JP2009027250A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既に合成画像が合成されている原稿画像に重なりを防止しつつ適切な位置に合成画像を合成する画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】MFPの制御部であるASIC上に備えられた合成回路40は、原稿画像に所定の合成画像を所定の合成位置に合成する場合、原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるか否かを合成有無検知部45で検出し、該原稿画像が該既合成原稿画像であると、合成位置比較部46で、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別して、該判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正する。したがって、原稿画像に既に既合成画像が合成されている場合にも、原稿画像の画像品質を保証しつつ、見やすく、視認性の良好な状態で画像合成することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関し、詳細には、既に合成画像が合成されている原稿画像に重なりを防止しつつ適切な位置に合成画像を合成する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
MFP(複合装置)等の画像処理装置においては、従来から、画像データの画像に合成画像を合成する画像合成機能を備えている。この画像合成機能としては、例えば、「マル秘」、「Confidential」、「社外秘」等のMFP内に合成画像として備えている文字を、任意の画像データに合成して印刷出力するスタンプ合成機能、スキャナ等によって取り込んだ画像、例えば、写真等の画像を合成画像として任意の画像に合成する画像合成機能等がある。
一方、近年、MFP等の画像処理装置は、各種文書データ等の画像データ(以下、必要に応じて単に画像という。)をMFP内部、例えば、ハードディスク(HDD)やRAM(Random Access Memory)等のメモリに、例えば、RGBデータ形式等のデータ形式で保存して、該保存されている画像を再利用することができるようになっている。
ところが、画像を再利用する場合等においては、再利用する画像が既に画像合成された既合成画像であると、この既合成画像に、さらに、合成画像を画像合成する事態が発生することがある。このような既合成画像に合成画像を合成する場合、合成画像同士が重なって、元画像自体が見えづらくなったり、合成画像の重なりによる合成画像自体の合成画像の無意味化と画像自体が汚くなるという問題がある。例えば、スタンプ合成機能は、MFP内に合成画像を原稿画像に合成する場合のデフォルトの合成開始位置を有しており、ユーザがスタンプ合成機能を選択すると、原稿画像に対して無条件にデフォルトの合成開始位置に合成画像を合成するため、原稿画像が既にスタンプ合成機能で合成画像がデフォルトの合成開始位置に画像合成されていると、合成画像が重なって合成されて見えにくくなってしまい、合成画像の無意味化と画像自体が汚くなるという問題がある。また、写真等の画像を合成画像として、MFPの操作部の操作で、原稿画像上にドラッグアンドドロップによって配置して合成する場合、任意の位置に合成画像が配置され、該配置位置に既に合成画像が合成されていると、合成画像が重なって、見づらくなってしまうおそれがあった。
そして、従来、読み取り原稿画像に所定の文字列を合成する場合に、該原稿画像を文字認識して、合成する文字列と同じ文字列が原稿画像に認識されると、合成を行わないか、合成する文字の背景をマスクして合成する技術が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この従来技術は、文字列を合成する場合に、同じ文字列を視認可能な状態で合成しないことで、合成画像の見やすさを向上させている。
特開2006−246167号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、文字列を合成する場合に、同じ文字列を視認可能な状態で合成しないようにしており、また、フォーム合成(例えば、Confidential及びページナンバー)に特化した技術であるため、文字列が重なって合成されることを防止することはできるが、合成された画像の再利用によって発生する原稿画像が既画像合成であるときの対応については考慮されておらず、また、文字画像以外の画像、例えば、写真画像等を合成画像とする画像合成については、考慮されておらず、なお、合成画像が重なることによる見づらさ等についての問題は解決されておらず、改良の必要があった。
そこで、本発明は、原稿画像が再利用等による既合成原稿画像である場合にも、また、文字画像以外の画像を合成する場合にも、原稿画像の画像品質を保証しつつ、見やすく、視認性の良好な状態で画像合成する画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像処理装置は、原稿画像に所定の合成画像を合成手段で所定の合成位置に合成する画像処理装置において、前記原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるか否かを検出する合成有無検出手段と、該合成有無検出手段で該原稿画像が該既合成原稿画像であることを検出したとき、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別する重なり判別手段と、該重なり判別手段の判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正する合成位置補正手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明の画像処理方法は、原稿画像に所定の合成画像を合成処理ステップで所定の合成位置に合成する画像処理方法において、前記原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるかを検出する合成有無検出処理ステップと、該合成有無検出処理ステップで該原稿画像が該既合成原稿画像であることを検出したとき、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別する重なり判別処理ステップと、該重なり判別ステップでの判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正する合成位置補正処理ステップと、を有することにより、上記目的を達成している。
