JP2008125431A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】穀粒の損傷、穀粒の詰まり発生。
【解決手段】コンバインの走行装置2の上方に脱穀装置3を、脱穀装置3の側方にグレンタンク20を、グレンタンク20内に排出装置21を設ける。排出装置21の終端は接続部材22の横筒部26に接続し、接続部材22の縦筒部27には排出用縦揚穀装置25の下部を接続し、縦筒部27はその軸芯を前記横筒部26の軸芯上方から外した一側に配置して連通口30により前記横筒部26と連通させる。横筒部26に軸装する回転入力軸40の一端に入力プーリ41を設け、回転入力軸40の連通口30の後側に傘歯車42を設け、傘歯車42には縦軸44に固定の傘歯車43を噛み合わせる。縦軸44の下部の伝動スプロケット45と、排出用縦揚穀装置25の揚穀軸46の伝動スプロケット47との間に無端チエン48を掛け回す。
【選択図】図4

Description

本発明は、穀粒排出装置を備えたコンバインに係るものである。
従来、下方に走行装置を設けた機体フレームの上方に脱穀装置を設け、脱穀装置の側方にグレンタンクを設け、該グレンタンク内にはグレンタンク内の穀粒を排出する排出装置を設け、排出装置の終端は接続部材の横筒部に接続し、前記接続部材の縦筒部には揚穀する排出用縦揚穀装置の下部を接続し、該排出用縦揚穀装置の上部に排出オーガの基部を接続し、前記接続部材は、前記縦筒部を前記横筒部の後側に略垂直に立ち上げ、側面視L型形状に形成し、横筒部と縦筒部の交差部の接続部材内には排出装置へ伝達する回転を排出用縦揚穀装置に伝達する傘歯車を設けた構成は、公知である(特許文献1参照)。
特開平4ー365423号公報
前記公知例は、排出装置が排出した穀粒の搬送方向を接続部材内で、横方向から縦方向(上方)に切り替えて、上方に押し上げながら排出用縦揚穀装置の下部に搬送し、排出用縦揚穀装置により揚穀する構成のため、穀粒は横筒部から縦筒部に移送されるときに後方から押され、かつ、押し上げられる圧力が掛かって、損傷するという課題がある。
また、接続部材内に傘歯車を設けているため、接続部材内の穀粒の搬送通路の空間容積が狭くなり、この点でも、穀粒の損傷の原因となるだけでなく、詰まりが発生しやすいという課題がある。
本発明は、穀粒の損傷の少ない排出装置を提供するべく、接続部材の形状および伝動機構について特段の工夫をしたものである。
本発明は、下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上方に脱穀装置3を設け、該脱穀装置3の側方にグレンタンク20を設け、該グレンタンク20内にはグレンタンク20内の穀粒を排出する排出装置21を設け、該排出装置21の終端は接続部材22の横筒部26に接続し、前記接続部材22の縦筒部27には排出用縦揚穀装置25の下部を接続し、該排出用縦揚穀装置25の上部に排出オーガ28の基部を接続したものにおいて、前記縦筒部27は、その軸芯を前記横筒部26の軸芯上方から外した一側に配置して連通口30により前記横筒部26と連通するようにし、前記横筒部26の後部に設けた伝動ケース33に軸装する回転入力軸40の一端に入力プーリ41を設け、該回転入力軸40の他端を前記横筒部26内の引継ぎ螺旋23を介して排出装置21に接続すると共に、前記回転入力軸40における連通口30の後側の位置に傘歯車42を設け、該傘歯車42には縦軸44に固定の傘歯車43を噛み合わせ、前記縦軸44の下部の伝動スプロケット45と、前記排出用縦揚穀装置25の揚穀軸46の伝動スプロケット47との間に無端チエン48を掛け回したことを特徴とするコンバインとしたものであり、エンジンを始動し、走行装置2により機体を走行させて、刈取部5により穀稈を刈取り、刈取った穀稈および穀粒を搬送エレベーター14により脱穀装置3へ供給して脱穀し、脱穀された穀粒は、グレンタンク20に一時貯留され、一定量の穀粒が貯留されると、グレンタンク20内の排出装置21を作動させ、グレンタンク20内の穀粒を排出する。
