JP2004112962A - 変圧器およびその変圧器を備えた受配電設備 - Google Patents
変圧器およびその変圧器を備えた受配電設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004112962A JP2004112962A JP2002274533A JP2002274533A JP2004112962A JP 2004112962 A JP2004112962 A JP 2004112962A JP 2002274533 A JP2002274533 A JP 2002274533A JP 2002274533 A JP2002274533 A JP 2002274533A JP 2004112962 A JP2004112962 A JP 2004112962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power receiving
- transformer
- power
- distributing
- equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
- Patch Boards (AREA)
Abstract
【解決手段】計器用変圧変流器スペースは変圧器の上部の電力用コンデンサの上部の負荷開閉器の上部に配したことにより、受配電設備の設置床面積は計器用変圧変流器スペース又は変圧器又は電力用コンデンサのいずれかの最大取り付け床面積でほぼ決定されるため設置床面積の小さな受配電設備を提供することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は受配電設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、受配電設備は接置床スペースの縮小、設備占有スペースの縮小、及び小型化に関する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
図9から図12を用いて、従来の受配電設備について説明する。図9は受配電設備の電気系統図、図10、図11はそれぞれ、従来の受配電設備内部の右側面断面図および正面図、図12は、従来の受配電設備の設置状態を示す図である。
【0004】
図10において、受配電設備の筐体底部に配した受配電設備台座2の上部に、受配電設備ケース3を配している。受配電設備ケース3には、図示しないが右側面及び背面に換気口を設け、正面及び左側面に開閉可能な扉を設けている。
【0005】
また、変圧器5は、受配電設備ケース3に囲まれ、受配電設備台座2の上面に配し、変圧器ケース5bが変圧器5の外装をなしている。さらに変圧器5は、変圧器機能部5aを内蔵し、変圧器機能部5aは、変圧器ケース5b内部には、固定した鉄芯とコイルとを主体として構成している。
【0006】
5dは、変圧器機能部5aの低圧立ち上がりリード線と内部接続した低圧端子である。また、5gは変圧器ケース5bの正面に配した機器取付用金具であり、この機器取付用金具5gに、配線用遮断器12を固定する。14は低圧電線であり、配線用遮断器12の電源側端子12aと低圧端子5dとを接続する。19は配線用遮断器12の負荷側端子20と電気的に接続し受配電設備の外部へ出力する低圧ケーブル用の配線スペースであり、低圧ケーブルを配線するスペースとして保有している。
【0007】
18は、変圧器機能部5aの高圧立ち上がりリード線と内部接続した高圧端子、6は変圧器5の上部に配した電力用コンデンサであり、高圧絶縁電線7bは高圧端子18と電力用コンデンサ6の高圧端子を電気的に接続している。
【0008】
また、高圧接続手段7aは、変圧器5の上部に配した負荷開閉器8の二次側端子10と電力用コンデンサ6の高圧端子7とを電気的に接続する高圧絶縁電線製の高圧接続手段である。さらに、変圧器5の上部かつ電力用コンデンサ6の下部に避雷器24を配している。さらに、変圧器ケース5bの右側面及び左側面及び背面には放熱リブ5fを配している。
【0009】
また、図11において11は、変圧器5の上部に、負荷開閉器8及び電力用コンデンサ6の左側に配した計器用変圧変流器スペースであり、受配電設備内部内に、計器用変圧変流器を配するためのスペースとして設けている。また、33は受配電設備の底面に入線口を備え、計器用変圧変流器スペース11の下部かつ変圧器5の左側に配した高圧ケーブル用スペースであり、高圧ケーブルを配するスペースを保有している。
【0010】
また図12において、点a、点b、点c及び点dはそれぞれ、受配電設備の設置床スペースの後左角点、後右角点、前右角点、前左角点を示し、点E、点F、点G、点Hはそれぞれ、受配電設備の設置保有スペースの後左角点、後右角点、前右角点、前左角点を示し、1aは受配電設備の設置床スペース各角部を結んだ四角形abcdを指す受配電設備の設置床スペース、1bは受配電設備の設置保有スペース各角部を結んだ四角形EFGHを指す受配電設備の設置保有スペースを示す。
【0011】
なお、受配電設備の設置保有スペース1bは、火災予防条例準則第11条によれば、受配電設備の設置床面積に加え、操作面からさらに1000mm、点検面からさらに600mm、換気面からさらに200mm確保した面積が必要とされている。
【0012】
【特許文献1】
特開平7−322426号公報(第7頁、図21)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記に示したような従来の受配電設備は、計器用変圧変流器スペース11が負荷開閉器8の左側空間に設けてられているため受配電設備の設置床面積は負荷開閉器8と計器用変圧変流器スペース11との両方の取付床面積が必要となり受配電設備の設置床面積が大きくなるという課題があった。
【0014】
また、受配電設備の正面、背面、右側面及び左側面は、操作面、点検面又は換気面のいずれかに該当するため、前述したように受配電設備の設置保有スペースをとることが義務付けられているため、その面積が大きくなるという課題があった。
【0015】
また、電力用コンデンサ6の高圧端子は、高圧絶縁電線製の高圧接続手段7a及び高圧絶縁電線7bで接続されていて機械的には固定されていないので受配電設備の輸送時等において前記端子部及び高圧接続手段7a及び高圧絶縁電線7bが破損する恐れがあるという課題を有していた。
【0016】
また、避雷器24の取り付け構造は避雷器24専用の取付金具が必要となるとともに受配電設備の高さ方向に取付用スペースを設ける必要があり、受配電設備の小型化が困難であるという課題があった。
【0017】
