JP2672706B2 - ローディング装置 - Google Patents

ローディング装置

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JP2672706B2
JP2672706B2 JP2289206A JP28920690A JP2672706B2 JP 2672706 B2 JP2672706 B2 JP 2672706B2 JP 2289206 A JP2289206 A JP 2289206A JP 28920690 A JP28920690 A JP 28920690A JP 2672706 B2 JP2672706 B2 JP 2672706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カートリッジに収納された光磁気ディスク
等の各種記録媒体を記録・再生又は消去等を行うための
所定位置に搬送するローディング装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第15図に示すように、従来、この種のローディング装
置において、カートリッジ111に設けられたシャッタ窓1
11aを開閉するためのシャッタアーム112と、カートリッ
ジ111をG方向に引き込むためのチャッキングアーム114
とを備えたものが知られている。
シャッタアーム112は支軸112aを中心に回動自在に支
持され、ばね113によりR方向に付勢されている。又、
チャッキングアーム114は、支軸115aにより回動自在に
支持され、ばね118によりB方向に付勢されたアーム板1
15の一端部に、回動及びPQ方向の移動自在に接続されて
いる。アーム板115の他端部は、カムギヤ120上のカム11
9に当接している。
カートリッジ111が矢印G方向に挿入されると、シャ
ッタアーム112の先端部がシャッタ窓111aに当接し、カ
ートリッジ111の挿入動作に伴い、支軸112aを中心にシ
ャッタアーム112がL方向に回動し、シャッタアーム112
の先端部によりシャッタ窓111aがQ方向に移動させられ
て開かれる。
又、カートリッジ111のG方向の端面がチャッキング
アーム114の当接部114aに当接する。この状態でカート
リッジ111を更にG方向に押し込むと、チャッキングア
ーム114は下面のピン114dが案内部117に案内されてG方
向に移動しながら同時にP方向に移動し、チャック部11
4bがカートリッジ111の凹部111bに係合する。
そして、第16図に示すように、チャッキングアーム11
4がスイッチ116に到達してスイッチ116をオンとする
と、モータ124が回転を開始し、ギヤ121〜123を介して
カムギヤ120に駆動力が伝達され、カムギヤ120がR方向
に回動する。これにより、アーム板115を介してチャッ
キングアーム114がG方向に移動させられ、カートリッ
ジ111の自動ローディングが開始される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記の構成によれば、チャッキングアーム
114を駆動するためのアーム板115、ばね118及びスイッ
チ116等が広範囲に渡って配置されるため、この種の装
置に必要とされるインターフェイス等の回路部品の占め
る空間が狭くなる等のスペース上の制約が生じる問題が
ある。これは、カム119のみではカムギヤ120の半径分し
かチャッキングアーム114の移動ストロークを確保でき
ない弱点をアーム板115の梃機構により補っているため
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るローディング装置は。上記の課題を解決
するために、係合部を有するカートリッジを挿入・排出
自在に保持するカートリッジホルダと、カートリッジホ
ルダを支持するベース部と、カートリッジホルダをベー
ス部に接近又は離間させるために上記挿入・排出方向と
ほぼ直交する方向に移送する移送手段と、カートリッジ
の挿入・排出方向に移動可能にカートリッジホルダに取
り付けられ、かつ、上記係合部に係合可能なチャッキン
グ手段と、カートリッジホルダに回動自在に取り付けら
