JP2008128428A - 車高調整機能付緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】車高を所定の車高に確実に維持することが可能な車高調整機能付緩衝器を提供することである。
【解決手段】シリンダ2とシリンダ2内を圧側室R1と伸側室R2とに区画するピストン3とを備えた緩衝器本Dと、緩衝器本体Dの伸縮によって膨張及び収縮されるポンプ室Pと、シリンダ2の外周に移動自在に装着した懸架バネ受4に対向するジャッキ室Jと、ポンプ室Pと伸側室R2とを連通して伸側室R2からポンプ室P側へ向かう流れのみを許容する吸込通路5と、ポンプ室Pとジャッキ室Jとを連通する供給通路6と、供給通路6の途中と圧側室R1とを連通する車高調整ポート7とを備えた車高調整機能付緩衝器において、供給通路6の途中であって車高調整ポート7よりジャッキ室J側に、絞り8とポンプ室P側からジャッキ室J側へ向かう流れのみを許容する逆止弁9とを並列に設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車高調整機能付緩衝器の改良に関する。
この種車高調整機能付緩衝器としては、たとえば、シリンダと、シリンダ内を圧側室と伸側室とに区画するピストンと、先端側がピストンに連結された中空なピストンロッドと、基端がシリンダに連結されてピストンロッド内に摺動自在に挿入されてポンプ室を隔成するポンプロッドと、シリンダの外周に設けた環状シリンダとシリンダの外周に移動自在に装着した懸架バネ受との間に設けたジャッキ室と、ポンプ室と伸側室とを連通して伸側室からポンプ室側へ向かう流れのみを許容する吸込通路と、ポンプ室とジャッキ室とを連通する供給通路と、供給通路の途中と圧側室とを連通する車高調整ポートとを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この車高調整機能付緩衝器にあっては、伸長行程では、ポンプ室は容積が大きくなって吸込通路を介して作動油を吸込み、圧縮行程では、ポンプ室は容積が小さくなって供給通路を介して作動油をジャッキ室へ供給するようになっており、伸縮を繰り返してポンピング作動を行い、ジャッキ室の容積を徐々に大きくして懸架バネ受とシリンダ端との間の距離を長くすることで、車高を高くすることができるとともに、所定の車高となると、車高調整ポートが供給通路と圧側室とを連通することによってジャッキ室内の作動油を圧側室へ逃がし、車高が所定の車高に維持されるようになっている。
つまり、車両における車体重量が搭乗者の増減や積荷重量の変化によって車高が変化しても、上記の如くの車高調整機能付緩衝器における伸縮時の作動によって、車高が所定の車高に維持されるのである。
特開2000−145873号公報(図1)
上記従来の車高調整機能付緩衝器は、車高を所定の車高に維持するために、ポンプ室とジャッキ室とを連通する供給通路を圧側室に車高調整ポートで連通しているが、車高調整ポートの断面積があまりに小さいと、ジャッキ室内あるいはポンプ室から圧側室へ作動油の向かう流れを車高調整ポートが妨げることになって、車高が所定の車高以上となってしまうという不具合がある。
これを嫌って、車高調整ポートの断面積を大きくする場合には、たとえば、車体がピッチングして荷重移動によって車高調整機能付緩衝器に作用している車体重量が一時的に軽くなるような事態となるときに、車高調整機能付緩衝器が伸長して車高調整ポートが開放しジャッキ室と圧側室とが連通されてジャッキ室内から作動油が圧側室へ抵抗無く逃げてしまって、急激に車高が低下する事態を招来する不具合がある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、車高を所定の車高に確実に維持することが可能な車高調整機能付緩衝器を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明の課題解決手段における車高調整機能付緩衝器は、シリンダとシリンダ内を圧側室と伸側室とに区画するピストンとを備えた緩衝器本体と、緩衝器本体の伸縮によって膨張及び収縮されるポンプ室と、シリンダの外周に移動自在に装着した懸架バネ受に対向するジャッキ室と、ポンプ室と伸側室とを連通して伸側室からポンプ室側へ向かう流れのみを許容する吸込通路と、ポンプ室とジャッキ室とを連通する供給通路と、供給通路の途中と圧側室とを連通する車高調整ポートと、供給通路の途中であって車高調整ポートよりジャッキ室側に並列に設けた絞りおよびポンプ室側からジャッキ室側へ向かう流れのみを許容する逆止弁とを備えてなることを特徴とする。
