JP2008120172A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、走行環境や運転者の意思による車両の操作量が様々な状況である場合においても、運転者の意思に合う制御が行われることが可能な車両用駆動力制御装置を提供する。
【解決手段】実際の自車速と、運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、横加速度に応じて車速制御態様を変更する手段508と、実際の自車速と前記目標車速との相対車速に基づいて、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更度合いを変更する手段とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用駆動力制御装置に関し、特に、実際の自車速と、運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置に関する。
従来より車両の速度を制御する車速制御装置が知られている。例えば、特開2004−156467号公報(特許文献3)及び特開2004−168200号公報(特許文献4)には、アクセル踏み込み量に応じて目標加速度を算出し、この算出した目標加速度より目標車速を求め、自車速が目標車速に追従するよう自車速と目標車速の差(車速偏差)に基づき駆動力をフィードバック制御する技術が開示されている。
上記技術において、アクセルペダル開度が0か否かで目標車速を設定した場合、車両の振動によりアクセルペダルが一瞬踏み込まれただけで、自車速=目標車速となりスロットルが開くため、運転者の意思と反した制御となる。
また、コーナーの大きさや車間距離等の走行環境に応じた減速度要求により駆動力制御が行われると、スロットル開度が通常状態よりも閉じ側となる。目標車速は、アクセル開度より決まるスロットル開度より決まるため、実際のスロットル開度が通常よりも閉じ側にあると、目標車速よりも実車速が低くなりスロットルを開こうとする。このため、制御がハンチングし、正常に制御することができない。横G発生時に駆動力補償量を低減させる場合にも上記と同様にハンチングし、正常に制御することができない。
また、ACC(車間距離自動制御装置)で路面勾配を考慮する技術がある(例えば特開2003−112537号公報、目標車速を登坂路の場合は高く、降坂路の場合は低く補正する)。しかし、これは車間距離制御が前提となっており、自車速とアクセル開度より決まる目標車速の差(車速偏差)に基づいてフィードバック制御するものには適用することができない。
一方、特開2001−322458号公報(特許文献1)には、横加速度に応じて車速指令値変化量(目標加速度)を補正する構成が開示されている。上記特許文献1の技術によれば、運転者がアクセルを踏んだ場合であっても、横加速度に応じてスロットルが閉じられ、運転者の意思とは異なった運転をすることがある。
特開2001−322458号公報 特開2005−96675号公報 特開2004−156467号公報 特開2004−168200号公報
実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、走行環境や運転者の意思による車両の操作量が様々な状況である場合においても、運転者の意思に合う制御が行われることが望まれている。
実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、横加速度が発生する場合や前方車両との相対的位置関係などの走行環境下においても、運転者の意思に合う制御が行われることが望まれている。
実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、運転者の意思による車両の操作量が小さい又はゼロである場合においても、運転者の意思に合う制御が行われることが望まれている。
本発明の目的は、実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、走行環境や運転者の意思による車両の操作量が様々な状況である場合においても、運転者の意思に合う制御が行われることが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の他の目的は、実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、横加速度が発生する場合や前方車両との相対的位置関係などの走行環境下においても、運転者の意思に合う制御が行われることが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、運転者の意思による車両の操作量が小さい又はゼロである場合においても、運転者の意思に合う制御が行われることが可能な車両用駆動力制御装置を提供することである。
本発明の車両用駆動力制御装置は、実際の自車速と、運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、横加速度に応じて車速制御態様を変更する手段と、実際の自車速と前記目標車速との相対車速に基づいて、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更度合いを変更する手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、実際の自車速が前記目標車速以上である場合には、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更を行わないことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記実際の自車速と前記目標車速との相対車速に代えて、路面勾配に基づいて、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更度合いを変更することを特徴としている。
本発明の実際の自車速と目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、運転者の意思による車両の操作量で予め設定された路面を走行したときの車速に基づいて路面勾配補償を行う手段と、前記操作量が小さいときほど、前記路面勾配補償の量を小さくする手段と、前記操作量に基づいて設定された前記路面勾配補償を前記目標車速に反映させる手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、運転者の意思による車両の操作量で予め設定された路面を走行したときの車速に基づいて路面勾配補償を行う手段と、前記操作量がゼロである場合に前記目標車速と前記実際の自車速の差が予め設定されたガード値以上となるように制御されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置は、実際の自車速と目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、運転者の意思による車両の操作量で予め設定された路面を走行したときの車速に基づいて路面勾配補償を行う手段と、前記操作量がゼロである場合に前記目標車速と前記実際の自車速の差が予め設定されたガード値以上となるように制御されることを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、自車両と前方の車両との間の相対的位置関係に基づいて、駆動力を制御する手段と、前記運転者の意思に基づいて前記駆動力の制御量を制限する手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置は、実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、自車両と前方の車両との間の相対的位置関係に基づいて、駆動力を制御する手段と、前記運転者の意思に基づいて前記駆動力の制御量を制限する手段とを備えたことを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置において、前記実際の自車速と前記目標車速との相対車速に応じて前記制御量を制限するためのガード値を変更することを特徴としている。
