JP2008126600A - 液体組成物、インクジェット記録方法、インクジェット記録用インクセット、記録ユニット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録用インク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】着色インクと共に画像形成に使用され、該インクと接触すると反応を生じるインクジェット記録用液体組成物であって、少なくとも、多価金属塩と、クリプタンドから選択される物質と、液媒体とを含む液体組成物;色材と、液媒体と、多価金属塩と、クリプタンドから選択される物質とを少なくとも含むカラーインクと、色材と、液媒体とを含み、且つ上記カラーインクとの接触によって該カラーインクと反応するブラックインクと、が少なくとも組み合わされてなるインクジェット記録用インクセット;インクジェット記録方法;機器類。
【選択図】なし
Description
[第1実施形態]
本発明の液体組成物は、着色インクと接触すると反応を生じるインクジェット記録用液体組成物であって、少なくとも、(a)多価金属塩と、(b)クリプタンドから選択される物質と、(c)液媒体とを含むことを特徴とする。その具体的な使用形態としては、上記構成の液体組成物を用い、該液体組成物が、被記録媒体上で、通常の記録に用いる着色インクと接触状態が形成されるように、液体組成物と着色インクとを被記録媒体上に付与し、記録を行うことが挙げられる。以下、かかる第1実施形態について説明する。上記で使用する液体組成物は、記録画像において着色インクの色調には影響を及ぼさないものであることが好ましい。
硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸鉄(II)、硫酸銅(II)、硫酸亜鉛、硫酸イットリウム等の硫酸塩;
酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウム、酢酸鉄(II)、酢酸銅(II)、酢酸亜鉛、酢酸イットリウム等の酢酸塩;
グルコン酸マグネシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸バリウム、グルコン酸鉄(II)、グルコン酸銅(II)、グルコン酸亜鉛等のグルコン酸塩;
グリセロリン酸マグネシウム及びグリセロリン酸カルシウム等のグリセロリン酸塩が挙げられる。これらの中でも好ましいのは、液媒体に対する溶解性が高い下記に挙げるような多価金属塩である。例えば、硝酸のマグネシウム塩又はカルシウム塩、硫酸のマグネシウム塩又はカルシウム塩、酢酸のマグネシウム塩又はカルシウム塩、グルコン酸のマグネシウム塩又はカルシウム塩、及び、ポリオールリン酸エステルのマグネシウム塩及びカルシウム塩である。
下記式(1)で示されるクリプタンド[222]と呼ばれる4,7,13,16,21,24−ヘキサオキサ−1,10−ジアザビシクロ[8.8.8]ヘキサコサン;
や、下記式(2)で示される1,4,10,13−テトラオキサ−7,16−ジアザシクロオクタデカンが挙げられる。本発明で使用するものとしては、これらの中でも下記式(1)で示されるクリプタンド[222]が好ましい。即ち、本発明に好適なクリプタンドとしては、特に、クラウンエーテルを2環式にしたものであって窒素をドナーとして含む下記式(1)で示されるような構造のものが好ましい。クラウンエーテルは、金属イオンやアンモニウム塩のようなプラスの電荷をもったイオンに対して高い捕捉能力を有する。そして、環が二重になっている下記式(1)で示されるようなクリプタンドは、クラウンエーテルに比較して格段に強いイオン捕捉能を有することが知られている。尚、本発明の液体組成物を構成する(c)液媒体は、後述するインクを構成するものと同様のものを使用することができる。
色材と液媒体とを含み、且つ該液体組成物との接触によって該液体組成物と反応する着色インクにエネルギーを付与して被記録媒体に向けて吐出し、着色インクを被記録媒体上に付与する工程(ii)とを有し、;
且つ、上記工程(i)及び(ii)を、被記録媒体上で液体組成物と着色インクとの接触状態が形成されるようにして行うことを特徴とする。以下、本発明の液体組成物と共に用いる着色インク(以下、単にインクと呼ぶ。)について説明する。
C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、114、128、129、151、154及び195;
C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、57(Sr)、112、122、123、168、184及び202;
C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:3、15:34、16、22及び60;
C.I.ヴァットブルー4及び6等が挙げられる。
スチレン−マレイン酸共重合物塩、アクリル酸エステル−マレイン酸共重合物塩、スチレン−メタクリルスルホン酸共重合物塩;
ビニルナフタレン−マレイン酸共重合物塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール及びポリビニルアルコール等である。これらの中でも特に、重量平均分子量が1,000から30,000で、酸価が100から430の範囲の高分子分散剤を使用することが好ましい。
ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン及びジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;
テトラヒドロフラン及びジオキサン等のエーテル類;
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオキシプロピレン共重合体;
エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、トリエチレングリコール及び1,2,6−ヘキサントリオール等のアルキレン基が2から6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;
グリセリン;
トリメチロールエタン及びトリメチロールプロパン;
エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル及びトリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の低級アルキルエーテル類;
