JP2008130693A - 熱処理用マスク、熱処理用マスク製造方法、及び熱処理用マスクを用いたウェハの熱処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は、ウェハ12の表面に照射する光を遮蔽するマスク10を提供する。マスク10は、光を遮蔽する光遮蔽領域28と、その光遮蔽領域28によって区画されている光透過領域26を備えている。光透過領域26は、ウェハ12の熱処理される領域に対応しており、光を遮蔽する隔壁29によって複数の光透過孔226に区画されていることを特徴としている。
【選択図】 図7
Description
なお、特許文献1のように、ウェハの表面の局所領域のみを加熱する場合は、高温領域がウェハの表面の局所領域に限られるので、ウェハの表面側の熱膨張量が小さい。このため、ウェハの表面側と裏面側の間で発生する内部応力が小さく、ウェハの変形は発生しない。特許文献1のように、ウェハの表面の局所領域のみを加熱する場合は、ウェハの変形は問題にならない。
一方、ウェハの表面の広い範囲を熱処理する場合は、ウェハの表面側の熱膨張域が広い範囲で足し合わされていくので、ウェハの表面側の全体の熱膨張量とウェハの裏面側の全体の熱膨張量の差が大きく、ウェハの表面側と裏面側の間で発生する内部応力によってウェハが大きく変形してしまう。特許文献1の技術は、ウェハの表面の広い範囲を熱処理する場合に用いることができず、上記した問題に対処することができない。
本発明は、光を利用する熱処理において、ウェハに変形が発生するのを抑制するための技術を提供することを目的としている。
第1種類の熱処理用マスクは、光を遮蔽する光遮蔽領域と、その光遮蔽領域によって区画されている光透過領域を備えている。光透過領域は、光を遮蔽する隔壁によって複数の光透過孔に区画されていることを特徴としている。
第2種類の熱処理用マスクは、光を遮蔽する光遮蔽領域と、その光遮蔽領域によって区画されている複数個の光透過領域を備えている。さらに、光遮蔽領域が、ダイシングラインに照射される光の少なくとも一部を遮蔽する位置に配置されているのが好ましい。「ダイシングラインに照射される光」とは、光源とウェハのダイシングラインの間に何も存在していないと仮定したときに、そのウェハのダイシングラインに照射される光のことをいう。
ここで、光透過領域とは、ウェハの表面の光を照射したい領域に対応して熱処理用マスク内に形成されている領域をいう。典型的には、光透過領域は、ウェハの表面に作り込まれている複数個の半導体装置に対応して形成されている。
第1種類の熱処理用マスクは、光透過領域内に光遮蔽性の隔壁が設けられ、複数の光透過孔が形成されていることを特徴としている。光遮蔽性の隔壁は、ウェハの表面に光照射量の少ない領域を形成する。この第1種類の熱処理用マスクを利用して光を照射すると、光透過孔を通過した光は回折し、光遮蔽性の隔壁の下方のウェハの表面で重なる。光は光遮蔽性の隔壁の下方で重畳することによって、ウェハの表面に照射される。このとき、ウェハの表面のうちの光遮蔽性の隔壁の下方に位置する範囲では、光の照射量が相対的に少なくなる。この結果、ウェハの表面の熱膨張域が隣接する熱膨張域から分断され、ウェハの変形が抑えられる。なお、第1種類の熱処理用マスクを利用すると、ウェハの表面のうちの光遮蔽性の隔壁の下方に位置する範囲では、照射量は少ないものの光を照射することができるので、必要な熱処理を実施することができる。
第2種類の熱処理用マスクは、光透過領域と光透過領域の間に光遮蔽領域が形成されており、その光遮蔽領域がダイシングラインに照射される光の少なくとも一部を遮蔽する位置に配置されていることを特徴としている。第2種類の熱処理用マスクでは、光透過領域を通過した光が回折して光遮蔽領域の下方のウェハの表面で重なってもよく、あるいは実質的に光が重畳しないような光遮蔽領域が形成されていてもよい。この第2種類の熱処理用マスクを利用して光を照射すると、ウェハの表面のうちの光遮蔽領域の下方に位置する範囲では、光の照射量が相対的に少なくなる(場合によっては光が照射されない)。この結果、ウェハの表面の熱膨張域が隣接する熱膨張域から分断され、ウェハの変形が抑えられる。なお、ウェハの表面のうちの光遮蔽領域の下方では、光の照射量が少なくなり熱処理が不十分になることもあるが、熱処理が不十分であっても、製造する半導体装置の特性に影響を及ぼすことがない。光遮蔽領域をダイシングラインの一部を遮蔽する位置に配置する技術は、極めて有用な結果を提供することができる。