本発明の車高調整機能付緩衝器によれば、緩衝器本体の伸縮作動によってポンプ室の容積を増減させ、ポンピング作動によってジャッキ室へ流体を供給して車高調整機能付緩衝器の全長を所定長さまで長くしてその所定長さを維持することが出来、これによって車両の車高を所定高さに維持することができる。
そして、供給通路の途中であって車高調整ポートよりジャッキ室側に、絞りとポンプ室側からジャッキ室側へ向かう流れのみを許容する逆止弁とを並列に設けてあり、車高調整ポートがジャッキ室と圧側室Rを連通させる状態にあっても、絞りがジャッキ室から圧側室へ向かう作動油の流れに抵抗として機能するので、車高調整ポートの開口断面積を大きくしても、車体がピッチング時などに急激に車高が低下する事態を招来する不具合を生じない。
すなわち、本発明の車高調整機能付緩衝器では、車高調整ポートの開口断面積を従来のそれより大きくすることが可能であり、車高調整ポートの開口断面積を大きく設定することで、車高調整ポートが供給通路を圧側室に連通する状態において、ポンプ室から圧側室へ作動油の向かう流れを車高調整ポートが妨げる事態を防止することができ、ジャッキ室へポンプ室から作動油を供給すべきでない場合に確実にポンプ室Pから供給される作動油を車高調整ポートから圧側室へ流出させて、車高が所定の車高以上となってしまうという不具合が解消されるのである。
したがって、本発明の車高調整機能付緩衝器では、車高を所定の車高に確実に維持することが可能となるのである。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。図1は、本発明の一実施の形態における車高調整機能付緩衝器の縦断面図である。
車高調整機能付緩衝器1は、本実施の形態においては、特に、図示しない自動二輪車の後輪軸を軸支するスイングアームと車体との間への適用に向くようになっており、図1に示すように、シリンダ2とシリンダ2内を圧側室R1と伸側室R2とに区画するピストン3とを備えた緩衝器本体Dと、緩衝器本体Dの伸縮によって膨張及び収縮されるポンプ室Pと、シリンダ2の外周に設けられてシリンダ2に移動自在に装着した懸架バネ受4に対向するジャッキ室Jと、ポンプ室Pと伸側室R2とを連通して伸側室R2からポンプ室P側へ向かう流れのみを許容する吸込通路5と、ポンプ室Pとジャッキ室Jとを連通する供給通路6と、供給通路6の途中と圧側室R1とを連通する車高調整ポート7と、供給通路6の途中であって車高調整ポート7よりジャッキ室J側に並列に設けられる絞り8およびポンプ室P側からジャッキ室J側へ向かう流れのみを許容する逆止弁9とを備えて構成されている。
以下、各部について説明する。まず、緩衝器本体Dは、シリンダ2と、シリンダ2内を圧側室R1と伸側室R2とに区画するピストン3と、先端側がピストン3に連結された中空なピストンロッド10と、圧側室R1に連通されるリザーバ室R3とを備えて構成されている。そして、圧側室R1、伸側室R2およびリザーバ室R3には流体が充填され、この場合、流体は、具体的にはたとえば、作動油とされている。
詳細には、シリンダ2の図1中下端には、ピストンロッド10が摺動自在に挿通されるロッドガイド11が取付けられており、このロッドガイド11は、ピストンロッド10を軸支するとともにシリンダ2の下端を閉塞している。また、ピストンロッド10は、先端となる図1中上端側から開口する中空部10aを備えて中空とされており、その先端外周にはピストン3が固定して取付けられている。さらに、ピストンロッド10の図1中下端には、緩衝器本体Dを自動二輪車のスイングアーム側に連結可能なように、内方に防振ゴムを有するブッシュ(符示せず)が装着されるアイ型ブラケット10bを備えている。
さらに、ピストンロッド10の先端に連結されるピストン3には、圧側室R1と伸側室R2とを連通する通路3a,3bが設けられており、通路3aの上端はピストン3の上側に積層されるリーフバルブ17で閉塞され、通路3bの下端はピストン3の下側に積層されるリーフバルブ18で閉塞されている。