請求項1または請求項2の場合、例えば、請求項3に記載するように、前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記既合成画像の前記既合成原稿画像に対する合成位置を検出する既合成位置検出手段または既合成位置検出処理ステップを有し、前記合成有無判別手段または前記合成有無判別処理ステップが、前記合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置と該既合成位置検出手段または該既合成位置検出処理ステップで検出した該既合成画像の合成位置に基づいて該既合成画像と合成画像との重なりの有無を判別してもよい。
また、請求項1から請求項3の場合、例えば、請求項4に記載するように、前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記合成手段または前記合成処理ステップが、前記合成画像の前記原稿画像への合成位置を示す合成情報を該合成後の原稿画像に付加し、前記合成有無検出手段または前記合成有無検出処理ステップが、前記原稿画像の該合成情報に基づいて前記合成の有無を検出し、前記判別手段または前記判別処理ステップが、該合成情報に基づいて該既合成画像と前記合成画像との重なりの有無を判別し、前記既合成位置検出手段または前記既合成位置検出処理ステップが、該合成情報に基づいて前記既合成画像の前記既合成原稿画像への合成位置を判別してもよい。
さらに、請求項1から請求項4の場合、例えば、請求項5に記載するように、前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記原稿画像及び前記合成画像のそれぞれについて文字、写真のいずれの画像であるかを判別する画像種類判別手段または画像種類判別処理ステップを有し、前記合成位置補正手段または前記合成位置補正処理ステップが、前記原稿画像と前記合成画像が文字同士または写真同士である場合にのみ、前記合成位置の補正を行ってもよい。
また、請求項5の場合、例えば、請求項6に記載するように、前記合成手段または前記合成処理ステップは、前記画像種類判別手段または前記画像種類判別処理ステップが、前記原稿画像と前記合成画像が文字と写真の組み合わせであると判別すると、透かし合成方法により画像合成してもよい。
さらに、請求項1から請求項6の場合、例えば、請求項7に記載するように、前記合成位置補正手段または合成位置補正処理ステップは、前記重なり判別手段または前記重なり判別処理ステップでの判別結果に基づく補正後の合成位置への前記合成画像の合成によって該合成画像が前記原稿画像からはみ出すか否かを判別して、はみ出すときには、他の合成位置に補正してもよい。
また、請求項1から請求項7の場合、例えば、請求項8に記載するように、 前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記合成画像を縮小する画像縮小手段または画像縮小処理ステップを有し、前記合成位置補正手段または合成位置補正処理ステップが、前記重なり判別手段または前記重なり判別処理ステップでの判別結果に基づいて種々の位置に位置補正しても、前記合成画像が、前記既合成画像と重なるか、前記既合成原稿画像からはみ出す場合には、該既合成原稿画像の該既合成画像の領域を除いた残り領域のうち最も大きな領域を補正後の合成位置として選択するとともに、該合成画像を該画像縮小手段または該画像縮小処理ステップで該選択した補正後の領域に収まる大きさに縮小して、前記合成手段または前記合成処理ステップで該既合成原稿画像に合成してもよい。
本発明によれば、原稿画像に所定の合成画像を所定の合成位置に合成する場合、原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるか否かを検出し、該原稿画像が該既合成原稿画像であると、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別して、該判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正しているので、原稿画像に既に既合成画像が合成されている場合にも、原稿画像の画像品質を保証しつつ、見やすく、視認性の良好な状態で画像合成することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図15は、本発明の画像処理装置及び画像処理方法の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置及び画像処理方法の一実施例を適用したMFP1の要部ブロック構成図である。
図1において、MFP1は、コントローラ2に、スキャナ(図5参照)20、エンジン及び図2に示す操作部20等を備えており、スキャナモード、コピーモード、ファックスモード、プリンタモード等の各種モード機能を備えている。
スキャナ20は、光源から読取光を原稿に照射して、原稿からの反射光をミラー及びレンズを介してCCD(Charge Coupled Device )等の受光素子に集光させ、該受光素子で光電変換することで、原稿を走査して、原稿の画像を読み取って、画像信号をデジタル変換した後、コントローラ2にデジタル画像信号として入力する。