第1種類の熱処理用マスクは、光を遮蔽する光遮蔽領域と、その光遮蔽領域によって区画されている光透過領域を備えている。光透過領域は、光を遮蔽する隔壁によって複数の光透過孔に区画されていることを特徴としている。第1種類の熱処理用マスクは、一つの層で構成されていてもよく、複数の層によって構成されていてもよい。熱処理用マスクが複数の層で構成されている場合、光遮蔽領域は、熱処理用マスクの少なくともいずれかの層に形成されていればよく、光遮蔽性の隔壁も熱処理用マスクの少なくともいずれかの層に形成されていればよい。また、光透過孔は、物質が存在しない貫通孔であってもよく、光が透過可能な光透過性材料で形成されていてもよく、貫通孔と光透過性材料が集合して形成されている領域であってもよい。また、光透過孔に光透過性材料が用いられる場合は、光透過領域が単一種類の光透過性材料で形成されていてもよく、複数種類の光透過性材料が集合して形成されていてもよい。光透過孔に光透過性材料が用いられる場合は、用いられる光透過性材料の種類を、光源が発生する光の種類に応じて変更するのが好ましい。
上記の第1種類の熱処理用マスクを利用して光を照射すると、ウェハの表面のうちの光遮蔽性の隔壁の下方に位置する範囲では、光の照射量が相対的に少なくなる。一方、ウェハの表面のうちの光透過孔の下方に位置する範囲では、光の照射量が相対的に多くなる。このため、ウェハの表面に照射される光の照射量には分布が形成され、光の照射量の多い領域が光の照射量の少ない領域によって複数個に分割される。この結果、ウェハの表面の温度の上昇速度にも同様の分布が形成される。本明細書で開示される技術は、温度の上昇速度が大きい高照射領域と上昇速度が小さい低照射領域をウェハの表面に形成することを特徴としている。即ち、高照射領域がウェハの表面全体に亘って連続して形成されず、低照射領域によって複数個に分割される。高照射領域は、ウェハの表面に分散した状態で形成される。図1に、この様子を示す。図1(A)は高照射領域2がウェハ1の表面全体に亘って連続した状態で形成されている場合であり、図1(B)は高照射領域2がウェハ1の表面に分散した状態で形成されている場合である。高照射領域2がウェハ1の表面全体に亘って連続した状態で形成されていると、ウェハ1の表面側の熱膨張域が広い範囲で足し合わされていくので、高照射領域2の全体の熱膨張量とウェハ1の裏面側の全体の熱膨張量の間の差が大きく、ウェハ1が大きく変形してしまう。一方、高照射領域2がウェハ1の表面に分散した状態で形成されていると、個々の高照射領域2の熱膨張域が隣接する高照射領域2の熱膨張域から分断され、ウェハ1の変形は個々の高照射領域2の範囲内で発生するので、ウェハ1の全体の変形が抑えられる。なお、低照射領域の温度は、最終的に熱処理に必要な高い温度にまで達してもよい。この場合でも、高照射領域2が低照射領域によって分断されていると、個々の高照射領域2の熱膨張域が隣接する高照射領域2の熱膨張域から分断され、ウェハ1の変形は個々の高照射領域2の範囲内で発生するので、ウェハ1の全体の変形が抑えられる。
上記の第2種類の熱処理用マスクを利用してウェハの表面に光を照射すると、ウェハのダイシングラインに沿った領域の少なくとも一部に光の照射量の少ない領域、即ち低照射領域が形成される。このため、個々の高照射領域の熱膨張域が隣接する高照射領域の熱膨張域から分断され、ウェハの変形は個々の高照射領域の範囲内で発生するので、ウェハの全体の変形が抑えられる。さらに、低照射領域がウェハのダイシングラインに沿った領域の少なくとも一部に形成されるので、この領域の熱処理が不十分であっても、製造する半導体装置の特性に影響を及ぼすことがない。したがって、低照射領域が最終的に達する温度を低く抑えることができる。この結果、個々の高照射領域の熱膨張域が隣接する高照射領域の熱膨張域から分断される現象を良好に得ることができ、ウェハの全体の変形を抑制することができる。
即ち、本明細書で開示される技術によると、製造する半導体装置の特性に悪影響を及ぼすことなく、ウェハの変形を抑制するとともにウェハの表面の広い範囲を熱処理することができる。
この形態の熱処理用マスクでは、隔壁が光透過領域を横断して形成されている。したがって、隔壁は熱処理用マスクの機械的強度を向上させることができる。
この形態の熱処理用マスクによると、製造する半導体装置の特性に悪影響を及ぼすことなく、ウェハの変形を顕著に抑制するとともにウェハの表面の広い範囲を熱処理することができる。