また、変圧器5に設けた機器取付金具1gに配線用遮断器12等の受配電設備を構成する機器を取り付けると変圧器5が発する振動により配線用遮断器12に接続している低圧電線14や低圧ケーブルスペース19に取り付ける低圧ケーブル等の締結力が低下しやすく、受配電設備の品質の継続維持が困難であるという課題があった。
【0018】
また、放熱リブ5fの最大取り付け可能面は変圧器ケース5bの鉛直面の3面となり放熱効率が悪くなるため変圧器5自体の小型化が困難であるという課題があった。
【0019】
また、受配電設備を構成する機器は受配電設備ケース3内に変圧器5を収納固定した後に取り付けなくてはならないので、前記受配電設備を構成する機器を取り付ける作業スペースが必要となり受配電設備を小型化するのが困難であるという課題があった。
【0020】
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、受配電設備の設置床面積及び設置必要面積の省スペース化、輸送時の不具合改善、避雷器を容易に取り付ける構造の提供、変圧器が発する振動伝達の抑制、および放熱効率を高めて変圧器自体の小型化を実現する受配電設備を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明第1の受配電設備は、前記課題を解決するために、計器用変圧変流器スペースは変圧器の上部の電力用コンデンサの上部の負荷開閉器の上部に配したことにより、受配電設備の設置床面積は計器用変圧変流器スペース又は変圧器又は電力用コンデンサのいずれかの最大取り付け床面積でほぼ決定されることとなる。
【0022】
本発明第2の受配電設備は、高圧ケーブルスペースは受配電設備の底部に入線口を設け計器用変圧変流器スペース及び負荷開閉器及び電力用コンデンサ及び変圧器の前面左側に配しブラケットを変圧器の前面に配したことにより、受配電設備の左側に高圧ケーブル配線作業用スペースを設ける必要がなくなる。
【0023】
本発明第3の受配電設備は、受配電設備台座に受配電設備の正面側に換気口を設け、受配電設備ケースに受配電設備の略垂直面の正面側が開閉可能な扉構造であり受配電設備の正面側の上部に換気口を設け配線用遮断器は操作方向が受配電設備の正面となるように変圧器の前面に配し負荷開閉器は操作方向が受配電設備の正面側として配したことにより、受配電設備の換気面及び操作面は受配電設備の正面側のみとなる。
【0024】
本発明第4の受配電設備は、電力用コンデンサの高圧端子と負荷開閉器の二次側端子との高圧接続手段は金属帯とすることにより、強固に固定できる。
【0025】
本発明第5の受配電設備は、避雷器の高圧端子は負荷開閉器の二次端子又は電力用コンデンサの高圧端子の近傍に配して負荷開閉器の二次端子又は電力用コンデンサの高圧端子と金属帯で接続固定して接地端子同士を金属帯で接続固定し受配電設備ケースに絶縁物を介して前記接地端子同士を接続固定しているので、前記高圧端子は電気的かつ機械的に負荷開閉器の二次端子及び電力用コンデンサの高圧端子に接続固定でき接地端子同士も電気的かつ機械的に接続固定できるとともに受配電設備ケースに機械的に固定される。
【0026】
本発明第6の変圧器は、変圧器ケースと機械的に絶縁して固定する緩衝ゴムに固定された変圧器機能部と受配電設備を構成する機器を取り付けるための機器取付金具と変圧器を吊り上げ移動するための変圧器吊上用金具と放熱リブを変圧器の略垂直面の4面に備え、この構成により変圧器が発する振動伝達をおさえ、前記受配電設備を構成する機器を受配電設備ケースの外で変圧器ケースに配した機器取付用金具に取り付けた後に変圧器ごと受配電設備に収納することができるとともに放熱効率がよくなる。
【0027】
本発明第7の変圧器は、上記本発明第6記載の放熱リブと前記変圧器に取り付ける受配電設備を構成する機器の間に遮熱手段を備え、この構成により変圧器機能部が発する熱は前記受配電設備を構成する機器に伝わりにくくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図9を用いて説明する。
【0029】
(実施の形態1)
図1及び図2において、従来の技術で説明した構成と同一のものには、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1及び図2はそれぞれ、本実施の形態による受配電設備の右側面および、正面図を示す。なお、図1は、右側面図を示すので、図面左側が受配電設備の正面側、図面右側が背面側を示す。
【0030】
図1において、1は受配電設備、2は受配電設備1の底部をなす受配電設備台座を示す。3は受配電設備台座2の周囲から鉛直上方に鉛直面を有して受配電設備1の外装をなす受配電設備ケースであり、扉4を有する。この扉4は受配電設備1の正面側にのみ設けられ、開閉可能な扉構造となっている。5は受配電設備台座2の上面に配した変圧器であり、低圧側出力部17と高圧側入力部18とを有する。6は変圧器5の上部空間に配した電力用コンデンサである。電力用コンデンサ6は、高圧端子7を有する。8は負荷開閉器であり、操作ハンドル9及び二次側端子10を有する。11は計器用変圧変流器取り付けスペースであり、計器用変圧変流器を取り付けるためのスペースとして設けている。12は、変圧器5の前方に配された配線用遮断器であり、操作ハンドル13、電源側端子16および負荷側端子20を有する。
【0031】
14は、変圧器5の低圧側の出力手段である低圧リード線であり、受配電設備の正面側に向いており、15は、高圧側の入力手段である高圧リード線であり、受配電設備の背面側に向いている。また、配線用遮断器12は、操作ハンドル13の操作方向が受配電設備の正面となるように変圧器5の前面に配している。また、負荷開閉器8の操作ハンドル9の操作面も正面側にしている。このように、配線用遮断器12および負荷開閉器8の操作ハンドル13の操作方向を受配電設備の正面とすることで、受配電設備ケース3に設ける扉4は、受配電設備1の正面側に設けるのみでいいようにしている。
【0032】
なお、低圧リード線14は、絶縁電線からなり、変圧器5の低圧側出力部17と配線用遮断器12の電源側端子16とを電気的に接続している。また高圧リード線15も絶縁電線からなる変圧器5の高圧側の入力部18と電力用コンデンサ6の高圧端子7とを電気的に接続している。
【0033】
さらに、19は低圧ケーブルスペースであり、配線用遮断器12の負荷側端子20と電気的に接続し受配電設備1の外部へ出力する低圧ケーブル用の配線スペースとして設けている。
【0034】
また電力用コンデンサ6は、その高圧端子7が受配電設備1の正面に向くように変圧器5の上部空間に受配電設備ケース3背面に対し、ほぼ垂直にして配している。
【0035】
