JPH11273213A - 蓋体開閉機構及びそれを備えた記録再生装置 - Google Patents

蓋体開閉機構及びそれを備えた記録再生装置

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JPH11273213A
JPH11273213A JP10076059A JP7605998A JPH11273213A JP H11273213 A JPH11273213 A JP H11273213A JP 10076059 A JP10076059 A JP 10076059A JP 7605998 A JP7605998 A JP 7605998A JP H11273213 A JPH11273213 A JP H11273213A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の装着時・非装着時に係わらず開口
部を閉蓋状態とし、装置を薄くして小型化を図り得る蓋
体開閉機構及びそれを備えた記録再生装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 開口部3aの裏面側には、挿入完了位置
にあるMD2に対して挿入完了位置よりも開口部3a側
かつ記録再生駆動部5側に間隙6が設定されており、開
口部3aから挿入されるMD2と当接する蓋体11を、
MD2の挿入による当接力によって、間隙6により近い
蓋体11の下辺縁部11dから先に間隙6内に進入させ
る蓋体保持部12・12を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、MD(Mi
ni Disk)や3.5インチFD、又はMOディスク(Magn
eto-Optical Disk)等のように、ハードカートリッジを
外装した記録媒体に情報信号の記録再生を行う記録再生
装置において、記録再生装置への装着時或いは非装着時
に、記録媒体を挿入する開口部を閉じる蓋体の開閉を行
う蓋体開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図15(a)(b)に示すよう
に、記録媒体としてのMD81を装置前方(装置の矢印
A方向側)から矢印B方向に挿入する方式の記録再生装
置80がある。尚、以下、装置の矢印A方向側を前部、
B方向側を後部、C方向側を上部、D方向側を下部と称
する。
【0003】従来、上記のような記録再生装置80にお
いては、図15(a)に示すように、装置内部にMD8
1を挿入すべく形成された開口部82a付近の上方に、
回動軸83aを中心に矢印G−H方向に回動可能とさ
れ、かつ、図示しないバネにより矢印H方向、即ち閉状
態となるように付勢される蓋体83を設け、該蓋体83
により上記開口部82aを一点鎖線で示された閉蓋状態
に保持させる構成となっていた。
【0004】上記のような記録再生装置80では、MD
81を矢印B方向に挿入することにより、MD81の挿
入方向先端部が上記蓋体83に当接して押圧するので、
蓋体83が回動軸83aを中心として矢印G方向に回動
し始める。そして、MD81が完全に記録再生装置80
の内部に収納されてしまうと、図示しないMD装着機構
が作動して、MD81は下方に移動し、図15(b)に
示すように、MD81を記録再生可能位置に装着するよ
うになっている。
【0005】このとき、蓋体83は上記バネの付勢力に
よりMD81の上面に当接する状態で押し付けられ、開
口部82aは半開状態となっている。尚、記録再生装置
80にMD81が装着されていないときには、装置内部
が密閉状態となるために、埃や異物等の侵入を防止する
ことができる。
【0006】しかしながら、上記の記録再生装置80の
構成では、MD81の装着時には、蓋体83が半開状態
となっているので、開口部82aから、埃や異物等が侵
入する可能性がある。
【0007】そこで、MD81の装着時における埃や異
物等の侵入を防止するために、図16(a)に示すよう
に、MD81が蓋体83の開閉動作を阻害しない位置に
くるように、MD81の記録再生可能位置を記録再生装
置80の後方(矢印B方向)に移動させたり、図16
(b)に示すように、上記記録再生可能位置を下方(矢
印D方向)に移動させたりすることが考えられる。
【0008】しかし、前者の場合、MD81を蓋体83
の回動半径を超える奥の方へ引き込まなければならない
ので、長い引込み量に対応するためにモータのような駆
動源を備えたローディング機構が別途必要になる。ま
た、少なくとも記録再生装置80の矢印B方向側を蓋体
83の長さ以上に拡大し、奥行きを広げる必要もあるの
で、記録再生装置80のコスト高や大型化を招来すると
いう問題点が有る。
【0009】一方、後者の場合、MD81を蓋体83の
回動半径を超える下方まで下降させなければならないの
で、少なくとも記録再生装置80の矢印D方向側を拡大
して厚みを大きくする必要が有る。このため、記録再生
装置80の薄型化が困難になると共に、記録再生装置8
0のコスト高を招来するという問題点が有る。
【0010】そこで、これらの問題を解消するために、
本願出願人は、先に、これらを改良した蓋体開閉機構及
びそれを備えた記録再生装置を発明し、特開平9−22
3386号公報に開示した。
【0011】上記の蓋体開閉機構及びそれを備えた記録
再生装置90は、図17(a)(b)(c)に示すよう
に、キャビネット94の上部内壁と、MD91の挿入完
了位置に配されたディスクホルダー97との間には、蓋
体95が仰臥し得る程度の間隙93が設定されている。
蓋体95の側面部に設けられた蓋体保持部92には、蓋
体95からその長手方向に突設された第1ガイドピン9
5bと第2ガイドピン95cとが各々摺動する第1ガイ
ド溝92bと第2ガイド溝92cとが形成されている。
【0012】上記の蓋体開閉機構では、各ガイドピン9
5b・95cを各ガイド溝92b・95cに沿って案内
することにより、蓋体95は、キャビネット94の内壁
に沿うような略弧状の軌跡を描いて、その上縁部から上
記間隙93に進入する。蓋体95にこのような移動軌跡
を取らせることで、記録媒体を挿入する記録再生装置9
0の開口部94aを、記録媒体の装着状態の如何によら
ず蓋体95で閉状態とし、かつ記録再生装置90のキャ
ビネット94を小型化することが可能となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の蓋体開閉機構及びそれを備えた記録再生装置90で
は、キャビネット94の上部内壁と、MD91の挿入完
了位置に配されたディスクホルダー97との間に、蓋体
95を仰臥し得る程度の間隙93が必要となるため、M
D91の挿入完了位置の上部が遊びの空間なり、記録再
生装置90の厚さが大きくなるという問題点を有してい
る。
【0014】特に、MDに関する記録再生装置は携帯用
として使用されるため、極力、装置の薄型化及びコンパ
クト化が望まれており、この問題は重要である。
【0015】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、記録媒体の装着時・非装
着時に係わらず開口部を閉蓋状態とし、装置を薄くして
小型化を図り得る蓋体開閉機構及びそれを備えた記録再
生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の蓋
体開閉機構は、上記課題を解決するために、例えばMD
等の記録媒体を内蔵したケースを挿入する開口部が筐体
に形成され、開口部を開閉する蓋体が、開口部の筐体内
側に備えられていると共に、筐体内に挿入され終えた挿
入完了位置にあるケースを記録再生可能位置にて記録再
生駆動部により記録再生するように構成された記録再生
装置の蓋体開閉機構において、上記開口部の裏面側に
は、挿入完了位置にあるケースに対して挿入完了位置よ
りも開口部側かつ記録再生駆動部側に間隙が設定されて
おり、上記開口部から挿入されるケースと当接する蓋体
を、ケースの挿入による当接力によって、上記間隙によ
り近い蓋体の辺縁部から先に間隙内に進入させる案内手
段を備えていることを特徴としている。
【0017】上記の発明によれば、例えば、開口部が形
成された筐体の面を前面とし、前面から曲折する上面を
考えると、上記ケースは、前面に交差するように開口部
から挿入され挿入完了位置を経て記録再生位置に配され
ることになる。
【0018】従来の蓋体開閉機構では、蓋体上縁部に回
動軸を設け、蓋体下縁部を回動端として回動させて蓋体
を間隙内に導く構成や、挿入完了位置と筐体の上面内壁
との間に挿入すべく間隙を設ける構成であったので、筐
体を薄型にすることが困難であった。
【0019】しかし、本発明では、この開口部の裏面側
には、挿入完了位置にあるケースに対して挿入完了位置
よりも開口部側かつ記録再生駆動部側に間隙が設定され
ている。
【0020】また、開口部の筐体内側に備えられた蓋体
は、開蓋時には上記間隙により近い辺縁部、つまり蓋体
の下辺縁部から間隙内に収容される。従って、蓋体の回
動半径によって定まる従来の移動領域と比べて、蓋体の
厚みで定まる本発明の移動領域はより小さくなる。ま