この形態の熱処理用マスクでは、隔壁が幅狭に形成されているので、光透過孔を通過した光は、回折して隔壁の下方のウェハの表面で重なることができる。光は隔壁の下方のウェハの表面で重なるものの、隔壁の下方の光の照射量は光透過孔の下方の照射量よりも少なくなる。このため、隔壁の下方のウェハの表面の温度の上昇速度は、光透過孔の下方のウェハの表面の温度の上昇速度よりも小さい。したがって、光透過孔の下方のウェハの表面温度が先に上昇し、その後に隔壁の下方のウェハの表面温度が上昇する。この結果、光透過孔の下方のウェハの表面の熱膨張が隣接する光透過孔の下方のウェハの表面の熱膨張に伝わる現象が抑制され、ウェハの変形がさらに抑えられる。一方で、光透過孔を通過した光は、回折して隔壁の下方のウェハの表面で重なることができるので、光透過孔の下方のウェハの表面の温度が過度な温度にまで上昇することなく、隔壁の下方のウェハの表面の温度も必要な温度にまで加熱することができる。
上記の第2種類の熱処理用マスクを利用してウェハの表面に光を照射すると、ウェハのダイシングラインに沿った領域の全範囲に亘って光の照射量の少ない領域、即ち低照射領域が形成される。このため、ウェハの表面には、高照射領域がより細分化された状態で形成される。この結果、個々の高照射領域の熱膨張域が隣接する高照射領域の熱膨張域から分断され、ウェハの変形は個々の高照射領域の範囲内で発生するので、ウェハの全体の変形が抑えられる。
なお、上記の第2種類の熱処理用マスクを利用してウェハの表面に光を照射すれば、各高照射領域が各半導体装置の存在する範囲に略一致する。したがって、製造する半導体装置に必要とされる熱処理を実施することができる。
光源が発生した光は、その貫通孔を介して光遮蔽性材料で形成されている膜または板を通過することができる。
貫通孔を光透過性材料が充填していると、光源が発生した光は、その光透過性材料を介して光遮蔽性材料で形成されている膜または板を通過することができる。さらに、貫通孔を光透過性材料が充填しているので、熱処理用マスクの機械的剛性も高い。
補強層が光遮蔽領域に沿って形成されていると、補強層が光を遮蔽したとしても、ウェハの表面の光の照射分布に影響を及ぼさない。その一方で、補強層は、熱処理用マスクの機械的剛性を向上させることができる。即ち、補強層の存在は、ウェハの表面の光の照射分布を阻害することなく、熱処理用マスクの機械的剛性を向上させることができる。熱処理用マスクを積層構造とする技術は、極めて有用である。
(第1特徴) 熱処理用マスクは、急速熱処理(Rapid Thermal Process:RTP)の処理工程で用いられるのが好ましい。
(第2特徴) 光源には、キセノンのフラッシュランプ光源、ハロゲンランプ光源、又は水素ランプ光源を用いることが好ましい。
(第3特徴) キセノンのフラッシュランプ光源を用いる場合は、光不透過性材料に単結晶シリコン、ダイヤモンド、窒化シリコンを用いるのが好ましい。キセノンのフラッシュランプ光源を用いる場合は、光透過性材料に酸化シリコン、シルセスキオキサンを用いるのが好ましい。
以下、図2〜図4を参照して、熱処理用のマスク10の形態及び使用方法を説明する。マスク10は、厚みが約400μm以下のウェハ12を急速熱処理(Rapid Thermal Process:RTP)する際に用いられる。マスク10は、ウェハ12の裏面の温度を約700℃以下に維持しながら、ウェハ12の表面の処理範囲の温度を少なくとも約1000℃以上に加熱し、その処理範囲の表面部に導入されている不純物を活性化する際に用いられる。より好ましくは、マスク10は、ウェハ12の裏面の温度を約500℃以下に維持しながら、ウェハ12の表面の処理範囲の温度を約1300℃以上に加熱する際に用いられる。図2に、マスク10の平面図を示す。図3に、図2のIII-III線に対応したマスク10の縦断面図を示す。図3では、マスク10の他に、サセプタ14(設置台の一例)とウェハ12(シリコンウェハ)も図示されている。図4に、マスク10とウェハ12の間の要部拡大断面図を模式的に示す。
図3及び図4は、マスク10を使用している状態を表している。マスク10は、フラッシュランプ光源18が発生した光をウェハ12の表面上の位置に応じて選択的に遮蔽する。図3に示すように、ウェハ12は、処理室に設けられているサセプタ14上に載置されている。マスク10は、フラッシュランプ光源18とウェハ12の間に配置され、フラッシュランプ光源18が発生した光を選択的に遮蔽し、透過した光をウェハ12の表面に照射させる。図3及び図4に図示されているドットは、フラッシュランプ光源18が発生した光を示す。
