JP2002068681A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2002068681A
JP2002068681A JP2000257634A JP2000257634A JP2002068681A JP 2002068681 A JP2002068681 A JP 2002068681A JP 2000257634 A JP2000257634 A JP 2000257634A JP 2000257634 A JP2000257634 A JP 2000257634A JP 2002068681 A JP2002068681 A JP 2002068681A
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JP
Japan
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screw shaft
rotation speed
motor
tray
support
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JP2000257634A
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English (en)
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Masanori Morioka
政則 森岡
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Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易且つ安価な構成で停止位置精度の高い搬送
装置を提供する。 【解決手段】モータ16でねじ軸12が回転させられる
と、支持体30が移動させられると共に、ねじ軸12に
固定されたチョッパ22に備えられた切欠24を検出し
た光電スイッチ26から検出信号が逐次発生させられ、
その発生回数に基づいてねじ軸12の累積回転数が逐次
算出される。そして、第1設定値以上の値にねじ軸累積
回転数が至るまでは第1回転速度に、それ以降はそれよ
りも低い第2回転速度にそれぞれモータ16の回転速度
が設定され、更に、その累積回転数が第2設定値に一致
するとモータ16が停止させられる。そのため、減速が
必要となる一定の累積回転数までは高速で移動させられ
ることから所要時間が短縮されると共に、支持体30が
設定距離sだけ移動したときにはモータ16が低い第2
回転速度に設定されていることから、トレイ10を所望
の位置に高精度で停止させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを一方向に
沿って設定距離単位で間歇的に搬送するための搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークを支持するためのワーク支持体が
ねじ軸に螺嵌され、そのねじ軸を軸心回りにモータで回
転させることにより、そのワーク支持体を予め定められ
た設定距離単位で間歇的に移動させ、延いてはワークを
間歇的に搬送する形式の搬送装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5は、このような搬
送装置の構成例である。複数箇所に定められたワーク支
持体40の停止位置毎に光電スイッチ等から成る停止位
置センサ42が配置されており、そのセンサ42により
ワーク支持体40が検出されたときに制御装置44によ
りモータ46の回転が停止させられることにより、ワー
ク支持体40が間歇的に搬送される。このような構成で
は、デジタル入出力で制御可能なスピード・コントロー
ル・モータ(インダクション・モータ)等を用い得るた
め、汎用の安価な制御装置を用いて搬送装置全体を安価
に構成し得る。しかしながら、この搬送装置では、セン
サ42が停止位置数だけ必要になると共に、停止位置を
変更しようとするとその配置変更に多大な手間を要す
る。しかも、センサ42で検出してから実際に停止する
までのワーク支持体40の移動距離を短くして高い停止
位置精度を得ようとすると、目的の位置精度に応じた低
速度でワーク支持体40を搬送する必要があるため、要
求位置精度が高くなるほど搬送および位置決め時間が長
くなる問題もある。なお、モータ46の回転速度を切換
可能にすると共に停止位置の手前に減速位置センサを設
けて、それに検出されるまでは高速でそれ以降は低速で
ワーク支持体40を搬送する場合には、搬送および位置
決め時間を短縮し得るが、センサ42の必要個数が倍増
すると共に、停止位置の変更に一層手間を要することに
なる。
【0004】そのため、一般に、高速にワーク支持体4
0を移動させ且つ高精度に位置決めすることが要求され
る場合には、ねじ軸48を回転させるためのモータ46
としてステッピング・モータやサーボ・モータ等が用い
られる。このようなモータ46が用いられた搬送装置で
は、モータ側でワーク支持体40の位置を正確に把握で
きるため、停止位置毎にセンサ42を設けなくとも高い
位置精度が得られる。しかしながら、これらのモータ4