エンジンは、例えば、電子写真方式で印刷データに基づいて画像を記録紙に記録出力するエンジンが用いられ、電子写真方式の場合、例えば、感光体、光書込部、現像部、帯電部及びクリーニング部等を備えている。エンジンは、印刷データ及び制御信号により光書込部を動作させて感光体上に静電潜像を形成し、現像部によりトナーを感光体上に供給して現像してトナー画像を形成する。エンジンは、給紙部から記録紙を感光体と転写部との間に給紙して、感光体上のトナー画像を記録紙に転写させ、トナー画像の転写された記録紙を定着部に搬送して、定着部で加熱・加圧して記録紙上のトナー画像を定着させることで、画像を形成する。
コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit )10、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)11、CPU10に接続されているRAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、操作部I/F14、ネットワーク(Network)I/F15、USB I/F16、PCI(Peripheral Component Interconnect)17及びASIC11に接続されているハードディスク(HDD)18を備えているとともに、図1には図示しないが、画像データを保管するメモリ(図5参照)19等を備えている。
ROM13は、MFP1としての基本プログラムや後述する画像合成制御処理を実行する画像合成制御処理プログラム及び必要なデータが格納されており、RAM12は、CPU10のワークメモリとして利用されるとともに、後述する画像合成制御処理を実行するのに必要なメモリ領域として利用される。
そして、ROM13には、CD(Compact Disc)、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SDカード、メモリカード、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている該画像合成制御処理プログラムを、所定の読み取り部によって読み取ってROMに格納して、CPU10によって実行することによって、後述する画像合成制御処理を実行するMFP1として構築される。
CPU10は、ROM13内のプログラムに基づいてRAM12をワークメモリとして利用してMFP1の各部を制御して、MFP1としての基本処理を実行するとともに、後述する画像処理を実行する。
操作部I/F14には、図2に示す操作部30が接続され、操作部30は、スタートキー31、テンキー32、その他の操作キー33を備えているとともに、表示部34を備えており、表示部34としては、例えば、液晶ディスプレイが用いられている。操作部30は、スタートキー31、テンキー32及び操作キー33を利用してMFP1としての各種機能動作の指示操作が行われ、また、後述する画像処理の各種指示操作が行われるとともに、表示部34にMFP1の各種動作状態情報や操作部30から入力操作された内容及び後述する画像合成制御処理での各種処理情報を表示出力する。特に、操作部30は、後述する本発明の画像処理における処理指示として、ハードディスク18に保管されている再利用画像データ等の画像データの読出指示や合成指示等を行うのに使用される。操作部I/F14は、この操作部30とCPU10との間のデータやコマンドの授受を行う。
再び、図1において、ネットワークI/F15には、LAN(Local Area Network)等のネットワークが接続されており、CPU10は、ネットワークI/F15を介して、ネットワーク上の端末との間でデータの授受を行って、画像処理した画像データを該ネットワーク上の端末に送信したり、該ネットワーク上の端末から画像処理対象となる画像データを受信する。
USB I/F16は、USBコードを介してホストコンピュータやその他のUSB端末に接続され、ホストコンピュータやUSB端末との間でデータ(画像処理対象となる画像データ等)の授受を行う。
PCI17は、エンジンやその他のPCIモジュールとの間に接続されるPCIバスであり、CPU10は、エンジンI/Fに接続されているエンジンをPCI17を介して制御して、スキャナ20で読み取った原稿の画像データや図示しないホスト装置から受信した画像データを用紙に印刷出力させる。
ASIC11には、スキャナ20に接続されているスキャナI/F、ハードディスク18及びCPU10等が接続されており、また、ASIC11には、スキャナ20で読み取られた画像データ、ハードディスク18やメモリ19から読み取った画像データ及びCPU10を介してネットワークI/F15やUSB I/F16等に接続された端末からの画像データが入力される。ASIC11は、これらの入力画像データに対して、各種画像処理を施すとともに、本発明の画像合成制御処理を実行する。
ハードディスク18は、スキャナ20から読み取った画像データ、ネットワークI/F15やUSB I/F16等に接続されている端末から受信した画像データ、ASIC11で画像処理された画像データ、特に、ASIC11で合成画像の合成された既合成画像データがASIC11によって書き込まれて格納し、また、格納している画像データがASIC11によって読み出される。
そして、ASIC11は、図3に示すように、合成回路40を備えており、合成回路40は、RGB合成部41、X合成部42及びパラメータ設定部43等を備えている。
合成回路40のRGB合成部41及びX合成部42には、原稿画像データ(被合成画像データ)と原稿画像データに合成する合成画像データが入力され、RGB合成部41には、さらに、合成方法信号V_SELが入力される。原稿画像データ及び合成画像データは、各8ビットのRGBの画像データと3ビットの各種データ判別用の分離データ(X_INとX_GIN)からなり、RGBの画像データは、図3では、原稿画像データでは、R_IN[7:0]、G_IN[7:0]、B_IN[7:0]で示され、合成画像データでは、R_GIN[7:0]、G_GIN[7:0]、B_GIN[7:0]で示されている。そして、分離データは、通常2ビットで、画像データの色、文字、写真の種別等を示すデータとして用いられているが、本実施例のMFP1は、この分離データを3ビットとし、追加した1ビットを画像データの各ビットで合成の有無を示す合成情報としての合成フラグとして使用して、合成画像の合成箇所に「1」を付加している。
