JP2008120669A - 不定形耐火物 - Google Patents

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Abstract

【課題】不定形耐火物の爆裂メカニズムに基づいて構成された複合繊維を用いて不定形耐火物の乾燥爆裂を防止する。
【解決手段】ポリプロピレンからなる第一成分1と、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物からなる第二成分2とを複合化した複合繊維を含有する不定形耐火物とすることにより、不定形耐火物の乾燥爆裂を防止することができる。この際、複合繊維の断面を並列型断面または偏芯型断面とすると、第一成分1および第二成分2が溶融したときに形成される各空隙に関して、同じ断面積の芯鞘型と比べて、それぞれ大きな空隙幅を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、不定形耐火物に関し、特に不定形流し込み耐火物および不定形吹付け耐火物に関する。
不定形耐火物の施工法のひとつである流し込み施工は、配合された材料に所定量の水を添加して混練した後、流し込み施工し、養生・脱枠・乾燥を行い施工体を形成する。
流し込み施工では、乾燥中における水分の脱水およびセメント水和物の脱水等によって生ずる水蒸気圧の上昇に伴い、流し込み施工体が爆裂する可能性があり、流し込み施工体の乾燥爆裂を防止するため、以下のような対策を講じている。
a.水および水蒸気を速やかに流し込み施工体の外に排出する。
b.乾燥温度の制御により急激な水蒸気発生を抑制する。
c.流し込み施工体の強度を高めて、水蒸気圧の上昇に耐える。
この中で、a.の対策を実現する方法の一つとして、流し込み施工体中に有機繊維を混入する方法がある。この方法では、有機繊維が乾燥過程で溶融・消失して生成した空隙から、水あるいは発生した水蒸気を速やかに流し込み施工体の外に排出させることで、水蒸気圧の上昇を抑え、爆裂を防止する。例えば、特許文献1では、ポリプロピレン繊維を混入した水含有耐火材の発明が開示され、特許文献2では、ポリエステル繊維および/またはビニロン繊維を混入した溶融金属容器内張用の不定形耐火物の発明が開示されている。
他方、特許文献3では、火災時における高強度コンクリートの爆裂防止を図るため、混入する合成繊維の溶融挙動に着目し、芯成分をアルカリ可溶樹脂である共重合ポリエステル樹脂とし、鞘成分をアルカリ非溶樹脂である共重合ポリプロピレン樹脂とした芯鞘型の複合繊維が提案されている。この発明では、コンクリート施工後のコンクリート養生中に、コンクリートのアルカリ分により芯部のアルカリ可溶樹脂が徐々に溶解、体積減少して複合繊維の芯部が空洞化する。そして、火災時には、アルカリ非溶樹脂が熱溶解または熱分解することにより体積減少し、さらに増大した空隙を形成して火災時のコンクリート爆裂を防止するものである。
特開昭58−104072号公報 特開昭56−50172号公報 特開2003−112954号公報
しかしながら、ポリプロピレンは150℃近くで溶融を始めるため、150℃以下では、有効な空隙が形成されないという問題がある。また、ポリエステルに至っては、ポリプロピレンより溶融点が高く、不定形耐火物の乾燥爆裂を防止するうえで有効な繊維とは言い難い。
一方、ビニロン繊維は、ポリプロピレン繊維やポリエステル繊維のように溶融せずに500〜600℃まで残存するため、空隙形成効率に劣るという欠点がある。
これに対して、複合繊維は、単一繊維に比べて個々の繊維の特性を活かすことができるため、不定形耐火物の爆裂を防止できる可能性がある。しかしながら、特許文献3に記載された発明は、火災時における高強度コンクリートの爆裂防止を目的としており、不定形耐火物に適用するうえで以下のような問題がある。
コンクリートは養生期間として1ヶ月程度確保できるため、その間に芯部のアルカリ可溶樹脂が溶解、体積減少して複合繊維の芯部を空洞化することが可能であるが、不定形耐火物の乾燥および養生は各1〜3日程度で行われるため、芯部のアルカリ可溶樹脂が溶解して空洞化するのに必要な時間を確保できない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、不定形耐火物の爆裂メカニズムに基づいて構成された複合繊維を用いて不定形耐火物の乾燥爆裂を防止することを目的とする。
