JP2008120481A - 媒体取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体がカセットと媒体キャリアに跨る状態でジャムした場合でも、ジャムした媒体の除去が容易な媒体取扱装置を提供することを目的とする。
【解決手段】通帳カセット15から通帳25を繰出す際に、通帳25が通帳カセット15と媒体キャリア18に跨る状態でジャムすると透過センサ28により検出される。通帳25が通帳カセット15と媒体キャリア18に跨る状態でジャムしたことが検出されると、媒体キャリア18を最上位へ移動する。これによりジャムした通帳25は媒体キャリア18か通帳カセット15のいずれかに保持され、ジャムした通帳25の除去が容易になる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、金融機関等で使用される通帳証書発行装置等の媒体取扱装置に関し、とくに媒体のジャムが発生した場合の処理に好適な媒体取扱装置に関するものである。
一般に、銀行等の金融機関においては、新規通帳の発行、通帳の繰越処理、証書発行等の業務において、処理の簡略化を図るために通帳証書発行装置を用いている。通帳の発行については銀行の窓口の通帳発行装置で行われるだけでなく、顧客が操作を行う自動取引装置の中にも通帳発行装置が具備されており、自動取引装置において通帳を挿入して取引を行った際に、通帳繰越が発生すると、通帳発行装置により新たな通帳を発行できるようになっている。
通帳証書発行装置は従来より種々のものが開発されており、例えば特開平10−29733号公報に開示されるものがある。これは、通帳や証書を複数繰出し可能に収納するカセットと、カセット収納部の上部にある媒体処理部に送出する媒体キャリアを設け、媒体キャリアを希望の通帳又は証書を収納するカセットに対向させ、媒体キャリア内に通帳又は証書を繰出すことにより、複数のカセットのそれぞれに対応して媒体の繰出しを行う繰出し機構を設ける必要がなくなり、簡素化した機構を提供することができるものである。
特開平10−29733号公報
しかしながら、上記従来の通帳証書発行装置においては、例えば、カセットから繰出した通帳または証書が、たまたまカセットと媒体キャリアの間に跨った状態でジャムした場合、カセットを装置外に引き出そうとすると通帳または証書が装置に引っ掛かり、カセットを引き出すことが困難である。そのためジャムした通帳または証書を除去することが困難であるという問題があった。
そこで本発明は、媒体がカセットと媒体キャリアに跨る状態でジャムした場合でも、ジャムした媒体の除去が容易な媒体取扱装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、媒体を繰出し可能に収納する媒体収納部と、前記媒体収納部に対向する位置に位置づけられ、媒体収納部から繰出される媒体を取り込み、媒体を取り込んだ状態で移動可能な媒体キャリアとを有する媒体取扱装置において、前記媒体収納部と前記媒体キャリアとの間に跨った状態の媒体を検出する媒体検出手段と、前記媒体検出手段により前記媒体収納部と前記媒体キャリアとの間に跨った状態の媒体が検出されると、前記媒体キャリアを所定の位置に移動する移動制御手段とを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、媒体検出手段が媒体収納部と媒体キャリアとの間に跨った状態の媒体を検出すると、移動制御手段が媒体キャリアを所定の位置へ移動させる。これにより、媒体収納部と媒体キャリアとの間に跨っていた媒体は、媒体収納部または媒体キャリアのいずれか一方のみに保持され、媒体の除去が容易になる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の実施の形態の通帳証書発行装置を示す概略構成図、図2は実施の形態の通帳カセットおよび媒体キャリアを示す構成図である。以下に説明する実施の形態では、媒体取扱装置として通帳証書発行装置を例にして説明する。
