JP3780689B2 - 制駆動力制御装置 - Google Patents

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    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車間距離や車速、或いは制駆動力を制御する走行制御装置の駆動輪軸トルクを制御する制駆動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、先行車までの車間距離を検出し、その車間距離が適正な値となるように車速あるいは制駆動力を制御する制駆動力制御装置が知られている。
【0003】
従来、特開平6−234333号公報に記載の「自動車の走行制御装置」にあるように、車間距離を制御すべく車速を目標値に一致させるためにスロットルアクチュエータとブレーキアクチュエータを選択的に作動させるものが報告されている。この例では、車速を目標値に追従させるために、スロットルアクチュエータからブレーキアクチュエータの動作切換えは、車速が車速目標値を超えた時に行い、ブレーキアクチュエータからスロットルアクチュエータヘの切換えは、制御定数Aを用いたPID車速制御によるスロットル操作量計算値が、制御定数Bを用いたPID車速制御によるブレーキアクチュエータ操作量計算値を超えた時に行なっている。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、従来の制駆動力制御装置では、車速を制御する独立した2つのコントローラ、すなわちスロットル制御用コントローラとブレーキ制御用コントローラの操作量を切り換える構成となっており、スロットルアクチュエータとブレーキアクチュエータとの切換え点において、車速により両者の応答特性に差が生ずることにより、制駆動力が不連続となるため、車両に加わる前後Gの変化が大きくなり、乗り心地が悪化するといった問題があった。
【0005】
また、低速度域まで車速を制御する場合には、エンジンは通常、低回転域でムダ時間や吸気系の遅れが大きくなり、スロットル開度に対するエンジントルクの遅れが大きくなるため、全車速域に渡って同等のロバスト制御性能を保証できるような車速制御系の設計は困難であった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的として、車両の乗り心地の向上と、全車速域で応答性に優れた制駆動力制御を実現することができる制駆動力制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、スロットルアクチュエータとブレーキアクチュエータを備え、所与の制駆動力指令値に応じて車両の制駆動力または車速を制御する制駆動力制御装置であって、制駆動力指令値に応じたエンジントルク指令値を演算するエンジントルク指令値演算手段と、該エンジントルク指令値とエンジン回転数から前記スロットルアクチュエータのスロットル開度指令値を演算するスロットル開度指令値演算手段と、該スロットル開度指令値の下限値を車両が低速になるに従って大きくなるように演算するスロットル開度下限値演算手段と、該スロットル開度下限値演算手段からの下限値未満とならないようにスロットル開度を制限するスロットル開度制限手段と、前記スロットル開度制限手段によりスロットル開度が制限されたときには、そのスロットル開度の下限値が大きいほど、ブレーキアクチュエータ操作量が増加するようにブレーキアクチュエータ操作量を演算する制動力演算手段とを備えたことをを要旨とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記スロットル開度下限値演算手段は、車速の他に、路面勾配車間距離車間相対速度燃料カット作動条件及びスロットル開度のうち、少なくとも一つを含んでスロットル開度下限値を演算することを要旨とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、走行路面の勾配を推定する勾配推定手段を有し、前記スロットル開度下限値演算手段は、該勾配推定手段の勾配推定結果に応じた駆動力を保証するように前記スロットル開度下限値を演算することを要旨とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、前記スロットル開度下限値演算手段は、車速が所定値以上の場合には、前記スロットル開度下限値を優先的に零と演算することを要旨とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、制駆動力指令値に応じたエンジントルク指令値を演算し、該エンジントルク指令値とエンジン回転数からスロットルアクチュエータのスロットル開度指令値を演算する。次に、該スロットル開度指令値の下限値を車両が低速となるに従って大きくなるように演算し、この下限値未満とならないようにスロットル開度を制限する。次に、該スロットル開度指令値の下限値未満とならないようにスロットル開度が制限されたときには、そのスロットル開度の下限値が大きいほど、ブレーキアクチュエータ操作量が増加するようにブレーキアクチュエータ操作量を演算するようにしたので、車両の乗り心地の向上と、全車速域で応答性に優れた制駆動力制御を実現することができる。
