JP2008125744A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】離型性が良好であると共に、遊技球の転動を阻害しない入賞具を有する遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】遊技盤1の遊技領域11を流下する遊技球を受け入れる受入口51と、受入口51に流入した遊技球を遊技盤1裏面側の入賞球処理領域へ導く樋部52とを有し、遊技盤1に配設される入賞具28を備える遊技機において、樋部52は、底部から突出しかつ後方に向かって下り傾斜して形成され、上部に沿って遊技球が転動可能な傾斜突条55を有し、傾斜突条55の表面は球面状に形成され、入賞具28は、成形材料を成形型に充填することによって成形され、入賞具28を成形型から離型させる際に離型用の突き出し具を当接させる当接部は、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aとに跨る同一端面として設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球を用いる遊技機に関するものである。
従来のパチンコ機等の遊技機では、遊技盤前面の遊技領域を流下する遊技球を受け入れ、その遊技球を遊技盤裏面側の入賞球処理領域へ導く入賞具が遊技盤の前面に配在されている(例えば、特許文献1参照)。
この入賞具の成形は、一般的に、軟化する温度に加熱した合成樹脂を金型に充填して成形する射出成形によって行われる。入賞具を金型から離型させるには、遊技球を入賞球処理領域へと導く樋部の後端部に突き出しピンを当接させ押圧することによって行っていた。
特開平4−314474号公報
入賞具の離型性を良くするためには、突き出しピンの押圧力が入賞具へと作用し易くなるように、樋部の断面を厚くする必要がある。しかし、樋部の断面を厚くすれば、遊技球が転動する樋部の表面にヒケが発生し易くなる。
そこで、突き出しピンが当接する部分のみ、つまり樋部の下部に駄肉を設けるという方法もある。しかし、この場合も、駄肉の反対側である樋部の表面にヒケが発生し易くなる。
樋部の表面にヒケが発生した場合、樋部を転動する遊技球は止まり易くなるため、遊技の興趣が阻害される。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、離型性が良好であると共に、遊技球の転動を阻害しない入賞具を有する遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を受け入れる受入口と、当該受入口に流入した遊技球を遊技盤裏面側の入賞球処理領域へ導く樋部とを有し、遊技盤に配設される入賞具を備える遊技機において、前記入賞具の樋部は、底部から突出しかつ後方に向かって下り傾斜して形成され、その表面に沿って遊技球が転動可能な傾斜突条を有し、前記傾斜突条の表面は球面状に形成され、前記入賞具は、成形材料を成形型に充填することによって成形され、前記入賞具を前記成形型から離型させる際に離型用の突き出し具を当接させる当接部は、前記樋部の後端面と前記傾斜突条の後端面とに跨る同一端面として設けられることを特徴とする。
第2の発明は、遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を受け入れる受入口と、当該受入口に流入した遊技球を遊技盤裏面側の入賞球処理領域へ導く樋部とを有し、遊技盤に配設される入賞具を備える遊技機において、前記入賞具の樋部は、底部から突出しかつ後方に向かって下り傾斜して形成され、その上面に沿って遊技球が転動可能な傾斜突条を有し、前記樋部から立ち上がる傾斜突条の基端部には、当該傾斜突条に沿って補強部が形成され、前記入賞具は、成形材料を成形型に充填することによって成形され、前記入賞具を前記成形型から離型させる際に離型用の突き出し具を当接させる当接部は、前記樋部の後端面と前記傾斜突条の後端面と前記補強部の後端面とに跨る同一端面として設けられることを特徴とする。
第3の発明は、前記入賞球処理領域には、前記樋部から流出した遊技球が転動する入賞球転動部材が配在され、前記当接部は、前記樋部と前記傾斜突条との後端面より突出して形成され、前記入賞球転動部材は、前記当接部と嵌合する嵌合部を有し、前記当接部を前記嵌合部に嵌合させることによって前記入賞具に対して位置決めされることを特徴とする。