本発明者らは、不定形耐火物の乾燥時における発生蒸気圧に着目し、不定形耐火物内の発生蒸気圧を測定して爆裂時の内部蒸気圧との関連について検討した。その結果、爆裂時の発生蒸気圧は0.5〜1MPa程度、その時の内部温度は125〜160℃程度であるケースが多いことが判明した。このことから、不定形耐火物の乾燥爆裂に対しては、水蒸気発生が激しくなる90℃前後から空隙が形成され、水蒸気圧が高まる120〜150℃には、さらに空隙量が大きくなる機能を有する有機繊維であることが望ましいといえる。また、不定形耐火物の表層部が内部より高温であることを考慮すると、内部の水蒸気が表層部に向かって拡散して不定形耐火物の外に排出されるためには、150℃以上の温度において溶融する機能を併せ持つ有機繊維であることが望ましい。即ち、90〜150℃領域における空隙形成能力を有する有機繊維と、150℃以上における空隙形成能力を有する有機繊維とを組み合わせた繊維が望ましい。
しかし、溶融点が低い有機繊維は、分子構造の結晶化度が低くなるため、繊維の直線性が確保されずに丸まったり、攪拌時のせん断で繊維が切断されたりして所定の繊維形態が維持できず、性能を発揮できないという問題がある。このため、複数種の有機繊維を不定形耐火物材料に単純に混入するのではなく、複数種の素材を複合化した複合繊維として不定形耐火物材料に混入する必要がある。
本発明は上記知見に基づいてなされたものであって、ポリプロピレンと、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物とを複合化した複合繊維を含有する不定形耐火物とすることにより、不定形耐火物の乾燥爆裂を防止するものである。
ポリプロピレンより溶融点が低い有機物としては、脂肪族ポリエステルや、ポリエチレンなかでも低密度ポリエチレンが好ましい。
ここで、前記ポリプロピレンは、アイソタクチック型やアタクチック型等の立体構造による差異をとわない。また、プロピレンの単独重合体タイプ(ホモポリマー)に加えて、プロピレンとエチレン等をブロック的に共重合したタイプ(インパクトコポリマー)や、プロピレンとエチレン等をランダムに共重合したタイプ(ランダムコポリマー)等をポリプロピレンの総称として用いている。
一方、前記ポリエチレンは、エチレンの単独重合体であるポリエチレン、およびエチレンとコモノマーとの共重合体であるポリエチレンコポリマーの総称として用いている。また、低密度ポリエチレンは、JIS K6922によれば、密度が0.910〜0.929g/cmの範囲にあるポリエチレンをいうが、本発明では、密度が0.929g/cm以下であるポリエチレンをいう。
ポリプロピレンの溶融点は140〜173℃であり、その温度領域において溶融して空隙を形成する。一方、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物であれば、ポリプロピレンの溶融温度領域以下の温度において溶融して空隙を形成する。特に、ポリエチレンの溶融点は100〜135℃、低密度ポリエチレンの溶融点は90〜135℃であり、その温度領域において溶融して空隙を形成させることができる。
また、複合繊維が、ポリプロピレンと、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物とが並列に配置された並列型断面、もしくは、ポリプロピレンからなる芯部と、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物からなる鞘部とを備える芯鞘型断面とされていることを好適とする。特に、芯鞘型断面において、芯部の重心位置が複合繊維の重心位置から偏心している偏芯型断面とすればなおさらよい。
並列型断面または偏芯型断面とすることにより、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物が溶融したときの空隙形成において、同断面積の芯鞘型と比べて大きな空隙幅を確保することができるだけでなく、ポリプロピレンについても同断面積の芯鞘型と同程度の空隙幅を確保することができる。
また、本発明では、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物が、ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル共重合体とが相溶してなる相溶物であってもよい。ポリエチレンにエチレン酢酸ビニル共重合体を添加することで溶融点をさらに低下させることができる。ここで、「相溶」とは、すでにできあがっている異なるポリマー同士を、機械的または加熱混合する操作をいう。
