JP2008135330A - 燃料電池収納方法、および、燃料電池ケース - Google Patents

燃料電池収納方法、および、燃料電池ケース Download PDF

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Abstract

【課題】接続部材が配設された燃料電池を、燃料電池ケースに収納する場合において、接続部材と外部部材との接続の作業性を向上させつつ、燃料電池ケースの容積拡大を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】燃料電池を燃料電池ケースに収納する燃料電池収納方法であって、開口部を備え中空な第1ケース構成部材、および、第1ケース構成部材の開口部を塞ぐための蓋であって所定の孔部を備える第2ケース構成部材、から成る燃料電池ケースと、燃料電池と、をそれぞれ用意する。燃料電池ケースの外部にある所定部材と接続される接続部材を、燃料電池に配設する。接続部材が配設された燃料電池を、第1ケース構成部材に開口部から挿入し、接続部材が開口部から飛び出すように第1ケース構成部材内に配置する。燃料電池を挿入後、第2ケース構成部材の孔部に接続部材を通して、第1ケース構成部材の開口部に、第2ケース構成部材を取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池を収納するための燃料電池ケースに関する。
燃料電池には、反応ガスや冷媒を燃料電池に給排するための給排管や、燃料電池に対する配線などの部材が配設される。燃料電池を車載する場合など、燃料電池を所定の場所に設置する場合には、給排管や配線などをそれぞれ2つに分け、一方の部材を燃料電池と接続させ、他方の部材を設置場所に予め配置し、その設置場所にて、それらを接続するようにしている。以下では、給排管や配線などにおいて、燃料電池側の部材を接続部材とも呼び、設置場所側の部材を外部部材とも呼ぶ。
ところで、上記のように、燃料電池を所定の場所に設置する場合において、燃料電池の保護などのため燃料電池を燃料電池ケースに収納する。この場合には、燃料電池に接続部材を配設し、それを燃料電池ケースに収納後、設置場所において、接続部材と外部部材とを接続する。
接続部材が配設された燃料電池を燃料電池ケースに収納する技術として、例えば、以下の技術が知られている。この技術では、燃料電池ケースを、凹状のケース(以下では、凹状ケースとも呼ぶ)と、凹状ケースの開口部の蓋となるケース蓋とに分けるようにしている。そして、接続部材が配設された燃料電池を、開口部が鉛直方向上向きとなるように配置された凹状ケースに、その開口部を介して全体を収納し、その後、凹状ケースの開口部にケース蓋を被せ、燃料電池ケースに収納するようにしている(下記特許文献1参照)。
特開2002−165309号公報
しかしながら、上述の技術では、接続部材全体が燃料電池ケース内に収納された状態となり、接続部材と外部部材との接続は、燃料電池ケース内で行なう必要があり、その接続作業が困難となるおそれがあった。また、この場合、燃料電池ケース内で、接続部材と外部部材とが接続されるため、その接続のための作業領域の確保が必要となり、その結果、燃料電池ケースの容積拡大が必要となるおそれがあった。このように燃料電池ケースの容積が拡大してしまうと、例えば、燃料電池を車載する場合など、設置場所などが制限されるおそれがあり、利便性に欠けるおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、接続部材が配設された燃料電池を、燃料電池ケースに収納する場合において、接続部材と外部部材との接続の作業性を向上させつつ、燃料電池ケースの容積拡大を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の燃料電池収納方法では、
燃料電池を燃料電池ケースに収納する燃料電池収納方法であって、
(A)開口部を備え中空な第1ケース構成部材、および、前記第1ケース構成部材の前記開口部を塞ぐための蓋であって所定の孔部を備える第2ケース構成部材、から成る前記燃料電池ケースと、前記燃料電池と、をそれぞれ用意する工程と、
(B)前記燃料電池ケースの外部にある所定部材と接続される接続部材を、前記燃料電池に配設する工程と、