れ、上記チャッキング手段に対し上記挿入・排出方向へ
の駆動力を付与するカム部材と、このカム部材を駆動す
る駆動手段とを備えたローディング装置において、カー
トリッジホルダにおけるカム部材と重複する位置に上記
チャッキング手段における動力被伝達部を上記挿入・排
出方向に案内する案内部が設けられ、かつ、カム部材に
は上記動力被伝達部に直接接触し、カム部材の回動に伴
い動力被伝達部を案内部に沿って移動させるチャッキン
グ用カムが形成されていることを特徴としている。
〔作 用〕
上記した請求項第1項の構成によれば、カートリッジ
ホルダにおけるカム部材と重複する位置にチャッキング
手段における動力被伝達部をカートリッジの挿入・排出
方向に案内する案内部を設け、カム部材に設けたチャッ
キング用カムを上記動力被伝達部に直接接触させて、カ
ム部材の回動に伴い動力被伝達部を案内部に沿って移動
させるように構成したので、従来のようなアーム板等は
不要となり、カム部材によりチャッキング手段を直接駆
動できるようになる。その場合、上記案内部をカム部材
と重複する位置に設けたので、チャッキング手段に充分
な移動ストローク、すなわち、カム部材の半径以上の移
動ストロークを確保できる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第14図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第1図に示すように、本実施例はカートリッジ1に収
納された光磁気ディスク1f(第3図参照)に記録再生を
行う記録再生装置に付設されるローディング装置に関す
るものである。
上記の記録再生装置は、光磁気ディスク1fを回転させ
るスピンドルモータ2及び光磁気ディスク1fに対するレ
ーザ光の照射等を行う光ヘッド3が設けられたメカベー
ス4(ベース部)と、カートリッジ1を挿入及び取り出
し方向(矢印G及びB方向)に案内するとともに、カー
トリッジ1が挿入された状態でメカベース4に対しU及
びD方向に昇降運動を行うカートリッジホルダ5と、メ
カベース4及びカートリッジホルダ5に対し矢印G及び
B方向に相対移動することによりメカベース4を昇降さ
せるシフトシャーシ6(移送手段)と、カートリッジホ
ルダ5に支持されカートリッジホルダ5の昇降動作に対
応してカートリッジ1内の光磁気ディスクに接近又は離
間する補助磁場印加装置7とを備えている。
一方、カートリッジ1には、シャッタ窓1aがP及びQ
方向に摺動することにより開閉自在となるように取り付
けられ、P方向に摺動した時に光磁気ディスク1fが露出
して補助磁場印加装置7に対向するようになっている。
カートリッジ1のG方向端部には、後述するシャッタ
レバー18に取り付けられたピン22をシャッタ窓1aの方向
に案内するガイド溝1bが設けられている。更に、カート
リッジ1のG方向端部近傍におけるP方向端部における
の側面には係合部としての溝1cが形成され、Q方向端部
における側面には溝1d(第3図参照)が形成されるとと
もに、B方向端部近傍における底面の左右対応位置には
溝1e・1eが設けられている。
カートリッジホルダ5のP方向の側部にはU方向に突
出する2つのガイド軸8・10が設けられる一方、Q方向
の側部にはU方向に突出するガイド軸9が設けられてい
る。一方、シフトシャーシ6にはBG方向に延びる3つの
長孔12・13・14が形成され、各ガイド軸8・9・10が各
長孔12・13・14に摺動自在に嵌合されている。これによ
り、シフトシャーシ6がカートリッジホルダ5の上部に
おいてカートリッジホルダ5に対しB及びG方向に移動
自在となるように接続されている。
第2図及び第4図からも明らかなように、シフトシャ
ーシ6のQ方向の側部には1つのローラ15が回転自在に
取り付けられ、P方向の側部には2つのローラ15・15が
回転自在に取り付けられている。又、メカベース4のQ
方向の側面には1つのガイド板16が、P方向の側面には
2つのガイド板16が固定され、各ガイド板16にはガイド
溝16aが形成されている。各ガイド溝16aはB方向に向か
うにつれて次第に低くなるように傾斜が付与されてい
る。
上記の各ローラ15は各ガイド溝16aに回転自在に嵌合