合成方法信号V_SELは、[1:0]の信号であり、合成方法を決めるパラメータである。合成方法信号V_SELは、そのパターンが、図4に示すようになっており、上書き合成とは、原稿画像の任意の領域を合成画像のデータで上書きする合成方法、透かし合成とは、原稿画像と合成画像の画素値の大きい方を選択する合成方法でる。この透かし合成は、具体的には、写真の上に文字を合成しても写真上に文字が透けて見えるような合成処理である。
そして、合成回路40は、そのRGB合成部41が、原稿画像データと合成画像データのRGB画像データの合成処理を行って、合成後のRGBの画像データ(R_OUT[7:0]、G_OUT[7:0]、B_OUT[7:0])として出力し、そのX合成部42が、原稿画像データと合成画像データの分離データ(X_INとX_GIN)の合成を行って、合成後の分離データ(X_OUT[2:0])として出力する。これらのRGB合成部41及びX合成部42は、合成画像を原稿画像の所定の合成位置に合成処理を行う合成手段として機能している。
パラメータ設定部43は、合成画像の原稿画像に対する合成位置、大きさ及び合成方法のパラメータをRGB合成部41及びX合成部42に設定する。パラメータ設定部43は、この合成画像の原稿画像に対する合成位置、大きさ及び合成方法のパラメータとしては、例えば、合成画像を合成する原稿画像の主走査及び副走査の画素位置、合成画像の主走査及び副走査の画素数、合成方法(合成しない、透かし合成、上書き合成)が用いられる。
そして、合成回路40は、さらに、図5に示すように、合成有無検知部45、合成位置比較部46及び文字/写真検知部47を備えており、図5では、上記RGB合成部41及びX合成部42は、合成部48として記載されている。
合成有無検知部45には、ハードディスク18やメモリ19から読み取られた原稿画像データ及びスキャナ20で読み取られた読取画像データが入力され、ハードディスク18及びメモリ19に格納されている画像データは、既に合成画像の合成されている既合成画像データであることもあり、この既合成画像データが原稿画像データとして読み取られて合成回路40の合成有無検知部45に入力されることもある。
合成有無検知部45は、原稿画像データが既合成画像データであるか否かを検知して、検知結果を「1」(既合成)または「0」(非合成)の合成有無検知信号として合成位置比較部46に出力する。合成有無検知部45は、この原稿画像データが既合成画像データであるか否かを、上述のように、分離データX_INの追加の1ビットの合成フラグが「1」であるか否かを原稿画像データの画素毎に検査することで検知している。なお、合成有無検知部45は、上記検知方法では、MFP1によって原稿画像データに合成画像データを合成して、分離データに合成フラグを付加してハードディスク18またはメモリ19に保存し、このハードディスク18またはメモリ19から該保存した既合成画像データを原稿画像データとして入力される場合に正確かつ迅速に合成有無を検知することができる。ところが、原稿画像データがスキャナ20で読み取られた画像データであるときには、分離データに合成フラグが付加されていないので、分離データに基づく合成検知を行うことができない。そこで、合成有無検知部45は、原稿画像データがハードディスク18またはメモリ19からの画像データである場合にのみ、既合成画像データであるか否か等の検知を行うものとしてもよいが、原稿画像データの画像認識やOCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)処理した文字等の認識情報が予め設定されている合成画像と一致するかによって、合成有無を検出する機能を設けて、スキャナ20で読み取った読取画像データに対しても既合成画像データであるか否かの検知を行うようにしてもよい。この合成有無検知部45は、所定の合成画像を原稿画像の所定の合成位置に合成する合成処理を行う合成手段として機能している。
文字/写真検知部47には、ハードディスク18やメモリ19から読み出した合成画像データまたはスキャナ20で読み取った合成画像データのRGB画像データと分離データ(X_GIN)及び上記原稿画像データの分離データ(X_IN)が入力され、文書/写真検知部47は、分離データに基づいて原稿画像データと合成画像データのそれぞれについて画像が文字であるか、写真であるかを検知し、文字と写真の組み合わせのうち、図6に示すように、原稿画像データと合成画像データの文字と写真の組み合わせを判別して、写真/写真または文字/文字のときには、「1」の文字/写真判別信号と合成画像データを合成位置比較部46に出力し、写真/文字または文字/写真のときには、「0」の文字/写真判別信号と合成画像データを合成位置比較部46に出力する。また、文字/写真検知部47は、図示しないが、合成画像を縮小する縮小部(画像縮小手段)を備えており、文字/写真検知部47には、後述するように、合成位置比較部46から合成可能信号が入力される。文字/写真検知部47は、合成位置比較部46から合成可能信号が入力されると、合成画像データに対して画像縮小処理を施して合成部48に出力する。文字/写真検知部47は、原稿画像及び前記合成画像のそれぞれについて文字、写真のいずれの画像であるかを判別する画像種類判別処理を実行する画像種類判別手段として機能している。
合成位置比較部46は、合成有無検知部45からの合成有無検知信号に基づいて、原稿画像データが既合成画像データであるか否か判断して、既合成画像データでないときには、合成有無検知部45を介して入力される原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、原稿画像データが既合成画像データであると、その既合成されている既合成画像(以下、合成画像G1という。)の合成位置及び合成画像の大きさを検知する既合成画像合成開始位置・画素数検出処理を行って、今回合成する合成画像(以下、合成画像G2という。)との位置比較を行って重なりの有無を判別し、重なる場合には、重なりを避ける位置に合成画像G2の合成位置を補正する補正パラメータ(主走査及び副走査の合成開始位置や合成方法)を合成部48に出力するとともに、合成有無検知部45を介して入力される原稿画像データを合成部48に出力する。したがって、合成位置比較部46は、既合成画像と今回合成する合成画像との重なりの有無を判別する重なり判別手段、該判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正する合成位置補正手段及び既合成画像の既合成原稿画像に対する合成位置を検出する既合成位置検出手段として機能する。