【0015】
請求項2記載の本発明によれば、車速の他に、路面勾配車間距離車間相対速度燃料カット作動条件及びスロットル開度のうち、少なくとも一つを含んでスロットル開度下限値を演算するので、スロットル開度の下限値を、車両が置かれている多様な環境条件に適合させて最適に設定することができる。
【0016】
請求項3記載の本発明によれば、走行路面の勾配を推定しておき、勾配推定結果に応じた駆動力を保証するようにスロットル開度下限値を演算するようにしたので、坂道発進で発進する際に、駆動軸トルク応答性が向上すると共に、ブレーキが作用することで、上り坂で後退し難いように自動インチングすることができる。
【0017】
請求項4記載の本発明によれば、車速が所定値以上の場合には、スロットル開度下限値を優先的に零と演算するようにしているので、確実に燃料カット作動条件を発生させて、燃費を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置の構成を説明するためのブロック図である。
【0022】
図1において、車速制御演算部1は車速を指令値に応じた値とするための制駆動力または制駆動トルク指令値を演算する。本発明の制駆動力制御装置の特徴である駆動軸トルク制御演算部3は、制駆動トルクを指令値に応じた値とするためのスロットル開度指令値とブレーキ液圧指令値を演算する。スロットル開度サーボ系5は、スロットル開度を指令値に応じた値とする。エンジン7は、指令に応じた駆動力を発生する。オートマチックトランスミッション9は、駆動力を後段に伝達する。デファレンシャルギヤ11は、駆動力による回転速度を変速する。ブレーキ17は、制動力を発生する。車体13は、制駆動力を受けて移動速度を加減速する。ブレーキ液圧サーボ系15は、ブレーキ液圧を指令値に応じた値とする。
【0023】
図2は、本発明の第1と第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置の駆動軸トルク制御系すなわち駆動軸トルク制御演算部3の詳細図である。
図2において、エンジントルク指令値演算部21は、駆動軸トルク指令値から、オートマチックトランスミッション9の状態や、ギヤ比などを考慮してエンジントルク指令値を演算する。スロットル開度指令値演算部23は、エンジントルク指令値に応じた第1のスロットル開度指令値を演算する。スロットル開度下限値演算部25は、外部から入力される走行状態信号(すなわち、車速,勾配,フューエルカット等)からスロットル開度の下限値を演算する。スロットル開度リミッタ27は、スロットル開度下限値に応じて、スロットル開度指令値に制限を加え、スロットルサーボ系に与えるスロットル開度指令値を演算する。
【0024】
エンジントルク下限値演算部29は、スロットル開度下限値演算部からのスロットル下限値信号とエンジン回転数とから、エンジントルクを演算する。制駆動軸トルク補正演算部211は、スロットル開度が下限値である時、エンジントルクによって発生する駆動軸トルクを演算する。制動力演算部213は、駆動軸トルク指令値と制駆動軸トルク補正値を入力し、ブレーキ液圧サーボ系に入力するブレーキ操作量を演算する。
【0025】
次に、本実施の形態に係る制駆動力制御装置の動作を説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置における車速制御系の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。
車速制御系は、本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置を車速制御の面から説明するための系であり、機能要素としては、車速制御部1と後述する駆動軸トルク制御系とから構成される。
【0026】
図3において、車速制御部1は、車速制御演算部1の詳細を示すものであり、後述する車間距離制御部からの車速指令値に実車速を一致させる。但し、後述する駆動軸トルク制御系の伝達遅れは無視できるものとする。
走行抵抗推定部31は、駆動軸トルク指令値Twrと車速Vspとから、下記の(1)式を用いて走行抵抗の駆動軸トルク換算値Tdhを推定し、フイードバックすることで勾配や空気抵抗、及び転がり抵抗等の影響を排除する。
