JP2006217473A - 固体撮像素子の取付構造とこれを用いたレンズ装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省スペースでありながら容易にアオリ調整を行なうことができる固体撮像素子の取付構造を提供する。
【解決手段】 下部鏡筒32の第1収納部53にCCDイメージセンサ18を収納し、下面を保持板61で押圧する。CCDイメージセンサ18の上に第1〜第3の調整部品46,47を組み込み、保持突起46c,47cを第1調整面18bに当接させ、斜面46f,47fを第1溝68に挿入し、調整突起68a,68bに当接させる。調整部品46,47を溝68に沿って移動させると、調整突起68a,68bと斜面46f,47fとの当接状態が変化し、調整部品46,47が上下方向に移動する。保持突起46c,47cがCCDイメージセンサ18の第1調整面18bを押圧することにより、アオリが調整される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、固体撮像素子のアオリ調整を行なえるようにした固体撮像素子の取付構造と、これを用いたレンズ装置及び撮像装置とに関する。
撮影レンズで結像した被写体像をCCD等の固体撮像素子で撮像し、これによって得た撮像信号をデジタルの画像データに変換してメモリ等に記憶するデジタルカメラが普及している。このデジタルカメラの中には、撮影光路中にプリズムを組み込んで光路を屈曲させた屈曲光学系のレンズ装置を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。この屈曲光学系レンズ装置を用いたデジタルカメラによれば、ズームレンズやフォーカスレンズ等をカメラ前面から突出させることなく移動させることができるため、デジタルカメラの薄型化を図ることができる。
デジタルカメラの製造時には、撮像レンズの光軸に対して固体撮像素子の受光面の中心を合せ、かつレンズ光軸に対して受光面が垂直になるように固体撮像素子がレンズ鏡筒に取り付けられる。しかし、固体撮像素子やレンズ鏡筒等の各部品の寸法バラツキにより、各部品を組み立てただけでは、レンズ光軸に対して固体撮像素子の受光面が傾いた状態となる。デジタルカメラの撮影画質は、撮像レンズや固体撮像素子、画像処理の性能等の他、固体撮像素子の取付精度にも影響される。そのため、従来は、固体撮像素子に複数のネジやバネからなるアオリ調整機構を設け(例えば、特許文献2参照)、固体撮像素子をレンズ鏡筒に取り付けたあとで、固体撮像素子の受光面の角度、いわゆるアオリを調整していた。
特開平09−211287号公報 特開2003−134383号公報
しかし、従来のアオリ調整機構は、固体撮像素子の外形寸法を大型化してしまい、固体撮像素子が組み込まれるデジタルカメラ等の小型化を阻害していた。また、アオリ調整機構の部品点数が多いため、固体撮像素子をコストアップさせる要因ともなっていた。更に、屈曲光学系では、固体撮像素子が最下部に配置されるため、固体撮像素子の下面側からネジを回転させて調整を行なうのが難しいという問題もあった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、省スペースでありながら容易にアオリ調整を行なうことができる固体撮像素子の取付構造と、これを利用したレンズ装置及び撮像装置とを提供する。
上記課題を解決するために、本発明の固体撮像素子の取付構造は、保持部品と固体撮像素子との間に、略楔形状の調整部品が移動できるように組み込まれている。調整部品を保持部品と固体撮像素子との間で移動させると、その楔形状により保持部品と固体撮像素子との間の調整部品の厚みが変化するため、固体撮像素子の調整部品が組み込まれている部分が光軸方向に移動する。これにより、固体撮像素子の受光面の角度が変化されるため、アオリの調整が可能となる。
上記取付構造のより具体的な構成は、固体撮像素子が受光面側から収納される収納部が設けられた保持部品と、収納部内に設けられ、固体撮像素子の受光面の周囲に設けられた調整面に対面する位置に配置された複数の調整突起と、保持部品と固体撮像素子との間に組み込まれ、一方の面に調整突起と当接する斜面が、反対側の面に調整面に当接する保持突起がそれぞれ設けられ、かつ斜面が設けられている方向に沿って移動自在とされた複数の調整部品と、固体撮像素子を背面側から押圧して保持部品に押し付ける保持板とから構成されている。この構成において、調整部品を斜面の方向に沿って移動させると、斜面と調整突起との当接状態の変化により調整部品がレンズ光軸方向に移動し、保持板によって保持突起に押し付けられている固体撮像素子は、調整部品の移動に合せてレンズ光軸方向で移動する。これにより、受光面の角度が変化されるため、アオリの調整が可能となる。