本発明の車両用駆動力制御装置によれば、実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速に基づいて自車速を制御する場合に、走行環境や運転者の意思による車両の操作量が様々な状況である場合においても、運転者の意思に合う制御が行われることが可能となる。
以下、本発明の車両用駆動力制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図8を参照して、第1実施形態について説明する。
本実施形態は、路面勾配(外乱)に基づいて、車両の駆動力制御(駆動力補償)を行なう車両用駆動力制御装置に関するものである。
本実施形態は、実際の自車速と、運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、横加速度に応じて車速制御態様を変更する手段と、実際の自車速と目標車速との相対車速に基づいて、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更度合いを変更する手段とを備えている。本実施形態によれば、運転者の意思によっては、必要以上に横加速度に応じた車速の補正を行わないようにすることができ、ドライバビリティが向上する。
本実施形態の構成としては、以下に詳述するように、路面勾配等の外乱を検出又は推定する手段と、アクセルペダル開度センサと電子式スロットル弁、有段変速機、無段変速機、HV、MMT(自動変速モード付きマニュアルトランスミッション)等の自動変速機など車両の駆動力特性を変更可能な手段と、加速度センサ、ヨーレートセンサ、舵角センサなどの車両が旋回状態であるか否かを判定可能な手段とが前提となる。
図2において、符号10は自動変速機、40はエンジンである。自動変速機10は、電磁弁121a、121b、121cへの通電/非通電により油圧が制御されて6段変速が可能である。図2では、3つの電磁弁121a、121b、121cが図示されるが、電磁弁の数は3に限定されない。電磁弁121a、121b、121cは、制御回路130からの信号によって駆動される。
アクセルペダル開度センサ114は、アクセルペダルの開度を検出する。エンジン回転数センサ116は、エンジン40の回転数を検出する。車速センサ122は、車速に比例する自動変速機10の出力軸120cの回転数を検出する。シフトポジションセンサ123は、シフトポジションを検出する。パターンセレクトスイッチ117は、変速パターンを指示する際に使用される。加速度センサ90は、車両の減速度(減速加速度)を検出する。
ナビゲーションシステム装置95は、自車両を所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、演算処理装置と、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、カーブ、登降坂、高速道路など)が記憶された情報記憶媒体と、自立航法により自車両の現在位置や道路状況を検出し、地磁気センサやジャイロコンパス、ステアリングセンサを含む第1情報検出装置と、電波航法により自車両の現在位置、道路状況などを検出するためのもので、GPSアンテナやGPS受信機などを含む第2情報検出装置等を備えている。
道路勾配計測・推定部118は、CPU131の一部として設けられることができる。道路勾配計測・推定部118は、加速度センサ90により検出された加速度に基づいて、道路勾配を計測又は推定するものであることができる。また、道路勾配計測・推定部118は、平坦路での加速度を予めROM133に記憶させておき、実際に加速度センサ90により検出した加速度と比較して道路勾配を求めるものであることができる。
外乱検出・推定部115は、車両の走行に影響を与える外乱を検出又は推定する。アクセル開度、車速がそれぞれある値であり、かつ走行路面が平坦路で、乗員数が定員である等の条件にあるときに予想される目標車速(車速の理論値)又は目標加速度(加速度の目標値)を規範車速又は規範加速度とする。車両が実際には、その規範車速又は規範加速度で走行しないときに、その規範車速又は規範加速度では走行しないことに対して影響を与える全ての要素が外乱に含まれることができる。例えば、外乱には、路面勾配や、コーナリング抵抗や、車重や、走行する場所の標高、路面の粗さ(路面抵抗)、エンジン性能のばらつき、トランスミッションのひきずりのばらつきなどの車両の駆動力に影響を与える全ての外乱が含まれることができる。
外乱検出・推定部115は、例えば、アクセル開度、車速、乗車人数が定員でかつ走行路面が平坦路であるとの条件等から算出される理論値である基本駆動力(規範駆動力)と、実際の車両の駆動力の差を外乱であると検出又は推定することができる。上記基本駆動力については、後述する。また、外乱は、エンジントルクから決まる平坦路を走行したときに得られる加速度(基本駆動力/車重)と実加速度の差に基づいて求められることができる。
制御回路130は、アクセルペダル開度センサ114、エンジン回転数センサ116、車速センサ122、シフトポジションセンサ123、加速度センサ90の各検出結果を示す信号を入力し、また、パターンセレクトスイッチ117のスイッチング状態を示す信号を入力する。
制御回路130は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU131、RAM132、ROM133、入力ポート134、出力ポート135、及びコモンバス136を備えている。入力ポート134には、上述の各センサ114、116、122、123、90からの信号、上述のスイッチ117からの信号、ナビゲーションシステム装置95からの信号が入力される。出力ポート135には、電磁弁駆動部138a、138b、138cが接続されている。
ROM133には、予め図1の制御ブロック図に示す動作(制御ステップ)が格納されているとともに、自動変速機10のギヤ段を変速するための変速マップ及び変速制御の動作(図示せず)が格納されている。制御回路130は、入力した各種制御条件に基づいて、自動変速機10の変速を行う。
図1に示すように、本実施形態の車両用駆動力制御装置は、規範駆動力演算部301と、目標車速算出部302と、フィードバック補償器303と、スロットル開度演算部304とを備えている。