【0027】
【数1】
Figure 0003780689
但し、(1)式において、Mvは車重、Rwはタイヤ半径、H(s)は定常ゲイン=1のローパスフィルタ)である。
走行抵抗推定によって、制御系への外乱が排除されたとすると、車速指令値から実車速までの伝達特性は下記の(2)式となる。
【0028】
【数2】
Figure 0003780689
(2)式から、定数KSPを適当な値に設定することで、車速制御系の応答特性を所望の応答特性に一致させることができる。
【0029】
次に、本発明の制駆動力制御装置の特徴である駆動軸トルク制御系の作用について説明する。駆動軸トルク制御系は、駆動軸トルク制御演算部3を構成要素として含み、車速制御部1で演算された駆動軸トルクを実現するためのスロットル開度指令値と、ブレーキ液圧指令値を演算する。
【0030】
次に、本発明の制駆動力制御装置を、その全ての機能を制駆動系として纏め、該制駆動系を機能要素に分解してその動作を説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置における制駆動系の機能要素を説明するためのブロック図である。
【0031】
トルクコンバータのトルク増幅率をRt、変速機ギヤ比をRat、デファレンシャルギヤ比をRdef、エンジンイナーシャをJe、エンジン回転数をNeとすると、駆動軸トルクTwとエンジントルクTeとの関係は、下記の(3)式となる。
【0032】
【数3】
Figure 0003780689
従って、駆動軸トルク指令値Twrに対して、下記の(4)式でエンジントルク指令値Terを計算し、このエンジントルク指令値Terを発生させるスロットル開度θlをエンジンマップを用いて算出し、スロットル開度θlが、下限値θL以上となるか、否かを判断する。
【0033】
【数4】
Figure 0003780689
スロットル開度θlが、下限値θL以上であれば、ブレーキを使わずにエンジントルクのみで駆動軸トルク指令値通りのトルクを実現できる。スロットル開度θlが、下限値θL以下となれば、スロットル開度を下限値θLとし、このときエンジンによって出力される駆動軸トルクを考慮して駆動軸トルクを指令値に一致させるためのブレーキ操作量を演算する。
【0034】
以上により、エンジントルク指令値Terと、ブレーキトルク指令値Tbrの分配制御則は、下記の(5)〜(9)式を含む説明で与えられる。
先ず、スロットル開度指令値θl≧θLのときは、下記の(5),(6)式が成立する。
【0035】
【数5】
Figure 0003780689
【数6】
Figure 0003780689
従って、ホイールトルク指令値Twrに対して下記(7)式に記すエンジントルクを発生させればよい。
【0036】
【数7】
Figure 0003780689
また、(5)式から、ブレーキ操作量は零となる。
次に、スロットル開度指令値θl<θLのとき、
スロットル開度がθLのときのエンジントルクをTelimとすると、(3)式は下記の(8)式で置き換えられる。
【0037】
【数8】
Figure 0003780689
従って、ホイールトルク指令値Twrに対して下記(9)式のブレーキトルクを発生させればよい。
【数9】
Figure 0003780689
ブレーキシリンダー面積をAb、ロータ有効半径をRb、パッド摩擦係数をμbとすると、ブレーキトルク指令値Tbrに対して、ブレーキ操作量である液圧指令値は下記の(10)式となる。
【0038】
【数10】
Figure 0003780689
ここで、以上の動作を図2を参照して説明する。
まず、エンジントルク指令値演算部21では、駆動軸トルク指令値Trと変速機ギヤ比とトルコンのトルク比Rtを入力し、(4)式を用いてエンジントルク指令値Terを演算する。スロットル開度演算部23では、エンジントルク指令値Terとエンジン回転数Neとから、図5に示すようなエンジンマップを用いてエンジントルク指令値Terを出力させるためのスロットル開度指令値θlを演算する。スロットル開度リミッタ27は、スロットル開度下限値演算部25で演算されるスロットル開度下限値θLとθlを比較し、スロットル開度指令値θlがθLより大きければθlをスロットル開度指令値θrとし、スロットル開度指令値θlがθLより小さいときはθLをスロットル開度指令値θrとする。
【0039】
次に、エンジントルク下限値演算部29は、エンジン回転数とスロットル開度下限値θLを入力し、図6に示すようなエンジントルクのテーブルマップを用いてエンジントルクTelimを演算する。
制駆動力補正値演算部211では、(9)式の右辺第2項を演算する。制動力演算部213では、(9)式の右辺第1項と第2項の加算を行い、(10)式に基づいてブレーキ液圧指令値Pbrを演算する。