したがって、通路3aは、伸側室R2から圧側室R1への作動油の流れのみを許容して当該作動油の流れにリーフバルブ17で抵抗を与え、他方の通路3bは、圧側室R1から伸側室R2への作動油の流れのみを許容して当該作動油の流れにリーフバルブ18で抵抗を与えるようになっている。
また、シリンダ2の図1中上端には、シリンダ2の上端を閉塞するキャップ12が取付けられ、このキャップ12は、緩衝器本体Dを自動二輪車の車体側に連結可能なように、内方に防振ゴムを有するブッシュ(符示せず)が装着される取付孔12aと、キャップ12の内外を連通する通孔12bとを備えている。
また、リザーバ室R3は、シリンダ2の外方に設けた容器13内に形成されており、この容器13内には、容器13内をリザーバ室R3と空間Lとに区画する仕切部材14が設けられるとともに、フリーピストン29が摺動自在に挿入され、気体室Aが画成されている。また、空間Lは、管路30および通孔12bを介して圧側室R1へ連通され、さらに、仕切部材14に設けた通路14a,14bを介してリザーバ室R3に連通されている。なお、管路30は、車高調整機能付緩衝器が適用される車両に応じて撓まないように設定されても、可撓性を備えるように設定されてもよい。
そして、仕切部材14の図1中上側には逆止弁15が、仕切部材14の図1中下側にはリーフバルブ16が、それぞれ積層されており、逆止弁15は通路14aの上端を閉塞し、リーフバルブ16は通路14bの下端を閉塞するようになっており、通路14aは、リザーバ室R3から圧側室R1への作動油の流れのみを許容し、他方の通路14bは、圧側室R1からリザーバ室R3への作動油の流れのみを許容して当該作動油の流れにリーフバルブ16で抵抗を与えるようになっている。
すなわち、この実施の形態においては、仕切部材14およびリーフバルブ15,16はベースバルブとして機能し、リザーバ室R3とベースバルブをシリンダ2とは別体として外方に設けた容器13内に設けるようにしている。
なお、通路14aに設けられる逆止弁15は、図示した構成によらず公知の種々の形態の逆止弁とすることが可能であり、また、通路14bにあっても圧側室R1からリザーバ室R3への作動油の流れのみを許容して当該作動油の流れに抵抗を与えることができればよいので、抵抗要素としてリーフバルブ16以外の公知の種々の抵抗要素を採用することが可能である。
つづいて、ポンプ室Pは、中空なピストンロッド10と基端がキャップ12を介してシリンダ2に連結されてピストンロッド10の中空部10a内に摺動自在に挿入されるポンプロッド19とで画成されており、緩衝器本体Dの伸長によって容積が増大し、逆に、緩衝器本体Dが圧縮されると容積が減少するようになっている。
他方、ジャッキ室Jは、シリンダ2の外周に装着した筒体20の外周に設けた環状のハウジング21と、上記筒体20の外周に摺動自在に装着される環状の懸架バネ受4とで画成されている。
詳しくは、ハウジング21は、筒体20に対して所定の間隔を空けて対向する筒部21aと、筒部21aの上端から内周側に突出するフランジ部21bとを備えて構成されており、他方の懸架バネ受4は、筒体20の外周に摺接する筒部22と、筒部22の下端外周に突出するフランジ部23とで構成されるバネ受本体4aと、バネ受本体4aの下端に嵌合して懸架バネSに当接するシート部4bとを備えて構成され、懸架バネ受4の筒部22をハウジング21の筒部21a内に摺動自在に挿入することで、懸架バネ受4とハウジング21との間に懸架バネ受4に対向するジャッキ室Jが形成されるようになっている。
なお、懸架バネSは、上記した懸架バネ受4と、ピストンロッド10の下端に取付けた懸架バネ受42とによって挟持され、緩衝器本体Dに一体とされて取付けられている。
また、筒体20に対する懸架バネ受4の移動の下限を規制するために筒体20の下端外周にスナップリング24が嵌合され、ハウジング21の筒体20に対する上方への移動を防止するために筒体20の上端外周にスナップリング25が嵌合されている。ハウジング21自体の筒体20に対する下方側への移動を規制していないのは、懸架バネSが圧縮状態で懸架バネ受4,42に挟持されており、ハウジング21は常に懸架バネ受4のみあるいは懸架バネ受4およびジャッキ室J内に作動油を介して上方側へ向けて附勢された状態であるため、ハウジング21自体の筒体20に対する下方側への移動を規制する必要が無いからである。