(C)前記接続部材が配設された前記燃料電池を、前記第1ケース構成部材に前記開口部から挿入し、前記接続部材が前記開口部から飛び出すように前記第1ケース構成部材内に配置する工程と、
(D)前記燃料電池を挿入後、前記第2ケース構成部材の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の前記開口部に、前記第2ケース構成部材を取り付ける工程と、を備えることを要旨とする。
上記構成の燃料電池収納方法によれば、接続部材が配設された燃料電池を、燃料電池ケースに収納した場合において、接続部材と外部部材との接続の作業性を向上させつつ、燃料電池ケースの容積拡大を抑制することができる。
上記燃料電池収納方法において、
前記工程(C)は、前記燃料電池を所定の場所に支持した状態で、前記第1ケース構成部材を移動させることにより、前記燃料電池を前記第1ケース構成部材の前記開口部から内部に挿入するようにしてもよい。このようにすれば、燃料電池を燃料電池ケースに収納するための作業性を向上させることができる。
上記燃料電池収納方法において、前記工程(B)は、前記燃料電池に、前記燃料電池の運転に用いられる補助装置を配設する工程を含み、前記工程(C)は、前記補助装置が、前記第1ケース構成部材の開口部から飛び出さないように配置する工程を含むようにしてもよい。このようにすれば、燃料電池ケース内に燃料電池と共に補助装置を収納することができる。
上記燃料電池収納方法において、前記接続部材は、前記燃料電池に反応ガスを給排するための反応ガス給排管、前記燃料電池に冷媒を給排するための冷媒給排管、または、前記燃料電池に対する配線、の少なくともいずれか一つを含むようにしてもよい。
上記燃料電池収納方法において、前記工程(C)は、前記第1ケース構成部材の前記開口部を水平方向に向けて配置する工程と、前記燃料電池を、前記第1ケース構成部材の開口部から前記水平方向に沿って挿入する工程と、を含むようにしてもよい。このようにすれば、接続部材を第2ケース構成部材の孔部に通しやすくすることができる。
上記燃料電池収納方法において、前記工程(C)前において、前記第1ケース構成部材の前記開口部を水平方向に向けて配置する工程と、水平に配置後、前記燃料電池ケースの前記第1ケース構成部材の上面部に、前記燃料電池ケースを所定の外部装置に配置する場合に前記燃料電池ケースを支持するための支持部材を配設する工程と、を備えるようにしてもよい。このようにすれば、支持部材を容易に第1ケース構成部材に配設する(取り付ける)ことができる。
上記燃料電池収納方法において、
前記工程(D)後において、前記燃料電池ケースの上面部に配設された前記支持部材が、前記燃料電池ケースの下面部にくるように、前記燃料電池が収納された前記燃料電池ケースを反転させる工程を備えるようにしてもよい。このようにすれば、燃料電池が収納された燃料電池ケースを所定の場所に設置することが可能となる。
上記燃料電池収納方法において、前記第1ケース構成部材は、2つの開口部を備え、前記第2ケース構成部材は、前記第1ケース構成部材の一方の開口部を塞ぎ、前記孔部が設けられる第1蓋と、前記第1ケース構成部材の他方の開口部を塞ぐ第2蓋とから成り、前記工程(C)において、前記燃料電池を、前記第1ケース構成部材のどちらか一方の開口部から前記第1ケース構成部材の側面に沿って内部に挿入し、前記工程(D)において、前記第2蓋を前記第1ケース構成部材の一方の前記開口部に取り付けると共に、前記第1蓋の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の他方の前記開口部に前記第1蓋を取り付けるようにしてもよい。
このようにすれば、接続部材の長さを長くすることができ、燃料電池に配設する接続部材の設計の多様性を向上させることができる。
上記燃料電池収納方法において、前記第2ケース構成部材は、前記第1蓋に加え、前記第2蓋にも前記孔部が設けられ、前記工程(D)において、前記第2蓋の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の一方の前記開口部前記第2蓋を取り付けると共に、前記第1蓋の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の他方の前記開口部に前記第1蓋を取り付けるようにしてもよい。
