JPH10200743A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

Info

Publication number
JPH10200743A
JPH10200743A JP9017355A JP1735597A JPH10200743A JP H10200743 A JPH10200743 A JP H10200743A JP 9017355 A JP9017355 A JP 9017355A JP 1735597 A JP1735597 A JP 1735597A JP H10200743 A JPH10200743 A JP H10200743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
line
screen
additional information
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9017355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3617230B2 (ja
Inventor
Masayuki Kurahashi
政之 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP01735597A priority Critical patent/JP3617230B2/ja
Publication of JPH10200743A publication Critical patent/JPH10200743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3617230B2 publication Critical patent/JP3617230B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙文書に対して、人間が読む文書画像に影響
を与えることなく、機械が利用する付加情報を埋め込
む。 【解決手段】 基本的には、文書入力手段1から入力さ
れた文書画像を、画像出力手段3が出力すべき文書画像
の濃度によりスクリーン線の幅を変更する万線スクリー
ンを用いて描画する。そして、文書入力手段1から入力
された付加情報を文書画像に埋め込む場合には、画像出
力手段3により文書画像を描画する際に、出力画像生成
手段2が万線スクリーンの線幅方向の帯状部分について
付加情報に応じてスクリーン線の描画位置を万線スクリ
ーンの線幅方向に設定するとともに、当該帯状部分と所
定の関係を有する他の帯状部分について前記付加情報を
設定した範囲の始点と終点とに対応する位置のスクリー
ン線の描画位置を万線スクリーンの線幅方向に設定し、
画像出力手段3が前記位置設定手段による設定に従っ
て、万線スクリーンを用いて文書画像を描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、図形、線等
の要素を含む文書画像に情報を付加して出力する文書処
理装置、及び、情報が付加された文書画像から情報を抽
出して出力する文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(Local Area Network)、WAN
(Wide Area Network)、Internet等といったネットワ
ークを介してのデジタル情報の交換が盛んになってお
り、文書を電子文書として流通させることが頻繁に行わ
れている。一方、従来から使用されている紙や、その他
類する出力媒体(以下、総称して紙という。)も、可搬
性、書き込みの容易さ、コスト等といった点からメディ
アとしての重要性は失われておらず、ユーザが文書を電
子文書の形で入手した場合にあっても、電子文書を紙文
書として出力して利用することも多い。
【0003】ここで、前記出力した紙文書を元の電子文
書に復元するといったことが切望されているが、電子文
書を紙文書として出力した時点で、電子文書の保持して
いる文書の論理構造やコード情報等といった情報が失わ
れてしまい、復元するには文字認識や図形認識等といっ
た高度な認識技術が必要となっている。しかしながら、
現在の技術では、認識することができなかったり、誤っ
た認識をしてしまう等といった事態が発生してしまうこ
