JP2018141827A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Osamu Hayashi
修 林
暁 安富
Akira Yasutomi
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Abstract

【課題】絞りユニットをレンズ鏡筒内部に固設する際、歪みを生じさせることなく簡単な構成で容易に固設することができる構造のレンズ鏡筒を提供する。【解決手段】レンズ鏡筒1において、絞りユニット19と、絞りユニットが設けられる第1の枠部材25と、第1の枠部材に固定され絞りユニットを第1の枠部材に向けて押圧し絞りユニットを第1の枠部材に固定保持する弾性部材20とを具備する。【選択図】図1

Description

この発明は、絞りユニット等の構成ユニットを内部に固設して具備するレンズ鏡筒に関するものである。
従来、撮像光学系により結像された光学像を撮像素子等を用いて画像信号として取得するデジタルカメラ等の撮像装置が一般に実用化され広く普及している。
この種の撮像装置においては、複数の光学レンズを組み合わせて構成され被写体の光学像を結像させる撮像光学系と、この撮像光学系の一部の光学レンズ群を光軸に沿う方向において進退移動させる駆動機構と、上記撮像光学系を透過する光量の調節を行う絞りユニット又はシャッターユニット等を具備して構成されるレンズ鏡筒を備えているのが普通である。
一般に、従来の撮像装置等に適用されるレンズ鏡筒において、絞りユニット等は、当該レンズ鏡筒の内部における固定部分に対して、例えばビス等を用いて固設されているのが普通である。このようなレンズ鏡筒における構成例は、例えば特開2000−35528号公報等によって、従来一般に開示されている。
上記特開2000−35528号公報等によって開示されているレンズ鏡筒は、内部にシャッター兼絞りユニットを備えている。このレンズ鏡筒において、当該シャッター兼絞りユニットは、当該レンズ鏡筒の筒状固定部材における内壁面に設けられた張り出し部に対してビスによって固設されている。
特開2000−35528号公報
ところが、上記特開2000−35528号公報等によって開示されている形態のように、レンズ鏡筒において、絞りユニット等を内部固定部分にビス止め固定する構成のものは、ビスを締結する際に生じる回転トルクによって、当該絞りユニット等の外装筐体に対し歪みを生じさせるおそれがある。当該絞りユニットの内部には、例えば絞り羽根等の可動部材が、狭い空間内において所定の動作を確実に行うことができるように配設されている。
したがって、レンズ鏡筒を組み立てるのに際し、当該レンズ鏡筒の内部固定部分に絞りユニット等をビス止め固定する際に、その外装筐体等に歪みが生じてしまうと、当該絞りユニットの内部空間が変形し、これに起因して当該絞りユニットにおける絞り羽根等の所定の動作を阻害してしまうことがある。そうして、当該絞り羽根等の円滑な駆動が阻害されると、結果的に、適正な露出調整を行うことができず、よって、確実で適切な撮像結果としての撮像画像を得ることができないという問題点が生じる。
そこで、従来においては、レンズ鏡筒の内部に絞りユニット等をビス止め固定する際に、当該絞りユニット等の歪みを抑えるために、例えばビスを弱い力量で締結させる等の工夫が行われていた。
しかしながら、所定の構成ユニット(ここでは絞りユニット等)を固定部部分に対してビス止め固定する場合、必要な締結力によらなければ、当該構成ユニット(絞りユニット等)の固定状態を、常に確実に確保することができない。したがって、必要な締結力によらない弱い力量での締結のままでは、例えば、装置の使用中においてレンズ鏡筒としての機能に支障が発生することもあり得るという問題点が常にある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、絞りユニット等をレンズ鏡筒の内部の所定の部位に固定し配設するのに際し、ビス止め固定を伴う固定手段を用いながら、ビス等による回転トルクによって絞りユニット等に歪みを生じさせることがなく、かつレンズ鏡筒の内部の所定の固定部位に対して絞りユニット等の所定の構成ユニットを簡単な構成で容易に固設することができる構造のレンズ鏡筒を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様のレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒において、絞りユニットと、上記絞りユニットが設けられる第1の枠部材と、上記第1の枠部材に固定され、上記絞りユニットを上記第1の枠部材に向けて押圧し、上記絞りユニットを上記第1の枠部材に固定保持する弾性部材と、を具備した。
