JP2008128965A - 空中超音波探傷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高い超音波探傷精度を有する空中超音波探傷システムを実現する。
【解決手段】連続する所定個数の負の矩形波からなる矩形波バースト信号(a)を被検体(11)に空気(46)を介して対向配設された送信超音波探触子(12)に印加する。被検体に空気を介して対向配設され受信超音波探触子(13)で被検体を伝搬した超音波を透過波信号(b)に変換する。この透過波信号の信号レベルに基づき被検体の欠陥の有無を判定する。また、送信超音波探触子及び受信超音波探触子は、振動子(42)及び当該振動子の超音波の送受信側に取付られた前面板(45)の音響インピーダンスを、被検体に当接して使用する接触型超音波探触子に比較して低く設定している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波探傷システムに関わり、特に被検体に対して非接触で超音波探傷を実施できる空中超音波探傷システムに関する。
一般的に、超音波探傷手法においては、超音波探傷装置内に組込まれたパルス発生回路で発生したパルス信号を、信号ケーブルを介して被検体の表面に接触させた超音波探触子に組込まれた振動子に印加する。振動子が振動して、この超音波探触子から被検体に超音波パルスが印加される。この超音波パルスが、被検体内を伝搬する過程で、被検体内に存在する欠陥に当接すると、この欠陥で反射されて超音波エコーとして、元来た経路を逆進して超音波探触子に入射する。超音波探触子に組込まれた振動子にてこの超音波エコーは電気信号であるエコー信号に変換されて信号ケーブルを介して装置内に組込まれた受信回路へ入力される。受信回路で受信されたエコー信号と送信したパルス信号とを比較して、欠陥の有無、欠陥規模を解析、判断している。
このような従来の超音波探傷手法においては、被検体に対して効率的に超音波を印加するために、超音波探触子を被検体の表面に水や油等の接触媒質を介して接触させる必要がある。したがって、超音波探触子を直接又は接触媒質を介して接触させることができない、例えば高温状態の被検体や、高速で移動状態の被検体や、接触媒質を付着できない被検体に対する超音波探傷を実施できない問題がある。
このような問題を解消する手法として、接触媒質として「空気」を用いる空中超音波探傷手法が考えられる。
特開平6−331609号公報 超音波探傷試験III 非破壊検査協会発行 pp24-25(2004年)
しかしながら、この空中超音波探傷手法においても解消すべき次のような課題があった。
すなわち、被検体に対する超音波探傷における実用レベル以上の欠陥検出精度を得るためには、被検体内を伝搬する超音波パルスのレベル、及び超音波探触子から出力されるエコー信号のレベルも所定レベルを確保する必要がある。しかしながら、空中超音波探傷手法においては、超音波が空中を伝搬するので、この空中を伝搬する過程で、超音波が大きく減衰する。その結果、被検体内を伝搬する超音波パルスのレベル、及び超音波探触子から出力されるエコー信号のレベルが大きく低下して、欠陥の検出精度が低下する。
図17は、透過型の空中超音波探傷手法における超音波の経路を示す図である。パルス信号が印加された送信側の超音波探触子1から超音波パルス2が出力される。この超音波パルス2は空気3中を経由して、被検体4のA面に入射して、この被検体4内を透過する。被検体4内を透過しB面から出射した超音波パルス5は、再び空気6中を経由して、受信側の超音波探触子7へ入射されて、エコー信号に変換される。
ここで、空気3、6と被検体4との各音響インピーダンスをZ1、Z2とし、(空気→被検体)の超音波の透過率T12、(被検体→空気)の超音波の透過率T21とし、さらに、空気と被検体間の超音波の反射率R12、被検体と空気間の超音波の反射率R21とする(非特許文献1参照)。
各反射率R12、R21は、各音響インピーダンスをZ1、Z2を用いて(1)、(2)式で示される。
12=(Z2―Z1)/(Z2+Z1) …(1)
21=(Z1―Z2)/(Z2+Z1)=−R12 …(2)
さらに、各透過率T12、T21は、各反射率R12、R21を用いて(3)、(4)式で示される。,