光透過領域26のそれぞれには、マスク層22の表面から裏面まで貫通する貫通孔が形成されている。光透過領域26の貫通孔は、平面視したときに略矩形の平面形状を有している。光透過領域26の貫通孔の幅W26は、約5〜10mmである。光遮蔽領域28の幅W28は、約0.1〜0.2mmである。
フラッシュランプ光源18はキセノン(Xe)を利用しており、発生する光の波長域が約400nmである。単結晶シリコンは、この光の波長域に対して不透明な特性を有している。したがって、フラッシュランプ光源18が発生した光は、光遮蔽領域28で遮蔽され、光透過領域26の貫通孔を介してマスク層22を通過し、ウェハ12の表面に照射される。
マスク10を利用して熱処理を実施すると、製造する半導体装置の特性に悪影響を及ぼすことなく、ウェハ12の変形を抑制するとともにウェハ12の表面の広い範囲を熱処理することができる。
マスク10では、光遮蔽領域28がウェハ12のダイシングラインに沿って形成されていた。本明細書で開示される技術によると、ウェハ12の全体の変形を抑制するためには、光遮蔽領域28がウェハ12のダイシングラインに沿って形成されていなくてもよい。本明細書で開示される技術は、ウェハ12の表面に温度の上昇速度が大きい高照射領域16と上昇速度が小さい低照射領域が形成され、高照射領域16が低照射領域によって分割された状態であれば、ウェハ12の全体の変形が抑制されることを提案するものである。即ち、仮に低照射領域の温度が最終的に熱処理に必要な高い温度にまで達したとしても、高照射領域16が低照射領域によって分断されていると、個々の高照射領域16の熱膨張域が隣接する高照射領域16の熱膨張域から分断され、ウェハ12の変形は個々の高照射領域16の範囲内で発生するので、ウェハ12の全体の変形が抑えられる。したがって、マスク10は、光透過領域26を分割する光遮蔽領域28を有していることが重要であり、光遮蔽領域28が形成されていれば、ウェハ12の表面に光の照射量の分布を形成することができ、ウェハ12の表面に高照射領域16と低照射領域を形成することができる。したがって、ウェハ12の全体の変形を抑えるという効果を得るためには、光遮蔽領域28がウェハ12のダイシングラインに沿って形成されていることは必須の要件ではない。
例えば、光遮蔽領域28が、光透過領域26内を伸びていてもよい。換言すると、マスク層22の照射領域24内に、ダイシングラインとは無関係に縦横方向に伸びている光遮蔽領域が形成されていてもよい。この形態のマスクは、照射領域24を光透過領域と評価し、照射領域24の周囲のマスク層22を光遮蔽領域と評価し、光遮蔽領域を光遮蔽性の隔壁と評価し、光遮蔽性の隔壁で区画される領域を光透過孔と評価すると、本明細書で開示される第1種類の熱処理用マスクと観念することができる。この形態のマスクであっても、前記したように、ウェハ12の表面に高照射領域16と低照射領域を形成することができ、ウェハ12の全体の変形を抑えることができる。
なお、本明細書で開示される技術では、高照射領域16の熱膨張域が隣接する高照射領域16の熱膨張域から分断されることが望ましい。このためには、低照射領域の温度の上昇速度が約200℃/msec以下であるのが望ましい。あるいは、低照射領域の温度の上昇速度が、高照射領域16の上昇速度に対して約30%以下であるのが望ましい。この条件を満たす領域が高照射領域16間に存在していると、個々の高照射領域16の熱膨張域が隣接する高照射領域16の熱膨張域から良好に分断され、ウェハ12の変形が個々の高照射領域16の範囲内で発生するという現象が良好に得られる。
低照射領域は、温度の照射に代えて、照射エネルギ密度で定義することもできる。この場合、低照射領域の温度の照射エネルギ密度が約10J/cm2以下であるのが望ましい。あるいは、低照射領域が、高照射領域16の照射エネルギ密度に対して約30%以下であるのが望ましい。
より好ましくは、低照射領域の温度が実質的に上昇しないように、光遮蔽領域28の幅W28が設定されているのがよい。ウェハ12の表面に実質的に温度が上昇しない低照射領域が形成されると、ウェハ12の変形は個々の高照射領域16の範囲内に完全に収まるので、ウェハ12の破損をより効果的に防止することができる。そのための光遮蔽領域28の幅W28は、以下の数式を利用して求めることができる。
フラッシュランプ光源18による照射時間とウェハ12中の熱伝達距離の間の関係は、以下の式によって近似的に表すことができる。
