JP2008177851A - 画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スキャン後に抽出された付加情報を印刷前の文書フォーマットの内容に基づいて、印刷前の文書フォーマットに再現する。
【解決手段】原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取手段204を備える画像処理装置200であって、画像読取手段で読み取られた原稿画像から当該原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を分離する付加情報分離手段206と、原稿画像の文書フォーマットの内容に基づいて、付加情報分離手段で分離された付加情報を原稿画像に復元してから出力する付加情報復元手段212と、を備える。このとき、付加情報分離手段で原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を分離する際に、画像読取手段で読み取られた原稿画像の文書フォーマットの内容を抽出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラムに関し、特に、文字や図面等を電子化した画像中にその著作権情報や課金情報等の付加情報の埋め込みや復元を実現する画像処理システムに使用される画像読取装置(イメージスキャナ)に関する。
従来から、紙幣や複写牽制用紙等に埋め込まれた「透かし」や、デジタルデータで表現された文章、音楽、画像、映像等に電子的に埋め込まれた「電子透かし」と言った付加情報によって、印刷物の不正な複製を禁止する技術が知られている。このような電子透かしとして、例えば、写真、絵画等を電子化した画像中に、その著作権情報や課金情報等の付加情報を埋め込むことや、PDF等の電子文書にアクセス権等の情報を付加する技術が普及している。また、近年では、付加情報を視覚的に目立たないようにして元の画像に埋め込み、インターネット等のネットワークを通じてその画像を流通する技術が標準化されつつある。
また、画像が印刷された紙上等から、その画像の印刷を行った印刷機器の種類やその機体番号等の付加情報を特定することができるような技術も研究されている。このような技術は、複写機やプリンタ等の画像形成装置の高画質化に伴って、紙幣、印紙、有価証券等の不正な偽造等を防止する目的で用いられている。
このような電子透かし技術の例として、例えば、特許文献1には、付加情報が埋め込まれた画像と、画像領域の周囲に所定の間隔で配置された基準マークを含んだ枠とが印刷された印刷画像がイメージスキャナによって読み取られ、当該読み取り画像情報から、ブロック位置検出部の作動によって、画像領域の頂点が特定され、隣り合う2つの頂点間に位置する基準マークが一方の頂点側から順に検出されて歪が補正され、補正後の画像情報から付加情報分離部の作動により、付加情報が分離され復元される画像処理装置が開示されている。当該画像処理装置は、印刷媒体から形成された画像を光学的に読み取ることによって発生した歪みを含む画像情報から、元の画像情報の正確な大きさを算出し、精度の高い付加情報を復元することができる。
また、特許文献2には、文書に関連する説明文、音声、画像、動画等の情報を紙などの媒体に埋込情報として印刷した後、埋め込み情報をスキャンインし当該埋込情報に最適な形で再生する情報処理方法および装置について開示されている。当該方法および装置では、情報属性管理制御部は、情報入力部を通じて入力装置から元情報を入力すると共に、ユーザ情報入力部から必要に応じてファイル名や認証情報等の属性情報を入力し、被埋込情報を生成して埋め込み情報生成部に出力する。この埋め込み情報生成部は、被埋め込み情報を埋め込み符号に変換し画像出力部を通じて媒体に印刷し、媒体上の埋込情報領域に画像入力部を当ててスキャンし、その入力画像データを埋め込み情報認識部で認識して情報属性管理制御部に通知し、この情報属性管理制御部が当該認識結果を解析して元情報と再生手段情報を情報出力部に伝えて、情報出力部が再生手段情報に対応する出力装置で元情報を再生する。
特開2003−110846号公報 特開平11−003353号公報
上述したように、付加情報が埋めこまれた印刷画像をスキャンし、印刷画像から埋めこまれた付加情報を抽出する技術は、従来から存在しており、印刷画像から埋めこまれた付加情報を抽出することで付加情報の内容の確認や付加情報に基づいて動画や音声等を再生することは、可能となっている。しかしながら、抽出された付加情報を印刷前の文書データのように再現することが出来ないことが問題となっている。すなわち、印刷前の文書フォーマットに応じて付加情報の構造が変わるが、スキャン時には、印刷前の文書フォーマットが分からないため、付加情報を印刷前の文書フォーマットの状態に戻すことは出来なかった。
そこで、本発明は、従来の画像処理装置や情報処理装置および方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、スキャン後に抽出された付加情報を印刷前の文書フォーマットの内容に基づいて、印刷前の文書フォーマットに再現することの可能な新規かつ改良された画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある実施の態様によれば、原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取手段を備える画像処理装置であって、画像読取手段で読み取られた原稿画像から当該原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を分離する付加情報分離手段と、原稿画像の文書フォーマットの内容に基づいて、付加情報分離手段で分離された付加情報を原稿画像に復元してから出力する付加情報復元手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置が提供される。