本発明によれば、絞りユニット等をレンズ鏡筒の内部の所定の部位に固定し配設するのに際し、ビス止め固定を伴う固定手段を用いながら、ビス等による回転トルクによって絞りユニット等に歪みを生じさせることがなく、かつレンズ鏡筒の内部の所定の固定部位に対して絞りユニット等の所定の構成ユニットを簡単な構成で容易に固設することができる構造のレンズ鏡筒を提供することができる。
本発明の一実施形態のレンズ鏡筒を分解して示す要部分解斜視図 本発明の一実施形態のレンズ鏡筒において、光軸を含む面で切断した拡大縦断面図 図1のレンズ鏡筒のうち一部の構成ユニット(図1の符号[3]で示す部分)を取り出して示す要部分解斜視図 図1のレンズ鏡筒において、内部構成ユニットを示すために外装の一部を切り欠いて示す断面図 図4の矢印符号[5]からみた際の平面図 図4の矢印符号[6]で示される部位を拡大して示す要部拡大断面図 図1のレンズ鏡筒において、絞りユニットを固定するための弾性部材(シボリユニットオサエイタ)のみを取り出して示す拡大斜視図。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、各図面に記載された各構成要素の数量や各構成要素の形状や各構成要素の大きさの比率や各構成要素の相対的な位置関係等に関して、図示の形態のみに限定されるものではない。
[一実施形態]
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す図である。このうち、図1は、本発明の一実施形態のレンズ鏡筒を分解して示す要部分解斜視図である。図2は、本発明の一実施形態のレンズ鏡筒において、光軸を含む面で切断した拡大縦断面図である。
図3は、本実施形態のレンズ鏡筒のうち一部の構成ユニット(図1の符号[3]で示す部分)を取り出して示す要部分解斜視図である。図4は、本実施形態のレンズ鏡筒において、内部構成ユニットを示すために外装の一部を切り欠いて示す断面図である。なお、図4においては、図面の煩雑化を避けるために撮像光学系等の一部の構成ユニットを省略して図示している。図5は、図4の矢印符号[5]からみた際の平面図である。図6は、図4の矢印符号[6]で示される部位を拡大して示す要部拡大断面図である。図7は、本実施形態のレンズ鏡筒において、絞りユニットを固定するための弾性部材(シボリユニットオサエイタ)のみを取り出して示す拡大斜視図である。
本発明の一実施形態は、例えば複数の光学レンズによって形成される光学像を固体撮像素子を用いて光電変換し、これによって得られる画像信号を静止画像又は動画像を表わすデジタル画像データに変換し、こうして生成されたデジタルデータを記憶媒体に記録し、また記憶媒体に記録されたデジタル画像データに基いて静止画像又は動画像を表示装置に再生表示し得るように構成される撮像装置等に適用されるレンズ鏡筒を例示するものである。
また、本発明の一実施形態は、撮像装置本体に対してレンズ鏡筒が着脱自在に構成されるいわゆるレンズ交換式カメラに適用されるレンズ鏡筒を例示している。本発明は、この形態のレンズ鏡筒に限られることはなく、例えば撮像装置本体とレンズ鏡筒とが一体に構成されたいわゆるレンズ一体型カメラに対しても同様に適用することができる。
なお、本実施形態において、レンズ鏡筒における撮像光学系の光軸を符号Oで表すものとする。このレンズ鏡筒の光軸Oに沿う方向において、被写体に対向する面を前面というものとし、マウント部のある面を後面というものとする。
本実施形態のレンズ鏡筒を構成する各構成ユニットのそれぞれは、基本的には、従来一般に実用化されているレンズ鏡筒と略同様の構成からなる。したがって、従来のレンズ鏡筒と同様の構成を有する部材については、その詳細説明を省略し、本実施形態の特徴となる構成(絞りユニットの固定構造)のみを詳述するものとする。