また、本発明では、複合繊維と、単一素材からなる単一繊維とを含有する不定形耐火物としてもよく、このようにすることで、加熱乾燥時の昇温パターンにマッチングさせることが容易となる。
ポリプロピレンと、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物とを複合化した複合繊維を含有する不定形耐火物とすることにより、不定形耐火物の乾燥爆裂を防止することができる。この際、複合繊維の断面を並列型断面または偏芯型断面とすると、ポリプロピレンおよびポリプロピレンより溶融点が低い有機物が溶融したときに形成される各空隙に関して、同じ断面積の芯鞘型と比べて、それぞれ大きな空隙幅を確保することができる。
本発明において使用する繊維は、ポリプロピレン(以下、第一成分と呼ぶ。)と、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物(以下、第二成分と呼ぶ。)とを複合化した複合繊維であり、ポリプロピレンは、硬質で密度が高いアイソタクチック型が好適である。ポリプロピレンより溶融点が低い有機物としては、脂肪族ポリエステル(ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート等)や、ポリエチレンなかでも低密度ポリエチレンが好適である。
低密度ポリエチレンは、半結晶性ポリマーであり、常温で非晶部を含むため、ポリプロピレンなどに比べると強度・弾性率が低く、剛性にも劣る。このため、繊維として不定形耐火物に分散させると、丸まったり、ゆがんだり、あるいは繊維同士が絡み合って凝集して直線性を保持できず、不定形耐火物の内部から表面に向けて有効な空隙が形成されにくい。また、攪拌時のせん断により繊維が切断されたりして初期の長さより短くなる場合もある。
上記問題を解決するため、一実施形態では、低密度ポリエチレンとポリプロピレンとを複合化させて複合繊維として使用する。複合繊維とすることで、溶融点の低い低密度ポリエチレンの特性を活かしつつ、繊維としての直線性はポリプロピレンで確保することができる。
また、溶融点の低い有機物の場合、細い繊維形状を得ることは困難だが、本発明の複合繊維は、通常の紡糸で作製することが可能である。特に、並列型や芯鞘型(偏芯型を含む。)の複合繊維は、非常に簡単に複合化でき、形状設計、断面設計が容易となる。
図1は並列型複合繊維の実施形態の一例を示したものであり、(a)は、円形の断面を二分割して第一成分1と第二成分2がそれぞれ半円形断面となるように複合化したものであり、(b)は、断面中央部の第一成分1を挟むようにその両側に第二成分2をそれぞれ配して複合化したものである。
また、図2に芯鞘型複合繊維、図3に偏芯型複合繊維の実施形態の一例をそれぞれ示す。第一成分1を芯部、第二成分2を鞘部とし、偏芯型複合繊維では、芯部の重心位置が複合繊維の重心位置から偏心している。本実施形態では、溶融点の低い第二成分2を早期に溶融させるため、芯部より温度が早く伝達される鞘部に第二成分2を配している。
並列型や偏芯型とすることにより、第二成分が溶融したときに、同断面積の芯鞘型と比べて大きな空隙幅を確保することができる。断面積が同じであっても空隙幅が大きいほど、水や水蒸気の移動抵抗は少ない。並列型断面や偏芯型断面の場合、第二成分が溶融したときの空隙形成において、同断面積の芯鞘型と比べて大きな空隙幅を確保することができるだけでなく、第一成分についても同断面積の芯鞘型と同程度の空隙幅を確保することができる。例えば、芯鞘型断面からなる直径20μmの複合繊維において鞘部と芯部の面積が同じ場合、鞘部の厚さは3μmとなるが、偏芯型であれば、直径20μmから芯部の直径14μmを差し引いた最大幅6μmの鞘部を確保することができる。また、並列型断面であれば、第二成分は20μm×10μmの半円部となるので、同じ径の芯鞘型断面からなる複合繊維に比べて大きな空隙幅を確保することができる。
上記のように、複合繊維の断面形状は並列型や芯鞘型(偏芯型を含む。)が望ましいが、芯鞘中空型、海島型、海島中空型など他の形状でも良い。図4(a)に芯鞘中空型複合繊維、(b)に海島型複合繊維、(c)に海島中空型複合繊維の各断面の一例を示しておく。