ととなり、完全な復元をするにはほど遠い状況となって
いる。
【0004】また、電子文書自体も進化しており、Hype
rtext、構造化文書等といった電子文書のように、目に
見える形以外の情報を持つものも現れており、このよう
な電子文書においては、紙文書として出力した場合に重
要な情報が失われているといった状況が生じてしまう。
例えば、Hypertextはノードとリンクといった構成から
成り、文書の内容をノード単位に記述し、リンクによっ
てノード間の関係を記述することができるものである
が、リンク情報は人間の目に見える形で通常は表示され
ていないため、紙文書として出力した場合には、当該リ
ンク情報が出力されることはなく、リンク情報が失われ
てしまうこととなる。
【0005】また、電子文書に対しては、秘密情報の漏
洩を防ぐためにデータの暗号やデータの改竄を防ぐため
の電子署名等が付与されることがあるが、これら情報は
人間には意味のないデジタル情報であるので、通常では
表示されることはなく、紙文書として出力した場合には
当該情報は出力されずに失われてしまうこととなる。
【0006】上記した状況に対して、特開平1-197878号
公報(以下、文献1という。)に記載された発明や、特
開平6-342426号公報(以下、文献2という。)に記載さ
れた発明では、元の電子文書の内容を正確に復元する、
或いは、通常では紙文書において表現されることのなか
ったデジタル情報を表現する目的で、バーコードや、情
報量を大きくした二次元バーコード等を紙文書に出力す
ることにより、紙文書上にデジタルデータを表現するこ
とが行われている。
【0007】しかしながら、これら文献1及び文献2に
記載された発明では、バーコードの表示領域を必要と
し、人間に意味のないパターンを紙文書に出力しなけれ
ばならないために、紙文書のデザインを損ねてしまうと
いった問題や、秘密情報の所在が明示されてしまい、解
読や改竄の原因となってしまうといった問題が生じてい
た。
【0008】これら問題に対して、特開平1-306958号公
報(以下、文献3という。)には、人間が可読な従来の
情報表現と、人間が目視困難で且つ機械が可読な情報表
現とを共存させることにより、文書の体裁に影響を与え
ることなく、デジタル情報を埋め込む発明が開示されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た文献3に記載された発明では、人間による目視が困難
な物質や磁気を利用したものであり、従来のプリンタ等
といった装置を使って実現することが困難であった。ま
た、文献3に記載された発明にはプリンタ等といった装
置によって実現可能である発明も記載されてはいるが、
比較的濃度の濃淡が均一なコードによって文字を描画す
るというものであり、文字の濃淡が制限されるといった
ことや、文字の品質が劣化するといった問題があった。
【0010】本発明は上記した従来の事情に鑑みてなさ
れたもので、人間が読む文書画像に影響を与えることな
く、機械が利用する付加情報を埋め込んだ紙文書を出力
することのできる文書処理装置を提供することを目的と
している。また、本発明は、付加情報が埋め込まれた紙
文書から、付加情報を取り出して出力することのできる
文書処理装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は紙文書において人間が読む文書画像を
構成している画素に着目してなされたもので、当該画素
の描画位置によって機械が利用する付加情報を表現す
る。なお、上記した画素とは、プリンタ、複写機、ファ
クシミリ、印刷における版生成装置等といった出力装置
が描画できる最小単位である。
【0012】本発明に係る文書処理装置は、万線スクリ
ーンにより文書画像を描画する文書処理装置において、
文書画像を入力する文書画像入力手段と、前記文書画像
に付加すべき付加情報を入力する情報入力手段と、出力
すべき文書画像の濃度によりスクリーン線の幅を変更す
る万線スクリーンを用いて文書画像を描画する画像描画
手段と、画像描画手段により文書画像を描画する際に、
万線スクリーンの線幅方向の帯状部分について付加情報
に応じてスクリーン線の描画位置を万線スクリーンの線
幅方向に設定するとともに、当該帯状部分と所定の関係
を有する他の帯状部分について前記付加情報を設定した
範囲の始点と終点とに対応する位置のスクリーン線の描