本実施形態のレンズ鏡筒1は、図1,図2に示すように、前面装飾リング11と、フード取付リング12と、前側外装リング13と、1群レンズ枠A14と、1群レンズ枠B15と、第1レンズ群31等を含む前側ユニット群と、外装筒16と、レンズ基板29(図1不図示;図2参照)と、レンズ側マウント部17と、接点保持リング18と、絞りユニット19と、シボリユニットオサエイタ(弾性部材)20(図1参照;図2不図示)と、フォーカスリング21と、2群レンズ枠22,3群レンズ枠23,4群レンズ枠24(図1不図示;図2参照)と、第1の枠部材であり固定部材である内部固定筒25(図1不図示;図2参照)と、第2レンズ群32,第3レンズ群33,第4レンズ群34(図1不図示;図2参照)等を含む後側ユニット群等によって主に構成されている。
上記前面装飾リング11は、フード取付リング12の前面に対して両面テープ26(図1参照)等の接合部材を用いて固設されている。また、フード取付リング12は、前側外装リング13の前面に対して複数のビス27a(図1参照)を用いてビス止め固定されている。そして、前側外装リング13は、内部固定筒25の前面側に所定の手段によって固設されている。
1群レンズ枠A14及び1群レンズ枠B15は、複数の光学レンズからなり、当該レンズ鏡筒1の前面寄りに配設される第1レンズ群31を固定保持する保持枠部材である。1群レンズ枠A14は、内部固定筒25の内壁面の固定部に対して複数のビス27b(図1参照)を用いてビス止め固定されている。また、1群レンズ枠B15も同様に、内部固定筒25の内壁面の固定部に対して複数のビス27c(図1参照)を用いてビス止め固定されている。
そして、上記前側ユニット群を構成する各構成ユニットは、当該レンズ鏡筒1の前面側に取り出すことができるようになっている。換言すると、当該レンズ鏡筒1を組み立てる際には、上記前側ユニット群を構成するこれらの各構成ユニットを当該レンズ鏡筒1の前面側から順次所定の順番で挿入し、所定の部分にて組み付けるような形態としている。
内部固定筒25は、外面にフォーカスリング21が回転自在に配設される筒状部材である。外装後筒16は内部固定筒の光軸方向の後方の外周に取り付けられる。この内部固定筒25の内部には、シボリユニットオサエイタ(弾性部材)20(図1参照;図2不図示)と、絞りユニット19と、2群レンズ枠22,3群レンズ枠23,4群レンズ枠24(図1不図示;図2参照)の各枠部材に保持される第2レンズ群32,第3レンズ群33,第4レンズ群34(図1不図示;図2参照)等が配設されている。また、上記内部固定筒25の後面には、レンズ基板29と、レンズ側マウント部17と、接点保持リング18等が固設されている。
レンズ側マウント部17は、内部固定筒25の後面の固定部に対して複数のビス27e(図1参照)を用いてビス止め固定されている。また、接点保持リング18は、内部固定筒25の後面の固定部に対して複数のビス27f(図1参照)を用いてビス止め固定されている。
2群レンズ枠22は、複数の光学レンズからなる第2レンズ群32を固定保持する保持枠部材である。同様に、3群レンズ枠23は、複数の光学レンズからなる第3レンズ群33を固定保持する保持枠部材である。そして、4群レンズ枠24は、光学レンズからなる第4レンズ群34を固定保持する保持枠部材である。
なお、上記3群レンズ枠23は、不図示の駆動原及び駆動機構によって光軸Oに沿う方向に進退移動することができるように構成されている。即ち、上記第3レンズ群33は、例えばフォーカシング動作を行うための可動レンズ群である。
上記絞りユニット19は、撮像光学系を透過する光量の調節を行う構成ユニットである。そのために、上記絞りユニット19は、図3等に示すように、略円形状の開口を有し、全体として略円環形状に形成された構成ユニットである。この絞りユニット19は、上記円形開口の中心軸が撮像光学系の光軸Oと略一致するように配設されている。
上記絞りユニット19の内部には、複数の絞り羽根(不図示)が設けられている。これら複数の絞り羽根(不図示)は、絞り駆動モータ28によって駆動される。この絞り駆動モータ28は、当該絞りユニット19の前面側の所定の位置に配設されている。
また、上記絞りユニット19は、上記絞り駆動モータ28によって駆動される絞り羽根(不図示)の位置を検出する位置検出センサ(PI;フォトインタラプタ等)等の電気的構成部品を有している。したがって、絞りユニット19からは、これら電気的構成部品と、撮像装置本体(不図示)とを電気的に接続するためのフレキシブルプリント基板30が延出している。