また、合成位置比較部46は、合成画像G2の合成位置を補正しても合成画像G1との重なりを回避することができないときには、「0」の合成可能信号を文字/写真検知部47に出力し、文字/写真検知部47は、上述のように、「0」の合成可能信号が入力されると、合成画像G2を縮小して、合成部48に出力する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のMFP1は、原稿画像データに合成画像データを合成して出力するが、原稿画像データが既に合成画像の合成されている既合成画像データであると、既に合成されている合成画像G1と今回合成する合成画像G2との重なりを適切に回避して合成する。
すなわち、MFP1は、操作部30の操作で、原稿画像データに対する合成画像データの合成指示があって、スタートが指示操作されると、図7に示すように、まず、ASIC11の合成回路40の合成有無検知部45が、原稿画像データの分離データX_INを全画素分読み取って合成フラグが「1」である箇所があるかチェックし、合成フラグが「1」である箇所があると、原稿画像データが既合成画像データであると判断して、「1」の合成有無検知信号を合成位置比較部46に出力する。
合成位置比較部36は、合成有無検知信号が「1」であるかチェックし(ステップS101)、合成有無検知信号が「1」であると、既合成画像データの既に合成されている合成画像G1の合成開始位置及び画素数の検出を行う合成位置検出処理を実行する(ステップS102)。
次に、合成位置比較部46は、パラメータ設定部43からの合成パラメータの示す今回合成する合成画像データの合成画像G2の合成位置と上記合成位置検出処理で検出した合成画像G1の合成位置を比較して両合成画像G1、G2の重なりを判断する重なり判断処理を行い(ステップS103)、重なり検知信号が「1」となるか、すなわち、両合成画像G1、G2が重なっているか判別する(ステップS104)。
合成位置比較部46は、両合成画像G1、G2が一部分でも重なっていると、文字/写真検知部47で、合成画像G1と合成画像G2が文字画像と写真画像のいずれであるか判別して(ステップS105)、その判別結果によって、合成画像G1と合成画像G2がともに写真画像または文字画像であるかをチェックし(ステップS106)、合成画像G1と合成画像G2が写真画像同士または文字画像同士であると、合成画像G2の原稿画像への合成開始位置を補正して補正パラメータを合成部48に出力する開始位置補正処理を行う(ステップS107)。
合成位置比較部46は、原稿画像における合成画像G1の周囲の領域(図14、図15参照)のうち全ての領域で合成開始位置を設定しても重なりを回避できないか判断して、重なりを回避できないときには、合成可能信号を「0」として文字/写真検知部47に出力する。合成位置比較部46は、合成画像G1、G2の重なりを回避できるときには、すなわち、合成可能信号が「1」のときには、原稿画像データを合成部48に出力し、また、文字/写真検知部47が、合成画像データを合成部48に出力し、合成部48が、原稿画像データに合成画像データを上書きする上書き合成を行って、処理を終了する(ステップS109)。
上記ステップS101で、合成有無検知(合成フラグ)が「0」であると、すなわち、原稿画像データが既合成画像データでないときには、合成有無検知部45及び合成位置比較部46は、原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、文字/写真検知部47が原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、合成部48が、原稿画像データに合成画像データを上書きする上書き合成を行って、処理を終了する(ステップS109)。
上記ステップS104で、重なり検知信号が「1」でないときには、すなわち、合成画像G1と合成画像G2が重なっていないときには、合成有無検知部45及び合成位置比較部46は、原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、文字/写真検知部47が原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、合成部48が、原稿画像データに合成画像データを上書きする上書き合成を行って、処理を終了する(ステップS109)。
ステップS106で、合成画像G1と合成画像G2が写真画像と文字画像との組み合わせであるときには、合成有無検知部45及び合成位置比較部46は、原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、文字/写真検知部47が原稿画像データをそのまま合成部48に出力し、合成部48が、合成画像G1と合成画像G2の視認性と美しさを向上させるために、原稿画像データに合成画像データを透かし合成を行って、処理を終了する(ステップS109)。
上記ステップS108で、合成可能信号が「0」のときには、すなわち、合成画像G1と合成画像G2の重なりを回避できないときには、合成位置比較部46は、原稿画像における合成画像G1の周囲の領域のうち最も大きい領域(図15参照)、例えば、図15では、領域(I)+領域(II)+領域(III)、または、領域(VI)+領域(VII)+領域(VIII)のうち大きい方の領域を選択して、合成開始位置をa(1,1)またはf(1,y+b)として補正パラメータを合成部48に出力するとともに合成有無検知部45を介して入力される原稿画像データを合成部48に出力する(ステップS111)。そして、文字/写真検知部47は、合成位置比較部46からの合成可能信号が「0」であるので、入力される合成画像データの合成画像G2を縮小部で該選択された最も大きい領域に収まる大きさに縮小させて、合成部48に出力し、合成部48が、原稿画像データに縮小された合成画像データを上書きする上書き合成を行って、処理を終了する(ステップS112)。