た、ケースの挿入完了位置と筐体上面との間に遊びの空
間を設ける必要がない。
【0021】この結果、装置を薄くして小型化を図り得
る蓋体開閉機構を提供することができる。
【0022】請求項2に係る発明の蓋体開閉機構は、上
記課題を解決するために、請求項1記載の蓋体開閉機構
において、上記ケースの挿入完了位置と記録再生可能位
置とが一致していると共に、ケースが挿入完了位置に到
達したときに、上記蓋体の間隙への進入軌跡に沿って蓋
体を逆動させ、開口部を閉状態とする付勢手段を備えて
いることを特徴としている。
【0023】即ち、従来の記録再生装置では、記録再生
可能位置が挿入完了位置よりも筐体の下側になるものが
ある。この場合、挿入完了位置と記録再生可能位置との
間に、距離が必要となるので、記録再生装置の薄型化に
対して障害となる。
【0024】しかし、本発明では、挿入完了位置が記録
再生可能位置に一致している。このため、挿入完了位置
と記録再生可能位置との間に距離を設ける必要がない。
この結果、記録再生装置を薄型化することが可能とな
る。
【0025】また、本発明では、ケースが挿入完了位置
に到達したときに、上記蓋体の間隙への進入軌跡に沿っ
て蓋体を逆動させ、開口部を閉状態とする付勢手段を備
えている。このため、ケースの装着・非装着に係わら
ず、常に開口部を閉状態として、埃や異物等の侵入から
記録再生装置を充分に保護する蓋体開閉機構を提供する
ことができる。
【0026】請求項3に係る発明の蓋体開閉機構は、上
記課題を解決するために、請求項1又は2記載の蓋体開
閉機構において、上記案内手段は、上記蓋体の長手方向
両端の各側面部に、上記長手方向と平行に突出して形成
された第1ガイドピン及び第2ガイドピンと、各ガイド
ピンを嵌入させて蓋体の移動を案内するガイド溝が形成
され、対向状態で上記筐体に設けられた1対の蓋体保持
部とを備え、上記ガイド溝の内、第1ガイドピンに対応
する第1ガイド溝よりも第2ガイドピンに対応する第2
ガイド溝が上記間隙に近い側で、上記ケースの挿入方向
と略直角に形成される一方、ケースが上記間隙内に進入
する際の第2ガイドピンに対する第1ガイドピンの相対
的な移動が、第2ガイドピンを中心とした回動となるよ
うに、第1ガイド溝及び第2ガイド溝が形成されている
ことを特徴としている。
【0027】上記の発明によれば、第1ガイドピンに対
応する第1ガイド溝よりも第2ガイドピンに対応する第
2ガイド溝が上記間隙に近い側にあるので、第2ガイド
溝が主に蓋体の下辺縁部を案内し、第1ガイド溝が主に
蓋体の上辺縁部を案内する。
【0028】また、第2ガイド溝は、上記ケースの挿入
方向と略直角に形成されているので、蓋体の長手方向両
端に形成された第2ガイドピンが、それぞれの第2ガイ
ド溝を摺動することにより、蓋体の下辺縁部は、ケース
の挿入方向と略垂直に間隙内に引き込まれるように移動
する。
【0029】一方、各第1ガイド溝は、第1ガイドピン
の相対的な移動が、第2ガイドピンを中心とした回動と
なるように形成されているので、蓋体の下辺縁部は、開
口部の裏面側から上記筐体の内壁に沿う略弧状の軌跡を
描くように、蓋体の下辺縁部の後から間隙内に進入す
る。蓋体の下縁部及び上縁部が、間隙内に上記のように
案内されることにより、蓋体全体としても、略弧状の進
入軌跡を描いて移動する。
【0030】このように、蓋体の長手方向両端の各側面
部にガイドピンを突設し、ガイドピンの移動を案内する
ガイド溝を各ガイドピンに対応付けて蓋体保持部に形成
するといった簡単な構成で、蓋体の移動領域を最も小さ
くする略弧状の軌跡を描いて、蓋体を開口部と間隙との
間で移動させることができる。
【0031】請求項4に係る発明の蓋体開閉機構は、上
記課題を解決するために、請求項3記載の蓋体開閉機構
において、上記ケースの挿入開始時に、第2ガイド溝に
おける第2ガイドピンの移動開始方向よりも筐体内側へ
第1ガイドピンが移動できるように、第1ガイド溝の溝
幅が、局部的に円弧状に広げられていると共に、この円
弧はケースの挿入開始時に蓋体が大きく傾き、かつ挿入
終了時に近づくに伴い蓋体が小さく傾くように形成され
ていることを特徴としている。
【0032】上記の発明によれば、第1ガイド溝の溝幅
は、ケースの挿入開始時に、第2ガイド溝における第2
ガイドピンの移動開始方向よりも筐体内側へ第1ガイド
ピンが移動できるように、局部的に円弧状に広げられて
いる。
【0033】このため、ケースの挿入開始時におけるケ
ースの蓋体への押圧によって、下方移動する蓋体の上辺
縁部がこの円弧状に沿って傾斜する。従って、ケースの
挿入角度に対して蓋体が直交するように閉蓋されている
場合においても、ケースの挿入開始時には、蓋体を容易
に傾斜してケースを抵抗なく挿入することができる。
【0034】一方、本発明では、さらに、この円弧はケ
ースの挿入開始時に蓋体が大きく傾き、かつ挿入終了時
に近づくに伴い蓋体が小さく傾くように形成されてい
る。
【0035】即ち、最終的には、蓋体を間隙内に収容す
る必要があり、収容に際しては蓋体を立設状態にして収
容したほうが、間隙幅が大きくならない。
【0036】しかし、本発明では、上記のように第1ガ
イド溝の溝幅が形成されているので、間隙幅を小さく
し、記録再生装置をケースの挿入方向に薄くして小型化
を図り得る蓋体開閉機構を提供することができる。
【0037】請求項5に係る発明の蓋体開閉機構は、上
記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれか
1項に記載の蓋体開閉機構において、上記蓋体を上記間
隙により近い蓋体の辺縁部から先に間隙内に進入させる
に際して、蓋体における長手方向の両端共を均一に進入
させる進入均一化手段が設けられていることを特徴とし
ている。
【0038】即ち、上記蓋体を上記間隙により近い蓋体
の辺縁部から先に間隙内に進入させるに際して、蓋体の
一部を引っ張るように間隙内に進入させたのでは、蓋体
における長手方向で偏心した状態で進入するおそれがあ
る。
【0039】しかし、本発明では、蓋体を上記間隙によ
り近い蓋体の辺縁部から先に間隙内に進入させるに際し
て、進入均一化手段が蓋体における長手方向の両端共を
均一に進入させる。
【0040】この結果、蓋体が均一に安定して間隙に進
入するので、蓋体開閉機構の品質の向上を図ることがで
きる。
【0041】請求項6に係る発明の記録再生装置は、上
記課題を解決するために、例えばMD等の記録媒体を内
蔵したケースを挿入する開口部が筐体に形成され、開口
部を開閉する蓋体が、開口部の筐体内側に備えられてい
ると共に、筐体内に挿入され終えた挿入完了位置にある
ケースを記録再生可能位置にて記録再生駆動部により記
録再生するように構成された記録再生装置において、上
記開口部の裏面側には、挿入完了位置にあるケースに対
して挿入完了位置よりも開口部側かつ記録再生駆動部側
に間隙が設定されており、上記開口部から挿入されるケ
ースと当接する蓋体を、ケースの挿入による当接力によ
って、上記間隙により近い蓋体の辺縁部から先に間隙内
に進入させる案内手段を備えている蓋体開閉機構と、上
記ケースを開口部と挿入完了位置との間で進退させると
共に、挿入完了位置と記録再生可能位置との間で移動さ
せる媒体脱着機構と、上記筐体から露出して設けられた
操作部に連接され、上記ケースが記録再生可能位置にあ
るときに、操作者により操作された操作部の移動ストロ
ークに対応して、上記蓋体開閉機構に係合した状態で、
蓋体開閉機構に蓋体の開移動を行わせると共に、上記媒
体脱着機構に係合した状態で、媒体脱着機構にケースの
排出動作を行わせる係合部材とを備えていることを特徴
としている。
【0042】上記の発明によれば、蓋体を開閉する蓋体
開閉機構と、ケースを記録再生装置に対して脱着する媒
体脱着機構と、操作者が操作する操作部との三者が、係
合部材を仲介として機構的に連動し、記録再生可能位置
に配されたケースを筐体外に排出させることができる。
即ち、操作部の操作ひとつで、開口部を開き、ケースを
記録再生可能位置から挿入完了位置及び開口部を経て筐
体外へ排出する一連の動作を、機構的な係合関係で行わ
せることができる。
【0043】これにより、蓋体開閉機構の蓋体開閉動
作、或いは媒体脱着機構のケース脱着動作を行わせるた
めの専用の駆動源を別途備える必要が無い。また、駆動
源の駆動力を蓋体開閉機構や媒体脱着機構に伝達するた
めの伝達機構を別途設ける必要も無い。従って、駆動源
や伝達機構を設けなくて済む分、記録再生装置の小型化
もしくは薄型化、並びに軽量化を図ることができる。
【0044】また、本発明では、蓋体が開蓋時に収容さ
れる間隙は、開口部の裏面側における、挿入完了位置に
あるケースに対して挿入完了位置よりも開口部側かつ記
録再生駆動部側に間隙が設定されているので、特に、記
録再生装置の薄型化及び小型化を図ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図7に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0046】本実施の形態で説明する記録再生装置は、