規範駆動力演算部301は、現在のアクセルペダル開度に基づいて、駆動力を算出する。規範駆動力演算部301は、基本スロットル開度算出部401と、エンジントルク算出部402と、変速比算出部403と、タービントルク算出部404と、出力軸トルク算出部405と、駆動力算出部406とを備えている。
基本スロットル開度算出部401は,基本スロットル開度を算出する。例えば、図4に示すようなアクセルペダル開度−スロットル開度特性マップが設定されている場合には、同マップが参照されて、現在のアクセルペダル開度に基づいて、基本スロットル開度が算出される。
エンジントルク算出部402は、エンジントルクを算出する。例えば、図5に示すようなエンジン回転数とスロットル開度に基づいてエンジントルクを求めるマップが設定されている場合には、同マップが参照されて、現在のエンジン回転数Ne(図1参照)と上記基本スロットル開度算出部401にて算出された基本スロットル開度に基づいて、エンジントルクが算出される。
変速比算出部403は、変速比を算出する。例えば、図6に示すように変速段が変速機の出力軸回転数とスロットル開度に基づいて決定されるマップが設定されている場合には、同マップが参照されて、現在の変速機の出力軸回転数Nt(図1参照)と上記基本スロットル開度算出部401にて算出された基本スロットル開度に基づいて、変速段が決定され、その変速段に基づいて変速比が算出される。
タービントルク算出部404は、タービントルクを算出する。タービントルク算出部404は、現在のエンジン回転数Neと現在のタービン回転数に基づいて、トルクコンバーターのトルク比を算出し(図7参照)、そのトルク比と上記エンジントルク算出部402にて算出されたエンジントルクの積であるタービントルクを算出する。
例えば、図7に示すようなトルク比が速度比(タービン回転数/エンジン回転数)より決定されるマップが設定されている場合、現在のエンジン回転数Neと現在のタービン回転数に基づいて、現在の速度比が算出され、同マップが参照されて、現在の速度比に基づいてトルク比が算出される。
出力軸トルク算出部405は、出力軸トルクを算出する。出力軸トルク算出部405は、上記変速比算出部403にて算出された変速比と、上記タービントルク算出部404にて算出されたタービントルクの積より、出力軸トルクを算出する。
駆動力算出部406は、駆動力(規範駆動力)を算出する。駆動力算出部406は、上記出力軸トルク算出部405にて算出された出力軸トルクと、(デフ比/タイヤ半径)の積により、駆動力を算出する。
目標車速算出部302は、上記規範駆動力演算部301により算出された規範駆動力に基づいて、目標車速を算出する。目標車速算出部302は、第1減算器501と、走行抵抗算出部502と、車速算出部503と、駆動力/加速度変換部504と、第2減算器505と、加速度/速度変換部506と、無駄時間設定部507と、フィードバック量補正部508とを備えている。
第1減算器501は、上記駆動力算出部406により算出された駆動力から走行抵抗算出部502により算出された走行抵抗を引いた値を出力する。
走行抵抗算出部502は、走行抵抗(重量勾配抵抗を除いた抵抗力)を算出する。走行抵抗は、下記式1に従い算出される。
Figure 2008120172
車速算出部503は、車速を算出する。車速算出部503は、上記走行抵抗算出部502による走行抵抗の算出(上記式1)に備えて、車速を算出する。車速は、下記式2により算出される。
Figure 2008120172
駆動力/加速度変換部504は、駆動力を加速度に変換する。駆動力/加速度変換部504は、第1減算器501により出力された上記値と、(1/車重)の積により駆動力を加速度に変換する。これにより、現在の状況で車両に作用し得る加速度が求められる。この加速度が次の加速度/速度変換部506により積分されると、平坦路を走行した場合にあるべき速度(車速)が求められる。本実施形態では、前提として、この平坦路を走行した場合にあるべき車速に対して、実際の車速を追従させる制御が行なわれる。
第2減算器505は、上記駆動力/加速度変換部504により求められた加速度からフィードバック量補正部508により算出された、補正されたフィードバック量を引いた値を出力する。
加速度/速度変換部506は、加速度を速度に変換する。加速度/速度変換部506は、上記第2減算器505により出力された上記値の積分処理により加速度を速度に変換する。無駄時間設定部507は、速度に無駄時間分だけディレイを実施する。
フィードバック量補正部508は、補正されたフィードバック量を算出する。補正されたフィードバック量は、フィードバック補償器303の出力と、補正係数の積として算出される。
ここで、補正係数は、例えば図8に示すように、車両に作用する横Gの絶対値の大きさに基づいて、求められることができる。図8に示すように、フィードバック補償器303の出力が0よりも大きな場合には、横Gの絶対値が0である場合に補正係数は0であり、横Gの絶対値が0.4である場合に補正係数は0.5であり、横Gの絶対値が0.8である場合に補正係数は1.0とされ、横Gの絶対値が0〜0.4と0.4〜0.8の間の補正係数は横Gの絶対値に応じてそれぞれ補間される。一方、フィードバック補償器303の出力が0以下である場合には、横Gの絶対値に関わらず、補正係数は0である。
車両が登坂路を走行している場合には、フィードバック補償器303の出力は0よりも大きな値とされ、車両が降坂路を走行している場合にはフィードバック補償器303の出力は0以下とされる。
上記のように、車両が登坂路を走行している場合(フィードバック補償器303の出力は0よりも大きな値とされている場合)には、横Gの絶対値が大きいほど、補正係数が大きな値に設定され、路面勾配の補償量を低減させて、目標車速が相対的に下がるようにしている。一方、車両が降坂路を走行している場合(フィードバック補償器303の出力は0以下とされている場合)には、横Gの絶対値の大きさに関わらず、横Gの絶対値が0である場合と比べて、補正係数に変わりが無く、路面勾配の補償量を変化させない(補正係数は0のままである)。
上記のことから、フィードバック量補正部508により求められる補正係数は、車両が登坂路を走行している場合には、横Gの絶対値が大きくなるほど大きくなる。即ち、フィードバック量補正部508により求められる補正されたフィードバック量は、車両が登坂路を走行している場合には、横Gの絶対値が大きくなるほど相対的に大きくなる。よって、第2減算器505から出力される値は、車両が登坂路を走行している場合には、横Gの絶対値が大きくなるほど相対的に小さくなる。このことから、加速度/速度変換部506により求められる目標車速は、車両が登坂路を走行している場合には、横Gの絶対値が大きくなるほど相対的に小さくなる。これにより、車両が登坂路を走行している場合の横Gの絶対値が目標車速に反映されるようになる。
フィードバック補償器303は、目標車速と実車速の差を最小とする加速度補償量をフィードバック制御(本例ではPD制御)により算出する。フィードバック補償器303は、第3減算器601と、速度/加速度変換部602と、微分項算出部603と、比例項算出部604と、車速算出部605と、第1加算器606とを備えている。
第3減算器601は、目標車速算出部302から出力された目標車速から車速算出部605により算出された自車速を引いた値、即ち、車速差(目標車速−自車速)を出力する。