され、これにより、シフトシャーシ6のカートリッジホ
ルダ5に対するB方向への移動に伴ってシフトシャーシ
6及びカートリッジホルダ5がD方向に移動してメカベ
ース4に接近し、カートリッジ1がメカベース4上にロ
ーディングされるようになっている。
カートリッジホルダ5からD方向に突出する2つのピ
ン17・17(第1図)がメカベース4の穴4a・4bに昇降自
在に嵌合されることにより、カートリッジホルダ5がメ
カベース4に対し昇降自在に接続されている。なお、メ
カベース4のB方向端部の対応位置には、U方向に突出
する位置決めピン19・19が設けられ、カートリッジ1を
支持したカートリッジホルダ5が下降した時に、位置決
めピン19・19がカートリッジ1の溝1e・1eに嵌合してカ
ートリッジ1の位置決めが行われるようになっている。
補助磁場印加装置7は、後述するように、シフトシャ
ーシ6に設けた案内部6a・6dに案内され、カートリッジ
ホルダ5の下降と連係してカートリッジ1内の光磁気デ
ィスク1fに接近するようになっている。
以下、各部の構成を詳細に説明する。
カートリッジホルダ5には、各側面の下端を内向きに
折り曲げることにより、カートリッジ1を導き入れる左
右1対のガイドレール部5a・5aが設けられている。又、
カートリッジホルダ5の両側部の上面には、挿入された
カートリッジ1をD方向に付勢する板ばね部5b・5b…が
形成されている。
カートリッジホルダ5には、シャッタレバー18が、支
点軸20を中心にR及びL方向に回動できるように取り付
けられている。シャッタレバー18には、カートリッジ1
の挿入時にシャッタ窓1aを開く役割を有するピン22がD
方向に突出するように取り付けられ、ピン22はカートリ
ッジホルダ5に形成された円弧状の溝21内で摺動自在と
されている。シャッタレバー18はカートリッジホルダ5
との間に張設されたばね23によりL方向に付勢されてい
る。シャッタレバー18はL方向の回動限界位置まで回動
した時にガイド軸9に当接するようになっている。
ガイド軸8には誤挿入防止レバー24が回動自在に取り
付けられ、この誤挿入防止レバー24はカートリッジホル
ダ5との間に設けられたばね25により矢印L方向に付勢
されている。
第1図において、カートリッジ1を挿入して行く時、
カートリッジ1の傾斜部1rと誤挿入防止レバー24とが接
触し、誤挿入防止レバー24が矢印R方向に回動すること
により、カートリッジ1の挿入が可能となる。一方、カ
ートリッジ1を表裏を逆向きにして挿入した場合、誤挿
入防止レバー24に鉤状傾斜部1sが接触することにより、
カートリッジ1の挿入が不可能になる。
カートリッジホルダ5には、カートリッジ1を把持し
てG方向に引き込むチャッキングアーム26(チャッキン
グ手段)が支持されている。チャッキングアーム26のB
方向端部近傍には、カートリッジ1のG方向端部におけ
る端面が当接する当接部26aと、カートリッジ1の溝1c
に嵌合してカートリッジ1を把持するチャック部26bと
が設けられている。
第3図にも示すように、チャッキングアーム26のチャ
ック部26bの近傍にはピン27が設けられる一方、チャッ
キングアーム26のG方端部近傍にはピン28(動力被伝達
部)が設けられている。ピン27はカートリッジホルダ5
の屈曲した長孔30に摺動自在に嵌合し、又、ピン28はカ
ートリッジホルダ5の長孔31(案内部)に摺動自在に嵌
合している。
長孔30はG方向に進むに伴って幅方向内方(Q方向)
に接近する傾斜部30aと、傾斜部30aの幅方向内方端から
BG方向に延びる直線部30bとを有する。そして、カート
リッジ1の挿入に伴ってピン27が傾斜部30aに沿って移
動する期間に、チャック部26bがカートリッジ1の溝1c
に嵌合するようになっている。
一方、長孔31は全体がG方向に進むに伴って幅方向内
方(Q方向)に接近するように傾斜している。なお、チ
ャッキングアーム26はカートリッジホルダ5との間に設
けられたばね32によりB方向に付勢されている。
カートリッジホルダ5のG方向端部近傍には、カム部
材としての役割を有し、外周に被動ギヤが形成されたカ
ムギヤ33がガイド軸10により回動自在に支持されてい