6の制御には、シーケンサ等のコントローラ側でパルス
出力を発生させる必要があるため、制御装置44を含む
搬送装置全体が高価になる問題がある。
【0005】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、簡易且つ安価な構成で停
止位置精度の高い搬送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、ワークを一方向に沿
って予め定められた設定距離単位で間歇的に移動させる
ための搬送装置であって、(a) 前記ワークを支持するた
めのワーク支持体と、(b) 前記設定距離の整数分の1の
ピッチでねじ山を備えて軸心回りの回転可能に支持さ
れ、その回転に伴ってその軸心方向に沿って移動させら
れるように前記ワーク支持体が螺嵌されたねじ軸と、
(c) 前記ねじ軸をその軸心回りに回転させるためのモー
タと、(d) 周方向の一部に被検出部を備えて前記ねじ軸
に同期して回転させられる回転体と、(e) 前記被検出部
が予め定められた所定位置を通過する毎に検出信号を発
生させるセンサと、(f) ワーク支持体の一回の移動毎
に、前記検出信号の発生回数に基づいて前記ねじ軸の累
積回転数を逐次算出すると共に、その累積回転数と前記
ピッチとの積が前記設定距離よりも所定値だけ小さい値
以上になるまでは前記モータの回転速度を所定の搬送回
転速度に維持し、それ以降はその回転速度をその搬送回
転速度よりも低下させる制御装置とを、含むことにあ
る。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、モータでねじ軸が回
転させられることにより、それに螺嵌されたワーク支持
体が一方向に沿って移動させられるが、このとき、その
ねじ軸の回転に同期して回転体が回転させられると、そ
の周方向の一部に備えられた被検出部を検出したセンサ
から検出信号が逐次発生させられ、その発生回数に基づ
いてねじ軸の累積回転数が制御装置によって逐次算出さ
れる。ねじ軸の累積回転数は、それに同期して回転させ
られる回転体の回転速度およびそれに設けられている被
検出部の個数に応じて検出信号の発生回数から一義的に
定められることから、予め設定され或いは検出されたそ
れらの情報から制御装置によって一回の移動毎のその累
積回転数を容易に算出し得るのである。このようにして
算出された累積回転数に基づき、その制御装置によっ
て、その累積回転数と前記ピッチとの積が設定距離より
も所定値だけ小さい値以上になるまでは搬送回転速度
に、それ以降はそれよりも低い値にそれぞれモータの回
転速度が設定される。そのため、累積回転数とピッチと
の積が一定の値以上になるまではワーク支持体が高速で
移動させられることから、常に低速で搬送される場合に
比較して所要時間が短縮されると共に、その積が一定の
値以上になった後はワーク支持体が低速で移動させられ
ることから、ワーク支持体が設定距離だけ移動したとき
に直ちにモータの回転を停止させてワークを所望の位置
に高精度で停止させ得る。このとき、ねじ軸のネジ山の
ピッチが設定距離の整数分の1に設定されていることか
ら、その設定距離は累積回転数の整数倍になるため、そ
の累積回転数に基づいて制御することにより容易に位置
決めを為し得る。なお、本願において「累積回転数」
は、ワーク支持体の1回の移動毎に零から起算される累
積値をいう。
【0008】因みに、従来用いられていたステッピング
・モータやサーボ・モータは、モータの累積回転数を1
回転よりも小さい極めて微小な回転量単位で検出し、且
つその停止位置を制御する機能を有する。そのため、上
述したようなねじ軸のピッチの整数倍程度の粗い距離単
位でワークを搬送しようとする場合には、そのような微
小送りが可能なモータは過剰品質であり、コスト面を含
む設備の最適化の妨げとなっていた。このような一回の
搬送距離が大きなワーク搬送では、軸累積回転数を検出
してそれに基づいて制御すれば足りるため、前記のよう
な軸累積回転数を外部から検出する簡易な構成が適切と
なるのである。
【0009】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記制御装置
は、前記累積回転数と前記ピッチとの積が前記設定距離
より所定値だけ小さい値以上になった後は、前記回転速
度を前記搬送回転速度よりも低く且つ前記モータの停止
指示後の前記ワーク支持体の移動距離が所望の停止位置
精度よりも小さい値となる位置決め回転速度に設定する
ものである。このようにすれば、位置決め回転速度でモ
ータが回転させられている間は、ワーク支持体を実質的
に瞬時に停止させ得るため、モータの回転速度を高速で
搬送するための搬送回転速度と、高精度で位置決めする
ための位置決め回転速度との2速度間で切り換え制御す
ることにより、容易に高速搬送および高精度位置決めを
為し得る。したがって、モータの回転速度が、高速で搬
送する搬送回転速度から零に向かって連続的に低下する
ように制御する場合に比較して、その制御が簡単になる
利点がある。
【0010】また、好適には、前記制御装置は、且つ前
記累積回転数と前記ピッチとの積が前記設定距離に一致
したときに前記モータを停止させるものである。このよ