速度/加速度変換部602は、第3減算器601から出力された値の微分処理により加速度を算出する。微分項算出部603は、上記速度/加速度変換部602により算出された加速度と、予め設定された所定値(Kd)の積により、上記PD制御のD項(微分項)を算出する。
比例項算出部604は、第3減算器601から出力された値と所定値(Kp)の積により、PD制御のP項(比例項)を算出する。車速算出部605は、上記車速算出部501と同様の方法により車速を算出する。第1加算器606は、微分項算出部603により算出されたD項(微分項)と、比例項算出部604により算出されたP項(比例項)の和を算出する。第2加算器607は、第1加算器606により算出された値と、規範駆動力演算部301により算出された規範駆動力の和を算出する。
スロットル開度演算部304は、外乱補償(路面勾配補償)を行なったスロットル開度を算出し、実車に反映する。スロットル開度演算部304は、加速度/駆動力変換部701と、目標タービントルク算出部702と、目標エンジントルク算出部703と、最終スロットル開度算出部704とを備えている。
加速度/駆動力変換部701は、加速度から駆動力への変換を行なう。加速度/駆動力変換部701は、フィードバック補償器303により算出された加速度補償量(第2加算器607により算出された値)と、車重の積により駆動力補償量に変換する。目標タービントルク算出部702は、上記加速度/駆動力変換部701により求められた駆動力と、(タイヤ半径×デフ比)の積により、目標タービントルクを算出する。
目標エンジントルク算出部703は、トルクコンバーターのトルク比を算出し、上記目標タービントルク算出部702により算出された目標タービントルクと、(1/トルク比)の積より、目標エンジントルクを算出する。
最終スロットル開度算出部704は、最終スロットル開度を算出する。最終スロットル開度算出部704は、例えば、エンジン回転数とスロットル開度よりエンジントルクを求めるマップが設定されている場合には、同マップが参照されて、現在のエンジン回転数と上記目標エンジントルク算出部703により算出された目標エンジントルクより最終スロットル開度が算出される。この最終スロットル開度が実車に設定される。
図3を参照して、第1実施形態の作用効果について説明する。
図3は、第1実施形態の作用効果を説明するためのタイムチャートである。図3は、コーナーからの立ち上がり時に登坂勾配を走行する場合を示している。
図3において、符号801はアクセルペダル開度、802は路面勾配、803は従来技術の目標車速、804は本実施形態の目標車速、805は従来技術の実車速、806は本実施形態の実車速、807は従来技術のスロットル開度、808は本実施形態のスロットル開度、809は従来技術の前後G、810は本実施形態の前後G、811は従来技術の横G、812は本実施形態の横Gをそれぞれ示している。
図3の例では、路面勾配802はある角度の登坂勾配を示している。従来技術では、登坂路において横Gがある場合には、登坂路において横Gが無い場合と同様の路面勾配補償(そのアクセルペダル開度で平坦路を走行したときの車速を目標車速とする路面勾配補償)がなされていた。そのために、平坦路の場合に比べて、路面勾配802の分だけ、スロットル開度807が大きくなるように制御されていた。
さらに、運転者は、コーナーからの立ち上がり時に、路面勾配802が登坂路であることから、その登坂路であることを意識して平坦路の場合よりも大きなアクセルペダル開度801でアクセルを踏む。このように、登坂路の場合には平坦路の場合に比べてアクセルペダル開度801が大きくされる分だけ、そのアクセルペダル開度801に応じて設定される目標車速803は、高く設定される。このように、アクセルペダル開度801が大きくされる分だけ、平坦路の場合に比べて、目標車速803が高く設定され、その高い目標車速803の分だけさらに、スロットル開度807が開くように制御されていた。
従来技術では、上記のように、登坂路であって横Gがある場合には、横Gが無い場合と同様に、登坂路の路面勾配802の分だけ駆動力が補償されてスロットル開度807が大きく設定され、かつ、平坦路の場合に比べてアクセル開度801が高くなる分だけ目標車速803が高く設定されて実車速805がその目標車速803となるようにスロットル開度807が制御されていた。横Gがあるにもかかわらず、このようにスロットル開度807が大きく開くことにより、車両が加速し過ぎて、前後G809及び横G811が大きくなり過ぎて、運転者は違和感を感じることがあった。
これに対して、本実施形態によれば、登坂路であって横Gがある場合には、その横Gに応じて目標車速804が低くなるように、即ち、路面勾配補償量が小さくなるように設定される。そのため、運転者の上記違和感を抑制することができる。即ち、登坂路であって横Gがある場合には、登坂路の路面勾配802に対応する路面勾配補償量に比べて、路面勾配補償量が小さく設定され、その分、スロットル開度808が小さく設定される。そのため、走行路面が登坂路の場合に、運転者が平坦路の場合に比べてアクセルペダル開度801が大きくなるようにアクセルを踏んだとしても、横Gがある場合には、横Gが無い場合に比べて目標車速804が低く抑えられる。
本実施形態によれば、上記のように、横Gがある場合には、実車速806が、横Gが無い場合に比べて低い目標車速804となるようにスロットル開度808が制御される。この場合、横Gが大きいほど目標車速804は低く抑えられるように設定される。このように、横Gがある場合には、その横Gが大きい分だけ、目標車速804が低く設定され、スロットル開度808が低く抑えられるため、車両が加速し過ぎることが抑制され、前後G810及び横G812が低く抑えられ、運転者の違和感が抑制される。
(第2実施形態)
図9から図12を参照して、第2実施形態について説明する。
第2実施形態において、上記実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
まず、第2実施形態の課題について説明する。
上記のように、従来は、そのアクセル開度で平坦路を走行したときの車速を目標車速とする路面勾配補償が行なわれていた。しかし、この従来技術によれば、登坂路走行時及び降坂路走行時のいずれの場合にも以下のような不都合があった。
<走行路面が登坂路の場合>
図11は、登坂路走行時を示すタイムチャートである。図11において、符号811bはアクセルペダル開度、812bは従来技術におけるスロットル開度、813は従来技術における目標車速、814は従来技術における実車速、815は従来技術におけるブレーキ操作フラグ、816は本実施形態におけるスロットル開度、817は本実施形態における目標車速、818は本実施形態における実車速、819は本実施形態におけるブレーキ操作フラグを示している。
上記従来技術によると、アクセルペダル開度811bが全閉(又は低い開度)とされても、そのアクセルペダル開度811bで平坦路を走行したときの車速を目標車速813とする路面勾配補償が行なわれるため、その分、スロットル開度812bが開いていた。そのため、目標車速813に対して実車速814が近づいていかなかった。そのため、登坂路走行中に例えばコーナーや交差点や信号などの減速すべき場所があると、運転者がブレーキを踏まなくてはならなかった(ブレーキ操作フラグ815がオン)。