なお、キセノンのフラッシュランプ光源18による照射時間は約1〜3msec程度であるので、熱伝達距離δは約20〜50μmとなる。したがって、光遮蔽領域28の幅W28は、約40μm以上であるのが好ましい。より好ましくは、光遮蔽領域28の幅W28は、100μm以上である。
図5に、第1実施例の変形例のマスク100の断面図を模式的に示す。なお、第1実施例のマスク10と同一の構成要素に関しては同一符号を付し、その説明を省略することがある。
図5に示すように、マスク100では、光透過領域の貫通孔26aが、光が通過可能な光透過性材料で充填されている。光透過性材料には、酸化シリコンが用いられている。酸化シリコンに代えて、シルセスキオキサン等を用いてもよい。
貫通孔26aが光透過性材料で形成されていると、フラッシュランプ光源18が発生した光は、その光透過性材料を介してマスク層22を通過することができる。
貫通孔26aが光透過性材料で充填されていると、貫通孔に物質が存在しない場合に比してマスク層22の機械的剛性が向上する。
まず、図6(A)に示すように、シリコン単結晶のマスク層22(シリコン基板)を用意し、フォトレジスト技術を利用して、マスク層22の表面にフォトレジスト32をパターニングする。フォトレジスト32が除去された範囲は、マスク100の貫通孔26aが形成される範囲に対応している。
次に、図6(B)に示すように、反応性イオンエッチング技術を利用して、マスク層22の表面から深部に向けて複数のトレンチ26bを形成する。隣接するトレンチ26bの間には、光遮蔽領域28が形成される。
次に、図6(C)に示すように、インクジェット又はスクリーン印刷法を利用して、シルセスキオキサン、酸化シリコンの液体材料又はSOD等の充填材をトレンチ26b内に充填し、貫通孔26aを形成する。このとき、充填材に用いられていた溶剤を揮発させるためのベーキングを行ってもよい。シルセスキオキサン、酸化シリコンの液体材料又はSOD等の充填材は、Xeのフラッシュランプ光源18が発生する光を通過させることができる。
次に、図6(D)に示すように、マスク層22の表面側と裏面側から破線の位置まで研磨する。これらの工程を経て、図5に示すマスク100を得ることができる。
図7〜図9を参照して、第1種類の熱処理用マスクの技術と第2種類の熱処理用マスクの技術を組合せたマスク200の形態及び使用方法を説明する。図7に、マスク200の平面図を示す。図8に、図7のVIII-VIII線に対応したマスク200の縦断面図を示す。図8に、マスク200とウェハ12の間の要部拡大断面図を模式的に示す。なお、図8及び図9の縦断面図において、光遮蔽領域28及び微細な隔壁29の幅や微細な隔壁29の本数等が図7の平面図と一致しないが、これは図の明瞭化のために簡単化したためである。また、第1実施例のマスク10と同一の構成要素に関しては同一符号を付し、その説明を省略することがある。
なお、隔壁29の幅は、上記の数式1を利用して設定するのが望ましい。マスク200のマスク層22とウェハ12の間の距離G200が十分に小さく、ウェハ12の表面の光が照射される領域と光透過孔226の貫通孔の範囲が完全に一致すると仮定した場合、隔壁29の幅W29を熱伝達距離δの2倍以下に設定することで、隔壁29の下方のウェハ12の表面の温度を上昇させることができる。実際には、光透過孔226の貫通孔を通過した光が回折することも考慮すれば、隔壁29の下方のウェハ12の表面の温度を熱処理に必要な温度にまで上昇させることができる。
なお、幅広な光遮蔽領域28の下方のウェハ12の表面は、光の照射量が少なく、さらに周囲からの熱伝導も少ないので、熱処理が不十分な領域が形成される。しかし、光遮蔽領域28の下方のウェハ12の表面は、ダイシングラインに一致するので、熱処理が不十分であっても、製造する半導体装置の特性に悪影響を及ぼすことがない。
マスク200を利用して熱処理を実施すると、製造する半導体装置の特性に悪影響を及ぼすことなく、ウェハ12の変形を抑制するとともにウェハ12の表面の広い範囲を熱処理することができる。
図10に、第2実施例の変形例のマスク300の断面図を模式的に示す。なお、第2実施例のマスク200と同一の構成要素に関しては同一符号を付し、その説明を省略することがある。
図10に示すように、マスク300では、光透過孔226aが、光が透過可能な光透過性材料で形成されている。光透過性材料には、酸化シリコンが用いられている。酸化シリコンに代えて、シルセスキオキサン等を用いてもよい。
