自体にスピーカ36を位置決めしつつ保持可能なホルダ構造を持たせるようにしてもよい。この場合には、例えば、板バネをスピーカ36よりも幅広に形成するとともに、この板バネの一部を切り起こしてスピーカ36を板バネの他の部分との間に挟持する保持爪を形成すればよい。また、板バネにスピーカ36の後面の凸部が嵌合する嵌合孔を形成してもよい。
なお、上記実施形態では、板バネ50は略長板状に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、スピーカ36の背面36bを押圧可能であれば、その形状は特に限定されない。また、接点端子部60の形状も特にL字形状には限定されず、回路基板40のグランド端子56に当接可能であれば、その形状は特に限定されない。また、構造フレーム板42の形状も平板状に限定はされず、例えば枠形状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、スピーカ36を回路基板40(グランド端子56)に接地させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、筐体12またはその一部が金属材料で形成されている場合には、構造フレーム板42に筐体12の金属部分に当接する接点端子部を一体形成することで、スピーカ36を筐体12に接地させるようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、スピーカ36を筐体側面の内壁面16bに固定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、スピーカ36が筐体12の前面、上面、底面、背面の各内壁面に固定される場合でも、同様に本発明を適用することができる。この場合には、スピーカ固定位置に応じて、構造フレーム板42に一体形成される板バネの形成位置・形状を変えればよい。
また、上記実施形態では、図示は省略されているが、デジタルカメラ10の筐体12の内壁面には、集音用のマイクも固定される。従って、マイクもスピーカ36と同様に、構造フレーム板42に一体形成された板バネにより筐体12の内壁面に押し付けて固定してもよい。さらに、スピーカやマイク以外の筐体内壁面に固定される各種部品(例えばストロボ発光部22など)も同様に、構造フレーム板42に一体形成された板バネにより固定するようにしてもよい。このように、構造フレーム42に一体形成された板バネにより固定可能な部品数が増えるほど、部品のネジ止め作業を減らすことができるので、デジタルカメラの部品数及び組立工程数をより減らすことができる。
なお、上記実施形態では、デジタルカメラを例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話機、PDA、パーソナルコンピュータ等の筐体にスピーカが内蔵されている各種電子機器に本発明を適用することができる。
デジタルカメラの正面斜視図である。 デジタルカメラの背面図である。 デジタルカメラの分解斜視図である。 図2中のIV−IV線に沿う断面図である。 構造フレームに一体形成された板バネを拡大して表示した拡大図である。 図2中のVI−VI線に沿う断面図である。 回路基板のグランド端子を構造フレーム側から見た拡大図である。 構造フレームに一体形成された接点端子部を回路基板側から見た拡大図である。 スピーカをスピーカホルダに取り付けた他の実施形態のデジタルカメラの断面図である。 図9中のX−X線に沿う断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 筐体
14 前面カバー
16 背面カバー
16a 側面
16b 内壁面
24 液晶表示装置(LCD)
36 スピーカ
36b 背面
38 放音孔
40 回路基板
40a 背面
42 構造フレーム板
49 位置決め部
50 板バネ
56 グランド端子
60 接点端子部
62 スピーカホルダ

Claims (4)

  1. 電子機器の筐体の内壁面にスピーカを固定するスピーカの固定構造において、
    前記筐体内に設けられ、前記筐体に内蔵される内蔵部品が取り付けられる構造フレーム板と、
    前記構造フレーム板に一体に形成され、前記内壁面のスピーカ固定位置に当接している前記スピーカの背面を押圧し、この押圧により前記スピーカを前記内壁面に押し付けて固定する板バネとを備えることを特徴とするスピーカの固定構造。
  2. 前記内蔵部品は、前記構造フレーム板に略平行に取り付けられ、前記構造フレーム板に対向する面にグランド端子が形成されている回路基板であり、
    前記構造フレーム板及び前記板バネは、導電性材料で形成されるとともに、前記構造フレーム板には、前記グランド端子に当接する接点端子部が一体に形成されており、
    前記スピーカは、前記板バネ、前記構造フレーム板、及び前記接点端子部を介して前記グランド端子に接地されていることを特徴とする請求項1記載のスピーカの固定構造。
  3. 前記接点端子部は、前記構造フレーム板の前記グランド端子に対向する部分を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項2記載のスピーカの固定構造。
  4. 前記電子機器は、デジタルカメラであることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のスピーカの固定構造。
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