JP2008127128A - 検査方法及び検査装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移送手段13は複数の被検査品11を一定間隔で保持する支持部材12を載置する載置部16を備え、モータ15により駆動される。検査手段14は載置部16上に載置されて支持部材12と共に一定速度で移動する被検査品11を順次検査する。モータ15は、載置部16が支持部材搬入部17と対応する位置で停止した状態から移送手段13の駆動を開始して、支持部材12が検査手段14の検査領域に到達するまでに支持部材12が予め設定された所定速度に達するとともにその所定速度で検査領域を通過し、その後、支持部材12が支持部材取り出し部18と対応する状態で停止するように、制御装置20により制御される。検査手段14による検査時に不良品が存在した場合、制御装置20がその不良品を特定する。
【選択図】図1
Description
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、検査装置10は、複数の被検査品11を一定間隔で保持する支持部材12を移送する移送手段13と、一定速度で移動する支持部材12上の被検査品11の良否を検査する検査手段14とを備えている。
検査装置10の運転に先立って、使用する支持部材12に対応した隣接する被検査品11が回転軸15aの中心と成す角度θと、所定速度(回転軸15aの所定回転速度)とが入力装置23により入力される。角度θが入力されると、CPU21は、入力された角度θの値と回転軸15aの所定回転速度とから、検査手段14に出力するパルス信号の出力間隔時間を演算し、その値をRAM24に記憶する。また、移送手段13は、一方の載置部16が支持部材搬入部17と対応する位置で停止しており、複数の被検査品11を保持した支持部材12が載置部16上に載置される。その状態で運転スイッチが起動操作されると、検査装置10の運転が開始される。
(1)検査装置10は、複数の被検査品11を一定間隔で保持する支持部材12を載置する載置部16を備えるとともにモータ15により駆動され、載置部16が循環移動可能な移送手段13と、載置部16上に載置されて移動する支持部材12に一定間隔で保持された被検査品11を順次検査する検査手段14とを備えている。制御装置20は、載置部16が支持部材搬入部17と対応する位置で停止した状態から駆動を開始して、支持部材12が検査手段14の検査領域に到達するまでに支持部材12が所定速度に達するとともにその所定速度で検査領域を通過し、その後、支持部材12が支持部材取り出し部18と対応する状態で停止するようにモータ15を制御する。したがって、被検査品11の検査は被検査品11が一定速度で移動している間に行われるため、検査を高精度でおこなうことができる。また、従来装置のように一定間隔で被検査品を移動させる構成において、加速中や減速中に被検査品の検査が行われないように全体の移動速度を遅くした場合に比較して、全体としての検査時間は短くなる。
の構成が簡単になる。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図4(a),(b)にしたがって説明する。この第2の実施形態は、移送手段の構成が第1の実施形態と大きく異なっている。第1の実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
(8)移送手段31がベルトコンベアで構成されているため、支持部材搬入部17及び支持部材取り出し部18を移送手段31の同じ側に設けることができ、前工程から支持部材12を移送してくる移送手段と、後工程に支持部材12を移送する移送手段とを検査装置10に連結するためのスペースの確保が容易になる。
○ 第1の実施形態のように移送手段13を円盤状に形成するとともに、2個の載置部16を回転軸15aに対して点対称の位置に形成した場合、図5に示すように、2個の検査手段14を回転軸15aに対して点対称の位置に配設する。そして、支持部材搬入部17及び支持部材取り出し部18に代えて、支持部材搬入搬出部36を設ける。この場合、モータ15の制御及び検査手段14による被検査品11の検査は第1の実施形態と同様に行われるが、検査手段14が2箇所に設けられて同時に被検査品11の検査が行われるため、検査装置の稼働率が高くなる。支持部材12を載置部16上から取り出した後、検査を必要とする被検査品11を保持した支持部材12を直ぐに載置部16上に載置する必要があるため、支持部材12の取り出し及び載置(搬出及び搬入)の作業に多少時間がかかるが、トータル時間では1個当たりの被検査品11の検査に必要な時間を短くできる。
○ 第1の実施形態において、入力装置23で入力された角度θと、移送手段13の所定速度に基づいて、CPU21から検査手段14の検出時期を指令するパルス信号の出力間隔を演算したが、支持部材12として被検査品11の保持間隔が同じものしか使用しない専用機の場合、角度θの入力を不要としてもよい。また、所定速度も変更不能な構成としてもよい。この場合、前記パルス信号の出力時期は一義的に決まるため、CPU21が演算する必要がない。
○ モータ15,35はPM型モータに限らず、例えば、誘導形サーボモータであってもよい。
・ 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記制御手段は、前記載置部に載置された前記支持部材が前記検査領域に到達したことを、前記モータの制御に必要な前記モータの回転軸の回転位置や回転速度を検出するセンサの検出信号を利用して確認する。
Claims (5)
- 複数の被検査品を一定間隔で保持する支持部材を停止中の移送手段上の予め設定された位置に載置した後、前記移送手段を駆動して前記支持部材を一定速度で移動させ、前記支持部材の一定速度の移動中に前記支持部材に保持された複数の被検査品を所定位置に設けられた検査手段で検査し、不良品が存在する場合その被検査品を特定し、前記支持部材上に搭載された全ての被検査品の検査が終了した後、前記移送手段を減速させるとともに前記支持部材の取り出し位置で停止させ、前記支持部材を被検査品と共に取り出すことを特徴とする検査方法。
- 複数の被検査品を一定間隔で保持する支持部材を載置する載置部を備えるとともにモータにより駆動され、前記載置部が循環移動可能な移送手段と、
前記載置部の移動経路と対向する所定位置に設けられ、前記載置部上に載置されて移動する支持部材に一定間隔で保持された被検査品を順次検査する検査手段と、
前記被検査品を保持した支持部材を前記載置部に載置するための支持部材搬入部と、
前記検査手段による検査が終了した後の被検査品を保持した支持部材を載置部から取り出すための支持部材取り出し部と、
前記載置部が前記支持部材搬入部と対応する位置で停止した状態から前記移送手段の駆動を開始して、前記支持部材が前記検査手段の検査領域に到達するまでに前記支持部材が予め設定された所定速度に達するとともにその所定速度で前記検査領域を通過し、その後、前記支持部材が前記支持部材取り出し部と対応する状態で停止するように前記モータを制御する制御手段と、
前記検査手段による検査時に不良品が存在した場合その不良品を特定する不良品特定手段と
を備えた検査装置。 - 前記移送手段は、回転軸に一体回転可能に支持されるとともに上面に前記載置部が設けられた円盤であり、前記制御手段は前記載置部上に載置された支持部材に保持された先頭の被検査品が前記検査領域にさしかかる時点から、各被検査品の間隔に対応する所定時間間隔でパルス信号を出力し、前記検査手段はそのパルス信号に基づいて前記被検査品の検査を行う請求項2に記載の検査装置。
- 前記不良品特定手段は、前記パルス信号をカウントし、パルス信号のカウント値と前記被検査品とを対応づけて不良品を特定する請求項3に記載の検査装置。
- 前記円盤上には2つの載置部が前記回転軸に対して点対称の位置に設けられており、前記支持部材搬入部及び前記支持部材取り出し部は、前記円盤の外側において前記回転軸に対して点対称の位置に設けられている請求項3又は請求項4に記載の検査装置。
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2006
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