また、負荷開閉器8は、操作ハンドル9の操作面が受配電設備の正面側、固定面が受配電設備ケース3の背面側となるようにし、また二次側端子10が電力用コンデンサ6の高圧端子7の近傍になるように固定する。
【0036】
また、21は空洞部22を有するアダプタ金具であり、負荷開閉器8の固定面と受配電設備ケース3の背面板間に配している。そして負荷開閉器8は、そのアダプタ金具21を介して受配電設備ケース3の背面板に固定する。
【0037】
23は第1の金属帯であり、本実施の形態では銅帯製のものを使用する。第1の金属帯23は高圧接続手段として用い、負荷開閉器8の二次側端子10と電力用コンデンサ6の高圧端子7とを電気的に接続している。
【0038】
24は避雷器であり、負荷開閉器8と電力用コンデンサ6の間の空間に配し、高圧端子25とその反対側に接地端子26を設け、高圧端子25は受配電設備の前方かつ下向きとなるよう傾斜をつけて配している。さらに高圧端子63は、負荷開閉器8の二次側端子10及び電力用コンデンサ6の高圧端子7の近傍に配し、負荷開閉器8の二次側端子10又は電力用コンデンサ6の高圧端子7と第1の金属帯27で接続固定している。なお、第1の金属帯23および27は別部品としているが、高圧側の同電位であるので、形状を適宜構成することで一体にしてもよい。
【0039】
さらに、避雷器24は、図2に示す様に複数あり、複数の避雷器24の接地端子26同士を第2の金属帯28で接続固定し、受配電設備ケース3の背面にエポキシ等の材料を用いた絶縁物29を介して接続固定する。
【0040】
また、図2において、30は、計器用変圧変流器用スペース11の一次側であり、一次側30が受配電設備1の正面に向かって左側になるようにしている。また、31は高圧電線スペースであり、計器用変圧変流器スペース11の受配電設備の正面に向かって右側に配し、負荷開閉器8の一次側端子34と計器用変圧変流器用スペース11に取り付けられる計器用変圧変流器の二次側32とを電気的に接続する高圧電線を配するために設けている。
【0041】
また33は、高圧ケーブル配線スペースであり、高圧ケーブルを配するために受配電設備の正面に向かって左側に配したスペースである。高圧ケーブル配線スペース33の位置に配する高圧ケーブルは、計器用変圧変流器スペース11に取り付けられる計器用変圧変流器の一次側30と電気的に接続し、受配電設備台座の底部に設けた入線口37を通って受配電設備1の外部から入力される。
【0042】
また35はブラケットであり、受配電設備の正面に向かって左側に配し、入線口37と共に、高圧ケーブル配線スペース33に取り付けられる高圧ケーブルを保持する。
【0043】
なお、変圧器5は、例えばコンビネーショントランス等の三相単相共用変圧器としてもよい。また、第1の金属帯23をなくして負荷開閉器8の二次側端子10と電力用コンデンサ6の高圧端子7とを直接接続してもよい。さらに、受配電設備ケース3は正面側が扉構造としたが、正面以外の面も開閉可能な扉構造または取り外し可能な側板構造としてもよい。
【0044】
また、高圧ケーブル配線スペース33に取り付けられる高圧ケーブルは左側に配線し、高圧電線スペース31は右側に配線するようにしたが、設備の都合により、いずれの側にあってもよい。
【0045】
以上で説明した本実施の形態の受配電設備では、下から順に、変圧器5、電力用コンデンサ6、避雷器24、負荷開閉器8を並べ、さらにその上部に配計器用変圧変流器スペース11を配したことにより、受配電設備の設置床面積は計器用変圧変流器スペース11又は変圧器5又は電力用コンデンサ6及び避雷器24のいずれかの最大取り付け床面積でほぼ決定されるため設置床面積の小さな受配電設備を提供することができる。
【0046】
なお、設備容量100kVA程度までの受配電設備の設置床面積は一次側二次側の配線スペースを含んだ計器用変圧変流器の設置床面積が最も大きく、従来の受配電設備の設置床面積に比べて約1/2程度となる。
【0047】
さらに、電力用コンデンサ6は高圧端子7を受配電設備の正面に向くように配し、また変圧器5の高圧側の入力手段である高圧リード線15は電力用コンデンサ6の高圧端子7に直接接続できるようにしたことにより、充電部の締結部及び高圧の充電部位が少なくなり、受配電設備1の背面側の充電部の締結部位がなくなるので組み立て作業及び整備作業は受配電設備の正面側のみの作業でできるようになり、信頼性及び安全性及び作業性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0048】
さらに、配線用遮断器12は、取り付け面を変圧器5の前方にして操作ハンドル13の操作面を受配電設備1の正面にし、また変圧器5の低圧側の出力手段である低圧リード線14を配線用遮断器12の電源側端子16に直接接続している。このことにより、充電部の締結部及び配線用遮断器12の操作部付近の充電部位が少なくなり、充電部の締結部位が受配電設備1の正面側のみとなるので組み立て作業及び整備作業及び操作は受配電設備1の正面側のみの作業でできるようになり、信頼性及び安全性及び作業性の優れた受配電設備を提供することができる。またこのことにより、低圧リード線14が短くでき、経済性及び組み立て性に優れた受配電設備を提供することができる。
【0049】
さらに変圧器5は、高圧側の入力手段である高圧リード線15を受配電設備1の背面側に配し、電力用コンデンサ6は変圧器5の上部空間に、その高圧端子7が受配電設備1の正面に向くように受配電設備ケース3の背面にほぼ垂直な方向に配することにより、コンデンサ6と変圧器5の高圧側の入力部18とを接続する高圧リード線15が短くでき、経済性及び組み立て性に優れた受配電設備を提供することができる。
【0050】
さらに、負荷開閉器8の二次側端子10を電力用コンデンサ6の高圧端子7の近傍に配したことにより、高さの低い受配電設備を提供することができる。
【0051】
さらに、高圧接続手段である第1の金属帯23は、例えば銅帯製とすることにより、電力用コンデンサ6の高圧端子7は負荷開閉器8の二次側端子10と強固に固定できるので、受配電設備1の輸送中における電力用コンデンサ6の高圧端子7及び負荷開閉器8の二次側端子10付近の損傷を防止することができ、信頼性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0052】
さらに、避雷器24は、高圧端子25を受配電設備1の前方に下向きとなるように傾斜をつけて負荷開閉器8と電力用コンデンサ6の間の空間に配している。また、負荷開閉器8はその固定面を受配電設備ケース3の背面板と平行にし、その固定面と受配電設備ケース3の背面板間の空間にアダプタ金具21を介して、受配電設備ケース3の背面板に固定して配しており、避雷器24の接地端子26はアダプタ金具21に有する空洞部22に収めることが可能となり受配電設備1の高さ方向に避雷器24の取り付けスペースを必要としないので、高さの低い受配電設備を提供することができる。