上記取付構造の更により具体的な構成は、保持部品と、収納部内に設けられ、固体撮像素子の受光面の両側方に設けられた調整面に対面する位置に配置され、両端が保持部品の外面まで貫通された第1溝及び第2溝と、第1溝と第2溝との底面にそれぞれ形成された第1調整突起と第2調整突起、及び第3調整突起と、第1溝内と第2溝内にそれぞれ組み込まれる第1調整部品と第2調整部品、及び第3調整部品と、保持板とから構成されている。第1〜第3調整部品は各溝内で移動されるため、斜面と調整突起との当接状態が安定する。各調整部品を溝内で移動させると、各調整部品がレンズ光軸方向に移動し、保持板によって保持突起に押し付けられている固体撮像素子は、調整部品の移動に合せてレンズ光軸方向で移動する。3つの調整部品を使用するため、バランスよく受光面の角度を変化させ、アオリを調整することができる。
また、調整部品の端部に調整つまみを設けることにより、調整部品の移動が行ないやすくなる。この調整つまみは、調整後に調整部品から分離されるように構成されているため、調整つまみにより固体撮像素子周辺のスペースが狭くなることはない。また、調整部品の端部に、調整治具挿入用の穴を設けてもよい。
本発明のレンズ装置は、固体撮像素子と、この固体撮像素子の受光面に被写体像を結像する撮像レンズと、この撮像レンズと固体撮像素子とを保持するレンズ鏡筒とを備えており、保持部品としてレンズ鏡筒を使用し、上述した固体撮像素子の取付構造を用いている。これにより、レンズ装置の固体撮像素子においても、受光面のアオリを適切に調整することができる。また、このレンズ装置を撮像装置に組み込むことにより、撮像装置の小型化も向上する。
本発明によれば、アオリを調整するための機構を固体撮像素子の面積内にほぼ納めることができるほど小型化することができるので、固体撮像素子の取付部、及びこの固体撮像素子が取り付けられるレンズ装置及び撮像装置の小型化を図ることができる。また、アオリを調整するための機構が、実質的に調整部品のみで構成することができるため、部品点数の減少によるローコスト化、簡略化による信頼性向上などの効果を得ることができる。更に、固体撮像素子の横方向から調整を行なうことができるため、固体撮像素子の背面が下方を向く屈曲光学系であっても、調整が非常に行ないやすくなる。
図1及び図2に本発明を実施したデジタルカメラの外観を示す。デジタルカメラ2の前面には、その中央上部にストロボ光を照射するストロボ発光部3が設けられ、その横には撮影開口4が設けられている。撮影開口4からはデジタルカメラ2の内部に配されたレンズ装置5のレンズが露呈される。上面には電源ボタン6とレリーズボタン7とを配している。レリーズボタン7を押圧操作することにより、1フレーム分の静止画の撮影が行われ、この撮影で得られる画像データがデジタルカメラに装着されたメモリカード8(図3参照)に記録される。
図2に示すように、デジタルカメラ2の背面には、LCD(液晶ディスプレイ)10、ズームタイプのレンズ装置5を望遠側、広角側にズーミング(変倍)させるズームボタン11、デジタルカメラ2の各種操作及び設定を行うカーソルボタン12を配してある。LCD10に表示されるメニューを見ながらカーソルボタン12を操作して指示を与えることで、撮影モードと再生モードの切替え、ストロボ発光のオン/オフなどの各種設定を行うことができる。
LCD10は、撮影モード下では、撮影中の被写体像を動画のスルー画像として表示し、ユーザはこのスルー画像を観察することで撮影範囲を知ることができる。また、再生モード下では、メモリカード8に記録されている画像を選択してLCD10に表示することができる。
上記デジタルカメラ2の電気的構成を図3に示す。CPU15は、レリーズボタン7,ズームボタン11,カーソルボタン12からの操作信号に基づいて、デジタルカメラ2の各部を制御する。CPU15は、ROM15a,RAM15bを内蔵している。ROM15aには、撮影シーケンスなど各種シーケンスのプログラムを格納してあり、このプログラムにしたがってCPU15は各部を制御する。RAM15bは、CPU15が各種シーケンスを制御する際の作業用メモリとして用いられる。