排出装置21により排出搬送された穀粒は接続部材22の横筒部26内に流入し、横筒部26内に流入した穀粒は接続部材22の連通口30により横筒部26から縦筒部27内に流入し、縦筒部27内に流入した穀粒は排出用縦揚穀装置25の揚穀螺旋により揚穀され、揚穀された穀粒は排出オーガ28により軽トラック等の所定のタンクに排出される。
この場合、接続部材22の後部に設けた伝動ケース33に軸装した回転入力軸40の一端に入力プーリ41を設け、回転入力軸40の他端は引継ぎ螺旋23を介して排出装置21に接続して回転を伝達すると共に、連通口30の後側の回転入力軸40には傘歯車42を設け、傘歯車42には縦軸44に固定の傘歯車43を噛み合わせ、前記縦軸44の下部の伝動スプロケット45と、排出用縦揚穀装置25の揚穀軸揚穀軸46の伝動スプロケット47との間にチエン48を掛け回し、伝動スプロケット45と伝動スプロケット47とチエン48はケース50により包囲しているから、横筒部26の内側に縦筒部27を位置させて、縦筒部27の軸芯が横筒部26の軸芯上方から外した位置に位置させても、入力プーリ41の回転を排出用縦揚穀装置25に伝達させて、穀粒排出を行える。
請求項1の発明では、横筒部26の内側に軸芯をずらせて縦筒部27を位置させて、横筒部26から縦筒部27(排出用縦揚穀装置25)への移送中の穀粒の損傷を抑制しながら、排出装置21および引継ぎ螺旋23ならびに排出用縦揚穀装置25に、入力プーリ41からの回転を伝達でき、穀粒の損傷を抑制しつつ合理的な伝動機構の配置構成にできる。
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は刈り取った圃場の穀稈を投入して脱穀する所謂汎用コンバインの機体フレームであり、機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方には脱穀装置3を設け、脱穀装置3および操縦部4の前方には刈取部5を設けている。
刈取部5は、左右側壁6と、後述するオーガー8の下方に位置する底板9と、左右の側壁6と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したオーガーフレーム11に、リール12と、刈刃13と前記オーガー8を設けて構成し、オーガーフレーム11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。前記オーガー8は前記操縦部4のすぐ前方に位置させ、前記搬送エレベーター14は前記操縦部4の側部に位置させる。
また、刈取部5は、搬送エレベーター14と共に、搬送エレベーター14の基部を回動中心にして上下するように構成している。
前記脱穀装置3の側方には、該脱穀装置3で脱穀された穀粒を揚穀装置15により供給して一時貯留するグレンタンク20を設ける。グレンタンク20内には、グレンタンク20内の穀粒を排出する螺旋搬送式の排出装置21を設ける(図3)。該排出装置21の終端は、前記機体フレーム1に設けた接続メタル22内に臨ませ、接続メタル22内に設けた引継ぎ螺旋23の接続部24に所謂カップリング接合により着脱自在に係合させる。
接続メタル(接続部材)22は、前記排出装置21と排出用縦揚穀装置25とを接続するものであり、前後方向の横筒部26と上下方向の縦筒部27とにより構成し、横筒部26には前記グレンタンク20の排出装置21を接続し、縦筒部27には排出用縦揚穀装置25の下部を接続し、排出用縦揚穀装置25の上部には排出オーガ28の基部側を接続する。
前記横筒部26と縦筒部27とは連通口30により連通し、排出装置21および引継ぎ螺旋23により横筒部26まで搬送された穀粒は、連通口30から縦筒部27内に流入し、排出用縦揚穀装置25により揚穀される。
したがって、排出装置21から排出用縦揚穀装置25に至る間の穀粒の損傷が少なく、詰まりの発生も抑制する。
即ち、従来は、排出装置21と排出用縦揚穀装置25は側面視L型の接続メタル22により上方に穀粒を押し上げる構成であること、横方向と縦方向の交差部分は搬送力が作用しにくいことから、この交差部分で穀粒が損傷し、また、詰まりの発生原因となっていたが、本願はこれを抑制する。