【0040】
ここで、図7,図8に、本実施の形態に係る制駆動力制御装置の駆動軸トルク制御の効果を異なる2条件下で比較して示すための計算機シミュレーション結果を示す。
図7は、スロットル開度の下限値が零の場合の計算機シミュレーション結果を示し、図8は、スロットル開度の下限値が零ではない場合の計算機シミュレーション結果を示す。図8では、スロットル開度が零にならない分、ブレーキの操作量が増加している。これらの結果から、どちらの場合も、指令値にほぼ一致した駆動軸トルクが得られており、スロットルとブレーキの切り替え時のトルク段差は殆ど見られない。また、スロットル開度の下限値を変化させても、その時のエンジントルクを加味してブレーキ操作量を演算するので、駆動軸トルクは指令値に一致していることがわかる。
【0041】
ところが、一般に、エンジンは、回転数が低いときは、高いときに比べて応答性が悪化するため、高速走行時に比べ低速走行時の車速制御系の安定余裕が減少する。また、エンジンから駆動輪まで、トルクコンバータやギヤ伝達効率等の非線型要素が存在する等の理由により、全速度域で同等の車速制御性能を維持することが難しくなる。
一方、ブレーキは、車輪に直接作用するので遅れが少なく、エンジンと変速機による駆動系に比べて動特性変化は少ない。また、ブレーキ液圧制御系は、一般に、エンジンと変速機による駆動系の応答に比べ、比較的容易に高速応答ができる。
【0042】
そこで、本発明では、低速時には、スロットル開度下限値を零以外の値とし、ブレーキ操作のみで駆動力を制御する状態を増やすことで、車速制御性能を向上させる構成とした。
【0043】
例えば、図2で、スロットル開度下限値演算部25に、車速Vspを入力し、下記の(11)式を用いて、15km/hから10km/hで徐々に下限値θLを増加させθLMTに近づける。
【数11】
Figure 0003780689
但し、(11)式で、
sp≧15km/hのときは、VspL =15km/h
sp≦10km/hのときは、VspL=10km/h
lO<Vsp<15km/hのときは、VspL=Vsp
とする。
【0044】
ここで、図9,図10は、本実施の形態に係る制駆動力制御装置の低速時の駆動軸トルク制御の効果を異なる2条件下で比較して示すための計算機シミュレーション結果を示す。
図9,図10に示すシミュレーション結果は、車速指令値を10km/hとし、時刻20〜30(s)の間、勾配6%の上り坂を走行する場面を想定して行った。図9は、スロットル開度下限値を零とした場合であり、図10は、スロットル開度下限値を2(deg)とした場合である。両者とも車速制御ゲインは同一の値とした。この結果から、図10は図9に比較して、指令値に対する駆動軸トルクの応答性が向上するため、車速誤差が小さく抑えられており、車速制御性能が向上していることが分かる。
【0045】
(第2の実施の形態)
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置の構成を説明するためのブロック図である。
本実施の形態では、発進と停止を行う車間距離制御(インチング)に、本発明の制駆動力制御装置を適用する場合について説明する。勾配抵抗がクリ−プ力よりも大きい上り坂で坂道発進を行う場合に、ドライバーがブレーキを放してからアクセルを踏むまでの時間が遅いと車両が後退してしまう。自動インチングにおいても同様な現象が起こり得る。この現象を避けるため、駆動軸トルク換算した勾配抵抗を常に推定し、この推定値を発生するためのスロットル開度を演算し、この開度をスロットル開度下限値とする構成とした。
【0046】
図11において、車間距離指令値演算部111は、例えば、車速に応じた適正な車間距離指令値を生成する。車間距離測定部112は、車間距離計測部であり、レーダ等で車間距離を測定する。車間距離制御演算部113は、計測した車間距離を指令値に応じた値とするための車速指令値を演算する。勾配推定演算部115は、車速と駆動軸トルク指令値と、車両諸元値とから勾配を推定し、該推定値を駆動軸トルク制御演算部3の構成要素であるスロットル開度下限値演算部25(図2に示す)へ入力する。車両停止判断部117は、車速指令値と車速計測値と車間距離誤差とから車両停止を判断し、車両が停止しているときにスロットル開度を零として、所定のブレーキ液圧を発生させるような信号をスロットル開度サーボ系5とブレーキ液圧サーボ系15に入力する。
他の構成要素については、第1の実施の形態の構成要素と同様であるので省略する。
【0047】
次に本実施の形態に係る制駆動力制御装置の動作を説明する。
