JPH0773561A - ディスクカートリッジの装填装置 - Google Patents

ディスクカートリッジの装填装置

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JPH0773561A
JPH0773561A JP23730093A JP23730093A JPH0773561A JP H0773561 A JPH0773561 A JP H0773561A JP 23730093 A JP23730093 A JP 23730093A JP 23730093 A JP23730093 A JP 23730093A JP H0773561 A JPH0773561 A JP H0773561A
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JP
Japan
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cartridge
shutter
cam groove
straight line
loading
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JP23730093A
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Inventor
Makoto Yomo
誠 四方
Susumu Ikuma
進 伊熊
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ディスクカートリッジの挿入に要する力をほ
ぼ一定に保ち、操作感を良くするとともに、乱暴に扱わ
れても、壊れにくく、信頼性の高いディスクカートリッ
ジの装填装置を提供する。 【構成】 カートリッジホルダー4の上面側に設けられ
た第1および第2のカム溝条16、15と、カートリッ
ジホルダーに装填される時のカートリッジの動作で、そ
のカートリッジのシャッター3を開放するように、カム
溝条で案内されるシャッター係合手段17とを有し、シ
ャッター係合手段が、そのシャッター係合部の近傍ガイ
ド点を第1のカム溝条の前半部分で案内される時、シャ
ッター係合部が上記シャッターに係合し、開放動作する
ように、その他のガイド点18を第2のカム溝条に案内
させて移動する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク型記録媒体を
用いた情報記録再生装置において、ディスクカートリッ
ジの装填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体を内部に収納したディス
クカートリッジには、開閉可能なシャッターが設けられ
ているが、この記録媒体に対して情報の記録、再生、消
去を行う情報記録再生装置では、ディスクのローディン
グに際して、カートリッジホルダーにディスクカートリ
ッジを挿入する操作で、シャッターを開き、装置からカ
ートリッジ排出する操作でシャッターを閉じるようにし
たシャッター開閉機構が設けられている。
【0003】以前のディスク型記録媒体の情報記録再生
装置で採用されているディスクカートリッジのローディ
ングには、装置の装填口から挿入したディスクカートリ
ッジを、ディスクを回転駆動するターンテーブル上に垂
直に降下する方法が用いられていた。しかしながら、近
年、情報記録再生装置の薄型化の要求を満たすため、デ
ィスクカートリッジを、ローディングに際して上下に移
動させずに、ディスクを回転させるターンテーブルを移
動させる方式が提案されている。
【0004】以下、図5ないし図8に示すこの方式を用
いた情報記録再生装置について説明する。なお、ここで
は、情報記録再生装置として、光磁気記録再生装置をあ
げている。
【0005】図5および図7は、ディスクカートリッジ
を装置内へ挿入する前の状態を、また、図6および図8
は、ディスクカートリッジのローディングが完了した状
態を表わしている。図中、符号1は光磁気ディスクであ
り、ディスクカートリッジ2の内部に収納されている。
3は、ディスクカートリッジ1の開口部を覆うために開
閉可能に設けられたシャッターである。4は、装填口か
ら装置内に挿入されたカートリッジ2を動作位置まで案
内するカートリッジホルダーであり、枠体に固定されて
いる。
【0006】カートリッジホルダー4の上面には、カム