うにすれば、ねじ軸のピッチは設定距離の整数分の1に
設定されていることから、そのねじ軸の累積回転数とピ
ッチとの積は、一定の累積回転数のときに設定距離に一
致する。そして、前述したようにその設定距離にワーク
支持体が至る前にモータの回転速度が低下させられるた
め、高速で搬送しつつ、停止時のワーク支持体の過剰な
移動を抑制して、高精度で位置決めし得る。
【0011】また、好適には、前記被検出部は、前記回
転体の軸心方向に光を透過させる穴または切欠である。
このようにすれば、回転体の軸心方向における両側に光
電スイッチ等の光センサの発光部および受光部をそれぞ
れ設けることにより、その光の遮光および透過に基づい
て回転体の累積回転数延いてはねじ軸の累積回転数を検
出することができる。
【0012】また、好適には、前記回転体は、前記ねじ
軸と同じ速度で回転するものであり、前記被検出部は、
前記回転体の周方向における1箇所に設けられる。この
ようにすれば、1回の検出信号の発生がねじ軸の1回転
に一致するため、制御が一層容易になる。一層好適に
は、回転体は、ねじ軸の外周面上にそれと同軸的に設け
られる。
【0013】また、好適には、前記設定距離よりも所定
値だけ小さい値は、前記ワーク支持体が設定距離だけ移
動させられたときの前記ねじ軸の累積回転数から前記モ
ータの減速に必要な回転数を減じた累積回転数に対応す
る値である。このようにすれば、一回のワークの移動期
間中においてモータが搬送に適切な高速の搬送回転速度
に設定される時間が最も長くなるため、搬送所要時間を
短縮しつつ高精度で位置決めすることが一層容易にな
る。
【0014】なお、ねじ軸の累積回転数とピッチとの積
が設定距離よりも所定値だけ小さい値以上になったか否
かは、例えば、その積或いはその積と所定値との和を設
定距離と比較することによって判断し得るが、実質的に
それらの大小関係を判断するものであれば、適宜の方法
を用い得る。例えば、設定距離よりも所定値だけ小さい
移動距離に対応する設定累積回転数と検出された累積回
転数とを比較し、または、設定距離から所定値を減じた
値をピッチで除したものと累積回転数とを比較し、或い
は、設定距離をねじピッチで除した値から減速に必要な
回転数を減じた値と累積回転数とを比較する等の種々の
方法で判断することも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例の搬送装置8の
全体構成を説明する図である。この搬送装置8は、例え
ば蛍光表示管(Vacuum Fluorescent Display:VFD)
の製造工程において組立装置に材料を供給するための材
料供給装置に備えられ、材料が載せられたトレイ10を
その材料供給装置に設けられたロボットに向かって順次
供給するトレイ搬送装置である。本実施例においては、
トレイ10がワークに相当する。
【0017】図1において、例えば軸心方向が鉛直方向
に沿って伸びる向きにねじ軸12が立設され、その上下
両端において図示しない支柱等の構造体に取り付けられ
た一対の軸受14によって、その軸心回りの回転可能に
支持されている。このねじ軸12は、例えばp=7(mm)
程度の一定のピッチ(中心間隔)でねじ山を備えたもの
であり、その下端に出力軸が取り付けられたモータ16
によって、そのモータ回転速度と同速度で回転させられ
る。モータ16は、例えば正逆反転可能且つ回転速度制
御可能なスピード・コントロール・モータであって、コ
ントロール・パック(速度制御回路)18を介して制御
装置20に接続されており、その制御装置20に指示さ
れた一定の速度で一定の方向に回転させられるようにな
っている。
【0018】また、上記のねじ軸12には、モータ16
の近傍となる下端部に、薄板ドーナツ状のチョッパ22
がその軸心回りの相対回転不能且つ軸心方向の相対移動
不能に取り付けられている。図2に要部を拡大して示す
ように、チョッパ22は、例えば金属薄板等の剛性板か
ら成り、ねじ軸12の外周面から径方向に突設された鍔
状を成すものである。チョッパ22の周方向の一部に
は、その外周端からねじ軸12の外周面上にある内周端
に至る切欠24が、例えば1(mm) 程度の周方向長さ(開
口幅寸法)を以て一つ設けられている。この切欠24の
大きさは、制御装置20のデータ処理能力とモータ16
の最大回転速度に基づき、制御装置20が入力信号を更
新する周期より切欠24による信号の周期が長くなるよ
うに定められている。本実施例においては、チョッパ2
2が回転体に、切欠24が被検出部にそれぞれ相当す
る。チョッパ22は、ねじ軸12に固着されていること
から、その回転に同期して同速度で回転させられること
になる。
【0019】図1に戻って、ねじ軸12の側方には、上
記チョッパ22を挟むように発光器26aおよび受光器
26bが配置された光電スイッチ26が設けられてい
る。この光電スイッチ26の光軸はねじ軸12の軸心方
向に略平行に設定されており、チョッパ22は発光器2
6aから受光器26bに向かう光を妨げるようにその光
軸上に位置する。但し、前述したように、ねじ軸12は
その軸心回りに回転させられるものであり、チョッパ2
2にはその周方向の一部が半径方向の略全体に亘って欠