このようにすれば、接続部材の長さを長くすることができ、燃料電池に配設する接続部材の設計の多様性を向上させることができる。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の燃料電池ケースでは、
燃料電池が収納される燃料電池ケースであって、前記燃料電池には、前記燃料電池ケースの外部にある所定部材と接続される接続部材が配設されており、前記燃料電池ケースは、前記燃料電池が出し入れされる開口部を備える中空な第1ケース構成部材と、前記第1ケース構成部材の前記開口部を塞ぐための蓋であって、前記接続部材が通され、前記接続部材を前記燃料電池ケースの外部に露出させるための孔部を備える第2ケース構成部材と、を備えることを要旨とする。
上記構成の燃料電池ケースによれば、接続部材が配設された燃料電池を、燃料電池ケースに収納した場合において、接続部材と外部部材との接続の作業性を向上させつつ、燃料電池ケースの容積拡大を抑制することができる。
なお、本発明は、上記した燃料電池収納方法だけでなく、他の方法発明、例えば、燃料電池ケースの組み付け方法など態様で実現することも可能であり、また、上記した燃料電池ケースだけでなく、燃料電池収納システムなどの装置発明の態様で実現することも可能である。
A.実施例:
A1.燃料電池収納方法:
図1は、本発明の一実施例における燃料電池を燃料電池ケースに収納する燃料電池収納方法を説明するためのフローチャートである。以下に、燃料電池を、燃料電池ケースに収納する燃料電池収納方法を、図1〜図6を用いて説明する。なお、この燃料電池ケースに収納される燃料電池は、自動車に搭載(すなわち、車載)される。これについての詳細は、図7を用いて説明する。
図2は、燃料電池100および燃料電池ケースXの外観構成を示す図である。図2(a)は、燃料電池100の外観構成を示し、図2(b)は、燃料電池ケースXの外観構成を示す。本実施例の燃料電池収納方法では、まず、図2に示すように、燃料電池100、および、燃料電池ケースXを用意する(図1:ステップS10)。
燃料電池100は、単セル(図示せず)を積層したスタック構造であり、単セルの積層体をターミナル(図示せず)とインシュレータ(図示せず)で挟み、さらに、図2(a)に示すエンドプレート110a,bによって挟持して成る。また、燃料電池100内部には、反応ガスや冷却液を単セルに給排するためのマニホールド(図示せず)が設けられ、燃料電池100のエンドプレート110aには、図2(a)に示すように、これらマニホールドと接続されるマニホールド開口10a〜10fが設けられている。
燃料電池ケースXは、図2(b)に示すように、筒状な立方体である筒状ケース200と、筒状ケース200の開口部200a,200bの蓋となるケース蓋210,220とから構成される。ケース蓋210には、後述する接続部材を通すための複数の孔部215が備えられている。ケース蓋220にも、後述する接続部材を通すための複数の孔部222が備えられている。この燃料電池ケースXは、比較的軽い材料(樹脂など)で形成され、また、高度なシール機能を有していなくてもよい。なお、燃料電池100、および、筒状ケース200において、上面、下面を図2(a),(b)に示すように定める。
図3は、燃料電池100に接続部材および補助装置40が配設されたアセンブリを示す図である。続いて、図3に示すように、燃料電池100に、反応ガスや冷媒を燃料電池に給排するための給排管20a〜20fと、配線30a,bと、補助装置40とを配設する(図1:ステップS20)。この場合、給排管20a〜20fについては、一方の端部をマニホールド開口10a〜10fとそれぞれ接続させる。この給排管20a〜20fの他方の端部は、エンドプレート110a,bの面方向であってA方向(図3参照)に向けられ、燃料電池100が車載された際に、自動車側に配置される給排管とそれぞれ接続される。また、配線30a,bについては、一方の端部を、燃料電池100のターミナルにそれぞれ接続させる。この配線30a,bの他方の端部は、後述のように、燃料電池100が車載された際に、自動車側に配置される配線とそれぞれ接続される。補助装置40は、燃料電池100の運転に用いられる装置であり、例えば、水素ポンプ、レギュレータ、バルブ、電圧センサ、電流センサ、温度センサ、および、圧力センサなどが含まれる。この補助装置40は、補助装置カバー41内であって、エンドプレート110aの側面において、マニホールド開口10a〜10fを避けて配設される。なお、上記接続部材のA方向における長さは、筒状ケース200のA方向における長さより長くなっている。