なお、シリンダ2の外周に筒体20を設けずに、シリンダ2およびキャップ12の外周に直接的に懸架バネ受4とハウジング21とを装着するようにしてもよいが、筒体20を設けることによって、緩衝器本体Dの強度が補償され、ジャッキ室J内の圧力による変形等の悪影響を防止でき、さらに、シリンダ2へのスナップリング24,25の取付溝を設けることによるシリンダ強度の低下を防止できるといった利点がある。
戻って、ポンプロッド19は、パイプ状とされて、キャップ12の中央部に設けた孔12c内に基端が挿入され、スナップリング26によってキャップ12に固定されるとともに、中間部の所定位置にポンプロッド19の内外を連通する車高調整ポート7が開口されている。
そして、この実施の形態における車高調整機能付緩衝器1の場合、供給通路6の途中に絞り弁27が設けられており、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ移動する作動油は必ずこの絞り弁27を通過するように設定されている。この絞り弁27は、具体的には、ポンプロッド19の先端内周に圧入されるプラグ28の中心部に設けられている。なお、プラグ28はポンプロッド19の先端内周に螺着されて設けられるとしてもよい。
さらに、上記キャップ12の孔12cは、同じくキャップ12に内設される通路12dおよびキャップ12の外周に設けた環状溝12e、シリンダ2に環状溝12eに対向するように設けた孔2a、筒体20にジャッキ室Jおよび孔2aに対向するように設けた孔20aを介してジャッキ室Jに連通され、これによって、ジャッキ室Jはポンプ室Pに連通される。つまり、この実施の形態にあっては、ポンプ室Pとジャッキ室Jとを連通する供給通路6は、ポンプロッド19内、孔12c、通路12d、環状溝12eおよび孔2a,20aによって形成されている。
そしてさらに、ポンプロッド19の基端となる図1中上端には、上記した絞り弁27とは別に、中央部に絞り8として機能する孔を備えた弁体40が積層され、この弁体40は、弁体40と孔12cの図1中上面となる底部との間に介装されるバネ41によって、常にポンプロッド19の基端となる図1中上端を閉塞する方向に附勢されている。そして、上記弁体40とバネ41によって逆止弁9が構成され、この逆止弁9は、供給通路6の途中であって車高調整ポート7よりジャッキ室J側に設けられ、また、弁体40に設けられた絞り8によって、供給通路6は常時連通状態に保たれ、絞り8と逆止弁9は供給通路6に並列配置されている。
なお、絞り8と逆止弁9の構成は上記した以外の構成によって供給通路6の途中であって車高調整ポート7よりジャッキ室J側へ並列配置されてもよいが、孔空き逆止弁をポンプロッド19の基端となる図1中上端に設ける構成を採用することで、絞り8と逆止弁9を省スペースかつ少ない部品点数で供給通路6に並列配置することができ、製造コストを低減し車高調整機能付緩衝器1を小型とすることができる。
また、ポンプ室Pは、ピストンロッド10の伸側室R2に対向する側部から開口してピストンロッド10の中空部10aに連通する透孔10cによって、伸側室R2に連通されている。この透孔10cの伸側室R2側の開口端側には、ピストンロッド10の先端にピストン3とともに組み付けられる逆止弁31が設けられており、この逆止弁31は、伸側室R2からポンプ室Pへ向かう作動油の流れのみを許容するようになっている。すなわち、吸込通路5は、本実施の形態の場合、上記透孔10cと逆止弁31とで構成されている。なお、逆止弁31は、詳しくは、ピストンロッド10の先端にピストン3より伸側室R2側に組み付けられる二つのディスク32,33で透孔10cに対向するとともに伸側室R2に孔32aを介して連通されるバルブ室34を形成し、当該バルブ室34内に孔32aを閉塞する方向に附勢される弁体35を収容するようにして構成されている。
なお、ディスク32より下方側には、ロッドガイド11の上端に積層されるクッション36に衝合するディスク37がディスク32と同様にピストンロッド10の先端に組み付けられており、このディスク37は、ディスク32に直接積層されることから、孔32aを閉塞しないように凹部37aが形成されている。
