JP2008118467A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

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JP2008118467A JP2006300783A JP2006300783A JP2008118467A JP 2008118467 A JP2008118467 A JP 2008118467A JP 2006300783 A JP2006300783 A JP 2006300783A JP 2006300783 A JP2006300783 A JP 2006300783A JP 2008118467 A JP2008118467 A JP 2008118467A
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Nobukazu Miyoshi
伸和 三好
Yoshiharu Yoshida
慶春 吉田
Masahiko Kikuchi
雅彦 菊地
Nobuaki Suzuki
信明 鈴木
Kenichi Takahashi
憲一 高橋
Hideki Yamazaki
英樹 山崎
Yoshibumi Bando
義文 板東
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Abstract

【課題】原稿画像データに付加データを合成する画像形成装置において、合成した付加データの改ざんを検出する。
【解決手段】合成手段/画像処理手段204において、原稿画像データに付加データを合成した後、この合成画像を画像読み取り装置109内の画像判定手段201に出力する。画像判定手段201は、予め用意してある複数種類の付加データと合成画像を順次比較することで合成画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。合成画像に付加データが検出された場合には、印刷手段206に対して印刷指示信号208を出力し、合成画像を印刷する。合成画像に付加データが検出されない場合は、画像判定手段201は、印刷指示信号を出力せず、合成画像を印刷しない。また、表示装置等に改ざん発生の旨の通知をする。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
機密文書の不正複写等に対応する技術として、オリジナル画像に人間の目には見えにくい画像パターンを合成することで機密文書の不正複写を抑制する手法が開示されている。この技術については、例えば特許文献1や2に記載されている。
特開2002−262055号 特開2001−346032号
本発明は、不正複写に対応するためにオリジナル画像に付加データを合成する技術において、その付加データが変更されていないかを判定することができる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、入力された画像と付加データとを合成する合成手段と、前記合成手段における合成画像に前記付加データが合成されているか否かを判定する少なくとも1つの画像判定手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、画像を入力する画像入力手段を備え、前記画像判定手段は、前記画像入力手段内に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、画像を入力する画像入力手段と、画像を出力する画像出力手段とを備え、前記画像判定手段は、第1の画像判定手段と第2の画像判定手段とを含み、第1の画像判定手段は、前記画像入力手段内に、第2の画像判定手段は、前記画像出力手段内に備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記合成手段に入力する付加データの変更を検出する付加データ判定手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、付加データ判定手段は、付加データと基準データとを比較し、前記判定の結果に基づいて、前記付加データの変更を検出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、前記付加データ判定手段は、付加データから算出される一意の値と予め算出しておいた基準値とを比較し、その判定の結果に基づいて、前記付加データの変更を検出することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記判定の結果に基づいて、前記画像形成装置の機能を制限する機能制限手段を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像を予め用意しておいた所定の画像に置き換える画像置き換え手段を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、入力された画像と付加データとを合成させた合成画像に前記付加データが合成されているか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記合成画像の変更を検出させることを特徴とするプログラムである。
請求項10に記載の発明は、入力された画像に合成させる付加データと予め用意した基準データとを比較し、比較の結果に基づいて、付加データが変更されていないかを判定することを特徴とするプログラムである。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記付加データから算出される一意の値と予め算出しておいた基準値とを比較し、前記比較の結果に基づいて、前記付加データが変更されていないかを判定することを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれかに記載の発明において、前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像を出力させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項9〜11のいずれかに記載の発明において、前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像の出力を禁止させることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項9〜13のいずれかに記載の発明において、前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像を予め用意しておいた所定の画像に置き換えさせることを特徴とする。
請求項1によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項2によれば、1つの画像判定手段のみで、原稿画像に合成した付加データが複写禁止パターンであるか否かを判定し、なおかつ、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項3によれば、2つの画像判定手段を備えることで、第1の画像判定手段は原稿画像に合成した付加データが複写禁止パターンであるか否かを判定し、第2の画像判定手段は原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項4によれば、原稿画像に合成する付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項5によれば、原稿画像に合成する付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項6によれば、原稿画像に合成する付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項7によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されている場合に、画像形成装置の機能を制限することができる。