しかして、前記連通口30の反対側の横筒部26には、掃除口を開口させ、該掃除口に開閉自在あるいは着脱自在の蓋31を取付ける。
連通口30を形成した部分の接続メタル22内には引継ぎ螺旋23が無く、蓋31を外すと、掃除口により接続メタル22内を大きく開放でき、メンテナンスが容易になる。
また、縦筒部27には、掃除口を開口させ、該掃除口に開閉自在あるいは着脱自在の蓋32を取付けている。
即ち、縦筒部27の軸芯を横筒部26の軸芯上方から外した一側(内側)に設けることで、横筒部26のみならず縦筒部27にも掃除口を設けることができ、メンテナンスを容易にしている。
しかして、接続メタル22の横筒部26の後面には伝動ケース33を取付け、横筒部26の前面をグレンタンク20の後壁34に取付ける。
前記伝動ケース33は、フランジ部35に支持筒36を一体的に形成し、フランジ部35を横筒部26に当接させて、支持筒36の外周には前記引継ぎ螺旋23の筒部37を嵌合させる。
したがって、引継ぎ螺旋23の取付を容易にすると共に、引継ぎ螺旋23の支持強度を向上させて、耐久性を向上させる。
また、引継ぎ螺旋23は、接続部24の部分で排出装置21の排出螺旋38とは着脱係合自在に分割され、グレンタンク20を任意位置に設けた回動支点を中心に外側回動させて、メンテナンスすることができる。
即ち、接続メタル22は、横筒部26の前側部分に引継ぎ螺旋23を設け、引継ぎ螺旋23の後側の横筒部26の後側に伝動ケース33を形成して、横筒部26から縦筒部27へ横方向に穀粒を移動させる構成としながら、グレンタンク20のオープンを簡単に実現している。
なお、理解を容易にするため、横筒部26の後面に伝動ケース33を取付けると、表現しているが、伝動ケース33は、接続メタル22の構成部品の一部としてもよく、伝動ケース33と接続メタル22との関係は任意であり、実施例に限定されない。
前記支持筒36内には回転入力軸40を軸装し、回転入力軸40の先端には引継ぎ螺旋23を取付ける。伝動ケース33より外側(後側)に突出する回転入力軸40の端部には入力プーリ41を設ける。フランジ部35の後側(連通口30の後側)の伝動ケース33内の回転入力軸40には、傘歯車42を設け、傘歯車42には縦軸回転の傘歯車43を噛み合わせる。
傘歯車43は縦軸44の上部に固定し、縦軸44は伝動ケース33に軸装する。伝動ケース33より下方に突出する縦軸44の下部には伝動スプロケット45を設ける。伝動スプロケット45には、排出用縦揚穀装置25の揚穀軸46の伝動スプロケット47との間に無端チエン48を掛け回す。揚穀軸46は前記接続メタル22の縦筒部27に軸装する。前記伝動スプロケット45と伝動スプロケット47と無端チエン48はケース50により包囲する。
したがって、横筒部26と縦筒部27との夫々の軸芯が互いに同一面に位置しないようにして、伝動ケース33により横筒部26から縦筒部27へ穀粒を流入させる構成でありながら、入力プーリ41に伝達される回転を、排出装置21および排出用縦揚穀装置25に伝達させることができ、接続メタル22の周囲の空間を有効利用して伝動機構を配置でき、合理的構成にできる。
即ち、連通口30より後側の回転入力軸40に設けた傘歯車42に、縦軸回転の傘歯車43を噛み合わせているから、側面視における横筒部26から縦筒部27への搬送通路内に、傘歯車42および傘歯車43は位置せず、搬送通路の広さを十分に確保でき、詰まり発生を防止しながら、入力プーリ41に入力された回転を、排出用縦揚穀装置25の揚穀軸46に伝動できる。
また、平面視において、接続メタル22の下方であって、横筒部26と縦筒部27との間に、支持フレーム51を設けているので、支持フレーム51が前記ケース50の保護部材を兼用する構成になる。
しかして、前記入力プーリ41にエンジン55からの伝動経路中には、PTO軸部56を設ける(図7、図8)。
実施例では、入力プーリ41に回転を伝達する中間プーリ57を入力プーリ41の内側に設け、この中間プーリ57を設けた中間軸58の端部に前記PTO軸部56を形成する。