駆動回路17は、レンズ装置5に組み付けられたズームやピント調節用のモータ、シャッタ装置のアクチュエータ等をCPU15の制御下で駆動する。固体撮像素子であるCCDイメージセンサ18は、その受光面にレンズ装置5を透過した被写体光が入射し、その被写体像をアナログの撮影信号に変換して出力する。この例では、CCDイメージセンサ18を用いて撮影を行うが、イメージセンサとしては、これに限らず、例えばCMOS型のイメージセンサを用いてもよい。
信号処理部19は、撮影モード下では、撮影信号に対してノイズ除去、増幅,画像データへの変換処理を行ってから、ホワイトバランス、γ補正を行い、処理済みの画像データを順次にLCDドライバ21に送る。これにより、撮影中の被写体像がスルー画像としてLCD10に表示される。撮影モード下でレリーズボタン7が押圧操作されると、信号処理部19は、その直後の撮影で得られる1フレーム分の画像データをデータ圧縮した後にインタフェース回路22を介してメモリカード8に記録する。なお、記録媒体としては、メモリカードに限らず、各種のものを用いることができ、またデジタルカメラ2の内部メモリに画像データを記録してもよい。
再生モード下では、インタフェース回路22によってメモリカード8から画像データを読み出し、信号処理部19で各種処理を施してからLCDドライバ21に送る。これにより、メモリカード8に記録されている画像がLCD10に表示される。
信号処理部19には,画像データに基づいて被写体輝度の検出と、画像データのコントラストの検出とを行う回路を備えており、検出した被写体輝度とコントラストの情報をそれぞれCPU15に送る。CPU15は、信号処理部19からの被写体輝度情報に基づいてシャッタ速度,絞りを制御し、コントラスト情報に基づいてピント調節の制御を行う。
図4にレンズ装置5の外観を、また図5にレンズ装置5の断面を示す。レンズ装置5は、プリズムを用いた屈曲光学系となっている。この屈曲光学系を用いることによって、デジタルカメラ2の厚みを薄くしている。レンズ装置5は、上部ユニット23と、下部ユニット24と、上部ユニット23と下部ユニット24との間に組み付けられたシャッタユニット25とからなり、これらはネジ等によって一体化されている。
上部ユニット23は、上部鏡筒26と、この上部鏡筒26に組み付けられた第1レンズ群27〜第4レンズ群30,ズームモータ31、プリズム36等からなる。上部鏡筒26は、下部ユニット24の下部鏡筒32とともにレンズ装置5の鏡筒を構成する。
最も物体側に配される第1レンズ群27は、1枚のレンズ27aから構成される。このレンズ27aは、後述するようにレンズ枠33に保持された状態で、上部鏡筒26の上部に設けられたプリズム収納部34の前面に取り付けられ、撮影開口4から外部に露呈される。第1レンズ群27の背面、この例ではレンズ27aの背面には、撮影と無関係な光を遮断するための遮光板35を配してある。なお、第1レンズ群27を1枚のレンズから構成しているが、複数枚のレンズで構成してもよい。また、第1レンズ群の複数枚のレンズの間に遮光板を配してもよい。
プリズム収納部34には、光入射面36aと光射出面36bとが直交するプリズム36を組み付けてあり、プリズム36は、光入射面36aが遮光板35を挟んで第1レンズ27aを臨むように配されている。このプリズム36は、レンズ27aから光入射面36aに入射する被写体光を90度折り曲げて、光射出面36bから射出する。すなわち、このプリズム36によって、レンズ装置5の光路を90度屈曲させてある。
第2レンズ群28は、2枚のレンズ28a,28bからなり、レンズホルダ37に保持されて、プリズム36の光射出面36bの直下に固定してある。第3レンズ群29は、3枚のレンズ29a〜29cから構成してあり、これらがレンズホルダ38によって保持されている。このレンズホルダ38は、ズームモータ31によって、レンズ装置5の光軸に沿って、すなわち上下に移動する。この第3レンズ群29の移動によって、ズーミングが行われる。第4レンズ群30は、1枚のレンズ30aから構成されている。このレンズ30aは、レンズホルダ39に保持されて上部鏡筒26の下部に固定されている。
下部ユニット24は、下部鏡筒32と、この下部鏡筒32に組み付けられた第5レンズ群41,ピント調節用モータ(図示省略)等からなる。第5レンズ群41は、3枚のレンズ41a〜41cから構成され、各レンズ41a〜41cをレンズホルダ42で保持している。このレンズホルダ42は、ピント調節用モータによって、レンズ装置5の光軸に沿って上下に移動する。この第5レンズ群41の移動によって、ピント調節が行われる。