このような構成とすることにより、画像読取手段を備える画像処理装置であるイメージスキャナでスキャン後に抽出された付加情報を印刷前の文書フォーマットの内容に基づいて、印刷前の文書フォーマットに再現できるようになる。換言すると、文書フォーマットに合わせて一義的に付加情報の復元が可能となる。このため、原稿画像が一旦紙文書になって効力を失った付加情報を復元することができるので、原稿画像に埋め込まれた付加情報がアクセス権や著作権情報であった場合には、当該原稿画像のセキュリティが保たれる。
このとき、上記実施の態様において、付加情報分離手段で原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を分離する際に、画像読取手段で読み取られた原稿画像の文書フォーマットの内容を抽出することとしてもよい。
このような構成とすることにより、原稿画像に埋めこまれた画像閲覧ソフトAAや文書作成ソフトBB等の文書フォーマットの内容に基づいて、原稿画像を元の形式に復元できるようになる。
このとき、上記実施の態様において、文書フォーマットと当該文書フォーマットに対応する付加情報とを記憶して管理する付加情報管理手段をさらに備え、付加情報分離手段は、当該付加情報管理手段から取得した付加情報に関する各種情報に基づいて付加情報を分離することとしてもよい。
このような構成とすることにより、付加情報管理手段となるフォーマット別付加情報データベースを用いることで、付加情報として如何なる情報が原稿画像に付加されていることがわかるので、より正確に付加情報を抽出することができる。
このとき、上記実施の態様において、文書フォーマットごとに対応する付加情報を復元する復元プログラムがさらに備わり、付加情報復元手段は、復元プログラムを用いて付加情報分離手段で分離された付加情報を復元することとしてもよい。
このような構成とすることにより、画像読取手段を備える画像処理装置であるイメージスキャナは、復元プログラムを備えることで、付加情報をスキャンする前の元の状態により確実に復元することができるようになる。
このとき、上記実施の態様において、文書フォーマットの内容を入力する文書フォーマット情報入力手段をさらに備えることとしてもよい。
このような構成とすることにより、ユーザがイメージスキャナでスキャンする原稿画像の元文書フォーマットを覚えていたら、ユーザ入力により判定することができる。このため、スキャンする原稿画像の元文書フォーマットと異なっていても、ユーザが希望する文書フォーマットに復元可能となる。
このとき、上記実施の態様において、文書フォーマット情報入力手段で入力された文書フォーマットの内容が付加情報分離手段で分離された付加情報に対応可能であるか否かについて、付加情報管理手段から取得した付加情報に関する各種情報に基づいて判別することとしてもよい。
このような構成とすることにより、付加情報管理手段となるフォーマット別付加情報データベースには、各文書フォーマットに対応する付加情報が記憶されているため、入力された文書フォーマットの内容が抽出された付加情報に対応可能であるかを判別することができる。このため、ユーザが希望する文書フォーマットでは、抽出された付加情報を復元できない場合に、その旨を警告することができるようになる。
このとき、上記実施の態様において、付加情報管理手段は、他の画像処理装置で復元可能な文書フォーマットと、当該文書フォーマットに対応する付加情報に関する各種情報を記憶して管理することができ、付加情報分離手段で分離された付加情報が付加情報復元手段で復元できないと判別された場合に、他の画像処理装置に備わる付加情報復元手段で付加情報を復元可能なときは、他の画像処理装置が付加情報を復元可能な旨を表示する機能をさらに備えることとしてもよい。
このような構成とすることにより、自己の使用しているイメージスキャナ以外の他のイメージスキャナで付加情報を復元可能な場合には、他のイメージスキャナでスキャンすることをユーザに指示することができるので、ユーザは、確実に所望の付加情報を原稿画像に復元させられる。
上記課題を解決するために、本発明の別の実施の態様によれば、所定のアプリケーションから送信された文書データに付加情報を埋め込んで原稿画像を形成する付加情報埋め込み装置と、当該原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取手段を備える上記実施の態様の何れかに記載の画像処理装置とを含む画像処理システムであって、画像処理装置として、上記実施の態様の何れかの画像処理装置が使用され、付加情報埋め込み装置は、文書データの文書フォーマットに対応する付加情報を抽出する付加情報抽出手段と、抽出された付加情報を文書データに埋めこんで原稿画像を形成する原稿画像形成手段と、を備えることを特徴とする画像処理システムが提供される。
このような構成とすることにより、付加情報埋め込み手段となるプリンタドライバやプリンタで、所定のアプリケーションから送信された文書データを原稿画像となる文書に埋めこむことができるので、その埋め込んだ付加情報を元に、原稿画像を読み取るイメージスキャナ側で元の状態の付加情報を復元できるようになる。
このとき、上記実施の態様において、原稿画像形成手段では、アプリケーションから送信される文書データに基づいて文書フォーマットの内容を埋め込んで原稿画像を形成することとしてもよい。