請求項8によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されている場合に、合成画像を所定の画像に置き換えることができる。
請求項9によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項10によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項11によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
請求項12によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されていない場合に、合成画像を出力することができる。
請求項13によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されている場合に、合成画像の出力を禁止することができる。
請求項14によれば、原稿画像に合成した付加データが変更されている場合に、合成画像を所定の画像に置き換えることができる。
(1)第1の実施形態(改ざん検出方法1)
(実施形態の構成)
図1は、画像形成装置の一例である複合機のシステム構成のブロック図である。画像形成装置100は、複写物を得るための複写機能を有している。また、WAN(Wide Area Network)またはLAN(Local Area Network)114を介してパーソナル・コンピュータ(以下、PCとする)であるPC113や画像形成装置100と同様の機能を持つ画像形成装置112と接続されており、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、UDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルを用いてデータの送受信をする通信手段を有している。さらに、公衆回線網116を介してFAX117や画像形成装置115(この例では、FAX機能を持つ装置)と接続されており、G3またはG4ファックスでデータの送受信をする通信手段も有している。画像形成装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)105、HDD(Hard Disk Drive)106、ネットワークI/F(インターフェース)103、モデム104、ユーザーI/F(インターフェース)107、内部バス108、画像読み取り装置109、画像処理装置110、画像出力装置111を備えている。
CPU101は、画像形成装置内のシステム全体を制御する中央演算処理装置である。RAM102は、CPU101が動作するためのシステムワークメモリであり、また、画像データなど実行に必要なデータを一時的に記憶するためのワーキングエリアとして使用される。ROM105は、システムのブートプログラムが格納されている。HDD106は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや制御プログラム、画像データなどを格納する。ユーザーI/F107は、ユーザーが画像形成装置を操作するための表示装置(タッチパネル機能を持つ液晶ディスプレイなど)を接続するインターフェースである。
ネットワークI/F103は、LANまたはWAN114に接続され、データの送受信を行う。モデム104は、公衆回線網116(一般的には電話回線網)に接続し、FAX通信が可能となっている。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。この図の画像形成装置100、画像読み取り装置109、画像処理装置110、画像出力装置111は、図1と同じ装置を示している。
画像読み取り装置109は、紙文書のイメージデータを取得する手段の1例であり、例えば、スキャナなどの装置を示している。また、画像読み取り装置109は、入力した原稿画像に付加データが合成されているかどうかを判定する画像判定手段を有している。ここで付加データとは、真贋判定や特定の画像であることを判別するための識別データのことである。例えば、「複写禁止」等の文字からなる「ウォーターマーク」や「電子透かし」と呼ばれているデータもこの付加データの一種である。この例では、画像読み取り装置109は、イメージセンサ200、画像判定手段201、バッファメモリ202を備えている。
イメージセンサ200は、複数の受光素子を含む光電変換装置を備えており、紙文書等の原稿を画像データに変換する用途に利用される。
画像判定手段201は、イメージセンサ200から入力した画像データに付加データが埋め込まれているか否かを判定する手段である。この付加データは、複数の種類の付加データが予め用意されている。画像判定手段201は、これらの付加データを基準データとして、入力された画像と基準データとを順次比較することで、付加データが埋め込まれているか否かを判定する。画像判定手段201は、専用のハードウェアを備えたASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されている。
バッファメモリ202は、イメージセンサ200から読み込んだ画像データを一時的に蓄えておく記憶領域である。バッファメモリ202は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、および磁気ディスク装置等が適宜組み合わされて構成されている。
画像処理装置110は、スキャナから入力されたカラー画像または白黒画像に対して、所定の画像処理を行う機能を有している。また、スキャナから入力された原稿画像に対して、前述の付加データを合成する合成手段を有している。この例では、画像処理装置110は、付加データROM203、合成手段/画像処理手段204を備えている。
付加データROM203は、「複写禁止」等の文字からなるウォーターマーク画像や出力されたプリントの流通経路情報、原稿作成者の署名情報、著作権情報などの画像識別情報など複数の付加データを格納しているROMである。
合成手段/画像処理手段204は、イメージセンサ200が読み取った画像データと付加データROM203に格納された付加データとの合成を行う機能を有している。また、所定のデータ形式への変換処理、配色を決める色空間変換処理、解像度を決める解像度変換処理、ノイズ除去や輪郭補正等を行うフィルタリング処理、画像出力装置111が解釈できるデータ形式に変換するスクリーン処理等の画像処理を行う機能を有している。この例で合成手段/画像処理手段204は、専用のハードウェアを備えたASICにより構成されている。
画像出力装置111は、印刷画像を出力する機能を有している。この例では、画像出力装置111は、バッファメモリ205、印刷手段206を備えている。
バッファメモリ205は、バッファメモリ202と同じく、動作に必要な画像データを一時的に記憶する手段である。
印刷手段206は、印刷を行う印刷装置と、この印刷装置を制御する制御装置を備えている。
(実施形態の動作)