第1の発明によれば、遊技球が転動する傾斜突条の表面は球面状に形成され断面積が小さいため、傾斜突条の表面にはヒケが発生し難い。したがって、遊技球の転動を阻害することがない。また、離型用の突き出し具を当接させる当接部は、樋部と傾斜突条との後端面に跨る同一平面として設けられるため、突き出し具を当接させる面積が確保され、入賞具の離型性は良好となる。
第2の発明によれば、傾斜突条の基端部に設けた補強部によって傾斜突条の強度が大きくなるため、傾斜突条を細く構成することができる。したがって、傾斜突条の表面には、ヒケがより発生し難くなる。また、傾斜突条を細く構成する分、離型用の突き出し具が当接する傾斜突条の面積は小さくなるが、当接部は、樋部と傾斜突条との後端面と共に、補強部の後端面にも跨る同一平面として設けられるため、当接部の面積は離型性を損なうことのない充分なものとなる。
第3の発明によれば、離型用の突き出し具を当接させる当接部を、入賞具に対する入賞球転動部材の位置決め手段としても利用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の遊技機(パチンコ機)の遊技盤1の正面図である。
遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、合板やプラスチック等からなる矩形状の遊技盤本体2の表面に、ガイドレール10等を設けることで略円形状の遊技領域11を区画形成している。
遊技機は、遊技者の操作に基づいて発射装置(図示省略)から遊技球を発射させ、遊技領域11内に流下させることにより遊技を行うものである。遊技者は、カバーガラス(図示省略)を通じて遊技領域11を視認することができる。
遊技領域11のほぼ中央には、略長方形状の開口窓部21aを有するセンターケース21が配設される。センターケース21の後方には、複数の識別情報を変動表示する変動表示装置22が、その表示部22aがセンターケース21の開口窓部21aに臨む状態で配設される。
遊技盤1にはセンターケース21の外周に沿った形状の開口が形成され、センターケース21は、その開口に遊技盤1の前方から嵌装される。また、センターケース21の開口窓部21aは、開口窓部21aから臨む変動表示装置22の表示部22aが遊技領域11のほぼ中央に配置されるように形成されている。
変動表示装置22は、表示部22aに複数の変動表示領域(例えば、左側、中央、右側の3つの可変表示領域等)を設定して各表示領域の各々で独立して画像表示がなされる表示装置である。本実施の形態では、例えば、任意の画像を表示可能なLCD(液晶表示器)等で表示画面部分が構成され、この表示画面上の各変動表示領域には複数の識別情報(特別図柄)や変動表示ゲームを演出するキャラクタ等、遊技の進行に基づく画像が表示される。
遊技領域11におけるセンターケース21の下方には、普通変動入賞装置(普通電動役物)23を有するチューリップタイプの変動表示始動口24が配設され、この始動口24の下方には、変動表示装置22の作動結果によって遊技球を受け入れない状態と受け入れ易い状態とに変換可能な特別変動入賞装置(大入賞口)25が配設される。
遊技領域11における特別変動入賞装置25の右側方には、普図変動表示ゲームの普通図柄の変動表示を行う普図変動表示装置32が配設され、センターケース21下方の右側には、普図変動表示ゲームの普通図柄始動ゲート26が配設される。
遊技領域11における始動口24の左側には、遊技球が入賞した場合に賞球を払い出す条件だけが成立する一般入賞口27a,27b,27cが配設され、始動口24の右側には一般入賞口27dが配設され、さらにセンターケース21の左側には一般入賞口28が配設される。
また、遊技領域11には、この他に、遊技球の落下方向を変える風車や釘(図示省略)等の方向変換部材、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口30、及び発光により各種の装飾表示を行うランプ・LED(図示省略)が配設される。
発射装置によって打ち出された遊技球は、ガイドレール10の左側部に区画され遊技球を案内する発射球案内通路31から遊技領域11に発射され、遊技領域11内の各所に配置された方向変換部材によって落下方向を変えながら遊技領域11を流下し、始動口24、一般入賞口27a〜27d,28、特別変動入賞装置25に入賞するか、遊技領域11の最下部に設けられたアウト口30から排出される。