12=1+R12 …(3)
21=1+R21 …(4)
さらに、(空気→被検体→空気)の超音波の透過率T121は、(5)式で示すように、各透過率T12、T21の積で示される。
121=T12×T21=(1+R12)(1+R21)=(1+R12)(1―R12
=1―(R122=1―[(Z2―Z1)/(Z2+Z1)]2
…(5)
このように、図17における(空気3→被検体4→空気6)の超音波2の透過率T121は、(5)式に示すように、空気3、6と被検体4の各音響インピーダンスをZ1、Z2で定まる。
例えば、被検体4が鉄鋼の場合、空気3、6の音響インピーダンスZ1,鉄鋼の音響インピーダンスZ2はそれぞれ
1=340m/s×0.0013g/cm3=0.442m・g/s/cm3
2=5900m/s×7.8g/cm3=46020m・g/s/cm3
であるので、(5)式の図17における(空気3→被検体4→空気6)の超音波2の透過率T121は、
透過率T121=0.0000399(―88.0dB)
となる。
また、被検体4がCPRP(炭素強化プラスチック)の場合、音響インピーダンスZ2
2=4463m・g/s/cm3
程度であるので、(5)式の図17における(空気3→被検体4→空気6)の超音波2の透過率T121は、
透過率T121=0.000394(―68.1dB)
となる。
このように、空気3、6の音響インピーダンスZ1が被検体4の音響インピーダンスZ2に、比較して極端に小さいので、送信側の超音波探触子1から出力された超音波パルス2が被検体4を挟む空気3,6を伝搬する過程で大きく減衰されるので、超音波探傷精度が大幅に低下する。したがって、上述した空中超音波探傷手法は実用化されていなか、または、たとえ実用化されていたとしても十分な超音波探傷精度が得られないものである。
なお、特許文献1においては、通常の接触型の超音波探触子を用いて被検体の内部欠陥を検出するとともに、空中超音波探触子を用いて、被検体のエッジを検出して、被検体の探傷範囲を設定する技術が開示されているが、空中超音波探触子を用いて被検体の内部欠陥を検出していない。,
本発明このような事情に鑑みてなされたものであり、振動子における電気信号の超音波への高い変換効率を実現でき、たとえ超音波が被検体に対して空気を経由して入出力される場合であったとしても、被検体を伝搬する超音波を十分なレベルに維持でき、高い超音波探傷精度を実現できる空中超音波探傷システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の空中超音波探傷システムは、連続する所定個数の負の矩形波からなる矩形波バースト信号を作成して出力する信号発生部と、矩形波バースト信号における矩形波の数、矩形波の電圧、及び矩形波のパルス幅を、被検体の材質、被検体の寸法形状に応じて設定する測定条件設定部と、被検体に空気を介して対向配設され、信号作成部から出力された波形波バースト信号を振動子で超音波に変換して被検体に印加する送信超音波探触子と、被検体に空気を介して対向配設され、被検体に印加され当該被検体を伝搬した超音波を振動子で透過波信号に変換して出力する受信超音波探触子と、この受信超音波探触子から出力された透過波信号を受信する受信部と、この受信部で受信された透過波信号の信号レベルに基づき被検体の欠陥の有無を判定する欠陥判定部とを備えている。
さらに本発明の空中超音波探傷システムにおいては、送信超音波探触子及び受信超音波探触子は、振動子及び当該振動子の超音波の送受信側に取付られた前面板の音響インピーダンスを、被検体に当接して使用する接触型超音波探触子に比較して低く設定している。
このように構成された空中超音波探傷システムにおいては、信号発生部から出力される矩形波バースト信号は、従来の一つ(1周期分)のサイン波からなるパルス信号ではなくて、例えば、図5に示すように、連続する所定個数の負の矩形波からなる矩形波バースト信号である。
このように、送信超音波探触子内の振動子に印加するパルス信号を連続する所定個数の負の矩形波からなる矩形波バースト信号とすることによって、振動子における電気信号の超音波への高い変換効率を実現できる。