即ち、グレンタンク20と脱穀装置3との間の空間内にPTO軸部56を設け、PTO軸部56からロークロップ(図示省略)の回転刃の駆動や掃除用のエアブロワー(図示省略)の駆動等のオプション作業機への出力が可能となる。
60はベルト(図6)、61はギヤボックス(図6)、62は中間プーリ、63は脱穀装置3の前側部分に設けた中間プーリ、64はベルト、81は走行ミッションケース、82は油圧式無段変速装置、83は刈取クラッチ、84は主唐箕、85は副唐箕、86は一番移送螺旋、87は二番移送螺旋、88は第二唐箕、89は揺動選別棚、90は二番揚穀螺旋、91は第二刈刃、92は排藁チョッパーである(図8)。
しかして、接続メタル22の横筒部26の上面には、バッテリー65を設ける。横筒部26はそれ自体の剛性が高く、この横筒部26にバッテリー65を搭載するように取付けるので、バッテリー65を安定して固定できる。また、接続メタル22の後方周囲を包囲する後部カバー66と排出用縦揚穀装置25との間の空間内にバッテリー65を設置でき、空間を有効利用できる。
また、後部カバー66を開けると、バッテリー65および接続メタル22の掃除口を開閉させる蓋31付近が開放され、一層、メンテナンスが容易にできる。
しかして、前記脱穀装置3で脱穀した穀粒をグレンタンク20に供給揚穀する揚穀装置15には、排出オーガ28を支持するオーガ受け68を設ける。
そのため、排出オーガ28を脱穀装置3の上方に位置させていても、脱穀装置3の扱胴カバー69を開放させることができ、操作性を向上させる。
即ち、扱胴カバー69にオーガ受け68を設けると、必ず、排出オーガ28を一旦オーガ受け68から移動させ、次に、扱胴カバー69をオープンさせることになるが、揚穀装置15にオーガ受け68を設けているので、排出オーガ28をオーガ受け68に載せたまま扱胴カバー69を開放させることができ、操作性を向上させる。
この場合、実施例では扱胴カバー69の回動中心Sを反グレンタンク20側に設けているので、一層、扱胴カバー69のオープン角度を広くでき、好適である。
なお、グレンタンク20は揚穀装置15を残して外側オープンさせるので、揚穀装置15にオーガ受け68を設けても、グレンタンク20の外側オープンの作業には影響せず、この点でも、合理的構成になる。
しかして、操縦部4のドア70の下方には搭乗側サブステップ71を設け(図12、図13)、搭乗側サブステップ71と略同じ高さの刈取部5のオーガーフレーム11の後板10には刈取側サブステップ72を設ける。
刈取側サブステップ72は、刈取部5を最も下げた状態のとき、搭乗側サブステップ71と略同じ高さとなるように構成する。
そのため、操縦部4から搭乗側サブステップ71と刈取側サブステップ72を通って刈取部5への移動が容易に行える。
また、刈取側サブステップ72を設けることにより、オーガーフレーム11の強度を向上させることができる。
しかして、図14,図15は、刈取側サブステップ72の他の実施例を示し、リール12を取付ける左右一対のリールフレーム73間に刈取側サブステップ72を掛け渡した設けたものである。
したがって、操縦部4から刈取部5の刈取側サブステップ72を通って搬送エレベーター14から脱穀装置3に至り、脱穀装置3の点検およびメンテナンスを行うことができる。
即ち、本実施例のように、操縦部4を運転席を包囲するキャビン型となっているときに、脱穀装置3の点検は操縦部4のドア開けて一旦降りて、刈取部5を大きく迂回して搬送エレベーター14に乗って脱穀装置3まで登らなければならず、面倒であったが、本願では、刈取部5の刈取側サブステップ72から搬送エレベーター14にすぐに移れて、非常に簡単に行える。
しかして、前記脱穀装置3は、扱胴75(図8)の回転を、切替レバー77(図1)により二段階に変更可能に構成し、また、脱穀室(図示省略)の後方所定位置に排稈量検知センサ78を設け(図16)、排稈量検知センサ78により脱穀装置3内の唐箕風量および揺動選別装置のチャフシーブの開閉量を制御するように構成すると共に、前記排稈量検知センサ78の感度を変更(切替)自在に構成する。