図4は、第1ケース構成部材に支持部材250が仮固定されたアセンブリを示す図である。次に、図4に示すように、筒状ケース200の上面部に、燃料電池100を車載した際に燃料電池100を支持するための支持部材250の一部を仮固定する(図1:ステップS30)。この支持部材250は、クロスメンバ250B(2本)と、マウントメンバ250A(2本)と、マウント250C(図4では、示されていない)とから構成される。クロスメンバ250Bおよびマウントメンバ250Aは、柱状の金属材料(例えば、鉄、アルミ、ステンレスなど)で構成される。これらクロスメンバ250Bおよびマウントメンバ250Aは、図4に示すように、井桁状に組み合わされて構成される。具体的には、支持部材250のうち、クロスメンバ250Bと、マウントメンバ250Aとを、ケースボルト(図示せず)等で、筒状ケース200の上面部に仮固定する。この場合、マウント250Cは、まだ、取り付けない。なお、これら支持部材250は、マウントボルト(図示せず)によって、燃料電池100(エンドプレート110a,110b)と固定されることになるが、詳細は後述する。また、燃料電池100を車載する場合に、支持部材250が自動車に固定されるが、この詳細についても、後述する。
図5は、接続部材等が配設された燃料電池100を筒状ケース200内に挿入する様子を示す図である。続いて、図5(a)に示すように、水平に設置される支持アーム300で、接続部材等が配設された燃料電池100のエンドプレート110a,bを、燃料電池100の上面および下面が水平となるように支持させる。この支持アーム300は、鉛直に立つ支持柱310に固定されており、また、端部300aがエンドプレート110a,bと所定のボルト(図示せず)等によって固定される。これにより、支持アーム300は、燃料電池100を支持することができる。
そして、図5(b)に示すように、支持部材250が仮固定された筒状ケース200をA方向に水平移動させ、筒状ケース200の側面に沿うようにして、筒状ケース200内に燃料電池100を挿入する(図1:ステップS40)。この場合、図5(b)に示すように、筒状ケース200の開口部200a,200bから、燃料電池100に配設された各接続部材(給排管20a〜20f、配線30a,b)が外部(A方向)に飛び出した状態となる。一方、補助装置40(補助装置カバー41)は、筒状ケース200内部に収納された状態となる。その後、筒状ケース200の上面部に仮固定されたクロスメンバ250Bおよびマウントメンバ250Aにマウント250Cを取り付け、これらをマウントボルト(図示せず)によって、燃料電池100のエンドプレート110a,100bに固定する。
筒状ケース200内に燃料電池100を挿入した後、支持アーム300(端部300a)をエンドプレート110a,bから外し、燃料電池100が挿入された筒状ケース200を所定の場所に置く。
図6は、燃料電池100が挿入された筒状ケース200にケース蓋210,220を取り付ける様子を示す図である。最後に、図6(a)に示すように、燃料電池100が収納された筒状ケース200の各開口部200a,200bに、ケース蓋210およびケース蓋220を取り付ける(ステップS50)。この場合、上述したように、筒状ケース200の各開口部200a,200bからは、接続部材が飛び出した状態である。従って、筒状ケース200において、手前側の開口部200aに、ケース蓋220を取り付ける場合(図6(a)参照)には、ケース蓋220を水平に移動させつつ、開口部200aから飛び出した各接続部材(給排管20a,b,cなど)をそれぞれ各孔部222に通し、筒状ケース200にケース蓋220を取り付ける。また、筒状ケース200において、向こう側の開口部200bに、ケース蓋210を取り付ける場合(図6(a)参照)には、ケース蓋210を水平に移動しつつ、開口部200bから飛び出した各接続部材(給排管20d,e,fおよび配線30a,bなど)をそれぞれ各孔部215に通し、筒状ケース200にケース蓋220を取り付ける。さらに、この場合、ケース蓋210およびケース蓋220の各孔部215および孔部222に、グロメット35を取り付けた状態で、各接続部材を通すようにしている。図6(b)には、筒状ケース200の開口部200a,200bにケース蓋210およびケース蓋220を取り付けた後の様子を示す。