光透過孔226aが光透過性材料で形成されていると、フラッシュランプ光源(図示しない)が発生した光は、その光透過性材料を介してマスク層22を通過することができる。
光透過孔226aが光透過性材料で充填されていると、光透過孔に物質が存在しない場合に比してマスク層22の機械的剛性が向上する
図11に、第2実施例の変形例のマスク400の断面図を模式的に示す。なお、第2実施例のマスク200と同一の構成要素に関しては同一符号を付し、その説明を省略することがある。
図11に示すように、マスク400では、光透過孔226aと幅狭な隔壁29aが、光が透過可能な光透過性材料で形成されている。光透過性材料には、酸化シリコンが用いられている。酸化シリコンに代えて、シルセスキオキサン等を用いてもよい。
この場合、光透過領域内に材料の異なる光透過性材料の組み合わせ(光透過孔226aと幅狭な隔壁29a)の構造が形成されていると観念することができる。
光透過孔226aと幅狭な隔壁29aが光通過材料で形成されていると、フラッシュランプ光源(図示しない)が発生した光は、その光通過材料を介してマスク層22を通過することができる。
まず、図12(A)に示すように、シリコン単結晶のマスク層22(シリコン基板)を用意し、フォトレジスト技術を利用して、マスク層22の表面にフォトレジスト34をパターニングする。フォトレジスト34が除去された範囲は、マスク400の光透過孔226aが形成される範囲に対応している。
次に、図12(B)に示すように、反応性イオンエッチング技術を利用して、マスク層22の表面から深部に向けて複数のトレンチ226bを形成する。隣接するトレンチ226bの間には、幅広な遮蔽用隔壁28bと、幅狭な微細隔壁29bが形成される。
次に、図12(C)に示すように、マスク層22を熱酸化する。このときの熱酸化は、幅広な遮蔽用隔壁28bには未酸化な部分が残るとともに、幅狭な微細隔壁29bの全体が酸化される条件で実施する。これにより、幅広な遮蔽用隔壁28bの内部にはシリコン単結晶の一部が残り、幅狭な微細隔壁29bの単結晶シリコンは完全に酸化シリコンに変質する。この結果、幅広な遮蔽用隔壁28bは光遮蔽領域28となり、幅狭な微細隔壁29bは光が透過可能な隔壁29aとなる。なお、光遮蔽領域28の表面にも酸化シリコンの薄い層が形成されている。この酸化シリコンの薄い層は、図11の断面図に表されていないが、ほとんど無視できるほどの厚みなので図11では省略して図示されている。なお、酸化シリコンの薄い層が形成されることも考慮して、光遮蔽領域28に必要な幅が得られるように、幅広な遮蔽用隔壁28bの幅を設定してもよい。
次に、図12(D)に示すように、インクジェット又はスクリーン印刷法を利用して、シルセスキオキサン、酸化シリコンの液体材料又はSOD等の充填材をトレンチ226b内に充填し、光透過孔226aを形成する。このとき、充填材に用いられていた溶剤を揮発させるためのベーキングを行ってもよい。シルセスキオキサン、酸化シリコンの液体材料又はSOD等の充填材は、Xeのフラッシュランプ光源が発生する光を通過する材料である。
次に、図12(E)に示すように、マスク層22の表面側と裏面側から破線の位置まで研磨する。これらの工程を経て、図11に示すマスク400を得ることができる。
(1)マスク400の製造方法では、光透過領域に対応する範囲に複数のトレンチ226bを形成し、そのトレンチ226b内にシルセスキオキサン、酸化シリコンの液体材料又はSOD等の充填材を充填する。一般的に、シルセスキオキサン、酸化シリコンの液体材料又はSOD等の充填材は、液体材料の場合は収縮が発生し易く、熱酸化の場合は高い応力が発生し易い。このため、例えば、光透過領域に対応する範囲に1つの溝を形成し、その溝内に上記の充填材を充填すると、充填材が収縮したときや熱酸化されたときにマスクが破損するという事態が発生することがある。しかし、マスク400の製造方法では、光透過領域に対応する範囲に複数のトレンチ226bを形成し、そのトレンチ226b内に上記の充填材を充填する。したがって、個々の充填材の容積が減少するので、マスクが破損するという事態を回避することができる。
(2)マスク400の製造方法では、光透過領域に対応する範囲に複数のトレンチ226bを形成する。例えば、光透過領域に対応する範囲に1つの溝を形成すると、その溝の深さがその溝内の位置によって変動するという問題がある。この現象は、反応性イオンエッチングを実施したときに、マイクロローディング効果によってエッチングパターンの境界部でエッチングレートが低下することが主な原因である。しかし、マスク400の製造方法では、光透過領域に対応する範囲に複数のトレンチ226bを形成する。この結果、反応性イオンエッチングを実施したときの深さのバラツキが改善される。