落させられた切欠24が備えられているため、その切欠
24が光軸上に位置するチョッパ22の周方向位置にお
いては、発光器26aから発せられた光がその切欠24
内を通って受光器26bに到達する。
【0020】そのため、ねじ軸12が回転させられると
それに伴ってチョッパ22が同じ回転速度で回転させら
れることにより、その切欠24が光電スイッチ26を通
過する度に受光器26bが受光し、断続的に受光信号す
なわち切欠24の検出信号を発生させることになる。こ
の受光信号は、前記制御装置20内に備えられているカ
ウンタ28に送られ、そこで信号発生回数が積算され
る。前述したように切欠24は、ねじ軸12と同速度で
回転させられるチョッパ22に一つだけ設けられている
ため、上記信号発生回数はねじ軸12の累積回転数に等
しい。本実施例においては、光電スイッチ26がセンサ
に相当し、受光器26bの受光の有無により切欠24す
なわち検出部が検出される。
【0021】なお、制御装置20は、上記のねじ軸12
の累積回転数等に基づいてモータ16の回転を制御する
ものであり、CPU、RAM、ROM、コントロール・
パック16を制御するドライバ、シーケンサ等を備え、
外部から入力された設定データやカウンタ28により検
出されたチョッパ累積回転数等に基づき、予めROMに
記憶された手順に従ってモータ16を一定の速度で回転
させ、或いは一時的に停止させる。本実施例において
は、モータ16の回転速度は、例えば1700(r.p.m.)程度
の第1回転速度、或いはそれよりも低い200(r.p.m.) 程
度の第2回転速度の何れかに制御される。
【0022】また、ねじ軸12には、前記チョッパ22
よりも上方の位置において、支持体30がその軸心回り
の回転不能且つそのねじ軸12に対して相対回転可能に
螺嵌されている。そのため、上述した連続的な或いは間
歇的なモータ作動によりねじ軸12が回転させられる
と、支持体30は、その回転方向に応じて上方或いは下
方に連続的或いは間歇的に、その回転回数に応じた距離
だけ移動させられる。前述したように、ねじ軸12には
p=7(mm) 程度の一定のピッチでねじ山が設けられてい
るため、支持体30の移動距離は「累積回転数×7(mm)
」である。この支持体30は、雌ねじ穴を備えてボー
ル(鋼球)を介してねじ軸12に螺嵌されることにより
ボールねじ機構を構成する螺嵌部30aと、その螺嵌部
30aから図における左方に伸びるワーク支持部30b
とを有しており、前記のトレイ10は、その支持部30
b上に複数個が相互に重ねられた状態で載せられてい
る。なお、トレイ10は、各々が例えばd=28(mm)程
度、すなわち、p=7(mm) 程度に設定されたねじ軸12
のピッチの4倍程度の厚さ寸法を備えたものである。本
実施例においては、上記の支持体30がワーク支持体に
相当する。
【0023】また、ねじ軸12の上端部近傍には、支持
部30b上に載せられたトレイ10の上端位置を検出す
るための例えば光電スイッチ26と同様な光学式センサ
32が設けられている。このセンサ32は、材料供給装
置のロボットにより個々に取り扱われるための図に一点
鎖線10aで示される取扱位置にトレイ10が位置した
とき、これを非接触で検出する位置に設けられており、
その検出信号は制御装置20に送られる。なお、制御装
置20は、センサ32から検出信号が送られると、トレ
イ10が所定の高さ位置まで到達したと判断して、再開
指示を受けるまでモータ16を停止させる。また、セン
サ32は、例えば、予め設定された位置に対して1 〜10
(mm)程度の範囲でトレイ10が上下にずれていても検出
できるようになっている。
【0024】以上のように構成された搬送装置8は、例
えば、図3に示されるフローに従って、例えばモータ1
6が図4に示されるような回転速度となるように作動さ
せられる。先ず、搬送装置8の起動に先立ち、支持部3
0b上に相互に重ね合わされた所定枚数、例えば12枚
程度のトレイ10が載置される。このとき、支持体30
はねじ軸12の下端に位置させられており、また、チョ
ッパ22はその切欠24が発受光器26a、26b間に
位置させられている。すなわち、ねじ軸12は、光電ス
イッチ26の光軸がチョッパ22によって妨げられない
ような回転位置にある。
【0025】なお、上記の支持体30の初期位置は、例
えばその移動可能範囲の下端であるが、好ましくは、そ
の移動範囲の上端としてねじ軸12の上端側に設定され
た位置から、そのピッチpの4n倍(但し、nは整
数)、すなわちトレイ10の厚さ寸法dのn倍に等しい
距離だけ離隔した位置である。この初期位置は、支持部
30bの上面が、前述した取扱位置10aにあるトレイ
10の下面からそのトレイ10の厚さ寸法dのn倍だけ
離隔した位置にも等しい。チョッパ22の切欠24は、
支持体30がこのような初期位置にあるときに上記のよ
うに光電スイッチ26の光軸が切欠24内に位置するよ
うに、その支持体30との位相が定められている。
【0026】搬送装置8の図示しない起動スイッチが投
入されると、ステップS1において、制御装置20内の
カウンタ28がリセットされ、更に、ステップS2にお
いてモータ16が例えば1700(r.p.m.)程度の第1回転速
度に設定されて始動させられる。これにより、ねじ軸1