そして、合成位置比較部46は、上記ステップS102の合成位置検出処理を、図8に示すように実行する。すなわち、合成位置比較部46は、原稿画像データの分離データを読みながら、原稿画像データの画素数を主走査方向及び副走査方向にカウントし(ステップS201)、合成フラグX_IN〔2〕が「0」から「1」になったかをチェックして、合成フラグX_IN〔2〕が「0」のときには、原稿画像データのエンドであるかチェックして(ステップS205)、データエンドでないときには、ステップS201に戻る。
ステップS202で、合成フラグX_IN〔2〕が「0」から「1」なった箇所を検出すると、合成位置比較部46は、合成開始位置を検出したことを示す合成開始位置検知信号が「1」であるかチェックし(ステップS203)、合成開始位置検知信号が「0」のときには、図9に示すような合成画像G1が原稿画像データにある場合、図10に示すように、合成フラグX_IN〔2〕が「0」から「1」なった位置を合成画像G1の合成開始位置(x,y)であるとして記憶する(ステップS204)。その後、合成位置比較部46は、分離データ[2]が「1」である箇所をカウントし、画素数をカウントする(ステップS201〜S203、ステップS205、ステップS206)。合成位置比較部46は、このようにして分離データが「1」である主走査及び副走査方向の画素数を、図9に示すようにカウントすることで得た画素数及び開始位置より、図10に示すように、原稿画像データに既に合成されている合成画像G1の四角の座標を求める。
次に、合成位置比較部46は、図7のステップS103の重なり判別処理を、図11に示すように実行する。すなわち、いま、検出した原稿画像データに既合成されている合成画像G1の座標を、図10に示したように、(x,y)、(x+a,y)、(x,y+b)、(x+a,y+b)であるものとし、この原稿画像データに今回合成する合成画像G2の座標を、図12に示すように、(X,Y)、(X+A,Y)、(X,Y+B)、(X+A,Y+B)であるものとした場合、合成位置比較部46は、原稿画像G2の四隅の座標が合成画像G1の領域内であるか計算し(ステップS301)、合成画像G2の合成開始位置の主走査方向位置Xまたは副走査位置Yが既合成の合成画像G1の主走査方向の領域内(x≦X≦x+a)または副走査の領域内(y≦Y≦y+b)であり、かつ、合成画像G2の合成終了位置の主走査方向位置(X+A)または副走査位置(Y+B)が既合成の合成画像G1の主走査方向の領域内(x≦X≦x+a)または副走査の領域内(y≦Y≦y+b)であるかによって、合成画像G2が既合成の合成画像G1に重なっているかをチェックする(ステップS302)。
ステップS302で、合成画像G2と合成画像G1が重なっていないときには、図7に示した重なり検知信号「0」に設定し(ステップS303)、合成画像G2と合成画像G1が重なっているときには、重なり検知信号を「1」に設定して処理を終了する(ステップS304)。
そして、合成位置比較部46は、図7のステップS107の合成画像G2の合成開始位置補正を図13に示すように実行する。すなわち、合成位置比較部46は、図14に示すように、原稿画像の全領域を既合成されている合成画像G1の各辺の延長線で区切った状態で8つの領域(領域(I)〜領域(VIII))に領域区分する。この各領域(領域(I)〜領域(VIII))の始点座標は、図15に示すようになる。すなわち、領域(I)の始点が、a(1,1)、領域(II)の始点が、b(x,1)、領域(III)の始点が、c(x+a,1)、領域(IV)の始点が、d(1,y)、領域(V)の始点が、e(x+a,y)、領域(VI)の始点が、f(1,y+b)、領域(VII)の始点が、g(x,y+b)、領域(VIII)の始点が、h(x+a,y+b)となる。なお、図15において、原稿画像データの画像領域の終点は、i(N,M)となっている。
そして、合成位置比較部46は、今回合成する合成画像G2の原稿画像データへの補正後の合成開始位置の座標(Xc,Yc)を、各領域(I)〜領域(VIII)のうち所定の順序、例えば、原点(0,0)に近い順序で決定して、該決定した補正後合成開始位置を合成画像G2の合成開始位置としたときに、合成画像G2が合成画像G1と重なるかを判定する。
すなわち、合成位置比較部46は、いま、領域(I)の始点a(1,1)を合成画像G2に選択{(Xc,Yc)=(1,1)}して(ステップS401)、該補正後合成開始位置(Xc、Yc)を合成画像G2の合成開始位置に設定する(ステップS402)。
合成位置比較部46は、該補正後合成開始位置(Xc、Yc)を合成画像G2の合成開始位置としたときに、合成画像G1と合成画像G2が重なるかを図11に示した重なり判別処理を実行して判別し(ステップS403)、該重なり判別処理での判別結果で重なり検知信号が「1」であるか、すなわち、合成画像G1と合成画像G2が重なっているかをチェックする(ステップS404)。
ステップS404で、合成画像G1と合成画像G2が重なっているときには、合成位置比較部46は、次の合成開始位置、すなわち、次の領域、例えば、領域(II)の始点を補正後の合成開始位置として選択し(ステップS405)、選択位置終了信号が「1」であるかチェックする(ステップS406)。この選択位置終了信号は、全ての領域(I)〜領域(VIII)の選択が完了すると、「1」が設定される。
ステップS406で、選択位置終了信号が「1」でないときには、合成位置比較部46は、ステップS402に戻って、上記同様に処理して(ステップS402〜S406)、重なり検知信号が「1」のままステップS406で、選択位置終了信号が「1」になると、合成可能信号を「0」に設定して、文字/写真検知部47に出力するとともに、原稿画像データの画像領域で最も大きい、図15の場合、領域領域(I)+領域(II)+領域(III)、または、領域(VI)+領域(VII)+領域(VIII)のうち大きい方の領域を選択して、合成開始位置をa(1,1)またはf(1,y+b)として補正パラメータを合成部48に出力する(ステップS407)。