なお、上記実施形態では、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物を一種に限定して説明したが、ポリプロピレンと複合化するに際し、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物を二種以上用いても良い。このようにすることで、より精密な爆裂制御が可能となる。
例えば、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物として、ポリエチレン(好ましくは低密度ポリエチレン)とエチレン酢酸ビニル共重合体とが相溶してなる相溶物を用いることができる。この際、複合繊維の紡糸の困難化を防止するため、相溶物100質量%に占めるエチレン酢酸ビニル共重合体の割合は、30質量%以下(但し、0質量%を除く)であることが望ましい。一方、相溶物の溶融点を低くするため、相溶物100質量%に占めるエチレン酢酸ビニル共重合体の割合は、10質量%以上であることが好ましい。また、エチレン酢酸ビニル共重合体は、溶融点が100℃以下のものを使用することが好ましい。
エチレン酢酸ビニル共重合体は、エチレンと酢酸ビニルを共重合した熱可塑性樹脂であり、酢酸ビニルの含有量が増加するにつれて溶融点が低下する。酢酸ビニル含量の少ないものは低密度ポリエチレンに近い性質を示すが、より強靭性を示す。酢酸ビニル含量が多くなるに従って柔軟性を増し、ゴムに近い性質を示すようになる。
不定形耐火物材料に混入する複合繊維量は、該不定形耐火物材料を構成する耐火原料と結合材との合量100質量%に対する外掛けで、0.01〜1.0質量%が望ましい。
複合繊維量が0.01質量%未満であると、目的とする耐乾燥爆裂性が十分に得られない場合があり、1.0質量%を超えると、施工時の添加水量が増加して得られる施工体の緻密性が低下する場合がある。
複合繊維の繊度および繊維長は、特に限定するものではないが、繊度1〜100dtex、繊維長1〜50mmのものが好ましい。
繊度が1dtex未満であると、複合繊維の溶融に伴って空隙が形成されても、空隙を通過する抵抗が大きすぎるため、水蒸気が拡散しにくくなる場合がある。一方、繊度が100dtexを超えると、複合繊維の添加量が0.01〜1.0質量%の場合には、繊維の本数が少な過ぎるため、充分な数の空隙が形成されない場合がある。逆に複合繊維の添加量を増やすと施工体の緻密性が低下する場合がある。
また、繊維長が1mm未満であると、連続的な空隙を形成するために多量の添加が必要になって不経済であり、繊維長が50mmを超えると、混練水量が増加して得られる施工体の緻密性が低下するために好ましくない。
一般に、ポリエチレン、ポリプロピレン、および脂肪族ポリエステル繊維等は疎水性であるが、これら疎水性複合繊維を添加すると不定形耐火物の流動性が低下し、添加する水分を増加しなければならなくなる場合もある。このため、添加する複合繊維の表面を疎水性から親水性に改質しておくのが、より好ましい。本発明の複合繊維の表面処理方法としては特に限定されないが、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤などの界面活性剤やアミン類等を利用した一般的な方法によることができる。
さらに、本発明では、複合繊維と単一繊維とを組み合わせて使用しても良い。例えば、基本設計として不定形耐火物材料に複合繊維を混入しておいて、乾燥条件等について施工時に変更がある場合に、適宜、単一繊維を組み合わせることで、加熱乾燥時の昇温パターンにマッチングさせることが容易となる。
上記繊維を混入する不定形耐火物材料は、耐火原料、結合材、および分散剤や急結剤等の添加剤によって構成される。なお、本明細書では、不定形耐火物材料に水を添加したものを不定形耐火物と呼ぶ。例えば、流し込み施工や湿式吹付け施工では、ミキサー内で不定形耐火物材料に水が添加され混練される。乾式吹付け施工では、乾式吹付け施工装置のノズル内および/または搬送管内で不定形耐火物材料に水が添加される。