以下、図2に示す画像形成装置100において、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定する動作の一例を説明する。ここでは、ユーザーにより画像読み取り装置109、画像処理装置110、画像出力装置111が起動された後、画像形成装置100がユーザーからのコマンド待ちであるものとする。
図3は、この動作手順の一例を示すフローチャートである。図3に示す処理を実行するためのプログラムは、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の適当な記憶媒体に格納して提供することも可能である。
ユーザーI/F107(図1参照)を介してユーザーからのスキャン要求が発生すると(ステップS300)、画像読取り装置109(図2参照)のイメージセンサ200により紙文書の原稿が画像データに変換される。取得した画像データは画像判定手段201に出力されるとともにバッファメモリ202に蓄積される。画像判定手段201は、画像判定手段201の内部に用意した図示しないROMに格納してある複数種類の付加データと、入力された原稿画像とを順次比較することで、入力された原稿画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS301)。
原稿画像に付加データが検出されない場合はステップS302に進む。ユーザーが原稿画像に付加データを合成する指示をした場合には、合成指示信号207(図2参照)が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、バッファメモリ202から原稿画像データを取得し、同時に付加データROM203からユーザーが指定した付加データを取得する。そして、取得した原稿画像データと付加データを合成処理する(ステップS303)。
合成手段/画像処理手段204は、合成処理した合成画像に対し、色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205に出力する。それと同時に合成画像を画像判定手段201に出力する。画像判定手段201は、入力した合成画像と予め用意した複数種類の付加データを順次比較することで、合成画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS304)。これにより、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかを判定できる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段201から印刷手段206に印刷指示信号208を出力する。印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から合成画像を取得し、用紙に印刷する(ステップS305)。
ステップS304において、画像判定手段201が合成画像から所定の付加データを検出できない場合には、印刷指示信号208を出力せず、合成画像を印刷しない(ステップS306)。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば、「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、ステップS302において、ユーザーから付加データの合成指示がない場合には、入力した画像をそのまま印刷する(ステップS308)。つまり、合成手段/画像処理手段204は、入力画像に対して色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205に出力する。そして、図示していない印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から入力画像を取得し、用紙に印刷する。
さらに、ステップS301において、画像判定手段201が、入力した原稿画像から付加データを検出した場合には、ステップS309に進む。ステップS309では、検出された付加データが複写禁止パターンか否かを判定する。付加データが複写禁止パターンの場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力せず、入力した原稿画像を印刷しない(ステップS311)。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力し、前述と同様の手順で用紙に印刷する(ステップS310)。以上で、第1の実施形態の動作は終了となる(ステップS307、ステップS312)。
(2)第2の実施形態(改ざん検出方法2)
(実施形態の構成)
図4は、第2の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。第1の実施形態は、1つの画像判定手段201(図2参照)で、原稿画像に合成した付加データの検出を行ったが、付加データの検出が必要な装置の全てにおいて、画像判定手段を備えていてもよい。第2の実施形態では、画像読み取り装置109(図4参照)だけでなく、画像出力装置111内にも画像判定手段400を備えている。この画像判定手段400は、画像判定手段201と同様のハードウェアと機能を有している。第2の実施形態では、第1の実施形態のように画像読み取り装置201に合成画像を差し戻す手段を新たに備える必要がなく、また、印刷する直前で付加データの改ざんを検出するため、第1の実施形態よりも長い伝送経路を検証することができる。その他の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
(実施形態の動作)
以下、図4に示す画像形成装置100において、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定する動作の一例について説明する。ここでは、画像読み取り装置109、画像処理装置110、画像出力装置111が起動された後、画像形成装置100がユーザーからのコマンド待ちであるものとする。
第2の実施形態の主な動作手順は、図3のフローチャートに沿って説明する。図3のステップS303の前段階までの処理は第1の実施形態と同様である。ステップS303において、合成手段/画像処理手段204が、原稿画像データと付加データを合成処理した後、合成画像に対し、色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理し、バッファメモリ205に出力する。それと同時に合成画像を画像判定手段400に出力する。
画像判定手段400は、入力した合成画像と予め用意した複数種類の付加データとを順次比較することで、合成画像に所定の付加データが合成されているかどうかを判定する(ステップS304)。これにより、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定できる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段400から印刷手段206に印刷指示信号401を出力する。印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から合成画像を取得し、用紙に印刷する(ステップS305)。
ステップS304において、画像判定手段400が合成画像から所定の付加データを検出できない場合には、印刷指示信号401を出力せず、合成画像を印刷しない(ステップS306)。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。以上で、第2の実施形態の動作は終了となる(ステップS307、ステップS312)。ステップS301におけるYESへの分岐、ステップS302におけるNOへの分岐後の動作は、第1の実施形態と同様である。
