JP2008134290A - 光拡散シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光拡散剤が含有され、且つ、少なくとも出光面となるシート上面に小凹部1又は小凸部が形成された透光性樹脂製の光拡散シートS1であって、小凹部又は小凸部が形成される前のシートのヘーズが67%以上、93%未満である光拡散シートとする。また、小凹部1又は小凸部が形成されたシート表面を熱プレスで平滑面にしたときの該シートのヘーズが67%以上、93%未満である光拡散シートS1とする。小凹部又は小凸部が形成される前のシートのヘーズが67%以上、93%未満であると、小凹部又は小凸部を形成することによって輝度や均斉度が高くなり、総合的な光拡散性能に優れた光拡散シートとなる。
【選択図】図1
Description
ここで「小凹部又は小凸部が形成される前のシート」とは、(1)まずシートを作製し、次いでプレスにより小凹部又は小凸部を少なくともシート上面に形成して光拡散シートを作製する場合は、そのプレス前に作製したシートを意味し、(2)シートを押出成形しながらロールで小凹部又は小凸部を少なくともシート上面に形成して光拡散シートを製造する場合は、押出成形したシートをそのまま固化させて得られる小凹部又は小凸部が形成されていないシートを意味する。
尚、本発明にいう「均斉度」とは、本発明の光拡散シートの出光面側における複数点の輝度を測定し、そのうちの最小値を最大値で除した値で表されるものをいう。
さらに、光拡散シートは多層構造のシートでもよく、その代表例としては、ポリカーボネートからなる基材層にスチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂(MS樹脂)からなる表面層を形成したもの等が挙げられる。
また、多層構成をもつ光拡散シートにおいては、これらの添加剤は基材層と表面層の間で、添加剤の種類や配合比率を適宜変更してもよい。
また、出光面であるシート上面に小凹部を形成した場合、入光面であるシート下面に小凹部を形成してもよい旨は、すでに述べたが、シート下面に小凹部を形成する代わりに、シート下面に小凸部を形成してもよく、シート上面とシート下面での凹凸の組合せは適宜変更してもよい。
光拡散剤としてシリコーンビーズ(平均粒径:2μm)をそれぞれ0.02質量%、0.05質量%、0.10質量%、0.30質量%、0.50質量%、0.90質量%添加したポリカーボネートをシート状に押出成形すると共に切断して、縦200mm、横200mm、厚さ2mmの両面がフラットな6種類の原シート1〜6を作製した。そして、ヘーズメーターNDH2000[日本電色工業(株)製]を用いて、それぞれの原シートの全光線透過率とヘーズを測定した。その結果を下記の表1に示す。
その結果、シート上面を平滑面としたサンプル2のヘーズは66.9%で、小凹部を形成する前の原シート2のヘーズ67.3%と略同じであり、シート上面を平滑面としたサンプル4のヘーズは92.8%で、小凹部を形成する前の原シート4のヘーズ92.9%と略同じであった。これによって、光拡散シートの小凹部が形成されたシート上面を熱プレスで平滑面としたときのヘーズが判れば、その光拡散シートは、該ヘーズを有する原シートに小凹部を配列形成したものであると認定できることが立証された。
まず、上記のポリカーボネート製のサンプルを鉄製のメッキ付き艶板に挟んでセットし、100kgf/cm2の圧力を加えながら、艶板とサンプルを同時に昇温させて180℃まで温度を上げる。温度が180℃に到達すると同時に冷却をはじめ、温度が130℃になるまで100kgf/cm2の圧力で保持し、さらに130℃から100℃になるまで5kgf/cm2の圧力で保持して、100℃以下になった時点でサンプルを取り出す。その場合、凹凸を消去した実質的なシート厚みが変わらないように、スペーサーを挟んでプレスしてもよいし、また、スペーサーを用いない場合は、圧力と温度を調整して実質的なシート厚みが10%以上薄くならないようにすればよい。
また、ポリカーボネート以外の樹脂からなる光拡散シートを熱プレスする場合は、その樹脂のガラス転移温度の20〜30℃程度高いところを上限温度の目安にして、100〜180℃の範囲でプレス温度を設定すればよい。
光拡散剤としてシリコーンビーズ(平均粒径:2μm)を0.30質量%添加したポリカーボネートをシート状に押出成形すると共に切断して、縦200mm、横200mm、厚さ2mmの両面がフラットな原シートを作製した。そして、この原シートを上下のプレス金型でそれぞれプレス成形することによって、出光面となるシート上面に、開口の一辺の長さが200μm、斜面の傾斜角がそれぞれ25°、35°、40°、45°、55°、65°、70°である倒立正四角錐形の小凹部を、間隔をあけないで45°の角度をもって斜列状に配列形成した、7種類の光拡散シートのサンプル7〜13を製作した。そして、実施例1と同様にして、各サンプルの全光線透過率、ヘーズ、平均輝度、均斉度を求めた。その結果を下記の表2に示す。
1a 小凹部の斜面
θ1 小凹部の斜面の水平方向に対する傾斜角
11 倒立截頭正四角錐形の小凹部
12 倒立円錐形の小凹部
S1 光拡散シート
L 線状光源
BLU バックライトユニット
Claims (5)
- 光拡散剤が含有され、且つ、少なくとも出光面となるシート上面に小凹部又は小凸部が形成された透光性樹脂製の光拡散シートであって、小凹部又は小凸部が形成される前のシートのヘーズが67%以上、93%未満であることを特徴とする光拡散シート。
- 光拡散剤が含有され、且つ、少なくとも出光面となるシート上面に小凹部又は小凸部が形成された透光性樹脂製の光拡散シートであって、小凹部又は小凸部が形成されたシート表面を熱プレスで平滑面にしたときの該シートのヘーズが67%以上、93%未満であることを特徴とする光拡散シート。
- 少なくとも出光面となるシート上面に、倒立多角錐形、倒立截頭多角錐形、倒立円錐形、倒立截頭円錐形、V字溝形のいずれかの形状を有する小凹部が配列形成されている請求項1又は請求項2に記載の光拡散シート。
- 少なくとも出光面となるシート上面に、多角錐形、截頭多角錐形、円錐形、截頭円錐形、三角山条形のいずれかの形状を有する小凸部が配列形成されている請求項1又は請求項2に記載の光拡散シート。
- 小凹部又は小凸部の斜面又は稜線の水平方向に対する傾斜角が40°以上、65°以下である請求項3又は請求項4に記載の光拡散シート。
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