2がその軸心回りに回転させられ、支持体30がモータ
回転速度とねじピッチとで定められる一定速度で上昇さ
せられる。本実施例においては、この第1回転速度が搬
送回転速度に相当する。
【0027】上記のようにして支持体30の上昇が開始
した後、ステップS3ではカウンタ28の数値がRAM
に読み込まれる。このカウンタ28に記憶されている数
値は、カウンタ28が前回リセットされた後において光
電スイッチ26から送られた切欠24の検出回数が積算
されたものである。すなわち、この段階では、搬送装置
8の起動スイッチが投入された直後に前記のステップS
1においてカウンタ28がリセットされているため、支
持体30がねじ軸12の下端に設定された初期位置より
上昇を開始した時点からの積算検出回数になる。
【0028】続くステップS4では、その読み込まれた
カウンタ数値からねじ軸12の累積回転数が算出され
る。この累積回転数は、一般的には[カウンタ数値×ね
じ軸回転速度/(切欠数×チョッパ回転速度)]で与え
られるが、本実施例においては、ねじ軸回転速度とチョ
ッパ回転速度が等しく、チョッパ22の切欠24の数は
1であるから、ねじ軸累積回転数はカウンタ数値に等し
い。すなわち、本実施例のように構成されている場合に
は、カウンタ数値をそのままねじ軸累積回転数として用
いても差し支えない。
【0029】ステップS5においては、このようにして
得られたねじ軸累積回転数が、予め定められた第1設定
値と比較される。ねじ軸12の累積回転数が第1設定値
よりも小さい場合には、この判断が肯定されるので、ス
テップS3に戻ってカウンタ28の数値の読み込み、お
よびステップS4の累積回転数の算出が、この判断が否
定されるまで続けられる。上記の第1設定値は、例えば
[(設定距離/ねじピッチ)−減速必要回転数]により
求められる値に設定される。ここで、「設定距離」は、
支持体30の一回の移動距離すなわちトレイ10の搬送
ピッチとして設定された値であり、本実施例において
は、そのトレイ10の厚さ寸法dに一致するs=28(mm)
に設定されている。また、「減速必要回転数」は、前記
第1回転速度で回転させられているモータ16を減速し
て後述する第2回転速度まで低下させるために必要な回
転数、すなわち、制御装置20がモータ16の減速指示
を出してから実際にその指示回転速度になるまでの累積
回転数である。したがって、上記のステップS5におい
ては、実質的にねじ軸累積回転数とねじピッチpとの積
が設定距離sよりも所定値(=減速必要回転数×ねじピ
ッチp)だけ小さい値以上になったか否かが判断され
る。
【0030】なお、ねじ軸12の回転に伴って送られる
支持体30およびトレイ10を所定の位置で停止させる
ためには、その所定位置に至るまでにモータ回転速度を
第2回転速度に低下させなければならない。そのため、
設定距離sをねじピッチpで除した値(s/p)として
与えられる累積回転数、すなわちトレイ10が設定距離
sだけ移動したときのねじ軸12の累積回転数Rから、
上記の減速必要回転数を減じた累積回転数だけそのねじ
軸12が回転したときにモータ16を減速させる必要が
ある。このような第1設定値は、例えば実験的に定めら
れるものであるが、本実施例においては設定距離sがピ
ッチpの4倍の値であることからR=s/p=4であ
り、第1設定値はそれよりも1回転だけ少ない「3」に
設定されている。
【0031】ステップS3乃至S5が繰り返し実行され
る間にねじ軸累積回転数が上記の第1設定値に一致する
「3」になると、すなわち第1設定値以上の値になる
と、上記ステップS5の判断が否定されるので、ステッ
プS6に進み、図4に示されるように、モータ回転速度
が200(r.p.m.) 程度の第2回転速度に低下させられる。
この第2回転速度は、制御装置20からモータ16に停
止指示が出たときに、そのモータ16が実質的に直ちに
停止させられる速度である。ここで「実質的に直ちに」
とは、停止指示を受けたモータ16が実際に停止するま
での支持体30(トレイ10)の移動距離が許容誤差範
囲内に止まり、予め定められた±0.1(mm)程度以下の停
止位置精度が得られることを意味する。したがって、本
実施例においては、上記の第2回転速度が位置決め回転
速度に相当する。
【0032】続くステップS7においては、ねじ軸12
の累積回転数が予め定められた第2設定値と比較され
る。ねじ軸累積回転数が第2設定値よりも小さい場合に
は、この判断が肯定されるのでステップS3に戻ってカ
ウンタ数値の読み込み以下の各ステップが、この判断が
否定されるまで続けられる。上記の第2設定値は、支持
体30(トレイ10)が予め定められた設定距離sだけ
移動させられたときのねじ軸累積回転数Rに等しく、本
実施例においては「4」に設定されている。ステップS
3乃至S7が繰り返し実行される間にねじ軸累積回転数
がこの第2設定値に一致する「4」になると、上記ステ
ップS7の判断が否定されるので、ステップS8に進
む。すなわち、トレイ10がその厚さ寸法dに等しい設
定距離sだけ移動させられると、ステップS8に進むこ
とになる。
【0033】ステップS8では、トレイ10が前記の取
扱位置10aに到達したか否かが判断される。この判断
は、ねじ軸12の上端近傍に設けられているセンサ32