始動口24、一般入賞口27a〜27d,28、特別変動入賞装置25に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が払出装置(図示省略)から排出される。
具体的には、始動口24へ遊技球の入賞があると、変動表示装置22では、前述した数字等で構成される識別情報が順に変動表示する変動表示ゲームが開始され、変動表示ゲームに関する画像が表示される。
始動口24への入賞が所定のタイミングでなされたときには大当たり状態となり、三つの表示図柄が揃った状態(大当たり図柄)で停止する。このとき、特別変動入賞装置25は、大入賞口ソレノイド(図示省略)への通電によって、大入賞口が所定の時間だけ、遊技球を受け入れない閉状態(遊技者に不利な状態)から遊技球を受け入れやすい開状態(遊技者に有利な状態)に変換される。すなわち、大入賞口が所定の時間だけ大きく開くので、この間遊技者は多くの遊技球を獲得することができるという遊技価値が付与される。
また、普通図柄始動ゲート26を遊技球が通過すると、普図変動表示装置32で普図変動表示ゲームが開始される。普通図柄始動ゲート26への遊技球の通過が所定のタイミングでなされたときには普通図柄に関する当たり状態となる。このとき、始動口24に設けられた普通変動入賞装置23は、普通電動役物ソレノイド(図示省略)への通電によって、始動口24への入口が所定の時間だけ拡開するように変換され、遊技球の始動口24への入賞可能性が高められる。
次に、主に図2〜図4を参照して、遊技球が入賞する入賞具について説明する。
ここで、本発明における入賞具とは、遊技盤1の遊技領域11を流下する遊技球を受け入れ、その遊技球を遊技盤1裏面側の入賞球処理領域へ導くものであり、始動口24、及び一般入賞口27a〜27d,28等の遊技球が入賞するもの全てを指す。
以下では、入賞具として、図1に示した一般入賞口28(以下、「入賞口28」と称する。)を例にとって説明する。図2は入賞口28の前方斜視図であり、図3は入賞口28の後方斜視図であり、図4は入賞口28近傍の断面図である。
入賞口28は、入賞口本体41と、入賞口本体41を遊技盤1に固定するためのフランジ部42とを備える。
入賞口本体41は、半円筒部材43と、半円筒部材43の長手方向に延在する両端面から直線状に立設する側壁44a,44bとから構成され、一方の端部は端面45にて閉塞されると共に、他方の端部は開口している。
フランジ部42は、入賞口本体41の長手方向中央付近に、入賞口本体41の外周面に沿って入賞口本体41と一体に取り付けられる。フランジ部42には、遊技盤1に固定するための締結部材(図示省略)を挿通させる一対の孔42aが形成される。
入賞口28は、合成樹脂等の成形材料を軟化する温度に加熱した後、金型等の成形型に加圧状態にて充填して成形する射出成形によって成形される。
入賞口28は、遊技盤1に形成された略円形状の開口47(図1及び図4参照)に、端面45が手前側でかつ側壁44a,44bが上側となるように遊技盤1の前方から嵌装される。そして、フランジ部42を遊技盤1の前面に当接させ、締結部材をフランジ部42の孔42a及び遊技盤1に形成された孔(図示省略)に挿通させることによって、入賞口28は遊技盤1に固定される。これにより、入賞口本体41におけるフランジ部42の前方側は遊技領域11内に配置され、フランジ部42の後方側は遊技盤1の開口47内に収納され、後端部の開口を遊技盤1の裏面側の入賞球処理領域に臨ませることになる。
なお、側壁44a,44bの端面は、フランジ部42が取り付けられた位置を境にして、後方側が低く形成される。このように、側壁44a,44bの端面には段部49が設けられ、この段部49もフランジ部42と共に遊技盤1の前面に当接する。
入賞口28が遊技盤1に固定されることによって、入賞口28には、遊技盤1の遊技領域11を流下する遊技球を受け入れる受入口51が構成される。受入口51に流入した遊技球は、入賞口本体41内を後方に向かって転動し、入賞口本体41内周面と遊技盤1の開口47内周面とによって構成された貫通路53(図4参照)を通過して遊技盤1裏面側の入賞球処理領域へと導かれる。このように、入賞口本体41における半円筒部材43と側壁44a,44bとで囲まれた領域は、遊技球を遊技盤1裏面側の入賞球処理領域へ導く樋部52として機能する。