る。このカムギヤ33における被動ギヤの円周方向の一部
は欠歯部33aとなっている。
第14図にも示すように、カムギヤ33の表面側には、内
周カム34と外周カム35とが形成されている。後述するよ
うに、内周カム34はシフトシャーシ6をB又はG方向に
移動させる役割を有する一方、外周カム35は本カムギヤ
33の駆動用のモータ41をオン・オフするスイッチ50を作
動するようになっている。
又、カムギヤ33の裏面側には、チャッキングアーム26
を駆動するローディング用カム36及びアンローディング
用37が設けられている。ローディング用カム36はカート
リッジ1の挿入時にチャッキングアーム26をG方向に移
動させる役割を有し、一方、アンローディング用カム37
はカートリッジ1の排出時に、チャッキングアーム26を
緩やかにB方向へ移動させる役割を有している。
カートリッジ1の挿入開始前の初期状態において、ピ
ン28は長孔31のB方向端部に位置し、この時、カムギヤ
33の裏面側におけるローディング用カム36はピン28に当
接している。又、ローディング用カム36は軸38により支
持されたばね40によりL方向に付勢されているが、ばね
40の付勢力は上記のばね32のB方向への付勢力より小さ
いため、上記初期状態においてピン28は長孔31のB方向
端部で静止している。
カートリッジホルダ5のG方向端部にはモータ41が取
り付けられ、モータ41の出力軸にはウォーム42が設けら
れている。ウォーム42にはウォームホイール43が噛み合
い、ウォームホイール43と同軸上にギヤ44が設けられて
いる。ギヤ44はギヤ45及びギヤ46を介してカムギヤ33と
噛み合い、モータ41によりカムギヤ33が回転駆動される
ように構成されている。なお、カートリッジ1の挿入開
始前の初期状態においては、ギヤ46はカムギヤ33の欠歯
部33aに対向し、モータ41の駆動力がカムギヤ33に伝達
されないようになっている。
カムギヤ33の側方には、スイッチレバー47が軸48によ
り回動自在に支持されている。スイッチレバー47は図示
しないばね等によりL方向に付勢され、その一端部がカ
ムギヤ33の外周カム35に当接している。スイッチレバー
47の他端部は、カートリッジホルダ5に設けられたスイ
ッチ50の可動片に接触し、スイッチ50をオン・オフ作動
するようになっている。
カートリッジ1の挿入開始時の初期状態においては、
スイッチレバー47の上記一端部は外周カム35における凹
部35aに当接し、これにより、スイッチ50はオフとなっ
ている。なお、外周カム35には今1つの凹部35bが形成
されている。
カートリッジホルダ5に設けた軸51により補助磁場印
加装置7がそのG方向端部で支持され、板ばね52により
D方向に付勢されている。
又、シフトシャーシ6には案内部6a・6dが設けられ、
案内部6a・6dはそれぞれ水平部6b・6eと、G方向に進む
に伴って下降する傾斜部6c・6fとを有している。カート
リッジホルダ5がメカベース4から上昇している時に
は、補助磁場印加装置7のB方向端部における当接部7a
が案内部6aに上方から当接し、一方、補助磁場印加装置
7のG方向端部から側方に突出した当接部7bが案内部6d
に上方から当接するようになっている。そして、シフト
シャーシ6がB方向に移動してカートリッジホルダ5が
下降する際に、各当接部7a・7bが案内部6a・6dにおける
水平部6b・6eから傾斜部6c・6fを介してカートリッジ1
上に移動するようになっている。
シフトシャーシ6における長孔14の近傍には、ローラ
53がU方向に突出するように取り付けられ、ローラ53は
カムギヤ33における内周カム34に当接している。第3図
に示すカートリッジ1の挿入開始時における初期状態に
おいては、ローラ53は内周カム34における小径部34aに
当接し、後述するばね54の付勢力に抗してシフトシャー
シ6をG方向の移動端部で支持している。シフトシャー
シ6はカートリッジホルダ5との間に設けられたばね54
によりB方向に付勢されている。
次に、カートリッジ1のローディング及びアンローデ
ィング動作を説明する。
第2図〜第4図はカートリッジ1の挿入前の初期状態
又は排出後の状態を示している。カートリッジ1をカー