でトレイ10が検出されたか否かに基づいて為される。
最上部に位置するトレイ10がこのセンサ32に検出さ
れる高さに到達するまでは上記の判断が否定されるの
で、ステップS1に戻ってカウンタ28がリセットさ
れ、前述したステップS7までの各ステップが再び繰り
返され、ねじ軸累積回転数がRに一致する毎、すなわち
支持体30(トレイ10)の移動距離が設定距離sに一
致する毎にステップS8における判断が為される。すな
わち、支持体30およびトレイ10は、実質的に設定距
離s単位で移動させられることになる。しかしながら、
最上部に位置するトレイ10がセンサ32に検出される
高さまで支持体30が上昇させられると、上記の判断が
肯定されるためステップS9に進む。
【0034】なお、前述したように、センサ32の検出
範囲は取扱位置10aから搬送方向である鉛直方向に1
〜10(mm)程度のずれがあってもトレイ10を検出できる
ように広く設定されており、その検出精度は要求される
停止位置精度に対して極めて大きな値である。しかしな
がら、上記のステップS1乃至S7によってトレイ10
の位置はねじ軸12の一回転単位で制御されているた
め、センサ32の検出精度はトレイ10の停止位置精度
に何ら影響しない。すなわち、センサ32のような光学
式のセンサを用いた搬送制御では、0.1(mm) 程度の高い
精度でワークの存在を検出し、延いては停止させること
は困難であるが、本実施例ではセンサ32の役割は取扱
位置10aにトレイ10が到達したか否かを判断するも
のに過ぎない。停止位置精度はねじ軸12の累積回転数
に基づいて制御されるため、センサ32の検出精度が影
響し得ず、高い停止位置精度を実現できる。
【0035】上記のようにしてトレイ10が取扱位置1
0aに到達したことが判断された後のステップS9にお
いては、制御装置20によりモータ16が停止させら
れ、一連のフローが終了させられる。この時点では、前
述したようにモータ16の回転速度が十分に低く、実質
的に瞬時に停止させられる第2回転速度に維持されてい
る。そのため、支持体30(トレイ10)は、ステップ
S7の判断が否定された位置、すなわちねじ軸累積回転
数が第2設定値に一致して切欠24が発受光器26a、
26b間に位置するようなねじ軸12の軸心方向におけ
る位置に停止させられる。このとき、前述したように、
支持体30の初期位置は、ねじ軸12の上端近傍に設定
された取扱位置10aにトレイ10が位置させられた場
合におけるその下面からdnだけ隔てた位置にその上面
が位置するように設定されているため、上記のように支
持体30がトレイ10の厚さ寸法dに等しい設定距離s
単位で移動させられると、前記ステップS8の判断は、
常に取扱位置10aからdm(但し、mはnよりも小さ
い整数)だけトレイ10が離隔した位置で為されること
になる。そのため、そのステップS8の判断が肯定され
たときには、トレイ10は、図1に一点鎖線で示される
その取扱位置10aに高い精度で位置させられる。
【0036】なお、材料供給装置では、取扱位置10a
に位置させられたトレイ10に対して図示しないロボッ
トにより種々の処理(例えば材料の取出)が行われる
が、1個のトレイ10に対する処理が終了すると、その
取扱位置10aにあるトレイ10が別の場所に移される
と共に新たなトレイ10の要求が発生させられる。その
ため、この要求を受けて搬送装置8が起動させられ、前
述したようなステップS1からの各ルーチンが繰り返さ
れる。但し、このルーチンの繰り返しにおいては、ルー
チン開始時に支持部30b上のトレイ10は、最上部に
位置するものが取扱位置10aからその厚さ寸法dに等
しい距離だけ下方に位置するため、ステップS7におけ
る判断が否定されたときには、直ちにステップS8の判
断が肯定される。したがって、一旦ねじ軸12の上端近
傍に設けられた取扱位置10aに到達した後は、支持体
30(トレイ10)は予め定められた設定距離s単位で
一方向に沿って間歇的に移動させられることになる。な
お、このようにして支持体30が間歇的に上昇させら
れ、その移動範囲の上端まで至った後には、モータ16
が逆転させられることにより、空になった支持体30が
下端(前記の初期位置)まで下降させられる。この際に
も、光電スイッチ26により切欠24を検出してねじ軸
12の回転数を累積することにより、支持体30を高精
度で初期位置に戻すことができる。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば、
モータ16でねじ軸12が回転させられることにより、
それに螺嵌された支持体30に支持されたトレイ10が
一方向に沿って移動させられるが、このとき、そのねじ
軸12の下端に取り付けられて同じ速度でチョッパ22
が回転させられると、その周方向の1箇所に備えられた
切欠24を検出した光電スイッチ26から検出信号が逐
次発生させられ、その発生回数に基づいてねじ軸12の
累積回転数が制御装置20によって逐次算出される。そ
して、その制御装置20によって、設定距離sをねじ軸
12のピッチpで除したs/pから減速必要回転数を減
じた第1設定値以上の値にねじ軸累積回転数が至るまで
は第1回転速度に、それ以降はそれよりも低い第2回転