このような構成とすることにより、文書フォーマットの内容を原稿画像に埋め込まれるので、原稿画像を読み取るイメージスキャナ側で文書フォーマットの内容に基づいた付加情報の復元が実行できるようになる。
上記課題を解決するために、本発明の別の実施の態様によれば、上記実施の態様の何れかに記載の画像処理装置の機能、または上記実施の態様の何れかに記載の画像処理システムの機能をコンピュータに実現させるための画像処理プログラムが提供される。
このような構成とすることにより、上記の画像処理プログラムを画像処理装置のフラッシュメモリやROM等の記憶手段に事前にインストールすることにより、その文書フォーマットを電子化する際には、原稿画像に埋め込まれたデータを読み取って、電子化するのにイメージスキャナが対応可能なファイルフォーマットに従った付加情報に変換し、文書フォーマットに対応するように再現されるので、一旦、紙文書になって効力を失った付加情報を復元することができる。特に、付加情報がアクセス権や著作権情報であった場合には、原稿画像のセキュリティが保たれる。
以上説明したように本発明によれば、スキャン後に抽出された付加情報を印刷前の文書フォーマットの内容に基づいて、印刷前の文書フォーマットに再現することが可能となる。このため、一旦紙文書になって効力を失った付加情報を元の状態に復元することができ、特に付加情報がアクセス権や著作権情報であった場合には、原稿画像のセキュリティが保たれるようになる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の画像処理装置の第1の実施の形態である付加情報復元スキャナで読み込まれる付加情報を含む原稿画像を印刷する際に使用される付加情報埋め込み装置の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本実施の形態における画像処理システムに備わる付加情報埋め込み装置に含まれるプリンタドライバの構成を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の付加情報埋め込み装置に含まれるプリンタドライバ100には、印刷処理設定部102、フォーマット解析部104、付加情報分離部106、フォーマット別付加情報データベース108、付加情報埋め込み画像作成部110、および印刷画像形成部112が備わる。
プリンタドライバ100に備わるフォーマット解析部102は、所定のアプリケーションから送られた文書データに対して、当該文書データで使用されているPDFやWord等の文書フォーマットを解析する機能を有する。本実施の形態では、フォーマット解析部102での文書フォーマット解析によって、例えば、画像閲覧ソフトAAで作成された文書フォーマットや、文書作成ソフトBBで作成された文書フォーマットを認識する。その際に、文書データの内容に基づいて文書フォーマットを解析してもよいし、アプリケーションを認識することで文書フォーマットを認識してもよい。
付加情報分離部104は、文書データに含まれる付加情報を電子データとして分離する付加情報抽出手段としての機能を有する。付加情報は、電子透かしとしてユーザの目に見えない形で文書データに埋め込まれている。当該付加情報を電子データとして分離する際には、文書フォーマットと当該文書フォーマットに対応する付加情報とを記憶・管理する付加情報管理手段となるフォーマット別付加情報データベース106に基づいて、認識した文書フォーマットに応じて付加情報の分離を実行する。なお、アプリケーションから文書データと付加情報がそれぞれ別個に送られてきた場合には、文書データと付加情報が既に分離されているので、フォーマット別付加情報データベース106をプリンタドライバ100に特に設けなくても良い。すなわち、フォーマット別付加情報データベース106は、文書データと付加情報がアプリケーションから同時に送られてくる場合に必要となる。
付加情報埋め込み画像作成部110は、付加情報分離部104で電子データとして抽出された付加情報を文書データに埋め込む処理を行う機能を有する。この付加情報埋め込み画像作成部110で分離された付加情報の埋め込み処理の終了後に、印刷画像形成部112で原稿画像となる印刷画像を形成する。すなわち、付加情報埋め込み画像作成部110および印刷画像形成部112は、付加情報分離部104で文書データから電子データとして分離された付加情報を再度文書データに埋めこんで原稿画像を形成する原稿画像形成手段として機能する。
印刷画像形成部112は、印刷処理設定部102で設定された解像度やNアップ等の印刷設定条件に基づいて印刷画像を形成する機能を有する。本実施の形態では、プリンタドライバ100に付加情報埋め込み画像作成部110が含まれているが、付加情報と原稿画像となる印刷画像を他のプリンタに別々に送って、当該プリンタ側で付加情報の埋め込み処理が行なわれてもよい。
このように、本実施の形態の付加情報埋め込み装置に含まれるプリンタドライバ100は、所定のアプリケーションから送信された付加情報を原稿画像となる文書データに埋めこむことができる。また、その際に、後述するように原稿画像を読み取るイメージスキャナ側で文書フォーマットの内容に基づいた付加情報の復元が実行できるようにするために、アプリケーションからの文書データに基づいて文書フォーマットの内容を文書データに埋め込んで原稿画像を形成することが好ましい。
次に、本発明の画像処理装置の第1の実施の形態である付加情報復元スキャナとなるイメージスキャナの構成について、図面を使用しながら説明する。図2は、本実施の形態の画像処理装置となるイメージスキャナの構成を説明するためのブロック図である。