図1において、通帳証書発行装置1は処理ユニット2と媒体収納ユニット3とから構成される。処理ユニット2には、磁気書き込み読取部4、印字部5、頁捲り部6、搬送路7が設けられており、処理ユニット2の端部には搬送路7に接続して媒体排出口8、インサータ9およびスタッカ10が形成されている。磁気書き込み読取部4は発行する通帳に設けられる磁気ストライプに対して所定の事項を磁気記録するとともに、磁気記録を読取る。印字部5は、発行される通帳または証書に対して印字を行う部分である。
頁捲り部6は、通帳の表紙又は中紙を捲る機構を有する。搬送路7は媒体排出口8から媒体収納ユニット3に設けられるリジェクトボックス11まで上記の磁気書き込み読取部4、印字部5および頁捲り部6に沿うように形成され、各所に通帳または証書を搬送する図示しない搬送ローラが設けられている。搬送路7には分岐搬送路12が接続されている。分岐搬送路12は後述するように媒体キャリアの内部搬送路に接続する。
媒体収納ユニット3には、複数の通帳カセット15、複数の証書カセット16、複数の証書繰出し部17、媒体キャリア18およびリジェクトカセット19が設けられている。通帳カセット15は縦方向に整列して設けられるとともに、上側の4組は互いに横方向に向き合う状態で設けられている。通帳カセット15は、図1における紙面鉛直方向に移動することにより媒体収納ユニット3に対して着脱可能となっている。即ち、通帳カセット15には取っ手20が設けられ、係員がこの取っ手20を持って図1における手前側に引くことにより通帳カセット15が媒体収納ユニット3から引き出される。
証書カセット16には複数の証書が積層状態で収納されている。証書の繰出し側に証書繰出し部17が設けられている。証書カセット16も通帳カセット15と同様に図1における紙面鉛直方向に移動することにより媒体収納ユニット3に対して着脱可能となっている。
媒体キャリア18は図示しない駆動手段により上下方向に移動可能であり、最上位(符号18´で示す媒体キャリア18の位置)に位置したときに上部が処理ユニット2内に入り込み、この位置で媒体キャリア18に形成された内部搬送路21が上述の分岐搬送路12に接続する。媒体キャリア18は各通帳カセット15または各証書カセット16の通帳または証書を繰出し可能な位置に停止可能となっている。
図2は通帳カセット15と媒体キャリア18を示す。図2において、通帳カセット15には複数の通帳25が立設状態で押圧部材26により矢印方向に押圧されている。通帳カセット15の繰出し側上部にはゲート27が形成され、ゲート27は繰出される通帳25を1枚(冊)ずつ分離する。通帳カセット15の通帳繰出し側下部には透過センサ28の一方の素子28aが設けられている。
媒体キャリア18には繰出しローラ29が回転可能に、かつアーム30により揺動可能に設けられている。アーム30は支点31を中心に回転する。アーム30が回転することにより、繰出しローラ29が揺動し、媒体キャリア18の両側の通帳カセット15または証書カセット16の通帳25または証書を繰出すことができる。また媒体キャリア18には略逆Y字形の内部搬送路21が形成され、内部搬送路21は中央から左下に延びる搬送路21a、中央から右下に延びる搬送路21b、それに中央から上方に延びる搬送路21cとから成り、各搬送路21a、21b、21cの合流部付近に搬送ローラ33、34、35が回転可能に設けられている。
搬送ローラ33と搬送ローラ34は、通帳カセット15から繰出されて搬送路21aに入り込んできた通帳25を挟持して搬送する。同様に、搬送ローラ33と搬送ローラ35は、反対側の通帳カセット15から繰出されて搬送路21bに入り込んできた通帳25を挟持して搬送する。また合流した搬送路である搬送路21cは、上部に行くにつれて湾曲形状をしており、媒体キャリア18が最上部に位置したときに、上述の分岐搬送路12に接続する。搬送路21cの上部には通帳25または証書を検出する検出センサ36が設けられている。
また搬送路21aの下端部および搬送路21bの下端部には透過センサ28の他方の素子28bが設けられている。素子28bは、媒体キャリア18により通帳25を繰出すべく位置付けられた通帳カセット15の上部の通帳カセット15に設けられた一方の素子28aとで、通帳カセット15から繰出され媒体キャリア18に入り込む通帳25を検出する。即ち、素子28aと素子28bからなる透過センサ28は、通帳カセット15と媒体キャリア18に跨った通帳25を検出する。