トリエチレングリコールジメチル(又はエチル)エーテル及びテトラエチレングリコールジメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキルエーテル類;
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン等のアルカノールアミン類;
スルホラン、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン及び1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。上記の如き水溶性有機溶剤は、単独でも、或いは混合物として使用してもよい。
酢酸、プロピオン酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸等のカルボン酸;
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化アンモニウム等の水酸化物;
硫酸リチウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム及び硫酸アンモニウム等の硫酸塩;
炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸アンモニウム及び炭酸水素アンモニウム等の炭酸塩;
酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム及び酢酸アンモニウム等の酢酸塩;
塩酸塩等が挙げられる。
1.10≦Eop/Eth≦1.82
次に、γ値について説明する。γ値とは、バブルジェットヘッドが、ぎりぎりインク或いは液体組成物を吐出可能な臨界エネルギーに対する実際に投入するエネルギーの比を表わす因子である。即ち、バブルジェットヘッドに印加するパルスの幅をPとし(複数のパルスを分割して与える時はその合計幅)、印加する電圧をV、ヒータの抵抗をRとする時、投入エネルギーEは、下記式(A)で表される。
E=P×V2/R (A)
γ=Eop/Eth (B)
(1)パルス幅が固定している場合
先ず、与えられたパルス幅で、バブルジェットヘッドが液体組成物を吐出する適当な電圧を見つけて駆動する。次に、徐々に電圧を下げてゆき、液体組成物の吐出が止まる電圧を見つけ、この電圧の直前の吐出可能な最小電圧をVthとする。実際に駆動で使用されている電圧をVopとすれば、γ値は、下記式(C)で求められる。
γ=(Vop/Vth)2 (C)
先ず、与えられた電圧で、バブルジェットヘッドが液体組成物を吐出する適当なパルス幅を見つけて駆動する。次に、徐々にパルス幅を短くしてゆき、液体組成物の吐出が止まるパルス幅を見つける。このパルス幅の直前の吐出可能な最小パルス幅をPthとする。実際に駆動で使用されているパルス幅をPopとすれば、γ値は、下記式(D)で求められる。
γ=Pop/Pth (D)
液体組成物とインクの付与の際に液体組成物の吐出量をインクの吐出量よりも小さくなるように制御する方法が挙げられる。又、被記録媒体上に付着させる液体組成物の画素数がインクの画素数の10〜100%の範囲となるように制御し、且つ、液体組成物とインクの被記録媒体上への付与の際の液体組成物の吐出量をインクの吐出量よりも小さくする方法等である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、カラーインクと、ブラックインクとを組み合わせたインクセットを用い、後述するようにして画像を形成する。即ち、該インクセットは、(1)色材と、液媒体と、多価金属塩と、クリプタンドから選択される物質とを含むカラーインクと、(2)色材と液媒体とを含み、且つ該カラーインクとの接触によって該カラーインクと反応するブラックインクとを組み合わせてなる。そして、上記したインクジェット記録用インクセットを用い、該インクセットに含まれるブラックインクとカラーインクとが被記録媒体上で接触状態を形成するようにして付与し、記録を行う。
C.I.アシッドレッド52、289;
C.I.アシッドブルー9;
C.I.リアクティブレッド180;
C.I.ダイレクトブルー189、199;
C.I.ベーシックイエロー1、2、11、13、14、19、21、25、32、33、36、51;
C.I.ベーシックオレンジ2、15、21、22;
C.I.ベーシックレッド1、2、9、12、13、37、38、39、92;
C.I.ベーシックバイオレット1、3、7、10、14;
C.I.ベーシックブルー1、3、5、7、9、19、24、25、26、28、29、45、54、65;
C.I.ベーシックグリーン1、4;
C.I.ベーシックブラウン1、12;
C.I.ベーシックブラック2、8等が挙げられる。しかしこれらに限定されるものではない。これらの水溶性染料は、1種類で用いても、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。又、これらの水溶性染料の濃度は、インク全量に対して0.1から20質量%の範囲とすることが好ましい。
脂肪族アミドエチレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物;
多価アルコールの脂肪酸エステル、アルカノールアミンの脂肪酸アミド類のノニオン性界面活性剤等が挙げられる。これらのものは何れも好ましく使用できるが、より好ましくは、下記に挙げるようなものを使用する。高級アルコールのエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体、アセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物等のノニオン性界面活性剤を用いる。更に、上記エチレンオキサイド付加物の付加モル数が、4から20の範囲のものが特に好ましい。
(ii)第2実施形態のインクセットを構成しているカラーインクにインクを吐出させるためのエネルギーを付与し、該カラーインクを被記録媒体に向けて吐出させて被記録媒体上に付与する工程;を有し、且つ、
上記工程(i)及び(ii)を、被記録媒体上で上記ブラックインクと上記カラーインクとの接触状態が形成されるようにして行う。
(実施例1〜13及び比較例1〜13)