(3)第3の実施形態(改ざん検出方法3)
(実施形態の構成)
第3の実施形態では、原稿画像に付加データを合成する際に、付加データとその基準データを比較することで、付加データが変更されていないかどうかを判定する例について説明する。第3の実施形態は第1または第2の実施形態と組み合わせて実施しても良い。その場合には2重に付加データの改ざんを検証できる。
図5は、第3の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。画像形成装置100は、図2と同様の画像読み取り装置109、画像出力装置111を備えており、付加データの改ざん検出手段を備えた画像処理装置110を備えている。
画像処理装置110は、付加データ判定手段500を備えている。付加データROM203、合成手段/画像処理手段204は、図2に示すものと同様である。
付加データ判定手段500は、合成する付加データから算出したハッシュ値と予め用意した基準のハッシュ値を比較して、付加データの改ざんを検出する手段を備えている。付加データ判定手段500は、複数の付加データに対応した基準ハッシュ値を格納する基準ハッシュ値ROM501、合成する付加データのハッシュ値を算出するハッシュ値演算手段502、基準ハッシュ値と算出したハッシュ値を比較して、画像出力装置111に印刷指示信号208を出力する比較手段503を備えている。また、この例では、付加データ判定手段500は、合成手段/画像処理手段204の外部に備えているが、合成手段/画像処理手段204の内部に備えていてもよい。
(実施形態の動作)
以下では図5に示す画像形成装置100において、原稿画像に合成する付加データが変更されていないかどうかを判定する動作の一例について説明する。
図6は、この動作手順の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理を実行させるためのプログラムは、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の適当な記憶媒体に格納し提供することができる。
ユーザーI/F107(図1参照)を介してユーザーからのスキャン要求が発生すると(ステップS600)、画像読み取り装置109により原稿画像データが取得される。そして、取得した画像データに付加データが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS601)。
原稿画像に付加データが検出されない場合は、ステップS602に進む。ユーザーが原稿画像に付加データを合成する指示をした場合には、合成指示信号207が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、画像読み取り装置109から原稿画像データを取得し、同時に付加データROM203からユーザーが指定した付加データを取得する。続いて、取得した原稿画像データと付加データを合成処理する(ステップS603)。合成手段/画像処理手段204は、合成処理した合成画像に対し、色空間変換処理や画像出力装置111が解釈できるデータ形式に変換処理した後、画像出力装置111に出力する。
一方、付加データ判定手段500は、合成指示信号207を入力すると、付加データROM203から所定の付加データを入力し、ハッシュ値演算手段502にてハッシュ値が算出される。比較手段503は、基準ハッシュ値ROM501から所定の基準ハッシュ値を取得し、算出したハッシュ値と比較することで、付加データの変更を検出する(ステップS604)。
付加データの変更が検出されない場合には、比較手段503は、印刷指示信号208を画像出力装置111に出力する。画像出力装置111は、印刷指示信号208を入力すると、バッファから合成画像を取得して、用紙に印刷する(ステップS605)。付加データの変更が検出された場合には、比較手段503は、印刷指示信号208を画像出力装置111に出力せず、合成画像を印刷しない(ステップS606)。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、ステップS602において、付加データの合成指示がない場合には、入力した原稿画像をそのまま印刷する(ステップS608)。つまり、合成手段/画像処理手段204は、入力画像に対して色空間変換処理や画像出力装置111が解釈できるデータ形式に変換処理した後、画像出力装置111に出力する。そして、画像出力装置111は、図5に図示しない印刷指示信号を入力すると、バッファから入力画像を取得し、用紙に印刷する。
さらに、ステップS601において、入力した原稿画像から付加データを検出した場合には、ステップS609に進む。ステップS609では、検出された付加データが複写禁止パターンか否かを判定する。付加データが複写禁止パターンの場合には、入力した原稿画像を印刷しない(ステップS611)。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、用紙に印刷される(ステップS610)。以上で、第3の実施形態の動作は終了となる(ステップS607、ステップS612)。
(4)第4の実施形態(第3の実施形態の変形)
第3の実施形態では、付加データからハッシュ値を算出し、予め用意しておいた基準となるハッシュ値と比較することで、付加データの変更を検出したが、ハッシュ値を用いずに付加データと基準となる付加データを比較してもよい。また、これに限らず、付加データに対して一意の認証データと予め用意しておいた基準となる認証データとを比較してもよい。
(5)第5の実施形態(第1、第2の実施形態の変形)
(実施形態の構成)
第1の実施形態において、画像判定手段201(図2参照)は、画像読み取り装置109内に備えていた。また、第2の実施形態では、図4のように画像読み取り装置109内と画像出力装置111内に備えていたが、画像読み取り装置109や画像出力装置111内に画像判定手段を設けず、統一して処理させてもよい。図7は、第5の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。図7において、画像判定手段700は、画像形成装置内の適切な場所に各装置とは独立して備えられている。
これにより、画像読み取り装置109や画像処理装置110から画像判定手段700に出力するインターフェースを共通にすることができる。また、必要なタイミングで、原稿画像に合成した付加データの検出を判定することもできる。画像判定手段700は、第1、第2の実施形態と同様のハードウェアと機能を有している。また、画像判定手段700は、ハードウェアで実装するのではなく、図1に示すCPU101で実行させるプログラムであってもよい。その場合には、例えば、予めRAM102(図1参照)に基準データを展開しておき、一方で判定したい画像データを各装置からRAM102にDMA(Direct Memory Access)転送させて、画像データに付加データが合成されているか否かを判定させることができる。その他の構成は、図2と同様である。
(実施形態の動作)
以下、図7に示す画像形成装置100において、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定する動作の一例について説明する。
