JP3755812B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高電圧の電力変換装置に係わり、特に小型、低廉化と信頼性向上を図った電力変換装置の配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力変換装置においては、小型、高性能、安価といった市場ニーズに応えるため、IGBTなどの高速スイッチング素子の利用が一般化すると共に、高速スイッチング素子の高電圧大容量化、および素子の多重多並列化技術の確立によって、高電圧で大容量の電力変換装置が開発されている。
【0003】
また、主回路を構成する高速スイッチング素子やコンデンサなどの電気部品が装置の高電圧大容量化に伴って大型化、あるいは多重多並列化することに対応して、保守や組み立てのしやすさの考慮から、必要に応じ電気回路を任意の単位に分割してユニットを構成し装置に収納する方法が一般に用いられている。
【0004】
さらに、主回路電位である高速スイッチング素子のゲート電圧と制御電位である高速スイッチング素子のゲート制御回路を電気的に絶縁して接続する必要と、ゲート電圧を主回路のノイズなどの電気的なノイズの影響から保護する必要から、ゲート信号の伝達に電気信号を光信号に変換して接続する光ケーブルを用いる手法が一般化している。
【0005】
図6は、パッケージタイプの高速スイッチング素子を用いて構成した単位インバータユニット20を、多重多並列に組み合わせて高電圧インバータを構成した電力変換装置の一例である。この例では、単位インバータユニット20を3段収納したインバータ収納盤21を横方向に3面並べ、その右側に制御盤22を配置している。単位インバータユニット20の上部には、光コネクタ10を備えたゲート分配基板23を備える。制御盤22の内部には、ゲートコントロール基板24と、光コネクタ10を備えた光信号分配基板25を備える。
【0006】
ゲートコントロール基板24で生成されたゲート信号は、ゲートコントロール基板24から低圧の信号ケーブル26を介して光信号分配基板25に送られる。光信号分配基板25で光信号に変換されたゲート信号は、光ケーブル11を介して、各単位インバータユニット20に備えたゲート分配基板23に伝送される。
【0007】
図7は、前記単位インバータユニット20の内部構成を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図である。単位インバータユニット20は箱状のユニットシャーシ27を外郭として備え、内部に4個の高速スイッチング素子9と、この高速スイッチング素子9を冷却する冷却フィン29と、高速スイッチング素子9の上部に備えた前記ゲート分配基板23、及び他の電気器具から構成されている。
【0008】
光ケーブル11を介してゲート分配基板23に伝送されたゲート信号は、光信号から電気信号に再変換され、ツイストペア電線12を介して高速スイッチング素子9に伝達される。
【0009】
図8は、高電圧大容量の高速スイッチング素子9を用いて高電圧インバータを構成した電力変換装置の他の一例である。この例では、インバータユニット27を3段収納するインバータ収納盤21とその右側に設けた制御盤22とで構成される。
【0010】
制御盤22の内部には、ゲートコントロール基板24と、光コネクタ10を備えた光信号分配基板25とを備える。
【0011】
インバータユニット27は4個の平型の高速スイッチング素子9を、他の素子や主回路導体、冷却フィンとともに直線状に並べて圧接したスタックと、スナバ回路等を構成する他の電気部品で構成されている。高速スイッチング素子9の近傍には、それぞれに光コネクタを備えたゲート基板28を備える。
【0012】