具体的には、送信超音波探触子内の振動子に印加される矩形波バースト信号における一つの矩形波の有する電気エネルギWは、矩形波におけるパルス幅(T/2)に電圧VHを乗算した矩形波の面積SAに相当する。この矩形波の面積SAは従来の一つ(1周期分)のサイン波からなるパルス信号の面積に比較して格段に大きい。
さらに、図5に示すように、矩形波バースト信号は連続する所定個数の負の矩形波で構成している。連続する負の矩形波の周期Tを振動子の厚みの1倍又は整数倍に設定することによって、厚みで定まる共振周波数を有する振動子を共振振動状態とすることができる。
このように、連続する所定個数の負の矩形波で構成された矩形波バースト信号を印加した場合における振動子から出力される超音波パルスのレベルは、一つのサイン波からなるパルス信号を振動子に印加した場合における振動子から出力される超音波パルスのレベルに比較して格段に大きくなる。
さらに、本発明においては、送信超音波探触子及び受信超音波探触子における、振動子及び当該振動子の超音波の送受信側に取付られた前面板の音響インピーダンスを、被検体に当接して使用する従来の接触型超音波探触子に比較して低く設定している。空中超音波探傷システムにおいては、送信超音波探触子及び受信超音波探触子と被検体との間には、音響インピーダンスが極端に小さい空気が存在するので、各超音波探触子側の超音波の伝搬経路に存在する振動子及び当該振動子の超音波の受信側に取付られた板の音響インピーダンスを小さく設定して、空気の音響インピーダンスに近づけている。その結果、各超音波探触子と空気と接続部分における超音波の透過率が向上して、超音波のレベル低下が防止される。
さらに別の発明は、上述した発明の空中超音波探傷システムに対して、受信部で受信された透過波信号を周波数変換する周波数変換部と、信号発生部から出力された矩形波バースト信号、受信された透過波信号、及び周波数変換部で周波数変換された透過波信号を表示する表示部とを備えている。さらに、測定条件設定部は、矩形波バースト信号における矩形波のパルス幅の変更に合わせて、周波数変換部における変換周波数範囲を設定している。
このような構成の空中超音波探傷システムにおいては、矩形波バースト信号、透過波信号、透過波信号の周波数分析結果が表示部に表示されるので、探傷実施者は、探傷状態の詳細を検証できる。
また、別の発明は、上述した発明の空中超音波探傷システムにおける信号発生部を、測定条件設定部で設定された矩形波の電圧に対応する直流高電圧を発生する高電圧発生回路と、高電圧発生回路の高圧出力端子と接地間に介挿された一対のスイッチング素子からなる直列回路と、測定条件設定部で設定されたパルス幅、矩形波の数に対応する一対のゲート信号で一対のスイッチング素子の各スイッチング素子を交互に通電制御するゲート信号発生回路と、直列回路の一対のスイッチング素子の中間点と高圧出力端子との間に接続された電源供給抵抗と、一対のスイッチング素子の中間点と出力端子簡に接続されたカップリングコンデンサと、出力端子と接地間に接続されたダンピング抵抗とを備えている。
このような構成の信号発生部を採用することによって、簡単に高電圧の波形波バースト信号を作成できるので、送信超音波探触子内の振動子に印加される矩形波バースト信号における総電気エネルギWSをより一層上昇できる。
本発明においては、送信超音波探触子に高電圧の矩形波バースト信号を印加するとともに、超音波探触子の振動子及び前面板の音響インピーダンスを低下しているので、たとえ超音波が被検体に対して空気を経由して入出力される場合であったとしても、被検体を伝搬する超音波を十分なレベルに維持でき、高い超音波探傷精度を実現できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わる空中超音波測定システムの概略構成を示す模式図である。この実施形態の空中超音波測定システムは、大きく分けて、図5に示す矩形波バースト信号aを出力するとともに透過波信号bを入力するパルス送受信器10と、矩形波バースト信号aを受けて、空気46を介して被検体11へ超音波パルスcを印加する送信超音波探触子12と、被検体11内を透過した超音波パルスdを空気46を介して受けて透過波信号bを出力する受信超音波探触子13と、受信した透過波信号bに基づいて被検体11内の欠陥9の有無を判定するとともに、パルス送受信器10に各種設定を行う探傷制御解析器14とで構成されている。