そして、このディスク37を設けることにより、緩衝器本体Dの伸び切り時に、逆止弁31に負荷が作用しないようになっているとともに、孔32aがクッション36によって閉塞されてしまう不具合が無いようになっており、また、孔32aの端部でクッション36を齧ってしまうことが無いようになっている。
このように構成されたポンプ室Pは、上述したところから、緩衝器本体Dが伸長するとその容積を増大させて、吸込通路5を介して伸側室R2内の作動油を吸引し、逆に、緩衝器本体Dが圧縮されると容積が減少して、供給通路6を介してジャッキ室Jへ作動油を供給するようになっている。なお、ポンプ室Pが緩衝器本体Dの伸長時に容積を増大させて高圧となる伸側室R2から作動油を吸い込むように設定されているので、緩衝器本体Dの伸長時に作動油を吸い込めなくなるという事態が生じないようになっており、確実にポンピング作動を行うことができる。
そして、この車高調整ポート7が設けられる位置は、緩衝器本体Dが所定長さ未満では車高調整ポート7がピストンロッド10の中空部10aの内面に対向し、緩衝器本体Dが所定長さ以上では車高調整ポート7が圧側室R1に対向するように設定されている。つまり、緩衝器本体Dが所定長さ未満となる場合には、ポンプロッド19がピストンロッド10の中空部10aに深く挿入されており、ポンプロッド19の車高調整ポート7が設けられる部位がピストンロッド10内に挿入されている状態となって当該車高調整ポート7は中空部10aの内面で閉塞され、緩衝器本体Dが所定長さ以上となる場合には、ポンプロッド19がピストンロッド10の中空部10aに浅く挿入されており、ポンプロッド19の車高調整ポート7が設けられる部位がピストンロッド10から突出して圧側室R1に対向する状態となって当該車高調整ポート7が圧側室R1に連通されるようなるのである。
なお、本実施の形態においては、ピストンロッド10の先端には、中空部10aに嵌合してポンプロッド19の外周に摺接するピストンロッド10の先端の外径より小径なソケット38が取付けられており、車高調整ポート7の開閉はソケット38によって行われることになる。このようにソケット38を用いることで、と、車高調整ポート7の開閉のために車高調整機能付の緩衝器では長尺となりがちなピストンロッド10の先端を通常の緩衝器と同程度に設定することができるとともに、車高調整機能付緩衝器1の重量増加を抑制することが可能となる。
そして、緩衝器本体Dが所定長さ未満となる範囲で伸縮する場合、上記車高調整ポート7が閉塞されている状態であるので、ポンプ室Pは、ポンピング作動によって供給通路6を介してジャッキ室Jへ作動油を供給して、ジャッキ室Jの容積が増大して懸架バネ受4をシリンダ2に対して図1中下方へ押し下げるので、車高調整機能付緩衝器1の全長が長くなり、車高を高くすることができる。また、上記ポンピング作動によってポンプ室Pからジャッキ室Jへ作動油を供給する際には、弁体40がバネ41の附勢力に抗してピストンロッド10の図1中上端となる基端から離脱して供給通路6を大きく開放するので、作動油は抵抗無く供給流路6を通過してジャッキ室Jへ移動することになり、車高を速やかに高くすることが可能となっている。
なお、ジャッキ室Jへ過剰に作動油が供給されてジャッキ室Jの容積が過剰に増大するような事態となる場合には、筒体20およびシリンダ2を貫通するリリーフポート39が設けてあり、このリリーフポート39を介してジャッキ室Jが圧側室R1に連通されてジャッキ室Jから作動油が流出して、懸架バネ受4がハウジング21から抜け出てしまうような事態が生じないようになっている。
そして、本実施の形態の場合、リリーフポート39は、リザーバ室R3に連通されるのではなく、リザーバ室R3より高圧傾向となる圧側室R1へ連通されるので、ジャッキ室Jからリリーフポート39を介して作動油を圧側室R1へ流出させる際に、ポンプ室P内の圧力減少が大きくならずにすみ、車高調整機能付緩衝器1が発生している減衰力が急激に減少してしまうような事態が生じず、自動二輪車の車体姿勢変化が急激となって搭乗者に違和感を抱かせたり、車両における乗心地を損なったりすることが無い。