溝条5、6が設けられており、これらカム溝条5、6に
シャッター係合手段としての開閉レバー7の両端が、各
々、ガイドされるようになっている。シャッター開閉レ
バー7の一端には、カム溝条5に摺動自在に嵌合したガ
イドピン8が、ガイド点として設けられ、また、他端に
は、シャッター開閉ピン9が、近傍ガイド点として植設
されていて、このシャッター開閉ピン9がカム溝条6に
摺動自在に嵌合しており、また、カートリッジホルダー
4に装填される時のカートリッジの前縁で押圧され、シ
ャッター3の端部3aに係合し、シャッター3を開閉動
作する働きをしている。
【0007】また、カートリッジホルダー4の上面に
は、トーションスプリング10が配置されており、その
コイル部10aおよび一方の端部10bが、適当な手段
で、支持固定されている。そして、トーションスプリン
グ10の他方の端部10cは、開閉レバー7の切り起こ
し部7aに係合され、カートリッジが挿入されていない
時には、シャッター開閉レバー7を図5に示す位置(カ
ム溝条5の左端)に付勢している。また、符号11は、
ターンテーブル上に装着されたディスクの記録領域にバ
イアス磁界を与えるバイアスマグネットで、カートリッ
ジホルダー4の上面に支持固定されている。
【0008】符号21は可動シャーシであり、その後端
を、ピン42を中心に回動できるように、枠体に支持し
ている。可動シャーシ21には、ディスク2を回転させ
るためのターンテーブル付きのスピンドルモーター2
2、ディスクの動作位置での、カートリッジホルダー4
の位置決めを行うための位置決めピン27a〜27dが
固設されている。なお、リニアモーター、光ヘッドなど
を有する駆動系(図示せず)は、枠体側に固定されてい
る。
【0009】可動シャーシ21の側面には、ガイドロー
ラ23が軸支されている。また、符号24は、カートリ
ッジホルダー4の下側に配置されたスライドカムであ
り、カートリッジ2の挿入方向にスライドできるよう
に、枠体に支持されている。スライドカム24には、そ
の両側の立ち下がり部分に位置して、上述のガイドロー
ラ23と係合するカム溝25が、全体として、斜め上向
きに形成されている(カム溝25は、水平部25a、傾
斜部25bよりなっている)。
【0010】スライドカム24には、前後に延びるガイ
ド溝24a、24bが設けられており、これらは、枠体
に植設されたガイドピン26a、26bと摺動自在に嵌
合している。また、スライドカム24は、引張りコイル
スプリング28a、28bにより、カートリッジの装填
口29を有する前面パネル30の方に向けて、常に、付
勢されている。
【0011】符号35は検知レバーであり、枠体に植設
された軸36を中心に、回動自在に支持されていて、ト
ーションスプリング37によって、図5、図6中の矢印
の方向に付勢されている。検知レバー35は、図5の状
態で、その凹部35aを、スライドカム24に設けられ
たロックピン38に係合しており、スライドカム24
を、スプリング28a、28bの付勢力に抗して、前面
パネル30より離れた位置で保持している。しかし、カ
ートリッジ2を装填口29から挿入すると、カートリッ
ジ2の前端によって、検知レバー35の端部35bが押
され、図6に示すように、その検知レバーの凹部35a
とロックピン38との係合が解除される。このため、ス
ライドカム24は、スプリング28a、28bの付勢力
によって、前面パネル側に向けて移動する。
【0012】符号39はイジェクトモータユニットであ
り、電動モータと、これにより回転される回転板40
と、この回転板40の外周付近に設けられたピン41と
を具備している。そして、カートリッジのイジェクト動
作時には、このピン41が、図5および図6中の矢印方
向に回転することにより、ピン41と当接したスライド
カム24の突部24eが押され、これにより、スライド
カム24が後方に移動することができる。
【0013】次に、ローディング時の動作について説明
する。カートリッジ2のロード前の状態は、図5、図7
で示されているが、この状態から、ディスクカートリッ
ジ2を挿入すると、シャッター開閉ピン9がシャッター
3の端部3aに当接する。さらに挿入すると、シャッタ
ー開閉レバー7が、図中、矢印方向に回動し、シャッタ
ー3を開く。シャッター開閉ピンがカム溝6の直線部6
aまで案内されると、シャッター3が完全に開き、その
後、シャッター3を開いたまま、カートリッジ2が押し