パルス送受信器10内には、矩形波バースト信号aを作成する信号発生部15、信号発生部15から出力された矩形波バースト信号aを信号ケーブル17を介して送信超音波探触子12へ送信する送信部16、受信超音波探触子13から信号ケーブル18を介して透過波信号bを受信する受信部19、受信した透過波信号bを増幅して探傷制御解析器14へ送出する増幅部20が設けられている。
例えば市販のパーソナルコンピュータ(PC)等で形成された探傷制御解析器14内には、欠陥判定部21、周波数変換部(FFT)22、表示器23、測定条件設定部24、及びキーボードやマウス等からなる操作部25等が設けられている。
欠陥判定部21は、パルス送受信機10の増幅部20から出力された増幅後の透過波信号b1の信号レベル(実際には、信号発生部15から出力された矩形波バースト信号aの信号レベルとの比)に基づいて被検体11内の欠陥9の有無を判定して判定結果を表示部23に表示出力する。
具体的には、欠陥9が存在すれば、被検体11内を伝搬する超音波パルスcが欠陥9で反射又は吸収されるので、被検体11内を透過した超音波パルスdのレベルが低下し、透過波信号b1の信号レベルがしきい値以下になると欠陥有りと判定する。
周波数変換部(FFT)22は、パルス送受信機10の増幅部20から出力された増幅後の透過波信号b1を測定条件設定部24で指定された周波数範囲(f1〜f2)で高速フーリエ変換を行い、周波数変換された透過波信号b2として表示部23に表示出力する。
したがって、表示部23には、図7(a)に示す矩形波バースト信号a、図7(b)に示す増幅後の透過波信号b1、図7(c)に示す周波数変換された透過波信号b2が表示される。よって、探傷実施者は探傷結果の詳細を検証できる。
測定条件設定部24は、図2に示すように、操作部25を介して探傷実施者が操作入力した図5に示す矩形波バースト信号aにおける電圧VH、周波数f、波数N、開始信号Sの測定条件をパルス送受信器10の信号発生部15へ送出する。さらに、測定条件設定部24は、指定した周波数fに対応する周波数範囲(f1〜f2)を周波数変換部(FFT)22へ設定する。
具体的には、電圧VHは、図5に示す矩形波バースト信号aにおける負の矩形波40の電圧である。周波数fは、図6に示す送信超音波探触子12及び受信超音波探触子13内の振動子42に印加する矩形波バースト信号aにおける連続する負の矩形波40の周期Tに対応する周波数f(=1/2πT)に設定される。また、波数Nは、矩形波バースト信号aにおける連続する負の矩形波40の数に設定する。さらに、開始信号Sは、被検体11に対して、矩形波バースト信号aを所定周期TSで繰返し印加する場合における矩形波バースト信号aの出力タイミングと出力周期TSを指定する。
図2は矩形波バースト信号aを発生する信号発生部15の詳細回路図である。高電圧発生回路26は、測定条件設定部24から指定された電圧VHに等しい、例えば、600V(ボルト)の直流高電圧EHを出力する。この高電圧発生回路26の高電圧出力端子と接地間には2つのスイッチング素子27a、27bの直列回路が介挿されている。
高電圧発生回路26の高電圧出力端子とスイッチング素子27a、27bの中間点33との間に電源供給抵抗28(Rs)が接続され、スイッチング素子27a、27bの中間点33と信号発生部15の(+)側出力端子31aとの間にカップリングコンデンサ29(Cc)が介挿され、信号発生部15の(+)側出力端子31aと接地間にダンピング抵抗30(Rd)が接続されている。
信号発生部15の(+)側出力端子31aと接地側出力端子31bとの間に、図5に示す矩形波バースト信号aが出力される。各スイッチング素子27a、27bはゲート信号発生回路32から出力されるゲート信号g1、g2にて通電制御される。
図3は、ゲート信号発生回路32の詳細構成を示すブロック図である。正弦波発振回路34は、時刻x1にて測定条件設定部24から開始信号Sが入力すると、図4のタイムチャートに示すように、測定条件設定部24から指定された周波数f(周期T)を有する正弦波信号hを発振して出力開始する。