つづいて、緩衝器本体Dが所定長さ以上となる範囲となる場合、上記車高調整ポート7が圧側室R1に連通されている状態であるので、ジャッキ室Jは供給通路6及び車高調整ポート7を介して圧側室R1へ連通されて、ジャッキ室Jから作動油が圧側室R1へ流出することが可能となり、車体重量の負荷によって懸架バネ受4とハウジング21とが接近し、車高調整ポート7が閉塞される緩衝器本体Dが所定長さ未満となるまでジャッキ室Jが押しつぶされて容積が減少し、車高調整機能付緩衝器1の全長が所定の長さとなるまで短くなり、車高が所定の車高に低くなってその状態に維持される。
このように本実施の形態における車高調整機能付緩衝器1は、従来の車高調整機能付緩衝器と同様に、緩衝器本体Dの伸縮作動によってポンプ室Pの容積を増減させ、ポンピング作動によってジャッキ室Jへ流体を供給して車高調整機能付緩衝器1の全長を所定長さまで長くしてその所定長さを維持することが出来、これによって自動二輪車の車高を所定高さに維持するのである。
そして、車高調整機能付緩衝器1にあっては、供給通路6の途中であって車高調整ポート7よりジャッキ室J側に、絞り8とポンプ室P側からジャッキ室J側へ向かう流れのみを許容する逆止弁9とを並列に設けてあり、車高調整ポート7がジャッキ室Jと圧側室R1を連通させる状態にあっても、ジャッキ室Jから圧側室R1へ向かう作動油は必ず絞り8を通過せざるを得ず、絞り8はジャッキ室Jから圧側室R1へ向かう作動油の流れに抵抗として機能するので、車高調整ポート7の開口断面積を大きくしても、車体がピッチング時などに急激に車高が低下する事態を招来する不具合を生じない。
すなわち、本実施の形態における車高調整機能付緩衝器1にあっては、車高調整ポート7の開口断面積を従来のそれより大きくすることが可能であり、車高調整ポート7の開口断面積を大きく設定することで、車高調整ポート7が供給通路6を圧側室R1に連通する状態において、ポンプ室Pから圧側室R1へ作動油の向かう流れを車高調整ポート7が妨げる事態を防止することができ、ジャッキ室Jへポンプ室Pから作動油を供給すべきでない場合に確実にポンプ室Pから供給される作動油を車高調整ポート7から圧側室R1へ流出させて、車高が所定の車高以上となってしまうという不具合が解消されるのである。
したがって、この車高調整機能付緩衝器1では、車高を所定の車高に確実に維持することが可能となるのである。
また、本実施の形態における車高調整機能付緩衝器1にあっては、シリンダ2とは別体の容器13内にリザーバ室R3を設けるようにしているので、緩衝器本体Dの外径を大型化させず、かつ、車高調整機能付緩衝器1の全長はそのままに有効ストローク長を長く設定することができ、車高調整機能付緩衝器1の車両への搭載性を向上させることが可能となる。
さらに、この実施の形態における車高調整機能付緩衝器1の場合、ベースバルブをシリンダ2とは別体の容器13内に設けているので、車高調整機能付緩衝器1の全長はそのままに有効ストローク長をより一層長く設定することができ、車高調整機能付緩衝器1の搭載性を著しく向上させることが可能となる。
そして、さらに、この実施の形態における車高調整機能付緩衝器1の場合、供給通路6の途中に絞り弁27が設けられており、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ移動する作動油は必ずこの絞り弁27を通過するように設定されているので、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ供給される作動油の流量が、この絞り弁27によって制限され、ジャッキ室Jへ作動油が過剰に供給されてしまう不具合もない。
また、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ供給される作動油の流量が、絞り弁27によって制限され、ジャッキ室Jへ作動油が過剰に供給されてしまうことがないので、ジャッキ室Jの容積増加が急激にすぎることが無くなり、車高が過剰に高くなってしまってから所定の車高へ低下するといった動作が頻繁に繰り返されることが防止され、車高を狙った所定の車高で安定させることが可能となる。