【0053】
さらに、避雷器24の高圧端子25は、負荷開閉器8の二次側端子10及び電力用コンデンサ6の高圧端子7の近傍に配し、負荷開閉器8の二次側端子10又は電力用コンデンサ6の高圧端子7と第1の金属帯23で接続固定している。また、避雷器24は複数あり、それらの接地端子26同士を第2の金属帯28で接続固定し、さらに受配電設備ケース3に絶縁物29を介して固定しているので、避雷器24の高圧端子25は、電気的かつ機械的に負荷開閉器8の二次端子60及び電力用コンデンサ6の高圧端子58に接続固定できる。また、複数の避雷器24の接地端子62同士も電気的かつ機械的に接続固定できるとともに受配電設備ケース3に機械的に固定できるので、避雷器24を取り付けするためのブラケット等が不要となり作業性及び経済性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0054】
さらに、高圧ケーブル配線スペース33は、受配電設備台座2に入線口37を設け、計器用変圧変流器スペース11、負荷開閉器8、避雷器24、電力用コンデンサ6、及び変圧器5を上部に積み重ねてなる受配電設備の、正面に向かって左側に配したことにより、受配電設備の高さ方向に対して高圧ケーブルの配線スペースを長い距離を確保することができるため、作業性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0055】
(実施の形態2)
実施の形態2について図3、図4を用いて説明する。
【0056】
図3は、本実施の形態における受配電設備の内部の左側面図であり、図の右側が正面側、図の左側が背面側である。図4は、本実施の形態における受配電設備の内部の正面図を示す。本実施の形態において実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0057】
24は避雷器であり、高圧端子25を有し、高圧端子25の反対側に接地端子26を設けている。そして、避雷器24は、電力用コンデンサ6と変圧器5の間の空間に配し、高圧端子25を受配電設備1の前方に、上向きとなるよう傾斜をつけて配している。さらに、避雷器24の高圧端子25は、電力用コンデンサ6の高圧端子7の近傍に配し、高圧端子7と第1の金属帯27で固定している。本実施の形態では第1の金属帯27に銅帯を使用している。また、避雷器24は複数あり、それらの接地端子26同士を第2の金属帯28で接続固定し受配電設備ケース3に絶縁物29を介して固定している。
【0058】
本実施の形態では、実施の形態1と同様に、受配電設備台座2の上に、下から順に変圧器5、避雷器24、電力用コンデンサ6、負荷開閉器8、計器用変圧変流器スペース11を設け、それらの前面左側に高圧ケーブル配線スペース33を設けている。高圧ケーブル配線スペース33に配される高圧ケーブルは、受配電設備台座2に設けた入線口37を通って受配電設備1の外部から入力され、計器用変圧変流器スペース11に取り付けられる計器用変圧変流器の一次側30と電気的に接続する。また、35はブラケットであり、変圧器5の前面に配し、高圧ケーブル配線スペース33に取り付けられる高圧ケーブルを保持するはたらきをする。
【0059】
なお、変圧器5はコンビネーショントランス等の三相単相共用変圧器としてもよい。
【0060】
なお、高圧接続手段である第1の金属帯23をなくして負荷開閉器8の二次側端子60と電力用コンデンサ6の高圧端子7とを直接接続してもよい。
【0061】
なお、受配電設備ケース3は正面側が扉構造としたが、正面以外の面も開閉可能な扉構造または取り外し可能な側板構造としてもよい。
【0062】
なお、負荷開閉器8の固定面と受配電設備ケース3の背面板間の空間はなくてもよい。
【0063】
以上のように、本実施の形態によれば、避雷器24は電力用コンデンサ6と変圧器5の間の空間に配し、高圧端子27と、その反対側に接地端子26とを設け、高圧端子27は、受配電設備1の前方かつ上向きとなるよう傾斜をつけて配しているので、変圧器5の蓋5aを取り外す際の作業空間が広くなるとともに、避雷器24の高圧端子25と、電力用コンデンサ6の高圧端子7との距離を短くすることができ、作業性及び経済性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0064】
さらに、避雷器24の高圧端子25は、電力用コンデンサ6の高圧端子7の近傍に配して、高圧端子7と銅帯を使用した第1の金属帯23で接続固定している。また、避雷器24は複数あり、それらの接地端子26同士を第2の金属帯28で接続固定し、さらに受配電設備ケース3に絶縁物29を介して固定している。そして、避雷器24の高圧端子25は、電気的かつ機械的に電力用コンデンサ6の高圧端子7に接続固定でき、接地端子26同士も電気的かつ機械的に接続固定でき、しかも受配電設備ケース3に機械的に固定できるので、避雷器24を取り付けるためのブラケット等が不要となり作業性及び経済性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0065】
さらに、高圧ケーブルを配するための高圧ケーブル配線スペース33は、高さ方向に配した計器用変圧変流器スペース11、負荷開閉器8、電力用コンデンサ6、避雷器24、及び変圧器5の前面左側に配し、高圧ケーブルを入力させる入線口37を受配電設備の底部に設け、さらに変圧器5の前面にブラケット35を配したことにより、受配電設備の高さ方向に対して高圧ケーブルの配線スペースを長い距離で確保することができる。
【0066】
また、受配電設備の前面から容易に配線作業ができ、受配電設備の左側に高圧ケーブル配線作業用スペースを設ける必要がなくなるので、実施の形態1の構成における受配電設備の設置床面積よりも高圧ケーブル配線作業用スペース分小さくすることができる。このように本実施の形態では、配線作業性が優れ、設置床面積が小さい受配電設備を提供することができる。
【0067】
また、本実施の形態において、受配電設備台座2の受配電設備正面側に換気口36を設け、受配電設備ケース3の正面側上部に換気口36を設けることにより、受配電設備の換気面及び操作面が受配電設備の正面側のみとなるので、受配電設備の設置床面積以外に必要となる作業スペース等を最小限で抑えることができ、設置保有スペースの小さい受配電設備を提供することができる。
【0068】