図3及び図4に示すように、樋部52における最底部には、入賞口本体41の表面から上方に突出し、かつ後方に向かって下り傾斜した傾斜突条55が形成される。傾斜突条55は、後方に向かって下り傾斜した斜面をもつ土台56と、その土台56の斜面に沿うと共に、入賞口本体41の前側の端面45から樋部52の後端面52aまで延在して形成され、表面に沿って遊技球が転動可能な球案内部57とを備える。また、傾斜突条55の後端面55aは、図3に示すように、樋部52の後端面52aと同一平面内に形成される。
遊技領域11から受入口51に流入した遊技球は、左右を入賞口本体41の側壁44a,44bに案内されながら、傾斜突条55の球案内部57上を後方に向かって転動する。
球案内部57の表面は球面状に形成されているため、遊技球が球案内部57に沿って転動する場合、遊技球と球案内部57との接触面積は極小さいものとなる。これに対して、樋部52に傾斜突条55を配在しない場合には、樋部52を転動する遊技球は、入賞口本体41の内周面全体に沿って転動するため、遊技球と入賞口本体41の内周面との接触面積は大きい。このように、樋部52に傾斜突条55を配在することによって、遊技球の転動に伴う摩擦を小さくすることができる。
ここで、傾斜突条55は傾斜して形成されているため、入賞口28を射出成形した後に成形型から離型させるには、入賞口28を傾斜突条55の高さが低い方から高い方に向かって成形型に対して相対移動させる必要がある。つまり、入賞口28の離型は、樋部52の後端面52aを離型用の突き出し具にて押圧することによって行われる。
具体的には、離型用の突き出し具を、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aとに跨いで形成される当接部60に当接させ、入賞口本体41をその長手方向に押圧することによって行われる。このように、突き出し具が当接する当接部60は、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aとに跨ぐ同一平面として形成されるため、当接部60の面積を大きくとることができる。したがって、突き出し具からの押圧力は、入賞口本体41へと確実に作用する。
傾斜突条55の球案内部57の端部には、受入口51から流下してくる遊技球を後方へと送るための傾斜リブ59が配在される。傾斜リブ59は、後方に向かって下り傾斜した斜面59aを有し、受入口51から流下してくる遊技球は、その斜面59aに当たった後、斜面59aに沿って滑り落ちるようにして後方へと送られる。このように、傾斜リブ59は、流下してくる遊技球を確実に後方へと送るものであり、遊技球の詰まり防止効果を奏する。
次に、入賞口28を射出成形によって成形する場合について説明する。
入賞口28を射出成形によって成形する場合には、表面に発生するヒケが問題となる。特に、遊技球が転動する部位に発生するヒケは、遊技球の転動を阻害するため問題となる。
しかし、本実施の形態の場合、入賞口本体41の内周面にヒケが発生した場合でも、遊技球は傾斜突条55上に沿って転動し、入賞口本体41の内周面に接触しないため、入賞口本体41の内周面に発生するヒケは問題とならない。また、傾斜突条55の球案内部57の表面は球面状であり断面積が小さいため、球案内部57の表面にはヒケが発生し難い。さらに、仮に、球案内部57の表面にヒケが発生した場合でも、前述したように、遊技球と球案内部57との接触面積は極小さく遊技球の転動に伴う摩擦は小さいため、遊技球の転動を阻害する可能性は低い。
また、入賞口28を金型から離型させる際には、離型用の突き出し具を当接部60に当接させ、当接部60を介して入賞口28を押圧する。当接部60は、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aとに跨ぐ同一平面として形成されるため、突き出し具が当接する面積は充分確保される。したがって、突き出し具による押圧力は、入賞口28へと確実に伝達され、入賞口28の離型性は良好となる。
以上のように、本実施の形態によれば、遊技球が転動する傾斜突条55の球案内部57の表面は球面状に形成され断面積が小さいため、球案内部57の表面にはヒケが発生し難い。したがって、遊技球の転動を阻害することがない。また、離型用の突き出し具を当接させる当接部60は、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aとに跨ぐ同一平面として設けられるため、突き出し具を当接させる面積が充分確保され、入賞口28の離型性は良好となる。