<走行路面が降坂路の場合>
図12は、降坂路走行時を示すタイムチャートである。図12において、符号811aはアクセルペダル開度、812aは従来技術におけるスロットル開度、813aは従来技術における目標車速、814aは従来技術における実車速、815aは本実施形態におけるスロットル開度、816aは本実施形態における目標車速、817aは本実施形態における実車速を示している。
上記従来技術によると、アクセルペダル開度811aが全閉(又は低い開度)とされたときに、そのアクセルペダル開度811aで平坦路を走行したときの車速を目標車速813aとする路面勾配補償が行なわれていたため、十分に低い車速が目標車速813aとなっていた。降坂路の場合、アクセルペダル開度811aが全閉(又は低い開度)とされたときには、スロットル開度812aが閉じる。スロットル開度812aが全閉であっても走行路面が降坂路であるため、十分なエンジンブレーキが得られず、実車速814aが十分に下がらないことから、実車速814aと目標車速813aとの差がどんどん広がっていた。
その後、アクセルペダル開度811aが開いたときに、目標車速813aに対して実車速814aが十分に高いと、スロットル開度812aがあまり開かずに十分な駆動力(加速感)が得られずに運転者は違和感を感じることがあった。
図9は、第2実施形態の制御ブロック図である。
図9に示すように、目標車速算出部302に、フィードバック量補正部508aが設けられている。
フィードバック量補正部508aは、補正されたフィードバック量を算出する。補正されたフィードバック量は、フィードバック補償器303の出力と、補正係数の積として算出される。
ここで、補正係数は、図10に示すように、アクセルペダル開度と予め設定された所定値との比(アクセルペダル開度/上記所定値)に基づいて、求められることができる。ここで、上記所定値は、一定値(例えば10deg)であることができる。これに代えて、走行抵抗が車速に基づいて変わることから、上記所定値は、車速に基づいて変更することができる。さらに、これらに代えて、上記所定値は、平坦路の走行抵抗と釣り合うアクセルペダル開度であることができる。
図10に示すように、アクセルペダル開度(アクセルペダル開度/上記所定値)が小さいときほど補正係数が大きくなるように設定されている。これにより、アクセルペダル開度が小さいときほど、フィードバック量補正部508aから出力される補正されたフィードバック量が大きくなる。よって、第2減算器505から出力される値は、アクセルペダル開度が小さくなるほど相対的に小さくなる。このことから、アクセルペダル開度が小さいときほど路面勾配補償量が小さくなる。
<走行路面が登坂路の場合>
即ち、登坂路走行時には、アクセルペダル開度が小さくなるほど、そのアクセルペダル開度に対応するスロットル開度よりもスロットル開度を開く量(開く割合、路面勾配補償量)が小さくされる。言い換えれば、登坂路走行時には、アクセルペダル開度が小さくなれるほど、そのアクセルペダル開度で平坦路を走行したときの車速に比べてより小さな値が目標車速として、加速度/速度変換部506により求められる。
<走行路面が降坂路の場合>
一方、降坂路走行時には、アクセルペダル開度が小さくなるほど、そのアクセルペダル開度に対応するスロットル開度よりもスロットル開度を閉じる量(閉じる割合、路面勾配補償量)が小さくされる。言い換えれば、降坂路走行時には、アクセルペダル開度が小さくなれるほど、そのアクセルペダル開度で平坦路を走行したときの車速に比べてより大きな値が目標車速として、加速度/速度変換部506により求められる。
図11及び図12を参照して、第2実施形態の作用効果について説明する。
<走行路面が登坂路の場合>
本実施形態によれば、図11に示すように、登坂路走行時に、アクセルペダル開度811bが全閉(又は低い開度)とされたときには、そのアクセルペダル開度811bで平坦路を走行したときの車速よりも低い車速を目標車速817とする路面勾配補償が行なわれる。そのため、スロットル開度816が閉じ、十分なエンジンブレーキ力が得られる。このことから、目標車速817に対して実車速818が近づいていく。よって、登坂路走行中に例えばコーナーや交差点や信号などの減速すべき場所がある場合であっても、運転者はブレーキを踏む必要が無くなる(ブレーキ操作フラグ819がオフ)。
即ち、登坂路走行時に、アクセルペダル開度811bが全閉(又は低い状態)という条件が同じである場合に、本実施形態では、その目標車速817が、従来技術の場合の目標車速813よりも低く、本実施形態のスロットル開度816は、従来技術のスロットル開度812bよりも小さい。よって、アクセルペダル開度811bが全閉(又は低い状態)であるときには、本実施形態では、従来技術に比べて、より大きなエンジンブレーキが得られ、運転者の違和感が低減される。
<走行路面が降坂路の場合>
また、本実施形態によれば、図12に示すように、降坂路走行時に、アクセルペダル開度811aが全閉(又は低い開度)とされたときには、そのアクセルペダル開度811aで平坦路を走行したときの車速よりも高い車速を目標車速816aとする路面勾配補償が行なわれる。これにより、従来技術の目標車速813aに比べて、目標車速816aがあまり下がらなくなる。本実施形態では、目標車速816aがあまり下がらないため、目標車速816aと実車速817aとの差が小さくなり、このことから、その後、アクセルペダル開度811aが開いたときに、すぐにスロットル開度815aが開き、速やかに駆動力(加速感)が得られる。よって、従来技術の場合に比べて、運転者の違和感が低減される。
即ち、降坂路走行時に、アクセルペダル開度811aが全閉(又は低い状態)という条件が同じである場合に、本実施形態では、その目標車速816aが、従来技術の場合の目標車速813aよりも高い。よって、アクセルペダル開度811aが全閉(又は低い状態)であるときには、本実施形態では、実車速817aと目標車速816aとの差が従来技術の場合の実車速814aと目標車速813aとの差よりも小さくなる。このことから、その後に、アクセルペダル開度811aが開かれたときに、より応答性良くスロットル開度815aが開き、より速やかに駆動力(加速感)が得られ、運転者の違和感が低減される。
(第3実施形態)
次に、図13から図16を参照して、第3実施形態について説明する。
第3実施形態において、上記実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
まず、第3実施形態の課題について説明する。
従来、アクセルペダル全閉時には、目標車速=実車速として路面勾配補償を行なわないという技術がある。しかし、この従来技術によれば、登坂路走行時及び降坂路走行時のいずれの場合にも以下のような不都合な面があった。
<走行路面が登坂路の場合>
図14は、登坂路走行時を示すタイムチャートである。図14において、符号821はアクセルペダル開度、822は従来技術における実車速、823は従来技術における目標車速、824は従来技術におけるスロットル開度、825は本実施形態における目標車速、826は本実施形態における実車速、827は本実施形態におけるスロットル開度を示している。