先ず、車間距離制御演算部113について説明する。車間距離制御演算部113は、レーダー等によって測定された車間距離Lを車間距離指令値Lrに一致させるための車速指令値を演算する。車間距離指令値は、確保したい車間時間をTとし、自車速をVspとし、停止時の車間距離指令値をLoffとすると、下記の(12)式で導出することができる。
【0048】
【数12】
Figure 0003780689
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置における車間距離制御系の構成を説明するためのブロック図である。
車間距離制御系は、本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置を車間距離の面から説明するための系であり、車間距離制御部113を構成要素に含む。
【0049】
図12において、車間距離制御部113は、車間距離制御演算部113の詳細を示すものであり、今、車速制御系は、車速指令値Vsprに対する実車速Vspの応答が時定数τV(=1/ω)の1次遅れ系で近似できるものとする。
【0050】
この時の車間距離指令値Lrから実車間距離Lvまでの伝達特性は、下記の(13)式となる。
【数13】
Figure 0003780689
(13)式から、車間距離制御系は、KVとKLを適当な値に設定することにより、追従応答性を所望の応答特性に一致させることができる。
【0051】
次に、勾配推定演算部115について説明する。勾配は(1)式と同様の手法で演算できる。但し、(1)式は、空気抵抗や、転がり抵抗等をすべて含んだ形で推定するため、推定値からこれらの抵抗を差し引く必要がある。空気抵抗Faは下記の(14)式、転がり抵抗Frは下記の(15)式で計算する。
【0052】
【数14】
Figure 0003780689
【数15】
Figure 0003780689
但し、μaは空気抵抗係数、Svは前面投影面積、μrは転がり抵抗係数、Mvは車重、gは重力加速度である。従って、勾配抵抗の駆動軸トルク換算値Tiは下記の(16)式となる。
【0053】
【数16】
Figure 0003780689
また、走行抵抗推定演算は、車両が停止し、次に説明する車両停止判断部117が動作すると、正確な走行抵抗ができなくなるため、停止中は、停止直前までのTiの平均値を勾配抵抗の駆動軸トルク換算値Tiとして用いる。
【0054】
次に、車両停止判断部117について説明する。車両停止判断部117は、車両が停止したことを判断し、スロットル開度を零とし、所定のブレーキ液圧を発生させる指令信号をスロットル開度サーボ系とブレーキ液圧サーボ系に与える。本実施の形態では、下記の(17),(18),(19)式に示す条件がすべて満たされた場合に車両停止と判断した。
【0055】
【数17】
Figure 0003780689
【数18】
Figure 0003780689
【数19】
Figure 0003780689
但し、V1,V2、L1は定数である。
【0056】
次に、本実施の形態における駆動軸トルク制御演算部3の構成要素であるスロットル開度下限値演算部25の動作を説明する。
スロットル開度下限値演算部25は、勾配推定演算部115からの勾配抵抗の駆動軸トルク換算値Tiを入力し、駆動軸トルク換算値Tiを出力すべくスロットル開度θLを演算する。
【0057】
今、上り坂で、スロットルを制御することで停止することを想定する。このときエンジン回転数の変動は小さいと仮定し、これを無視すると、駆動軸トルク換算値Tiを出力するためのエンジントルクTeiは下記の(20)式で計算できる。
【0058】
【数20】
Figure 0003780689
次に、エンジントルクTeiを出力するためのスロットル開度を、図5に示すエンジンマップを参照して求め、これを下限値θLMTとする。さらに、本実施の形態では、所定の速度以下でスロットル開度下限値を設定するため、第1の実施の形態と同様に、下記の(21)式を用いて、10km/hから5km/hで徐々に下限値θLを増加させθLMTに近づける。
【0059】
【数21】
Figure 0003780689
但し、(21)式で、
Figure 0003780689
とする。
他の構成要素の動作については、第1の実施の形態の構成要素と同様であるので省略する。
【0060】
図13、図14に、本実施の形態に係る制駆動力制御装置の効果を比較して示すための計算機シミュレーション結果を示す。
図13は、スロットル開度下限値を零に固定した場合であり、図14は、本
実施の形態を適用した場合である。
図13では、停止から発進する場合に車速がマイナス方向になっており、一瞬後退してから前進している。また、この時、車速制御誤差が大きくなっている。一方、本発明の方式を適用した図14では、前述したようにトルク応答性が向上することに加え、ブレーキによる制動トルクは、車両が後退するときには正のトルクとなり、より後退し難くなるため、車速制御誤差が比較的小さくなる。