MDと呼ばれる光磁気記録媒体を対象としているが、例
えば、3.5インチFDやカセットテープ、或いはMO
ディスク等のようにハードカートリッジ(ケース)に外
装された記録媒体であれば同様の蓋体開閉機構を適用す
ることができる。
【0047】尚、上記記録再生装置の蓋体開閉機構に関
する部分を除く構成、例えば、記録媒体の装着や記録・
再生に関する機構等の構成については従来と同じである
ので、これらの点については、上記説明で必要となる部
分に関してその都度説明するだけに留める。
【0048】本実施の形態の蓋体開閉機構を備えた記録
再生装置1は、図2に示すように、MD2よりも少し大
きめの薄型の略直方体の筐体としてのキャビネット3を
有しており、その前面に、MD2を挿入するための開口
部3aが設けられ、その開口部3aには開閉自在の蓋体
11が設けられている。
【0049】上記の記録再生装置1の内部には、図3
(a)(b)(c)に示すように、挿入される上記MD
2を挿入完了位置かつ記録再生位置にて保持するディス
クホルダー4が設けられていると共に、その下部には上
記MD2を記録再生するための記録再生駆動部5が設け
られている。この記録再生駆動部5は、図示しない光ピ
ックアップや駆動モータ等を有している。
【0050】即ち、本実施の形態の記録再生装置1で
は、上述したように、MD2の挿入完了位置と記録再生
位置とが同じ位置となっている。従って、MD2を挿入
完了位置まで挿入すれば、その位置でMD2の記録再生
が行えるようになっている。
【0051】一方、上記の蓋体11は、蓋体開閉機構1
0によって、開閉するものとなっている。
【0052】蓋体開閉機構10は、図4に示すように、
蓋体11を長手方向の両翼で上下移動可能に保持する案
内手段としての蓋体保持部12・12を有すると共に、
蓋体11と連接された同案内手段としての蓋体開閉レバ
ー13が回動軸13aを中心として回動可能に軸支され
ている構成である。
【0053】蓋体開閉機構10を構成する各部材につい
てさらに詳細に述べる。尚、図2及び図4に示された矢
印A〜H方向は、次のように定義される。上記開口部3
aが形成された記録再生装置1の面を前面かつ正面とし
て、矢印A方向を記録再生装置1の前方、矢印B方向を
記録再生装置1の後方、矢印C方向を記録再生装置1の
上方、矢印D方向を記録再生装置1の下方、矢印A方向
を記録再生装置1の後方に向かって左側方、矢印B方向
を記録再生装置1の後方に向かって右側方、矢印H方向
を上記F方向に向かって時計回り、矢印G方向を上記F
方向に向かって反時計回りとする。また、A−B方向、
C−D方向、E−F方向は、互いに直交関係にある。但
し、他の図面においては、上記A〜F方向における各方
向の整合性は必ずしもない。
【0054】先ず、図4に示すように、蓋体11には、
矢印A方向側の面、即ち前面に、上下に延びかつ矢印A
方向に突出した二条の凸部11a・11aが蓋体11の
面に沿って形成されている。また、蓋体11における矢
印E−F方向の両側部からは、矢印E−F方向の両方向
に突出する第1ガイドピン11b・11bと第2ガイド
ピン11c・11cとがそれぞれ形成されている。
【0055】各蓋体保持部12・12には、上下方向に
直線状に穿設されかつ上記第1ガイドピン11b・11
bが摺動可能に挿通する第1ガイド溝12b・12b
と、第1ガイド溝12b・12bの下端部12b1 ・1
2b1 の下方位置に少し離れて、これら第1ガイド溝1
2b・12bに対して下端が少し矢印A方向へ傾斜する
ように穿設された第2ガイド溝12c・12cとが形成
されている。これら第2ガイド溝12c・12cには、
第2ガイドピン11c・11cが摺動可能に挿入されて
いる。
【0056】尚、これら第2ガイド溝12c・12c
は、必ずしも傾斜させる必要はなく、立設状態に形成す
ることも可能である。また、上記の各ガイド溝12b・
12c及び各ガイドピン11b・11cも、本発明の案
内手段を構成している。
【0057】一方、図5(b)に示すように、開口部3
aの裏面側には、挿入完了位置にあるMD2に対して挿
入完了位置よりも開口部3a側かつ記録再生駆動部5側
に間隙6が設定されている。そして、上記の蓋体11
は、後述するように、外部から挿入されるMD2と当接
することにより、このMD2の挿入による当接力によっ
て、間隙6により近い蓋体11の下辺縁部11dから先
に間隙6内に進入するものとなっている。
【0058】一方、図4に示すように、上記蓋体開閉レ
バー13は、略くの字状に形成され、その中央に上記の
回動軸13aを有している。また、蓋体開閉レバー13
の矢印F方向の端部には駆動部13cが形成される一
方、矢印E方向の端部には、蓋体11に係合する蓋体係
合部13bが設けられている。この蓋体開閉レバー13
は、図示しない付勢手段としてのバネやスプリング等の
弾性部材にて反時計方向に付勢されている。この結果、
蓋体11は絶えず上方移動するように付勢されている。
【0059】上記の蓋体開閉機構10におけるMD2を
装着するときの蓋体11の開閉動作について、以下に説
明する。
【0060】先ず、MD2が記録再生装置1に未装着の
ときは、図1(a)に示すように、蓋体11はその上下
縁部が開口部3aに密着状態となり、蓋体11における
全閉状態となっている。この状態から、MD2を装着す
べく、MD2を開口部3aに向けて矢印B方向に挿入す
る。
【0061】次いで、図1(b)に示すように、MD2
の矢印B方向先端部を蓋体11の凸部11aに当接させ
て、蓋体11を矢印B方向に押圧すると、凸部11aに
形成されている傾斜により、第1ガイドピン11b及び
第2ガイドピン11cが、それぞれ第1ガイド溝12b
及び第2ガイド溝12cに沿って案内され、下方移動す
る。
【0062】即ち、上記蓋体11における凸部11a
は、傾斜状態に形成されているので、MD2の凸部11
aへの当接及び押圧によって、下方への分力が作用し、
蓋体11に下方への移動力が働く。このため、MD2を
さらに挿入移動させると、蓋体11が第1ガイドピン1
1b及び第2ガイドピン11cを介して第1ガイド溝1
2b及び第2ガイド溝12cに沿って下方移動すること
になる。この結果、凸部11aの傾斜は、矢印A−B方
向に対して緩い程、下方移動し易くなる。
【0063】また、本実施の形態では、第1ガイド溝1
2bが略垂直方向に穿設されているのに対して、第2ガ
イド溝12cはこれよりも少し傾斜を有して穿設されて
いる。さらに、蓋体11は蓋体開閉レバー13を介して
図示しないバネ等にて上方向に付勢されている。このた
め、蓋体11の下方への移動に際しては、下方に向かう
に従って、逐次傾斜角度が緩くなるように移動するよう
になっている。
【0064】次いで、図1(c)に示すように、MD2
をさらに挿入すると、MD2と蓋体11の凸部11aと
の摺動により、やがて、MD2は蓋体11の上辺縁部1
1eを摺動しながら通過する。このとき、上記第1ガイ
ドピン11b及び第2ガイドピン11cは、第1ガイド
溝12b及び第2ガイド溝12cの各最下端位置にまで
到達している。
【0065】次いで、図1(d)に示すように、MD2
を矢印B方向にさらに押圧して、MD2の後端が開口部
3aを越えると、図示しないMD装着機構により、MD
2がディスクホルダー4の奥へ引き込まれる。そして、
MD2と蓋体11の上辺縁部11eとの係合が外れる
と、蓋体11は前記弾性部材により、第1ガイドピン1
1b及び第2ガイドピン11cの第1ガイド溝12b及
び第2ガイド溝12cに沿う案内移動により、上方移動
し、元の閉蓋状態に戻る。そして、同図(d)に示す位
置にてMD2はディスクホルダー4内に完全に収納さ
れ、挿入完了位置となると共に、その位置が記録再生可
能位置となる。これにより、図5(a)(b)(c)に
も示すように、MD2の装着が完了する。
【0066】このように蓋体11は、MD2の非装着状
態のみならず、装着状態においても全閉可能とされてい
るので、MD2の装着又は非装着に係わらず埃や異物等
の侵入を防止できる。
【0067】次に、MD2を取り出す場合の蓋体開閉機
構10の動作を、図5(a)(b)(c)に基づいて説
明する。先ず、MD2が装着されているときは、図5
(a)に示すように、蓋体11は全閉状態とされてい
る。この状態から、ユーザが図示しないイジェクト操作
手段を作動させると、蓋体開閉レバー13の駆動部13
cが図示しないイジェクト機構により反時計方向の付勢
を受けて、図示しないバネの付勢力に抗して、回動軸1
3aを中心にして反時計方向に回動し始める。
【0068】その結果、蓋体係合部13bが反時計方向
に回動し、これに伴って、蓋体11は下方移動し、蓋体
11が全開状態となる。
【0069】上記全開状態でさらに図示しないイジェク
ト操作手段を操作すると、イジェクト機構は、MD2を
矢印D方向に排出させるので、MD2の一部が開口部3
aよりも外部に突出する。次いで、ユーザがこのMD2
を掴んで、開口部3aより取り出せば、MD2の下面に
よる蓋体11の拘束状態が解除されるので、図示しない
バネにより蓋体開閉レバー13に加えられた時計方向の
付勢力により、蓋体11が再び開口部3aを全閉状態と