その後、上述のようにして、燃料電池ケースX内に燃料電池100が収納されたアセンブリ(以下では、アセンブリYとも呼ぶ)を、上面と下面とが入れ替わるように、反転させる(ステップS60)。
A2.燃料電池ケースの車載時の説明:
図7は、燃料電池ケースX内に燃料電池100が収納されたアセンブリYを車載した様子を示す模式図である。上面と下面とが入れ替えられたアセンブリYは、以下のようにして車載される。具体的には、図7に示すように、自動車のフロアパネル(図示せず)下にあるサイドフレームに、支持部材250のクロスメンバ250Bにおいて各端部に設けられる孔部270にビス280を通し、クロスメンバ250Bとサイドフレームとを固定する。これにより、アセンブリYと自動車とが固定され、すなわち、アセンブリYが車載される。また、この場合、アセンブリYにおける給排管20a〜20fおよび配線30a,bは、自動車に予め配置される外部部材(給排管(図示せず)および配線(図示せず))にそれぞれ接続される。
以上のように、本実施例の燃料電池収納方法では、配設される燃料電池100を筒状ケース200内に挿入した際、接続部材が筒状ケース200の開口部200a,200bから飛び出した状態となっている。そして、ケース蓋210およびケース蓋220の孔部215および孔部222に、それぞれ各接続部材を通して、ケース蓋210およびケース蓋220を筒状ケース200に取り付けるようにしている。このようにすれば、燃料電池100に配設された接続部材は、燃料電池ケースXの外に露出することと成り、接続部材と外部部材との接続作業の作業性を向上させることができる。また、燃料電池ケースX内に、接続部材と外部部材との接続作業のための作業領域を確保する必要がないので、燃料電池ケースXの容積拡大を抑制することが可能となる。
本実施例の燃料電池収納方法では、燃料電池100を筒状ケース200に挿入した後、ケース蓋210およびケース蓋220を取り付けるようにしている。このようにすれば、比較的軽いケース蓋210やケース蓋220を移動させ、接続部材を各ケース蓋の孔部に通すことで、接続部材を外部に露出させることができる。従って、比較的重い燃料電池100を移動させつつ、接続部材を燃料電池ケースXの外部に露出させるようにする方法と比較して、作業性を向上させることができる。
また、本実施例の燃料電池収納方法では、燃料電池100を支持アーム300で支持しつつ、筒状ケース200を移動させ、筒状ケース200内に燃料電池100を挿入するようにしている。このようにすれば、比較的軽い筒状ケース200を移動させることで、筒状ケース200内に燃料電池100を挿入することができ、この作業性を向上させることができる。
本実施例の燃料電池収納方法では、燃料電池100を筒状ケース200に水平方向に移動させて挿入し、その状態で、ケース蓋210およびケース蓋220を取り付けるようにしている。このようにすれば、接続部材を各ケース蓋の孔部に通しやすくすることができると共に、その孔部にグロメット35を取り付けやすくすることができる。
本実施例の燃料電池収納方法では、筒状ケース200の上面部に、支持部材250を配設するようにしている。このようにすれば、支持部材250を筒状ケース200の側面部や下面部に配設する場合と比較して、容易に筒状ケース200に配設する(取り付ける)ことができる。
上記筒状ケース200は、対向する2つの開口部200a,200bを備えている。そして、本実施例の燃料電池収納方法では、その筒状ケース200の各開口部200a,200bにそれぞれケース蓋210,220を取り付けるようにしている。このようにすれば、筒状ケース200における各開口部200a,200bが向く方向(A方向:図3参照)に接続部材を伸ばして配設することができる。そのため、筒状ケース200に接続部材を通すための孔部を設ける必要がない。
なお、筒状ケース200は、請求項における第1ケース構成部材に該当し、ケース蓋210およびケース蓋220は、請求項における第2ケース構成部材に該当し、給排管20a〜fおよび配線30a,bは、請求項における接続部材に該当し、支持部材250は、請求項における支持部材に該当する。
B.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
B1.変形例1:
上記実施例では、燃料電池ケースXの筒状ケース200は、筒状な直方体としているが、本発明は、これに限られるものではない。筒状ケース200は、少なくとも一つの開口部を備える中空体であればよく、例えば、コの字状のケースや、筒状円柱体であってもよい。なお、この場合、燃料電池100の形状もこのケース形状に合わせることが好ましい。このようにしても上記実施例の効果を奏することができる。
B2.変形例2:
上記実施例では、燃料電池100を支持アーム300で水平に支持するようにして、筒状ケース200を水平移動させて、燃料電池100を筒状ケース200内に挿入するようにしていたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、燃料電池100を支持アーム300で、燃料電池100の上面、下面が重力方向(鉛直方向)を向くように支持するようにして、筒状ケース200を鉛直方向に移動させて、燃料電池100を筒状ケース200内に挿入するようにしてもよい。
B3.変形例3:
上記実施例では、燃料電池収納方法(図1)において、ステップS30の工程で、筒状ケース200に支持部材250を仮固定し、ステップS50の工程で、そのアセンブリに燃料電池100を挿入した後、支持部材250を燃料電池100のエンドプレート110a,110bに固定するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、燃料電池収納方法(図1)において、ステップS30の工程では、筒状ケース200に仮固定することなく、ステップS50の工程で、筒状ケース200に燃料電池100を挿入後、筒状ケース200の上面部に支持部材250を配設すると共に、マウントボルトによって、支持部材250と燃料電池100(エンドプレート110a,110b)とを固定するようにしてもよい。
本発明の一実施例における燃料電池を燃料電池ケースに収納する燃料電池収納方法を説明するためのフローチャートである。 燃料電池100および燃料電池ケースXの外観構成を示す図である。 燃料電池100に接続部材および補助装置40が配設されたアセンブリを示す図である。 第1ケース構成部材に支持部材250が仮固定されたアセンブリを示す図である。 接続部材等が配設された燃料電池100を筒状ケース200内に挿入する様子を示す図である。 燃料電池100が挿入された筒状ケース200にケース蓋210,220を取り付ける様子を示す図である。 燃料電池ケースX内に燃料電池100が収納されたアセンブリYを車載した様子を示す模式図である。
符号の説明
20...給排管
30...配線
40...補助装置
100...燃料電池
110...エンドプレート
200...筒状ケース
210...ケース蓋
215...孔部
220...ケース蓋
222...孔部
250...支持部材
250A...マウントメンバ
250B...クロスメンバ
250C...マウント
300...支持アーム
X...燃料電池ケース

Claims (10)

  1. 燃料電池を燃料電池ケースに収納する燃料電池収納方法であって、
    (A)開口部を備え中空な第1ケース構成部材、および、前記第1ケース構成部材の前記開口部を塞ぐための蓋であって所定の孔部を備える第2ケース構成部材、から成る前記燃料電池ケースと、前記燃料電池と、をそれぞれ用意する工程と、
    (B)前記燃料電池ケースの外部にある所定部材と接続される接続部材を、前記燃料電池に配設する工程と、
    (C)前記接続部材が配設された前記燃料電池を、前記第1ケース構成部材に前記開口部から挿入し、前記接続部材が前記開口部から飛び出すように前記第1ケース構成部材内に配置する工程と、
    (D)前記燃料電池を挿入後、前記第2ケース構成部材の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の前記開口部に、前記第2ケース構成部材を取り付ける工程と、
    を備えることを特徴とする燃料電池収納方法。
  2. 請求項1に記載の燃料電池収納方法において、
    前記工程(C)は、前記燃料電池を所定の場所に支持した状態で、前記第1ケース構成部材を移動させることにより、前記燃料電池を前記第1ケース構成部材の前記開口部から内部に挿入することを特徴とする燃料電池収納方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池収納方法において、