実施例及び比較例で使用した液体組成物及びインクは、下記に挙げる成分からなるものを下記の作製方法で、それぞれ調製した。液体組成物と、染料を色材とするインクについては、それぞれ、下記成分を溶解した後、更に、ポアサイズが0.2μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過して調製した。又、顔料を色材とするインクの場合は、先ず、後述するそれぞれの方法で顔料分散液を作成し、これを用いてインクを調製した。即ち、得られた顔料分散液を、液媒体等の下記に挙げる成分と混合した後、これをポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過して、顔料を色材とするインクをそれぞれ調製した。
<液体組成物1>
・ジエチレングリコール 20部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸マグネシウム・6水和物 2.6部
・クリプタンド[222] 3部
・硝酸 0.7部
・水 72.7部
・ジエチレングリコール 20部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸カルシウム・4水和物 2.3部
・クリプタンド[222] 3部
・硝酸 0.7部
・水 73.0部
・ジエチレングリコール 20部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸マグネシウム・6水和物 2.6部
・水 76.4部
・ジエチレングリコール 20部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸カルシウム・4水和物 2.3部
・水 76.7部
(顔料分散液1の調製)
市販の酸性カーボンブラック「MA77」(pH3;三菱化学(株)製)300gを水1,000mlによく混合した後、これに次亜塩素酸ソーダ(有効塩素濃度12%)450gを滴下して、100から105℃の恒温にして10時間攪拌した。得られたスラリーを東洋ろ紙No.2(アドバンティス社製)でろ過し、顔料粒子を十分に水洗した。この顔料ウェットケーキを水3,000mlに再分散し、電導度0.2μsまで逆浸透膜で脱塩した。更に、この顔料分散液(pH=8〜10)を顔料濃度10%に濃縮した。以上の方法によりカーボンブラックの表面に−COONa基を導入し、かかる自己分散型のカーボンブラックを有する顔料分散液1を得た。
上記で得られた顔料分散液1を含む下記の成分を混合して、更に、ポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、ブラックインク1を調製した。
・上記顔料分散液1 40部
・グリセリン 8部
・トリメチロールプロパン 5部
・イソプロピルアルコール 4部
・水 43部
(顔料分散液2の調製)
・スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体
(酸価116、平均分子量3,700) 5部
・トリエタノールアミン 0.5部
・ジエチレングリコール 5部
・水 69.5部
・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製)
・粉砕メディア:ジルコニウムビーズ1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積)
・粉砕時間:3時間
更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)を行って粗大粒子を除去して、カーボンブラックを含む顔料分散液2とした。
上記で得られた顔料分散液2を含む下記の成分を混合して、更にポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧ろ過し、ブラックインク2を調製した。
・上記顔料分散液2 20部
・トリメチロールプロパン 5部
・ジエチレングリコール 10部
・2−ピロリドン 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.2部
・水 59.8部
前記した例示化合物1を色材として含む下記の成分を混合して、更にポアサイズが0.2μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、ブラックインク3を調製した。
・前記例示化合物1(式中のMはNH4 +) 2部
・ジエチレングリコール 10部
・2−ピロリドン 5部
・2−プロパノール 5部
・水酸化ナトリウム 0.1部
・水 77.9部
(顔料分散液3の調製)
・スチレン−アクリル酸共重合体
(酸価200、平均分子量7,000) 5.5部
・モノエタノールアミン 1.0部
・イオン交換水 67.5部
・ジエチレングリコール 5.0部
・分散機:サンドグラインダー
・粉砕メディア:ガラスビーズ 1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積)
・粉砕時間:3時間
更に遠心分離処理(12,000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して顔料分散液3とした。
上記で得られた顔料分散液3を含む下記の成分を混合して、更にポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、イエローインク1を調製した。
・上記顔料分散液3 20部
・グリセリン 15部
・ジエチレングリコール 10部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.3部
・水 54.7部
前記した例示化合物2を色材として含む下記の成分を用い、これらを溶解した後、ポアサイズが0.2μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、イエローインク2を調製した。
・前記例示化合物2(式中のMはNH4 +) 3部
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・尿素 5部
・エタノール 2部
・水 78部
(顔料分散液4の調製)
・スチレン−アクリル酸共重合体
(酸価200、平均分子量7,000) 5.5部
・モノエタノールアミン 1.0部
・イオン交換水 67.5部
・ジエチレングリコール 5.0部
・分散機:サンドグラインダー
・粉砕メディア:ガラスビーズ 1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積)
・粉砕時間:3時間