下部鏡筒32の下部には、固体撮像素子であるCCDイメージセンサ18が組み付けられ、その受光面には、上記のように構成される第1〜第5レンズ群27〜30,41によって被写体像が結像される。このCCDイメージセンサ18と第5レンズ群41の間には、モアレや擬色の発生を防止するための光学ローパスフィルタ(OLPF)43が配されている。
図6は、CCDイメージセンサ18の下部鏡筒32への取付構造を示す分解斜視図である。CCDイメージセンサ18は、板状に形成されており、上面には被写体像が結像される受光面18aが設けられている。また、受光面18aの両側方には、CCDイメージセンサ18のアオリ調整に用いられる第1〜第3の調整部品46〜48が当接される第1,第2の調整面18b,18cが設けられている。CCDイメージセンサ18の下面には、CCDイメージセンサ18を信号処理部19やCPU15に接続するフレキシブルプリント基板(FCP)50が取り付けられている。
CCDイメージセンサ18を保持する保持部品である下部鏡筒32の下面には、CCDイメージセンサ18が組み込まれる凹状の第1収納部53と、この第1収納部53に連なって設けられ、OLPF43が組み込まれる第2収納部54とが設けられている。第2収納部54には、OLPF43とCCDイメージセンサ18の受光面18aとを露呈させる開口55が設けられている。
CCDイメージセンサ18の受光面18aとOLPF43との間には、両者の間を密封するパッキング58が挟み込まれる。このパッキング58は、CCDイメージセンサ18とOLPF43とに密着できるようにゴム等の弾性材によって形成され、中央にはCCDイメージセンサ18の受光面18aを露呈させる開口58aが形成されている。このパッキング58により、CCDイメージセンサ18の上部が封止されることにより、受光面18a上に塵芥が付着するのが防止される。
下部鏡筒32の下部には、金属製の薄板で形成された保持板61が2本のネジ62と、下部鏡筒32に設けられた一対の爪部63に係合される係合片64とによって取り付けられる。保持板61のCCDイメージセンサ18の底面に対する面には、上方に向かって突出された3個の凸部65が設けられており、これらの凸部65がCCDイメージセンサ18の下面に当接して押圧することによって、CCDイメージセンサ18とOLPF43とが収納部53,54内で保持される。
下部鏡筒32の第1収納部53内であって、CCDイメージセンサ18の第1,第2調整面18b,18cの上部には、第1〜第3調整部品46〜48が組み込まれる。図7(A)〜(C)に示すように、第1〜第3調整部品46〜48は、CCDイメージセンサ18の調整面18b,18cと平行に形成された板条の基板部46a〜48aと、これらの基板部46a〜48aの上面に垂直に立設された略楔形状のカム部46b〜48bと、基板部46a〜48aの下面に形成された保持突起46c〜48cと、基板部46a〜48aの一端部に薄肉部46d〜48dを介して一体に形成された調整つまみ46e〜48eとから構成されている。各カム部46b〜48bには、該カム部46b〜48bを略楔形状にする斜面46f〜48fが形成されており、各保持突起46c〜48cは、これらの斜面46f〜48fの下方に配置されている。また、第3調整部品48の保持突起48cは、第2調整面18cの長手方向の中央近傍に当接する位置に設けられている。
下部鏡筒32の長手方向の断面図である図8に示すように、第1収納部53内には、第1調整部品46及び第2調整部品47と第3調整部品48の各カム部46b〜48bがそれぞれ挿入される第1溝68及び第2溝69が形成されている。また、図8のA−A断面を表す図9に示すように、第1溝68内には、第1,第2調整部品46,47の各カム部46b,47bの斜面46f,47fに当接する第1,第2調整突起68a,68bが形成されている。なお、詳しくは図示しないが、第2溝69内には第3調整部品48のカム部48bの斜面に当接する第3調整突起が設けられている。下部鏡筒32の側面には、第1溝68,第2溝69に連設され、第1〜第3調整部品46〜48の各調整つまみ46e〜48eが突出される切欠68c,69cが形成されている。