【0061】
また、図14で、時刻10(s)後半から30(s)前半までブレーキ液圧が所定値となっているのは、車両停止判断部117が動作しているためである。
【0062】
(第3の実施の形態)
従来、エンジン回転数がある程度以上高い場合にスロットル開度が全閉となったとき、燃費向上のためにエンジンヘの燃料を遮断する(以下、「フューエルカット」と称する)装置が知られている。
フューエルカット装置と定速走行装置あるいは車間距離制御装置を具備する車両において、下り坂を走行する場合や、先行車に追従するために減速する場合等において、スロットルバルブが全閉付近まで戻される場合がある。このような場合、フューエルカットにより駆動トルクがステップ状に急減し、車速が目標車速より下がるため、車速制御装置によってスロットルバルブが開くように制御される。すると、再び燃料が供給され駆動トルクがステップ状に増加し、車速が急増するのでスロットルバルブが閉じるように制御され、再びフューエルカットにより車速が急減する。このようにフューエルカットのオンオフが繰り返し生じることでエンジントルクが変動し、乗り心地を悪化させてしまう。この現象を避けるため、本実施の形態では、スロットル開度以外の条件が、フューエルカットを行う条件となった場合に、スロットル開度下限値を零以外の小さな値とし、フューエルカットが行われるのを防止する。次に、駆動軸トルク指令値が、フューエルカットによる制動トルク以上の値となる場合にフューエルカットを作動させ、ブレーキを制御して、フューエルカット作動によるトルク段差をキャンセルする構成とした。
【0063】
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。図16は、駆動軸トルク制御演算部3の詳細図である。図17は、本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置のフューエルカット作動時と非作動時のそれぞれについて、エンジントルクを求めるためのテーブルマップである。図18は、本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置のフューエルカット作動時と非作動時のそれぞれに対応してエンジントルクを求めるテーブルマップを切り替えるための切り替え部である。
【0064】
図15,図16において、フューエルカット成立判断部153は、スロットル開度以外の条件がフューエルカットを行う条件となったかどうかを判断し、スロットル開度下限値演算部25へ信号を渡す。フューエルカットオンオフ判断部151は、駆動紬トルク指令値とフューエルカットによる駆動軸トルクとを比較して、フューエルカット作動と非作動の判断を行い、スロットル開度下限値演算部25に信号を渡す。エンジントルク下限値演算部169はフューエルカット時のエンジンマップを含み、フューエルカットが作動すると、図18に示すように、スイッチ切り替え部81の作動により、エンジントルクがステップ状に変化するため、図19に示す演算規則に従って、フューエルカット成立判断部153からの信号と、スロットル開度下限値信号を入力し、フューエルカット条件が成立すると、エンジンマップを切り替えてエンジン出力トルクを求める。
他の構成要素については、第1の実施の形態の構成要素と同様であるので省略する。
【0065】
次に、本実施の形態に係る制駆動力制御装置の動作を説明する。
フューエルカットが作動すると、図17に示すようにエンジントルクはステップ的に減少するため、フューエルカット作動と非作動時の間の駆動軸トルクを出力することができなくなる。従って、フューエルカットによる駆動軸トルクTwfcを越える駆動軸トルク指令値Twrが入力されるまでは、スロットル開度下限値を零以外の小さな値αに設定することでフューエルカットを非作動とし、ブレーキで制動トルクを発生させる。Twfc以上の駆動軸トルク指令値が入力されたときには、スロットル開度下限値を零とし、フューエルカットを作動させると同時に、フューエルカットによる駆動軸トルクに相当するブレーキ液圧を下げる。 以下に各構成要素毎の動作を説明する。
【0066】
フューエルカット成立判断部153は、スロットル開度以外の条件が、フューエルカット作動条件となったか否かを判断する。フューエルカット作動条件となれば、FCA=1とし、さもなければ、FCA=0とする。
フューエルカットオンオフ判断部151は、フューエルカットされた場合の駆動軸トルクTwfcを下記の(22)式で演算し、駆動軸トルク指令値Twrとの比較を行う。
【0067】
【数22】
Figure 0003780689
(22)式で、Tefcは、フューエルカット作動時のエンジントルクであり、図17に示すようなマップを用いて算出する。