込まれる。カートリッジ2が、図5に示す位置まで到達
する直前に、カートリッジ2は、その側面を検知レバー
35の端部35bに当接し、さらに、最後までカートリ
ッジを押し込むことで、検知レバー35を矢印とは反対
方向に回転し、図6に示すように、凹部35aとロック
ピン38との係合を解除する。この係合が解除される
と、スライドカム24は、スプリング28a、28bの
付勢力により、図6、図8の位置まで移動する。
【0014】ローディング前には、可動シャーシ21の
ガイドローラ23が、カム溝25の水平部25aに対応
しており、可動シャーシ21の自由端側が、図7に示す
ように、前下がりの状態になっているため、スピンドル
モーター22、位置決めピン27a〜27dが、カート
リッジ2の挿入の妨げになることはない。そして、スラ
イドカム24が移動すると、ガイドローラ23がカム溝
25の傾斜部25bに案内され、これによって、可動シ
ャーシ21は、軸42a、42bを中心に、回動し、カ
ートリッジホルダー4に設けられた突き当て面4aに当
接する。この動作によって、図8に示すように、スピン
ドルモーター22、位置決めピン27a〜27dが上方
に移動し、それぞれ、ディスクのクランプ、カートリッ
ジの位置決めがなされる。なお、シャッター3が開きき
った状態では、カートリッジ2のブリッジ部2aも、シ
ャッター3の一部3bも、それぞれ、厚みがディスク1
とほぼ同じであるから、シャッター3が、本実施例のよ
うに、早く開いてしまう場合、カートリッジ2が、バイ
アスマグネット11や光ヘッド(図示せず)と接触する
ことはない。
【0015】また、カートリッジのイジェクト時の動作
は、次のように行なわれる。イジェクト命令が来ると、
イジェクトモータユニット39の回転板40が、図6の
位置から矢印方向に回転を始めて、ピン41がスライド
カム24を、スプリング28a、28bの付勢力に抗し
て、後方に引っ張る。しかして、カム溝25の傾斜部2
5bにあったガイドローラ23は、スライドカム24の
移動により、その水平部25aに案内されるため、可動
シャーシ21の自由端側は、図7に示すように下方に移
動させられる。従って、スピンドルモータ22、位置決
めピン27a〜27dも下降し、ディスクカートリッジ
2の排出を可能とする。
【0016】図8の状態では、スライドカム24のロッ
クピン38は、検知レバー35の直線部35cに当接し
ているため、検知レバー35は回動できないが、スライ
ドカム24が、ほぼ最後まで移動すると、ロックピン3
8が直線部35cよりはずれるため、トーションばね3
7の力によって、検知レバー35が矢印方向に回動す
る。この検知レバー35の回動力によって、カートリッ
ジ2は、カートリッジホルダー4より排出される。
【0017】図5の状態は、イジェクトモータユニット
39のピン41が、Aの位置まで来たときに達成できる
が、このまま、イジェクトモータを停止させると、次
に、ローディングを行う時に、スライドカム24が前方
へ移動できないため、さらに、イジェクトモータを半周
回転させ、Bの位置で、リミットスイッチ(図示せず)
などを用いて停止させる。
【0018】
【発明が解決しようとしている課題】上記のように、ス
ピンドルモーターが取り付けられた可動シャーシが、デ
ィスクカートリッジのローディングおよびイジェクト時
に、昇降するような構成になっていると、装置のスペー
スの効率的な利用が可能となる訳である。しかしなが
ら、上記従来例では、図9に示すように、開閉ピン9を
案内するカム溝条6の前半部分が、円弧状をなしている
ので、ディスクカートリッジのシャッターが開放され終
るまで、開閉ピン9は、シャッターとの係合を維持した
まま、この円弧に沿って回動動作を続ける。したがっ
て、最初の段階では、カートリッジを軽く挿入できる
が、徐々に、カートリッジを挿入するために必要な力F
が増加する。
【0019】すなわち、図9に示すシャッターの開放終
了近い位置では、カートリッジを押す力Fに対して、シ
ャッター開閉レバー7を回動させる方向の成分Faは、
カートリッジ挿入方向に対する角度αとすると、Fa=
F・cosαとなり、角度αが大きい程、小さくなる。
換言すれば、シャッターを開放するのに必要な力Faを
確保するためには、Fを大きくしなければならない。し
かも、成分Faに垂直な成分Fbは、カム溝条6内での
開閉ピン9の摺動摩擦抵抗力となり、ロスが大きく、カ
ートリッジ挿入の操作感を、著しく悪くする。加える