更に遠心分離処理(12,000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して顔料分散液4とした。
上記で得られた顔料分散液4を含む下記の成分を混合して、更にポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、マゼンタインク1を調製した。
・顔料分散液4 20部
・グリセリン 15部
・ジエチレングリコール 10部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.3部
・水 54.7部
前記した例示化合物3を色材として含む下記の成分を用い、これらを溶解した後、ポアサイズが0.2μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、マゼンタインク2を調製した。
・前記例示化合物3(式中のMはNH4 +) 3部
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・尿素 5部
・エタノール 2部
・水 78部
(顔料分散液5の調製)
・スチレン−アクリル酸共重合体
(酸価200、平均分子量7,000) 5.5部
・モノエタノールアミン 1.0部
・イオン交換水 67.5部
・ジエチレングリコール 5.0部
・分散機:サンドグラインダー
・粉砕メディア:ガラスビーズ 1mm径
・粉砕メディアの充填率:50%(体積)
・粉砕時間:3時間
更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)を行い、粗大粒子を除去して、顔料分散液5とした。
上記で得られた顔料分散液5を含む下記の成分を混合して、更に、ポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、シアンインク1を調製した。
・顔料分散液5 20部
・グリセリン 15部
・ジエチレングリコール 10部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 0.3部
・水 54.7部
前記した例示化合物4を色材として含む下記の成分を用い、これらを溶解した後、ポアサイズが0.2μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過し、シアンインク2を調製した。
・前記例示化合物4(式中のMはNH4 +) 3部
・グリセリン 7部
・ジエチレングリコール 5部
・尿素 5部
・エタノール 2部
・水 78部
<評価試験>
評価試験について以下に示す。
[評価1]
先ず、前記したようにして得られた本発明の構成を有する液体組成物1及び2、比較例の液体組成物3及び4を、それぞれ下記のインクジェット記録装置に搭載し、下記の条件で液体組成物を吐出させて、それぞれ評価した。インクジェット記録装置には、記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することにより液体組成物を吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッド(BC−02(キヤノン(株)製)を有するものを用いた。該記録ヘッドは、ヒータ上の最表面保護層がタンタル及びタンタルの酸化物よりなるものである。吐出耐久性の評価は、上記インクジェット記録装置を用い、下記の条件でそれぞれの液体組成物を吐出させて行った。上記インクジェット記録装置における液体組成物の吐出条件は、以下の通りである。パルス幅1.1μs(On)+3.0μs(Off)+3.2μs(On)、駆動周波数6,250Hzで、Vth(吐出するぎりぎりの臨界電圧)を実測し、γ値=1.69に相当するVop(駆動電圧)をかけて液体組成物を吐出させた。そして、この条件でインクジェット記録を行った場合の、インクジェット記録ヘッドにおける吐出耐久性を下記の方法及び基準で評価した。その結果を表1に示した。
前記したインクジェット記録装置と駆動条件で連続吐出を行い、1×106発おきに記録ヘッドから吐出される液滴を容器に収集して、電子天秤で秤量した。そして、その吐出の間における容器の増加量より、1×106発毎に対する平均の吐出液滴量を算出した。尚、連続吐出は1×108発まで行った。そして、最初の吐出から1×106発目までの吐出の初期における平均の吐出液滴量と、耐久試験の最終の1×106発の吐出の終了時における平均の吐出液滴量とを比較して、下記の基準で評価した。得られた結果を表1に示した。
A:試験の終了時の9.9×107から1×108発間の平均の吐出液滴量が、試験の初期の0から1×106発間の平均の吐出液滴量と比べて、90%以上。
B:試験の終了時の9.9×107から1×108発間の平均の吐出液滴量が、試験の初期の0から1×106発間の平均の吐出液滴量と比べて、90%未満70%以上。
C:試験の終了時の9.9×107から1×108発間の平均の吐出液滴量が、試験の初期の0から1×106発間の平均の吐出液滴量と比べて、70%未満。
D:試験の途中で吐出不能に陥った。
前記で得られた各インクと各液体組成物1〜4とを表2に示した組み合わせで用いて記録紙に記録を行った。使用したインクジェット記録装置としては、図4に示したと同様の構成の記録装置を用い、図7に示した5つの記録ヘッドの内の2つの記録ヘッドを用いて画像を形成した。この際、液体組成物を先打ちして先ず記録紙上に付着させ、その後、インクを付着させる構成とした。記録紙上への液体組成物を付与する位置が、記録紙上へインクが付与される位置と正確に重なるように調整した。尚、ここで用いた記録ヘッドは、360dpiの記録密度を有し、駆動周波数は5kHzとした。又、1ドットあたりの吐出体積は、インクについては80pl/dot、液体組成物については40pl/dotのヘッドを使用した。又、記録紙には、PB用紙(キヤノン(株)製:複写機用とインクジェット記録用の共用紙)と、XEROX 4024紙(ゼロックス(株)製)とを使用した。
各インクと液体組成物とをそれぞれ表2に示した組み合わせで用いて、上記と同様の方法で印字した。そして、印字物を1時間放置後、印字濃度をマクベスRD915(商品名:マクベス社製)を用いて測定を行った。その後、この印字物を水道水を満たした容器に3分間浸漬した後、放置、乾燥した後に再度印字濃度を測定した。上記の測定値を用いて、上記操作を行った前後における印字物濃度の残存率を求め、耐水性の評価とした。尚、印字物の耐水性としては、このようにして得られた印字濃度の残存率が95%以上であることが、実用上好ましい。上記で得られた耐水性についての評価結果は、実施例については表2−1に、比較例については表2−2にそれぞれ示した。
