JPH03223591A - 給湯・給水用配管路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業−Ｆの利用分野〉 本発明は鞘管ヘッダー工法によって施工する給湯・給水
用配管路に関するものである。

〈従来の技術〉 建物内の各所に給湯または給水を行う場合、従来におい
ては、第６図に示すように、給湯または給水幹管３０′
を延設し、該幹管３０′の途中に枝管３１′、・・・を
分岐接続し、これらの各枝管３１′、・・・を上記の各
所に引込む、所謂、分岐工法を用いている。

しか１〜ながら、かがる配管路においては、上記の各所
での吐出を同時に行うと、幹管遠端側に至るほど吐出量
が少なくなり、均等吐出を行い難く、分岐枝管数の多い
ホテル、ビル、あるいは集団住宅の場合、特に問題があ
る。

かかる不利を解消するために、第５図に示すように、給
湯器、または給水槽の近傍に給湯へ・７ダーまたは給水
ヘッダー１′を設け、このヘッダーから上記の各給湯ま
たは給水使用箇所に枝管３１゛、・・・を延設し、給湯
または給水源から各所に直接、給湯または給水を行う、
所謂ヘッダー工法が提案されている。この場合、配管３
″、・・・の更新作業の容易性等を勘案して、建物の横
築の際に予め鞘管２′、・・・を配設し、後日、これら
の鞘管２′、・・・に給湯管または給水管３′、・・・
を通管する鞘管工法が用いられている。

く解決しようとする課題〉 ところで、給湯または給水配管においては、吐出停止を
急速に行うと、その時の衝撃によって配管が振動する、
所謂、ウォターハンマー現象の発生が避けられない、而
るに、上記した分岐法においては、配管途中の多数箇所
が床面または壁面に固定されており、配管を伝播する振
動波がこれらの固定点で反射されるので、配管路の近端
側（給湯源または給水源（！１！Ｉ）への振動波の到来
は軽度である。しかしながら、上記鞘管ヘッダー工法に
よる給湯・給水配管路においては、給湯管または給水管
が鞘管内にルーズに収容されており、固定されていない
ので、上記振動波が給湯または給水ヘッダーに到来し易
く、かかる振動波の到来下では、給湯または給水ヘッダ
ーと給湯または給水管との接続部に衝撃力が作用して、
水漏れが発生し易い。

また、給湯管においては、吐出時に加熱水の流通によっ
て加熱され、熱伸長を生じ、上記接続部に熱応力が作用
するので、この熱応力によっても水漏れが惹起され易い
。

本発明の目、的は、」１記鞘管へッダーエ法にまつる給
湯・給水配管路において、上記つオターハンマー現象並
びに熱伸縮現象に起因して、ヘッダーと給湯管または給
水管との接続部に作用する反力を緩和、軽減し、その接
続部での水漏れ事故を排除して配管路の１３頼性を高め
ることにある。

く課題を解決するための手段〉 本発明に係る給湯・給水用配管路は、鞘管内に通管した
給湯管または給水管を給湯または給水ヘッダーに、該ヘ
ッダーの片側のみにおいて接続し、当該ヘッダーを、上
記管の管軸方向に摺動自在に支持したことを特徴とする
構成である。

く作用〉 かかる構成のために、給湯または給水へ・ソダーに片側
のみからウォターハンマー振動波が到来し、この振動波
のためにヘッダーが摺動する結果、反力をその摺動摩擦
力相当の小さなものに抑制し得、ヘッダーと給湯管また
は給水管との接続部に作用する応力を緩和、軽減できる
。

給湯管または給水管の熱伸縮に拌う熱応力についても、
」−記と同様に緩和、軽減できる。

〈実施例の説明〉 以下、図面により本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す説明図である。

第１図において、１は給湯または給水ヘッダーであり、
一端１１を給湯器・給水槽に可撓継手等を介して連通し
、他端１２は開基しである。１３．・・・はヘッダーに
設けた継手部である。２．・・−は鞘管であり、建物の
建築時に配設し、耐圧潰変形性、可視性並びに耐腐食性
に優れた波付はプラスチック管を用いることができる。

これらの鞘管の配管パターンは、建物内の水栓位置、ヘ
ッダーがら水栓位置に至るまでの建屋構造、例えば階段
、エレベータ、排水路等によって相異するが、ヘッダー
近傍の端部は、全てヘッダー片側にのみ存在させ、かつ
互いに平行としである。３．・・−は鞘管２．・・・内
に通管した給湯管または排水管であり、ヘッダー１の継
手口１３．・・−に接続しである。この給湯管または給
水管３には、ポリエチレン管、架橋ポリエチレン管、ボ
リブデン管等を用いることができる。