扱胴75の回転は、切替レバー77により、稲・麦のときは高回転とし、大豆・蕎麦では低回転に変更し、排稈量の多い稲・麦のときは排稈量検知センサ78の感度を標準とし、大豆・蕎麦では排稈量が少ないので、排稈量検知センサ78の感度を上げて制御する。
したがって、作物の性状に合わせた脱穀制御を行うことができる。
なお、唐箕風量および揺動選別装置のチャフシーブの開閉量の変更調節機構は任意であり、図1あるいは図17では理解を容易にするため、唐箕84および揺動選別棚89の概略を図示しているが、これにより構成は限定されない。
この場合、前記扱胴75の回転数を回転センサ79(図17)により検出し、扱胴75の回転数が高いときは稲・麦と判別し、かつ、排稈量検知センサ78の感度を標準にして制御し、扱胴75の回転数が低くいときは大豆・蕎麦と判別して排稈量検知センサ78の感度を上げ制御するように構成すると、作物の性状に合わせた脱穀制御を簡単に行うことができる。
しかして、前記刈取部5は、搬送エレベータ14の先端に任意の構成により回転(ローリング)自在に取付け、搬送エレベータ14に対して回転させることで、圃場に対して刈取部5を水平状態にさせて刈り取り作業を行えるように構成している。
したがって、通常の刈取作業では、刈取部5を圃場に対して並行状態にするが、刈取部5を所定量あるいは最上位置に上昇させるときは、刈取部5と搬送エレベータ14との接続部分となる搬送エレベータ14の供給口80側が低くなるように、刈取部5のオーガーフレーム11を回転させるように、構成する。
そのため、上昇した刈取部5の底板9は、供給口80側が低く傾斜するので、オーガーフレーム11内の穀稈や穀粒は供給口80側に流れやすくなり、オーガーフレーム11内の残留穀粒が減少し、その結果、穀粒の汚染も抑制することができる。
(実施例の作用)
しかして、エンジン55を始動し、走行装置2により機体を走行させると、リール12が回転し、未刈稈を掻き込み、掻込んだ穀稈を刈刃13で刈取り、刈取った穀稈および穀粒を回転するオーガー8により集めて搬送エレベーター14内へ供給され、搬送エレベーター14により脱穀装置3へ供給されて脱穀される。
脱穀された穀粒は、グレンタンク20に一時貯留され、一定量貯留されると、グレンタンク20内の排出装置21を作動させ、グレンタンク20内の穀粒を排出する。排出装置21により搬送された穀粒は接続メタル22の横筒部26内に流入し、横筒部26内に流入した穀粒は接続メタル22の連通口30により横筒部26から縦筒部27内に流入し、縦筒部27内に流入した穀粒は排出用縦揚穀装置25の揚穀螺旋により揚穀され、揚穀された穀粒は排出オーガ28により軽トラック等の所定のタンクに排出される。
この場合、排出用縦揚穀装置25の揚穀螺旋の下部は、図示は省略するが、前記連通口30の側方に臨ませると、連通口30から縦筒部27内に流入した穀粒を円滑に揚穀させることができ、穀粒の損傷および詰まりの発生を防止する。
また、連通口30の反対側の横筒部26には、掃除口を開口させ、該掃除口に開閉自在あるいは着脱自在の蓋31を取付けているから、蓋31を外すと、連通口30を形成した部分の接続メタル22内には引継ぎ螺旋23が存在せず、掃除口により接続メタル22内を大きく開放でき、メンテナンスを容易に行える。
しかして、接続メタル22の後部に設けた伝動ケース33に軸装した回転入力軸40の一端に入力プーリ41を設け、回転入力軸40の他端は引継ぎ螺旋23を介して排出装置21に接続して回転を伝達すると共に、連通口30の後側の回転入力軸40には傘歯車42を設け、傘歯車42には縦軸44に固定の傘歯車43を噛み合わせ、前記縦軸44の下部の伝動スプロケット45には、排出用縦揚穀装置25の揚穀軸46の伝動スプロケット47との間に無端チエン48を掛け回し、伝動スプロケット45と伝動スプロケット47と無端チエン48はケース50により包囲しているから、横筒部26の内側に縦筒部27を位置させて、縦筒部27の軸芯が横筒部26の軸芯上方から外した位置に位置させても、入力プーリ41の回転を排出用縦揚穀装置25に伝達させることができる。