【0068】
フューエルカットを作動させるか否かは、例えば次のロジックで決定する。
【0069】
wr<1.5 Twfc
のとき、フューエルカット作動(FCB=1)となり、
wr>1.2 Twfc
のとき、フューエルカット非作動(FCB=0)となる。
【0070】
スロットル下限値演算部25は、フューエルカット成立判断部153からの信号FCAと、フューエルカットオンオフ判断部151からの信号FCBを入力して、図19に示す演算規則に従って、スロットル開度下限値を決定する。
【0071】
エンジントルク下限値演算部169は、フューエルカット成立判断部153からの信号FCAが1で、かつスロットル開度下限値信号θLが零のとき、フューエルカット作動と判断し、フューエルカット作動時のエンジンマップを参照してエンジントルクを求める。
他の場合は、フューエルカット非作動時のエンジンマップを参照してエンジントルクを求める。
他の構成要素の動作については、第1の実施の形態の構成要素と同様であるので省略する。
【0072】
図20,図21に、本実施の形態に係る制駆動力制御装置の効果を比較して示すための計算機シミュレーション結果を示す。
シミュレーションは、時速約80km/hで下り坂を走行中に、勾配が両図に示すように変化したときを想定した。図20に示す結果は、フューエルカットサージに関する対策を施さない(スロットル開度の下限値を零とし、エンジントルク下限値演算部で、フューエルカット非作動時のエンジンマップを参照した)場合であり、図20に示す結果は、本実施の形態を適用した場合である。
【0073】
上記の結果から、図1は、車速が指令値と一致するためのスロットル開度が零近傍となるところでフューエルカットによるスロットルとブレーキのハンチングが発生しており、乗り心地が悪化していることがわかる。また、フューエルカット作動時のエンジンマップを参照していないため、駆動軸トルクTwと指令値Twrの誤差が比較的大きい。
【0074】
一方、図2では、フューエルカットが作動する条件を判断し、スロットル開度に下限値を設定しているのでフューエルカットが作動しない。また、駆動軸トルク指令値がさらに負の方向に大きくなると、スロットル開度下限値を零とし、フューエルカットを作動させ、フューエルカットによって生ずるトルク段差をキャンセルするためにブレーキ液庄が変化している。この結果、ハンチングが防止され、かつ、駆動軸トルクTwは指令値Twrに一致している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の第1と第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置の駆動軸トルク制御系の詳細図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置における車速制御系の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置における制駆動系の機能要素を説明するためのブロック図である。
【図5】エンジントルク指令値Terとエンジン回転数Neとから、スロットル開度指令値θlを求めるためのエンジンマップである。
【図6】エンジン回転数とスロットル開度下限値θLとから、エンジントルクTelimを求めるためのテーブルマップである。
【図7】本発明の第1の本実施の形態に係る制駆動力制御装置のスロットル開度の下限値が零の場合の駆動軸トルク制御の効果を示すための計算機シミュレーション結果である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置のスロットル開度の下限値が零ではない場合の駆動軸トルク制御の効果を示すための計算機シミュレーション結果である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置の駆動軸トルク制御の低速走行時の効果を示すために車速指令値を10km/h、時刻20〜30(s)の間に勾配6%の上り坂を走行する場面を想定し、かつスロットル開度下限値を零とした場合の計算機シミュレーション結果である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る制駆動力制御装置の駆動軸トルク制御の低速走行時の効果を示すために車速指令値を10km/h、時刻20〜30(s)の間に勾配6%の上り坂を走行する場面を想定し、かつスロットル開度下限値を2(deg)とした場合の計算機シミュレーション結果である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置における車間距離制御系の