本実施の形態の画像処理装置200は、付加情報が埋めこまれた原稿画像を読み取る(スキャンする)付加情報復元スキャナとなるイメージスキャナである。本実施の形態では、当該イメージスキャナ200は、プリンタ機能、ファクシミリ機能、コピー機能等の基本機能をはじめネットワーク通信を利用した各種機能も備える、いわゆる複合機に含まれている。イメージスキャナ200には、図2に示すように、スキャン処理設定部202、スキャン画像形成部204、付加情報分離部206、フォーマット別付加情報データベース208、付加情報復元プログラム210、付加情報復元部212、通信制御部214、およびスキャン処理設定入力部216が備わる。
スキャン画像形成部204は、原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取手段として、原稿画像をスキャンして画像データを形成する機能を有する。
付加情報分離部206は、スキャン画像形成部204でスキャンされた原稿画像から当該原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を抽出する付加情報分離手段としての機能を有する。ここで、付加情報分離部206は、付加情報が原稿画像の何処に埋め込まれているかを正確に把握にするために、フォーマット別付加情報データベース208に管理されている各文書フォーマットや、当該文書フォーマットに対応する付加情報等の各種情報に基づいて、原稿画像に埋め込まれた付加情報を抽出する。その際に、原稿画像に埋めこまれた画像閲覧ソフトAAや文書作成ソフトBB等の文書フォーマットの内容に基づいて、付加情報分離部206で抽出された原稿画像を元の状態に復元するために、付加情報分離部206で原稿画像から付加情報を分離する際に、スキャン画像形成部204で読み取られた原稿画像の文書フォーマットの内容が抽出される。なお、フォーマット別付加情報データベース208の詳細については、後述する。
付加情報復元部212は、付加情報が抽出された原稿画像に当該付加情報を元の状態に復元するための復元プログラム210を用いて、付加情報分離部206によって付加情報が抽出された原稿画像に対して、当該付加情報を元の状態に復元してから原稿画像を出力する付加情報復元手段としての機能を有する。このような構成とすることで、スキャン後に付加情報分離部206で抽出された付加情報を印刷前の文書フォーマットの内容に基づいて、印刷前の文書フォーマットに再現できるようになる。このため、一旦、原稿画像となる文書データが紙文書になって付加情報の効力を失った場合でも、原稿画像に付加情報を元の状態に復元することができる。特に、付加情報がアクセス権や著作権情報であった場合には、原稿画像のセキュリティが保たれるようになる。なお、復元プログラム210の詳細については、後述する。
スキャン処理設定入力部216やスキャン処理設定部202は、本実施の形態のイメージスキャナ200の一般的な読み取り条件の設定入力を行なう機能を有する。このうち、スキャン処理設定部202は、本実施の形態のイメージスキャナ200のスキャン画像形成部204の読み取り条件や、スキャン画像形成部204で原稿画像を読み取って変換されることによって形成された画像データを不図示の印刷装置に送信するための通信制御部214の画像データ送信条件を設定する機能を有する。
一方、スキャン処理設定入力部216は、スキャン処理設定部202を所望の設定条件とするためのスキャン設定条件入力手段としての機能を有する。本実施の形態では、スキャン処理設定入力部216は、原稿画像の文書フォーマットの内容を入力する文書フォーマット情報入力手段としての機能も有する。このように、文書フォーマットの内容を入力可能とするスキャン処理設定入力部216を備えることによって、ユーザがイメージスキャナ200でスキャンする原稿画像の元文書フォーマットを覚えていた場合に、ユーザがスキャン処理設定入力部216に元文書フォーマットの内容を入力することによって、原稿画像の文書フォーマットを判定することができる。このため、スキャンする原稿画像の元文書フォーマットと異なっていても、ユーザが容易に原稿画像を所望の文書フォーマットに復元できるようになる。
また、スキャン処理設定入力部216は、入力された文書フォーマットの内容が付加情報分離部206で抽出された付加情報に対応可能であるか否かについて、各文書フォーマットに対応する付加情報が記憶されているフォーマット別付加情報データベース208から取得した付加情報に関する各種情報に基づいて判別される。このため、ユーザが希望する文書フォーマットでは、分離された付加情報を復元できない場合に、その旨を警告することができるようになる。なお、当該警告する画面表示については、後述する。
次に、本実施の形態のイメージスキャナに含まれるフォーマット別付加情報データベースについて、図面を使用しながら説明する。図3は、本実施の形態のイメージスキャナに含まれるフォーマット別付加情報データベースの一例を示す図である。
フォーマット別付加情報データベース208では、図3に示すように、文書フォーマット、付加情報、詳細情報、ファイル構造中の付加情報の位置がそれぞれ対応付けられるようにして、記憶・管理されている。
文書フォーマットは、画像閲覧ソフトAA、文書作成ソフトBB、画像作成ソフトCC等のコンピュータやアプリケーションが用いる文書データの形式である。本実施の形態では、各文書フォーマットに対応する付加情報がフォーマット別付加情報データベース208に記憶・管理されている。