このことについて図5を用いて詳細に説明する。図5は、本実施の形態における受配電設備の設置状態を示す平面図であり、4は扉であり、4aは扉4の軌道を示す。また、1aは受配電設備の設置床スペースであり、四角形ABcdの部分、1bは受配電設備の設置保有スペースであり、四角形ABGHの部分である。すなわち点A及び点Bはそれぞれ、受配電設備の設置床スペース1a及び設置保有スペース1bの後左角点及び後右角点、点c及び点dはそれぞれ、受配電設備の設置床スペース1aの前右角点及び前左角点、点G及び点Hはそれぞれ、受配電設備の設置保有スペース1bの前右角点及び前左角点を示す。
【0069】
このように、1aは前記受配電設備の設置床スペース各角部を結んだ四角形ABcdを指す受配電設備の設置床スペース、1bは受配電設備の設置保有スペース各角部を結んだ四角形ABGHを指す受配電設備の設置保有スペースである。
【0070】
図5で示す様に、換気口36を、扉4を備える受配電設備の正面側に配することにより、受配電設備の設置保有スペース1bを設置床スペース1aの正面側に追加して設けるだけでよい。したがって、受配電設備の設置床面積以外に必要となる作業スペース等を最小限で抑えることができ、設置保有スペースの小さい受配電設備を提供することができる。
【0071】
なお、受配電設備台座2は受配電設備1の正面側に換気口36を設け、受配電設備ケース3は受配電設備の正面側の上部に換気口36を設けるとしたが、受配電設備の正面側であればどこに配してもよい。また換気口36に換気扇等の強制換気手段を配するといっそう効果が得られる。
【0072】
(実施の形態3)
実施の形態3について、図6及び図7を用いて説明する。図6は本実施の形態における受配電設備の左側面断面図、図7は本実施の形態における受配電設備の内部の左側面図を示す。図6、図7とも図右側が正面側。図左側が背面側である。本実施の形態において実施の形態1と同様の箇所については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0073】
図6及び図7において、5bは変圧器5の外装をなす変圧器ケース、5eは変圧器ケース5b内部の底部に配した緩衝ゴム、5aは変圧器ケース5b内部に緩衝ゴム5eを介して変圧器ケース5bと機械的に絶縁して固定した鉄芯とコイルとを主体として構成した変圧器機能部、5gは変圧器ケース5bの略鉛直面の前面と左側面との2面にまたがって略鉛直に配した機器取付用金具、18は変圧器ケース5b内部の変圧器機能部5aの高圧立ち上がりリード線5jと内部接続した高圧端子、16は変圧器ケース5b内部の変圧器機能部5aの低圧立ち上がりリード線5kと内部接続した低圧端子、5hは変圧器ケース5bに固定した変圧器吊上用金具、5fは変圧器ケース5bの略鉛直面である4面に配した放熱リブ、12は機器取付用金具5gに固定した配線用遮断器、14は配線用遮断器12の電源側端子12aと変圧器5の低圧端子16とを接続する低圧電線、15は電力用コンデンサ6の高圧端子7と電気的に接続する高圧絶縁電線、35は変圧器5の機器取付用金具5gの左側面側に固定した高圧ケーブルを固定するブラケットを示す。
【0074】
なお、変圧器ケース5aには機器取付用金具5gを複数個取り付けてもよい。なお、ブラケット35は機器取付用金具5gの左側面側に固定するとしたが、機器取付用金具5gは変圧器ケース5bの周囲の略鉛直面に配し、ブラケット35は変圧器ケース5bの略垂直面の前面側に固定した実施の形態2のようにしてもよい。
【0075】
なお、高圧端子18は、変圧器ケース5b内部の変圧器機能部5aの高圧立ち上がりリード線5jと内部接続した高圧端子であるが、変圧器機能部5aの高圧立ち上がりリード線5jと内部接続した絶縁電線を変圧器ケース5bの外部に引き出すように構成し、高圧端子18及び高圧絶縁電線15をなくしてもよい。
【0076】
同様にして、低圧端子16及び低圧電線14をなくしてもよい。
【0077】
本実施の形態によれば、変圧器機能部5aは、緩衝ゴム5eを介して変圧器ケース5bに固定しているので、受配電設備の運転時に発生する変圧器機能部5aの振動が、変圧器機能部5a以外の構成物に伝達しにくくなる。また、このような変圧器5の振動を抑制する構造により、配線用遮断器12を機器取付用金具5gに固定する構造において、配線用遮断器12及び低圧電線14及び低圧ケーブルスペース19に取り付けられる低圧ケーブルの締結固定力の退化に対して耐力が増すので、低騒音かつ低振動である信頼性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0078】
さらに変圧器5は、配線用遮断器12及びブラケット35を取り付ける機器取付用金具5gと変圧器吊上用金具5hを備えており、受配電設備ケース3の外で、配線用遮断器12及びブラケット35の取付作業及び付随する配線作業を受配電設備ケース3の外の広いスペースで行った後に、変圧器吊上用金具5hを使用して受配電設備ケース3へ挿入することができるので受配電設備を容易に製作することができる。また、それとともに、受配電設備ケース3内部での作業スペースが不要となり、その内部作業スペース分を省くことにより、小型化でき、経済性に優れ設置床面積の小さい受配電設備を提供することができる。
【0079】
また、変圧器ケース5bには低圧端子18と機器取付用金具5gが固定され、機器取付用金具5gには配線用遮断器12が固定され、さらに、配線用遮断器12には低圧電線14がそれぞれ固定されて一体となっているため、変圧器ケース5bと低圧端子18と機器取付用金具5gと配線用遮断器12と低圧電線14とにかかる受配電設備の輸送中の振動の周波数はほぼ同じとなる。このため、受配電設備の輸送中における低圧電線14の破損を防止することができ、信頼性の優れた受配電設備を提供することができる。
【0080】
さらに、放熱リブ5fは変圧器ケース5bの略鉛直面である4面に配しているので、放熱効率がよくなり、変圧器5の固定床面積を小さくすることができ設置床面積の小さい受配電設備を提供することができる。
【0081】
(実施の形態4)
実施の形態4について図8を用いて説明する。
【0082】
本実施の形態において実施の形態3と同様の箇所については同一の符号を付して重複する説明を省略する。図8は本実施の形態における受配電設備の左側面図を示すものであり、図右側が受配電設備の正面側、図左側が背面側を示す。5iは、機器取付用金具5gと放熱リブ5fとの間に機器取付用金具5gと略平行な面に配した遮熱板である。
【0083】
なお、放熱リブ5fと遮熱板5iとの間隙距離は18mm程度にすることにより、放熱リブ5fへの通気放熱効果を妨げにくくかつ変圧器5から遮熱板5iへの輻射により遮熱板5iが変圧器5の放熱作用を行うため変圧器5の温度上昇を抑えることができる。
【0084】
なお、遮熱板5iの材料に鉄を用いた場合、機器取付用金具5gと遮熱板5iとの間隙距離は10mm以上確保することにより機器取付用金具5gと遮熱板5iとの間隙への通気を促進し、機器取付用金具5gと遮熱板5iに放熱効果が生じる。