耐火原料は、電融または焼結アルミナ、仮焼アルミナ、ボーキサイト、電融または合成ムライト、シリマナイト、アンダリューサイト、カイヤナイト、バン土頁岩、シャモット、ロー石、珪石、溶融シリカ、シリカフラワー等の珪酸質微粒子、チタニア、電融または焼結マグネシア、電融または焼結スピネル、電融または焼結ジルコニア、ジルコン、クロム鉱、電融または焼結マグネシア−ライム、電融ジルコニア−ムライト、電融アルミナ−ジルコニア、炭化珪素や炭化硼素等の炭化物、窒化珪素等の窒化物、粘土、天然または人造の黒鉛、石油コークス、ピッチコークス、無煙炭、カーボンブラック、ピッチ等の無定形炭素等が挙げられ、これらの内の1種または2種以上を粒度調整して使用する。
結合材は、アルミナセメント、水硬性遷移アルミナ等の水硬性を示す原料を使用することができるが、耐火原料のなかで微粉のマグネシアと蒸発シリカの組み合わせのように凝集性の結合部を形成する原料で代用することも可能である。
添加剤としては、不定形耐火物に一般的に使用可能な分散剤を使用することができる。例えば、縮合燐酸、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリカルボン酸、ホスホン酸、フミン酸、アルキルスルホン酸、芳香族スルホン酸等、あるいはそれらの重合物や塩類の1種または2種以上を使用することができる。
さらに、その他の添加剤として、硬化遅延剤や硬化促進剤等の硬化調整剤、アルミ系金属粉、乳酸アルミニウム、グリコール酸アルミニウム、乳酸−グリコール酸アルミニウム、可塑性を調整する目的の高分子有機材料等の不定形耐火物に通常使用されている副原料も必要に応じて添加することができる。また、一部の添加剤は、結合材としても作用する。
[実施例1〜3、比較例1・2]
表1に、以下の各実施例および比較例で使用した流し込み耐火物の配合組成を示す。また、表2に、本発明の実施例1〜3とその比較例1・2の諸元および通気率を示す。ここで、表中のPPはポリプロピレン、LDPEは低密度ポリエチレン、HDPEは高密度ポリエチレン、PESはポリエチレンサクシネート、PVAはポリビニルアルコールの略称であり、比較例2に使用したPVAは、水塩基性を有する塩−PVAからなる含水−含塩のPVA繊維(ビニロン繊維)である。
流し込み耐火物の試験片の作製は、JISR2521に基づき、フローコーンを用いて測定したフロー値が150〜180mmの範囲内となるよう水量を調整して流し込み耐火物を混練し、得られた混練物を通気率測定用試験片として直径50mm×高さ20mmの型枠に流し込み、常温で24時間養生した後、脱枠して作製した。
通気率μ(cm/(cmHO・sec))は、次式により求めた。
Figure 2008120669
ここで、Qは、単位時間に上記試験片を透過したエアーの体積(cm/sec)であり、エアリークテスタ(株式会社コスモ計器製LS−1821)により測定した。Sは、上記試験片の断面積(cm)である。Lは、上記試験片の厚み(cm)である。Pは、上記試験片へのエアー侵入時の圧力(cmHO)である。Pは、大気圧(cmHO)である。
Figure 2008120669
Figure 2008120669
実施例1〜3で使用した複合繊維は、比較例1・2で使用した単一繊維より110、130並びに150℃で高い通気率を示した。また、実施例1で使用した複合繊維は、実施例2・3で使用した複合繊維と同等または低い水量で混練しているにもかかわらず、通気率が高かった。
[実施例4〜6、比較例3]
ポリプロピレンと低密度ポリエチレンからなる並列型複合繊維の断面形状、繊維の種類、および混練条件を表3の通りとした以外、実施例1と同様にして流し込み耐火物の試験片を作成した。なお、表中、芯鞘型および偏芯型は、芯部がポリプロピレン、鞘部が低密度ポリエチレンからなる複合繊維、芯鞘中空型は、芯鞘型の中心部に約20μmの空隙を持つ複合繊維、中空型は、約20μmの空隙を持つ鞘状の繊維のことである。
Figure 2008120669
実施例1および実施例4〜6で使用した複合繊維は、比較例3で使用した中空型単一繊維より110、130並びに150℃で高い通気率を示した。また、実施例1で使用した並列型複合繊維は、実施例4〜6で使用した複合繊維よりも通気率が高かった。また、実施例4と5を比較した場合、おおむね実施例4の方が通気率に優れていることから、芯鞘型に比べると、偏芯型の方が好ましいと考えられる。
[実施例7〜14]
ポリプロピレンと低密度ポリエチレンからなる並列型複合繊維の繊維長×繊度、および混練条件を表4の通りとした。表4に示したように、添加水分を5.5(質量%,外掛け)に固定したため、フローコーンを用いて測定したフロー値が小さくなったものに関しては、適宜振動を加えて流し込み成形を行った。それ以外は、実施例1と同様にして流し込み耐火物の試験片を作成した。