付加情報は、アクセス権や電子著名、DRM( Digital Rights Management )、プロパティ等の原稿画像を特定するために埋め込まれる電子透かしである。本実施の形態では、上述したように、付加情報は、各文書フォーマットに対応するようにフォーマット別付加情報データベース208に記憶・管理されている。
詳細情報は、各文書フォーマットに対応する付加情報の詳細内容を示す。例えば、図3に示すように、文書フォーマットが画像閲覧ソフトAAで付加情報がアクセス権の場合は、詳細情報として、ユーザAが閲覧、ユーザBが印刷、コピー、ユーザCが閲覧、印刷、コピーにアクセス許可が与えられている旨が掲載されている。このように、フォーマット別付加情報データベース208に詳細情報を記憶・管理することによって、各アプリケーションから送られる文書フォーマットに対応する付加情報が複数(例えば、2つ)あった場合には、当該詳細情報を元に、どの付加情報に対応するかの判別が容易になる。すなわち、詳細情報の内容から付加情報を詳細に特定することができるので、フォーマット別付加情報データベース208に当該詳細情報を記憶・管理することによって、付加情報をより確実にスキャン前の元の状態に原稿画像へ再現できるようになる。なお、詳細情報は、特にフォーマット別付加情報データベース208に記憶・管理されていなくてもよい。また、文書フォーマットには、必ず図3に示すようなフォーマット別付加情報データベースのような付加情報が付加されているとは限らず、例えば、画像閲覧ソフトAAの場合は、電子著名が含まれず、アクセス権のみ付加されていてもよい。
ファイル構造中の付加情報の位置は、所定のアプリケーションのファイルの何れの場所に付加情報が埋め込まれているのかの付加情報の埋め込み先の位置を示す。すなわち、イメージスキャナ200に含まれるフォーマット別付加情報データベース208に当該付加情報の位置を記憶・管理することによって、イメージスキャナ200で原稿画像から抽出された付加情報をより正確に元の状態で原稿画像に復元できるようになる。なお、埋め込み先が既に決まっている場合には、当該付加情報の位置をフォーマット別付加情報データベース208に記憶・管理する必要はない。
本実施の形態のイメージスキャナ200では、印刷前の文書フォーマットを認識する方法は2つある。一方の文書フォーマットの認識方法は、後段で説明するように、文書フォーマットの内容も付加情報と共に付加情報埋め込み装置等で印刷されており、イメージスキャナ200でスキャン時に埋めこまれた文書フォーマットの内容を認識する方法である。他方の文書フォーマットの認識方法は、ユーザが印刷前の文書フォーマットを指定する方法である。
なお、フォーマット別付加情報データベース208では、付加情報が原稿画像の何処に埋め込まれているのかを正確に判別するために、原稿画像から抽出することができればよいので、少なくとも文書フォーマット、付加情報、およびファイル構造中の付加情報の位置がそれぞれ対応付けられるようにして、記憶・管理されていればよい。また、図1に示すように、付加情報埋め込み装置のプリンタドライバ100にもフォーマット別付加情報データベース108が含まれているが、当該フォーマット別付加情報データベース108には、アプリケーションから送られてきた文書データから付加情報を電子データとして分離するために必要な情報が含まれていればよいので、少なくとも文書フォーマットと付加情報がそれぞれ対応するように記憶・管理されていればよい。
次に、本実施の形態のイメージスキャナに含まれる復元プログラムについて、図面を使用しながら説明する。図4は、本実施の形態の画像処理装置であるイメージスキャナに含まれる復元プログラムのリストの一例を示す図である。
図4に示すように、復元プログラム210のリストには、イメージスキャナごとにそれぞれの対応フォーマットの復元プログラム210が含まれている。また、本実施の形態では、復元プログラム210は、文書フォーマット毎に対応して備わっている。例えば、スキャナAは、文書フォーマットとして画像閲覧ソフトAAと文書作成ソフトBBが対応可能とし、スキャナBは、画像閲覧ソフトAAと文書作成ソフトCCが対応可能とするように、各イメージスキャナは、自己の対応可能な文書フォーマットと復元プログラムだけを保有する。なお、このとき他のイメージスキャナで対応可能な文書フォーマットの情報も記憶してもよい。
このように、文書フォーマットごとに対応する付加情報を復元する復元プログラム210を備えて、付加情報復元部212が復元プログラム210を用いて付加情報分離部206で抽出された付加情報を元の状態に復元するので、イメージスキャナ200は、付加情報をスキャン前の最初の文書フォーマットの状態に戻すために、より確実に元の状態に復元できるようになる。
また、対応可能なフォーマット中に付加情報を変換可能な文書フォーマットがないと付加情報分離部206で検出された際に、他のイメージスキャナで当該スキャン原稿の付加情報の復元に対応可能な場合には、確実に付加情報をスキャン前の状態に復元させるために、他のイメージスキャナで対応可能な旨をスキャン処理設定入力部216に表示するに際して、対応可能なイメージスキャナの検出に図4に示す復元プログラム210のリストが使用される。
次に、本実施の形態の付加情報埋め込み装置で付加情報を埋めこむプリンタドライバの動作について、図面を使用しながら説明する。図5は、本実施の形態における付加情報埋め込み装置で付加情報を埋め込むプリンタドライバの動作フロー図である。なお、図5では、付加情報を埋めこんで印刷装置に送信する動作フローを示す。
まず、付加情報埋め込み装置に含まれるプリンタドライバ100が所定のアプリケーションから文書データを受信する(工程S500)。そのとき、フォーマット解析部104で受信した文書データのアプリケーションのファイルの文書フォーマットを解析する(工程S501)。