上記従来技術によれば、一度アクセルペダルを全閉にすると(符号821)、目標車速823=実車速822とされ、路面勾配補償がゼロになる。そのため、その後すぐにアクセルペダルを踏んだ場合(符号821)、路面勾配補償ゼロの状態から路面勾配補償(スロットル開度制御)が再開されるため、すぐに所望のスロットル開度にならない(符号824、符号C1参照)。このため、登坂路の場合、アクセルペダルを全閉後すぐにアクセルペダルを踏んでもすぐに十分な駆動力が出ないという問題があった。即ち、従来技術によれば、一時的にアクセルペダルを戻した時に、目標車速と自車速の差が0にリセットされるため、その直後にアクセルペダルを踏んでも急に駆動力が減少し、運転者に違和感を与えることがあった。
<走行路面が降坂路の場合>
図15は、降坂路走行時を示すタイムチャートである。図15において、符号831はアクセルペダル開度、832は従来技術における目標車速、833は従来技術における実車速、834は従来技術におけるスロットル開度、835は本実施形態における目標車速、836は本実施形態における実車速、837は本実施形態におけるスロットル開度を示している。
上記従来技術によれば、一度アクセルペダルを全閉にすると(符号831)、目標車速832と実車速833の差が0にリセットされるため、その後アクセルペダルを踏んだ場合(符号831)には、路面勾配補償が十分に行なわれること無く、過大な駆動力が発生し(符号834、符号C2参照)、燃費が悪化し、また、運転者に違和感を与える場合があった。
図13は、第3実施形態の制御ブロック図である。
図13に示すように、フィードバック補償器303に、目標車速補正量算出部600bが設けられている。
目標車速補正量算出部600bは、目標車速と実車速の差が予め設定されたガード値以上となるように、目標車速補正量を算出する。目標車速補正量は下記式3により算出される。
Figure 2008120172
上記式3において、ガード値は、図16に示す通りである。図16において、所定値は、予め設定された一定値(例えば10deg)であることができる。これに代えて、上記所定値は、走行抵抗が車速に基づいて変わることから、車速に基づいて変えることができる。さらに、これらに代えて、上記所定値は、平坦路の走行抵抗と釣り合うアクセルペダル開度であることができる。
目標車速補正量算出部600bにより、目標車速補正量が算出され、アクセルペダルが全閉にされた場合であっても、実車速と目標車速の差が0ではないガード値以上になるように制御される。
<走行路面が登坂路の場合>
即ち、登坂路の場合、図14に示すように、アクセルペダル開度821がゼロになっても、目標車速825と実車速826の差がガード値以上になるようにガードがかけられる。これにより、従来技術のように、登坂路でアクセルペダルが戻されたときに目標車速823と実車速822の差が0にリセットされて、その後すぐにアクセルペダルが踏まれた場合に、駆動力が不足であると感じることが抑制される。
<走行路面が降坂路の場合>
また、降坂路の場合、図15に示すように、アクセルペダル開度831がゼロになっても、目標車速835と実車速836の差がガード値以上になるようにガードがかけられる。これにより、従来技術のように、降坂路で加速意思が小さいときのアクセル踏み込み時に(例えば車両振動により一瞬アクセルペダルを踏み込む)、不要な駆動力が発生するのを抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、図17から図19を参照して、第4実施形態について説明する。
第4実施形態において、上記実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
第4実施形態は、上記第1〜第3実施形態と同様に、そのアクセル開度で平坦路を走行した場合の車速が目標車速とされる路面勾配補償が行なわれることが前提である。第4実施形態では、更に、前方車両と自車両との間の相対的位置関係(車間距離など)に応じた駆動力補正が行なわれ、例えば車間距離が小さく前方車両に接近しているときには、自車両の駆動力を低減させ、前方車両から離れているときには、その駆動力を低減させる制御を復帰させる制御が行われる。第4実施形態は、路面勾配補償と、前方車両との間の相対的位置関係(環境情報)に基づく駆動力制御とが両方行われる場合の制御に関するものである。
<走行路面が登坂路である場合>
従来は、登坂路走行中に前方車両との間の相対的位置関係が狭くなった場合、前方車両との間の相対的位置関係に基づく駆動力制御が、路面勾配(登坂路)及びスロットル開度とは無関係に行われていた。そのため、車速(目標車速)が下がり過ぎることがあった。即ち、登坂路走行中には平坦路走行中に比べて駆動力が必要であるが、路面勾配及びスロットル開度と無関係に、前方車両との間の相対的位置関係が行われて駆動力を下げる駆動力制御が行われると、登坂路走行には車速が下がり過ぎることがあった。
<走行路面が降坂路である場合>
上記と反対に、降坂路走行中には平坦路走行中に比べて駆動力が必要であるが、従来は、路面勾配及びスロットル開度と無関係に、前方車両との間の相対的位置関係が行われて駆動力を下げる駆動力制御が行われると、降坂路走行には車速(目標車速)が高過ぎることがあった。
図17は、第4実施形態の制御ブロック図である。
図17に示すように、上記規範駆動力演算部301によって算出された規範駆動力に対する、環境情報に応じた駆動力の補正量を算出するために、駆動力補正量算出部300cが設けられている。
駆動力補正量算出部300cは、例えば図18に示すマップを参照して、現在の車間時間(車間距離/自車速)と目標車間時間の偏差(現在の車間時間/目標車間時間−1)と、相対車速とに基づいて、駆動力補正量を求める。従来は、路面勾配及びスロットル開度とは無関係に、例えば図18に示すマップによって求められた値の駆動力補正がそのまま行われたため、上記のように登坂路走行時には車速が下がり過ぎ、降坂路走行時には車速が高過ぎる場合があった。
これに対して、本実施形態では、例えば図18に示すマップによって求められた駆動力補正量をそのまま補正するわけではない。現在のアクセル開度と、通常駆動力特性と外乱補償量より決まるガード値(駆動力補正量ガード値)を用いて上記駆動力補正量は、下限ガードされる。以下、具体的に説明する。
<走行路面が登坂路である場合>
駆動力補正量算出部300cは、図18に示すマップを参照して、現在の車間時間と目標車間時間の偏差と、相対車速とに基づいて、駆動力補正量を−100Nmと求めたとする(従来は、この−100Nmだけ駆動力補正が行われていた)。一方、図17及び図19に示すように、現在のアクセル開度がαであるときの規範駆動力演算部301により求められた規範駆動力(通常駆動力特性、図19の符号901)が40Nmであるとする。この規範駆動力の値(40Nm)は、駆動力算出部406から、第2加算器607に入力される。第1加算器606からは、外乱補償量902が出力される。第2加算器607は、通常駆動力特性901と外乱補償量902の和の符号を逆転させた値である駆動力補正量ガード値904を出力する。