このフレキシブルプリント基板30は、絞りユニット19から当該レンズ鏡筒1の後方に向けて延出しており、その先端は、レンズ基板29上に実装されたコネクタ29a(図2参照)に接続されている。
レンズ基板29には、接点保持リング18に設けられている複数の電気接点(不図示)が接続されている。この接点保持リング18の電気接点(不図示)は、当該レンズ鏡筒1が撮像装置(不図示)に対して互いのマウント部を介して連結されたとき、当該撮像装置側の電気接点(不図示)と接触することで、レンズ鏡筒1と撮像装置(不図示)との間で電気的な接続が確立されるように構成されている。
したがって、上記絞りユニット19から延出されるフレキシブルプリント基板30は、撮像装置側からの出力信号(絞り駆動モータ28を駆動するための駆動制御信号等)や駆動電力等を受けると共に、絞りユニット19側から撮像装置(不図示)側へと位置検出センサ(不図示)等の出力信号を送信したりするのに利用される。
このように構成された上記絞りユニット19は、内部固定筒25の内部に、光軸方向の前方から後方に向って挿入された後、後面側の所定の部位が、上記内部固定筒25(第1の固定部材)の光軸方向で内部の略中央にあり、光軸と直交する面を有する当接部位25a(図2,図6参照)に当接して位置決めされた状態で配設される。
この場合において、上記絞りユニット19は、弾性部材であるシボリユニットオサエイタ20の弾性力によって、前面側から後面側に向けて押し付けられることによって、当該外装後筒16内の所定の位置に固設される。
このときシボリユニットオサエイタ20は、内部固定筒25の内壁面の固定部25b(図6参照)に対して複数のビス27dによってビス止め固定されている。
これにより、上記絞りユニット19は、内部固定筒25の光軸方向で内部の略中央にある当接部位25aとシボリユニットオサエイタ20(の腕状梁部20aの先端凸球部20b;詳細後述;図6参照)によって挟持された形態で固設されている。
上述したように、上記シボリユニットオサエイタ20は、内部固定筒25(第1の枠部材)に固定されており、図3〜図6等に示すように、上記絞りユニット19を上記内部固定筒25(第1の枠部材)に向けて押圧することで、当該絞りユニット19を上記内部固定筒25(第1の枠部材)に固定保持する弾性部材である。
ここで、上記シボリユニットオサエイタ20は、図3〜図7等に示すように、弾性を有する薄板形状の部材(例えば金属製薄板部材等)によって全体として略円環形状(リング状)に形成されている。また、当該シボリユニットオサエイタ20は、そのリング状の一部分(具体的には外周縁の所定の部位)から円周方向に向けて延出される複数の腕状梁部20aを有している。この複数の腕状梁部20aは、本実施形態においては三個設けた例を示す。この場合において、上記複数の腕状梁部20aは、円周方向に略等間隔となる位置にそれぞれ配設されている。そして、上記複数の腕状梁部20aの自由端の各先端部には、先端凸球部20bがそれぞれに形成されている。また、上記複数の腕状梁部20aの各基端部近傍には、貫通孔20dがそれぞれに形成されている。この貫通孔20dは、当該シボリユニットオサエイタ20を上記内部固定筒25に対して固定する際のビスを挿通させる孔である。つまり、当該貫通孔20dは、当該シボリユニットオサエイタ20の固定部であり、上記各腕状梁部20aの支点となる。
そして、上述したように、絞りユニット19を、上記内部固定筒25(第1の固定部材)の光軸方向で内部の略中央にある当接部位25a(図2,図6参照)に当接して位置決めした状態で、上記シボリユニットオサエイタ20を、上記内部固定筒25に対してビス固定する。
このとき、上記シボリユニットオサエイタ20の各腕状梁部20aの各先端部の各先端凸球部20bは、絞りユニット19の前面側に設けられた各平面当接部位19aに当接する。この状態で、上記腕状梁部20aは、自身の弾性力によって上記絞りユニット19を上記内部固定筒25(第1の枠部材)に向けて光軸Oに沿う方向において押圧するように構成されている。