図3は実施の形態の証書カセット16および媒体キャリア18を示す構成図である。図3において、証書カセット16には複数の証書41が積層状態で収納されている。証書41の繰出し側の下部には圧縮スプリング42が配設され、証書41を上方に押圧している。証書カセット16の繰出し側には証書繰出し部17が設けられている。
証書繰出し部17は、繰出しローラ43、搬送ローラ44、45、46、レジストローラ47および搬送路48から構成される。繰出しローラ43は証書カセット16内の最上位の証書41を繰出し、搬送ローラ44およびレジストローラ47は繰出された証書41を最上位の1枚に分離する。搬送ローラ45、46は分離されて1枚になった証書41を媒体キャリア18側へ搬送する。
証書繰出し部17にも透過センサ28の一方の素子28aが設けられており、証書カセット16と媒体キャリア18との間に跨った証書41を検出できるようになっている。なお図3に示す素子28aは下部の証書カセット16から繰出される証書41を検出するもので、上部の証書カセット16から繰出される証書41を検出する素子はその上部に配設される図示しない通帳カセット15又は証書カセット16に設けられる素子により検出される。
図4は実施の形態の通帳証書発行装置を示す制御ブロック図である。図4において、通帳証書発行装置1には制御部51、移動制御部52、通帳繰出し制御部53、証書繰出し制御部54、搬送制御部55が設けられている。制御部51は通帳証書発行装置1の動作全体を制御する。移動制御部52は制御部51の指示により媒体キャリア18を移動するキャリア移動機構部56を駆動することにより、媒体キャリア18の移動を制御する。
通帳繰出し制御部53は、通帳繰出し部57を駆動することにより、図2に示す繰出しローラ29を駆動し、通帳25を繰出し搬送する。証書繰出し制御部54は、図3に示す証書繰出し部17を駆動し、証書41を繰出し搬送する。搬送制御部55は、搬送モータ58を駆動することにより、図2に示す搬送ローラ33、34、35を駆動し、通帳25または証書41を搬送する。
制御部51には透過センサ28および検出センサ36が接続され、これらのセンサ28、36からの検出信号を受信する。また制御部51には端末装置59が接続され、係員からの入力指示を受信する。なお通帳証書発行装置1には他の構成要素も含まれることはいうまでもないが、ここでは本実施の形態に特に関係のある要素を図示している。
次に本実施の形態の動作を説明する。ここでは図5に示すフローチャートにしたがって通帳の発行処理動作を説明する。図5は実施の形態における通帳発行処理動作を示すフローチャートである。まず、係員により端末装置59から通帳証書発行装置1に通帳発行指示が送られると(ステップ1)、制御部51は移動制御部52に指示し、キャリア移動機構部56を駆動し、媒体キャリア18を、発行を指示された通帳25の収納されている通帳カセット15に対向する位置まで移動を開始する(ステップ2)。
媒体キャリア18が通帳カセット15に対向する位置に位置づけられると(ステップ3)、制御部51は通帳繰出し制御部53に指示し、通帳繰出し部57を駆動し、図2に示すアーム30を、繰出しを行う通帳カセット15側へ回転し、繰出しローラ29を回転させる。これにより、繰出しローラ29に圧接する通帳25が図2における上方に繰出される(ステップ4)。通帳25はゲート27により1枚(冊)に分離され、繰出しローラ29の回転により媒体キャリア18側に搬送される。
通帳25が繰出されると、透過センサ28により通帳25が検出される(ステップ5)。もし検出されない場合は(ステップ5のN)、繰出しローラ29のスリップ等で通帳25をゲート27より先に繰出すことができない状態で、この場合は、繰出しローラ29の駆動開始から所定時間が経過してもなお透過センサ28で検出されない場合は(ステップ6)、制御部51は図示しない表示部に繰出し不良を表示して係員に通知する(ステップ7)。