画位置を万線スクリーンの線幅方向に設定する位置設定
手段と、前記位置設定手段による設定に従って、万線ス
クリーンを用いて前記画像描画手段により文書画像を描
画させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】ここで、スクリーン線は、単一の画素であ
ってもよく、複数の画素であってもよい。また、帯状部
分とは、スクリーン線を万線スクリーンの線幅方向に集
めた部分をいう。そして、付加情報を設定する範囲を表
す帯状部分のスクリーン線と、付加情報を設定する帯状
部分のスクリーン線とを、異なる画素数としてもよい。
また、帯状部分と所定の関係を有する他の帯状部分と
は、当該帯状部分を特定することのできる他の帯状部分
のことをいい、例えば、当該帯状部分と隣接している他
の帯状部分のことをいう。
【0014】上記した文書処理装置では、基本的には、
文書画像入力手段から入力された文書画像を、画像描画
手段が出力すべき文書画像の濃度によりスクリーン線の
幅を変更する万線スクリーンを用いて描画する。そし
て、情報入力手段から入力された付加情報を文書画像に
埋め込む場合には、画像描画手段により文書画像を描画
する際に、位置設定手段が万線スクリーンの線幅方向の
帯状部分について付加情報に応じてスクリーン線の描画
位置を万線スクリーンの線幅方向に設定するとともに、
当該帯状部分と所定の関係を有する他の帯状部分につい
て前記付加情報を設定した範囲の始点と終点とに対応す
る位置のスクリーン線の描画位置を万線スクリーンの線
幅方向に設定し、制御手段が前記位置設定手段による設
定に従って、万線スクリーンを用いて画像描画手段によ
り文書画像を描画させる。
【0015】また、本発明に係る文書処理装置は、万線
スクリーンによって描画された文書画像から当該文書画
像に付加された付加情報を抽出して出力する文書処理装
置であって、前記文書画像は、万線スクリーンの線幅方
向の帯状部分について付加情報に応じてスクリーン線の
描画位置が万線スクリーンの線幅方向に変更されて描画
がされているとともに、当該帯状部分と所定の関係を有
する帯状部分について前記付加情報が設定された範囲の
始点と終点とに対応する位置のスクリーン線の描画位置
が万線スクリーンの線幅方向に変更されて描画されてお
り、前記文書画像を走査してスクリーン線の幅方向への
変位を検出する走査手段と、変位が検出された帯状部分
から付加情報が設定されている範囲を示す始点と終点と
を特定する範囲特定手段と、前記帯状部分と所定の関係
を有する帯状部分の付加情報の設定範囲からスクリーン
線の変位状態を検出する付加情報検出手段と、検出され
た変位状態に基づいて文書画像中に付加された情報を出
力する付加情報出力手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0016】上記した本発明に係る文書処理装置では、
万線スクリーンの線幅方向の帯状部分について付加情報
に応じてスクリーン線の描画位置が万線スクリーンの線
幅方向に変更されて描画がされているとともに、当該帯
状部分と所定の関係を有する帯状部分について前記付加
情報が設定された範囲の始点と終点とに対応する位置の
スクリーン線の描画位置が万線スクリーンの線幅方向に
変更されて描画された文書画像を、走査手段が走査して
スクリーン線の線幅方向への変位を検出し、範囲特定手
段が検出された変位を含む帯状部分から付加情報の設定
範囲を示す始点と終点とを特定し、付加情報検出手段が
前記帯状部分と所定の関係を有する帯状部分の付加情報
の設定範囲からスクリーン線の変位状態を検出し、付加
情報出力手段が検出された変位状態に基づいて文書画像
中に付加された情報を出力する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る文書処理装置の第1
実施例として、文書画像に情報を付加して出力する文書
処理装置を図1を参照して説明する。この文書処理装置
は、文書画像及び当該文書画像に付加する付加情報を入
力する文書入力手段1と、文書画像に付加情報を付加す
る出力画像生成手段2と、付加情報が付加された文書画
像を紙文書として出力する画像出力手段3とを備えてい
る。
【0018】文書入力手段1は、文書画像を入力する文
書画像入力手段と、文書画像に付加すべき付加情報を入
力する情報入力手段とを有している。文書画像入力手段