第5の実施形態の主な動作手順は、第1、第2の実施形態と同様であり、図3のフローチャートに沿って説明する。ユーザーI/F107(図1参照)を介してユーザーからのスキャン要求が発生すると(ステップS300)、イメージセンサ200(図7参照)により原稿画像データが取得される。取得した画像データは、バッファメモリ202と画像判定手段700に出力される。画像判定手段700は、原稿画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS301)。
原稿画像に付加データが検出されない場合は、ステップS302に進む。ユーザーが付加データの合成指示をした場合には、合成指示信号207が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、画像読み取り装置109から原稿画像データを取得し、同時に付加データROM203からユーザーが指定した付加データを取得する。続いて、取得した原稿画像データと付加データを合成処理する(ステップS303)。
合成手段/画像処理手段204は、合成処理した合成画像に対し、色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205に出力する。一方、合成手段/画像処理手段204は、合成画像を画像判定手段700に出力する。画像判定手段700は、入力した合成画像と予め用意した複数種類の付加データとを順次比較することで、合成画像に付加データが合成されているかどうかを判定する(ステップS304)。これにより、原稿画像に埋め込まれた付加データが変更されていないかどうかを判定できる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段700から印刷手段206に印刷指示信号208を出力する。印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から合成画像を取得し、用紙に印刷する(ステップS305)。
ステップS304において、画像判定手段700が合成画像から所定の付加データを検出できない場合には、印刷指示信号208を出力せず、合成画像を印刷しない(ステップS306)。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、ステップS302において、ユーザーから付加データの合成指示がない場合には、入力した原稿画像をそのまま印刷する(ステップS308)。つまり、合成手段/画像処理手段204は、入力画像に対して色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205に出力する。そして、図7に図示しない印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から入力画像を取得し、用紙に印刷する。
さらに、ステップS301において、画像判定手段700が、入力した原稿画像から付加データを検出した場合には、ステップS309に進む。ステップS309では、検出された付加データが複写禁止パターンか否かを判定する。付加データが複写禁止パターンの場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力せず、入力した原稿画像を印刷しない(ステップS311)。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力し、前述と同様の手順で用紙に印刷する(ステップS310)。以上で、第5の実施形態の動作は終了となる(ステップS307、ステップS312)。
(6)第6の実施形態(第3の実施形態の変形)
(実施形態の構成)
図5において、付加データ判定手段500は、合成手段/画像処理手段204の直前で判定するため、画像処理装置110内に備えていた。しかし、画像を出力する直前に備えていた方が、第3の実施形態よりも長い伝送経路を検証することができる。第6の実施形態では、画像出力装置内に付加データ判定手段を備えている。図8は、第6の実施形態における画像形成装置の主要構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、画像読み取り装置109、画像処理装置110、画像出力装置111を備えている。画像読み取り装置109は、図2のものと同じである。画像処理装置110は、画像処理手段のみを備えている。画像出力装置111は、図2と同じバッファメモリ205、印刷手段206に加え、図5と同じ付加データROM203、付加データ判定手段500、そして、合成処理のみを行う合成手段800を備えている。
(実施形態の動作)
以下、図8に示す画像形成装置100において、原稿画像に合成する付加データが変更されていないかどうかを判定する動作の一例について説明する。
第6の実施形態の主な動作手順は、第3の実施形態と同様であり、図6のフローチャートに沿って説明する。ユーザーI/F107(図1参照)を介してユーザーからのスキャン要求が発生すると(ステップS600)、画像読み取り装置109により原稿画像データが取得される。そして、取得した画像データに付加データが埋め込まれているか否かを判定する(ステップS601)。
原稿画像に付加データが検出されない場合は、ステップS602に進む。ユーザーが原稿画像に付加データを合成する指示をした場合には、合成指示信号207が合成手段800に出力される。合成手段800は、画像処理装置110から原稿画像データを取得し、同時に付加データROM203からユーザーが指定した付加データを取得する。続いて、取得した原稿画像データと付加データを合成処理してバッファメモリ205に出力する(ステップS603)。
一方、付加データ判定手段500は、合成指示信号207を入力すると、付加データROM203から所定の付加データを入力し、ハッシュ値演算手段502にてハッシュ値が算出される。比較手段503は、基準ハッシュ値ROM501から所定の基準ハッシュ値を取得し、算出したハッシュ値と比較することで、付加データの変更を検出する(ステップS604)。
付加データの変更が検出されない場合には、比較手段503は、印刷指示信号208を印刷手段206に出力する。印刷手段206は、印刷指示信号208を入力すると、バッファメモリ205から合成画像を取得して、用紙に印刷する(ステップS605)。付加データの変更が検出された場合には、比較手段503は、印刷指示信号208を印刷手段206に出力せず、合成画像を印刷しない(ステップS606)。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等の表示)を表示する。
また、ステップS602において、付加データの合成指示がない場合には、入力した原稿画像をそのまま印刷する(ステップS608)。つまり、印刷手段206は、図8に図示しない印刷指示信号を入力した後、バッファメモリ205から入力画像を取得し、用紙に印刷する。
さらに、ステップS601において、入力した原稿画像から付加データを検出した場合には、ステップS609に進む。ステップS609では、検出された付加データが複写禁止パターンか否かを判定する。付加データが複写禁止パターンの場合には、入力した原稿画像を印刷しない(ステップS611)。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、入力画像を用紙に印刷する(ステップS610)。以上で、第6の実施形態の動作は終了となる(ステップS607、ステップS612)。
(7)第7の実施形態(ネットワークI/F(インターフェース)機能)
(実施形態の構成)
