JP2008128326A - 空気弁固定構造 - Google Patents

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藤 晋 吾 佐
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Abstract

【課題】配管途中の空気弁が設けられた部分におけるパイプ周方向の傾動ないし回転を止めて空気弁の動作不良を防止するための空気弁固定構造を提供すること。
【解決手段】本発明による空気弁固定構造は、プラスチック製配管の途中の設けられた空気弁の傾動ないし転倒を防止するための空気弁固定構造であって、プラスチック製配管本体と、プラスチック製配管本体を支持するための支持躯体と、前記プラスチック製配管本体の途中に設けられた、空気弁を接続するための逆T字状の分岐継手部と、前記分岐継手部に接続された空気弁とを有し、前記空気弁本体および(または)分岐継手部と前記支持躯体とを連結固定して、配管の周方向への回転にともなう空気弁の傾動ないし転倒を防止する空気弁固定部材が設けられてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック製配管の固定技術に関し、特に、プラスチック製配管の途中の設けられた空気弁の傾動ないし転倒を効果的に防止するための空気弁固定構造に関するものである。
ポリエチレン等のポリオレフィン系プラスチック管は、軽量で可撓性を有するとともに耐腐食性および耐久性にもすぐれていることから、上水道、中水道および下水道などの送水用配管、農業用水配管、消火栓配管、薬液輸送用配管、海底用配管、海水取水管、給湯配管、橋梁添架管、吊り配管、山岳配管など、多様な用途において近年広く用いられている(たとえば、特許文献1参照)。
高密度ポリエチレン(HDPE)製パイプや架橋ポリエチレン管は、耐摩耗性や耐食性等の機械的、化学的性質にすぐれていることから上述した多くの用途に利用されているが、同時にこれらポリエチレン材料は他の配管材料に較べて可撓性にすぐれるとともに熱膨張率が比較的大きいという物理的性質を有している。したがって、配管が一定の長さになると、配管が設置されている環境の温度変化に応じて配管が伸長および収縮する現象が顕在化する。
よって、プラスチック製配管の施工に際しては、上述した配管の伸縮にともなう変形や配管の蛇行を防止するために、一定の長さ毎に配管を支持躯体に固定したり、あるいは橋梁等の躯体の伸縮に対して配管がスライド可能な方法で支持することが一般に行われている。
ところで、上水道や下水道用の配管においては、配管の途中の一定区間毎に、配管中の空気を排出するための空気弁が設けられている。このような空気弁は、配管中に流入する水によりフロートを浮遊させて弁を開閉させて空気の排出が行えるように構成されている。このような空気弁が設けられたプラスチック製配管の設置に際しては、従来、上記のように、配管の本体を一定区間毎に固定する支持躯体に固定することが行われている。従来においては、このような配管の一定区間毎の固定で十分であるとみなされていた。しかしながら、本発明者らの知見によれば、熱膨張等に起因する配管の微細な伸縮にともなって、配管本体自体がパイプの長手方向のみならず、パイプの周方向においてもわずかに傾動ないし回転する現象がみられ、この傾動・回転によって配管途中に設けられた空気弁が傾いたり、著しい場合は空気弁が転倒するという問題が見いだされた。そして、このような空気弁の傾動が生じると、空気弁内部のフロートが正常に機能することができなくなり、空気弁の動作不良をもたらす。
特開2005−155787号公報