    前記工程(B)は、
    前記燃料電池に、前記燃料電池の運転に用いられる補助装置を配設する工程を含み、
    前記工程(C)は、
    前記補助装置が、前記第1ケース構成部材の開口部から飛び出さないように配置する工程を含むことを特徴とする燃料電池収納方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池収納方法において、
    前記接続部材は、
    前記燃料電池に反応ガスを給排するための反応ガス給排管、前記燃料電池に冷媒を給排するための冷媒給排管、または、前記燃料電池に対する配線、の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする燃料電池収納方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料電池収納方法において、
    前記工程(C)は、
    前記第1ケース構成部材の前記開口部を水平方向に向けて配置する工程と、
    前記燃料電池を、前記第1ケース構成部材の開口部から前記水平方向に沿って挿入する工程と、
    を含むことを特徴とする燃料電池収納方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料電池収納方法において、
    前記工程(C)前において、
    前記第1ケース構成部材の前記開口部を水平方向に向けて配置する工程と、
    水平に配置後、前記燃料電池ケースの前記第1ケース構成部材の上面部に、前記燃料電池ケースを所定の外部装置に配置する場合に前記燃料電池ケースを支持するための支持部材を配設する工程と、
    を備えることを特徴とする燃料電池収納方法。
  7. 請求項6に記載の燃料電池収納方法において、
    前記工程(D)後において、前記燃料電池ケースの上面部に配設された前記支持部材が、前記燃料電池ケースの下面部にくるように、前記燃料電池が収納された前記燃料電池ケースを反転させる工程を備えることを特徴とする燃料電池収納方法。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の燃料電池収納方法において、
    前記第1ケース構成部材は、
    2つの開口部を備え、
    前記第2ケース構成部材は、
    前記第1ケース構成部材の一方の開口部を塞ぎ、前記孔部が設けられる第1蓋と、前記第1ケース構成部材の他方の開口部を塞ぐ第2蓋とから成り、
    前記工程(C)において、
    前記燃料電池を、前記第1ケース構成部材のどちらか一方の開口部から前記第1ケース構成部材の側面に沿って内部に挿入し、
    前記工程(D)において、
    前記第2蓋を前記第1ケース構成部材の一方の前記開口部に取り付けると共に、前記第1蓋の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の他方の前記開口部に前記第1蓋を取り付けることを特徴とする燃料電池収納方法。
  9. 請求項8に記載の燃料電池収納方法において、
    前記第2ケース構成部材は、
    前記第1蓋に加え、前記第2蓋にも前記孔部が設けられ、
    前記工程(D)において、
    前記第2蓋の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の一方の前記開口部前記第2蓋を取り付けると共に、前記第1蓋の前記孔部に前記接続部材を通して、前記第1ケース構成部材の他方の前記開口部に前記第1蓋を取り付けることを特徴とする燃料電池収納方法。
  10. 燃料電池が収納される燃料電池ケースであって、
    前記燃料電池には、前記燃料電池ケースの外部にある所定部材と接続される接続部材が配設されており、
    前記燃料電池ケースは、
    前記燃料電池が出し入れされる開口部を備える中空な第1ケース構成部材と、
    前記第1ケース構成部材の前記開口部を塞ぐための蓋であって、前記接続部材が通され、前記接続部材を前記燃料電池ケースの外部に露出させるための孔部を備える第2ケース構成部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池ケース。
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