トリッジホルダ5にガイドレール部5a・5aを介して挿入
すると、カートリッジ1のG方向端部における端面が、
先ず、シャッタレバー18のピン22に当接する。更に、カ
ートリッジ1をG方向に押し込むと、第5図〜第7図、
特に、第6図に示すように、ピン22はカートリッジホル
ダ5の溝21内でR方向に移動する。
これにより、ピン22はカートリッジ1のガイド溝1bに
沿ってP方向に移動し、ガイド溝1bのP方向端部でシャ
ッタ窓1aに当接し、更に、カートリッジ1を押し込むと
ピン22によりシャッタ窓1aがP方向に移動して開かれる
ことになる。
又、カートリッジ1のG方向の端面がチャッキングア
ーム26の当接部26aに当接し、この状態で、更に、カー
トリッジ1をG方向に押圧すると、ばね32の付勢力に抗
して、チャッキングアーム26がカートリッジ1とともに
G方向に移動し始める。これにより、チャッキングアー
ム26のピン27が長孔30の傾斜部30aに沿って矢印C方向
に移動し、チャック部26bがカートリッジ1の溝1cに徐
々に嵌合する。これにより、カートリッジ1がチャッキ
ングアーム26により把持される。
又、チャッキングアーム26がG方向に移動し始める
と、ピン28は長孔31内で第6図のE方向に移動し、これ
に伴って、カムギヤ33はばね40の付勢力によりL方向に
回動する。これにより、スイッチレバー47の上記一端部
が外周カム35の凹部35aから、より大径の円弧部35cに移
動し、スイッチレバー47が軸48を中心にR方向に回動す
ることによりスイッチ50がオンとなってモータ41が回転
を開始する。
従って、ウォーム42、ウォームホイール43及び各ギヤ
44〜46も回転を開始するが、スイッチレバー47の一端部
が凹部35aから円弧部35cに移動した後も当初はギヤ46が
カムギヤ33の欠歯部33aに対向しているため、カムギヤ3
3は未だ回転を開始しない。
そのため、この状態で、カートリッジ1のG方向への
押し込み動作を解除した場合、チャッキングアーム26は
ばね32の付勢力によりB方向に引き戻され、それととも
にカムギヤ33はピン28とローディング用カム36の係合に
よりR方向に回動して初期状態に復帰する。
これに対し、従来の構成では、スイッチ116(第16
図)がオンになると直ちにカムギヤ120が回転し、アー
ム板115によりチャッキングアーム114が矢印G方向に移
動しようとするが、チャック部114bによりカートリッジ
111が確実に把持されていない状態でカートリッジ111の
押し込み動作が解除されると、ローディング動作の途中
でカートリッジ111が勢い良く飛び出して来る等の不具
合を生じるものである。又、既にこの時、カムギヤ120
はいくらか回転しているため、再度カートリッジ111を
挿入し、ローディングさせる時に動作上の違和感を感じ
る。
又、チャック部114bによりカートリッジ111が確実に
把持されたか否かを検出するスイッチ等を設け、カート
リッジ111が確実に把持された後、モータ124の駆動を開
始するように構成することも考えられるが、その場合は
上記のスイッチ等を設けねばならないので、部品点数が
増加する問題がある。
上述の如く、本考案では、スイッチ50がオンとなり、
モータ41の回転が開始された状態で、カートリッジ1を
更にG方向に押し込むと、ピン28が長孔31内で更にE方
向に移動し、それに伴ってカムギヤ33がばね40の付勢力
によりL方向に回動する。これにより、ギヤ46が欠歯部
33aを通過してカムギヤ33と噛み合い、以後、自動ロー
ディングが開始される。なお、本実施例では、上記の欠
歯部33aの存在により、モータ41による自動ローディン
グが開始された段階で、カートリッジ1はチャック部26
bにより確実に把持されていることになる。
自動ローディングが開始されると、カムギヤ33がモー
タ41の動力によりL方向に回動し、ピン28がローディン
グ用カム36の側面部36a(第14図参照)により長孔32内
でE方向に移動させられる。これにより、チャッキング
アーム26はG方向に移動し、カートリッジ1が引き込ま
れる。なお、本実施例では、チャッキングアーム26に設
けたピン28を案内する長孔31をカムギヤ33と重複する位