本発明は、上述した従来技術にともなう問題点に鑑みてなされたものであり、配管途中の空気弁が設けられた部分におけるパイプ周方向の傾動ないし回転を止めて空気弁の動作不良を防止するための空気弁固定構造を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明による空気弁固定構造は、プラスチック製配管の途中の設けられた空気弁の傾動ないし転倒を防止するための空気弁固定構造であって、プラスチック製配管本体と、プラスチック製配管本体を支持するための支持躯体と、前記プラスチック製配管本体の途中に設けられた、空気弁を接続するための逆T字状の分岐継手部と、前記分岐継手部に接続された空気弁とを有し、前記空気弁本体および(または)分岐継手部と前記支持躯体とを連結固定して、配管の周方向への回転にともなう空気弁の傾動ないし転倒を防止する空気弁固定部材が設けられてなることを特徴とするものである。
本発明の好ましい態様においては、上記配管の軸方向に対する平行移動を可能とし、かつ、配管の周方向への傾動不能となるように、前記空気弁本体および(または)分岐継手部が前記支持躯体に連結固定されていてもよい。
さらに、本発明の他の好ましい態様においては、配管の軸方向に対する平行移動と周方向への傾動の双方が不能となるように、前記空気弁本体および(または)分岐継手部が前記支持躯体に連結固定されていてもよい。
さらにまた、本発明の好ましい態様においては、上記プラスチック製配管はポリエチレンパイプで構成されていてもよい。
本発明の空気弁固定構造は、上述した構成からなるので、プラスチック製配管の途中の設けられた空気弁の傾動ないし転倒を効果的に防止することができる。
上述したように、本発明による本発明による空気弁固定構造は、プラスチック製配管の途中の設けられた空気弁の傾動ないし転倒を防止するための空気弁固定構造であって、プラスチック製配管本体と、プラスチック製配管本体を支持するための支持躯体と、前記プラスチック製配管本体の途中に設けられた、空気弁を接続するための逆T字状の分岐継手部と、前記分岐継手部に接続された空気弁とを有し、前記空気弁本体および(または)分岐継手部と前記支持躯体とを連結固定して、配管の周方向への回転にともなう空気弁の傾動ないし転倒を防止する空気弁固定部材が設けられてなることを特徴とするものである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい態様について説明する。
図1〜図3は、上水道用パイプラインにおける空気弁設置部分の固定構造を示す具体例であり、橋梁に添架するかたちで固定される場合の一例を示すものである。図1は、その平面図であり、図2は、図1の態様を空気弁上部から見た図であり、図3は、図1の態様を配管軸方向から見た図である。
図1の平面図に示すように、本実施態様においては、配管本体1の中央部に逆T字状の分岐継手部2に空気弁3が接続されている。この例の場合においては、図1〜図3に示すように、空気弁3の配管への接続部にT字状の固定プレート4がボルト・ナットによって共締めされて、支持躯体5にケミカルアンカー等のアンカーボルト6によって固定されている。なお、この例においては、T字状の固定プレート4の共締め部の開口は長穴となっており、これにより、固定する際の微調整が容易となる。あるいは、長穴の幅でスライドが可能なように固定することによって、配管の伸縮に応じて軸方向に空気弁がスライドできるように設置することもできる。また、分岐継手部2の底部には、空気弁部の支持をより確実に行うためのL字板からなる支持金具7が設置されている。上記のような空気弁固定構造を採用することによって、配管の周方向の回転や傾動にともなう空気弁の傾動・転倒を効果的に阻止することができる。
図4および図5に示す例は、上水道用パイプラインを橋梁添架する場合の別の例における空気弁設置部分の固定構造を示す具体例である。図4は、その平面図であり、図5は、図4の態様を配管軸方向から見た図である。
図4および図5に示す実施態様においては、逆T字状の分岐継手部2の空気弁3を接続する継手下部をU字ボルト10によって把持し、固定プレート11を介して支持躯体5にケミカルアンカー等のアンカーボルト6によって固定されている。この場合においても、上述した図1および図3に示すような支持金具7を同様に設けてもよい。
図6および図7に示す例は、下水道用パイプラインを橋梁添架する場合の例における空気弁設置部分の固定構造を示す具体例である。図6は、その平面図であり、図7は、図6の態様を空気弁上部から見た図である。