Figure 2008120669
実施例7〜14においてポリプロピレンと低密度ポリエチレンからなる並列型複合繊維は、良好な通気率を示した。
[実施例15、比較例4]
繊維の種類および混練条件を表5の通りとした以外、実施例1と同様にして流し込み耐火物の試験片を作成した。
Figure 2008120669
比較例4は、実施例15においてポリプロピレンと低密度ポリエチレンからなる並列型複合繊維の原料としたポリプロピレンと低密度ポリエチレンを使用した。比較例4は、実施例15よりフロー値がやや低く、通気率が低くなった。低密度ポリエチレンは、強度および弾性率が低いため、混練中、丸まったり、ゆがんだり、あるいは繊維同士が絡み合って凝集して直線性を保持できず、通気率および耐爆裂性を向上させるための、不定形耐火物の内部から表面に向けた有効な空隙が形成されにくい。因って、低密度ポリエチレンの単一成分添加では、耐爆裂性の向上に繋がらない。
[実施例16、比較例5]
乾燥試験に使用したサンプルは500×500×200mm形状で、下記の手順で作製し、乾燥試験を実施した。
材料は表1に示す配合割合とし、複合繊維は、実施例16が表2の実施例1、比較例5が表2の比較例2にそれぞれ対応している。混練時の水分量は、実施例16が外掛け5.5質量%、比較例5が外掛け5.4質量%とした。
流し込み成形は、内面が幅500mm、高さ540mm、厚さ200mm金型を使用し、高さが500mmになるように調整して充填した。
その後、流し込み面をビニルシートでラッピングし、20℃の恒温室で2日間養生して硬化させた。
その後、500×540mmの片方の面の金枠を取り除き、この面が乾燥炉の内面、つまり加熱面になるように乾燥炉に設置した。サンプルの上下左右の面と乾燥炉の間は、断熱れんがと断熱ウールでシールした。
サンプルの加熱面中央部の表面に接触させた熱電対を制御用に使用し、所定の加熱スケジュールとなるように、サンプルをバーナーで加熱して乾燥させた。
乾燥時の材料内部の温度は、乾燥時に背面側となる金枠に空けた穴から、流し込み成形時にアルミナ質保護管を埋め込み、その中に熱電対を挿入して測定した。
また、内部蒸気圧は、同様に乾燥時に背面側となる金枠に空けた穴から、流し込み成形時にシリコーンオイルを充填した銅管を埋め込み、乾燥時に圧力センサーに接続して測定した。
温度と内部蒸気圧の測定位置は、サンプルを加熱する500×500mmの面の中央部で、加熱面から背面側へ50mmと100mmの位置とした。
実施例16の乾燥試験結果を図5に、比較例5の乾燥試験結果を図6にそれぞれ示す。
実施例16では、表面から50mm位置において、内部温度約125℃で内部発生蒸気圧が最大となった。また、表面から100mm位置では、143℃で内部発生蒸気圧が最大となった。
一方、比較例5では、爆裂が生じた。爆裂が生じた位置は、表面から90〜100mm付近であった。爆裂が生じた時点における内部温度は、表面から50mm位置で161℃、100mm位置では、爆裂直前から内部発生蒸気圧が急激に上昇し、爆裂した時点における内部温度は140℃であった。
この実験から、爆裂が生じる際の爆裂発生部位の温度は、50,100mm位置における爆裂時の温度から、おおよそ140〜160℃と見積もることができる。
本発明の実施例16および爆裂した比較例5では、いずれも内部温度が100℃を越えると内部発生蒸気圧が急激に立ち上がっており、内部発生蒸気圧の変化の仕方は内部温度の変化の仕方と大きく異なる。
しかし、90〜150℃の温度領域での通気率が良好であれば、発生蒸気はすみやかに内部から外部へ拡散するため、内部の発生蒸気圧が高くなりにくく、実施例16ではそのような発生蒸気圧の挙動を呈している。これは、表層が90〜150℃の温度領域の時に、実施例16では十分な通気率が確保されているため、耐火物内部で発生した水蒸気が、形成された空隙を通じて速やかに耐火物の外に拡散して飛散し、内部発生蒸気圧の上昇が抑えられ、その結果最大蒸気圧が比較例5と比べて低くなるためと考えられる。
一方、比較例5では、表面から50mm位置および100mm位置までの通気率が高くなく、そのため、耐火物内部で発生した水蒸気が耐火物の外に拡散しにくく内部にたまりやすくなり、それにより発生蒸気圧は高くなる。その結果比較例5は水蒸気圧の急激な上昇を抑えることができず、爆裂に至ったものと考えられる。