図8において、制御盤22に備えたゲートコントロール基板24で生成されたゲート信号は、ゲートコントロール基板24から低圧の信号ケーブル26を介して光信号分配基板25に送られる。光信号分配基板25で光信号に変換されたゲート信号は、光ケーブル11を介して、各インバータユニット27に備えたゲート基板28に伝送される。ゲート基板28に伝送されたゲート信号は、光信号から電気信号に再変換され、ツイストペア電線12を介して高速スイッチング素子9に伝達される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような電力変換装置において、高速スイッチング素子におけるゲート信号の電圧は15V程度であるため、主回路のノイズに影響されやすい。このため、従来から各高速スイッチング素子の基準電位であるエミッタ電位とゲート電位をツイストペアにして配線する方法や、ゲート電位をエミッタ電位で覆うシールド線を用いる方法などを用いている。
【0014】
また、制御電位である高速スイッチング素子のゲート制御回路を構成するゲートコントロール基板も、主回路から隔離するために接地電位の筐体で囲われた制御盤内に設けることが一般的である。
【0015】
図6及び図7に示した構成の単位インバータユニット20内部のゲート信号の伝達において、ゲート分配基板23と高速スイッチング素子9との物理的距離が比較的短い。このため、エミッタ電位とゲート電位をツイストペアにして配線するツイストペア電線12を用いている。ゲート分配基板23にはゲートコントロール基板24から光ケーブル11を接続する。このためゲート分配基板23の物理的位置は、装置の保守面(本例では装置前方)の接続作業が容易な位置に限定される。
【0016】
一方、装置を構成する電気部品の冷却において本例のような風冷の装置では、他の電気部品に比べて発熱量の大きい高速スイッチング素子9は、発熱によるユニット内に備えた他の電気部品への影響を少なくしようとして、装置内部での物理的配置を冷却風経路の風下に配置する。昨今では、装置の設置スペースを縮小したいという市場要求から装置を前面保守とする場合が多く、前述の風下側は保守面から見て遠い位置となることが多い。更に高電圧大電流化した高速スイッチング素子は物理的形状が大きくなる。
【0017】
上述の理由から、ゲート分配基板23と高速スイッチング素子9との物理的距離は拡大する傾向にある。主回路ノイズの影響は電圧が高くなるほど顕著となり、またゲート分配基板23と高速スイッチング素子9とを接続する電気的なゲート配線は長くなるにつれて主回路ノイズの影響を強く受ける。このため、高電圧大電流化した高速スイッチング素子を利用する場合、上述の方法はゲート信号に対する主回路ノイズの影響を考慮すると好ましくない。
【0018】
また、図6及び図7に示した構成において、単位インバータユニット20に備えたゲート分配基板23と光信号分配基板25との接続は光ケーブル11を用いている。光ケーブルは絶縁物でありまた電気信号に依らず光を用いて信号を伝送するため主回路ノイズなどの電気的な影響を受けない。このため電線と比較して電気ノイズに強いといったメリットがあり、本例のように盤間をまたいだ長いゲート配線に光ケーブルを用いることは電気ノイズの影響を排除する上で好ましい。
【0019】
一方、輸送や、設置における制約から列盤間を分割する場合や、保守のために単位インバータユニット20を装置から取り外す場合は、光ケーブル11の取り外しと再配線が必要となる。光ケーブルは電線との比較の上で、物理的に折れやすく、また受光部の汚れなどで性能が著しく低下するという信頼性の上で好ましくない特徴を持つ。
【0020】
さらに、光ケーブルは曲げ半径を大きくする必要から配線スペースが比較的大きくなり、装置の小型に対する市場の要求に反する。また光ケーブルは電線と比較して高価であり、本例のように配線長が長いというのは装置の低価格化という市場ニーズに相反する。
【0021】
さらに、本例ではゲートコントロール基板24と各ユニットのゲート分配基板23との距離がそれぞれのユニットごとに異なるために、光ケーブルの長さを一定にできないことから製造上の量産効果を得ることができず、装置の低廉化を妨げる。
【0022】
図8は、上述の問題点をふまえて開発された装置である。
【0023】
すなわち、図6に示したような単位インバータの多重多並列構成で得ていた容量を、高電圧大電流化された高速スイッチング素子9を用いて確保してユニット数を削減している。さらに、高速スイッチング素子9の高圧大電流化に依る物理的距離の増大に伴うゲート電位への影響を軽減するために、高速スイッチング素子9の近傍にゲート基板28を設け、光信号分配基板25との間を光ケーブル11で接続している。