第1〜第3調整部品46〜48は、下部鏡筒32の外側に突出された調整つまみ46e〜48eを用いて、第1溝68及び第2溝69をガイドとして第1収納部53内で移動される。例えば、各調整部品46〜48を下部鏡筒32内に押し込むように移動させると、各調整部品46〜48の斜面46f〜48fと調整突起68a,68bとの当接により、調整部品46〜48は下方に移動される。調整部品46〜48が下方に移動されると、保持突起46c〜48cに当接しているCCDイメージセンサ18も下方に移動される。このように、各調整部品46〜48の移動量を変えることによって、CCDイメージセンサ18の受光面18aの角度が変化されるため、アオリ調整が可能となる。
なお、第1〜第3調整部品46〜48は、受光面18aとOLPF43との間を封止するパッキング58の外側に配置されているため、第1〜第3調整部品46〜48によって、パッキング58による受光面18aの保護に悪影響が及ぶことはない。また、図10に示すように、各調整部品46〜48の調整つまみ46e〜48eは、CCDイメージセンサ18のアオリ調整後に薄肉部46d〜48dから破断されて調整部品46〜48から分離されるため、デジタルカメラ2への連像装置5の組込時に邪魔になることはない。
シャッタユニット25は、上部ユニット23と下部ユニット24の間に配されている。シャッタユニット25には、アクチュエータ73で駆動されるシャッタ装置75が内蔵されており、そのシャッタ装置75の絞り羽根を兼ねたシャッタ羽根が上部鏡筒26と下部鏡筒32の間の光路を開閉する。撮影モード下では、CPU15の制御の下でシャッタ装置75は、被写体輝度に応じた絞りとなるようにシャッタ羽根によって形成される開口径を調節し、レリーズボタン7の押圧操作に応答して静止画撮影を行うと、スメアの発生を防止するために、その直後に光路を閉じてCCDイメージセンサ18への光の入射を阻止する。
次に、上記構成の作用について説明する。CCDイメージセンサ18のアオリ調整は、レンズ装置5の組立完了後に行なわれる。例えば、レンズ装置5は、ズームモータ31,ピント調整用モータ,アクチュエータ73,CCDイメージセンサ18等を制御する制御回路と、CCDイメージセンサ18で撮像した画像をモニタに表示する表示回路等を備えた検査装置にセットされる。次に、予め用意された調整用の撮像パターン等をレンズ装置5で撮像して、その撮像された画像をモニタに表示し、このモニタの画像を見ながら各調整部品46〜48の調整つまみ46e〜48eを操作して各調整部品46〜48を下部鏡筒32内で移動させる。CCDイメージセンサ18は、第1,第2調整面18b,18c上にバランスよく配置された3個の調整部品46〜48によって、各部が光軸方向に移動されるため、受光面18aの角度が任意に変化されてアオリが調整される。
アオリの調整後には、各調整部品46〜48の調整つまみ46e〜48eが薄肉部46d〜48dから破断されて分離される。これにより、レンズ装置5をデジタルカメラ2に組み込む際に、調整つまみ46e〜48eの突出が邪魔になることはない。なお、アオリ調整後には、下部鏡筒32の切欠68c,69cから接着剤を注入して、各調整部品46〜48を下部鏡筒32内で固定してもよい。
以上のようにして、レンズ装置5が完成する。完成したレンズ装置5は、デジタルカメラ2の製造工程に送られ、デジタルカメラ2の内部に組み付けられる。レンズ装置5は、固体撮像素子のアオリを調整する機構によって大型化されてはいないため、デジタルカメラ2の薄型化に寄与することができる。
また、上記実施形態では、調整つまみ46e〜48eによって調整突起46〜48を移動させるようにしたが、図11示すように、調整部品80の後端80aを長くして下部鏡筒81の側面から突出させ、この後端80aに調整用の治具82が挿入される穴80bを形成してもよい。これによれば、調整部品80の移動を治具によって行なうことができるため、調整がより行ないやすくなり、自動化への対応も容易となる。また、治具82との係合は小さな穴80bによって行なうことができるので、調整部品80が大型化することはない。
また、上記実施形態では、屈曲光学系を有するデジタルカメラ2を例に説明したが、通常の光学系を有するデジタルカメラでのCCDイメージセンサの取付構造にも適用することができる。更に、デジタルカメラ以外の撮像装置のCCDイメージセンサの取付構造にも適用することができる。
本発明を実施したデジタルカメラを正面側から見た外観形状を示す斜視図である。 デジタルカメラを背面側から見た外観形状を示す斜視図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 レンズ装置の外観形状を示す斜視図である。 レンズ装置の光路を示す断面図である。 下部鏡筒へのCCDイメージセンサの取付構造を示す分解斜視図である。 第1〜第3調整部品の構成を示す外観斜視図である。 CCDイメージセンサの取付構造を示す断面図である。 第1調整部品,第2調整部品によるアオリ調整状態を示す断面図である。 第1調整部品の調整つまみの分離状態を示す外観斜視図である。 本発明の別の実施形態の調整部品を示す断面図である。