【0085】
本実施の形態によれば、遮熱板5iを機器取付用金具5gと放熱リブ5fとの間に配したことにより、変圧器機能部5aから発生する熱を機器取付用金具5gに伝達しにくくできるため、熱に弱い機器を機器取付用金具5gに取り付けることが可能となるので熱に弱い機器においても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0086】
また、遮熱板5iの用いる材料は鉄に限らず、FRPなどの断熱性のある物質を用いることでも、機器取付用金具5gと遮熱板5iとの間隙距離を適当な距離に設定することにより、同様の効果を得る。
【0087】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、設置床面積の小さな受配電設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における受配電設備の内部の右側面図
【図2】本発明の実施の形態1における受配電設備の内部の正面図
【図3】本発明の実施の形態2における受配電設備の内部の右側面図
【図4】本発明の実施の形態2における受配電設備の内部の正面図
【図5】本発明の実施の形態3における受配電設備の設置状態を示す上面図
【図6】本発明の実施の形態4における受配電設備の左側面断面図
【図7】本発明の実施の形態4における受配電設備の内部の左側面図
【図8】本発明の実施の形態5における受配電設備の左側面断面図
【図9】受配電設備の電気系統図
【図10】従来の受配電設備の右側面断面図
【図11】従来の受配電設備の内部の正面図
【図12】従来の受配電設備の設置状態を示す上面図
【符号の説明】
1 受配電設備
2 受配電設備台座
3 受配電設備ケース
4 受配電設備ケースの扉
5 変圧器
5a 変圧器機能部
5b 変圧器ケース
5e 緩衝ゴム
5f 放熱リブ
5g 機器取付用金具
5h 変圧器吊上用金具
5i 遮熱板
6 電力用コンデンサ
7 電力用コンデンサの高圧端子
8 負荷開閉器
9 負荷開閉器の操作ハンドル
10 負荷開閉器の二次側端子
11 計器用変圧変流器取り付けスペース
12 配線用遮断器
13 配線用遮断器の操作ハンドル
21 アダプタ金具
22 アダプタ金具の空洞部
23、27 第1の金属帯
24 避雷器
25 避雷器の高圧端子
26 避雷器の接地端子
28 第2の金属帯
29 絶縁物
33 高圧ケーブル配線スペース
35 ブラケット
36 換気口
37 入線口
Claims (12)
- 受配電設備の底部をなす受配電設備台座と、前記受配電設備台座の周囲から上方に向かって鉛直面を有して受配電設備の外装をなし、前記鉛直面の少なくとも1つの面に扉構造を持つ受配電設備ケースと、前記受配電設備ケースに囲まれ、前記受配電設備台座の上部に配した変圧器と、前記変圧器の上部空間に配した高圧端子を有する電力用コンデンサと、前記電力用コンデンサの上部空間に配した、操作ハンドル及び二次側端子を有する負荷開閉器と、前記負荷開閉器の上部空間に配した、計器用変圧変流器を取り付けるための計器用変圧変流器取り付けスペースとを備えた受配電設備。
- 受配電設備の底部をなし、入線口を有する受配電設備台座と、前記受配電設備台座の周囲から上方に向かって鉛直面を有して受配電設備の外装をなし、前記鉛直面の少なくとも1つの面に扉構造を持つ受配電設備ケースと、前記受配電設備ケースに囲まれ、前記受配電設備台座の上部に配した変圧器と、前記変圧器の上部空間に配した高圧端子を有する電力用コンデンサと、前記電力用コンデンサの上部空間に配した、操作ハンドル及び二次側端子を有する負荷開閉器と、前記負荷開閉器の上部空間に配した、計器用変圧変流器を取り付けるための計器用変圧変流器取り付けスペースと、前記変圧器、前記電力用コンデンサ及び前記負荷開閉器の前面左部または前面右部に配した、受配電設備の外部から入力される高圧ケーブルを配するための高圧ケーブル配線スペースと、前記変圧器の前部に配した前記高圧ケーブルを固定するブラケットと、前記変圧器前部に配した、操作ハンドルを有する配線用遮断器とを備え、受配電設備の外部から入力される前記高圧ケーブルを前記受配電設備台座の前記入線口に通し、さらに前記ブラケットに通すようにして前記高圧ケーブルの配線位置を確保するようにした受配電設備。
- 負荷開閉器および配線用遮断器の操作ハンドルの操作面と、コンデンサの高圧端子とを受配電設備の正面側にして配し、受配電設備ケースは正面側にのみ扉構造を有するようにした請求項1または2記載の受配電設備。
- 受配電設備ケースの扉を有する面側の、受配電設備台座または受配電設備ケースの少なくともいずれかに、少なくとも1箇所換気口を設けた請求項1から3のいずれかに記載の受配電設備。
- 負荷開閉器は、操作ハンドルの操作面を受配電設備の正面側に、固定面を鉛直方向にして配し、二次側端子が電力用コンデンサの高圧端子の近傍になるように配した請求項1から4のいずれかに記載の受配電設備。
- 負荷開閉器の二次側端子と電力用コンデンサの高圧端子とを金属帯で接続した請求項5記載の受配電設備。
- 受配電設備の底部をなす受配電設備台座と、前記受配電設備台座の周囲から上方に向かって鉛直面を有して受配電設備の外装をなす受配電設備ケースと、前記受配電設備ケースに囲まれ、前記受配電設備台座の上部に配した変圧器と、前記変圧器の上部空間に配した高圧端子を有する電力用コンデンサと、前記電力用コンデンサの上部空間に配した、二次側端子を有する負荷開閉器と、前記負荷開閉器の固定面と受配電設備ケースの背面板間に前記負荷開閉器を固定するために配した、空洞部を有するアダプタ金具と、前記電力用コンデンサと前記負荷開閉器の間の空間に配した、高圧端子および前記高圧端子の反対側に接地端子を有する複数の避雷器とを備え、前記避雷器の高圧端子が受配電設備の前方かつ下向きとなるよう傾斜をつけて配するとともに、接地端子を前記アダプタ金具の空洞部に入るようにした受配電設備。
- 受配電設備の底部をなす受配電設備台座と、前記受配電設備台座の周囲から上方に向かって鉛直面を有して受配電設備の外装をなす受配電設備ケースと、前記受配電設備ケースに囲まれ、前記受配電設備台座の上部に配した変圧器と、前記変圧器の上部空間に配した高圧端子を有する電力用コンデンサと、前記電力用コンデンサの上部空間に配した、二次側端子を有する負荷開閉器と、前記電力用コンデンサと前記変圧器の間の空間に配した、高圧端子および前記高圧端子の反対側に接地端子を有する複数の避雷器とを備え、前記避雷器の高圧端子が受配電設備の前方かつ上向きとなるよう傾斜をつけて配した受配電設備。