【0024】
本例に依れば、ゲート信号の伝送経路において主回路電位の影響を受ける電気的配線は、ゲート基板28と高速スイッチング素子9の間のツイストペア電線12のみであり、電気信号の配線を最短にして、主回路電位の影響が軽減できる。
【0025】
一方、個々の高速スイッチング素子9それぞれに光ケーブル11を接続する必要がある。このためインバータユニット27を保守するために取り外すことや、装置組み立ての作業性を考慮すると、必然的に、ゲート基板28を保守面である装置前方に向けることとなる。このため、インバータユニット27を収納する装置の横幅が長くなる。
【0026】
一般的に市場に於いては、奥行きに比べて横幅を縮小する事が要求されることが多く、本構成は好ましくない。
【0027】
さらに、本例に於いても、輸送や、設置における制約からインバータ収納盤21と制御盤22の列盤間を分割する場合や、保守のためにインバータユニット27を装置から取り外す場合は、光ケーブル11を外して、再度配線する必要があり、図6における説明同様、信頼性の上で好ましくないといえる。
【0028】
さらに、比較的高価である光ケーブルの配線長が長くなって、低価格化という市場ニーズに相反する。さらに、ゲートコントロール基板24側からみた各ユニット27のゲート基板28の距離がそれぞれ異なるために、量産効果を得られず、装置の低廉化を妨げる。
【0029】
図9は、図8で示したような平型の高速スイッチング素子9の高電圧大電流化に依ってインバータを構成するユニット数を削減しさらに、高速スイッチング素子9の高圧大電流化に依る物理的距離の増大に伴うゲート電位への影響を軽減するために、高速スイッチング素子9の近傍にゲート基板28を設け、光信号分配基板25との間を光ケーブル11で接続する構成を、使いやすいパッケージタイプの高速スイッチング素子9を用いて構成した場合を示す図である。
【0030】
図9において、高速スイッチング素子9は高電圧大容量化によって外形が大きくなっている。更に、高速スイッチング素子9の熱密度の増大に対応して大容量冷却器30を備えている。また、大容量冷却器30の平板状の凝縮部31の向かい合った2つの平板面にはそれぞれに高速スイッチング素子9とゲート基板28を配置している。また高速スイッチング素子9近傍にはゲート基板28を備える。
【0031】
図9に示すインバータユニットをインバータ収納盤21に収納する場合には以下の問題がある。図9の矢視Aのごとく凝縮部31のいずれか一面を装置前方に向けると、凝縮部31を介して反対側となる面に備えたゲート基板は、平板状の凝縮部31の陰となってしまう。光ケーブルを接続する場合、前記の陰となるゲート基板を直接視認して作業を行えないため、接続が難しくまた接続の確認に手間がかかる。一方、前記凝縮部31を図9の矢視Bのごとく装置前面に対して垂直方向に向けると、奥側となるゲート基板28が保守面から遠くなり、光ケーブルの接続が困難となるとともに、接続の確認に手間がかかる。
【0032】
市場における良好な保守性への要求と、装置の信頼性を考慮すると、上述の装置は構成として好ましくない。
【0033】
本発明の目的は、装置の信頼性を確保しつつ、高速スイッチング素子の高電圧大容量化に適応して、小型で安価な電力変換装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、筐体に収納した複数個の電力変換ユニットと、コントロール基板とを有する電力変換装置に於いて、
電力変換ユニットは、
複数の高速スイッチング素子と、
複数の高速スイッチング素子のそれぞれに対に備えかつ近傍に配置したゲート基板を備えて構成するパワーモジュールと、
パワーモジュールを収納するシャーシと、
シャーシの近傍に配置しシャーシと同一の構造体とするとともに、筐体に対して引き出し自在とした電気的に接地電位又は所定の基準電位に固定されたパネルと、
パネルに取り付けられたゲート分配基板とを備え、