に、成分Fbは、カートリッジホルダ4、シャッター開
閉レバー7に直接、加わるため、操作を乱暴に行なう
と、シャッター係合手段を変形、破損するおそれがあっ
た。
【0020】
【発明の目的】本発明は、上記事情に基いてなされたも
ので、シャッター開閉レバーを案内するカム溝の形状を
改良することによって、ディスクカートリッジの挿入に
要する力をほぼ一定に保ち、操作感を良くするととも
に、たとえ、乱暴に扱われても、壊れにくく、信頼性の
高いディスクカートリッジの装填装置を提供しようとす
るものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】このため、本発明によれ
ば、記録媒体を収納したカートリッジを案内するカート
リッジホルダーと、上記カートリッジホルダーの上面側
に設けられた第1および第2のカム溝条と、上記カート
リッジホルダーに装填される時の上記カートリッジの動
作で、そのカートリッジのシャッターを開放するよう
に、上記カム溝条で案内されるシャッター係合手段とを
有し、上記シャッター係合手段が、そのシャッター係合
部の近傍ガイド点を第1のカム溝条の前半部分で案内さ
れる時、上記シャッター係合部が上記シャッターに係合
し、開放動作するように、その他のガイド点を第2のカ
ム溝条に案内させて移動する構成にした、ディスクカー
トリッジの装填装置において、第1のカム溝条は、その
後半部分を、カートリッジ挿入方向に平行な第1の直線
部で構成し、また、その前半部分を、カートリッジ挿入
方向に対して所定の傾きを有する第2の直線部と、上記
第2の直線部の前側に対して滑らかに結ばれる円弧部と
で構成している。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図1ないし図4
を参照して、詳細に説明する。図1はディスクカートリ
ッジを装置内へ挿入する前の状態を、また、図2はディ
スクカートリッジのローディングが完了した状態を表わ
している。また、図3はディスクカートリッジの装置内
への挿入途中における要部の詳細を示している。なお、
ディスクカートリッジのシャッター開閉機構以外は、従
来例と全く同じなので、その構成および動作説明は省略
する。
【0023】カートリッジホルダー4の上面には、カム
溝条15、16が設けられており、これらカム溝条1
5、16によって、シャッター係合手段としてのシャッ
ター開閉レバー17が、その両端でガイドされるように
なっている。すなわち、シャッター開閉レバー17は、
その一端に、カム溝条15に摺動自在に嵌合するガイド
ピン18を設け、また、その他端に、シャッター開閉ピ
ン19を植設しており、このシャッター開閉ピン19
が、シャッター3の端部3aに係合するとともに、カム
溝条6に案内される点は、従来同様である。また、トー
ションスプリング10のコイル部10a、一方の端部1
0bが、カートリッジホルダー4の上面に支持固定さ
れ、他方の端部10cがシャッター開閉レバー17の切
り起こし部17aに係合されている点も従来同様であ
る。このため、カートリッジが挿入されていない時に、
シャッター開閉レバー17は、図1に示す位置に付勢さ
れている。そして、特に、本発明では、カム溝条15が
直線形状であり、また、カム溝条16がカートリッジ挿
入方向に延びる第1の直線部16aと、カートリッジ挿
入方向に対して所定の傾き角度(好ましくは、カートリ
ッジ挿入方向に関して30度ないし60度)を有する第
2の直線部16bと、第2の直線部と滑らかにつながる
円弧部16cとから成る。第1の直線部16aと第2の
直線部16bとは、所要の円軌跡Rにより滑らかに連続
するように、その連続部を形成している。円弧部16c
は、トーションスプリング10によって、ガイドピン1
8が、カム溝条15の端部15a側に付勢されていなが
ら、シャッター開閉レバー17が回動できるような形状
となっている。なお、第2の直線部16bは円弧部16
cに対して、接線方向に連続している。
【0024】また、カム溝条15は、カートリッジ2が
挿入されていない時に、シャッター開閉レバー17がカ
ートリッジ装填口の方に、はみ出してこないように、カ
ートリッジ挿入方向に対して、少し角度を持って設けら
れている。そうすることにより、シャッター開閉レバー
17を長くすることができ、カム溝条15とカム溝条1
6が繋ってしまうことも防止できる。また、ガイドピン