(3)マスク400の製造方法では、上記の充填材を充填する際に、スクリーン印刷法を利用するのが好ましい。スクリーン印刷法を利用すれば、充填材の充填を複数回に分けるとともに、乾燥の工程も複数回に分けて行うことができる。即ち、スクリーン印刷法を利用すれば、充填材の充填と乾燥のサイクルを繰返し行うことができ、マスクの破損や充填材の破損を回避することができる。
図13に、マスク500の縦断面図を模式的に示す。図13に示すように、マスク500は、マスク層22と、光の入射側に設けられている補強層52を備えていることを特徴としている。マスク層22は、図8に示すマスク200のマスク層22と実質的に同一の形態を有している。
補強層52は、表面から裏面まで貫通している複数個の第2透過孔56を備えている。第2透過孔56は、マスク層22の光透過孔226に臨んでいる。第2透過孔56は、補強層52の表面から裏面まで貫通する貫通孔である。隣接する第2透過孔56の間の部分54は、光の照射方向から観測したときに、マスク層22の幅広な光遮蔽領域28内に形成されている。
隣接する第2透過孔56の間の部分54が、マスク層22の幅広な光遮蔽領域28に沿って形成されていると、隣接する第2透過孔56の間の部分54が光を遮蔽したとしても、マスク層22によって形成されるウェハ12の表面の光の照射分布に影響を及ぼさない。その一方で、隣接する第2透過孔56の間の部分54は、マスク500の機械的剛性を向上させることができる。即ち、補強層52の存在は、マスク層22によって形成されるウェハ12の表面の光の照射量の分布を阻害することなく、マスク500の機械的剛性を向上させることができる。
マスク500では、補強層52によってマスク層22を補強し、マスク500の機械的剛性を向上させることができる。この結果、マスク層22の厚みを薄くすることができ、マスク層22に幅の狭い光透過孔226を形成することが可能になる。
マスク500では、補強層52の熱容量がマスク層22よりも大きく形成されている。このため、マスク500の温度が急激に上昇するのを抑制することができる。なお、マスク層22と補強層52いずれも熱容量の大きい材料で構成すると、マスク500の周辺側への熱伝導が低下し、マスク500の冷却効果が低下する。
マスク500では、マスク層22と補強層52を異なる材料で構成することによって、マスク500の急激な温度上昇を抑えるとともに、マスク500で発生した熱を周辺側に向けて効率的に熱伝導させることができる。マスク500によると、マスク500が使用時に達する最高温度が顕著に低下する。マスク500の変形が顕著に抑制される。
まず、図14(A)に示すように、シリコン単結晶の補強層52を用意し、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を利用して、補強層52の表面にCVDダイヤモンドのマスク層22を結晶成長する。次に、フォトレジスト技術を利用して、マスク層22の表面にフォトレジスト36をパターニングする。フォトレジスト36が除去された範囲は、光透過孔226が形成される範囲に対応している。
次に、図14(B)に示すように、反応性イオンエッチング技術を利用して、マスク層22を貫通して補強層52まで達する複数の光透過孔226(第1トレンチである)を形成する。隣接する光透過孔226の間には、幅広な光遮蔽領域28(遮蔽用隔壁である)と、幅狭な隔壁29(微細隔壁)が形成される。
次に、図14(C)に示すように、フォトレジスト技術を利用して、補強層52の裏面にフォトレジスト38をパターニングする。フォトレジスト38が除去された範囲は、第2光透過孔56が形成される範囲に対応している。
次に、図14(D)に示すように、補強層52を貫通してマスク層22に達するとともに光透過孔226に連通する複数の第2光透過孔56(第2トレンチである)を形成する。このとき、隣接する第2光透過孔56の間の部分54を、マスク層22の光遮蔽領域28に沿って形成する。これらの工程を経て、図13に示すマスク500を得ることができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:ウェハ
14:サセプタ
18:フラッシュランプ光源
22:マスク層
24:照射領域
26:光透過領域
