JP2009214782A - 車両用燃料タンクの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用燃料タンクの取付構造において、簡易な構造で、燃料タンクの膨張変位を吸収するとともに、確実に燃料タンクを固定することができるようにする。
【解決手段】燃料タンク24を車両に取り付ける機構は、燃料タンク24の軸方向における両端にそれぞれ位置し、車体に固定される固定部材50と、固定部材50にそれぞれ接続し、燃料タンク24の筒部に軸方向に延びて接して燃料タンク24を挟み込むように保持する2対の保持部材52とを有する。燃料タンク24が膨張してその径が大きくなったときに、保持部材52が燃料タンク24の筒部を周方向にスライドしながら撓み、燃料タンク24の膨張変位を吸収する。これにより、燃料タンク24が膨張しても、確実に燃料タンク24を固定することができる。
【選択図】図2
【解決手段】燃料タンク24を車両に取り付ける機構は、燃料タンク24の軸方向における両端にそれぞれ位置し、車体に固定される固定部材50と、固定部材50にそれぞれ接続し、燃料タンク24の筒部に軸方向に延びて接して燃料タンク24を挟み込むように保持する2対の保持部材52とを有する。燃料タンク24が膨張してその径が大きくなったときに、保持部材52が燃料タンク24の筒部を周方向にスライドしながら撓み、燃料タンク24の膨張変位を吸収する。これにより、燃料タンク24が膨張しても、確実に燃料タンク24を固定することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、円筒状の燃料タンクを車両に取り付ける車両用燃料タンクの取付構造に関する。
従来、天然ガス等の気体燃料を内燃機関に供給して走行する車両が知られている。このような車両においては、気体燃料を高圧状態で収容する円筒状の燃料タンクが搭載される。
また、従来、水素ガス等の気体燃料を燃料電池に供給して、その電池で発電した電力により走行する車両が知られている。このような車両においても、気体燃料を高圧状態で収容する円筒状の燃料タンクが搭載される。
上述した燃料タンクは、一般的に、気体燃料を充填するとき膨張変位する容器である。
下記特許文献1には、車体に固定された2つの支持フレームに、燃料タンクの外周に周設された固定バンドがそれぞれ固着される燃料タンクの取付構造が記載されている。一方の固定バンドの端部と他方の固定バンドの端部とを接合する接合端部は、スプリングを介してボルトで締結されている。この構成により、燃料タンクが膨張変位してもスプリングがその膨張変位を吸収するので、燃料タンクを固定することができる。
しかしながら、上記特許文献1の燃料タンクの取付構造においては、燃料タンクに固定バンドを取り付けるのに部品点数が多くなり、取り付け作業の工数が多くなってしまう。
本発明の目的は、簡易な構造で、燃料タンクの膨張変位を吸収するとともに、確実に燃料タンクを固定することができる車両用燃料タンクの取付構造を提供することにある。
本発明は、円筒状の燃料タンクを車両に取り付ける車両用燃料タンクの取付構造において、燃料タンクを車両に取り付ける機構は、燃料タンクの軸方向における両端にそれぞれ位置し、車体に固定される固定部材と、前記固定部材にそれぞれ接続し、燃料タンクの筒部に軸方向に延びて接して燃料タンクを挟み込むように保持する2対の保持部材と、を有し、燃料タンクが膨張してその径が大きくなったときに、前記保持部材が燃料タンクの筒部を周方向にスライドしながら撓む、ことを特徴とする。
また、燃料タンクは、軸方向における一端にバルブを有し、燃料タンクを車両に取り付ける機構は、さらに、前記バルブと前記固定部材とを連結し、燃料タンクの周方向と軸方向のずれを防止する連結部材を有することができる。
さらに、前記保持部材を金属製とすることができる。
本発明の車両用燃料タンクの取付構造によれば、簡易な構造で、燃料タンクの膨張変位を吸収するとともに、確実に燃料タンクを固定することができる。
以下、本発明に係る車両用燃料タンクの取付構造の実施形態について、図を用いて説明する。一例として、燃料電池が発電した電力で走行する自動車、すなわち燃料電池自動車を挙げ、この自動車に搭載される燃料タンクについて説明する。なお、本発明は、燃料電池自動車に限らず、天然ガスなどの気体燃料を燃料源とする内燃機関を備えた自動車にも適用可能である。
図1は、燃料電池自動車10の概略構成を示す図である。燃料電池自動車10は、車両の走行に必要な電力を発電する燃料電池システム12を搭載している。燃料電池システム12は、2種の反応ガスである燃料ガスと酸化剤ガスとを電気化学反応させて発電を行なう燃料電池14を有する。なお、本実施形態の燃料電池システム12に用いられる燃料ガスは水素であり、酸化剤ガスは空気である。
燃料電池14は、例えばフッ素樹脂などの高分子材料により形成されたプロトン導電性の膜体である電解質膜を有する固体高分子型の燃料電池である。この電池の単位セル(図示せず)は、電解質膜を燃料極と空気極とで挟んで構成される膜−電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)を、二枚のセパレータで更に挟んで構成される。この単位セルを複数積層することにより、燃料電池14が構成される。
燃料電池14には、これの燃料極(図示せず)に燃料ガスを供給する燃料ガス管路16と、燃料電池14の空気極(図示せず)に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス管路18とが接続されている。
また、燃料電池14には、燃料極から排出される排出燃料ガスを燃料ガス管路16に戻し、そのガスを燃料電池14に循環させる循環管路20と、空気極から排出される排出酸化剤ガスを外部へ放出する排出管路22とが接続されている。
燃料ガス管路16は、その端部を、燃料ガスを燃料電池14に供給する供給源である燃料タンク24に接続している。燃料タンク24は、円筒形状であり、燃料ガスを高圧状態にして貯蔵する。燃料ガス管路16には、燃料タンク24の近傍に燃料ガス制御弁26が取り付けられている。燃料ガス制御弁26は、燃料電池14に要求される電力に応じて、燃料タンク24から燃料電池14に供給される燃料ガスの流量及び圧力を制御する。
また、燃料ガス管路16は、燃料ガス制御弁26の下流側において、循環管路20に接続している。循環管路20には、燃料電池14から燃料ガス管路16に接続する部分までの間に、気液分離装置28と循環装置30とが順に設けられている。燃料電池14から排出される排出燃料ガスには、未反応の燃料ガスと、電気化学反応により生成される水(水蒸気も含む)とが含まれる。気液分離装置28は、排出燃料ガスに含まれる水を分離する機能を有する。循環装置30は、ポンプ(図示せず)を内蔵し、このポンプの動作により、燃料電池14から排出される排出燃料ガスを燃料ガス管路16に送り出す。
酸化剤ガス管路18は、その端部を外部に開放している。酸化剤ガス管路18には、圧縮ポンプ32が設けられ、この圧縮ポンプ32の動作により、外部から燃料電池14に酸化剤ガスが供給される。
燃料電池14で発電される電力は、直流電力である。この直流電力の少なくとも一部は、DC/DCコンバータ34により降圧され、バッテリ36に充電される。バッテリ36は、充放電可能な二次電池であり、例えばニッケル水素バッテリ、リチウムイオンバッテリなどで構成される。もちろん、バッテリ36に代えて二次電池以外の充放電可能な蓄電器、例えばキャパシタを用いることもできる。
また、燃料電池14で発電される直流電力の少なくとも一部は、インバータ38を介してモータ40に供給される。インバータ38は、パルス幅変調方式のPWMインバータである。インバータ38は、与えられる制御指令に応じて燃料電池14またはバッテリ36から出力される直流電力を三相交流電力に変換し、モータ40へ供給する。モータ40は、車輪42を駆動するためのモータであり、例えば高回転高出力の埋込磁石型モータ(IPM)である。
次に、燃料電池システム12に用いられる燃料タンク24を車両に搭載する際の取付構造について図2および図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る燃料タンク24の取付構造を示す図であり、図3は、図2のA方向から見た図である。
燃料タンク24は、これの内部に収容された気体燃料の圧力が分散されるように円筒状、いわゆるシリンダ状に形成され、例えば車幅方向に延在するように車体のフレーム(図示せず)に配置される。
燃料タンク24を車両に取り付ける機構は、固定部材50と、保持部材52と、連結部材54との各要素を有し、これらを組み立てることで燃料タンク24の取付構造が構成される。
固定部材50は、金属製の平板であり、燃料タンク24の軸方向における両端にそれぞれ位置する。2つの固定部材50は車体のフレームにそれぞれ固定される。
保持部材50は、例えば金属製のパイプであり、径方向に付勢される力に対し撓むことができる。保持部材50は、2つの固定部材50をそれぞれ接続する。保持部材50は2対からなり、燃料タンク24の筒部に軸方向に延びて接して、燃料タンク24を挟み込むように保持する。これにより、燃料タンク24の径方向のずれを防止することができる。
連結部材54は、断面L字型状の金属製の平板である。連結部材54は、燃料タンク24の一端に設けられたバルブ24aと、1つの固定部材50とを連結する。これにより、燃料タンク24の周方向と軸方向のずれを防止することができる。
なお、固定部材50と、保持部材52と、連結部材54との各要素を接合する際には、ボルトやビスなどの締結材を使用して接合することも、溶接により接合することもできる。
次に、燃料タンク24に気体燃料を充填し、燃料タンク24が膨張した場合における、燃料タンク24の取付構造について図3を用いて説明する。図3は、図2のA方向から見たときの図である。
通常時における燃料タンク24の外周は実線で示される。一方、燃料タンク24に気体燃料を充填するとその容器が膨張する。燃料タンク24が膨張すると、二点鎖線で示されるように燃料タンク24の外周が実線より大きくなる。すなわち、燃料タンク24の外径が大きくなる。
このとき、保持部材50は、燃料タンク24の周方向であって、図中の矢印に示される方向にそれぞれスライドしながら撓む。このように、燃料タンク24が膨張する場合であっても、保持部材50が撓みながら燃料タンク24の膨張変位を吸収するとともに、燃料タンク24を挟み込むように保持する。したがって、このような燃料タンク24の取付構造においては、燃料タンクが膨張変位しても確実に燃料タンク24を固定することができる。
10 燃料電池自動車、24 燃料タンク、50 固定部材、52 保持部材、54 連結部材。
Claims (3)
- 円筒状の燃料タンクを車両に取り付ける車両用燃料タンクの取付構造において、
燃料タンクを車両に取り付ける機構は、
燃料タンクの軸方向における両端にそれぞれ位置し、車体に固定される固定部材と、
前記固定部材にそれぞれ接続し、燃料タンクの筒部に軸方向に延びて接して燃料タンクを挟み込むように保持する2対の保持部材と、
を有し、
燃料タンクが膨張してその径が大きくなったときに、前記保持部材が燃料タンクの筒部を周方向にスライドしながら撓む、
ことを特徴とする車両用燃料タンクの取付構造。 - 請求項1に記載の車両用燃料タンクの取付構造において、
燃料タンクは、軸方向における一端にバルブを有し、
燃料タンクを車両に取り付ける機構は、さらに、前記バルブと前記固定部材とを連結し、燃料タンクの周方向と軸方向のずれを防止する連結部材を有することを特徴とする車両用燃料タンクの取付構造。 - 請求項1または2に記載の車両用燃料タンクの取付構造において、
前記保持部材は金属製であることを特徴とする車両用燃料タンクの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062201A JP2009214782A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 車両用燃料タンクの取付構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008062201A JP2009214782A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 車両用燃料タンクの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=41187119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008062201A Pending JP2009214782A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 車両用燃料タンクの取付構造 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102126428A (zh) * | 2010-01-19 | 2011-07-20 | 丰田自动车株式会社 | 用于气罐的罐保持机构及使用罐保持机构安装气罐的车辆 |
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2008
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