18が、カートリッジの幅方向の中央から、従来よりも
脇にそれた位置になるように、カム溝条15が形成され
るので、通常、中央部に配置される回路基板などの取付
空間を圧迫することがなく、設計、製作上、有利であ
る。
【0025】図4には、シャッター開閉レバー17のシ
ャッター近傍個所の断面が示されている。ここでは、ガ
イドピン18は、カム溝条15に係合する円柱部と、カ
ム溝条15からガイドピン18が抜け落ちるのを防止す
るための円板部分とから構成されており、その、シャッ
ター開閉ピン19のカム溝16と係合する部分には、リ
ング状のカラー14が回転可能に設けられている。な
お、図中、符号13は、シャッター開閉ピン19がカム
溝条16から抜け落ちるのを防止する止め輪である。カ
ラー14を設けることにより、シャッター開閉ピン19
とカム溝条16との摩擦力を低減し、摩耗を防止でき
る。
【0026】なお、本実施例では、シャッター開閉ピン
19が、カム溝条16の係合部を兼ねているが、必ずし
も、シャッターに係合する部分と、カム溝16と係合す
る部分とを一致させる必要は無く、別々に構成しても良
いことは勿論である。
【0027】また、カム溝15は、その端部に形成した
円形穴15aの直径を、ガイドピン18の円板部分の直
径よりも大きくなるように、設定している。これは、シ
ャッター開閉レバー17をカートリッジホルダ4に組み
付ける時、止め輪13を外した状態で、先ず、ガイドピ
ン18の円板部分を円形穴15aに、また、シャッター
開閉ピン19をカム溝条16に、各々、挿入し、次にガ
イドピン18の円板部を円形穴15bから少しずらし、
その位置で止め輪13をはめ、そして、トーションスプ
リング10を取り付けるという組立の便利を考慮してな
されたものである。
【0028】次に、ローディング時の動作について説明
する。カートリッジ2のロード前の状態は、図1で示さ
れているが、この状態から、カートリッジ2を更に挿入
すると、シャッター開閉ピン19が、シャッター3の端
部3aに当接する。カートリッジ2を更に挿入すると、
シャッター開閉レバー17が、図1の矢印方向に回動
し、シャッター3を開きはじめる。シャッター開閉ピン
19がカム溝16の第2の直線部16bに沿って移動を
はじめるとガイドピン18もカム溝15に沿って移動を
はじめる。
【0029】図3の状態を経て、シャッター開閉ピン1
9が第2の直線部16bから第1の直線部16aに案内
されると、シャッター3が完全に開き、その後、シャッ
ター3が開かれた状態のまま、カートリッジ2は更に押
し込まれる。そして、図2に示すように、カートリッジ
2が最後まで押し込まれる。なお、この状態でも、ガイ
ドピン18が円形穴15bの位置まで達しないので、カ
ム溝条15から外れることはない。その後の動作は、従
来例の場合と同じなので、説明を省略する。
【0030】図3に示す状態では、カートリッジ2に力
Fを加えると、シャッター開閉レバー7を回動させる方
向の成分はFa=F・cosαとなり、力Faに直角な
成分Fbが摺動摩擦抵抗力となる。本実施例では、30
°<α<60°設定され、シャッター開閉ピン19が第
2の直線部16bに沿って移動する時は、FaとFbと
の割合が、ほぼ一定に維持されるため、カートリッジ2
を押す力Fも、一定でよい。なお、実験の結果、上述の
ように、第2の直線部16bの角度Aは60°以下が望
ましい。また、角度αは、小さければ小さい程、操作感
はよくなるが、それに応じて、カム溝16が長くなるの
で、装置の小形化に反する。従って、設計上は、α=4
5°程度が最も望ましく、少なくとも30°以上にしな
いと、製品としての価値が低下してしまうおそれがあ
る。
【0031】なお、一見円弧部16cは不要のように見
えるが、仮に、円弧部16cを設けない場合、図10、
図11に示すように、第2の直線部16bを、そのまま
伸ばした構成にすると、カートリッジの排出時に、シャ
ッター開閉レバー17は、図10の状態を経て、図11
の状態に至らなければならない。しかし、図10の状態
では、シャッター開閉レバー17に対しては、シャッタ
ー開閉ピン19を中心として、時計回りの方向への回転
力しか働かない。したがって、現実には図10の状態
で、シャッター開閉レバー17が停止してしまい、図1
1の状態に移行できない。即ち、本発明のように、シャ
ッター開閉レバー17には、回転力が働くのであるか
ら、円弧部16cを設ければ、シャッター開閉レバー1