なお、本実施形態におけるシボリユニットオサエイタ20の構成例としては、完全なリング状の形態ではなく、リング状の一部を切り欠いて切欠部20cを設けることで、全体として略C字状に形成した形態を例示している。本実施形態において、シボリユニットオサエイタ20の形状を、このようにしているのは、次のような理由による。
即ち、本実施形態のレンズ鏡筒1において、上記シボリユニットオサエイタ20によって押圧される絞りユニット19は、その前面側の所定の位置(図5の符号19cで示す所定の範囲内の領域)に絞り駆動モータ28等の電気的構成部品を有して構成されている。ここで、絞りユニット19において、図5の符号19cで示す領域を「モータ等配置領域」というものとする。
一方、上記シボリユニットオサエイタ20は、上記絞りユニット19の前面側の所定の複数箇所(本実施形態では三箇所)に当接することで、当該絞りユニット19を光軸Oに沿う方向において押圧するように構成している。
このような理由により、本実施形態においては、シボリユニットオサエイタ20と、絞りユニット19の前面側に設けられる構成部材とが干渉することを避けるために、上記シボリユニットオサエイタ20に切欠部20cを設けている。
したがって、シボリユニットオサエイタ20に設けた切欠部20cは、必ずしも必要な構成ではなく、シボリユニットオサエイタ20の形態としては、切欠部のない円環形状(リング状)としてもよい。
このように構成された本実施形態のレンズ鏡筒1においては、通常の手順によって後側ユニット群を組み立てた後、内部固定筒25の前面側の開口から絞りユニット19を落とし込むように挿入し、当該絞りユニット19の後面側の所定の部位を、内部固定筒25(第1の固定部材)の光軸方向で内部の略中央にある当接部位25a(図2,図6参照)に当接させて位置決めした状態で配設する。
次いで、シボリユニットオサエイタ20を内部固定筒25の前面側の開口から挿入し、当該シボリユニットオサエイタ20の各腕状梁部20aの各先端部の各先端凸球部20bを、絞りユニット19の前面側の各平面当接部位19aにそれぞれ当接させた状態とする。この状態で、シボリユニットオサエイタ20を上記内部固定筒25に対してビス27dによってビス固定する。
これにより、シボリユニットオサエイタ20の腕状梁部20aの各先端部の各先端凸球部20bは、自身の弾性力によって絞りユニット19の前面側の各平面当接部位19aを内部固定筒25(第1の枠部材)の前面に向けて光軸Oに沿う方向において押圧する。したがって、絞りユニット19は、内部固定筒25に対して固定される。
その後、1群レンズ枠B15,1群レンズ枠A14,前側外装リング13,フード取付リング12,上記前面装飾リング11の順に、前側ユニット群を組み付ける。これにより、当該レンズ鏡筒1の組み立ては完了する。
一方、本実施形態のレンズ鏡筒1において、内部構成ユニット、例えば絞りユニット19のメンテナンスを行うといった場合には、レンズ鏡筒1の前面側から前側ユニット群の各構成ユニットを組み立て時とは逆順で取り外す。つまり、レンズ鏡筒1において、上記前面装飾リング11,フード取付リング12,前側外装リング13,1群レンズ枠A14,1群レンズ枠B15の順に内部固定筒25から取り外す。
その後、シボリユニットオサエイタ20のビス27dによるビス止め固定を解除して、当該シボリユニットオサエイタ20を内部固定筒25から取り外せば、絞りユニット19は容易に取り外すことができる。
以上説明したように上記一実施形態のレンズ鏡筒1によれば、内部に絞りユニット19を固定保持するためのシボリユニットオサエイタ20を設けて構成している。この場合において、絞りユニット19は、上記シボリユニットオサエイタ20と、当該レンズ鏡筒1の内部固定部材であり第1の枠部材である内部固定筒25との間に挟持されるように配設している。
そして、上記シボリユニットオサエイタ20の複数の腕状梁部20aの各基端部近傍を内部固定筒25に固定すると共に、同シボリユニットオサエイタ20の複数の腕状梁部20aの各先端部の各先端凸球部20bを、絞りユニット19の前面側の各平面当接部位19aに当接させている。
この構成により、シボリユニットオサエイタ20の複数の腕状梁部20aの弾性力が光軸Oに沿う方向において後方に向けて絞りユニット19を押圧する。したがって、絞りユニット19は、所定の固定部に対してビスを用いて直接ビス止め固定されることがなく、よって、絞りユニット19に歪みを生じさせることなく、当該絞りユニット19をレンズ鏡筒1の内部の所定の固定部位に対して確実かつ容易に、簡単な構成で固定保持することができる。