現在のアクセル開度がαであるときに、規範駆動力の値(40Nm)に対して外乱補償量902が加算されて、駆動力補正量ガード値904は−80Nmとなっている。上記図18のマップにおいて、駆動力補正量が−100Nmと求められた場合であっても、図19の例では、−80Nmが下限ガードとなることにより、駆動力補正量(駆動力を下げる量)が下限ガードされる。即ち、スロットル開度(アクセル開度α)に対応した駆動力の大きさ−80Nmまでしか下げないようにガードされる。駆動力をこの値(−80Nm)までしか下げない結果、通常駆動力特性901に比べて駆動力を下げる量(駆動力補正量)902は、−40Nmとなる。
これにより、車両があまり減速されなくなるため、常に、目標車速≧実車速の関係を維持することができる。ここで、目標車速とは、路面勾配と前方車両との間の相対的位置関係とを含めた目標車速である。このように、現在のアクセルペダル開度に応じて、下限ガードがかかるので、アクセルを踏みこんだ瞬間にスロットルが開き、運転者の加速意思に応じて車両を加速させることが可能となる。
<走行路面が降坂路である場合>
駆動力補正量算出部300cは、図18に示すマップを参照して、現在の車間時間と目標車間時間の偏差と、相対車速とに基づいて、駆動力補正量を−100Nmと求めたとする(従来は、この−100Nmだけ駆動力補正が行われていた)。一方、図17及び図20に示すように、現在のアクセル開度がαaであるときの規範駆動力演算部301により求められた規範駆動力(通常駆動力特性、図20の符号901a)が15Nmであるとする。この規範駆動力の値(15Nm)は、駆動力算出部406から、第2加算器607に入力される。第1加算器606からは、外乱補償量902aが出力される。第2加算器607は、通常駆動力特性901aと外乱補償量902aの和として、駆動力補正量ガード値903aを出力する。
現在のアクセル開度がα1であるときに、規範駆動力の値(15Nm)に対して外乱補償量902aが加算されて、駆動力補正量ガード値903aは20Nmとなっている。上記図18のマップにおいて、駆動力補正量が−100Nmと求められた場合であっても、図20の例では、20Nmが下限ガードとなることにより、駆動力補正量(駆動力を下げる量)が下限ガードされる。即ち、スロットル開度(アクセル開度α)に対応した駆動力の大きさ−20Nmまでしか下げないようにガードされる。駆動力をこの値(−20Nm)までしか下げない結果、通常駆動力特性901aに比べて駆動力を下げる量(駆動力補正量)902aは、−35Nmとなる。
なお、第4実施形態では、環境情報に基づく駆動力制御として、前方車両との間の相対的位置関係に基づく駆動力制御について述べたが、環境情報に基づく駆動力制御は、これに限定されず、例えば、コーナー、交差点、自動車専用道路に対する合流路・退出路等に基づく駆動力制御が広く含まれる。
(第1〜第4実施形態の第1変形例)
また、上記実施形態においては、外乱のうち路面勾配に対して駆動力補償が行われる場合について説明した。これに対して、本変形例では、駆動力補償が行われる外乱は、路面勾配に限定されない。上述した外乱検出・推定部115により検出される外乱の全てが本実施形態の適用対象とされる。例えば、外乱には、コーナリング抵抗や、車重や、走行する場所の標高、路面の粗さ(路面抵抗)、エンジン性能のばらつき、トランスミッションのひきずりのばらつきなどが含まれ、このような外乱に対する駆動力補償の量は、アクセル開度が上記所定値未満であるときには、アクセル開度が上記所定値以上である場合に比べて、低くなるように設定される。
(第1〜第4実施形態の第2変形例)
また、上記実施形態では、駆動力を補償する手段として、電子スロットル43を用いた。これに対して、本変形例では、電子スロットル43に限定されず、アクセルペダル開度と駆動力又はトルク(エンジントルク、出力軸トルク)の関係を可変に設定できる手段であれば広く用いられることができる。例えば、有段変速機、無段変速機、HV、MMT(自動変速モード付きマニュアルトランスミッション)などの自動変速機や、モータージェネレータ(図示せず)の力行運転等が含まれる。
上記第1から第4実施形態は、適宜組み合わせることが可能である。
本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の構成の要部を示すブロック図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の概略構成図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態におけるアクセル開度とスロットル開度の関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態におけるエンジン回転数とエンジントルクとスロットル開度との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態における変速機出力軸回転数とスロットル開度と変速線との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態における速度比とトルク比との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第1実施形態における横Gとフィードバック補償器出力との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第2実施形態の構成の要部を示すブロック図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第2実施形態におけるアクセルペダル開度と所定値との比と補正係数との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第2実施形態における登坂路走行時を示すタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第2実施形態における降坂路走行時を示すタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第3実施形態の構成の要部を示すブロック図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第3実施形態における登坂路走行時を示すタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第3実施形態における降坂路走行時を示すタイムチャートである。 本発明の車両用駆動力制御装置の第3実施形態におけるアクセルペダル開度と所定値との比とガード値との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第4実施形態の構成の要部を示すブロック図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第4実施形態における前方車両との間の相対車速と、現在と目標の車間時間の偏差と、駆動力補正量との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第4実施形態における登坂路の場合のアクセル開度と下限ガード値との関係を示す図である。 本発明の車両用駆動力制御装置の第4実施形態における降坂路の場合のアクセル開度と下限ガード値との関係を示す図である。
符号の説明
10 自動変速機
40 エンジン
43 電子スロットル
90 加速度センサ
95 ナビゲーションシステム装置