する。
【0070】つまり、記録再生可能位置かつ挿入完了位
置にあるMD2を排出させるときに、ユーザによるイジ
ェクト操作に機構的に連動させて、蓋体11を開放して
MD2の取り出しを可能とし、さらに、MD2を完全に
取り出せば、蓋体11を全閉状態とすることができる。
尚、イジェクト機構及びMD2の装着機構と蓋体11と
を連動させる機構については、後述の実施の形態2で詳
しく説明する。
【0071】このように、本実施の形態の蓋体開閉機構
10を有する記録再生装置1では、MD2は、前面に交
差するように開口部3aから挿入され挿入完了位置かつ
記録再生位置に配されることになる。
【0072】ところで、従来の蓋体開閉機構では、蓋体
上縁部に回動軸を設け、蓋体下縁部を回動端として回動
させて蓋体を間隙内に導く構成や、挿入完了位置とキャ
ビネット3の上面内壁との間に挿入すべく間隙を設ける
構成であったので、キャビネット3を薄型にすることが
困難であった。
【0073】しかし、本実施の形態では、開口部3aの
裏面側には、挿入完了位置にあるMD2に対して挿入完
了位置よりも開口部3a側かつ記録再生駆動部5側に間
隙6が設定されている。
【0074】また、開口部3aのキャビネット3内側に
備えられた蓋体11は、開蓋時には上記間隙6により近
い辺縁部、つまり蓋体11の下辺縁部11dから間隙6
内に収容される。従って、蓋体11の回動半径によって
定まる従来の移動領域と比べて、蓋体11の厚みで定ま
る本実施の形態の移動領域はより小さくなる。また、M
D2の挿入完了位置とキャビネット3の上面との間に遊
びの空間を設ける必要がない。
【0075】この結果、記録再生装置1を薄くして小型
化を図り得る蓋体開閉機構10を提供することができ
る。
【0076】一方、従来の記録再生装置では、例えば、
記録再生可能位置が挿入完了位置よりもキャビネット3
の下側になる構成のものがある。この場合、挿入完了位
置と記録再生可能位置との間に、距離が必要となるの
で、記録再生装置1の薄型化に対して障害となる。
【0077】しかし、本実施の形態では、挿入完了位置
が記録再生可能位置に一致している。このため、挿入完
了位置と記録再生可能位置との間に距離を設ける必要が
ない。この結果、記録再生装置1を薄型化することが可
能となる。
【0078】また、本実施の形態では、MD2が挿入完
了位置に到達したときに、蓋体11の間隙6への進入軌
跡に沿って蓋体11を逆動させ、開口部3aを閉状態と
する蓋体開閉レバー13を備えている。このため、MD
2の装着又は非装着に係わらず、常に開口部3aを閉状
態として、埃や異物等の侵入から記録再生装置1を充分
に保護する蓋体開閉機構10を提供することができる。
【0079】また、本実施の形態の蓋体開閉機構10で
は、第1ガイドピン11bに対応する第1ガイド溝12
bよりも第2ガイドピン11cに対応する第2ガイド溝
12cが間隙6に近い側にあるので、第2ガイド溝12
cが主に蓋体11の下辺縁部11dを案内し、第1ガイ
ド溝12bが主に蓋体11の上辺縁部11eを案内す
る。
【0080】また、第2ガイド溝12cは、MD2の挿
入方向と略直角に形成されているので、蓋体11の長手
方向両端に形成された第2ガイドピン11c・11c
が、それぞれの第2ガイド溝12c・12cを摺動する
ことにより、蓋体11の下辺縁部11dは、MD2の挿
入方向と略垂直に間隙6内に引き込まれるように移動す
る。
【0081】一方、各第1ガイド溝12b・12bは、
第1ガイドピン11b・11bの相対的な移動が、第2
ガイドピン11c・11cを中心とした回動となるよう
に形成されているので、蓋体11の下辺縁部11dは、
開口部3aの裏面側からキャビネット3の内壁に沿う略
弧状の軌跡を描くように、蓋体11の下辺縁部11dの
後から間隙6内に進入する。そして、蓋体11の下辺縁
部11d及び上辺縁部11eが、間隙6内に上記のよう
に案内されることにより、蓋体11全体としても、略弧
状の進入軌跡を描いて移動する。
【0082】このように、蓋体11の長手方向両端の各
側面部に第1ガイドピン11b・11b及び第2ガイド
ピン11c・11cを突設し、第1ガイドピン11b・
11b及び第2ガイドピン11c・11cの移動を案内
する第1ガイド溝12b・12b及び第2ガイド溝12
c・12cを各第1ガイドピン11b・11b及び第2
ガイドピン11c・11cに対応付けて蓋体保持部12
・12に形成するといった簡単な構成で、蓋体11の移
動領域を最も小さくする略弧状の軌跡を描いて、蓋体1
1を開口部3aと間隙6との間で移動させることができ
る。
【0083】また、本実施の形態では、MD2の挿入方
向と略垂直に間隙6内に引き込まれるように蓋体11が
移動するに際して、この蓋体11の移動は、開口部3a
の裏側において、キャビネット3の挿入側の内壁に沿っ
た平行移動とすることが可能である。
【0084】これによって、蓋体11の移動時における
占有空間を低減することができるので、記録再生装置1
の小型化及び薄型化が可能となる。
【0085】また、本実施の形態では、蓋体11の凸部
11a・11aにおける傾斜を大きくとることが可能で
ある。
【0086】これによって、MD2の挿入時における蓋
体11への当接及び押圧に際して、蓋体11の下方移動
を容易にすることができる。
【0087】尚、本発明は、上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。例えば、上記実施の形態では、第1ガイド溝1
2bは、直線状に形成されていたが、特にこれに限定す
るものではなく、例えば、図6(a)(b)に示すよう
に、矢印B方向側に湾曲凹部となる第1ガイド溝22b
を形成することが可能である。
【0088】即ち、本実施の形態では、MD2を記録再
生装置1に装着する際に、その挿入力で蓋体11を下方
に移動させるべく、蓋体11に凸部11aを設け、その
傾斜を大きくすることによって容易に蓋体11を下方移
動し得るものとなっている。
【0089】しかし、凸部11aの傾斜を大きくとるた
めの空間が無い場合やデザイン上の制約がある場合もあ
る。
【0090】このようなときに、上述した第1ガイド溝
22bを穿設することによって、容易に蓋体11を下方
移動させることができる。
【0091】即ち、この第1ガイド溝22bでは、MD
2が蓋体11を押圧すると、蓋体11が第2ガイドピン
11cを中心として傾斜しながら下方移動する。このた
め、MD2は容易に進入することが可能であり、蓋体1
1の下方移動も容易である。
【0092】このように、本実施の形態では、第1ガイ
ド溝22bの溝幅は、MD2の挿入開始時に、第2ガイ
ド溝12cにおける第2ガイドピン11cの移動開始方
向よりもキャビネット3内側へ第1ガイドピン11bが
移動できるように、局部的に円弧状に広げることが可能
である。
【0093】これによって、MD2ケースの挿入開始時
におけるMD2の蓋体11への押圧によって、下方移動
する蓋体11の上辺縁部11eがこの円弧状に沿って傾
斜する。従って、MD2の挿入角度に対して蓋体11が
直交するように閉蓋されている場合においても、MD2
の挿入開始時には、蓋体11を容易に傾斜してMD2を
抵抗なく挿入することができる。
【0094】一方、本実施の形態では、さらに、この円
弧はMD2の挿入開始時に蓋体11が大きく傾き、かつ
挿入終了時に近づくに伴い蓋体11が小さく傾くように
形成されている。
【0095】即ち、最終的には、蓋体11を間隙6内に
収容する必要があり、収容に際しては蓋体11を立設状
態にして収容した方が、間隙6の幅が大きくならない。
【0096】この点、本実施の形態では、上記のように
第1ガイド溝22bの溝幅が形成されているので、間隙
幅を小さくし、記録再生装置1をMD2の挿入方向に薄
くして小型化を図り得る蓋体開閉機構10を提供するこ
とができる。
【0097】ところで、本実施の形態では、蓋体開閉レ
バー13は、一つのレバーにて構成されていると共に、
蓋体11との蓋体係合部13bが一点連結となっている
ので、蓋体11の上下移動の安定性に欠けるおそれがあ
る。そこで、例えば、図7に示すように、蓋体51の開
閉移動時の左右バランスを良好に保つために、蓋体開閉
レバー53に交差する蓋体同期レバー52を設け、蓋体
51を二点支持することが可能である。尚、この構成に
ついては、後述する実施の形態3にて詳細に説明する。
【0098】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
について図8ないし図10に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。尚、説明の便宜上、前記実施の形態1
の図面に示した部材と同一の機能を有する部材には、同
一の符号を付記して、その説明を省略する。
【0099】本実施の形態では、記録再生装置に装着さ
れたMDを排出させるために、操作者が操作するイジェ
クト機構と、実施の形態1で説明した蓋体開閉機構とを
連動させる機構について説明する。
【0100】先ず、前記図2に示すように、本実施の形
態の記録再生装置1における開口部3aが形成されたキ