本発明の画像形成装置は、ネットワークに接続したPC等の端末に保存されている画像データを印刷する印刷装置として利用することもできる。また、本発明の画像形成装置から読み込んだ画像データをネットワーク上に接続されたPCやファイルサーバ、本発明と同様の画像形成装置に送信することもできる。
図9は、本発明を利用したネットワーク機能を有する画像形成装置の一例を示すブロック図である。図9に示す画像形成装置100は、PC113や本発明と同様の画像形成装置112からWANまたはLAN114を介して送信された画像データを印刷する機能と、画像読み取り装置109から入力した画像データをPC113や画像形成装置112に出力する機能を有する。
図9に示す画像形成装置100は、ネットワークI/F(インターフェース)900、画像判定手段901、バッファメモリ902、画像読み取り装置109、画像処理装置110および画像出力装置111を備えている。ネットワークI/F900は、WANまたはLAN114のネットワークを介して通信を行うためのインターフェース機能を有する。画像判定手段901は、画像データに付加データが合成されているかどうかを判定する手段の一例であり、ネットワークI/Fの入出力時に判定を行う。画像読み取り装置109、画像処理装置110は、図2に示すものと同じである。また、画像出力装置111は、図4に示すものと同じである。
(実施形態の動作:ネットワークI/Fで画像データ受信時)
以下では、ネットワーク上の別の端末等から画像データを受信し、図9の画像形成装置100から印刷する動作の流れについて説明する。
PC113または画像形成装置112からFTP(File Transfer Protocol)またはSMB(Server Message Block)プロトコル等を使用して送信したラスタ画像データまたはPDL(Page Description Language)画像データをネットワークI/F900が受信したら、ネットワークI/F900は、受信した画像データを画像判定手段901とバッファメモリ902に出力する。
画像判定手段901は、複数種類の付加データと受信した画像データとを順次比較することで、受信した画像データに付加データが埋め込まれているか否かを判定する。
画像データから付加データが検出されず、画像データのヘッダ情報等に付加データを合成する指示情報があった場合には、合成指示信号207が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、バッファメモリ902から画像データを取得し、同時に付加データROM203から指定された付加データを取得する。続いて、取得した画像データと付加データを合成処理する。
合成手段/画像処理手段204は、合成処理した合成画像に対し、色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205と画像判定手段400に出力する。画像判定手段400は、入力した合成画像と予め用意した複数種類の付加データを順次比較することで、合成画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。これにより、合成した付加データが変更されていないかどうかを判定することができる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段400から印刷手段206に印刷指示信号401を出力する。印刷指示信号401を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から合成画像を取得し、用紙に印刷する。画像判定手段400が合成画像から所定の付加データを検出できない場合には、印刷指示信号401を出力せず、合成画像を印刷しない。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、前述の画像ヘッダ情報等に付加データの合成指示がない場合には、入力した画像データをそのまま印刷する。つまり、合成手段/画像処理手段204は、入力画像に対して色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205に出力する。そして、図9に図示していない印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から入力画像を取得し、用紙に印刷する。
さらに、前述の画像判定手段901が、ネットワークI/Fから入力した画像データから付加データを検出した場合には、その付加データが複写禁止パターンのデータか否かの判定を行う。付加データが複写禁止パターンの場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力せず、受信した画像データを印刷しない。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力し、前述と同様の手順で用紙に印刷する。以上で、ネットワークI/Fが画像データを受信した際の動作は終了となる。
(実施形態の動作:ネットワークI/Fから画像データ送信時)
以下では、図9の画像読み取り装置109から画像データを入力し、ネットワークに接続している端末等に送信する動作の流れについて説明する。
ユーザーI/F107(図1参照)を介してユーザーからIP(Internet Protocol)アドレスやホスト名を指定した入力画像データの送信要求があると、画像読み取り装置109のイメージセンサ200により紙文書の原稿が画像データに変換される。取得した画像データは画像判定手段201に出力されるとともにバッファメモリ202に蓄積される。画像判定手段201は、複数種類の付加データと入力した原稿画像とを順次比較することで、原稿画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。
原稿画像から付加データが検出されず、ユーザーが原稿画像に付加データを合成する指示をした場合には、合成指示信号207が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、バッファメモリ202から原稿画像データを取得し、同時に付加データROM203からユーザーが指定した付加データを取得する。続いて、取得した原稿画像データと付加データを合成処理する。
合成手段/画像処理手段204は、合成処理した合成画像に対し、送信するデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ902と画像判定手段901に出力する。画像判定手段901は、入力した合成画像と予め用意した基準となる付加データを比較することで、合成画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。これにより、合成した付加データが変更されていないかどうかを判定できる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段901からネットワークI/F900に送信指示信号903を出力する。送信指示信号を入力したネットワークI/F900は、バッファメモリ902から合成画像を取得し、指示されたIPアドレスの端末に対し、送信を開始する。受信したPC113は、画像データをHDDに保存する。また、画像形成装置112が受信した場合は、画像データを所定の手順で印刷する。