速度にそれぞれモータ16の回転速度が設定され、更
に、その累積回転数が設定距離sをねじ軸12のピッチ
pで除した値に一致すると共に所定の取扱位置10aに
トレイ10が到達すると、モータ16が停止させられ
る。そのため、減速が必要となる一定の累積回転数延い
てはワーク移動距離になるまでは支持体30が高速で移
動させられることから、常に低速で移動させられる場合
に比較して所要時間が短縮されると共に、一定の累積回
転数になった後は支持体30が低速で移動させられるこ
とから、トレイ10が設定距離sだけ移動すると直ちに
モータ16の回転停止が可能となり、そのトレイ10を
所望の位置に高精度で停止させ得る。このとき、ねじ軸
12のネジ山のピッチpが設定距離sの4分の1に設定
されていることから、その設定距離sはねじ軸累積回転
数の整数倍(4倍)になるため、その累積回転数に基づ
いて制御することにより容易に位置決めを為し得る。
【0038】また、本実施例においては、ねじ軸累積回
転数が第1設定値以上の値になると、モータ16の回転
速度が、第1回転速度よりも低く且つ制御装置20によ
り停止させられた後の支持体30(トレイ10)の移動
距離が停止位置精度よりも小さい値となる第2回転速度
に設定される。そのため、第2回転速度でモータ16が
回転させられている間は、支持体30(トレイ10)を
実質的に瞬時に停止させ得るため、モータ16の回転速
度を高速で搬送するための第1回転速度と、高精度で位
置決めするための第2回転速度との2速度間で切り換え
制御することにより、前述したように、容易に高速搬送
および高精度位置決めを為し得る。
【0039】また、本実施例においては、ねじ軸12の
累積回転数を検出するためのチョッパ22がそのねじ軸
12と一体的に回転させられると共に、その切欠24が
周方向における1箇所に設けられているため、光電スイ
ッチ26をその切欠24が通過することにより発生する
検出信号が、ねじ軸12の1回転毎に発生させられる。
そのため、1回の検出信号の発生がねじ軸12の1回転
に一致するため、制御が一層容易になる利点がある。
【0040】また、本実施例においては、第1設定値
が、設定距離sをねじピッチpで除した値から減速必要
回転数を減じた値、すなわち、支持体30およびトレイ
10が設定距離sだけ移動させられたときのねじ軸12
の累積回転数「4」からモータ16の減速に必要な回転
数「1」を減じた累積回転数「3」に設定されているこ
とから、一回のトレイ10の搬送期間中においてモータ
16が搬送に適切な高速の第1回転速度に設定される時
間が十分に長くなるため、搬送所要時間を短縮しつつ高
精度で位置決めすることが一層容易になる。
【0041】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は、その他の態様でも実施し
得る。
【0042】例えば、実施例においては、本発明がVF
Dの製造工程においてトレイ10を搬送するための搬送
装置8に用いられた場合について説明したが、ねじピッ
チpの整数倍に一致する粗いピッチでワークを高速搬送
し且つ高精度で位置決めすることが要求される搬送装置
であれば、種々の用途の搬送装置に本発明を同様に適用
し得る。
【0043】また、実施例の搬送装置8は、複数枚のト
レイ10が支持部30b上に重ねて載せられ、その厚さ
寸法dに一致する設定距離s単位で支持体30が上昇さ
せられることにより、取扱位置10aにトレイ10が1
枚ずつ送られるものであったが、支持体30に支持され
た1個のワークをその搬送方向における長さ寸法よりも
十分に短い設定距離単位で一方向に沿って間歇的に搬送
する場合にも、本発明は同様に適用される。なお、支持
体30による支持方法は、ワークの形状や取扱上の必要
等に応じて適宜定められる。
【0044】また、実施例においては、設定距離sを移
動する毎にトレイ10が取扱位置10aに到達したか否
かを判断し、到達していない場合にはモータ16が継続
的に回転させられていたが、設定距離sを移動する毎に
必ずモータ16の回転を停止させ、ステップS8の判断
が否定された場合にはモータ16を再始動するように構
成してもよい。
【0045】また、実施例においては、設定距離sを移
動する毎にトレイ10が取扱位置10aに到達したか否
かを判断していたが、例えば、設定距離sよりも僅かに
大きい距離だけその取扱位置10aから下方の位置にセ
ンサ32と同様なセンサを設け、このセンサで最上位置
のトレイ10が検出された後であってねじ軸12の回転
開始後からの累積回転数が4の倍数となったときにカウ
ンタ28をリセットし、それからステップS5乃至S7
の判断、すなわちリセット後のねじ軸累積回転数と第1
設定値或いは第2設定値との比較を実施し、ステップS
7の判断が否定された場合には、直ちにステップS9に
おいてモータ16を停止させるように構成してもよい。
このようにすれば、最初のトレイ10が取扱位置10a
の近傍に到達するまで、高速の第1回転速度でモータ1
6が回転させられることから、モータ16が第1回転速
度で回転させられる期間と第2回転速度で回転させられ
る期間とが何れも設定距離s毎に設けられる場合に比較
して、支持体30の初期位置における最上部のトレイ1