正弦波発振回路34から出力された正弦波信号hは、次の2値化回路35で(+)部分をH(ハイ)レベルとし、(―)部分をL(ロー)レベルとする2値化信号jに変換される。2値化回路35から出力された2値化信号jは一方のゲート回路36、及びパルス数カウンタ39へ入力される。さらに、2値化回路25から出力された2値化信号jは反転回路37で、HレベルとLレベルとのレベル変換されて、反転2値化信号kとして他方のゲート回路38へ入力される。
パルス数カウンタ39には、測定条件設定部24から波数N(実施形態においては、N=2)が設定されている。そして、パルス数カウンタ39は、時刻x1にて測定条件設定部24から開始信号Sが入力すると、図4のタイムチャートに示すように、2値化回路25から出力された2値化信号jのパルス数の計数を開始し、時刻x2にて、計数値が、測定条件設定部24から設定された波数Nに達すると、計数を終了し、計数値を「0」にクリアする。そして、パルス数カウンタ39は、時刻x1から時刻x2までの計数期間中においてHレベルとなるゲート信号mを各ゲート回路36、38へ送出する。
一方のゲート回路36はパルス数カウンタ39からのゲート信号mがHレベル期間において、2値化回路35から出力された2値化信号jを通過して、ゲート信号g1として、図2のスイッチング素子27aのゲート端子へ印加する。同様に、他方のゲート回路38はパルス数カウンタ39からのゲート信号mがHレベル期間において、反転回路37から出力された反転2値化信号kを通過して、ゲート信号g2として、図2のスイッチング素子27bのゲート端子へ印加する。
その結果、スイッチング素子27a、27bの中間点33の電圧信号nは、図4のタイムチャートに示すように、ゲート信号g1がHレベル期間においては、スイッチング素子27aが導通し、スイッチング素子27bが遮断されているので、直流高電圧EHに等しい電圧VHとなる。また、ゲート信号g2がHレベル期間においては、スイッチング素子27bが導通し、スイッチング素子27aが遮断されているので、接地(アース)電位(0V(ボルト)となる。
この中間点33の電圧信号nは、電源供給抵抗28(Rs)、カップリングコンデンサ29(Cc)、ダンピング抵抗30(Rd)にて、スイッチング素子27aの通電期間における極性が反転されて、図4のタイムチャートに示す、連続する2個(N=2)の負の矩形波40からなる矩形波バースト信号aが、出力端子31a、31b間から出力される。
したがって、信号発生部15から出力される図5に示す矩形波バースト信号aにおける負の矩形波40の電圧VHは、高電圧発生回路26から出力される600V(ボルト)の直流高電圧EHとなる。
このように、探傷実施者は、操作部25から測定条件設定部24に、矩形波バースト信号aにおける、負の矩形波40の電圧VH、負の矩形波40の波数N、負の矩形波40の周期T(矩形波40のパルス幅T/2)、矩形波バースト信号aの送信周期TS等の測定条件を任意に設定可能である。
信号発生部15から出力された矩形波バースト信号aは、送信部16にて、信号ケーブル17を介して送信超音波探触子12へ送信される。送信超音波探触子12と受信超音波探触子13とは被検体11に対して例えば10mm等の空気46の層を介して対向配設されている。
送信超音波探触子12の振動子42は、矩形波バースト信号aが印加されると超音波パルスcを接触媒質である空気46を介して被検体11へ入射する。超音波パルスcは被検体11内を伝搬して反対面から出射する。被検体11から出射された超音波パルスdは受信聴音探触子13の振動子42にて透過光信号dに変換されて信号ケーブル18を介してパルス送受信器10の受信部19へ入力する。
そして、送信超音波探触子12と受信超音波探触子13とは同一構成であり、図6に示すように、下端開口44を有する金属製の筒状のケース43の下端開口44近傍に振動子42が配設されている。この振動子42の下方、すなわち、超音波パルスc、dの入出力側に前面板45が貼付けられている。