B:印字物濃度の残存率が85%以上95%未満。
C:印字物濃度の残存率が85%未満。
前記したと同様の方法で英数文字(12ポイント)を印字し、得られた印字物を1時間放置した後、目視で文字のシャープさや、文字の縁辺に発生するヒゲ状の滲みの発生の度合いで評価した。上記で得られた印字品質についての評価結果についても、実施例については表2−1に、比較例については表2−2にそれぞれ示した。
A:文字がシャープでヒゲ状の滲みもない。
B:文字にシャープさがなく、滲みも少し発生。
C:文字にシャープさがなく、滲みも多い。
先の試験に使用したと同様の普通紙2紙に、表3に示した組み合わせの液体組成物とインクのセットとからなる各インクセットを用い、先に使用したと同様の装置を用いて画像を形成し、ブリーディングの発生の有無について評価した。先ず、液体組成物でベタ部を印字し、その直後、液体組成物のベタ部の範囲上をブラックインクでベタ部を印字した。更に、その直後に、ブラックインクのベタ部と隣接するように液体組成物のベタ部の範囲上を、イエロー又はマゼンタ又はシアンの各色のインクのベタ部を印字した。そして、以上のようにして得られたベタ印字の境界部分を目視にて観察して、各インク間に生じるブリーディングについての評価を行った。評価基準は以下の通りとした。表3に得られた評価結果を示した。
A:全ての境界部でブリーディングが認められない。
B:僅かにブリーディングが見られるが、あまり気にならない。
C:殆ど全ての境界部でブリーディングがひどい。
(実施例14及び比較例14)
下記の組成の、ブラックインクと、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色のインクからなるカラーインクセットとを組み合わせて実施例14及び比較例14のインクセットとした。実施例14では、含有させる多価金属塩を変えた2種類のカラーインクセット1及び2を用いた。それぞれのインクセットを構成する各インクは、下記に挙げる成分を用いて以下の方法で作製した。先ず、各インクセットを構成するブラックインクは、前記した第1実施形態の際に調製した顔料分散液1を用い、下記に挙げた各成分と混合した後、ポアサイズが3μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過して作製した。又、各インクセットを構成するカラーインク(染料を色材とするインク)については、下記に挙げた各成分を混合した後、ポアサイズが0.2μmのミクロフィルター(富士写真フィルム(株)製)を用いて加圧濾過して、それぞれ調製した。表4に、実施例14及び比較例14のインクセットの主な組成を示した。
(ブラックインク組成)
・上記顔料分散液1 40部
・グリセリン 8部
・トリメチロールプロパン 5部
・イソプロピルアルコール 4部
・水 43部
・C.I.アシッドイエロー23 2.5部
・グリセリン 5部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸マグネシウム・6水和物 1部
・クリプタンド[222] 2部
・硝酸 0.7部
・水 82.8部
・C.I.アシッドイエロー23 2.5部
・グリセリン 5部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸カルシウム・4水和物 1部
・クリプタンド[222] 2部
・硝酸 0.7部
・水 82.8部
・C.I.アシッドレッド289 2部
・グリセリン 8部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸マグネシウム・6水和物 1部
・クリプタンド[222] 2部
・硝酸 0.7部
・水 80.3部
・C.I.アシッドレッド289 2部
・グリセリン 8部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸カルシウム・4水和物 1部
・クリプタンド[222] 2部
・硝酸 0.7部
・水 80.3部
・C.I.アシッドブルー9 2部
・グリセリン 8部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸マグネシウム・6水和物 1部
・クリプタンド[222] 2部
・硝酸 0.7部
・水 80.3部
・C.I.アシッドブルー9 2部
・グリセリン 8部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・硝酸カルシウム・4水和物 1部
・クリプタンド[222] 2部
・硝酸 0.7部
・水 80.3部
(ブラックインク組成)
・上記顔料分散液1 40部
・グリセリン 8部
・トリメチロールプロパン 5部
・イソプロピルアルコール 4部
・水 43部
・C.I.アシッドイエロー23 2.5部
・グリセリン 5部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・水 86.5部
・C.I.アシッドレッド289 2部
・グリセリン 8部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・水 84部
・C.I.アシッドブルー9 2部
・グリセリン 8部
・ジエチレングリコール 5部
・アセチレノールEH(川研ファインケミカル製) 1部
・水 84部
<評価試験>
評価試験について以下に示す。
[評価1]
上記のようにして得た実施例14及び比較例14のインクセットを構成する各インクをそれぞれ下記のインクジェット記録装置に搭載し、下記の条件で各インクを吐出させて吐出耐久性を評価した。インクジェット記録装置には、記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッド(BC−02(キヤノン(株)製)を有するものを用いた。該記録ヘッドは、ヒータ上の最表面保護層がタンタル及びタンタルの酸化物よりなるものである。上記のようなインクジェット記録装置を用い、下記の条件で各インクセットを構成する各インクをそれぞれ吐出させて、吐出耐久性の評価を行った。上記インクジェット記録装置におけるインクの吐出条件は、以下の通りである。パルス幅1.1μs(On)+3.0μs(Off)+3.2μs(On)、駆動周波数6,250Hzで、Vth(吐出するぎりぎりの臨界電圧)を実測し、γ値=1.69に相当するVop(駆動電圧)をかけてインクを吐出させた。そして、この条件でインクジェット記録を行った場合の、インクジェット記録ヘッドにおけるインクの吐出耐久性を、下記の方法及び基準で評価した。得られた結果を表5に示した。