また、レンズ鏡筒1において、絞りユニット19より前側の各構成ユニット群(前側ユニット群)は、当該レンズ鏡筒1の前面側の開口から順次取り外し、組み付けることができるように構成している。したがって、これにより、組み立てや分解の手順を単純化することができ、製造時やメンテナンス時の作業性の向上に寄与することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
本発明は、撮像機能に特化した撮像装置に適用されるレンズ鏡筒のみに限られることはなく、撮像機能を備えたその他の形態の電子機器、例えばデジタルカメラ,ムービーカメラ,携帯電話,スマートフォン,電子手帳,電子辞書,携帯情報端末,パーソナルコンピュータ,タブレット型端末機器,ゲーム機器,テレビジョン受像器,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器等、各種の撮像機能付き電子機器のレンズ鏡筒に対して広く適用することができる。
さらに、光学レンズによる光学像を受けて撮像素子を用いて画像を取得して、その取得画像を表示装置を用いて表示する機能を有する電子機器、例えば望遠鏡,双眼鏡,単眼鏡,顕微鏡等の観察用機器におけるレンズ鏡筒対しても同様に適用することができる。
また、内視鏡,顕微鏡のような産業用若しくは医療用の観察機器等のほか、監視カメラや車載用カメラ等の撮像装置におけるレンズ鏡筒に対しても、本発明は全く同様に適用することができる。
これらに加えてさらに、例えば透過型液晶表示装置等を用いて画像を拡大投影する投影型画像表示装置等におけるレンズ鏡筒に対しても同様に、本発明を適用することは、容易にできる。
1……レンズ鏡筒,
11……前面装飾リング,
12……フード取付リング,
13……前側外装リング,
14……1群レンズ枠A,
15……1群レンズ枠B,
16……外装後筒,
17……レンズ側マウント部,
18……接点保持リング,
19……絞りユニット,
19a……平面当接部位,
19c……モータ等配置領域,
20……シボリユニットオサエイタ,
20a……腕状梁部,
20b……先端凸球部,
20c……切欠部,
20d……貫通孔,
21……フォーカスリング,
22……2群レンズ枠
23……3群レンズ枠,
24……4群レンズ枠,
25……内部固定筒,
25a……当接部位,
25b……内壁面の固定部,
26……両面テープ,
27a,27b,27c,27d,27e,27f……ビス,
28……絞り駆動モータ,
29……レンズ基板,
29a……コネクタ,
30……フレキシブルプリント基板,
31……第1レンズ群,
32……第2レンズ群,
33……第3レンズ群,
34……第4レンズ群,

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒において、
    絞りユニットと、
    上記絞りユニットが設けられる第1の枠部材と、
    上記第1の枠部材に固定され、上記絞りユニットを上記第1の枠部材に向けて押圧し、上記絞りユニットを上記第1の枠部材に固定保持する弾性部材と、
    を具備したことを特徴としたレンズ鏡筒。
  2. 上記弾性部材は、リング状に形成され、そのリング状の一部分から延ばされた腕状梁部を有し、この腕状梁部が上記絞りユニットを上記第1の枠部材に押圧することを特徴とした請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 上記弾性部材は、リング状の一部が切り欠かれて全体として略C字状に形成されていることを特徴とした請求項2記載のレンズ鏡筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7398837B1 (ja) 2022-12-06 2023-12-15 i-PRO株式会社 レンズユニット
WO2024014106A1 (ja) * 2022-07-14 2024-01-18 マクセル株式会社 レンズユニット、カメラモジュール、撮像システムおよび移動体

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