そして、この実施形態の送信超音波探触子12及び受信超音波探触子13においては、振動子42及び前面板45の音響インピーダンスを、被検体11に当接して使用する接触型超音波探触子に比較して低く設定されている。具体的には、前面板45の材料を従来のセラミックス系から樹脂系に変更することによって、音響インピーダンスZを低下して、空気46の音響インピーダンスに近づけている。また、前面板45の材料として、比重が例えば0.7〜0.8程度の多孔性構造を有した樹脂材料を採用することができる。
その結果、各超音波探触子と空気と接続部分における超音波の透過率が向上して、超音波パルスc、dのレベル低下が防止される。さらに、受信超音波探触子13においては、超音波パルスdが効率的に振動子42に入射されるので、受信超音波探触子13から出力される透過波信号bの信号レベルの低下を抑制できる。
また、この実施形態の送信超音波探触子12及び受信超音波探触子13においては、振動子42の上側に接触型超音波探触子で設けられていたアクリル製のダンパ部材を除去している。
次に、このように構成された空中超音波探傷システムを用いて、種々の資料(被検体11に代わる試験部材)に対する探傷試験結果を図面を用いて説明する。
図8(a)〜(d)は、送信超音波探触子12及び受信超音波探触子13を図1に示すように欠陥9が存在しない厚さ50mmのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の資料(被検体11)に垂直にこの資料(被検体11)を挟むように配設した場合において、図5の矩形波バースト信号aにおける波数NをN=1〜N=8まで変化させた場合におけるN=1、N=2、N=6、N=8における受信部19で受信して増幅部20で増幅して、表示部23に表示された透過波信号b1の波形図である。
なお、パルス幅Tで特定される周波数fは330kHz固定である。また、矩形波バースト信号aにおける矩形波40の電圧VHは200V(ボルト)で、振動子42の公称周波数f0は400kHzである。
また、図10は、上述した実験で得られた、矩形波バースト信号aにおける波数Nと図8の透過波信号b1の信号レベル(振幅値)との関係を示す特性図である。この特性図でも明らかなように、矩形波バースト信号aにおける波数Nを増加することにより、透過波信号b1の信号レベルが大きくなることが実証された。なお、過度に波数Nを増加すると、探傷の分解能が低下する。すなわち、微細な欠陥を検出するのか、大まかな欠陥を検出するのか、等の欠陥探傷の目的に応じてその被検体11の材質に応じて波数Nを設定する。
図9(a)〜(d)は、図8に示した実験条件と同一条件で実験し、図5の矩形波バースト信号aにおけるパルス幅Tで特定される周波数fを300kHz、330kHz、350kHz、400kHzと変化させた場合における受信部19で受信して増幅部20で増幅して、表示部23に表示された透過波信号b1の波形図である。なお、端数NはN=6に固定である。
図9(a)〜(d)の実験結果に示されるように、矩形波バースト信号aの周波数fを振動子42の公称周波数f0(=400kHz)に一致させたとしても、透過波信号b1の信号レベルが必ずしも上昇するのではない。このことは、超音波パレスcが伝搬する被検体11の材質(共振周波数)に影響を受けるからである。
したがって、被検体11の材質に応じて、矩形波バースト信号aにおける周波数fを最適周波数に選択設定することによって、透過波信号b1の信号レベルを上昇できる。
このように、測定条件設定部24で、矩形波バースト信号aの電圧VHを600V程度の高圧に設定し、端数N及び周波数fを被検体11に応じて適宜設定することにより、超音波パルスc、dが空気46中を伝搬することに起因するレベル低下を補い、結果として高い超音波探傷精度を得ることができた。
図11〜図13に他の実験結果を示す。図11に示すように、厚さ3mmのCFRPからなる矩形状の資料47の中央部に層間剥離欠陥48を作成した。そして、図1のシステムの送信超音波探触子12及び受信超音波探触子13を矩形状の資料47のX−X方向、Y−Y方向、45°方向の合計3方向に走査して、矩形状の資料47のX軸、Y軸、45°線上の透過波信号b1の信号レベル(透過波の振幅)を測定した。測定結果を図13に示す。この測定結果によれば、層間剥離欠陥48が存在する資料47の中央部は、透過波信号b1の信号レベルが極端に低いことが理解できる。