- 電力用コンデンサの高圧端子、負荷開閉器の二次側端子、及び避雷器の高圧端子のうち少なくとも2端子間を第1の金属帯で接続するとともに、複数の避雷器の接地端子同士を第2の金属帯で接続固定し、さらに第2の金属帯を受配電設備ケースに固定した請求項7または8記載の受配電設備。
- 外装をなす変圧器ケースと、前記変圧器ケース内に配した変圧器機能部と、前記変圧器ケースと前記変圧器機能部とを機械的に絶縁して固定する緩衝ゴムと、前記変圧器ケースの略鉛直方向の全面に配した放熱リブと、前記放熱リブの外周に配し、受配電設備機器類を取り付けるための機器取付用金具と、前記変圧器を吊り上げ移動する際に使用する吊上用金具とを備えた変圧器。
- 変圧器ケースに配した放熱リブと機器取付用金具の間に遮熱手段を備えた請求項10記載の変圧器。
- 変圧器は、外装をなす変圧器ケースと、前記変圧器ケース内に配した変圧器機能部と、前記変圧器ケースと前記変圧器機能部とを機械的に絶縁して固定する緩衝ゴムと、前記変圧器ケースの略鉛直方向の全面に配した放熱リブと、前記放熱リブの外周に配した、受配電設備機器類を取り付けるための機器取付用金具と、前記変圧器ケースと前記機器取付用金具の間に設けた遮熱手段と、前記変圧器を吊り上げ移動する際に使用する吊上用金具とを備えた請求項1記載の受配電設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002274533A JP2004112962A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 変圧器およびその変圧器を備えた受配電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002274533A JP2004112962A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 変圧器およびその変圧器を備えた受配電設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004112962A true JP2004112962A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32270976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002274533A Pending JP2004112962A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 変圧器およびその変圧器を備えた受配電設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004112962A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008135330A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Toyota Motor Corp | 燃料電池収納方法、および、燃料電池ケース |
JP2010158153A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-07-15 | Sin-Tec:Kk | 中高層集合住宅向け高圧受電設備の設置構造及び設置方法 |
KR101188817B1 (ko) | 2010-08-13 | 2012-10-08 | 박기주 | 내진 기능이 구비된 수배전반 |
CN103401169A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-20 | 国家电网公司 | 全防护型智能配电台区变 |
CN103401168A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-20 | 国家电网公司 | 由桥架连接的智能配电台区变 |
CN103427349A (zh) * | 2012-05-25 | 2013-12-04 | 成都振中电气有限公司 | 智能温控户外箱 |
CN109004564A (zh) * | 2017-06-06 | 2018-12-14 | 许继电气股份有限公司 | 一种箱式变电站箱体及其顶盖 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5293919A (en) * | 1976-02-02 | 1977-08-08 | Hitachi Ltd | Transformers |
JPS62154710U (ja) * | 1986-03-24 | 1987-10-01 | ||
JPS63187501U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-12-01 | ||
JPH07322426A (ja) * | 1994-03-28 | 1995-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高圧受電設備およびその変圧器 |
JPH0833127A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | キュービクル式高圧受電装置 |
JPH0917642A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 油入変圧器の温度センサ |
JPH09182218A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-07-11 | Kawamura Electric Inc | 薄型キュービクル |
JPH10145912A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-29 | Hokuto Techno Kk | ユニット集積型自家用変電設備 |
JPH10210609A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-08-07 | Yaskawa Electric Corp | 制御盤 |
JP2000133524A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 静止誘導電磁機器 |
-
2002
- 2002-09-20 JP JP2002274533A patent/JP2004112962A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5293919A (en) * | 1976-02-02 | 1977-08-08 | Hitachi Ltd | Transformers |