ステップS404で、重なり検知信号が「0」であると、合成位置比較部46は、Xc+A<NかつYc+B<Mであるか、すなわち、補正後の合成開始位置から合成画像G2を合成した場合に、合成画像G2が原稿画像データの画像領域の領域内に収まっているかチェックし(ステップS408)、合成画像G2が原稿画像データの画像領域の領域内に収まっていないときには、ステップS405に移動して、次の合成開始位置の選択から上記同様に処理する(ステップS405〜S407、ステップS401〜S404、ステップS408)。
ステップS408で、合成画像G2が原稿画像データの画像領域の領域内に収まっているときには、合成位置比較部46は、該補正後合成開始位置を合成画像G2の合成開始位置として決定して、補正パラメータとして合成部48に出力するとともに、合成可能信号を「1」に設定して、文字/写真検知部47に出力する(ステップS409)。
そして、MFP1は、合成部48のX合成部42が、分離データX_OUTに、合成画像の合成画素に合成画素であることを示す「1」の合成フラグを付加する。
このように、本実施例のMFP1は、原稿画像に所定の合成画像を所定の合成位置に合成する場合、原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるか否かを合成有無検知部45で検出し、該原稿画像が該既合成原稿画像であると、合成位置比較部46で、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別して、該判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正している。
したがって、原稿画像に既に既合成画像が合成されている場合にも、原稿画像の画像品質を保証しつつ、見やすく、視認性の良好な状態で画像合成することができる。
また、本実施例のMFP1は、合成位置比較部46が、既合成画像の既合成原稿画像に対する合成位置をも検出し、合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置と該検出した該既合成画像の合成位置に基づいて該既合成画像と合成画像との重なりの有無を判別している。
したがって、より適切かつ正確に、既合成画像と合成画像との重なりの有無を判別することができ、より適切に合成画像を既合成画像との重なりを避けて合成することができる。
さらに、本実施例のMFP1は、合成部48が、合成画像の原稿画像への合成位置を示す合成情報としての合成フラグを該合成後の原稿画像データに付加し、合成有無検知部45が、原稿画像の該合成情報に基づいて合成の有無を検出し、合成位置比較部46が、該合成フラグに基づいて該既合成画像と前記合成画像との重なりの有無を判別し、また、該合成フラグに基づいて既合成画像の既合成原稿画像への合成位置を判別している。
したがって、より簡単かつ正確に、既合成画像と合成画像との重なりの有無を判別することができ、より適切に合成画像を既合成画像との重なりを避けて合成することができる。
また、本実施例のMFP1は、文字/写真検知部47で、原稿画像及び合成画像のそれぞれについて文字、写真のいずれの画像であるかを判別し、合成位置比較部46が、原稿画像と合成画像が文字同士または写真同士である場合にのみ、合成位置の補正を行っている。
したがって、より少ない処理で、原稿画像に既に既合成画像が合成されている場合にも、原稿画像の画像品質を保証しつつ、見やすく、視認性の良好な状態で画像合成することができる。
さらに、本実施例のMFP1は、文字/写真検知部47が、原稿画像と合成画像が文字と写真の組み合わせであると判別すると、透かし合成方法により画像合成している。
したがって、原稿画像に既に既合成画像が合成されている場合にも、原稿画像の画像品質をより一層保証しつつ、より一層見やすく、視認性の良好な状態で画像合成することができる。
また、本実施例のMFP1は、合成位置比較部46が、補正後の合成位置への合成画像の合成によって該合成画像が原稿画像からはみ出すか否かを判別して、はみ出すときには、他の合成位置に補正している。
したがって、合成画像が適切に原稿画像上に合成されるようにすることができ、原稿画像の画像品質を保証しつつ、適切に画像合成することができる。
さらに、本実施例のMFP1は、文字/写真検知部47が、合成画像を縮小する画像縮小部を有し、合成位置比較部46が、種々の位置に位置補正しても、合成画像が、既合成画像と重なるか、既合成原稿画像からはみ出すと判断すると、既合成原稿画像の該既合成画像の領域を除いた残り領域のうち最も大きな領域を補正後の合成位置として選択して、合成可能信号を「0」とし、画像縮小部が、該合成画像を該選択された補正後の領域に収まる大きさに縮小して、合成部48で該既合成原稿画像に合成している。
したがって、原稿画像に既に既合成画像が合成されている場合にも、原稿画像の画像品質を保証しつつ、確実に、合成画像を画像合成することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、既合成の合成画像が原稿に存在する場合に、さらに合成する合成画像が既合成画像と重ならないように合成位置補正して合成するMFP、プリンタ等の画像処理装置及び画像処理方法に利用することができる。
本発明の一実施例を適用したMFPの要部ブロック構成図。 操作部の概略平面図。 図1のASICの備えている合成回路の概略ブロック構成図。 図3の合成方法信号のパラメータ設定値を示す図。 図3の合成回路のさらに詳細なブロック構成図。 図5の文字/写真検知部による分離データに基づく文字と写真の判定組み合わせと判定後の判定信号設定値を示す図。 図1のMFPによる画像合成制御処理を示すフローチャート。 図7の合成位置検出処理の詳細な処理を示すフローチャート。 図8の合成位置検出処理による原稿画像上の合成画像検出処理の説明図。 図8の合成画像検出処理で検出した合成画像の座標を示す図。 図7の重なり判別処理の詳細な処理を示すフローチャート。 原稿画像に合成する合成画像の一例を示す図。 図7の合成開始位置補正処理の詳細な処理を示すフローチャート。 図7の合成開始位置補正処理での原稿画像の領域分割の一例を示す図。 図14の領域の始点座標を示す図。