ャビネット3の側面には、操作部としてのイジェクトつ
まみ31が設けられている。
【0101】そして、操作者がこのイジェクトつまみ3
1を回動操作することにより、図8(a)(b)(c)
に示すように、イジェクト機構30にて、蓋体11が開
蓋状態になると共に、MD2を開口部3aから外に排出
することができるものとなっている。
【0102】上記のイジェクト機構30は、同図(a)
(b)(c)に示すように、上記のイジェクトつまみ3
1と、キャビネット3の側面の裏側に固定されたイジェ
クトフレーム32と、イジェクトつまみ31の回動駆動
力を蓋体開閉レバー13に伝達するための係合部材とし
ての連結レバー33と、イジェクトつまみ31の回動に
よりMD2を記録再生位置から排出移動させるためのデ
ィスクイジェクトレバー34等を有している。
【0103】上記イジェクトフレーム32には、キャビ
ネット3の側面の矢印C−D方向の略中央にイジェクト
つまみ31が回動支点31aを中心に回動自在に取り付
けられる一方、同図(b)に示すように、キャビネット
3の側面において、矢印B方向側に、つまりキャビネッ
ト3の底面近傍に、上記の連結レバー33が回動支点3
3aを中心に矢印G−H方向に回動自在に取り付けられ
ている。
【0104】また、上記のイジェクトつまみ31には、
上部における矢印C方向の外周近傍位置に作用ピン31
bが設けられると共に、上部における矢印D方向の外周
近傍位置に作用ピン31cが設けられている。
【0105】さらに、イジェクトつまみ31は、図示し
ないバネによって、矢印H方向に付勢されている。
【0106】一方、ディスクイジェクトレバー34は、
記録再生駆動部5に矢印C−D方向に移動自在に設けら
れ、その矢印C−D方向の略中央位置に作用部34aを
有している。
【0107】また、ディスクイジェクトレバー34は、
前記図示しないMD装着機構と連動すると共に、挿入完
了位置におけるMD2に係合している。このMD装着機
構は、イジェクトつまみ31の作用ピン31bがこのデ
ィスクイジェクトレバー34の作用部34aに係合して
ディスクイジェクトレバー34を矢印D方向に移動させ
ることにより、記録再生位置にあるMD2を矢印D方向
に移動させ、記録再生装置1の外部に排出するものとな
っている。
【0108】一方、上記の連結レバー33は、矢印C−
D方向に略くの字状に形成されており、その略中央に上
記の回動支点33aが設けられている。この連結レバー
33の矢印C方向の端部には、立上げ部33bが設けら
れており、その立上げ部33bの上端には矢印C方向に
なだらかに折曲された折曲部33cが形成されている。
【0109】そして、この折曲部33cは、上記イジェ
クトつまみ31の作用ピン31cに係合しており、イジ
ェクトつまみ31を操作しない状態では、作用ピン31
cは折曲部33cに当接している。
【0110】また、連結レバー33の矢印D方向の端部
には、作用部33dが設けられており、前記蓋体開閉レ
バー13の駆動部13cに係合するようになっている。
【0111】一方、上記蓋体開閉レバー13は、図8
(c)に示すように、キャビネット3に固定された固定
フレーム14に回動軸13aにて軸支されている。ま
た、蓋体開閉レバー13は、図示しない別のバネによっ
て、矢印H方向に付勢されている。さらに、前記実施の
形態1で述べたように、蓋体開閉レバー13の他端は蓋
体係合部13bにて蓋体11と係合している。このた
め、蓋体11は絶えず閉蓋状態を保持するようになって
いる。
【0112】上記構成のイジェクト機構30の動作につ
いて、以下に説明する。
【0113】図8(a)(b)(c)に示すように、M
D2がディスクホルダー4内の記録再生位置にあるとき
には、蓋体11は閉蓋状態となっている。この状態にお
いては、蓋体開閉レバー13はバネにて矢印H方向に付
勢されているので、上述したように、閉蓋状態を保持す
るようになっている。従って、この状態では、くの字状
の蓋体開閉レバー13は蓋体係合部13bが上部に位置
する一方、駆動部13cがキャビネット3の略底面近傍
の下端位置となっている。
【0114】この駆動部13cには、連結レバー33の
作用部33dが係合している。このため、くの字状の連
結レバー33の他端にある立上げ部33bの下端とキャ
ビネット3の底面との間には、クリアランスが形成され
ている。また、立上げ部33bの上端の折曲部33c
は、イジェクトつまみ31の作用ピン31cに当接して
いる。
【0115】ここで、イジェクトつまみ31も矢印H方
向に付勢されているので、イジェクトつまみ31の作用
ピン31cの連結レバー33の折曲部33cへの当接に
おいては、連結レバー33の折曲部33cは、自然状態
では押し下がらないものとなっている。
【0116】この状態から、イジェクトつまみ31を矢
印G方向に回動させると、連結レバー33の折曲部33
cに当接している作用ピン31cが折曲部33cを押し
下げる。このため、連結レバー33は回動支点33aを
中心にして矢印H方向に回動し、連結レバー33の他端
部の作用部33dが持ち上がる。その結果、連結レバー
33におけるこの作用部33dを介して、蓋体開閉レバ
ー13の駆動部13cが矢印C方向に持ち上がる。この
結果、蓋体開閉レバー13が回動軸13aを中心として
矢印G方向に回動するので、蓋体係合部13bを介して
蓋体11が矢印D方向に移動して開蓋動作を始める。
【0117】一方、このとき、イジェクトつまみ31の
外周近傍に設けられた作用ピン31bも矢印G方向に回
動し、やがて、図9(a)(b)(c)に示すように、
作用ピン31bがディスクイジェクトレバー34に設け
られた作用部34aに当接する。
【0118】尚、この位置までの回動は、弱い力で容易
に行うことができるものとなっている。そして、同図
(a)(b)(c)の状態では、イジェクトつまみ31
の作用ピン31cは、未だ、折曲部33cに係合してい
ると共に、折曲部33cを一杯に押し下げた状態となっ
ているので、蓋体11は、連結レバー33の作用部33
d、蓋体開閉レバー13の駆動部13c及び蓋体係合部
13bを介して矢印D方向一杯に下降移動して開蓋状態
を維持している。
【0119】次いで、この状態から、さらにイジェクト
つまみ31を先程よりもやや少し力をかけて回動させる
と、イジェクトつまみ31の作用ピン31bとディスク
イジェクトレバー34の作用部34aとの係合により、
ディスクイジェクトレバー34に矢印D方向の力が作用
し、これによって、MD装着機構のディスクイジェクト
レバー34の作用部34aを矢印D方向に移動させて、
記録再生位置にあるMD2を装着解除する。これによっ
て、MD2が矢印D方向に移動する。
【0120】一方、このとき、連結レバー33の折曲部
33cに係合していたイジェクトつまみ31の作用ピン
31cは、イジェクトつまみ31の瞬時の回動により、
図10(a)(b)(c)に示すように、折曲部33c
との係合が外れると同時に、連結レバー33の立上げ部
33bの根元まで移動する。このため、連結レバー33
の立上げ部33bの下端部は、キャビネット3の底面近
くの位置を維持する。
【0121】このため、連結レバー33は回動変化しな
いので、蓋体11が開蓋状態を維持する。
【0122】この結果、MD2は、蓋体11に阻止され
ることなく、キャビネット3外に突出され、その後、操
作者がその一端を掴んで記録再生装置1の外へ排出する
ことができる。
【0123】このように、本実施の形態の記録再生装置
1では、蓋体11を開閉する蓋体開閉機構10と、MD
2を記録再生装置1に対して脱着する媒体脱着機構と、
操作者が操作するイジェクトつまみ31との三者が、連
結レバー33を仲介として機構的に連動し、記録再生可
能位置に配されたMD2をキャビネット3外に排出させ
ることができる。即ち、イジェクトつまみ31の操作一
つで、開口部3aを開き、MD2を記録再生可能位置か
ら開口部3aを経てキャビネット3外へ排出する一連の
動作を、機構的な係合関係で行わせることができる。
【0124】これにより、蓋体開閉機構10の蓋体開閉
動作、或いは媒体脱着機構のMD2着脱動作を行わせる
ための専用の駆動源を別途備える必要が無い。また、駆
動源の駆動力を蓋体開閉機構10や媒体脱着機構に伝達
するための伝達機構を別途設ける必要も無い。従って、
駆動源や伝達機構を設けなくて済む分、記録再生装置1
の小型化若しくは薄型化、並びに軽量化を図ることがで
きる。
【0125】〔実施の形態3〕本発明の実施の他の形態
について図11ないし図14に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。尚、説明の便宜上、前記実施の形態
1及び実施の形態2の図面に示した部材と同一の機能を
有する部材には、同一の符号を付記して、その説明を省
略する。
【0126】本実施の形態では、実施の形態1で少し述
べた蓋体11を二点支持して上下移動させる蓋体同期安
定機構と操作者が操作するイジェクト機構とを連動させ
る機構について説明する。
【0127】本実施の形態の蓋体開閉機構50は、図1
1に示すように、前記実施の形態1で示した蓋体11に