7が最後まで戻ることは、明らかである。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したように、
カートリッジホルダーの上面に設けられた2本のカム溝
条の内、シャッター係合手段の近傍点が案内されるカム
溝条を、カートリッジ挿入方向と平行な第1の直線部
と、カートリッジ挿入方向に対して所定の傾きを有する
第2の直線部と、第2の直線部と滑らかにつながる円弧
部とより構成したため、ディスクカートリッジの挿入に
要する力がほぼ一定に保持され、操作感を良くできると
ともに、乱暴にあつかわれても、破損され難くなる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカートリッジ装填初期
の状態の平面図である。
【図2】上記実施例のカートリッジ装填後期の状態の平
面図である。
【図3】上記一実施例のカートリッジ装填途中の状態の
平面図である。
【図4】同じく、縦断側面図である。
【図5】従来例のカートリッジ装填初期の状態の平面図
である。
【図6】従来例のカートリッジ装填後期の状態の平面図
である。
【図7】従来例のカートリッジ装填初期の状態の側面図
である。
【図8】従来例のカートリッジ装填後期の状態の側面図
である。
【図9】従来例のカートリッジ装填途中の状態の平面図
である。
【図10】本発明の利点を示すための比較例を示す平面
図である。
【図11】同じく、比較例の平面図である。
【符号の説明】
2 カートリッジ 3 シャッター 3a 端部 4 カートリッジ・ホルダー 15、16 カム溝条 16a 第1の直線部 16b 第2の直線部 16c 円弧部 17 シャッター開閉レバー 18 ガイドピン 19 シャッター開閉ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納したカートリッジを案内
    するカートリッジホルダーと、上記カートリッジホルダ
    ーの上面側に設けられた第1および第2のカム溝条と、
    上記カートリッジホルダーに装填される時の上記カート
    リッジの動作で、そのカートリッジのシャッターを開放
    するように、上記カム溝条で案内されるシャッター係合
    手段とを有し、上記シャッター係合手段が、そのシャッ
    ター係合部の近傍ガイド点を第1のカム溝条の前半部分
    で案内される時、上記シャッター係合部が上記シャッタ
    ーに係合し、開放動作するように、その他のガイド点を
    第2のカム溝条に案内させて移動する構成にした、ディ
    スクカートリッジの装填装置において、 第1のカム溝条は、その後半部分を、カートリッジ挿入
    方向に平行な第1の直線部で構成し、また、その前半部
    分を、カートリッジ挿入方向に対して所定の傾きを有す
    る第2の直線部と、上記第2の直線部の前側に対して滑
    らかに結ばれる円弧部とで構成したことを特徴とするデ
    ィスクカートリッジの装填装置。
  2. 【請求項2】 第1のカム溝条の第2の直線部は、第1
    の直線部の方向(カートリッジ挿入方向)に対して、3
    0度ないし60度の角度で傾いていることを特徴とする
    第1項記載のディスクカートリッジンの装填装置。
JP23730093A 1993-08-31 1993-08-31 ディスクカートリッジの装填装置 Pending JPH0773561A (ja)

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JP (1) JPH0773561A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008135107A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Alpine Electronics Inc 記録媒体駆動装置

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JP2008135107A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Alpine Electronics Inc 記録媒体駆動装置

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