図12(a)は資料47の中央部以外の健全部における透過波信号b1であり、図12(b)は資料47の中央部の層間剥離欠陥48部における透過波信号b1である。このように、両者の相違が明確になった。
図14(a)に示すように、図1に示した垂直型の送信超音波探触子12及び垂直型の受信超音波探触子13を用いて、被検体11に垂直方向に縦波の超音波パルスcを印加したときには、図14(b)に示す透過波信号b1が得られる。
一方、図14(c)に示すように、斜角型の送信超音波探触子50及び斜角型の受信超音波探触子51を用いて、被検体11に傾斜方向に横波の超音波パルスを印加したときには、図14(d)に示す透過波信号b1が得られる。
このように、横波の超音波パルスhを送受信する斜角型の送信超音波探触子50及び斜角型の受信超音波探触子51を採用することによって、透過波信号b1の信号レベルが上昇し、結果として高い超音波探傷精度を得ることができる。
図15(a)は、表面波を利用した空中超音波探傷手法を示す図である。被検体としてのアクリル板からなる資料52の一方の表面52aの上方に、斜角型の送信超音波探触子50及び斜角型の受信超音波探触子51が対向して配設されている。斜角型の送信超音波探触子50から出力された超音波パルスは入射角θ1で資料52の表面52aに入射して、この資料52の表面52aを表面波54として距離Lだけ伝搬し、出射角θ1で出射して、斜角型の受信超音波探触子51へ入射する。
なお、この表面波54は資料52の表面52a内で振動する横波である。そして、表面波54として資料52の表面52aを伝搬する超音波パルスも伝搬過程で減衰するので、斜角型の受信超音波探触子51で受信された超音波パルスのレベルが所定のS/N比を確保できる距離Lに設定する。また、入射角θ1、出射角θ1は、空気の音響インピーダンスと資料52の音響インピーダンスで定まる臨界角度に設定されている。
このような空中超音波探傷手法においては、超音波パルスはこの資料52の表面52aを表面波54として伝搬するので、資料52の表面52aに存在する欠陥のみを効率的に検出する。図15(b)に、資料52の表面52aの健全部を探傷した場合における、斜角型の受信超音波探触子51で得られた透過波信号b1を示す。また、図15(c)に、資料52の表面52aの溝53を含む部分を探傷した場合における、斜角型の受信超音波探触子51で得られた透過波信号b1を示す。溝53に超音波パルスが遮られて、透過波信号b1の信号レベルが低下するので、欠陥の検出が可能である。
図16(a)、(b)は、板波を利用した空中超音波探傷手法を示す図である。被検体としての厚さ1mmのステンレス鋼板からなる資料55の一方面の上方に、斜角型の送信超音波探触子50及び斜角型の受信超音波探触子51が対向して配設されている。斜角型の送信超音波探触子50から出力された超音波パルスは入射角θ2で厚さ1mmの資料55内に入射して、この資料55内を表面に平行に板波56として距離Lだけ伝搬し、出射角θ2で出射して、斜角型の受信超音波探触子51へ入射する。
なお、この板波56は資料52の表面に平行する面内で振動する横波である。そして、板波56として資料55内を伝搬する超音波パルスも伝搬過程で減衰するので、斜角型の受信超音波探触子51で受信された超音波パルスのレベルが所定のS/N比を確保できる距離Lに設定する。また、入射角θ2、出射角θ2は、空気の音響インピーダンスと資料55の音響インピーダンスで定まる臨界角度より若干大きい値である。さらに、板状の資料55内に有効な板波56が生じるためには資料55の厚みに一定の制限がある。
このような空中超音波探傷手法においては、超音波パルスはこの資料55内を板波56として伝搬するので、資料55の内部に存在する欠陥を効率的に検出する。図16(c)に、資料55の健全部を探傷した場合における、斜角型の受信超音波探触子51で得られた透過波信号b1を示す。また、図16(d)に、資料55の内部に存在する欠陥57を含む部分を探傷した場合における、斜角型の受信超音波探触子51で得られた透過波信号b1を示す。欠陥57に超音波パルスが遮られて、透過波信号b1の信号レベルが低下するので、欠陥57の検出が可能である。