対して下辺縁部11dに設けた蓋体係合部51e・51
eが矢印E−F方向の2箇所に設けられた蓋体51を有
している。上記の蓋体係合部51e・51eには、それ
ぞれ蓋体係合孔51a・51aが穿設されている。尚、
蓋体51のその他の構造は、前記蓋体11と同じであ
る。従って、蓋体51の長手方向の両翼で蓋体51を上
下移動可能に保持する蓋体保持部12・12も前記実施
の形態1で示したものと同じ構造である。
【0128】一方、上記蓋体51の下方には、略くの字
状に形成された蓋体開閉レバー53が設けられると共
に、この蓋体開閉レバー53に交差する蓋体同期レバー
52が略くの字状に形成されて上記蓋体開閉レバー53
と左右対称形状に設けられている。
【0129】上記蓋体開閉レバー53の中心には回動軸
53cが矢印B方向に設けられる一方、蓋体同期レバー
52の中心には貫通孔52cが穿設されている。そし
て、上記の蓋体開閉レバー53の回動軸53cはこの貫
通孔52cに貫通されており、これによって、蓋体開閉
レバー53及び蓋体同期レバー52は、回動軸53cを
中心として互いに回動自在となっている。
【0130】また、蓋体開閉レバー53の上端部及び下
端部には作用ピン53a・53bがそれぞれ設けられる
一方、蓋体同期レバー52の上端部及び下端部にも作用
ピン52a・52bがそれぞれ設けられている。
【0131】上記の蓋体開閉レバー53及び蓋体同期レ
バー52の矢印B方向側には固定フレーム54と同期連
結レバー55とが順に設けられている。
【0132】上記の固定フレーム54は、前記キャビネ
ット3に固定されている。また、固定フレーム54に
は、下部に2ヵ所の横溝54b・54bが穿設されると
共に、中央に縦溝54cが穿設されている。
【0133】一方、同期連結レバー55には、2つの横
溝55d・55dが穿設されており、上記固定フレーム
54に形成されたピン54d・ピン54dが通され、こ
れによって、同期連結レバー55は、矢印E−F方向に
移動自在となっている。また、同期連結レバー55に中
央位置には、斜め溝55cが穿設されており、前記蓋体
開閉レバー53の回動軸53cが上記固定フレーム54
の縦溝54cを通してこの斜め溝55cに通されるよう
になっている。
【0134】また、前記蓋体開閉レバー53の作用ピン
53a・53b及び蓋体同期レバー52の作用ピン52
a・52bは、それぞれ固定フレーム54の横溝54b
・54b及び蓋体51における蓋体係合部51e・51
eの蓋体係合孔51a・51aに通されている。
【0135】この結果、同期連結レバー55が矢印F方
向に移動すると、同期連結レバー55の斜め溝55cに
通された蓋体開閉レバー53の回動軸53cが斜め溝5
5cに案内されて上方へ移動する。これによって、蓋体
開閉レバー53及び同期連結レバー55の上端がそれぞ
れ持ち上がるので、作用ピン52a・52bが上方移動
し、蓋体51を持ち上げる。このため、下方にあった蓋
体51が上方移動して開口部3aを閉じる。
【0136】逆に、同期連結レバー55を矢印E方向に
移動すると、全く逆の動作で、同期連結レバー55の斜
め溝55cに通された蓋体開閉レバー53の回動軸53
cが斜め溝55cに案内されて下方へ移動する。この結
果、蓋体開閉レバー53及び同期連結レバー55の上端
がそれぞれ持ち下がるので、作用ピン52a・52bが
下方移動し、蓋体51を持ち下げる。このため、上方に
あった蓋体51が下方移動して開口部3aを開ける。
【0137】尚、上記の同期連結レバー55が矢印E−
F方向に移動するのは、同期連結レバー55の矢印F方
向の端部に形成された駆動部55aに、以下に述べるイ
ジェクト機構60が作用するためである。
【0138】上記のイジェクト機構60について説明す
る。
【0139】本実施の形態のイジェクト機構60は、図
12(a)(b)(c)に示すように、イジェクトつま
み61と、キャビネット3の側面の裏側に固定されたイ
ジェクトフレーム62と、このイジェクトフレーム62
の内側でイジェクトフレーム62に沿って移動自在にス
ライドするスライドレバー65と、イジェクトつまみ6
1の回動駆動力を上記スライドレバー65を介して蓋体
開閉レバー53に伝達するための連結レバー63と、イ
ジェクトつまみ61の回動によりMD2を記録再生位置
から排出移動させるためのディスクイジェクトレバー6
4等を有している。
【0140】上記イジェクトフレーム62には、キャビ
ネット3の側面の矢印C−D方向の略中央にイジェクト
つまみ61が回動支点61aを中心に回動自在に取り付
けられる一方、キャビネット3の側面の矢印D方向側に
上記の連結レバー63が回動支点63aを中心に回動自
在に取り付けられている。
【0141】また、イジェクトフレーム62における矢
印D方向の端部の下側には、上記の連結レバー63が、
回動支点63aを中心として同図(a)において矢印G
−H方向に回動自在に設けられている。
【0142】また、上記のイジェクトつまみ61には、
上部におけるやや矢印C方向の外周近傍位置に作用ピン
61bが設けられている。
【0143】上記のスライドレバー65には、矢印C−
D方向の両側に横溝65a・65aが穿設されており、
これら横溝65a・65aに、イジェクトフレーム62
に形成された作用ピン62a・62aが通されることに
よって、スライドレバー65は、矢印C−D方向に移動
自在となっている。
【0144】また、スライドレバー65は、矢印C−D
方向の略中央位置の上側において、内側つまり矢印A方
向に突出する駆動部65bを有している。
【0145】さらに、スライドレバー65は、下側にお
ける矢印D方向の端部に、外側になだらかに折曲する折
曲部65cを有している。
【0146】この折曲部65cは、スライドレバー65
の矢印D方向への移動によって、連結レバー63に上側
に突出して設けられた駆動ピン63cに押圧係合するこ
とにより、上記連結レバー63を回動支点63aを中心
として、同図(a)において矢印H方向に回動するよう
になっている。
【0147】また、このとき、連結レバー63の矢印D
方向の端部に設けられた作用ピン63bが、前記同期連
結レバー55の駆動部55aを押圧係合するようになっ
ており、これによって、蓋体51の開蓋を可能とするも
のとなっている。
【0148】さらに、連結レバー63は、後述するよう
に、同期連結レバー55が閉蓋状態を保つべく、図示し
ない別のバネによって、矢印B方向に付勢されているの
で、この連結レバー63は、通常は、キャビネット3の
側面に接触する状態を維持するものとなっている。
【0149】一方、上記のディスクイジェクトレバー6
4は、記録再生駆動部5において矢印C−D方向に移動
自在に設けられ、その矢印C−D方向の略中央位置に作
用部64aを有している。
【0150】そして、ディスクイジェクトレバー64
は、前記図示しないMD装着機構と連動すると共に、挿
入完了位置におけるMD2に係合しており、このMD装
着機構は、スライドレバー65の駆動部65bがこのデ
ィスクイジェクトレバー64の作用部64aに係合して
矢印D方向に移動することにより、記録再生位置にある
MD2を矢印D方向に移動させ、記録再生装置1の外部
に排出するものとなっている。
【0151】一方、図12(c)に示すように、上記蓋
体開閉レバー53及び蓋体同期レバー52は、回動軸5
3cにて回動自在となっていると共に、同期連結レバー
55は矢印B方向に図示しないバネによって付勢されて
いる。従って、蓋体51は閉蓋状態となるように付勢さ
れている。
【0152】上記構成のイジェクト機構60の動作につ
いて、以下に説明する。
【0153】図12(a)(b)(c)に示すように、
MD2がディスクホルダー4内の記録再生位置にあると
きには、蓋体51は閉蓋状態となっている。この状態に
おいては、同期連結レバー55はバネにて矢印B方向に
付勢されており、蓋体開閉レバー53及び同期連結レバ
ー55は、回動軸53cが同期連結レバー55の前記斜
め溝55cに案内されて上端に位置することにより、蓋
体係合部51e・51eが上部位置を保持している。
【0154】また、同期連結レバー55の駆動部55a
は、イジェクト機構60における連結レバー63の作用
ピン63bを押圧して係合している。このため、連結レ
バー63は、回動してキャビネット3の近傍に位置して
いる。
【0155】また、このとき、スライドレバー65の折
曲部65cは、連結レバー63の駆動ピン63cに当接
する一方、スライドレバー65の駆動部65bには、イ
ジェクトつまみ61の作用ピン61bが当接している。
【0156】また、スライドレバー65は、図示しない
バネによって、矢印C方向に付勢されている。このた
め、イジェクトつまみ61も、スライドレバー65の駆
動部65b及びイジェクトつまみ61の作用ピン61b
を介して矢印H方向に付勢されている。
【0157】この状態から、イジェクトつまみ61を矢
印G方向に回動させると、イジェクトつまみ61の作用
ピン61bがスライドレバー65の駆動部65bを矢印
D方向に押圧する。これによって、やがて、図13
(a)(b)(c)に示すように、スライドレバー65
の駆動部65bは、ディスクイジェクトレバー64の作