前記したインクジェット記録装置と駆動条件で連続吐出を行い、1×106発おきに記録ヘッドから吐出されるインク液滴を容器に収集して、電子天秤で秤量した。そして、その吐出の間における容器の増加量より、1×106発毎に対する平均の吐出液滴量を算出した。尚、連続吐出は1×108発まで行った。そして、最初のインク吐出から1×106発目までの吐出の初期における平均の吐出液滴量と、耐久試験の最終の1×106発の吐出の終了時における平均の吐出液滴量とを比較して、下記の基準で評価した。得られた結果を表5に示した。
A:試験の終了時の9.9×107から1×108発間の平均の吐出液滴量が、試験の初期の0から1×106発間の平均の吐出液滴量と比べて、90%以上。
B:試験の終了時の9.9×107から1×108発間の平均の吐出液滴量が、試験の初期の0から1×106発間の平均の吐出液滴量と比べて、90%未満70%以上。
C:試験の終了時の9.9×107から1×108発間の平均の吐出液滴量が、試験の初期の0から1×106発間の平均の吐出液滴量と比べて、70%未満。
D:試験の途中で吐出不能に陥った。
〔実施例15、16及び比較例15、16〕
本実施例では、実施例14及び比較例14で調製したそれぞれのインクセットを用いて画像を形成し、ブラックインクとカラーインクとの間の(2)ブリーディングの発生と、(3)隣接境界部におけるブラックインク部の濃度について評価した。先ず、インクセットを構成する各インクを、オンデマンド型マルチ記録ヘッドを有するインクジェット記録装置であるカラーインクジェットプリンター(BJC−700J:キヤノン(株)製)にそれぞれ搭載し、画像を形成した。このインクジェット記録装置は、記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させる記録方式の装置である。得られた結果を表6に示した。
実施例15の場合は、上記の普通紙2紙に各インクセット中のブラックインクでベタ部を印字し、その直後にそれと隣接するように、イエロー、又はマゼンタ、又はシアンインクで各色のインクのベタ部を印字した。実施例16の場合は、カラーインクをブラックインクに先立って付与し、その直後にブラックインクを付与した。得られたベタ印字の境界部分をそれぞれ目視にて観察して、ブラックインクとカラーインクとの間のブリーディングの評価を行った。評価基準は以下の通りとした。
A:全ての境界部でブリーディングが認められない。
B:境界部で若干のブリーディングが見られる。
C:殆ど全ての境界部でブリーディングがひどい。
実施例15の場合は、前記した普通紙2紙に各インクセットでブラックインクでベタ部を印字し、その直後にそれと隣接するように、イエロー、又はマゼンタ、又はシアンインクでベタ部を印字した。実施例16の場合は、カラーの各インクをブラックインクに先立って付与し、各色インクの印字の直後にブラックインクを付与した。そして、ブラックインクと各色のカラーインクとの隣接境界部における白もやの発生を目視にて観察して評価した。評価基準は、以下の通りとした。
A:境界部におけるブラックインク部の濃度の低下は見られず、白もやは発生していない。
B:境界部のブラックインク部の濃度が低下し、白もやが発生しているのが、わかるが実用上問題ない。
C:境界部のブラックインク部の濃度の低下がひどく、白もやの発生が著しい。
14:インク溝(ノズル)
15:発熱素子基板
16−1:保護層
16−2:最表面保護層
17−1、17−2:電極
18:発熱抵抗体層
19:蓄熱層
20:基板
21:インク
22:吐出オリフィス
23:メニスカス
24:インク小滴
25:被記録媒体
26:マルチ溝(マルチノズル)
27:ガラス板
28:発熱ヘッド
40:インク袋
42:栓
44:インク吸収体
45:インクカートリッジ
51:給紙部
52:紙送りローラー
53:排紙ローラー
61:ブレード
62:キャップ
63:インク吸収体
64:吐出回復部
65:記録ヘッド
66:キャリッジ
67:ガイド軸
68:モータ
69:駆動ベルト
70:記録ユニット
71:ヘッド部
72:大気連通口
91:イエローインク記録ヘッド
92:マゼンタインク記録ヘッド
93:シアンインク記録ヘッド
94:ブラックインク記録ヘッド
95:液体組成物記録ヘッド
96:キャリッジ
101:イエローインク流路
102:マゼンタインク流路
103:シアンインク流路
104:ブラックインク流路
105:液体組成物流路
111:イエローインク記録ヘッド
112:マゼンタインク記録ヘッド
113:シアンインク記録ヘッド
114:ブラックインク記録ヘッド
115:液体組成物記録ヘッド
121:イエローインク記録ヘッド
122:マゼンタインク記録ヘッド
123:シアンインク記録ヘッド
124:ブラックインク記録ヘッド
125:液体組成物記録ヘッド
131:イエローインク記録ヘッド
132:マゼンタインク記録ヘッド
133:シアンインク記録ヘッド
134:ブラックインク記録ヘッド
135:液体組成物記録ヘッド
141:イエローインク記録ヘッド
142:マゼンタインク記録ヘッド
143:シアンインク記録ヘッド
144:ブラックインク記録ヘッド
145:キャリッジ
151:イエローインク流路
152:マゼンタインク流路
153:シアンインク流路
154:ブラックインク流路
161:イエローインク記録ヘッド
162:マゼンタインク記録ヘッド
163:シアンインク記録ヘッド
164:ブラックインク記録ヘッド
171:イエローインク記録ヘッド
172:マゼンタインク記録ヘッド
173:シアンインク記録ヘッド
174:ブラックインク記録ヘッド
801:液体組成物記録ヘッド
802:インク記録ヘッド
803:被記録媒体
804:液体組成物
805:インク
806:液体組成物とインクの混合状態
Claims (44)
- 着色インクと共に画像形成に使用され、該着色インクと接触すると反応を生じるインクジェット記録用液体組成物であって、少なくとも、(a)多価金属塩と、(b)クリプタンドから選択される物質と、(c)液媒体とを含むことを特徴とする液体組成物。
- 前記多価金属塩の液体組成物全量中における総含有量が、0.005から20質量%であり、且つ、前記クリプタンドから選択される物質の液体組成物全量中における総含有量が、0.005から20質量%である請求項1に記載の液体組成物。