111 ブレーキ操作量検出部
112 路面μ検出・推定部
113 アクセル開度検出部
114 スロットル開度センサ
115 外乱検出・推定部
116 エンジン回転数センサ
118 道路勾配計測・推定部
122 車速センサ
123 シフトポジションセンサ
130 制御回路
131 CPU
133 ROM
300c 駆動力補正量算出部
301 規範駆動力演算部
302 目標車速算出部
303 フィードバック補償器
304 スロットル開度演算部
401 基本スロットル開度算出部
402 エンジントルク算出部
403 変速比算出部
404 タービントルク算出部
405 出力軸トルク算出部
406 駆動力算出部
501 第1減算器
502 走行抵抗算出部
503 車速算出部
504 駆動力/加速度変換部
505 第2減算器
506 加速度/速度変換部
507 無駄時間設定部
508 フィードバック量補正部
508a フィードバック量補正部
600b 目標車速補正量算出部
601 第3減算器
602 速度/加速度変換部
603 微分項算出部
604 比例項算出部
605 車速算出部
606 第1加算器
607 第2加算器
608 加算器
701 加速度/駆動力変換部
702 目標タービントルク算出部
703 目標エンジントルク算出部
704 最終スロットル開度算出部
801 アクセルペダル開度
802 路面勾配
803 従来技術の目標車速
804 本実施形態の目標車速
805 従来技術の実車速
806 本実施形態の実車速
807 従来技術のスロットル開度
808 本実施形態のスロットル開度
809 従来技術の前後G
810 本実施形態の前後G
811 従来技術の横G
812 本実施形態の横G
811a アクセルペダル開度
811b アクセルペダル開度
812a 従来技術におけるスロットル開度
812b 従来技術におけるスロットル開度
813 従来技術における目標車速
813a 従来技術における目標車速
814 従来技術における実車速
814a 従来技術における実車速
815 従来技術におけるブレーキ操作フラグ
815a 本実施形態におけるスロットル開度
816 本実施形態における実車速
816a 本実施形態におけるスロットル開度
817 本実施形態における目標車速
817a 本実施形態における実車速
818 本実施形態における実車速
819 本実施形態におけるブレーキ操作量フラグ
821 アクセルペダル開度
822 従来技術における実車速
823 従来技術における目標車速
824 従来技術におけるスロットル開度
825 本実施形態における目標車速
826 本実施形態における実車速
827 本実施形態におけるスロットル開度
831 アクセルペダル開度
832 従来技術における目標車速
833 本実施形態における実車速
834 従来技術におけるスロットル開度
835 本実施形態における目標車速
836 本実施形態における実車速
837 本実施形態におけるスロットル開度
901 規範駆動力
901a 規範駆動力
902 外乱補償量
902a 外乱補償量
903 駆動力補正量ガード値
903a 駆動力補正量ガード値
α アクセルペダル開度
αa アクセルペダル開度

Claims (9)

  1. 実際の自車速と、運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    横加速度に応じて車速制御態様を変更する手段と、
    実際の自車速と前記目標車速との相対車速に基づいて、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更度合いを変更する手段と
    を備えたことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. 請求項1記載の車両用駆動力制御装置において、
    実際の自車速が前記目標車速以上である場合には、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更を行わない
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 請求項1記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記実際の自車速と前記目標車速との相対車速に代えて、路面勾配に基づいて、前記横加速度に応じた車速制御態様の変更度合いを変更する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  4. 実際の自車速と目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    運転者の意思による車両の操作量で予め設定された路面を走行したときの車速に基づいて路面勾配補償を行う手段と、
    前記操作量が小さいときほど、前記路面勾配補償の量を小さくする手段と、
    前記操作量に基づいて設定された前記路面勾配補償を前記目標車速に反映させる手段と
    を備えたことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    運転者の意思による車両の操作量で予め設定された路面を走行したときの車速に基づいて路面勾配補償を行う手段と、
    前記操作量がゼロである場合に前記目標車速と前記実際の自車速の差が予め設定されたガード値以上となるように制御される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  6. 実際の自車速と目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    運転者の意思による車両の操作量で予め設定された路面を走行したときの車速に基づいて路面勾配補償を行う手段と、
    前記操作量がゼロである場合に前記目標車速と前記実際の自車速の差が予め設定されたガード値以上となるように制御される
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用駆動力制御装置において、
    自車両と前方の車両との間の相対的位置関係に基づいて、駆動力を制御する手段と、
    前記運転者の意思に基づいて前記駆動力の制御量を制限する手段と
    を備えたことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  8. 実際の自車速と運転者の意思に基づいて設定される目標車速とに基づいて、自車速を制御する車両用駆動力制御装置であって、
    自車両と前方の車両との間の相対的位置関係に基づいて、駆動力を制御する手段と、
    前記運転者の意思に基づいて前記駆動力の制御量を制限する手段と
    を備えたことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  9. 請求項7または8に記載の車両用駆動力制御装置において、
    前記実際の自車速と前記目標車速との相対車速に応じて前記制御量を制限するためのガード値を変更する
    ことを特徴とする車両用駆動力制御装置。
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