ステップ5で透過センサ28が通帳25の繰出しを検出すると、制御部51は搬送制御部55に指示し、搬送モータ58を駆動し、搬送ローラ33、34、35を回転する。これにより通帳25は、搬送路21aを搬送され、さらに搬送路21cに引き入れられる。そして搬送路21cの上部に設けられる検出センサ36により通帳25が検出される(ステップ8)。検出センサ36により通帳25が検出された時点で、通帳25は透過センサ28を通過しており、透過センサ28により通帳25は検出されていない。
検出センサ36により通帳25が検出されると、制御部51は搬送制御部55に指示し、搬送モータ58の駆動を停止する(ステップ9)。これにより通帳25は、図6に示すように、媒体キャリア18の上部、即ち、搬送路32aと搬送路32cに渡って搬送ローラ33と搬送ローラ34に挟持された状態で停止する。なお図6は通帳の繰出し動作を示す動作説明図である。
次に制御部51は、移動制御部52に指示し、キャリア移動機構部56を駆動し、媒体キャリア18を最上位へ移動して停止させる(ステップ10)。これにより媒体キャリア18は処理ユニット2に入り、媒体キャリア18の搬送路21cが分岐搬送路12に接続する。そして搬送モータ58を駆動することにより、搬送ローラ33と搬送ローラ34により挟持されていた通帳25は媒体キャリア18から分岐搬送路12へ受け渡される(ステップ11)。その後通帳25は分岐搬送路12から搬送路7を搬送され、磁気書き込み読取部4および印字部5で必要な処理が行われる。これ以降の処理は本発明とは直接関係しないので、説明を省略する。
上記ステップ5において、透過センサ28により通帳25を検出しなかった場合は、繰出しローラ29と通帳25との間に滑りが発生し、通帳25が通帳カセット15から殆ど繰出されない場合であるが、この場合は通帳25がゲート27より先に繰り出されてはいないので、通帳カセット15を装置1から脱抜することは可能で、通帳カセット15を引き出すことにより繰出されなかった通帳25を取り除くことができる。
ステップ8において、透過センサ28が通帳25を検出した後、検出センサ36が通帳25を検出しなかった場合(ステップ12)は、これは図2に示すように、通帳25がゲート27を通り抜けて媒体キャリア18に取り込まれる途中に、検出センサ36が通帳25を検出する前に通帳25に滑りが発生してジャムが発生した場合であるが、この場合、透過センサ28は通帳25を検出しており、通帳25は通帳カセット15と媒体キャリア18の間に跨った状態で停止している。
このまま通帳証書発行装置1を停止した場合、通帳カセット15を引き出そうとしても通帳25が引っ掛かって引き出すことができないので、ジャムした通帳25を取り除くことが困難であるが、本実施の形態では、この後制御部51は、搬送制御部55に指示し、搬送モータ58の駆動を停止し(ステップ13)、さらに移動制御部52に指示し、キャリア移動機構部56を駆動し、媒体キャリア18を最上位へ移動して停止させる(ステップ14)。
このとき、ジャムした通帳25は媒体キャリア18により上方に運ばれるか、または通帳カセット15に取り残されるかのいずれかである。ジャムした通帳25が媒体キャリア18により運ばれる状態を図7に示す。図7において、通帳25は媒体キャリア18の側部から突出した状態で上方に移動し、通帳25の突出した部分が移動途中に他の通帳カセット15に突き当たる可能性があるが、通帳25の突き当たった部分が撓むことにより媒体キャリア18および通帳25の上方への移動は可能である。
図8にジャムした通帳を保持する通帳カセットを示す。図8において、ジャムした通帳25の先端部が通帳カセット15から突出している。この場合媒体キャリア18は上方へ移動しており、通帳カセット15を装置1から引き出す際に通帳25の先端部が媒体キャリア18に突き当たることがなく、通帳カセット15は容易に引き出すことができる。したがってジャムした通帳25を容易に除去することができる。
制御部51は、媒体キャリア18を最上位に移動した後、図示しない表示部に通帳25のジャムが発生したことを表示して係員に通知する(ステップ15)。以上により通帳発行処理におけるジャムした通帳の除去動作についての説明を終了する。