用部64aに当接する。
【0158】一方、このときまでに、スライドレバー6
5の折曲部65cは、連結レバー63の駆動ピン63c
を押圧する。
【0159】このため、図13(a)(b)(c)に示
すように、連結レバー63は、回動支点63aを中心と
して矢印H方向に回動する。このとき、連結レバー63
の駆動ピン63cは回動支点63aの近くにあるため、
この駆動ピン63cを折曲部65cにて押圧すると、連
結レバー63の端部の作用ピン63bでは、大きな回動
ストロークを発生する。
【0160】この結果、連結レバー63の作用ピン63
bに係合している同期連結レバー55における駆動部5
5aを介して、同期連結レバー55が矢印A方向に移動
する。これによって、図11に示す蓋体開閉レバー53
の回動軸53cが、矢印E方向に移動する同期連結レバ
ー55の斜め溝55cに案内されて、下方移動する。
【0161】この結果、蓋体開閉レバー53の作用ピン
53a及び作用ピン52aが下方移動し、これに伴っ
て、これら作用ピン53a・52aが係合する蓋体51
の蓋体係合部51e・51eが下方移動するので、図1
3(a)(b)(c)に示すように、蓋体51が開蓋状
態となる。
【0162】次いで、この状態から、さらにイジェクト
つまみ61を先程よりもやや少し力をかけて回動させる
と、イジェクトつまみ61の作用ピン61bを介してス
ライドレバー65の駆動部65bがディスクイジェクト
レバー64の作用部64aを押圧するので、ディスクイ
ジェクトレバー64に矢印D方向の力が作用し、これに
よって、MD装着機構のディスクイジェクトレバー64
の作用部64aを矢印D方向に移動させて、記録再生位
置にあるMD2を装着解除する。これによって、MD2
が矢印D方向に移動する。
【0163】一方、このとき、連結レバー63の駆動ピ
ン63cに係合していたスライドレバー65の折曲部6
5cは、駆動ピン63cに当接した状態でなお押圧を続
けるので、連結レバー63は、図14(a)(b)
(c)に示すように、矢印H方向への回動力を与え続け
る。このため、連結レバー63の作用ピン63bは、同
期連結レバー55の駆動部55aを押圧し続けるので、
蓋体開閉レバー53及び蓋体同期レバー52は、図12
に示す斜め溝55cを介して回動軸53cが下方位置状
態を保ち、その結果、蓋体51の開蓋状態を維持する。
【0164】この結果、MD2は、蓋体51に阻止され
ることなく、キャビネット3外に突出され、その後、操
作者がその一端を掴んで記録再生装置1の外へ排出する
ことができる。
【0165】このように、蓋体51を間隙6により近い
下辺縁部11dから先に間隙6内に進入させるに際し
て、蓋体51の一部を引っ張るように間隙6内に進入さ
せたのでは、蓋体51における長手方向で偏心した状態
で進入するおそれがある。
【0166】しかし、本実施の形態の蓋体開閉機構50
では、蓋体51を間隙6により近い下辺縁部11dから
先に間隙6内に進入させるに際して、進入均一化手段と
しての蓋体開閉レバー53及び蓋体同期レバー52が蓋
体における長手方向の両端共を均一に進入させる。
【0167】この結果、蓋体51蓋体が均一に安定して
間隙6に進入するので、蓋体開閉機構50の品質の向上
を図ることができる。
【0168】
【発明の効果】請求項1に係る発明の蓋体開閉機構は、
以上のように、開口部の裏面側には、挿入完了位置にあ
るケースに対して挿入完了位置よりも開口部側かつ記録
再生駆動部側に間隙が設定されており、上記開口部から
挿入されるケースと当接する蓋体を、ケースの挿入によ
る当接力によって、上記間隙により近い蓋体の辺縁部か
ら先に間隙内に進入させる案内手段を備えているもので
ある。
【0169】それゆえ、蓋体の回動半径によって定まる
従来の移動領域と比べて、蓋体の厚みで定まる本発明の
移動領域はより小さくなる。また、ケースの挿入完了位
置と筐体上面との間に遊びの空間を設ける必要がない。
【0170】この結果、装置を薄くして小型化を図り得
る蓋体開閉機構を提供することができるという効果を奏
する。
【0171】請求項2に係る発明の蓋体開閉機構は、以
上のように、請求項1記載の蓋体開閉機構において、上
記ケースの挿入完了位置と記録再生可能位置とが一致し
ていると共に、ケースが挿入完了位置に到達したとき
に、上記蓋体の間隙への進入軌跡に沿って蓋体を逆動さ
せ、開口部を閉状態とする付勢手段を備えているもので
ある。
【0172】それゆえ、挿入完了位置が記録再生可能位
置に一致しているので、挿入完了位置と記録再生可能位
置との間に距離を設ける必要がない。この結果、記録再
生装置を薄型化することが可能となる。
【0173】また、本発明では、ケースが挿入完了位置
に到達したときに、上記蓋体の間隙への進入軌跡に沿っ
て蓋体を逆動させ、開口部を閉状態とする付勢手段を備
えている。このため、ケースの装着・非装着に係わら
ず、常に開口部を閉状態として、埃や異物等の侵入から
記録再生装置を充分に保護する蓋体開閉機構を提供する
ことができるという効果を奏する。
【0174】請求項3に係る発明の蓋体開閉機構は、以
上のように、請求項1又は2記載の蓋体開閉機構におい
て、上記案内手段は、上記蓋体の長手方向両端の各側面
部に、上記長手方向と平行に突出して形成された第1ガ
イドピン及び第2ガイドピンと、各ガイドピンを嵌入さ
せて蓋体の移動を案内するガイド溝が形成され、対向状
態で上記筐体に設けられた1対の蓋体保持部とを備え、
上記ガイド溝の内、第1ガイドピンに対応する第1ガイ
ド溝よりも第2ガイドピンに対応する第2ガイド溝が上
記間隙に近い側で、上記ケースの挿入方向と略直角に形
成される一方、ケースが上記間隙内に進入する際の第2
ガイドピンに対する第1ガイドピンの相対的な移動が、
第2ガイドピンを中心とした回動となるように、第1ガ
イド溝及び第2ガイド溝が形成されているものである。
【0175】それゆえ、蓋体の長手方向両端の各側面部
にガイドピンを突設し、ガイドピンの移動を案内するガ
イド溝を各ガイドピンに対応付けて蓋体保持部に形成す
るといった簡単な構成で、蓋体の移動領域を最も小さく
する略弧状の軌跡を描いて、蓋体を開口部と間隙との間
で移動させることができるという効果を奏する。
【0176】請求項4に係る発明の蓋体開閉機構は、以
上のように、請求項3記載の蓋体開閉機構において、上
記ケースの挿入開始時に、第2ガイド溝における第2ガ
イドピンの移動開始方向よりも筐体内側へ第1ガイドピ
ンが移動できるように、第1ガイド溝の溝幅が、局部的
に円弧状に広げられていると共に、この円弧はケースの
挿入開始時に蓋体が大きく傾き、かつ挿入終了時に近づ
くに伴い蓋体が小さく傾くように形成されているもので
ある。
【0177】それゆえ、ケースの挿入開始時におけるケ
ースの蓋体への押圧によって、下方移動する蓋体の上辺
縁部がこの円弧状に沿って傾斜する。従って、ケースの
挿入角度に対して蓋体が直交するように閉蓋されている
場合においても、ケースの挿入開始時には、蓋体を容易
に傾斜してケースを抵抗なく挿入することができる。
【0178】また、本発明では、上記のように第1ガイ
ド溝の溝幅が形成されているので、間隙幅を小さくし、
記録再生装置をケースの挿入方向に薄くして小型化を図
り得る蓋体開閉機構を提供することができるという効果
を奏する。
【0179】請求項5に係る発明の蓋体開閉機構は、以
上のように、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
蓋体開閉機構において、上記蓋体を上記間隙により近い
蓋体の辺縁部から先に間隙内に進入させるに際して、蓋
体における長手方向の両端共を均一に進入させる進入均
一化手段が設けられているものである。
【0180】それゆえ、蓋体が均一に安定して間隙に進
入するので、蓋体開閉機構の品質の向上を図ることがで
きるという効果を奏する。
【0181】請求項6に係る発明の記録再生装置は、以
上のように、開口部の裏面側には、挿入完了位置にある
ケースに対して挿入完了位置よりも開口部側かつ記録再
生駆動部側に間隙が設定されており、上記開口部から挿
入されるケースと当接する蓋体を、ケースの挿入による
当接力によって、上記間隙により近い蓋体の辺縁部から
先に間隙内に進入させる案内手段を備えている蓋体開閉
機構と、上記ケースを開口部と挿入完了位置との間で進
退させると共に、挿入完了位置と記録再生可能位置との
間で移動させる媒体脱着機構と、上記筐体から露出して
設けられた操作部に連接され、上記ケースが記録再生可
能位置にあるときに、操作者により操作された操作部の
移動ストロークに対応して、上記蓋体開閉機構に係合し
た状態で、蓋体開閉機構に蓋体の開移動を行わせると共
に、上記媒体脱着機構に係合した状態で、媒体脱着機構
にケースの排出動作を行わせる係合部材とを備えている
ものである。
【0182】それゆえ、蓋体を開閉する蓋体開閉機構
と、ケースを記録再生装置に対して脱着する媒体脱着機
構と、操作者が操作する操作部との三者が、係合部材を
仲介として機構的に連動し、記録再生可能位置に配され
たケースを筐体外に排出させることができる。即ち、操