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置においてスロットル開度下限値を従来通りに零に固定した場合の効果を示した計算機シミュレーション結果である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る制駆動力制御装置の効果を示した計算機シミュレーション結果である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置の機能要素の構成を説明するためのブロック図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置の駆動軸トルク制御系の詳細図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置のフューエルカット作動時と非作動時のそれぞれについて、エンジントルクを求めるためのテーブルマップである。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置のフューエルカット作動時と非作動時のそれぞれに対応してエンジントルクを求めるテーブルマップを切り替えるための切り替え部である。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置において、フューエルカット成立判断部153からの信号FCAと、フューエルカットオンオフ判断部151からの信号FCBとからスロットル開度下限値を決定するための演算規則を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置において従来通りにフューエルカットサージに関する対策を施さない場合の効果示した計算機シミュレーション結果である。
【図21】図21は、本発明の第3の実施の形態に係る制駆動力制御装置の効果を示した計算機シミュレーション結果である。
【符号の説明】
1 車速制御演算部
3 制駆動トルク制御演算部
5 スロットル開度サーボ系
7 エンジン
9 オートマチックトランスミッション
11 デファレンシャルギヤ
13 車体
15 ブレーキ液圧サーボ系
17 ブレーキ
21 駆動軸トルク指令値演算部
23 スロットル開度指令値演算部
25 スロットル開度下限値演算部
27 スロットル開度リミッタ
29 エンジントルク下限値演算部
31 走行抵抗推定部
111 車間距離指令値演算部
112 車間距離測定部
113 車間距離制御演算部
115 勾配推定演算部
117 車両停止判断部
151 フューエルカットオンオフ判断部
153 フューエルカット成立判断部
169 エンジントルク演算部
211 制駆動軸トルク補正演算部
213 制動力演算部

Claims (4)

  1. スロットルアクチュエータとブレーキアクチュエータを備え、所与の制駆動力指令値に応じて車両の制駆動力または車速を制御する制駆動力制御装置であって、
    制駆動力指令値に応じたエンジントルク指令値を演算するエンジントルク指令値演算手段と、
    該エンジントルク指令値とエンジン回転数から前記スロットルアクチュエータのスロットル開度指令値を演算するスロットル開度指令値演算手段と、
    該スロットル開度指令値の下限値を車両が低速になるに従って大きくなるように演算するスロットル開度下限値演算手段と、
    該スロットル開度下限値演算手段からの下限値未満とならないようにスロットル開度を制限するスロットル開度制限手段と、
    前記スロットル開度制限手段によりスロットル開度が制限されたときには、そのスロットル開度の下限値が大きいほど、ブレーキアクチュエータ操作量が増加するようにブレーキアクチュエータ操作量を演算する制動力演算手段と、
    を備えたことを特徴とする制駆動力制御装置。
  2. 前記スロットル開度下限値演算手段は、
    車速の他に、路面勾配車間距離車間相対速度燃料カット作動条件及びスロットル開度のうち、少なくとも一つを含んでスロットル開度下限値を演算することを特徴とする請求項1記載の制駆動力制御装置。
  3. 走行路面の勾配を推定する勾配推定手段を有し、
    前記スロットル開度下限値演算手段は、該勾配推定手段の勾配推定結果に応じた駆動力を保証するように前記スロットル開度下限値を演算することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の制駆動力制御装置。
  4. 前記スロットル開度下限値演算手段は、
    車速が所定値以上の場合には、前記スロットル開度下限値を優先的に零と演算することを特徴とする請求項3記載の制駆動力制御装置。
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