画像判定手段901が合成画像から付加データを検出できない場合には、送信指示信号903を出力せず、合成画像を送信しない。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、ユーザーから付加データの合成指示がない場合には、入力した原稿画像をそのまま送信する。つまり、合成手段/画像処理手段204は、入力画像を送信処理に必要なデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ902に出力する。そして、図9に図示していない送信指示信号を入力したネットワークI/F900は、バッファメモリ902から入力画像を取得し、送信を開始する。
さらに、画像判定手段201が、入力した原稿画像から付加データを検出した場合には、その付加データが複写禁止パターンのデータか否かの判定を行う。付加データが複写禁止パターンの場合には、ネットワークI/F900に送信指示信号904を出力せず、入力した原稿画像を送信しない。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、ネットワークI/F900に送信指示信号904を出力し、前述と同様の手順で送信を開始する。以上で、ネットワークI/Fから画像データを送信する際の動作は終了となる。
(8)第8の実施形態(FAX機能)
(実施形態の構成)
本発明は、公衆回線網(一般的に電話回線網)に接続したFAX機能を有する装置と送受信を行うFAX装置として利用することもできる。
図10は、FAX機能を有する画像形成装置の一例を示すブロック図である。図10に示す画像形成装置100は、FAX117や本発明と同様なFAX機能を有する画像形成装置115から公衆回線網116を介して送信された画像データを受信して印刷する機能を有する。また、画像読み取り装置109から入力した画像データをG3またはG4フォーマットでFAX117や画像形成装置115に送信する機能を有する。
図9に示す画像形成装置100は、モデム1000、画像判定手段1001、バッファメモリ1002、画像読み取り装置109、画像処理装置110および画像出力装置111を備えている。モデム1000は、公衆回線網116を介して通信を行うためのインターフェース機能を有する。画像判定手段1001は、画像データに付加データが合成されているかどうかを判定する手段の一例であり、モデム1000の入出力時に判定を行う。画像読み取り装置109、画像処理装置110は、図2に示すものと同じである。また、画像出力装置111は、図4に示すものと同じである。
(実施形態の動作:FAX受信時)
以下では、公衆回線網に接続されたFAX端末から画像データを受信し、図10の画像形成装置100から印刷する動作の流れについて説明する。
FAX117または画像形成装置115からモデム1000で受信されたFAX通信データは、音声帯域の信号からデジタル信号に変換され、さらにデータ伸長され、画像データに変換される。受信した画像データは画像判定手段1001とバッファメモリ1002に出力する。
画像判定手段1001は、予め用意された複数種類の付加データと受信した画像データとを順次比較することで、受信した画像データに付加データが埋め込まれているか否かを判定する。
画像データから付加データが検出されず、画像データのヘッダ情報等に付加データを合成する指示情報があった場合には、合成指示信号207が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、バッファメモリ1002から画像データを取得し、同時に付加データROM203から指定された付加データを取得する。続いて、取得した画像データと付加データを合成処理する。
合成手段/画像処理手段204は、合成処理した合成画像に対し、色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205と画像判定手段400に出力する。画像判定手段400は、入力した合成画像と予め用意した複数種類の付加データを順次比較することで、合成画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。これにより、画像データに合成した付加データが変更されていないかを判定できる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段400から印刷手段206に印刷指示信号401を出力する。印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から合成画像を取得し、用紙に印刷する。画像判定手段400が合成画像から所定の付加データを検出できない場合には、印刷指示信号401を出力せず、合成画像を印刷しない。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、前述の画像ヘッダ情報に付加データの合成指示がない場合には、受信した画像データをそのまま印刷する。つまり、合成手段/画像処理手段204は、受信画像に対して色空間変換処理や印刷手段206が解釈できるデータ形式に変換処理した後、バッファメモリ205に出力する。そして、図10に図示していない印刷指示信号を入力した印刷手段206は、バッファメモリ205から受信画像を取得し、用紙に印刷する。
さらに、前述の画像判定手段1001が、モデム1000から入力した画像データから付加データを検出した場合には、その付加データが複写禁止パターンのデータか否かの判定を行う。付加データが複写禁止パターンの場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力せず、受信した画像データを印刷しない。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、印刷手段206に印刷指示信号208を出力し、前述と同様の手順で用紙に印刷する。以上で、FAX受信した際の動作は終了となる。
(実施形態の動作:FAX送信時)
以下、図10の画像形成装置100の画像読み取り装置109から画像データを入力し、公衆回線網116を介してFAX117やFAX機能を有する画像形成装置115にFAX送信する動作の流れについて説明する。
ユーザーI/F107(図1参照)を介して、ユーザーが指定のFAX番号にFAX送信を要求すると、画像読み取り装置109のイメージセンサ200により紙文書の原稿が画像データに変換される。取得した画像データは画像判定手段201に出力されるとともにバッファメモリ202に蓄積される。画像判定手段201は、予め用意された複数種類の付加データと入力された原稿画像とを順次比較することで、入力された原稿画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。
原稿画像に付加データが検出されず、ユーザーが原稿画像に付加データを合成する指示をした場合には、合成指示信号207が合成手段/画像処理手段204に出力される。合成手段/画像処理手段204は、バッファメモリ202から原稿画像データを取得し、同時に付加データROM203からユーザーが指定した付加データを取得する。続いて、取得した原稿画像データと付加データを合成処理する。
合成手段/画像処理手段204は、合成処理した画像をバッファメモリ1002と画像判定手段1001に出力する。画像判定手段1001は、入力した合成画像と予め用意した複数種類の付加データを順次比較することで、合成画像に付加データが埋め込まれているか否かを判定する。これにより、原稿画像に合成した付加データが変更されていないかどうかを判定できる。
合成画像から所定の付加データが検出された場合は、画像判定手段1002からモデム1000に送信指示信号1003を出力する。送信指示信号1003を入力したモデム1000は、バッファメモリ1002から合成画像を取得して、データ圧縮し、さらに音声帯域の信号に変換して、公衆回線網116に出力する。受信したFAX117や画像形成装置115は、所定の手順で画像データを印刷する。