その後、フォーマット別付加情報データベース108を参照しながら、付加情報分離部106で文書データが付加情報フィールドのあるフォーマットか否かの判別が実行される(工程S502)。工程S502で付加情報フィールドがあるフォーマットでないと検出されると、印刷画像形成部112で印刷画像の形成が実行され(工程S503)、当該印刷画像データが印刷装置に送信される(工程S504)。
また、工程S502で文書データが付加情報フィールドのあるフォーマットであると判別された場合でも、ユーザが付加情報フィールドの中身の付加情報を設定していない場合には、付加情報を埋め込めず、そのまま印刷画像形成部112で印刷画像の形成が実行され(工程S503)、当該印刷画像データが印刷装置に送信される(工程S504)。
一方、工程S502で付加情報フィールドがあるフォーマットであると検出されると、フォーマット別付加情報データベース108を参照しながら、付加情報分離部106で文書データに埋め込まれている付加情報を電子データとして分離して読み出してから(工程S505)、情報埋め込み画像作成部110で付加情報と文書データのファイルフォーマット情報で埋め込み画像を作成する(工程S506)。その後は、印刷画像形成部112で印刷画像の形成が実行されてから(工程S503)、当該印刷画像データが印刷装置に送信される(工程S504)。
なお、文書データと付加情報がアプリケーションからそれぞれ別々に送られてきた場合には、工程S502において付加情報分離部106で付加情報フィールドがあるフォーマットか否かの判別を実行することなく、そのまま付加情報と文書データのファイルフォーマット情報で埋め込み画像を作成する(工程S506)。その後は、印刷画像形成部112で印刷画像の形成が実行されてから(工程S503)、当該印刷画像データが印刷装置に送信される(工程S504)。
また、工程S506において、原稿画像を読み取るスキャナ側で文書フォーマットの内容に基づいた付加情報の復元が実行できるようにするために、情報埋め込み画像作成部110で付加情報と文書データのファイルフォーマット情報で埋め込み画像を作成するに際して、アプリケーションから送信される文書データに基づいて文書フォーマットの内容を埋め込んで原稿画像となる埋め込み画像を作成してもよい。
次に、本実施の形態のイメージスキャナで付加情報が埋め込まれた原稿画像をスキャンして復元する動作について、図面を使用しながら説明する。図6は、本実施の形態の画像処理装置であるイメージスキャナで付加情報が埋めこまれた原稿画像をスキャンして復元する動作フロー図である。
まず、ユーザが使用する自己のイメージスキャナ200で対応可能なファイルフォーマットである文書フォーマットがスキャン設定入力部216にリスト表示される(工程S600)。この工程S600の際に、イメージスキャナ200において、ユーザがスキャンするファイルフォーマットとなる文書フォーマットを選択する際に使用するスキャン設定入力部216に含まれる画面設定図の一例を図7に示す。
対応可能なファイルフォーマット(文書フォーマット)がスキャン設定入力部216にリスト表示されると、ユーザは、当該リスト表示の中から作成する所望のファイルフォーマット(文書フォーマット)を指定する(工程S601)。例えば、ユーザが使用するスキャナAで対応可能なファイルフォーマットが画像閲覧ソフトAAと文書作成ソフトBBであって、文書作成ソフトBBを使用する場合は、図7に示すように、文書作成ソフトBBの選択ボタンを選んで入力する。
工程S601でファイルフォーマット(文書フォーマット)を指定して入力すると、イメージスキャナ200のスキャン画像形成部204で原稿画像となる紙文書をスキャンする(工程S602)。原稿画像をスキャンした際に、付加情報分離部206でスキャン画像を解析して、読み取った原稿画像の付加情報とファイルフォーマット(文書フォーマット)情報を抽出する(工程S603)。
その後、付加情報分離部206でスキャンした原稿画像から付加情報が抽出されるか否かの判別が実行され(工程S604)、付加情報分離部206で付加情報が抽出されたことを検出すると、抽出された付加情報が指定されたファイルフォーマット(文書フォーマット)の付加情報に変換可能か否かの判別が実行される(工程S607)。当該判別を実行するに際して、付加情報分離部206は、図3に示すようなフォーマット別付加情報データベース208に記憶・管理されている各種情報に基づいて、原稿画像に埋め込まれた付加情報を抽出する。
一方、工程S604において、付加情報分離部206で付加情報が抽出されたことが検出されない場合は、指定されたファイルフォーマット(文書フォーマット)で付加情報復元部212が印刷するためのファイルを作成して(工程S605)、当該付加情報復元部212で作成されたファイルは、通信制御部214を経て、印刷装置に送信される(工程S606)。
また、工程S607において、付加情報分離部206で抽出された付加情報が指定されたフォーマット(文書フォーマット)の付加情報に変換可能と検出されると、付加情報復元部212は、付加情報を復元するための復元プログラム210を用いて、抽出された付加情報を指定されたファイルフォーマット(文書フォーマット)の付加情報に変換して、付加情報を復元する(工程S608)。
その後、指定されたファイルフォーマット(文書フォーマット)で付加情報復元部212が印刷するための原稿画像となるファイルを作成して(工程S605)、付加情報復元部212で作成されたファイルは、通信制御部214を経て、印刷装置に送信される(工程S606)。