ゲート基板には高速スイッチング素子に電気信号によるゲート信号を与えるための電気信号端子と、光信号によるゲート信号を受けるための光端子と、光信号を電気信号に変換する光・電気変換回路とを備え、
ゲート分配基板には、コントロール基板と接続して電気信号を受ける電気信号端子と、光信号によるゲート信号を発信するための光端子と、電気信号を光信号に変換する電気・光変換回路とを備え、
複数のゲート基板の光端子とゲート分配基板の光端子とを、光ケーブルを用いて接続することを特徴とする。
【0035】
従って、電力変換ユニット内部に於いて、ノイズの影響を受けやすい高速スイッチング素子のゲート信号の電気的配線長を短くして、高電圧化が進む主回路のスイッチングノイズから保護して信頼性を向上させると共に、光ケーブルを物理的構成の等しい複数のユニットに用いることで同一長さの光ケーブルを多く使用し量産効果による低廉化と、輸送や保守における光ケーブルの取り外しや再配線を無くすことによる信頼性の向上を併せ持つことを可能とする。
【0036】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の電力変換装置において、パワーモジュールとゲート分配基板とを遮蔽する導電性の金属から成る遮蔽板を備え、遮蔽板の電位を接地電位又はゲート分配基板内を流れる電気信号の基準電位に固定することを特徴とする。
【0037】
従って、電力変換ユニット内部に於いて、ノイズの影響を受けやすい、高速スイッチング素子のゲート信号における制御回路電圧を持つ電気的配線を含む基板を電気的に遮蔽して、高電圧化が進む主回路のスイッチングノイズから保護して信頼性を向上させる。
【0038】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の電力変換装置において、パネルとシャーシとを絶縁物を介し電気的に絶縁して構成することを特徴とする。
【0039】
従って、必要に応じてシャーシを主回路電位に固定する場合や、シャーシの接地配線経路と、制御回路の接地配線経路を分離する場合において、制御電位のゲート信号の電気的配線を含む制御回路電圧を持つ基板を絶縁して、高電圧の装置への適用を可能とする。
【0040】
請求項4に記載の本発明は、請求項1に記載の電力変換装置において、パネルをシャーシの下方に配置すると共に、パネルを電力変換ユニットの基台として電力変換ユニットを収納する筐体と引き出し自在に連結すると共に、パネルと筐体を電気的に接続して構成することを特徴とする。
【0041】
従って、パネルを基台として電力変換ユニットを保持すると共に、パネルを接地電位である筐体に近接させて装置を小型化すると共に、制御電位のゲート信号の電気的配線を含む制御回路電圧を持つ基板への電気的配線をユニット主回路からできるだけ遠ざけて、主回路のスイッチングノイズから保護して、装置の信頼性を向上させる。
【0042】
請求項5に記載の本発明は、請求項1に記載の電力変換装置において、高速スイッチング素子のそれぞれに対に備えかつ近傍に配置するゲート基板を、必要な単位に一体化して構成することを特徴とする。
【0043】
従って、ゲート基板の取り付けを容易にして装置を低廉化し、保守性を向上させる。
【0044】
請求項6に記載の本発明は、請求項1に記載の電力変換ユニットにおいて、高速スイッチング素子のそれぞれに対に備えかつ近傍に配置するゲート基板と、高速スイッチング素子の各相の主回路端子にそれぞれ接続され主回路電流を流す複数の主回路導体とを、物理的に一体化して基板を構成することを特徴とする。
【0045】
従って、ゲート基板の取り付けを容易にして装置を低廉化し、保守性を向上させる。
【0046】
請求項7に記載の本発明は、請求項1に記載の電力変換装置において、ゲート分配基板に備えた電気信号端子における電線接続方向と、パネルの平板面が垂直方向となるように配置すると共に、パネルの平板面に電気信号端子の位置に対応する貫通穴を設け、電気信号端子に接続する電線を、貫通穴を介して接続することを特徴とする。
【0047】