符号の説明
2 デジタルカメラ
5 レンズ装置
18 CCDイメージセンサ
24 下部ユニット
32 下部鏡筒
43 光学ローパスフィルタ
46 第1調整部品
47 第2調整部品
48 第3調整部品
46a〜48a 基板部
46b〜48b カム部
46c〜48c 保持突起
46d〜48d 薄肉部
46e〜48e 調整つまみ
46f〜48f 斜面
53 第1収納部
54 第2収納部
58 パッキング
61 保持板
68 第1溝
68a,68b 調整突起
69 第2溝

Claims (8)

  1. 固体撮像素子が受光面側から取り付けられる保持部品と、
    固体撮像素子を背面側から押圧して保持部品に押し付ける保持板とを備えた固体撮像素子の取付構造において、
    前記保持部品と固体撮像素子との間には、略楔形状とされた調整部品が該保持部品と固体撮像素子との間で移動できるように少なくとも一つ組み込まれていることを特徴とする固体撮像素子の取付構造。
  2. 固体撮像素子が受光面側から収納される収納部が設けられた保持部品と、
    前記収納部内に設けられ、固体撮像素子の受光面の周囲に設けられた調整面に対面する位置に配置された複数の調整突起と、
    前記保持部品と固体撮像素子との間に組み込まれ、一方の面に調整突起と当接する斜面が、反対側の面に調整面に当接する保持突起がそれぞれ設けられ、かつ斜面が設けられている方向に沿って移動自在とされた複数の調整部品と、
    前記固体撮像素子を背面側から押圧して保持部品に押し付ける保持板とを備えたことを特徴とする固体撮像素子の取付構造。
  3. 固体撮像素子が受光面側から収納される収納部が設けられた保持部品と、
    前記収納部内に設けられ、固体撮像素子の受光面の両側方に設けられた第1調整面及び第2調整面に対面する位置にそれぞれ配置され、両端が保持部品の外面まで貫通された第1溝、及び第2溝と、
    第1溝の底面に形成された第1調整突起及び第2調整突起と、
    第2溝の底面に形成された第3調整突起と、
    前記第1溝内に組み込まれ、一方の面に第1調整突起と当接する斜面が、反対側の面に第1調整面に当接する保持突起がそれぞれ設けられ、かつ第1溝をガイドとして移動自在とされた第1調整部品と、
    前記第1溝内に組み込まれ、一方の面に第2調整突起と当接する斜面が、反対側の面に第1調整面に当接する保持突起がそれぞれ設けられ、かつ第1溝をガイドとして移動自在とされた第2調整部品と、
    前記第2溝内に組み込まれ、一方の面に第3調整突起と当接する斜面が、反対側の面に第2調整面に当接する保持突起がそれぞれ設けられ、かつ第2溝をガイドとして移動自在とされた第3調整部品と、
    前記固体撮像素子を背面側から押圧して保持部品に押し付ける保持板とを備えたことを特徴とする固体撮像素子の取付構造。
  4. 前記調整部品の端部に、調整部品を保持部品と固体撮像素子との間で移動させる際に使用される調整つまみを設け、この調整つまみは、調整後に該調整部品から分離されることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の固体撮像素子の取付構造。
  5. 前記調整部品の端部に、調整部品を保持部品と固体撮像素子との間で移動させる際に調整用の治具が挿入される穴が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の固体撮像素子の取付構造。
  6. 固体撮像素子と、この固体撮像素子の受光面に被写体像を結像する撮像レンズと、この撮像レンズと固体撮像素子とを保持するレンズ鏡筒とを備えたレンズ装置において
    請求項1ないし5いずれか記載の固体撮像素子の取付構造を用い、かつ前記保持部品としてレンズ鏡筒を用いたことを特徴とするレンズ装置。
  7. 前記レンズ装置は、プリズムが組み込まれて光路が屈曲された屈曲光学系であることを特徴とする請求項6記載のレンズ装置。
  8. 請求項6または7記載のレンズ装置を用いたことを特徴とする撮像装置。
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