(第2の実施の形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態の遊技機における入賞口70について説明する。図5は入賞口70の後方斜視図である。なお、本第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下では、本第2の実施の形態の遊技機のうち、上記第1の実施の形態と相違する点について説明する。
樋部52から立ち上がる傾斜突条55の基端部には、傾斜突条55に沿って補強部71が形成される。補強部71は、傾斜突条55の左右双方に形成され、入賞口本体41の内周表面と傾斜突条55の側面とに亘って形成される。
補強部71を設けることによって、遊技領域11から流下してくる遊技球に対する傾斜突条55の強度が増すため、傾斜突条55を細く、つまり幅を狭くすることができる。これにより、入賞口70を射出成形によって成形する際、傾斜突条55の球案内部57の表面には、ヒケがより発生し難くなる。
また、傾斜突条55の幅を狭くすることができ、ヒケの発生を抑制することができるため、球案内部57の表面の形状を、球面形状と比較して断面積が大きくなる矩形状とすることも可能となる。傾斜突条55の形状を矩形状とする場合、入賞口70を成形するための成形型の製作が容易となるため生産性が向上する。
傾斜突条55の幅を狭くする場合、離型用の突き出し具が当接する傾斜突条55の後端面55aの面積は小さくなってしまう。しかし、補強部71の後端面71aは、樋部52の後端面52a及び傾斜突条55の後端面55aと同一平面内に形成されるため、当接部60は、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aと補強部71の後端面71aとに跨ぐ同一平面として設けられる。したがって、当接部60の面積として、離型性を損なうことのない充分な面積を確保することができるため、射出成形後の入賞口70の離型性は良好となる。
以上のように、本実施の形態においても、球案内部57の表面にヒケが発生し難く、遊技球の転動を阻害することがない入賞口70を得ることができる。また、突き出し具を当接させる当接部60の面積も、補強部71を利用することによって充分確保することができるため、入賞口70の離型性を損なうこともない。
(第3の実施の形態)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第3の実施の形態の遊技機における入賞口80について説明する。図6は、入賞口80近傍を遊技盤の裏面側から見た分解斜視図であり、図7は入賞口80近傍の断面図である。なお、本第3の実施の形態において、上記第1,2の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下では、本第3の実施の形態の遊技機のうち、上記第2の実施の形態と相違する点について説明する。
遊技領域11から入賞口80に入賞し、樋部52を転動して樋部52から流出する遊技球は、 遊技盤1の裏面側の入賞球処理領域へと導かれる。入賞球処理領域における入賞口80に対応する位置には、樋部52から流出した遊技球が転動する転動面63aを有する入賞球転動部材63が配在されている。
上記第2の実施の形態では、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aと補強部71の後端面71aとは同一平面内に形成され、かつ離型用の突き出し具を当接させる当接部60は、それぞれの後端面52a,55a,71aとに跨る同一平面として設けられるとした。
しかし、当接部60を図6に示すように、樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aと補強部71の後端面71aとに跨らせると共に、それら後端面52a、後端面55a、及び後端面71aより突出して形成するようにしてもよい。つまり、当接部60を円板状のピンとし、そのピンを樋部52の後端面52aと傾斜突条55の後端面55aと補強部71の後端面71aとに跨らせて配設させる。