0から取扱位置10aまでの距離が2d以上のときの搬
送時間を一層短縮できる。
【0046】また、実施例においては、軸心方向が鉛直
方向に沿った向きでねじ軸12が設けられていたが、そ
の向きは要求される搬送方向に応じて適宜変更される。
【0047】また、実施例においては、チョッパ22が
ねじ軸12の外周面上に設けられて一体的に回転させら
れていたが、ねじ軸12に同期して回転させられるので
あれば、歯車等を介して隣接する位置に配置してもよ
い。また、チョッパ22の回転速度は、ねじ軸12と同
じ速度に限られず、一定の比例関係がある範囲で、減速
機構等を用いて適宜の速度で回転させ得る。
【0048】また、実施例においては、ねじ軸12の累
積回転数がチョッパ22の切欠24を光学的に検出する
ことにより求められていたが、機械的な回転検出方法を
適用することもできる。例えば、切欠24に代えて突設
部を設けて、光電スイッチ26の受光がその突設部の通
過時に妨げられるものとすることもできる。また、ねじ
軸12の外周面に径方向に突き出す棒状或いは板状体を
設け、周方向の適宜の位置においてその通過を接触或い
は非接触で検出するように構成することもできる。この
場合には、例えば、その棒状或いは板状体が回転体に、
その先端部の一部が検出部に相当することになる。
【0049】また、実施例においては、支持体30(ト
レイ10)の一回の移動距離(設定距離s)が28(mm)程
度に設定され、ねじピッチpがその4分の1の7(mm) 程
度の値に設定されていたが、これらの値や比は、搬送
物、搬送目的等に応じて適宜変更される。
【0050】また、実施例においては、ねじ軸累積回転
数が第1設定値以上の値になったときにモータ回転速度
を第2回転速度に変更していたが、第2回転速度に変更
することに代えて、直ちに速度零に向かって連続的或い
は段階的に減速してもよい。
【0051】また、実施例においては、チョッパ22に
1つの切欠24が設けられていたが、断続的に発光器2
6aの光を通過させるための複数の切欠或いは穴が設け
られていても差し支えない。
【0052】また、実施例においては、トレイ10を一
方向に搬送する場合について説明したが、ねじ軸12の
軸心方向に沿って往復移動させられるような搬送の場合
にも本発明は同様に適用される。この場合には、制御装
置20によりモータ16の回転方向が把握されるため、
その回転方向とねじ軸12の累積回転数とに基づいてワ
ークの位置が把握されることになる。
【0053】その他、一々例示はしないが、本発明は、
その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の搬送装置の全体構成を説明
する図である。
【図2】図1のチョッパの切欠を説明する図である。
【図3】図1の搬送装置の停止位置制御を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図3のフローチャートにおけるねじ軸累積回転
数とモータ回転速度との関係を表した図である。
【図5】従来の搬送装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
8:搬送装置 10:トレイ(ワーク) 12:ねじ軸 16:モータ 20:制御装置 22:チョッパ(回転体) 24:切欠(被検出部) 26:光電スイッチ(センサ) 30:支持体(ワーク支持体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを一方向に沿って予め定められた
    設定距離単位で間歇的に移動させるための搬送装置であ
    って、 前記ワークを支持するためのワーク支持体と、 前記設定距離の整数分の1のピッチでねじ山を備えて軸
    心回りの回転可能に支持され、その回転に伴ってその軸
    心方向に沿って移動させられるように前記ワーク支持体
    が螺嵌されたねじ軸と、 前記ねじ軸をその軸心回りに回転させるためのモータ
    と、 周方向の一部に被検出部を備えて前記ねじ軸に同期して
    回転させられる回転体と、 前記被検出部が予め定められた所定位置を通過する毎に
    検出信号を発生させるセンサと、 前記ワーク支持体の一回の移動毎に、前記検出信号の発
    生回数に基づいて前記ねじ軸の累積回転数を逐次算出す
    ると共に、その累積回転数と前記ピッチとの積が前記設
    定距離より所定値だけ小さい値以上になるまでは前記モ
    ータの回転速度を所定の搬送回転速度に維持し、それ以
    降はその回転速度をその搬送回転速度よりも低下させる
    制御装置とを、含むことを特徴とする搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3219436A1 (de) 2016-03-19 2017-09-20 Expert-Tünkers GmbH Vorrichtung zum motorischen drehen eines starren werkstückträgers in entgegengesetzten drehrichtungen

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