一方、工程S607において、付加情報分離部206で抽出された付加情報が指定されたファイルフォーマット(文書フォーマット)の付加情報に変換可能と検出されないと、付加情報分離部206でフォーマット別付加情報データベース208を参照しながら、対応可能なファイルフォーマット中で付加情報を変換可能なファイルフォーマット(文書フォーマット)の有無が判別される(工程S609)。
工程S609において、対応可能なファイルフォーマット中に、付加情報を変換可能なファイルフォーマット(文書フォーマット)があると付加情報分離部206で検出されると、図8に示すように、ユーザが使用しているイメージスキャナ200でスキャンする原稿の付加情報が選択した文書フォーマットに対応していない旨の警告がスキャン処理設定入力部216の画面に表示される。このとき、ユーザが使用しているイメージスキャナ200では、当該文書フォーマットに対応が不可能であるが、他の形式の文書フォーマットには、対応可能な旨が表示される。
他の形式の文書フォーマットには、対応可能な旨がスキャン処理設定入力部216の画面に表示されてから、当該画面のOKボタンを選択して入力すると、付加情報復元部212で復元プログラム210が付加情報を変換可能なフォーマットの付加情報に変換する(工程S610)。その後、付加情報復元部212が当該変換可能な文書フォーマットでファイルを作成して(工程S611)、この作成されたファイルが通信制御部214を経て、印刷装置に送信される(工程S606)。
一方、工程S609において、対応可能なフォーマット中に付加情報を変換可能な文書フォーマットがないと付加情報分離部206で検出されると、ファイルの作成が中止されて(工程S612)、イメージスキャナ200でのスキャン動作が終了する。
なお、工程S609において、対応可能なファイルフォーマット中に付加情報を変換可能なファイルフォーマット(文書フォーマット)がないと付加情報分離部206で検出された際には、図9に示すように、ユーザが使用しているイメージスキャナ200では、スキャン原稿の付加情報を復元できない旨の警告がスキャン処理設定入力部216の画面に表示される。このとき、他のイメージスキャナ200で当該スキャン原稿の付加情報の復元に対応可能である場合には、ユーザが確実に所望の付加情報をスキャン前の状態に復元させるために、図9に示すように、他のイメージスキャナで対応可能な旨が表示され、当該他のイメージスキャナのIPアドレス等の接続先が表示される。なお、このとき対応可能なイメージスキャナを表示するに際しては、図4に示す復元プログラム210のリストを参照した上で当該対応可能なイメージスキャナを表示する。
以上、説明したように、本実施の態様のイメージスキャナ200によれば、スキャン後に抽出された付加情報を印刷前の文書フォーマットの内容に基づいて、印刷前の文書フォーマットに再現できるようになる。換言すると、文書フォーマットに合わせて一義的に付加情報の復元が可能となる。このため、付加情報埋め込み装置で一旦紙文書になって効力を失った付加情報をスキャン前の状態に復元することができる。特に、原稿画像に埋め込まれた付加情報がアクセス権や著作権情報であった場合には、当該原稿画像のセキュリティが保たれる。
なお、図6に示す本実施の形態のイメージスキャナ200による原稿画像の読み取り動作方法をコンピュータに実現させるためのプログラムをイメージスキャナ200の不図示のフラッシュメモリやROM等の記憶手段に事前にインストールすることによって、その文書フォーマットを電子化する際には、原稿画像に埋め込まれたデータを読み取って、電子化するのにイメージスキャナが対応可能なファイルフォーマットに従った付加情報に変換し、文書フォーマットに対応するように再現することができるようになる。このため、一旦、紙文書になって効力を失った付加情報が復元可能となり、特に、付加情報がアクセス権や著作権情報であった場合には、原稿画像のセキュリティが保たれる。
また、本実施の形態では、図5に示す本実施の形態の付加情報埋め込み装置100による原稿画像に付加情報を埋め込む動作方法をコンピュータに実現させるためのプログラムや、図6に示す本実施の形態のイメージスキャナ200による原稿画像の読み取り動作方法をコンピュータに実現させるためのプログラムをそれぞれ付加情報埋め込み装置100やイメージスキャナ200の不図示のフラッシュメモリやROM等の記憶手段に事前にインストールする。このため、これら付加情報埋め込み装置100およびイメージスキャナ200を含む画像処理システムでは、原稿画像の文書フォーマットを電子化する際には、原稿画像に埋め込まれた付加情報を読み取って、電子化するのにイメージスキャナ200が対応可能なファイルフォーマットに従った付加情報に変換し、文書フォーマットに対応するように再現できるようになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の第1の実施の形態では、イメージスキャナが複合機に含まれている場合を挙げたが、イメージスキャナは、電子的に認識可能な付加情報が埋め込まれた原稿画像を複写することができる装置であれば、複合機のみならず、複写機能付き録画装置、複写機能付き撮像装置および複写機能付き通信装置等に適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態における画像処理システムに備わる付加情報埋め込み装置に含まれるプリンタドライバの構成を説明するためのブロック図である。 同実施の形態における画像処理装置となるイメージスキャナの構成を説明するためのブロック図である。 同実施の形態のイメージスキャナに含まれるフォーマット別付加情報データベースの一例を示す図である。 