従って、制御電位のゲート信号の電気的配線を含む制御回路電圧を持つ基板への電気的配線を、主回路接続の集中する装置前方とは別の面から電力変換ユニットに接続することを可能として、主回路のスイッチングノイズから保護して、装置の信頼性を向上させる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0049】
図1は本発明の一実施形態に係る電力変換装置における電力変換ユニットの具体的な構造を示す図である。また、図3は本発明の一実施形態に係る電力変換装置1と図1に示す電力変換ユニットをなす単位インバータユニット20の物理的配置を示す図である。図3において、単位インバータユニット20は電力変換装置1の上段に横に3個並べ、交流出力の各相をなして配置している。
【0050】
図1において、30は凝縮部31と冷却ブロック32をT字状に組み合わせて構成した熱サイフォン式冷却器である。冷却ブロック32の向かい合う平板面には、それぞれ2個の高速スイッチング素子9及び1個の中性点クランプダイオード13を横に並べて取り付け、高速スイッチング素子9及び中性点クランプダイオード13を、大容量冷却器30の下方に配置した平滑コンデンサ14と接続する主回路導体群15を介して接続して主回路を構成している。さらに、前記主回路を、鋼板を方形に組み合わせて構成したユニットシャーシ39に収納すると共に、ユニットシャーシ39の前面をなす1面に絶縁ガイシ33を介して主回路の入出力導体群16を備える。尚本図には表していないが、入出力導体群16は主回路導体15と電気的に接続して、電力変換装置のパワーモジュール8を構成している。
【0051】
本図に於いて、パワーモジュール8は高電圧大容量の装置の主回路を構成するものであり、高速スイッチング素子9も高電圧大容量の性能をもつものが選定されている。さらに、高速スイッチング素子9にはそれぞれにゲート基板28を備える。
【0052】
図2は、高速スイッチング素子9とゲート基板28の詳細構成を示す図で、図1に記載のパワーモジュール8において、パワーモジュール8の前方をなす入出力導体群16の取付面から見て、左奥に備えた高速スイッチング素子9の部分の拡大図である。
【0053】
ゲート基板28は、電気信号によるゲート信号を与えるための電気信号端子34と、光信号によるゲート信号を受けるための光端子35と、光信号を電気信号に変換する光・電気変換回路36とを備え、電気信号端子34と高速スイッチング素子9に備わるゲート端子38とを、ネジを介して接続している。
【0054】
図1において、ユニットシャーシ39には、接地電位に電位固定したパネル40が取り付けられ、ユニットシャーシ39と同一の構造体として構成されている。
【0055】
パネル40には、光信号によるゲート信号を与えるための光端子41と、制御電位の電気信号によるゲート信号を受けるための電気信号端子42と、電気信号を光信号に変換する電気・光変換回路43とを備えるゲート分配基板23を備え、ゲート基板28に備えた光端子35と、ゲート分配基板23に備えた光端子41とを光ケーブル45で接続して、単位インバータユニット20を構成している。なお、パネル40は、上述のように接地電位に電位固定する代わりに、電気・光変換回路43内を流れる電気信号の基準電位に電位固定してもよい。
【0056】
単位インバータユニット20の内部において、ゲート信号は、電気信号としてゲート分配基板23に備えた電気信号端子42に与えられ、電気・光変換回路43を経て光信号に変換され、光端子41から主回路ノイズの発生源である高速スイッチング素子9、主回路導体群15、及びユニットシャーシ39の近傍を光ケーブル45によって接続することで、ゲート信号に対する主回路ノイズの影響を排除しつつ、ゲート基板28の光端子35に伝送され、光・電気変換回路36を介して電気信号に再変換され、電気信号端子34と高速スイッチング素子9のゲート端子38の接続を介して、高速スイッチング素子9に与えられる。
【0057】
光ケーブル45は、単位インバータユニット20の内部で完結しているため、単位インバータユニット20の組み込み、取り外しにおいて光ケーブル45に人為的なストレスを与えないため、物理的な応力や、受光面の汚れに弱い光ケーブルを保護して信頼性を向上させる。更に電力変換ユニットの奥行き方向に向かって高速スイッチング素子9を配置することを可能として、電力変換装置の横方向の寸法を縮小して市場ニーズに答える。
【0058】
図1において、ゲート分配基板23の4角のうち3つの角に設けた絶縁スタッドと、残りの1角に設けた導電性スタッド48とを介してパワーモジュール8とゲート分配基板23との間の空間に、導電性の金属から成る遮蔽板47を設けている。
【0059】
ゲート分配基板23の導電性スタッド48取付部には、遮蔽板47の電位を接地電位に電位固定するためのパターンが施されている。なお、必要に応じゲート分配基板23内を流れる電気信号の基準電位に電位固定してもよい。
【0060】
制御回路電位であって、主回路ノイズに影響を受けやすいゲート分配基板23の電気信号端子42および電気・光変換回路43を遮蔽板47によって、主回路ノイズの発生源である高速スイッチング素子9、主回路導体群15、及びユニットシャーシ39と電気的に遮蔽することで、高電圧化が進む主回路のスイッチングノイズから保護して信頼性を向上させることを可能とする。
【0061】
図1において、パネル40は絶縁ガイシ33を介しユニットシャーシ39と電気的に絶縁すると共に、ユニットシャーシ39を接地電位から絶縁し、直流主回路の中点電位に固定することで電気部品の定格絶縁電圧を下げまた、パワーモジュール8内部の絶縁距離を小さくして、パワーモジュール8の小型化を可能とする。また他方、必要によりユニットシャーシ39の接地配線経路と、制御回路の接地配線経路を分離することも可能となる。
【0062】
また、上述のような場合において、低圧の制御回路電位を含むゲート分配基板23をユニットシャーシ39から絶縁して、高電圧の装置への適用を可能とする。
【0063】
図1及び図3において、パネル40はU字状の形状を持ち、パワーモジュール8の下方に配置し、ゲート分配基板23を取り付けた平面を上方に向けるとともに、側面となる平面を下側に向けて、制御回路電位であって、主回路ノイズに影響を受けやすいゲート分配基板23と、電力変換装置1の下方に配置したゲートコントロール基板3とを接続して、ゲート信号における制御電位の電気信号を伝送するケーブルを主回路電位から遮蔽するとともに、パネル40の側面となる平面に、単位インバータユニット20を引き出し自在に収納し固定する金属製のスライドレール49を備える。
【0064】
さらに、図3に示すように、スライドレールの固定端を電力変換装置1のフレーム2に固定し、単位インバータユニット20を物理的に保持するとともに、パネル40を金属製のスライドレール49を介して接地電位であるフレーム2に電位固定している。
【0065】
図4は、本発明の他の実施形態としての、高速スイッチング素子9とゲート基板28の詳細構成を示す図である。図4において、光・電気変換一体基板50は、前述の高速スイッチング素子9にそれぞれ対にして設けたゲート基板28のうち、大容量冷却器30の冷却ブロック32の平板面を共有する2個の高速スイッチング素子9と対になるゲート基板28を物理的に一体にして基板化して構成している。
【0066】
すなわち、1個の基板に、2組の光・電気変換回路36、光端子35、電気信号端子34を備えている。このとき、電気信号端子34は、対となる高速スイッチング素子9のゲート端子17の近傍となる位置に配置している。
【0067】
光・電気変換一体基板50は、主回路導体群15に絶縁スタッド46を介して必要な絶縁距離を確保して固定されている。また、電気信号端子34と高速スイッチング素子9のゲート端子17は高速スイッチング素子9のエミッタ電位とゲート電位をツイストペアした電線で接続している。
【0068】
これにより、ゲート基板28の数量を削減すると共に取り付けを容易にして装置を低廉化し、保守性を向上させている。
【0069】
図5は、本発明のさらに他の実施形態としての、高速スイッチング素子9とゲート基板28及び主回路導体群15の詳細構成を示す図である。
【0070】
図5において、光・電気変換一体基板50に搭載される2組の光・電気変換回路36、光端子35、電気信号端子34を、それぞれ対となる高速スイッチング素子9のゲート端子17の近傍となる位置に寄せて配置するとともに、光・電気変換一体基板50の中央部を主回路導体群15に直接載せ、主回路導体群15のうち光・電気変換一体基板50と接触する範囲を、光・電気変換一体基板50と一緒に絶縁性の樹脂で、固めて一体化している。
【0071】
これにより、ゲート基板28及び主回路導体群15の取り付けを容易にして装置を低廉化し、保守性を向上させている。
【0072】
また、図1において、ゲート分配基板23に搭載する電気信号端子42は、電線の接続を容易にするためにコネクタを用いている。このコネクタはゲート分配基板23の平面と垂直に抜き差しする方向に取り付けるとともに、パネル40と正対する方向に取り付けている。パネル40の平面部には、ゲート分配基板23の電気信号端子42を抜き差しするための穴を設け、筐体側から供給されるゲート信号における制御電位の電気信号を伝送するためのゲートケーブル51を貫通させて接続している。
【0073】
これにより、ゲートケーブル51を、入出力導体群16及び本図には描かれない主回路の入出力電線が集中する単位インバータユニット20の前方を避けて接続することを可能とし、主回路のスイッチングノイズから保護して、装置の信頼性を向上させる。
【0074】
【発明の効果】
本発明の電力変換装置によれば、電力変換ユニット内部に於いて、ノイズの影響を受けやすい高速スイッチング素子のゲート信号の電気的配線長を短くして、高電圧化が進む主回路のスイッチングノイズから保護して信頼性を向上させると共に、光ケーブルを物理的構成の等しい複数のユニットに用いることで同一長さの光ケーブルを多く使用し、量産効果による低廉化と、輸送や保守における光ケーブルの取り外しや再配線を無くすことによる信頼性の向上を併せ持つことを可能とする。
【0075】
さらに必要に応じてシャーシを主回路電位に固定する場合や、シャーシの接地配線経路と、制御回路の接地配線経路を分離する場合において、制御電位のゲート信号の電気的配線を含む制御回路電圧を持つ基板を絶縁して、高電圧の装置への適用を可能とする。
【0076】
また、パネルを基台として電力変換ユニットを保持すると共に、パネルを接地電位である筐体に近接させて装置を小型化すると共に、制御電位のゲート信号の電気的配線を含む制御回路電圧を持つ基板への電気的配線をユニット主回路からできるだけ遠ざけて、主回路のスイッチングノイズから保護して、装置の信頼性を向上させる。
【0077】
さらにゲート基板の取り付けを容易にして装置を低廉化し、保守性を向上させる。
【0078】
さらに制御電位のゲート信号の電気的配線を含む制御回路電圧を持つ基板への電気的配線を、主回路接続の集中する装置前方とは別の面から電力変換ユニットに接続することを可能として、主回路のスイッチングノイズから保護して、装置の信頼性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る電力変換装置における電力変換ユニットの具体的な構造を示す斜視図。
【図2】 本発明の一実施形態における高速スイッチング素子とゲート基板の詳細構成を示す斜視図。
【図3】 本発明の一実施形態に係る電力変換装置と単位インバータの物理的配置を示す図。
【図4】 本発明の他の実施形態における高速スイッチング素子とゲート基板の詳細構成を示す斜視図。
【図5】 本発明のさらに他の実施形態における高速スイッチング素子とゲート基板及び主回路導体群の詳細構成を示す斜視図。
【図6】 従来の電力変換装置の構成例を示す正面図。
【図7】 従来の電力変換装置に収納される単位インバータユニットの構成を示す図で、(a)は正面図、(b)は右側面図。
【図8】 従来の電力変換装置の他の構成例を示す正面図。
【図9】 従来の電力変換装置におけるインバータユニットの構成例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…電力変換装置
2…フレーム
3…ゲートコントロール基板
8…パワーモジュール
9…高速スイッチング素子
10…光コネクタ
11…光ケーブル
12…ツイストペア電線
13…中性点クランプダイオード
14…平滑コンデンサ
15…主回路導体群
16…入出力導体群
17…ゲート端子
20…単位インバータユニット
21…インバータ収納盤
22…制御盤
23…ゲート分配基板
24…ゲートコントロール基板
25…光信号分配基板
26…信号ケーブル
27…インバータユニット
28…ゲート基板
29…冷却フィン
30…大容量冷却器
31…凝縮部
32…冷却ブロック
33…絶縁ガイシ
34…電気信号端子
35…光端子
36…光・電気変換回路
38…導体群
39…ユニットシャーシ
40…パネル
41…光端子
42…電気信号端子
43…電気・光変換回路
45…光ケーブル
46…絶縁スタッド
47…遮蔽板
48…導電性スタッド
49…スライドレール
50…光・電気変換一体基板
51…ゲートケーブル

Claims (7)

  1. 筐体に収納した複数個の電力変換ユニットと、コントロール基板とを有する電力変換装置に於いて、
    前記電力変換ユニットは、
    複数の高速スイッチング素子と、
    前記複数の高速スイッチング素子のそれぞれに対に備えかつ近傍に配置したゲート基板を備えて構成するパワーモジュールと、
    前記パワーモジュールを収納するシャーシと、
    前記シャーシの近傍に配置し前記シャーシと同一の構造体とするとともに、前記筐体に対して引き出し自在とした電気的に接地電位又は所定の基準電位に固定されたパネルと、
    前記パネルに取り付けられたゲート分配基板とを備え、
    前記ゲート基板には前記高速スイッチング素子に電気信号によるゲート信号を与えるための電気信号端子と、光信号によるゲート信号を受けるための光端子と、光信号を電気信号に変換する光・電気変換回路とを備え、 前記ゲート分配基板には、前記コントロール基板と接続して電気信号を受ける電気信号端子と、光信号によるゲート信号を発信するための光端子と、電気信号を光信号に変換する電気・光変換回路とを備え、
    前記複数のゲート基板の光端子と前記ゲート分配基板の光端子とを、光ケーブルを用いて接続することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、前記パワーモジュールと前記ゲート分配基板とを遮蔽する導電性の金属から成る遮蔽板を備え、前記遮蔽板の電位を接地電位又は前記ゲート分配基板内を流れる電気信号の基準電位に固定することを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1に記載の電力変換装置において、前記パネルと前記シャーシとを絶縁物を介し電気的に絶縁して構成することを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項1に記載の電力変換装置において、前記パネルを前記シャーシの下方に配置すると共に、前記パネルを前記電力変換ユニットの基台として前記電力変換ユニットを収納する筐体と引き出し自在に連結すると共に、前記パネルと前記筐体を電気的に接続して構成することを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1に記載の電力変換装置において、前記高速スイッチング素子のそれぞれに対に備えかつ近傍に配置する前記ゲート基板を、必要な単位に一体化して構成することを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1に記載の電力変換ユニットにおいて、前記高速スイッチング素子のそれぞれに対に備えかつ近傍に配置する前記ゲート基板と、前記高速スイッチング素子の各相の主回路端子にそれぞれ接続され主回路電流を流す複数の主回路導体とを、物理的に一体化して基板を構成することを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項1に記載の電力変換装置において、前記ゲート分配基板に備えた電気信号端子における電線接続方向と、前記パネルの平板面が垂直方向となるように配置すると共に、前記パネルの平板面に前記電気信号端子の位置に対応する貫通穴を設け、前記電気信号端子に接続する電線を、前記貫通穴を介して接続することを特徴とする電力変換装置。
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