置(カムギヤ33の下方)に設け、ピン28をローディング
用カム36で直接駆動するようにしたので、従来のような
梃機構を利用することなく、ピン28の移動ストロークを
カムギヤ33の半径以上の長いストロークとすることがで
きる。
上記したチャッキングアーム26によるカートリッジ1
の引き込みとともに、第8図〜第10図、特に第9図に示
すように、カムギヤ33のL方向への回動により、シフト
シャーシ6のローラ53が内周カム34の小径部34aから傾
斜部34bを介して大径部34c側に移動し、これに伴って、
シフトシャーシ6はばね54の付勢力によりB方向に移動
する。
シフトシャーシ6がB方向に移動すると、ローラ15が
ガイド板16の傾斜したガイド溝16a内で下降し、カート
リッジホルダ5及びシフトシャーシ6がD方向に移動し
て次第にメカベース4側に接近する。
ピン28が長孔31内でE方向の端部まで移動すると、ス
イッチレバー47が外周カム35の凹部35bに当接し、軸48
を中心にL方向に回動することにより、スイッチ50がオ
フとなる。これにより、モータ41の回転は停止され、ロ
ーディングが完了する。
この状態で、ローディング用カム36の頂部36bがピン2
8に当接する。一方、ローラ53は内周カム34の大径部34c
に当接し、これにより、カートリッジホルダ5及びシフ
トシャーシ6の下降が終了して、メカベース4の位置決
めピン19・19がカートリッジ1の溝1e・1eに嵌合し(第
10図参照)、カートリッジ1がメカベース4上で位置決
めされる。又、この時、シフトシャーシ6のB方向への
移動に伴って補助磁場印加装置7の当接部7a・7bは案内
部6a・6dの傾斜部6c・6fを離れ、板ばね52によりカート
リッジ1内の光磁気ディスク側1fに付勢される。
次に、アンローディング手順を説明する。
第8図〜第10図の状態からカートリッジ1を排出する
時には、図示しない排出スイッチ等でその旨を指示する
と、モータ41に電流が流れ、カムギヤ33がL方向に回転
する。
これにより、第11図〜第13図、特に、第12図に示すよ
うに、スイッチレバー47の一端部が外周カム35の凹部35
bから円弧部35cに移動するので、スイッチ50がオンとな
り、モータ41への通電が継続される。
従って、ローラ53が内周カム34の大径部34cから中径
部34d(第14図参照)を介して小径部34a側に当接位置を
次第に変化させ、これに伴ってシフトシャーシ6はG方
向へ移動させられる。
シフトシャーシ6のG方向への移動に伴い、ローラ15
がガイド板16の傾斜したガイド溝16a内で上昇するた
め、カートリッジホルダ5及びシフトシャーシ6はU方
向に移動する。その間、カートリッジ1は位置決めピン
19・19により挿入位置で保持されている。又、シフトシ
ャーシ6のG方向への移動により、補助磁場印加装置7
はシフトシャーシ6の案内部6a・6dによりリフトされ、
カートリッジ1から補助磁場印加装置7が遠ざけられ
る。
カートリッジホルダ5及びシフトシャーシ6の上昇が
終了し、位置決めピン19・19がカートリッジ1の溝1e・
1eから離脱した時には、既に、チャッキングアーム26の
ピン28にアンローディグ用カム37が当接し、ばね32の付
勢力によるカートリッジ1の排出を防止している。
カムギヤ33が更にL方向に回動すると、ギヤ46が欠歯
部33aに達し、カムギヤ33にモータ41の駆動力が伝達さ
れなくなるが、ばね40の付勢力によりカムギヤ33は更に
L方向に回動する。
一方、チャッキングアーム26は、カムギヤ33のL方向
への回動に伴ってピン28がアンローディング用カム37か
ら離れた時点で、ばね32の付勢力によりB方向に移動
し、カートリッジ1を排出する。そして、第3図の如
く、ピン28がローディング用カム30に当接することによ
り、初期状態に復帰する。この状態で、チャック部26b
はカートリッジ1の溝1cから離脱するとともに、スイッ
チレバー47の一端部が凹部35aに当接することによりス
イッチ50がオフとなり、モータ41が停止する。
なお、上記の実施例では、カートリッジ1に収納され
る記録媒体が光磁気ディスク1fである場合を説明した
が、記録媒体はその他の各種光ディスク等であっても良
い。
〔発明の効果〕