JPS62154710U (ja) * | 1986-03-24 | 1987-10-01 | ||
JPS63187501U (ja) * | 1987-05-20 | 1988-12-01 | ||
JPH07322426A (ja) * | 1994-03-28 | 1995-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高圧受電設備およびその変圧器 |
JPH0833127A (ja) * | 1994-07-22 | 1996-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | キュービクル式高圧受電装置 |
JPH0917642A (ja) * | 1995-06-27 | 1997-01-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 油入変圧器の温度センサ |
JPH09182218A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-07-11 | Kawamura Electric Inc | 薄型キュービクル |
JPH10145912A (ja) * | 1996-11-06 | 1998-05-29 | Hokuto Techno Kk | ユニット集積型自家用変電設備 |
JPH10210609A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-08-07 | Yaskawa Electric Corp | 制御盤 |
JP2000133524A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 静止誘導電磁機器 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008135330A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Toyota Motor Corp | 燃料電池収納方法、および、燃料電池ケース |
JP2010158153A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-07-15 | Sin-Tec:Kk | 中高層集合住宅向け高圧受電設備の設置構造及び設置方法 |
KR101188817B1 (ko) | 2010-08-13 | 2012-10-08 | 박기주 | 내진 기능이 구비된 수배전반 |
CN103427349A (zh) * | 2012-05-25 | 2013-12-04 | 成都振中电气有限公司 | 智能温控户外箱 |
CN103401169A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-20 | 国家电网公司 | 全防护型智能配电台区变 |
CN103401168A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-11-20 | 国家电网公司 | 由桥架连接的智能配电台区变 |
CN109004564A (zh) * | 2017-06-06 | 2018-12-14 | 许继电气股份有限公司 | 一种箱式变电站箱体及其顶盖 |
CN109004564B (zh) * | 2017-06-06 | 2020-09-22 | 许继电气股份有限公司 | 一种箱式变电站箱体及其顶盖 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
NO338301B1 (no) | Transformator med elektrisk avskjerming | |
US8995128B2 (en) | Power conversion apparatus | |
JP4816036B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP2858218B2 (ja) | 高圧受電設備 | |
TW200945397A (en) | Switch gear | |
JP2004112962A (ja) | 変圧器およびその変圧器を備えた受配電設備 | |
TW200522112A (en) | Vacuum switchgear system | |
JPH04322108A (ja) | 車両用半導体装置 | |
JP3755812B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2006014500A (ja) | キュービクル | |
CN212278535U (zh) | 一种电路板及电气设备 | |
JP2017212774A (ja) | 電力変換器 | |
JP2020038926A (ja) | 乾式変圧器 | |
JP4519076B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JP5335185B2 (ja) | 高電圧発生装置 | |
US7548148B2 (en) | Integral transformer junction module | |
JP7434768B2 (ja) | 電子電気機器 | |
JP2002095109A (ja) | 車両用高周波方式電源装置 | |
JPH0556528A (ja) | 導体接続装置 | |
KR101188817B1 (ko) | 내진 기능이 구비된 수배전반 | |
KR102149292B1 (ko) | 일체형 리액터 | |
CN215187983U (zh) | 高压电源管理器 | |
CN216250253U (zh) | 一种具有绝缘隔热机构的变压器 | |
JPH02290111A (ja) | ガス絶縁形配電盤 | |
JPH09172738A (ja) | 進相コンデンサ設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070308 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070320 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070322 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070322 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |