JP2008135107A - 記録媒体駆動装置 - Google Patents

記録媒体駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008135107A
JP2008135107A JP2006319612A JP2006319612A JP2008135107A JP 2008135107 A JP2008135107 A JP 2008135107A JP 2006319612 A JP2006319612 A JP 2006319612A JP 2006319612 A JP2006319612 A JP 2006319612A JP 2008135107 A JP2008135107 A JP 2008135107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
recording medium
insertion port
housing
moves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006319612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4948988B2 (ja
Inventor
Kazunari Kato
一成 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2006319612A priority Critical patent/JP4948988B2/ja
Publication of JP2008135107A publication Critical patent/JP2008135107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4948988B2 publication Critical patent/JP4948988B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 ディスクなどの記録媒体の挿入口、およびこの挿入口を開閉するシャッタを有し、シャッタが安定して支持され、シャッタの短い距離の移動で挿入口を確実に閉鎖できる「記録媒体駆動装置」を提供する。
【解決手段】 シャッタ10には、第1の案内長穴11aと第2の案内長穴11bが形成され、第1の案内長穴11aが筐体2の前面2aに固定された第1の摺動突部12を摺動し、第2の案内長穴11bが第2の摺動突部13を摺動する。第1の案内長穴11aと第2の案内長穴11bとが互いに異なる向きに傾斜しており、シャッタ10がX2方向へ移動すると、シャッタ10が反時計方向へ回動して挿入口4を閉鎖できる閉鎖位置に至る。
【選択図】図1

Description

本発明は、筐体に、ディスクなどの記録媒体を挿入する横長形状の挿入口が形成されて、前記挿入口を開閉するシャッタが設けられた記録媒体駆動装置に関する。
車載用の電子機器では、筐体の前面に挿入口が形成され、この挿入口から記録媒体が挿入されるスロットイン方式が採用されている。記録媒体がCD(コンパクト・ディスク)やDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)などのディスクである場合には、筐体内に搬送ローラを備えた搬送機構が設けられており、挿入口から挿入されたディスクが、搬送ローラの回転力によって筐体の内部に搬入される。筐体内には、ターンテーブルを有する駆動部が設けられ、前記搬送機構の搬送力で搬入されたディスクの中心穴が、前記ターンテーブルにクランプされる。
この種の記録媒体駆動装置では、筐体内の駆動部によってディスクが回転駆動されているときに、挿入口から新たなディスクが挿入されるのを阻止することが必要である。そのために、ディスク駆動中に前記挿入口から別のディスクが挿入されるのを防止する挿入防止機構が設けられているのが一般的である。
前記挿入防止機構としては、挿入口の上側または下側に配置された軸を支点として回動する蓋体が設けられているものがある。この蓋体を設けると、挿入口のほぼ全体を閉鎖することができ、筐体の内部に埃や異物が入り込むのを防止しやすい。しかし、筐体の奥行き方向に向けて回動する蓋体を設けると、筐体の前後方向に蓋体が回動するためのスペースを確保することが必要となり、機器の奥行き寸法の小型化を阻害することになる。
以下の特許文献1と特許文献2には、筐体の前面に前記挿入口が開口しているとともに、前面に沿って回動するシャッタが設けられている。このシャッタを前面に沿って一方に向けて回動させると、シャッタが挿入口を遮らない位置に移動し、他方に向けて回動させると、シャッタによって挿入口の一部が閉鎖されて、ディスクが挿入口から挿入されるのを阻止できる。
特開2003−168254号公報 特開2004−318965号公報
特許文献1または2に記載のディスク装置に設けられるシャッタは、その基部が筐体の前面に回動自在に支持されて、シャッタが片持ち状態で回動する。
シャッタが、片持ち状態で回動するものでは、シャッタの支持が不安定であり、車載用の電子機器では、車体振動などでシャッタのがたつき音が発生しやすい。また、片持ち支持のシャッタは外力に対する強度が弱く、例えば挿入口からディスクなどの記録媒体が強引に挿入されると、記録媒体の押し込み力によりシャッタが変形し、または基部の支持部に過大な応力が作用して支持軸が破損するなどの故障が発生しやすい。
さらに、シャッタが回動方式であるため、シャッタを支持軸を中心に回動させるための回動機構を装備することが必要になる。この種の回動機構は、機構が複雑になるのみならず、回動動作に必要なスペースが広く必要になり、機器の薄型化を阻害する原因になりやすい。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、挿入口を閉鎖するシャッタを、安定して支持した状態で動作させることができ、またシャッタを開閉させるシャッタ駆動機構の構造も簡単にできる記録媒体駆動装置を提供することを目的としている。
本発明は、筐体に形成され幅方向の開口幅寸法が縦方向の開口幅寸法より広い挿入口と、筐体内に設けられて前記挿入口から挿入された記録媒体が装填される駆動部と、前記挿入口を開閉するシャッタとが設けられた記録媒体駆動装置において、
前記シャッタは、筐体の一部または筐体とは別体の支持体に支持されて、前記支持体と前記シャッタのいずれか一方に2つの案内長穴が形成され、他方にはそれぞれの前記案内長穴を摺動する一対の摺動突部が設けられ、前記案内長穴の少なくとも一方が、幅方向と縦方向の双方に対して傾斜しており、
前記シャッタは、幅方向に沿う一方の側である第1の側へ移動したときに、前記挿入口を開放でき、幅方向に沿う他方の側である第2の側へ移動したときに、前記案内長穴に沿って幅方向と縦方向の双方に対して傾斜する方向へ移動して、前記挿入口の少なくとも一部を閉鎖可能とされており、
前記シャッタに第1の側と第2の側への移動力を与えるシャッタ駆動機構が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の記録媒体駆動装置は、シャッタが2つの摺動突部で支持されて摺動するため、シャッタの支持が安定してがたつき音が生じにくい。また、シャッタが2つの摺動突部で支持されているために、外部の力に対して強く、記録媒体が押し込まれたときなどでも変形しにくい。また、シャッタが第2の側へ摺動する動作のみで、挿入口を開閉できるため、シャッタ駆動機構の構造を簡単にできる。
本発明は、好ましくは、第1の側に第1の案内長穴が、第2の側に第2の案内長穴が設けられ、前記第1の案内長穴は、第2の側に向かうにしたがって前記挿入口から離れる向きに傾斜し、前記第2の案内長穴は、第2の側に向かうにしたがって前記挿入口に接近する向きに傾斜している。
上記のように、第1の案内長穴と第2の案内長穴とが、互いに逆の向きに傾斜していると、シャッタを第2の側に向けて短い距離移動させるだけで、シャッタで挿入口を閉鎖することができる。
さらに、本発明は、前記シャッタ駆動機構には、前記幅方向と平行に動作して第1の側と第2の側に移動する駆動部材と、前記駆動部材から前記シャッタに移動力を伝達する連結部材とが設けられ、前記連結部材の一端が前記駆動部材に揺動自在に連結されているとともに、前記連結部材の他端が前記シャッタに揺動自在に連結されているものである。例えば、前記連結部材が金属ワイヤである。
上記のように、駆動部材を幅方向と平行な方向へ移動させ、連結部材を、駆動部材とシャッタに揺動自在に連結することにより、駆動部材の幅方向の移動力で、シャッタを斜めの向きに摺動させることができる。また、駆動部材の移動方向が単純なので、シャッタ駆動機構の構造を簡単にでき、また駆動部材などが移動するのに必要なスペースを比較的狭くできる。
なお、本発明では、記録媒体が、CDやDVDなどのように露出状態で使用されるディスクである。または、ディスクが矩形状のケース内に挿入されたものであってもよい。あるいは、記録媒体が、不揮発性のメモリを備えた記憶装置などであってもよい。
本発明の記録媒体駆動機構では、シャッタが安定して支持されて摺動する。そのため、シャッタのがたつき音が発生しにくく、外力が作用したときにシャッタが変形しにくい。さらに、シャッタの短い距離の摺動動作で、挿入口の閉鎖と開放が可能となる。
図1は、本発明の実施の形態の記録媒体駆動装置において筐体の前面に設けられたシャッタを動作別に示す正面図であり、(A)はシャッタが開放位置にある状態を示し、(B)はシャッタが閉鎖位置にある状態を示す。図2は、シャッタが開放されているときのシャッタ駆動機構の動作を示す平面図、図3は、シャッタが閉鎖されているときのシャッタ駆動機構の動作を示す平面図である。
この実施の形態の記録媒体駆動装置1は、記録媒体として直径が12cmのCDやDVD、または直径が8cmのCDまたはDVDなどが装填される。
記録媒体駆動装置1は、金属製の筐体2を有している。この筐体2は、幅方向であるX方向の寸法よりも縦方向であるZ方向の寸法が短く形成されて、薄い直方体形状である。筐体2は、前面2aを有している。図1(A)(B)に示すように、前面2aは、X方向へ長手方向が向けられた長方形である。また、筐体2には、左側面2bと右側面2c、および底面2dと天井面2eが設けられ、さらに、前面2aと対向する後方に後面が設けられている。
図2と図3に示すように、筐体2の前面2aには、筐体の一部を構成するノーズ部3が固定されている。なお、図1(A)(B)ではノーズ部3の図示を省略している。ノーズ部3は合成樹脂材材料で形成された化粧部であり、その前面に、各種操作部材や液晶パネルなどの表示装置が設けられている。
図1(A)(B)に示すように、筐体2の前面2aには挿入口4が開口している。挿入口4は幅方向であるX方向の開口幅寸法が長く、縦方向であるZ方向の開口幅寸法が短いスリット形状である。図2と図3に示すように、前記ノーズ部3には、前記挿入口4と連通する挿入口3aが形成されている。
図2と図3に示すように、筐体2の内部には駆動ユニット5が設けられている。この駆動ユニット5は、筐体2の内部に設けられたオイルダンパーやエアーダンパーまたはコイルスプリングなどの弾性部材により、弾性支持されている。駆動ユニット5の内部には、挿入口4から挿入されたディスクを駆動ユニット5の内部に向けて搬入する搬送機構が設けられている。さらに駆動ユニット5の内部には、前記搬送機構で搬入されたディスクの中心穴が設置されるターンテーブルと、このターンテーブルにディスクを押圧するクランパと、前記ターンテーブルを駆動するスピンドルモータとが設けられている。ターンテーブルとクランパおよびスピンドルモータが、記録媒体であるディスクを駆動するための駆動部である。
図2と図3に示すように、駆動ユニット5のX1側の側部には、切換え部材6が設けられている。この切換え部材6は、駆動ユニット5においてY1−Y2方向へ移動自在に支持されており、駆動ユニット5の内部には、この切換え部材6を、奥側であるY1方向と前方であるY2方向へ移動させるための切換え駆動機構が設けられている。
駆動ユニット5内へのディスクの搬入を待つ待機状態では、図2に示すように、切換え部材6が奥側であるY1方向へ移動させられている。このとき、駆動部に設けられたクランパがターンテーブルから離れており、また搬送機構はディスクを搬送できる位置に設定されている。さらに、Y1方向へ移動した切換え部材6が、筐体2の内部に設けられたロック部に係合し、弾性支持されている駆動ユニット5が筐体2の内部で動くことのないように規制されている。
図2の状態で、挿入口3aおよび挿入口4からディスクが挿入されたことが検知されると、前記搬送機構が始動してディスクが駆動ユニット5の内部に搬入される。ディスクの中心穴がターンテーブルの中心と一致する位置までディスクが装填されると、図示しない装填検知手段がこれを検知する。この検知動作により、前記切換え駆動機構が始動して、図3に示すように切換え部材6が前方であるY2方向へ移動させられる。このときの切換え部材6の移動力により、クランパがディスクをターンテーブルに押圧して、ターンテーブルにディスクの中心部がクランプされる。また搬送機構がディスクから離れる位置に移動する。さらに切換え部材6が筐体2の内部のロック部から外れ、駆動ユニット5が筐体2の内部で弾性支持される。駆動ユニット5が弾性支持されている状態で、スピンドルモータによってディスクが回転駆動され、駆動ユニット5内に設けられた光ヘッドにより、ディスクに記録された信号が読み取られ、あるいはディスクに信号が記録される。
筐体2の前面2aにはシャッタ10が設けられている。このシャッタ10は、金属板で形成されている。駆動ユニット5がディスクの搬入を待機しているときは、図1(A)に示すように、シャッタ10がX1方向へ移動して、シャッタ10が挿入口4から外れている。ディスクが駆動ユニット5の内部でターンテーブルにクランプされている状態では、図1(B)に示すように、シャッタ10がX2方向へ移動するとともに、シャッタ10が挿入口4を横切り、挿入口4の一部がシャッタ10で閉鎖される。この実施の形態では、X1側が第1の側であり、X2側が第2の側である。
シャッタ10には、第1の側であるX1側に第1の案内長穴11aが貫通して形成され、第2の側であるX2側に第2の案内長穴11bが貫通して形成されている。筐体2の前面2aには、X1側に第1の摺動突部12が固定され、X2側に第2の摺動突部13が固定されている。第1の摺動突部12と第2の摺動突部13の軸方向は、前面2aに対して垂直な向きである。第1の案内長穴11aが第1の摺動突部12に摺動自在に挿通され、第2の案内長穴11bが第2の摺動突部13に摺動自在に挿通されている。
図2に示すように、第1の摺動突部12にはY2側に平坦形状の頭部12aが一体に形成され、第2の摺動突部13にはY2側に平坦形状の頭部13aが一体に形成されている。シャッタ10は、前面2aと各頭部12a,13aとで挟まれている。よって、シャッタ10は、前面2aに密着した状態で、案内長穴11a,11bに案内されて摺動する。
図1(A)(B)に示すように、シャッタ10のX2側で上方に向く縁部には、Y2方向へ向けて斜めに曲げられた折曲部10aが形成されている。シャッタ10が、図1(A)に示す開放位置から図1(B)に示す閉鎖位置へ移動するときに、前記折曲部10aが挿入口4の内部を移動することにより、シャッタが挿入口4の上内縁などに引っ掛かりにくくなっている。
図1(A)に示すように、シャッタ10が、X1方向へ移動して挿入口4から外れている開放位置にあるときに、第1の案内長穴11aは、X2方向へ向かうにしたがって挿入口4から遠ざかってZ1方向へ向くように傾斜している。第2の案内長穴11bは、X2方向へ向かうにしたがって挿入口4に近づくようにZ2方向へ向けられて傾斜している。第1の案内長穴11aと第2の案内長穴11bは、共に直線状に延びる長穴である。
図1(A)に示すように、シャッタ10がX1側へ移動していると、折曲部10aを有する先部がZ1側へ下降し、X1側の端部である基部10bがZ2方向へ上昇している。そのため、シャッタ10の上縁が、挿入口4の下縁にほぼ一致し、シャッタ10が挿入口4の内部に存在しておらず、挿入口4が開放されている。
図1(B)に示すように、シャッタ10がX2方向へ移動させられると、第1の案内長穴11aの案内動作により、基部10bがZ1方向へ移動させられ、第2の案内長穴11bの案内動作により、折曲部10aを有する先部がZ2方向へ移動させられる。このように、互いに逆向きに傾斜している第1の案内長穴11aと第2の案内長穴11bの案内動作により、シャッタ10が、図1(A)に示す開放位置から、図1(B)に示す閉鎖位置まで、X2方向へわずかな距離だけ移動する際に、シャッタ10が反時計方向へ大きく回動し、シャッタ10の先部が挿入口4を横断し、前記先部によって挿入口4の一部を閉鎖できる。
この実施の形態では、筐体2の前面2aが、第1の摺動突部12と第2の摺動突部13が固定される支持体となっている。ただし、前面2aとは別体の支持体が筐体2の内部などに設けられ、この支持体に第1の摺動突部12と第2の摺動突部13が固定されていてもよい。
なお、図1(A)(B)に示すのと同じ動作を行う実施の形態として、筐体2の前面2aなどの支持体に第1の案内長穴と第2の案内長穴が開口し、この2つの案内長穴が、図1に示す11aおよび11bの案内長穴と同じ向きに傾斜しており、シャッタに固定された摺動突部が第1の案内長穴と第2の案内長穴のそれぞれに摺動自在に挿通されているものであってもよい。
図1(A)(B)および図2に示すように、シャッタ10には、筐体2の内方に向けて延びる連結突部14が固定されている。この連結突部14は軸形状であり、その軸中心はY1−Y2方向に向けられている。筐体2の前面2aには、逃げ長穴15が貫通して形成されている。図2と図3に示すように、前記連結突部14は、逃げ長穴15を通過して筐体2の内方へ突出している。前記逃げ長穴15は、シャッタ10が図1(A)に示す開放位置から図1(B)に示す閉鎖位置に向けて移動するときの、前記連結突部14の軌跡に沿って屈曲形状に形成されている。
図2と図3に示すように、筐体2内の前面2aの内側にはシャッタ駆動機構20が設けられている。このシャッタ駆動機構20は、筐体2の底面2dの内側で、且つ挿入口4よりもZ1側の領域に設けられている。また、弾性支持されている前記駆動ユニット5との当たらない位置に配置されている。
前記シャッタ駆動機構20には、駆動部材21が設けられている。筐体2の底面2dには筐体2の内部に向けてZ2方向へ立ち上がる支持軸22が設けられ、駆動部材21は支持軸22に回動自在に支持されている。駆動部材21には駆動腕21aが設けられている。駆動部材21が回動すると、駆動腕21aは、筐体2の前面2aの内面に沿って且つ底面2dと平行にX1−X2方向へ移動する。駆動腕21aの先部には連結穴21bが形成されている。
シャッタ10に固定された前記連結突起14と駆動腕21aに形成された連結穴21bとが、連結部材23で連結されている。連結部材23は、金属ワイヤである。連結部材23の一方の端部23aが連結突部14に連結されている。連結部材23の前記端部23aはリング状に折り曲げられて、前記連結突部14に回動自在に連結されている。よって、連結部材23は、連結突部14の軸中心を支点として揺動自在である。連結部材23の他方の端部23bは、駆動腕21aに形成された前記連結穴21bに連結されている。連結部材23の前記端部23bはクランク形状に折り曲げられて、その先部が連結穴21bに挿入されている。よって、連結部材23は、駆動腕21aに対してX−Z平面と平行な方向へ向けて揺動できるように連結されている。
駆動部材21が支持軸22を中心として回動すると、その回動力が連結部材23を経て連結突部14に伝達される。このとき、駆動腕21aの移動方向がX1−X2方向であるのに対し、シャッタ10に設けられた連結突部14は、X1−X2方向へ移動するのみならずZ1−Z2方向へも移動する。しかし、連結部材23の端部23aが連結突部14に揺動自在に連結され、連結部材23の端部23bが駆動腕21aに揺動自在に連結されているため、駆動腕21aとシャッタ10の双方に不要な応力を与えることがなく、駆動腕21aのX1−X2方向への移動に伴なって、シャッタ10が、図1(A)に示す開放位置と図1(B)に示す閉鎖位置との間をスムースに移動できる。
前記駆動部材21に形成された付勢腕21cと筐体2の前面2aとの間には、閉鎖付勢部材として機能するコイルスプリング24が掛けられている。図3に示すように駆動部材21に外力が作用していないときには、駆動部材21はコイルスプリング24の付勢力を受けて反時計方向へ回動させられている。よって、図3では、駆動腕21aがX2方向へ移動し、連結部材23を介してシャッタ10がX2方向へ移動させられており、図1(B)に示すように、シャッタ10が閉鎖位置に移動している。シャッタ10は、コイルスプリング24の付勢力を受けて閉鎖位置へ移動するため、シャッタ10が閉鎖位置へ移動するときに、例えば、挿入口4内にディスクやその他の異物が存在していたとしても、シャッタ10がこれら異物に弾性的に当接することになり、ディスクなどに損傷を与えにくい。また、シャッタ10が異物に当たっている状態で、異物を取り去れば、コイルスプリング24の付勢力によって、シャッタ10が図1(B)に示す閉鎖位置に移動できる。
図2と図3に示すように、シャッタ駆動機構20には切換え伝達部材26が設けられている。この切換え伝達部材26は、筐体2の底面2dからZ2方向に立ち上がる軸27に回動自在に支持されている。切換え伝達部材26にばね支持部26aが設けられ、このばね支持部26aにトーションばね28の巻き体部28cが挿通されて支持されている。前記巻き体部28cから延びる一方の弾性腕28aは、筐体2の底面2dに設けられたばね掛け部29に支持され、巻き体部28cから延びる他方の弾性腕28bは、切換え伝達部材26に形成された掛止部26bに掛けられている。前記トーションばね28によって切換え伝達部材26は常に時計方向へ付勢されている。
切換え伝達部材26には、押圧部26cが形成されており、前記駆動部材21には被押圧腕21dが形成されている。図2に示すように、切換え伝達部材26に外力が作用していないときは、切換え伝達部材26がトーションばね28の付勢力によって時計方向へ回動している。このとき、切換え伝達部材26の押圧部26cによって駆動部材21の被押圧腕21dが押圧され、駆動部材21が時計方向へ回動させられる。すなわち、トーションばね28から切換え伝達部材26に与えられる時計回りのモーメントは、コイルスプリング24から駆動部材21に与えられる反時計回りのモーメントよりも大きい。
図2に示すように、切換え伝達部材26が時計方向へ回動し、駆動部材21が時計方向へ回動させられると、連結部材23によってシャッタ10がX1方向へ引かれ、図1(A)に示すように、シャッタ10が開放位置に至る。
また、前記切換え伝達部材26のX1の端部には伝達部26dが形成されており、この伝達部26dが、前記切換え部材6の押圧部6aに対向している。
この記録媒体駆動装置1では、図2に示すように、駆動ユニット5の側方に位置する切換え部材6がY1方向へ移動していると、駆動ユニット5内のクランパがターンテーブルから離れ、また駆動ユニット5が筐体2の内部でロックされて、ディスクの挿入を待機できる状態に設定される。
切換え部材6がY1方向へ移動すると、切換え部材6の押圧部6aが切換え伝達部材26から離れ、切換え伝達部材26がトーションばね28によって時計方向へ回動させられる。そして、切換え伝達部材26の押圧部26cが駆動部材21の被押圧腕21dに当たり、駆動部材21が時計方向へ回動させられる。このとき、駆動腕21aがX1方向へ移動し、駆動腕21aによって連結部材23がX1方向へ引かれ、シャッタ10がX1方向へ移動させられて図1(A)に示すように、シャッタ10が開放位置へ移動する。
挿入口4から挿入されたディスクが、搬送機構で搬入されて、ディスクの中心穴がターンテーブルに一致すると、駆動ユニット5内の切換えモータの動力によって切換え部材6がY2方向へ移動させられる。切換え部材6の移動力により、クランパが下降させられて、ディスクの中心穴がターンテーブルにクランプされ、また搬送機構がディスクから離れる。さらに切換え部材6が筐体2内のロック部材から離れ、駆動ユニット5の拘束が解除されて、筐体2内で駆動ユニット5が弾性支持される。
図3に示すように、切換え部材6がY2方向へ移動すると、切換え部材6の押圧部6aにより切換え伝達部材26が反時計方向へ移動させられ、切換え伝達部材26の押圧部26cが、駆動部材21から離れる。よって、駆動部材21はコイルスプリング24の付勢力で反時計方向へ回動し、駆動腕21aがX2方向へ移動し、連結部材23でシャッタ10がX2方向へ押され、図1(B)に示すように、シャッタ10が閉鎖位置に至る。そのため、駆動ユニット5内でディスクが回転駆動されて情報の読み取りや書き込みが行われているときに、挿入口4から別のディスクが誤って挿入されるのを防止できる。
図1(A)(B)に示すように、記録媒体駆動装置1に設けられたシャッタ10は、第1の案内長穴11aと第2の案内長穴11bが異なる向きに傾斜しているため、シャッタ10は、X2方向へ移動するときに回動動作を伴なう。よって、X2方向への移動距離が短くても、図1(B)に示すように、挿入口4の一部を閉鎖する閉鎖位置に移動できる。また、シャッタ10は、2つの摺動突部12と13で安定して支持されているためにがたつきにくい。また図1(B)に示す閉鎖位置のシャッタがディスクなどで強引に押されても、シャッタ10に作用する押圧力が2つの摺動突部12と13で受け止められるため、シャッタ10が変形しにくく、また摺動突部12,13での支持部が破損しにくい。
図4(A)(B)は本発明の他の実施の形態を示す正面図である。
図4(A)に示す記録媒体駆動装置では、シャッタ110が実線で示す開放位置にあるとき、第1の案内長穴111aが幅方向であるX1−X2方向に対して平行に位置しており、第2の案内長穴11bはX2方向へ向かうにしたがってZ2方向へ向けて傾斜している。
図4(B)に示す記録媒体駆動装置では、シャッタ210が実線で示す開放位置にあるとき、第1の案内長穴211aはX2方向に向かうにしたがってZ1方向に向かけて傾斜している。一方、第2の案内長穴211bは、X1−X2方向と平行に延びている。
図4(A)(B)に示すシャッタ110と210も、X2方向へ移動すると、回動動作して、先部110a,210aがZ2方向へ移動して挿入口を閉鎖できる。よって、X2方向への移動距離が短くでも、挿入口を閉鎖する位置に至ることができる。
筐体の前面に設けられたシャッタの動作を示すものであり、(A)はシャッタが開放位置にあるときを示し、(B)はシャッタが閉鎖位置にあるときを示している。 筐体の内部に位置するシャッタ駆動機構を示すものであり、シャッタが開放位置にある状態を示す平面図。 筐体の内部に位置するシャッタ駆動機構を示すものであり、シャッタが閉鎖位置にある状態を示す平面図。 (A)(B)は、他の実施の形態のシャッタを備えた記録媒体駆動装置の正面図。
符号の説明
1 記録媒体駆動装置
2 筐体
2a 前面
3 ノーズ部
4 挿入口
5 駆動ユニット
6 切換え部材
6a 押圧部
10 シャッタ
11a 第1の案内長穴
11b 第2の案内長穴
12 第1の摺動突部
13 第2の摺動突部
14 連結突部
20 シャッタ駆動機構
21 駆動部材
23 連結部材
24 コイルスプリング
26 切換え伝達部材
28 トーションばね

Claims (4)

  1. 筐体に形成され幅方向の開口幅寸法が縦方向の開口幅寸法より広い挿入口と、筐体内に設けられて前記挿入口から挿入された記録媒体が装填される駆動部と、前記挿入口を開閉するシャッタとが設けられた記録媒体駆動装置において、
    前記シャッタは、筐体の一部または筐体とは別体の支持体に支持されて、前記支持体と前記シャッタのいずれか一方に2つの案内長穴が形成され、他方にはそれぞれの前記案内長穴を摺動する一対の摺動突部が設けられ、前記案内長穴の少なくとも一方が、幅方向と縦方向の双方に対して傾斜しており、
    前記シャッタは、幅方向に沿う一方の側である第1の側へ移動したときに、前記挿入口を開放でき、幅方向に沿う他方の側である第2の側へ移動したときに、前記案内長穴に沿って幅方向と縦方向の双方に対して傾斜する方向へ移動して、前記挿入口の少なくとも一部を閉鎖可能とされており、
    前記シャッタに第1の側と第2の側への移動力を与えるシャッタ駆動機構が設けられていることを特徴とする記録媒体駆動装置。
  2. 第1の側に第1の案内長穴が、第2の側に第2の案内長穴が設けられ、前記第1の案内長穴は、第2の側に向かうにしたがって前記挿入口から離れる向きに傾斜し、前記第2の案内長穴は、第2の側に向かうにしたがって前記挿入口に接近する向きに傾斜している請求項1記載の記録媒体駆動装置。
  3. 前記シャッタ駆動機構には、前記幅方向と平行に動作して第1の側と第2の側に移動する駆動部材と、前記駆動部材から前記シャッタに移動力を伝達する連結部材とが設けられ、前記連結部材の一端が前記駆動部材に揺動自在に連結されているとともに、前記連結部材の他端が前記シャッタに揺動自在に連結されている請求項1または2記載の記録媒体駆動装置。
  4. 前記連結部材が金属ワイヤである請求項3記載の記録媒体駆動装置。
JP2006319612A 2006-11-28 2006-11-28 記録媒体駆動装置 Active JP4948988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006319612A JP4948988B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 記録媒体駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006319612A JP4948988B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 記録媒体駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008135107A true JP2008135107A (ja) 2008-06-12
JP4948988B2 JP4948988B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=39559859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006319612A Active JP4948988B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 記録媒体駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4948988B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009211769A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Sony Corp ディスク記録及び/又は再生装置
JP2009266314A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Teac Corp ディスク装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0773561A (ja) * 1993-08-31 1995-03-17 Canon Inc ディスクカートリッジの装填装置
JPH09223386A (ja) * 1995-12-15 1997-08-26 Sharp Corp 蓋体開閉機構およびそれを備えた記録再生装置
JPH1021617A (ja) * 1996-07-05 1998-01-23 Sony Corp ディスク記録再生装置
JPH11273213A (ja) * 1998-03-24 1999-10-08 Sharp Corp 蓋体開閉機構及びそれを備えた記録再生装置
JP2000021068A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Fujitsu Ten Ltd 記録媒体の挿入機構

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0773561A (ja) * 1993-08-31 1995-03-17 Canon Inc ディスクカートリッジの装填装置
JPH09223386A (ja) * 1995-12-15 1997-08-26 Sharp Corp 蓋体開閉機構およびそれを備えた記録再生装置
JPH1021617A (ja) * 1996-07-05 1998-01-23 Sony Corp ディスク記録再生装置
JPH11273213A (ja) * 1998-03-24 1999-10-08 Sharp Corp 蓋体開閉機構及びそれを備えた記録再生装置
JP2000021068A (ja) * 1998-06-30 2000-01-21 Fujitsu Ten Ltd 記録媒体の挿入機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009211769A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Sony Corp ディスク記録及び/又は再生装置
JP2009266314A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Teac Corp ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4948988B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4370584B2 (ja) ディスククランプ機構及びディスク駆動装置
JPH10208359A (ja) 電子機器
US20100083292A1 (en) Storage medium carrying mechanism in storage medium reproducing apparatus or storage medium recording/reproducing apparatus
JP4948988B2 (ja) 記録媒体駆動装置
WO1996033489A1 (fr) Dispositif de chargement de cartouche de disque
JP2013131266A (ja) ディスク再生装置
JPH11339348A (ja) ディスク装置
JP2651333B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3410281B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2006172522A (ja) ディスクカートリッジ
JP2005122860A (ja) ディスク装置
JPH05242579A (ja) 複式ディスク駆動装置
JP2006221266A (ja) 記録媒体用開閉扉機構
JP2010044836A (ja) ディスク装置
JP4280867B2 (ja) ディスク記録及び/又は再生装置
JP2007058971A (ja) 情報再生装置
JP3838989B2 (ja) ディスク装置
JP2004227714A (ja) ディスク駆動装置
JP2005129106A (ja) ディスク装置
JP4425701B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP4369380B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP4525482B2 (ja) ディスク駆動装置及び電子機器
JP4692838B2 (ja) ディスクドライブ装置及び電子機器
JP2000156009A (ja) 記録媒体駆動装置
JP2002150644A (ja) ディスクプレーヤのディスククランプ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4948988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150