作部の操作ひとつで、開口部を開き、ケースを記録再生
可能位置から挿入完了位置及び開口部を経て筐体外へ排
出する一連の動作を、機構的な係合関係で行わせること
ができる。
【0183】これにより、蓋体開閉機構の蓋体開閉動
作、或いは媒体脱着機構のケース脱着動作を行わせるた
めの専用の駆動源を別途備える必要が無い。また、駆動
源の駆動力を蓋体開閉機構や媒体脱着機構に伝達するた
めの伝達機構を別途設ける必要も無い。従って、駆動源
や伝達機構を設けなくて済む分、記録再生装置の小型化
もしくは薄型化、並びに軽量化を図ることができる。
【0184】また、本発明では、蓋体が開蓋時に収容さ
れる間隙は、開口部の裏面側における、挿入完了位置に
あるケースに対して挿入完了位置よりも開口部側かつ記
録再生駆動部側に間隙が設定されているので、特に、記
録再生装置の薄型化及び小型化を図ることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(d)は、本発明の実施の一形態
に係る蓋体開閉機構の部分断面図であり、MD挿入時の
蓋体の動作を示す説明図である。
【図2】上記の記録再生装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図3】(a)は蓋体開閉機構の平面の断面図であり、
(b)は同右側面の断面図であり、(c)は同正面の断
面図である。
【図4】上記記録再生装置の蓋体開閉機構を示す斜視図
である。
【図5】(a)はMDが装着された状態における蓋体開
閉機構の平面の断面図であり、(b)は同右側面の断面
図であり、(c)は同正面の断面図である。
【図6】上記蓋体開閉機構における第1ガイド溝の変形
例を示すものであり、(a)はMDの未装着の状態にお
ける断面図であり、(b)はMDの挿入開始時の状態に
おける断面図である。
【図7】上記蓋体開閉機構における他の変形例を示すも
のであり、蓋体開閉レバー及び蓋体同期レバーを備えた
蓋体開閉機構を示す斜視図である。
【図8】本発明における記録再生装置の他の実施の形態
を示すものであり、(a)はイジェクト機構を備えた蓋
体開閉機構のMDの装着状態における平面の断面図であ
り、(b)は同右側面の断面図であり、(c)は同正面
の断面図である。
【図9】(a)は上記記録再生装置においてイジェクト
つまみを少し回動した状態を示す平面の断面図であり、
(b)は同右側面の断面図であり、(c)は同正面の断
面図である。
【図10】(a)は上記記録再生装置においてMDが取
り出された状態を示す平面の断面図であり、(b)は同
右側面の断面図であり、(c)は同正面の断面図であ
る。
【図11】本発明における記録再生装置の他の実施の形
態を示すものであり、蓋体開閉機構を示す斜視図であ
る。
【図12】(a)は上記蓋体開閉機構のMDの装着状態
における平面の断面図であり、(b)は同右側面の断面
図であり、(c)は同正面の断面図である。
【図13】(a)は上記記録再生装置においてイジェク
トつまみを少し回動した状態を示す平面の断面図であ
り、(b)は同右側面の断面図であり、(c)は同正面
の断面図である。
【図14】(a)は上記記録再生装置においてMDが取
り出された状態を示す平面の断面図であり、(b)は同
右側面の断面図であり、(c)は同正面の断面図であ
る。
【図15】従来の蓋体開閉機構の構成例を示すものであ
り、(a)はMDの未装着状態を示す断面図であり、
(b)はMDの装着状態を示す断面図である。
【図16】従来の他の蓋体開閉機構の構成例を示すもの
であり、(a)はMDの未装着状態を示す断面図であ
り、(b)はMDの装着状態を示す断面図である。
【図17】従来の蓋体開閉機構のさらに他の構成例を示
すものであり、(a)は正面図であり、(b)は同平面
であり、(c)は図(b)のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置 2 MD(ケース) 3 キャビネット(筐体) 3a 開口部 6 間隙 10 蓋体開閉機構 11 蓋体 12 蓋体保持部(案内手段) 12b 第1ガイド溝(案内手段) 12c 第2ガイド溝(案内手段) 11b 第1ガイドピン(案内手段) 11c 第2ガイドピン(案内手段) 11d 下辺縁部(辺縁部) 11e 上辺縁部 13 蓋体開閉レバー(案内手段、駆動部材) 31 イジェクトつまみ(操作部) 33 連結レバー(係合部材) 52 蓋体同期レバー(進入均一化手段) 53 蓋体開閉レバー(進入均一化手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を内蔵したケースを挿入する開口
    部が筐体に形成され、開口部を開閉する蓋体が、開口部
    の筐体内側に備えられていると共に、筐体内に挿入され
    終えた挿入完了位置にあるケースを記録再生可能位置に
    て記録再生駆動部により記録再生するように構成された
    記録再生装置の蓋体開閉機構において、 上記開口部の裏面側には、挿入完了位置にあるケースに
    対して挿入完了位置よりも開口部側かつ記録再生駆動部
    側に間隙が設定されており、 上記開口部から挿入されるケースと当接する蓋体を、ケ
    ースの挿入による当接力によって、上記間隙により近い
    蓋体の辺縁部から先に間隙内に進入させる案内手段を備
    えていることを特徴とする蓋体開閉機構。
  2. 【請求項2】上記ケースの挿入完了位置と記録再生可能
    位置とが一致していると共に、ケースが挿入完了位置に
    到達したときに、上記蓋体の間隙への進入軌跡に沿って
    蓋体を逆動させ、開口部を閉状態とする付勢手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の蓋体開閉機構。
  3. 【請求項3】上記案内手段は、上記蓋体の長手方向両端
    の各側面部に、上記長手方向と平行に突出して形成され
    た第1ガイドピン及び第2ガイドピンと、 各ガイドピンを嵌入させて蓋体の移動を案内するガイド
    溝が形成され、対向状態で上記筐体に設けられた1対の
    蓋体保持部とを備え、 上記ガイド溝の内、第1ガイドピンに対応する第1ガイ
    ド溝よりも第2ガイドピンに対応する第2ガイド溝が上
    記間隙に近い側で、上記ケースの挿入方向と略直角に形
    成される一方、ケースが上記間隙内に進入する際の第2
    ガイドピンに対する第1ガイドピンの相対的な移動が、
    第2ガイドピンを中心とした回動となるように、第1ガ
    イド溝及び第2ガイド溝が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の蓋体開閉機構。
  4. 【請求項4】上記ケースの挿入開始時に、第2ガイド溝
    における第2ガイドピンの移動開始方向よりも筐体内側
    へ第1ガイドピンが移動できるように、第1ガイド溝の
    溝幅が、局部的に円弧状に広げられていると共に、この
    円弧はケースの挿入開始時に蓋体が大きく傾き、かつ挿
    入終了時に近づくに伴い蓋体が小さく傾くように形成さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の蓋体開閉機
    構。
  5. 【請求項5】上記蓋体を上記間隙により近い蓋体の辺縁
    部から先に間隙内に進入させるに際して、蓋体における
    長手方向の両端共を均一に進入させる進入均一化手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載の蓋体開閉機構。
  6. 【請求項6】記録媒体を内蔵したケースを挿入する開口
    部が筐体に形成され、開口部を開閉する蓋体が、開口部
    の筐体内側に備えられていると共に、筐体内に挿入され
    終えた挿入完了位置にあるケースを記録再生可能位置に
    て記録再生駆動部により記録再生するように構成された
    記録再生装置において、 上記開口部の裏面側には、挿入完了位置にあるケースに
    対して挿入完了位置よりも開口部側かつ記録再生駆動部
    側に間隙が設定されており、 上記開口部から挿入されるケースと当接する蓋体を、ケ
    ースの挿入による当接力によって、上記間隙により近い
    蓋体の辺縁部から先に間隙内に進入させる案内手段を備
    えている蓋体開閉機構と、 上記ケースを開口部と挿入完了位置との間で進退させる
    と共に、挿入完了位置と記録再生可能位置との間で移動
    させる媒体脱着機構と、 上記筐体から露出して設けられた操作部に連接され、上
    記ケースが記録再生可能位置にあるときに、操作者によ
    り操作された操作部の移動ストロークに対応して、上記
    蓋体開閉機構に係合した状態で、蓋体開閉機構に蓋体の
    開移動を行わせると共に、上記媒体脱着機構に係合した
    状態で、媒体脱着機構にケースの排出動作を行わせる係
    合部材とを備えていることを特徴とする記録再生装置。
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