なお、本願発明にあっては、絞り弁27は必ずしも設けずともよいが、上記したところから理解できるように、絞り弁27は、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ供給される流体の流量を制限する機能を発揮し、絞り8は、ジャッキ室Jから圧側室R1へ流出する流体の流量を制限する機能を発揮する。そして、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ供給される流体の流量制限とジャッキ室Jから圧側室R1へ流出する流体の流量制限のそれぞれを異なる絞り8と絞り弁27で行うようにしているため、ピッチング等による車高変化を抑制と過剰に車高が高くなってしまうことの抑制とを両立でき、これら抑制効果のそれぞれを別々に最適とする設定が可能となる。したがって、絞り8および逆止弁9の効果を期待しつつ、ポンプ室Pからジャッキ室Jへ移動する作動油の流量を制限してジャッキ室Jへ作動油が過剰に供給されてしまう不具合を防止するという観点からは、絞り弁27は、供給通路6の途中であって車高調整ポート7よりポンプ室P側に配置されることが望ましい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
また、上記したところでは、車高調整機能付油圧緩衝器1が特に自動二輪車に適用されることを想定しているが、本発明の車高調整機能付緩衝器1は他の車両に適用することも可能であって、上記した作用効果を発揮できることは当然である。
本発明の一実施の形態における車高調整機能付緩衝器の縦断面図である。
符号の説明
1 車高調整機能付緩衝器
2 シリンダ
2a,12c,20a,32a 孔
3 ピストン
3a,3b 通路
4,42 懸架バネ受
4a バネ受本体
4b シート部
5 吸込通路
6 供給通路
7 車高調整ポート
8 絞り
9,15,31 逆止弁
10 ピストンロッド
10a 中空部
10b アイ型ブラケット
10c 透孔
11 ロッドガイド
12 キャップ
12a 取付孔
12b 通孔
12d 通路
12e 環状溝
13 容器
14 仕切部材
14a,14b 通路
16,17,18 リーフバルブ
19 ポンプロッド
20 筒体
21 ハウジング
21a,22 筒部
21b,23 フランジ部
24,25,26 スナップリング
27 絞り弁
28 プラグ
29 フリーピストン
30 管路
32,33,37 ディスク
34 バルブ室
35,40 弁体
36 クッション
37a 凹部
38 ソケット
39 リリーフポート
41 バネ
A 気体室
D 緩衝器本体
J ジャッキ室
L 空間
P ポンプ室
R1 圧側室
R2 伸側室
R3 リザーバ室
S 懸架バネ

Claims (4)

  1. シリンダとシリンダ内を圧側室と伸側室とに区画するピストンとを備えた緩衝器本体と、緩衝器本体の伸縮によって膨張及び収縮されるポンプ室と、シリンダの外周に移動自在に装着した懸架バネ受に対向するジャッキ室と、ポンプ室と伸側室とを連通して伸側室からポンプ室側へ向かう流れのみを許容する吸込通路と、ポンプ室とジャッキ室とを連通する供給通路と、供給通路の途中と圧側室とを連通する車高調整ポートとを備えた車高調整機能付緩衝器において、供給通路の途中であって車高調整ポートよりジャッキ室側に、絞りとポンプ室側からジャッキ室側へ向かう流れのみを許容する逆止弁とを並列に設けたことを特徴とする車高調整機能付緩衝器。
  2. ポンプ室は、先端側がピストンに連結された中空なピストンロッドと、基端がシリンダに連結されてピストンロッド内に摺動自在に挿入されるポンプロッドとで画成されてなることを特徴とする請求項1に記載の車高調整機能付緩衝器。
  3. 逆止弁が弁体に絞りを備えた孔開きの逆止弁とされてなる請求項1または2に記載の車高調整機能付緩衝器。
  4. ポンプロッドがシリンダの端部を閉塞するキャップ部材を介してシリンダに連結され、逆止弁は、ポンプロッドの基端に離着座して供給通路を閉塞する弁体と、キャップとポンプロッドの基端との間に介装されて弁体をポンプロッドの基端へ向けて附勢する附勢手段とを備えてなる請求項3に記載の車高調整機能付緩衝器。
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