画像判定手段1001が合成画像から所定の付加データを検出できない場合には、送信指示信号1003を出力せず、合成画像を送信しない。また、ユーザーI/F107(図1参照)を介して図示していない表示装置に改ざん発生の旨(例えば「警告:内部でデータの改ざんが行われている可能性があります」等)を表示する。
また、ユーザーから付加データの合成指示がない場合には、入力した原稿画像をそのまま送信する。つまり、合成手段/画像処理手段204は、入力画像に対して必要な画像処理を施した後、バッファメモリ1002に出力する。そして、図10に図示しない送信指示信号を入力したモデム1000は、バッファメモリ1002から入力画像を取得し、送信を開始する。
さらに、画像判定手段201が、入力した原稿画像から付加データを検出した場合には、その付加データが複写禁止パターンのデータか否かの判定を行う。付加データが複写禁止パターンの場合には、モデム1000に送信指示信号1004を出力せず、入力した原稿画像を送信しない。一方、付加データが複写禁止パターンでない場合には、モデム1000に送信指示信号1004を出力し、前述と同様の手順で送信を開始する。以上で、FAX送信した際の動作は終了となる。
(9)第9の実施形態(改ざん検出時の対応1)
第1〜第8の実施形態において、原稿画像に合成する付加データの変更が検出された時は、合成画像を印刷せずに、図示していない表示装置に改ざん発生の旨を表示して通知したが、図9に示すネットワークI/F900を介して外部に通知してもよい。例えば、改ざん検出の旨を記載した電子メールを送信してもよい。また、図10に示すモデム1000を介して、外部のFAX端末に通知してもよい。その他、画像形成装置に図示しない音声発生装置を配置し、上記の表示と同時に適当な警告音を発生するようにしてもよい。
(10)第10の実施形態(改ざん検出時の対応2)
第1〜第8の実施形態において、原稿画像に合成する付加データの変更が検出された時は、合成画像を印刷しなかったが、所定の内容に置き換えて印刷してもよい。例えば、白紙の用紙を出力したり、合成画像に縞模様の白帯を入れて出力したりしてもよい。また、改ざん発生の旨を通知する内容を印刷してもよい。
(11)第11の実施形態
本発明は、図2における画像判定手段201と画像処理装置110を備えたコンピュータ端末、サーバ、ボード等に適用してもよい。この場合、紙文書を画像データに変換する画像読み取り装置109や印刷手段である画像出力装置111は、ネットワークに接続されたスキャナやプリンタとすることができ、画像データのヘッダ情報等で合成指示をすることができる。
本発明は、原稿画像に付加データを合成する技術において、その付加データが変更されていないかを判定する判定手段を備えたFAX、スキャナ、複写機、プリンタ、及びそれらの複合機等の画像形成装置に利用することができる。
画像形成装置の一例である複合機のシステム構成のブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。 第1、第2の実施形態に係る画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。 図5に示す画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。 第6の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。 第7の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。 第8の実施形態に係る画像形成装置の概要を示すブロック図である。
符号の説明
100…画像形成装置、109…画像読み取り装置、110…画像処理装置、111…画像出力装置、201…画像判定手段

Claims (14)

  1. 入力された画像と付加データとを合成する合成手段と、
    前記合成手段における合成画像に前記付加データが合成されているか否かを判定する少なくとも1つの画像判定手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像を入力する画像入力手段を備え、前記画像判定手段は、前記画像入力手段内に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像を入力する画像入力手段と、
    画像を出力する画像出力手段と、を備え、
    前記画像判定手段は、第1の画像判定手段と第2の画像判定手段とを含み、第1の画像判定手段は、前記画像入力手段内に、第2の画像判定手段は、前記画像出力手段内に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記合成手段に入力する付加データの変更を検出する付加データ判定手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記付加データ判定手段は、付加データと基準データとを比較し、前記判定の結果に基づいて、前記付加データの変更を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記付加データ判定手段は、付加データから算出される一意の値と予め算出しておいた基準値とを比較し、前記判定の結果に基づいて、前記付加データの変更を検出することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記判定の結果に基づいて、前記画像形成装置の機能を制限する機能制限手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像を予め用意しておいた所定の画像に置き換える画像置き換え手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 入力された画像と付加データとを合成させた合成画像に前記付加データが合成されているか否かを判定し、前記判定の結果に基づいて、前記合成画像の変更を検出させることを特徴とするプログラム。
  10. 入力された画像に合成させる付加データと予め用意した基準データとを比較し、前記比較の結果に基づいて、前記付加データが変更されていないかを判定することを特徴とするプログラム。
  11. 前記付加データの変更を検出させるプログラムは、前記付加データから算出される一意の値と予め算出しておいた基準値とを比較し、前記比較の結果に基づいて、前記付加データが変更されていないかを判定することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像を出力させることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のプログラム。
  13. 前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像の出力を禁止させることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のプログラム。
  14. 前記判定の結果に基づいて、前記入力された画像と前記付加データとを合成した合成画像を予め用意しておいた所定の画像に置き換えさせることを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載のプログラム。
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