本発明の一実施形態に係わる空中超音波探傷システムの概略構成を示す図。 同空中超音波探傷システムに組込まれた信号発生部の回路図。 同信号発生部に組込まれたゲート信号発生回路の詳細構成を示すブロック図。 同信号発生部の動作を示すタイムチャート。 矩形波バースト信号を示す図。 超音波探触子の断面図。 表示部に表示された各信号の波形図。 表示部に表示された透過波信号を示す図。 同じく表示部に表示された透過波信号を示す図。 波数と透過波信号レベルとの関係を示す図。 層間剥離欠陥が形成された資料を示す図。 同資料の探傷で得られた透過波信号を示す図。 同資料の探傷で得られた透過波信号レベルの特性図。 垂直探傷と斜角探傷との比較を示す図。 表面波を利用した空中超音波探傷手法を示す図。 板波を利用した空中超音波探傷手法を示す図。 超音波の経路に空気が存在する場合における超音波の減衰を説明するための図。
符号の説明
9…欠陥、10…パルス送受信器、11…被検体、12…送信超音波探触子、13…受信超音波探触子、14…探傷制御解析器、15…信号発生部、16…送信部、19…受信部、20…増幅部、21…欠陥判定部、22…周波数変換部、23…表示部、24…測定条件設定部、25…操作部、26…高電圧発生回路、27a,27b…スイッチング素子、28…電源供給抵抗、29…カップリングコンデンサ、30…ダンピング抵抗、32…ゲート信号発生回路、42…振動子、43…ケース、45…前面板、46…空気

Claims (3)

  1. 連続する所定個数の負の矩形波からなる矩形波バースト信号を作成して出力する信号発生部と、
    前記矩形波バースト信号における矩形波の数、矩形波の電圧、及び矩形波のパルス幅を、被検体の材質、被検体の寸法形状に応じて設定する測定条件設定部と、
    前記被検体に空気を介して対向配設され、前記信号作成部から出力された矩形波バースト信号を振動子で超音波に変換して前記被検体に印加する送信超音波探触子と、
    前記被検体に空気を介して対向配設され、前記被検体に印加され当該被検体を伝搬した超音波を振動子で透過波信号に変換して出力する受信超音波探触子と、
    この受信超音波探触子から出力された透過波信号を受信する受信部と、
    この受信部で受信された透過波信号の信号レベルに基づき前記被検体の欠陥の有無を判定する欠陥判定部と
    を備え、
    前記送信超音波探触子及び前記受信超音波探触子は、前記振動子及び当該振動子の超音波の送受信側に取付られた前面板の音響インピーダンスを、被検体に当接して使用する接触型超音波探触子に比較して低く設定されている
    ことを特徴とする空中超音波探傷システム。
  2. 前記受信部で受信された透過波信号を周波数変換する周波数変換部と、
    信号発生部から出力された矩形波バースト信号、前記受信された透過波信号、及び前記周波数変換部で周波数変換された透過波信号を表示する表示部と
    を備え、
    前記測定条件設定部は、前記矩形波のパルス幅の変更に合わせて、前記周波数変換部における変換周波数範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の空中超音波探傷システム。
  3. 前記信号発生部は、
    前記測定条件設定部で設定された矩形波の電圧に対応する直流高電圧を発生する高電圧発生回路と、
    前記高電圧発生回路の高圧出力端子と接地間に介挿された一対のスイッチング素子からなる直列回路と、
    前記測定条件設定部で設定されたパルス幅、矩形波の数に対応する一対のゲート信号で前記一対のスイッチング素子の各スイッチング素子を交互に通電制御するゲート信号発生回路と、
    前記直列回路の一対のスイッチング素子の中間点と前記高圧出力端子との間に接続された電源供給抵抗と、
    前記一対のスイッチング素子の中間点と出力端子簡に接続されたカップリングコンデンサと、
    前記出力端子と接地間に接続されたダンピング抵抗と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の空中超音波探傷システム。
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