同実施の形態のイメージスキャナに含まれる復元プログラムの一例を示す図である。 同実施の形態における付加情報埋め込み装置で付加情報を埋めこむプリンタドライバの動作フローである。 同実施の形態におけるイメージスキャナで付加情報が埋めこまれた原稿画像をスキャンして復元する動作フロー図である。 同実施の形態におけるイメージスキャナでユーザがスキャンする文書フォーマットを選択する際に使用する画面設定図の一例を示す図である。 同実施の形態のイメージスキャナで、スキャンする原稿の付加情報がユーザにより選択した文書フォーマットに対応していない場合に警告する画面の一例を示す図である。 同実施の形態のイメージスキャナで、利用スキャナではスキャン原稿の付加情報を復元できないことを警告する画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 プリンタドライバ
106 付加情報抽出手段(付加情報分離部)
108 付加情報管理手段(フォーマット別付加情報データベース)
110 情報埋め込み画像作成部
112 原稿画像形成手段(印刷画像形成部)
200 画像処理装置(イメージスキャナ)
204 画像読取手段(スキャン画像形成部)
206 付加情報分離手段(付加情報分離部)
208 付加情報管理手段(フォーマット別付加情報データベース)
210 復元プログラム
212 付加情報復元手段(付加情報復元部)
216 文書フォーマット情報入力手段(スキャン処理設定入力部)

Claims (11)

  1. 原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取手段を備える画像処理装置であって、
    前記画像読取手段で読み取られた原稿画像から該原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を抽出する付加情報分離手段と、
    前記原稿画像の文書フォーマットの内容に基づいて、前記付加情報分離手段で抽出された付加情報を前記原稿画像に復元してから出力する付加情報復元手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記付加情報分離手段で前記原稿画像を特定するために埋め込まれた付加情報を抽出する際に、前記画像読取手段で読み取られた前記原稿画像の前記文書フォーマットの内容を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記文書フォーマットと該文書フォーマットに対応する付加情報とを記憶して管理する付加情報管理手段をさらに備え、
    前記付加情報分離手段は、前記付加情報管理手段から取得した前記付加情報に関する各種情報に基づいて前記付加情報を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記文書フォーマットごとに対応する前記付加情報を復元する復元プログラムがさらに備わり、
    前記付加情報復元手段は、前記復元プログラムを用いて前記付加情報分離手段で抽出された付加情報を復元することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記文書フォーマットの内容を入力する文書フォーマット情報入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記文書フォーマット情報入力手段で入力された文書フォーマットの内容が前記付加情報分離手段で抽出された付加情報に対応可能であるか否かについて、前記付加情報管理手段から取得した前記付加情報に関する各種情報に基づいて判別することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記付加情報管理手段は、他の画像処理装置で復元可能な文書フォーマットと、該文書フォーマットに対応する付加情報に関する各種情報を記憶してから管理し、
    前記付加情報分離手段で抽出された付加情報が前記付加情報復元手段で復元できないと判別された場合に、前記他の画像処理装置に備わる付加情報復元手段で前記付加情報を復元可能なときは、前記他の画像処理装置が前記付加情報を復元可能な旨を表示する機能をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 所定のアプリケーションから送信された文書データに付加情報を埋め込んで原稿画像を形成する付加情報埋め込み装置と、該原稿画像を読み取って画像データに変換する画像読取手段を備える画像処理装置とを含む画像処理システムであって、
    前記画像処理装置として、請求項1〜7の何れか1項に記載の画像処理装置が使用され、
    前記付加情報埋め込み装置は、
    前記文書データの文書フォーマットに対応する付加情報を抽出する付加情報抽出手段と、
    抽出された付加情報を前記文書データに埋めこんで原稿画像を形成する原稿画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  9. 前記原稿画像形成手段では、前記アプリケーションから送信される前記文書データに基づいて前記文書フォーマットの内容を埋め込んで前記原稿画像を形成することを特徴とする請求項8に記載の画像処理システム。
  10. 請求項1〜7の何れか1項に記載の画像処理装置の機能をコンピュータに実現させるための画像処理プログラム。
  11. 請求項8または9に記載の画像処理システムの機能をコンピュータに実現させるための画像処理プログラム。
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