- 前記多価金属塩が、硝酸、硫酸、塩酸、カルボン酸及びポリオールリン酸エステルの何れかの多価金属塩からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の液体組成物。
- 前記多価金属塩からなる群が、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝酸バリウム、硝酸鉄(II)、硝酸銅(II)、硝酸亜鉛、硝酸イットリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸鉄(II)、硫酸銅(II)、硫酸亜鉛、硫酸イットリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウム、酢酸鉄(II)、酢酸銅(II)、酢酸亜鉛、酢酸イットリウム、グルコン酸マグネシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸バリウム、グルコン酸鉄(II)、グルコン酸銅(II)、グルコン酸亜鉛、グリセロリン酸マグネシウム及びグリセロリン酸カルシウムからなる請求項3に記載の液体組成物。
- (i)請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体組成物にエネルギーを付与して被記録媒体に向けて吐出し、液体組成物を被記録媒体上に付与する工程;
(ii)色材と液媒体とを含み、且つ該液体組成物との接触によって該液体組成物と反応する着色インクにエネルギーを付与して被記録媒体に向けて吐出し、着色インクを被記録媒体上に付与する工程;を有し、
且つ、上記工程(i)及び(ii)を、被記録媒体上で液体組成物と着色インクとの接触状態が形成されるようにして行うことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記色材が、顔料である請求項6に記載のインクジェット記録方法。
- 前記色材が、少なくとも1つのカルボキシル基を有する染料である請求項6に記載のインクジェット記録方法。
- 前記エネルギーが、熱エネルギーである請求項6乃至8の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- (i)の液体組成物を被記録媒体上に付与する工程を、(ii)の着色インクを被記録媒体上に付与する工程に先立って行う請求項6乃至9の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- (i)の液体組成物を被記録媒体上に付与する工程を、(ii)の着色インクを被記録媒体上に付与する工程の後に行う請求項6乃至9の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- (i)の液体組成物を被記録媒体上に付与する工程を、(ii)の着色インクを被記録媒体上に付与する工程の後に行い、その後、更に、(ii)の着色インクを被記録媒体上に付与する工程を行う請求項6乃至9の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- (ii)の着色インクを被記録媒体上に付与する工程を、(i)の液体組成物を被記録媒体上に付与する工程の後に行い、その後、更に、(i)の液体組成物を被記録媒体上に付与する工程を行う請求項6乃至9の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- 液体組成物或いは着色インクにエネルギーを付与して被記録媒体に向けて吐出させるインクジェット記録装置を用い、該インクジェット記録装置から前記液体組成物と前記着色インクとを吐出した直後に、該液体組成物と該着色インクとを混合させ、その後、該混合物を被記録媒体上へ付与する請求項6乃至9の何れか1項に記載のインクジェット記録方法。
- (1)請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体組成物と、(2)色材と液媒体とを含み、且つ上記液体組成物との接触によって該液体組成物と反応する着色インクとを組み合わせてなることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体組成物を収容している液体組成物収容部と、上記液体組成物との接触によって該液体組成物と反応する着色インクを収容しているインク収容部と、上記液体組成物と上記着色インクにエネルギーを付与して該液体組成物と該着色インクとをそれぞれ吐出させるためのインクジェット記録ヘッドとを少なくとも具備していることを特徴とする記録ユニット。
- 前記インクジェット記録ヘッドが、金属及び金属酸化物から選ばれる物質を含む最表面保護層を備えたヒータを具備している請求項16に記載の記録ユニット。
- 前記金属及び金属酸化物から選ばれる物質が、タンタル又はタンタルの酸化物を含む請求項17に記載の記録ユニット。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体組成物を収容している液体組成物収容部と、色材と液媒体とを含み、且つ上記液体組成物との接触によって該液体組成物と反応する着色インクを収容しているインク収容部とを少なくとも具備していることを特徴とするインクカートリッジ。
- 請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体組成物を収容している液体組成物収容部と、上記液体組成物との接触によって該液体組成物と反応する着色インクを収容している着色インク収容部と、上記液体組成物及び上記着色インクにエネルギーを付与して該液体組成物と該着色インクをそれぞれ吐出させるためのインクジェット記録ヘッドとを少なくとも搭載してなることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 前記インクジェット記録ヘッドが、金属及び金属酸化物から選ばれる物質を含む最表面保護層を備えたヒータを具備し、且つ、該ヒータに記録情報に応じてパルス状の電気信号を印加する手段を具備している請求項20に記載のインクジェット記録装置。
- 前記金属及び金属酸化物から選ばれる物質が、タンタル又はタンタルの酸化物を含む請求項21に記載のインクジェット記録装置。
- (a)多価金属塩と、(b)クリプタンドから選択される物質と、(c)液媒体と、(d)色材とを少なくとも含むことを特徴とするインクジェット記録用インク。