図6および図7に示す実施態様においては、逆T字状の分岐継手部2の空気弁3を接続する継手下部にスライドプレート12を固定し、このスライドプレート12を支持部材13の上に載置するように構成されている。支持部材13は支持躯体5にケミカルアンカー等のアンカーボルト6によってしっかりと固定されている。一方、スライドプレート12とともに固定されている空気弁3は、支持部材13上を配管1の軸方向にスライド可能に保持されているので、プラスチック製配管本体1の伸縮に応じて平行移動させることができるので、空気弁3の傾動防止とともに、配管伸縮および橋梁等の躯体の伸縮にも追従させることが可能となる。したがって、この態様の固定構造は、特に温度変化の大きい地区に設置する場合に好適である。
図8および図9に示す例は、下水道用パイプラインを橋梁添架する場合の別の例における空気弁設置部分の固定構造を示すものである。図8は、その平面であり、図9は、図8の態様を配管軸方向から見た図である。
図8および図9に示す実施態様においては、逆T字状の分岐継手部2が台座付き分岐鋼管からなる。すなわち、空気弁3が接続された継手が鋼管からなり、継手の下部には、台座15が固定されている。したがって、この台座15を支持部材14に固定することによって、空気弁設置部分がしっかりと支持部材14に固定されて、傾動の発生を効果的に防止することができる。また、この場合も、支持部材14は、支持躯体5にケミカルアンカー等のアンカーボルト6によってしっかりと固定されている。
上記の実施態様において説明したように、本発明においては、配管の軸方向に対する平行移動を可能とし、かつ、配管の周方向への傾動不能となるように、前記空気弁本体および(または)分岐継手部が前記支持躯体に連結固定されていてもよいが、用途や設置する地区の特性に応じて、配管の軸方向に対する平行移動と周方向への傾動の双方が不能となるように、前記空気弁本体および(または)分岐継手部が前記支持躯体に連結固定されていてもよい。
さらにまた、本発明の好ましい態様においては、上記プラスチック製配管はポリエチレンパイプで構成されていてもよい。
本発明の空気弁固定構造の一実施態様を示す平面図。 図1の態様を空気弁上部から見た図。 図1の態様を配管軸方向から見た図。 本発明の他の態様に係る空気弁固定構造を示す平面図。 図4の態様を配管軸方向から見た図。 本発明の他の態様に係る空気弁固定構造を示す平面図。 図6の態様を空気弁上部から見た図。 本発明の他の態様に係る空気弁固定構造を示す平面図。 図8の態様を配管軸方向から見た図。
符号の説明
1 プラスチック製配管
2 分岐継手部
3 空気弁
4 固定プレート
5 支持躯体
6 アンカーボルト
7 支持金具
10 U字ボルト
11 固定プレート
12 スライドプレート
13 支持部材
14 支持部材
15 台座

Claims (4)

  1. プラスチック製配管の途中の設けられた空気弁の傾動ないし転倒を防止するための空気弁固定構造であって、
    プラスチック製配管本体と、
    プラスチック製配管本体を支持するための支持躯体と、
    前記プラスチック製配管本体の途中に設けられた、空気弁を接続するための逆T字状の分岐継手部と、
    前記分岐継手部に接続された空気弁とを有し、
    前記空気弁本体および(または)分岐継手部と前記支持躯体とを連結固定して、配管の周方向への回転にともなう空気弁の傾動ないし転倒を防止する空気弁固定部材が設けられてなることを特徴とする、空気弁固定構造。
  2. 配管の軸方向に対する平行移動を可能とし、かつ、配管の周方向への傾動不能となるように、前記空気弁本体および(または)分岐継手部が前記支持躯体に連結固定されている、請求項1に記載の空気弁固定構造。
  3. 配管の軸方向に対する平行移動と周方向への傾動の双方が不能となるように、前記空気弁本体および(または)分岐継手部が前記支持躯体に連結固定されている、請求項1に記載の空気弁固定構造。
  4. 前記プラスチック製配管がポリエチレンパイプである、請求項1に記載の空気弁固定構造。
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