４、・・・は給湯管または給水管端末に取付けた水栓で
ある。

上記ヘッダー１は、給湯管または給水管端部２０の管軸
方向に摺動自在に支持プレートまたは壁面等に支持しで
ある０例えば、第２図に示すように、ヘッダー１に摺動
ロッド１４を取着し、摺動講１５を有するアダプター１
６のその摺動講１５に上記摺動ロッド１４を摺動自在に
結合し、アダプター１６を壁面または支持台等に固定し
である。

上記給湯・給水配管路において、水栓４を急速に閉栓す
ると衝撃が発生し、振動波が給湯管または給水管３を伝
播して、ヘッダー１に到来する。

しかしながら、ヘッダー近傍においては、全給湯管また
は給水管３の方向を同一の向きとし、かつその向きをヘ
ッダー１の摺動方向Ａと一致させであるから、ヘッダー
１に振動波が到来すれば、ヘッダー１が振動波の伝播方
向に摺動し、反力の発生をヘッダー１の摺動摩擦力程度
に緩和・軽減できる。従って、ウォターハンマー現象下
でのヘッダーと給湯管（または給水管）との接続部に作
用する応力を充分に小さくでき、その接続部での水漏れ
をよく防止できる。

上記において、給湯配管の場合、給湯管としてのプラス
チック管の線１Ｉ５ｊ張係数が１〜３　Ｘ　１０−’／
℃であり、ｌＯｍの配管長さにおける５０”Ｃの温度変
化での伸縮量は約２０ｍｍとなり、かなり大である。こ
の熱伸縮は、鞘管曲り部での曲げ変形以外に、ヘッダー
の摺動によっても吸収され、従って、給湯管とヘッダー
との接続部に作用する熱応力を小さくでき、熱応力に対
してもその接続部の水漏れを防止できる。

上記ヘッダー１と給湯管（または給水管）３との接続作
業並びにヘッダー１の支持作業の手順については、ヘッ
ダー１の継手部１３と給湯管３とを接続したのち、ヘッ
ダー１の摺動ロッド１４にアダプター１６を摺動自在に
結合し、次いでアダプター１６を壁面等に固定すること
が好ましく、かくすれば、ヘッダーｌとアダプター１６
間のスライド調節並ひにアダプター１６の固定位置の調
節等により、接続部に無理な力がかかるのを回避できる
この場合、第３図に示すように、摺動ロッド１４をヘッ
ダー１の軸方向Ｂに摺動自在としておけば、−層有利で
ある。

」二足において、給湯管または給水管の本数が多くなれ
ば、ヘッダーを直列に接合して使用ずればよい。摺動ロ
ッドにはネジ突子を設け、この突子をヘッダーに螺結す
ることもできる。また、ヘッダーにおける継手接続部の
筒数が多くなってヘッダーの長さが長くなる場合、第４
図に示すように、ヘッダー１を２箇所以上において摺動
自在にすることが望ましい。

〈発明の効果〉 本発明に係る給湯・給水用配管路は、上述した通りの構
成であり、鞘管がらの給湯管または給水管をヘッダーの
片側のみがらヘッダーに接続しているから、水栓の急激
な開栓によって発生した振動波が給湯管または給水管を
伝ってヘッダーに到来しても、ヘッドの摺動のために生
方の発生が殆どなく、ヘッダーと給湯管または給水管と
の接続部に衝撃応力が発生するのを抑制し１％、つオタ
ーハンマーによるその接続部の損傷をよく１すｊ止でき
る。また、給湯管の熱伸縮をへ・フダーの摺動（こよっ
て吸収でき、熱応力による接続部の損傷をｌ男止できる
。面して、鞘管ヘッダー工法における配管の接続箇所は
、ヘッダー側と水栓側の２箇所のみであり、水栓側の接
続部は水栓ボックスの使用により充分に保全できるから
、ヘッダー側接続部の」二記安全性と合い挨って、鞘管
ヘッダー工法によりイム頼性の高い給湯・給水用配管を
施工できる。

更に、ヘッダーと給湯管または給水管との接続部に無理
な力を加えることなく、ヘッダーを壁面等に収着でき、
ヘッダーと給湯管または給水管とのやり取りの煩雑さが
ないので、その間の接続も容易に行い得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図、第３
図並びに第４図はそれぞれ本発明において使用するヘッ
ダーの摺動構造を示す説明図、第５図は従来の鞘管ヘッ
ダー工法を示す説明図、第６図は従来の分岐工法を示す
説明図である。 １・・・ヘッダー、２・・・鞘管、３・・・給湯管また
は給水管

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鞘管内に通管した給湯管または給水管を給湯または給水
   ヘッダーに、該ヘッダーの片側のみにおいて接続し、当
   該ヘッダーを、上記管の管軸方向に摺動自在に支持した
   ことを特徴とする給湯・給水用配管路。