226、226a:光透過孔
28:光遮蔽領域
29:隔壁
Claims (19)
- ウェハの表面に照射する光を遮蔽する熱処理用マスクであって、
光を遮蔽する光遮蔽領域と、
その光遮蔽領域によって区画されている光透過領域を備えており、
前記光透過領域は、ウェハの熱処理される領域に対応しており、光を遮蔽する隔壁によって複数の光透過孔に区画されていることを特徴とする熱処理用マスク。 - ウェハの表面に照射する光を遮蔽する熱処理用マスクであって、
光を遮蔽する光遮蔽領域と、
その光遮蔽領域によって区画されている複数の光透過領域を備えており、
前記光遮蔽領域が、ダイシングラインに照射される光の少なくとも一部を遮蔽する位置に配置されていることを特徴とする熱処理用マスク。 - 前記光透過領域は、
隔壁によって区画されている複数個の光透過孔を有していることを特徴とする請求項2の熱処理用マスク。 - 前記隔壁が、光遮蔽性材料で形成されていることを特徴とする請求項3の熱処理用マスク。
- 前記隔壁の幅が、光透過領域の間に位置する光遮蔽領域の幅よりも狭いことを特徴とする請求項1又は4の熱処理用マスク。
- 前記光遮蔽領域のパターンと前記ダイシングラインのパターンが等しいことを特徴とする請求項2〜5のいずれかの熱処理用マスク。
- 前記光透過孔が、光遮蔽性材料で形成されている膜または板の表面から裏面まで貫通する貫通孔であることを特徴とする請求項1、3、4、5、6のいずれかの熱処理用マスク。
- 前記貫通孔を光透過性材料が充填していることを特徴とする請求項7の熱処理用のマスク。
- 前記光が、キセノンを利用するフラッシュライトであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの熱処理用マスク。
- 光の入射側に形成されている補強層をさらに備えており、
その補強層は、光の照射方向から観測したときに、前記光遮蔽領域内に形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの熱処理用マスク。 - 光遮蔽性材料には、ダイヤモンド、炭化シリコン、又は窒化シリコンが用いられており、
補強層には、単結晶シリコン、サファイア、又は石英が用いられていることを特徴とする請求項10の熱処理用マスク。 - 光源と、
ウェハを設置する設置台と、
設置台と光源の間に設けられている請求項1〜11のいずれかの熱処理用マスクと、
を備えているウェハの熱処理装置。 - 請求項1〜11のいずれかの熱処理用マスクを利用してウェハを熱処理する方法。
- ウェハの表面に照射する光を遮蔽する熱処理用マスクを製造する方法であり、
光遮蔽性材料の膜または板の表面から深部に向けて複数のトレンチを形成する工程と、
そのトレンチ内に光透過性材料を充填する工程と、
そのトレンチ内に充填された光透過性材料が露出するまで前記光遮蔽性材料の膜または板の裏面を研磨する工程と、
を備えていることを特徴とする熱処理用マスク製造方法。 - 光遮蔽性材料の膜または板の表面から深部に向けて複数のトレンチを形成する際に、
隣接するトレンチの間に、幅広な遮蔽用隔壁と幅狭な微細隔壁を形成することを特徴とする請求項14の熱処理用マスク製造方法。 - 複数個のトレンチを形成した後に、幅狭な微細隔壁の全体を酸化するとともに、幅広な遮蔽用隔壁の一部に未酸化領域を残す工程をさらに備えていることを特徴とする請求項15の熱処理用マスク製造方法。
- ウェハの表面に照射する光を遮蔽する熱処理用マスクを製造する方法であり、
第1層と第2層を積層した積層構造体の第1層を貫通して第2層に達する複数の第1トレンチを形成する工程と、
第2層を貫通して第1層に達するとともに第1トレンチに連通する第2トレンチを形成する工程を備えており、
少なくとも前記第1層は光遮蔽性材料であり、
隣接する第2トレンチを分離する隔壁を、隣接する第1トレンチを分離する隔壁に沿って形成することを特徴とする熱処理用マスク製造方法。 - 隣接する第1トレンチの間に、幅広な遮蔽用隔壁と幅狭な微細隔壁を形成し、
隣接する第2トレンチを分離する隔壁を遮蔽用隔壁に沿って形成することを特徴とする請求項17の熱処理用マスク製造方法。 - 第1層には、ダイヤモンド、炭化シリコン、又は窒化シリコンが用いられており、
第2層には、単結晶シリコン、サファイア、又は石英が用いられていることを特徴とする請求項17又は18の熱処理用マスク製造方法。
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