符号の説明
1 MFP
2 コントローラ
10 CPU
11 ASIC
12 RAM
13 ROM
14 操作部I/F
15 ネットワーク(Network)I/F
16 USB I/F
17 PCI
18 ハードディスク(HDD)
19 メモリ
20 スキャナ
30 操作部
31 スタートキー
32 テンキー
33 操作キー
34 表示部
40 合成回路
41 RGB合成部
42 X合成部
43 パラメータ設定部
45 合成有無検知部
46 合成位置比較部
47 文字/写真検知部
48 合成部
G1 合成画像
G2 合成画像

Claims (8)

  1. 原稿画像に所定の合成画像を合成手段で所定の合成位置に合成する画像処理装置において、前記原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるか否かを検出する合成有無検出手段と、該合成有無検出手段で該原稿画像が該既合成原稿画像であることを検出したとき、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別する重なり判別手段と、該重なり判別手段の判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正する合成位置補正手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿画像に所定の合成画像を合成処理ステップで所定の合成位置に合成する画像処理方法において、前記原稿画像が既に合成画像の合成されている既合成原稿画像であるかを検出する合成有無検出処理ステップと、該合成有無検出処理ステップで該原稿画像が該既合成原稿画像であることを検出したとき、該既合成画像と今回合成する前記合成画像との重なりの有無を判別する重なり判別処理ステップと、該重なり判別ステップでの判別結果に基づいて該合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置を補正する合成位置補正処理ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記既合成画像の前記既合成原稿画像に対する合成位置を検出する既合成位置検出手段または既合成位置検出処理ステップを有し、前記合成有無判別手段または前記合成有無判別処理ステップが、前記合成画像の該既合成原稿画像に対する合成位置と該既合成位置検出手段または該既合成位置検出処理ステップで検出した該既合成画像の合成位置に基づいて該既合成画像と合成画像との重なりの有無を判別することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置または請求項2記載の画像処理方法。
  4. 前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記合成手段または前記合成処理ステップが、前記合成画像の前記原稿画像への合成位置を示す合成情報を該合成後の原稿画像に付加し、前記合成有無検出手段または前記合成有無検出処理ステップが、前記原稿画像の該合成情報に基づいて前記合成の有無を検出し、前記判別手段または前記判別処理ステップが、該合成情報に基づいて該既合成画像と前記合成画像との重なりの有無を判別し、前記既合成位置検出手段または前記既合成位置検出処理ステップが、該合成情報に基づいて前記既合成画像の前記既合成原稿画像への合成位置を判別することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置または画像処理方法。
  5. 前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記原稿画像及び前記合成画像のそれぞれについて文字、写真のいずれの画像であるかを判別する画像種類判別手段または画像種類判別処理ステップを有し、前記合成位置補正手段または前記合成位置補正処理ステップが、前記原稿画像と前記合成画像が文字同士または写真同士である場合にのみ、前記合成位置の補正を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置または画像処理方法。
  6. 前記合成手段または前記合成処理ステップは、前記画像種類判別手段または前記画像種類判別処理ステップが、前記原稿画像と前記合成画像が文字と写真の組み合わせであると判別すると、透かし合成方法により画像合成することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置または画像処理方法。
  7. 前記合成位置補正手段または合成位置補正処理ステップは、前記重なり判別手段または前記重なり判別処理ステップでの判別結果に基づく補正後の合成位置への前記合成画像の合成によって該合成画像が前記原稿画像からはみ出すか否かを判別して、はみ出すときには、他の合成位置に補正することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像処理装置または画像処理方法。
  8. 前記画像処理装置または前記画像処理方法は、前記合成画像を縮小する画像縮小手段または画像縮小処理ステップを有し、前記合成位置補正手段または合成位置補正処理ステップが、前記重なり判別手段または前記重なり判別処理ステップでの判別結果に基づいて種々の位置に位置補正しても、前記合成画像が、前記既合成画像と重なるか、前記既合成原稿画像からはみ出す場合には、該既合成原稿画像の該既合成画像の領域を除いた残り領域のうち最も大きな領域を補正後の合成位置として選択するとともに、該合成画像を該画像縮小手段または該画像縮小処理ステップで該選択した補正後の領域に収まる大きさに縮小して、前記合成手段または前記合成処理ステップで該既合成原稿画像に合成することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像処理装置または画像処理方法。
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