また、傘歯車42と傘歯車43は伝動ケース33内に内蔵し、伝動スプロケット45および伝動スプロケット47ならびに無端チエン48は、接続メタル22の横筒部26および縦筒部27の下方に設けているから、取付スペースを最小限にでき、機体の小型化に貢献する。
また、平面視において、接続メタル22の下方であって、横筒部26と縦筒部27との間に、支持フレーム51を設けているので、支持フレーム51がケース50の保護部材を兼用する構成になる。
コンバインの側面図。 刈取部の平面図。 グレンタンクの平面図。 接続メタル部分の縦断側面図。 同平面図。 PTO軸部付近の平面図。 同側面図。 コンバインの伝動構成の一例を示す概略図。 接続メタル付近の背面図。 同平面図。 コンバインの背面図。 同側面図。 同平面図。 同側面図。 コンバインの概略平面図。 同背面図。 コンバインの概略側面図。 コンバインの正面図。
符号の説明
1…フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…操縦部、5…刈取部、6…左右側壁、8…オーガー、9…底板、10…後板、11…オーガーフレーム、12…リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、15…揚穀装置、20…グレンタンク、21…排出装置、22…接続メタル(接続部材)、23…引継ぎ螺旋、24…接続部、26…横筒部、27…縦筒部、25…排出用縦揚穀装置、28…排出オーガ、30…連通口、32…蓋、33…伝動ケース、34…後壁、35…フランジ部、37…筒部、38…排出螺旋、40…回転入力軸、41…入力プーリ、42…傘歯車、43…傘歯車、44…縦軸、45…伝動スプロケット、46…揚穀軸、47…伝動スプロケット、48…無端チエン、50…ケース、51…支持フレーム、55…エンジン、56…PTO軸部、57…中間プーリ、58…中間軸、60…ベルト、61…ギヤボックス、62…中間プーリ、63…中間プーリ、64…ベルト、65…バッテリー、66…後部カバー、68…オーガ受け、69…扱胴カバー、70…ドア、71…搭乗側サブステップ、72…刈取側サブステップ、73…リールフレーム、75…扱胴、78…排稈量検知センサ、77…切替レバー、79…回転センサ、80…供給口、81…走行ミッションケース、82…油圧式無段変速装置、83…刈取クラッチ、84…主唐箕、85…副唐箕、86…一番移送螺旋、87…二番移送螺旋、88…第二唐箕、89…揺動選別棚、90…二番揚穀螺旋、91…第二刈刃、92…排藁チョッパー。

Claims (1)

  1. 下方に走行装置(2)を設けた機体フレーム(1)の上方に脱穀装置(3)を設け、該脱穀装置(3)の側方にグレンタンク(20)を設け、該グレンタンク(20)内にはグレンタンク(20)内の穀粒を排出する排出装置(21)を設け、該排出装置(21)の終端は接続部材(22)の横筒部(26)に接続し、前記接続部材(22)の縦筒部(27)には排出用縦揚穀装置(25)の下部を接続し、該排出用縦揚穀装置(25)の上部に排出オーガ(28)の基部を接続したものにおいて、前記縦筒部(27)は、その軸芯を前記横筒部(26)の軸芯上方から外した一側に配置して連通口(30)により前記横筒部(26)と連通するようにし、前記横筒部(26)の後部に設けた伝動ケース(33)に軸装する回転入力軸(40)の一端に入力プーリ(41)を設け、該回転入力軸(40)の他端を前記横筒部(26)内の引継ぎ螺旋(23)を介して排出装置(21)に接続すると共に、前記回転入力軸(40)における連通口(30)の後側の位置に傘歯車(42)を設け、該傘歯車(42)には縦軸(44)に固定の傘歯車(43)を噛み合わせ、前記縦軸(44)の下部の伝動スプロケット(45)と、前記排出用縦揚穀装置(25)の揚穀軸(46)の伝動スプロケット(47)との間に無端チエン(48)を掛け回したことを特徴とするコンバイン。
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