次に図9に示すフローチャートにしたがって証書の発行処理動作を説明する。図9は実施の形態における証書発行処理動作を示すフローチャートである。まず、係員により端末装置59から通帳証書発行装置1に証書発行指示が送られると(ステップ21)、制御部51は移動制御部52に指示し、キャリア移動機構部56を駆動し、媒体キャリア18を、発行指示された証書41の収納されている証書カセット16に対向する位置まで移動を開始する(ステップ22)。
媒体キャリア18が証書カセット16に対向する位置に位置づけられると(ステップ23)、制御部51は証書繰出し制御部54に指示し、証書繰出し部17を駆動し、繰出しローラ43、搬送ローラ44、45、46およびレジストローラ47を回転させる。これにより、繰出しローラ43に圧接する証書41が繰出される(ステップ24)。証書41は搬送ローラ44およびレジストローラ47により1枚に分離され、搬送ローラ45、46回転により媒体キャリア18側に搬送される。
証書41が繰出されると、透過センサ28により証書41が検出される(ステップ25)。もし検出されない場合は(ステップ25のN)、証書繰出し部17におけるスリップ等で証書41を繰出すことができない状態で、この場合は、証書繰出し部17の駆動開始から所定時間が経過してもなお透過センサ28で検出されない場合は(ステップ26)、制御部51は図示しない表示部に繰出し不良を表示して係員に通知する(ステップ27)。
ステップ25で透過センサ28が証書41の繰出しを検出すると、制御部51は搬送制御部55に指示し、搬送モータ58を駆動し、搬送ローラ33、34、35を回転する。これにより証書41は、搬送路21aを搬送され、さらに搬送路21cに引き入れられる。そして搬送路21cの上部に設けられる検出センサ36により証書41が検出される(ステップ28)。検出センサ36により証書41が検出された時点で、証書41の種類によっては透過センサ28を通過しているものもあれば、通過していないものもある。
検出センサ36により証書41が検出されると、制御部51は搬送制御部55に指示し、搬送モータ58の駆動を停止する(ステップ29)。これにより証書41は、媒体キャリア18の搬送路21aと搬送路21cに渡って搬送ローラ33と搬送ローラ34に挟持された状態で停止する。
次に制御部51は、移動制御部52に指示し、キャリア移動機構部56を駆動し、媒体キャリア18を最上位へ移動して停止させる(ステップ30)。このとき証書41の長さが長い場合には、証書41の後端部が証書繰出し部17に挟持されていることがあるが、証書繰出し部17における搬送速度を媒体キャリア18の上方への移動速度と等速かやや速い速度にすることにより、挟まれた証書41はスムーズに証書繰出し部17から抜け出ることができる。
媒体キャリア18は最上位に移動することにより処理ユニット2に入り、媒体キャリア18の搬送路21cが分岐搬送路12に接続する。そして搬送モータ58を駆動することにより、搬送ローラ33と搬送ローラ34により挟持されていた証書41は媒体キャリア18から分岐搬送路12へ受け渡される(ステップ31)。その後証書41は分岐搬送路12から搬送路7を搬送され、印字部5で必要な処理が行われるるが、これ以降の処理は本発明とは直接関係しないので、説明を省略する。
上記ステップ25において、透過センサ28により証書41を検出しなかった場合は、例えば繰出しローラ43と証書41との間に滑りが発生し、証書41が証書カセット16から繰出されない場合であるが、この場合は証書41が証書繰出し部17より先に繰り出されてはいないので、証書カセット16を装置1から脱抜することは可能で、証書カセット16を引き出すことにより繰出されなかった証書41を取り除くことができる。
ステップ28において、透過センサ28が証書41を検出した後、検出センサ36が証書41を検出しなかった場合(ステップ32)は、これは図3に示すように、繰出された証書41の先端部が証書繰出し部17を通り媒体キャリア18に取り込まれる際に、検出センサ36が証書41を検出する前に証書41に滑りが発生してジャムが発生した場合であるが、この場合、透過センサ28は証書41を検出しており、証書41は証書カセット16または証書繰出し部17と媒体キャリア18の間に跨った状態で停止している。