- (1)色材と、液媒体と、多価金属塩と、クリプタンドから選択される物質とを少なくとも含むカラーインクと、(2)色材と、液媒体とを含み、且つ上記カラーインクとの接触によって該カラーインクと反応するブラックインクと、が少なくとも組み合わされてなることを特徴とするインクジェット記録用インクセット。
- 前記多価金属塩のカラーインク全量中における総含有量が、0.005から20質量%であり、且つ、前記クリプタンドから選択される物質のカラーインク全量中における総含有量が、0.005から20質量%である請求項24に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記多価金属塩が、硝酸、硫酸、塩酸、カルボン酸及びポリオールリン酸エステルの何れかの多価金属塩からなる群から選択される少なくとも1種である請求項24又は25に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記多価金属塩からなる群が、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝酸バリウム、硝酸鉄(II)、硝酸銅(II)、硝酸亜鉛、硝酸イットリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸鉄(II)、硫酸銅(II)、硫酸亜鉛、硫酸イットリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウム、酢酸鉄(II)、酢酸銅(II)、酢酸亜鉛、酢酸イットリウム、グルコン酸マグネシウム、グルコン酸カルシウム、グルコン酸バリウム、グルコン酸鉄(II)、グルコン酸銅(II)、グルコン酸亜鉛、グリセロリン酸マグネシウム及びグリセロリン酸カルシウムから選択される少なくとも1種である請求項26に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記ブラックインクを構成する色材が、カーボンブラック及び顔料から選択される少なくとも1種である請求項24乃至28の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記ブラックインクを構成する色材が、少なくとも1つのカルボキシル基を有する染料である請求項24乃至28の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記ブラックインク及び前記カラーインクの各インクの全質量中における水の含有量が、それぞれ35から96質量%の範囲内にある請求項24乃至30の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記カラーインクが、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクからなる群より選択される少なくとも1種のインクである請求項24乃至31の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記インクセットは、インクに熱エネルギーを印加してオリフィスから該インクを吐出させるためのヒータと、該ヒータを保護するための金属及び金属酸化物から選択される物質を含む最表面保護層とを備えた記録ヘッドを有するインクジェットプリンタに使用されるものである請求項24乃至32の何れか1項に記載のインクジェット記録用インクセット。
- 前記金属及び金属酸化物から選択される物質が、タンタル又はタンタルの酸化物を含む請求項33に記載のインクジェット記録用インクセット。
- (i)請求項24乃至34の何れか1項に記載のインクセットを構成しているブラックインクにインクを吐出させるためのエネルギーを付与し、該ブラックインクを被記録媒体に向けて吐出させて被記録媒体上に付与する工程;及び
(ii)請求項24乃至34の何れか1項に記載のインクセットを構成しているカラーインクにインクを吐出させるためのエネルギーを付与し、該カラーインクを被記録媒体に向けて吐出させて被記録媒体上に付与する工程;を有し、且つ、
上記工程(i)及び(ii)を、被記録媒体上で上記ブラックインクと上記カラーインクとの接触状態が形成されるようにして行うことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記ブラックインクと前記カラーインクを被記録媒体上において重なるように付与し、且つ、前記(ii)のカラーインクを被記録媒体上に付与する工程を、前記(i)のブラックインクを被記録媒体上に付与する工程に先立って行う請求項35に記載のインクジェット記録方法。
- 前記エネルギーが、熱エネルギーである請求項35又は36に記載のインクジェット記録方法。
- 請求項24乃至34の何れか1項に記載のインクセットを構成しているインクをそれぞれに収容しているインク収容部、及び該インク収容部から供給されてくるインクにエネルギーを付与してインクをそれぞれ吐出させるためのインクジェット記録ヘッドとを具備していることを特徴とする記録ユニット。
- 前記インクジェット記録ヘッドが、金属及び金属酸化物から選ばれる物質を含む最表面保護層を備えたヒータを具備している請求項38に記載の記録ユニット。
- 前記金属及び金属酸化物から選ばれる物質が、タンタル又はタンタルの酸化物を含む請求項39に記載の記録ユニット。
- 請求項24乃至34の何れか1項に記載のインクセットを構成しているインクをそれぞれに収容しているインク収容部を具備してなることを特徴とするインクカートリッジ。
- 少なくともブラックインクとカラーインクとを組み合わせてなるインクセットを収容しているインク収容部と、該インク収容部から供給されてくるインクにエネルギーを付与してインクをそれぞれ吐出させるためのインクジェット記録ヘッドとが少なくとも搭載されているインクジェット記録装置において、上記インクセットが請求項24乃至34の何れか1項に記載のインクセットであることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 前記インクジェット記録ヘッドが、金属及び金属酸化物から選ばれる物質を含む最表面保護層を備えたヒータを具備し、且つ、該インクジェット記録装置が記録情報に応じて上記ヒータにパルス状の電気信号を印加する手段を具備している請求項42に記載のインクジェット記録装置。
- 前記金属及び金属酸化物から選ばれる物質が、タンタル又はタンタルの酸化物を含む請求項43に記載のインクジェット記録装置。
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