[実施例17〜20]
本試験では、ポリプロピレンと複合化する有機物として、低密度ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル共重合体とが相溶してなる相溶物を用いた試験片を作成し、その通気率について調べた。表6に、本発明の実施例17〜20の諸元および通気率について、実施例1および5と対比して示す。ここで、EVAはエチレン酢酸ビニル共重合体の略称であり、示差走査熱量測定(DSC)結果によれば、試験片に含まれるエチレン酢酸ビニル共重合体の溶融点は83℃であった。また、低密度ポリエチレンの溶融点は103℃、ポリプロピレンの溶融点は155℃であった。
本熱分析では、示差走査熱量測定装置DSC6200型(セイコーインスツルメンツ社製)を使用し、サンプル量5mg、昇温速度20℃/分として、窒素雰囲気下で試験を実施し、そのときの吸熱ピークを試料の溶融点とみなした。
Figure 2008120669
芯鞘型では、鞘部の低密度ポリエチレンにエチレン酢酸ビニル共重合体を添加した場合、110℃における通気率は、エチレン酢酸ビニル共重合体を添加しない芯鞘型よりも大きな値を示し、エチレン酢酸ビニル共重合体を添加しない並列型と同等以上であった。また、並列型においても、低密度ポリエチレンにエチレン酢酸ビニル共重合体を添加した場合、110℃における通気率は、エチレン酢酸ビニル共重合体を添加しない場合よりも大きな値を示している。これより、複合繊維の断面形状が通気率に与える影響もさることながら、低密度ポリエチレンにエチレン酢酸ビニル共重合体を添加することにより、特に低温域における通気率を、より改善させることができることがわかる。これは、低密度ポリエチレンにエチレン酢酸ビニル共重合体を添加したことにより、鞘部の溶融点がさらに低下したことによると考えられる。
並列型複合繊維の実施形態の一例を示す断面図である。 芯鞘型複合繊維の実施形態の一例を示す断面図である。 偏芯型複合繊維の実施形態の一例を示す断面図である。 (a)は芯鞘中空型複合繊維、(b)は海島型複合繊維、(c)は海島中空型複合繊維の各実施形態の一例を示す断面図である。 実施例16の乾燥試験結果を示すグラフである。 比較例5の乾燥試験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 第一成分
2 第二成分
3 中空部

Claims (10)

  1. ポリプロピレンと、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物とを複合化した複合繊維を含有してなる不定形耐火物。
  2. 前記複合繊維が、ポリプロピレンと、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物とが並列に配置された並列型断面とされている請求項1に記載の不定形耐火物。
  3. 前記複合繊維が、ポリプロピレンからなる芯部と、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物からなる鞘部とを備える芯鞘型断面とされている請求項1に記載の不定形耐火物。
  4. 前記複合繊維が、ポリプロピレンからなる芯部と、ポリプロピレンより溶融点が低い有機物からなる鞘部とを備え、前記芯部の重心位置が前記複合繊維の重心位置から偏心している偏芯型断面とされている請求項1に記載の不定形耐火物。
  5. ポリプロピレンより溶融点が低い有機物が、ポリエチレンである請求項1乃至4のいずれかに記載の不定形耐火物。
  6. ポリプロピレンより溶融点が低い有機物が、ポリエチレンとエチレン酢酸ビニル共重合体とが相溶してなる相溶物である請求項1乃至4のいずれかに記載の不定形耐火物。
  7. 前記相溶物100質量%に占める前記エチレン酢酸ビニル共重合体の割合が、30質量%以下(但し、0質量%を除く)である請求項6に記載の不定形耐火物。
  8. 前記エチレン酢酸ビニル共重合体は、その溶融点が100℃以下である請求項6または7に記載の不定形耐火物。
  9. 前記ポリエチレンが、低密度ポリエチレンである請求項5乃至8のいずれかに記載の不定形耐火物。
  10. 単一素材からなる単一繊維をさらに含有してなる請求項1乃至9のいずれかに記載の不定形耐火物。
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