本発明に係るローディング装置は、以上のように、カ
ートリッジホルダにおけるカム部材と重複する位置にチ
ャッキング手段における動力被伝達部を上記挿入・排出
方向に案内する案内部が設けられ、かつ、カム部材には
上記動力被伝達部に直接接触し、カム部材の回動に伴い
動力被伝達部を案内部に沿って移動させるチャッキング
用カムが形成されている構成である。
これにより、カム部材と重複する位置にチャッキング
手段の動力被伝達部をカートリッジの挿入・排出方向に
案内する案内部を設けるとともに、カム部材に設けたチ
ャッキング用カムにより上記動力被伝達部を案内部に沿
って直接駆動するようにしたので、従来のようなアーム
板等は不要となり、部品点数を削減できるとともに、チ
ャッキング手段の駆動部を小型化し、インターフェイス
等の回路部品の占めるスペースを充分に確保することが
できる。しかも、上記案内部をカム部材と重複する位置
に設けたので、チャッキング手段に充分な移動ストロー
ク、すなわち、カム部材の半径以上の移動ストロークを
確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図はローディング装置の分解斜視図である。 第2図はカートリッジ挿入前のローディング装置の左側
面図である。 第3図はカートリッジ挿入前のローディング装置の平面
図である。 第4図はカートリッジ挿入前のローディング装置の右側
面図である。 第5図は自動ローディング開始時のローディング装置の
左側面図である。 第6図は自動ローディング開始時のローディング装置の
平面図である。 第7図は自動ローディング開始時のローディング装置の
右側面図である。 第8図は自動ローディング終了時のローディング装置の
左側面図である。 第9図は自動ローディング終了時のローディング装置の
平面図である。 第10図は自動ローディング終了時のローディング装置の
右側面図である。 第11図はアンローディング途中におけるローディング装
置の左側面図である。 第12図はアンローディング途中におけるローディング装
置の平面図である。 第13図はアンローディング途中におけるローディング装
置の右側面図である。 第14図はカムギヤの平面図である。 第15図及び第16図は従来例を示すものである。 第15図はカートリッジ挿入開始時のローディング装置の
平面図である。 第16図は自動ローディング開始時のローディング装置の
平面図である。 1はカートリッジ、1cは溝(係合部)、4はメカベース
(ベース部)、5はカートリッジホルダ、6はシフトシ
ャーシ(移送手段)、26はチャッキングアーム(チャッ
キング手段)、28はピン(動力被伝達部)、31は長孔
(案内部)、33はカムギヤ(カム部材兼被動ギヤ)、33
aは欠歯部、36はローディング用カム、46はギヤ(駆動
ギヤ)である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】係合部を有するカートリッジを挿入・排出
    自在に保持するカートリッジホルダと、カートリッジホ
    ルダを支持するベース部と、カートリッジホルダをベー
    ス部に接近又は離間させるために上記挿入・排出方向と
    ほぼ直交する方向に移送する移送手段と、カートリッジ
    の挿入・排出方向に移動可能にカートリッジホルダに取
    り付けられ、かつ、上記係合部に係合可能なチャッキン
    グ手段と、カートリッジホルダに回動自在に取り付けら
    れ、上記チャッキング手段に対し上記挿入・排出方向へ
    の駆動力を付与するカム部材と、このカム部材を駆動す
    る駆動手段とを備えたローディング装置において、 カートリッジホルダにおけるカム部材と重複する位置に
    上記チャッキング手段における動力被伝達部を上記挿入
    ・排出方向に案内する案内部が設けられ、かつ、カム部
    材には上記動力被伝達部に直接接触し、カム部材の回動
    に伴い動力被伝達部を案内部に沿って移動させるローデ
    ィング用カムが形成されていることを特徴とするローデ
    ィング装置。
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