一方、入賞球転動部材63には、当接部60が嵌合する嵌合穴(嵌合部)64が設けられる。入賞球転動部材63を遊技盤1の背面に取り付けるには、図7に示すように、入賞口80の当接部60を入賞球転動部材63の嵌合穴64に嵌合させ、入賞球転動部材63を入賞口80に対して位置決めする。その後、締結部材(図示省略)を入賞球転動部材63に設けられた締結穴65及び遊技盤1に設けられた締結穴66に挿通させて、入賞球転動部材63を遊技盤1に固定する。
このように、当接部60は、離型用の突き出し具を当接させる部位であると共に、入賞口80に対する入賞球転動部材63の位置合せ用の位置決めピンとしても機能するものである。
なお、本実施の形態では、第2の実施の形態における当接部60を突出させる構成として説明したが、第1の実施の形態における当接部60を樋部52と傾斜突条55との後端面52a,55aより突出させて構成し、位置決めピンの機能も兼ねるようにすることも当然可能である。
本発明の遊技機は、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技球を使用する全ての遊技機に適用可能である。
また、本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の第1の実施の形態の遊技機の遊技盤の正面図である。 入賞口の前方斜視図である。 入賞口の後方斜視図である。 入賞口近傍の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の遊技機における入賞口の後方斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の遊技機における入賞口近傍を遊技盤の裏面側から見た分解斜視図である。 入賞口近傍の断面図である。
符号の説明
1 遊技盤
11 遊技領域
21 センターケース
22 変動表示装置
24 始動口
28 一般入賞口
41 入賞口本体
42 フランジ部
43 半円筒部材
44a,44b 側壁
51 受入口
52 樋部
52a 樋部の後端面
55 傾斜突条
55a 傾斜突条の後端面
57 球案内部
59 傾斜リブ
60 当接部
63 入賞球転動部材
64 嵌合穴
70 入賞口
71 補強部
71a 補強部の後端面
80 入賞口

Claims (3)

  1. 遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を受け入れる受入口と、当該受入口に流入した遊技球を遊技盤裏面側の入賞球処理領域へ導く樋部とを有し、遊技盤に配設される入賞具を備える遊技機において、
    前記入賞具の樋部は、
    底部から突出しかつ後方に向かって下り傾斜して形成され、その表面に沿って遊技球が転動可能な傾斜突条を有し、
    前記傾斜突条の表面は球面状に形成され、
    前記入賞具は、成形材料を成形型に充填することによって成形され、
    前記入賞具を前記成形型から離型させる際に離型用の突き出し具を当接させる当接部は、前記樋部の後端面と前記傾斜突条の後端面とに跨る同一端面として設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤の遊技領域を流下する遊技球を受け入れる受入口と、当該受入口に流入した遊技球を遊技盤裏面側の入賞球処理領域へ導く樋部とを有し、遊技盤に配設される入賞具を備える遊技機において、
    前記入賞具の樋部は、
    底部から突出しかつ後方に向かって下り傾斜して形成され、その上面に沿って遊技球が転動可能な傾斜突条を有し、
    前記樋部から立ち上がる傾斜突条の基端部には、当該傾斜突条に沿って補強部が形成され、
    前記入賞具は、成形材料を成形型に充填することによって成形され、
    前記入賞具を前記成形型から離型させる際に離型用の突き出し具を当接させる当接部は、前記樋部の後端面と前記傾斜突条の後端面と前記補強部の後端面とに跨る同一端面として設けられることを特徴とする遊技機。
  3. 前記入賞球処理領域には、前記樋部から流出した遊技球が転動する入賞球転動部材が配在され、
    前記当接部は、前記樋部と前記傾斜突条との後端面より突出して形成され、
    前記入賞球転動部材は、前記当接部と嵌合する嵌合部を有し、前記当接部を前記嵌合部に嵌合させることによって前記入賞具に対して位置決めされることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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