このまま通帳証書発行装置1を停止した場合、証書カセット16を引き出そうとしても証書41が引っ掛かって引き出すことができないので、ジャムした証書41を取り除くことが困難であるが、本実施の形態では、この後制御部51は、搬送制御部55に指示し、搬送モータ58の駆動を停止し(ステップ33)、さらに移動制御部52に指示し、キャリア移動機構部56を駆動し、媒体キャリア18を最上位へ移動して停止させる(ステップ34)。このとき証書繰出し部17は、媒体キャリア18の上昇に伴って証書41を送り出すように駆動することはしない。
このとき、ジャムした証書41は媒体キャリア18により上方に運ばれるか、または証書カセット16または証書繰出し部17に取り残されるかのいずれかである。ジャムした証書41が媒体キャリア18により運ばれる状態を図10に示す。図10において、証書41は媒体キャリア18の側部から突出して垂れ下がった状態で上方に移動し、証書41の突出した部分が移動途中に他の通帳カセット15に突き当たる可能性があるが、証書41の突き当たった部分が撓むことにより媒体キャリア18および証書41の上方への移動は可能である。
図11にジャムした証書を保持する証書カセットを示す。図11において、ジャムした証書41の先端部が証書カセット16から突出し垂れ下がっている。この場合媒体キャリア18は上方へ移動しており、証書カセット16を装置1から引き出す際に証書41の先端部が媒体キャリア18に突き当たることがなく、証書カセット16は容易に引き出すことができる。したがってジャムした証書41を容易に除去することができる。
制御部51は、媒体キャリア18を最上位に移動した後、図示しない表示部に証書41のジャムが発生したことを表示して係員に通知する(ステップ35)。以上により通帳発行処理におけるジャムした通帳の除去動作についての説明を終了する。
実施の形態の通帳証書発行装置を示す概略構成図である。 実施の形態の通帳カセットおよび媒体キャリアを示す構成図である。 実施の形態の証書カセットおよび媒体キャリアを示す構成図である。 実施の形態の通帳証書発行装置を示す制御ブロック図である。 実施の形態における通帳発行処理動作を示すフローチャートである。 通帳の繰出し動作を示す動作説明図である。 ジャムした通帳を保持した媒体キャリアの移動を示す動作説明図である。 ジャムした通帳を保持した通帳カセットを示す説明図である。 実施の形態における証書発行処理動作を示すフローチャートである。 ジャムした証書を保持した媒体キャリアの移動を示す動作説明図である。 ジャムした証書を保持した証書カセットを示す説明図である。
符号の説明
1 通帳証書発行装置
2 処理ユニット
3 媒体収納ユニット
15 通帳カセット
16 証書カセット
17 証書繰出し部
18 媒体キャリア
25 通帳
28 透過センサ
36 検出センサ
41 証書
51 制御部

Claims (3)

  1. 媒体を繰出し可能に収納する媒体収納部と、
    前記媒体収納部に対向する位置に位置づけられ、媒体収納部から繰出される媒体を取り込み、媒体を取り込んだ状態で移動可能な媒体キャリアとを有する媒体取扱装置において、
    前記媒体収納部と前記媒体キャリアとの間に跨った状態の媒体を検出する媒体検出手段と、
    前記媒体検出手段により前記媒体収納部と前記媒体キャリアとの間に跨った状態の媒体が検出されると、前記媒体キャリアを所定の位置に移動する移動制御手段とを設けたことを特徴とする媒体取扱装置。
  2. 前記媒体収納部は複数設けられ、前記所定の位置は、複数の媒体収納部の何れにも対向しない位置である請求項1記載の媒体取扱装置。
  3. 前記媒体収納部は、複数の通帳を繰出し可能に収納する通帳カセットおよび複数の証書を繰出し可能に収納する証書カセットを含む請求項1又は2記載の媒体取扱装置。
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