は、ワードプロセッサ等といった文書作成装置等によっ
て作成された文書画像を入力する。なお、当該文書画像
中の文字、図形等といった構成要素には、当該構成要素
の大きさ、形態といった属性を表す属性情報が対応付け
られており、例えば、図2(a)に示す構成要素を表す
識別情報を保持する要素識別タグと、当該構成要素に関
する属性情報と、を有したデータによって実現されてい
る。情報入力手段は、文書画像の構成要素に付加すべき
情報を入力し、当該情報を構成要素に対応付ける。例え
ば、構成要素と属性情報とを対応付けたデータに対し
て、図2(b)に示すように更に、当該構成要素に付加
情報を追加したデータを構成することによって構成要素
と付加情報とを対応付ける。
【0019】上記した文書入力手段1による付加情報の
入力方法の一例を図3を参照して説明する。なお、図3
はディスプレイ装置の表示内容を示している。文字画像
入力手段が文書画像を入力した場合にディスプレイ装置
に文字画像ウインドウAを出力し、当該文字画像ウイン
ドウ中の構成要素Yをユーザに選択させ、選択された構
成要素Yの属性情報を属性ウインドウBとして出力す
る。なお、この属性ウインドウBには当該構成要素に付
加する情報を指定する”埋め込み情報”領域が含まれて
いる。そして、当該”埋め込み情報”領域に対してユー
ザに付加する情報を指定させ、当該指定された付加情報
を情報入力手段が入力として受け付ける。なお、図形や
グラフなどの構成要素に対しても上記同様に付加情報を
入力することができる。
【0020】出力画像生成手段2は、予め設定された出
力装置の出力解像度に基づいて文書画像をラスタ画像に
展開し、ラスタ画像を構成する各画素(ピクセル)の濃
度情報(以下、ピクセルデータという。)に対して、当
該ピクセルを含む構成要素を表す識別情報を付加し、第
1ラスタ画像データを作成する。なお、同一構成要素に
含まれるピクセルが主走査方向に連続している場合に
は、図2(c)に示すように、連続するピクセルデータ
をまとめたデータ構造とする。
【0021】また、出力画像生成手段2は、前記第1ラ
スタ画像データ中の各ピクセルデータに対して該当する
ピクセルを変調するか否かを表す変調フラグを付加して
図2(d)に示すデータ構造とすることにより第2ラス
タ画像データを作成し、入力された付加情報に対応付け
られた識別情報に基づいて、当該付加情報に対応付けら
れている構成要素を構成するピクセル群を第1ラスタ画
像データから検出し、検出したピクセル群の中で所定の
濃度を有するピクセル群を検出する。
【0022】ここで、変調とは、ピクセルPを描画する
位置を、通常描画される図4(a)に示す万線スクリー
ン幅内における主走査方向の最前部とは異なった位置、
例えば、図4(b)に示す万線スクリーン幅内における
主走査方向の最後部の位置にすることを意味している。
なお、当該変調がされていることを人間の肉眼で認識す
ることは不可能である。また、所定の濃度とは、紙文書
として出力された文書画像からピクセルが変調されたか
否かを検出できる濃度を意味し、濃度が小さすぎても、
大きすぎても適切でなく、ピクセルを変調して文書画像
を出力する側の装置の出力解像度と、当該出力された文
書画像を入力する側の装置の解像度とに依存する。例え
ば、200dpiのプリンタによって文書画像を出力し、光学
解像度600dpiのスキャナで前記文書画像を入力する場合
においては、20〜80%の濃度が好ましい。
【0023】また、出力画像生成手段2は、前記入力さ
れた付加情報に基づいて、例えば、以下に示すように前
記ピクセル群のピクセルに対応する変調フラグを設定す
る。すなわち、図5に示す変調パターンとなるように、
スクリーン線(例えば、副走査方向の2つのピクセルを
まとめた単位)を主走査方向に集めた第1帯状部分4に
おいては、付加情報と、当該付加情報を対応付けた構成
要素の識別情報と、シーケンス番号と、を有する図2
(e)に示す埋め込みデータ中のそれぞれのデジタルデ
ータに対して一本のスクリーン線を対応させ、デジタル
データが”1”の場合にはスクリーン線をスクリーン幅
内の後方位置、すなわち、変調を行った場合のスクリー
ン線の描画位置に設定する一方、デジタルデータが”
0”の場合にはスクリーン線をスクリーン幅内の前方位
置、すなわち、変調を行なわない場合のスクリーン線の
描画位置に設定し、当該設定に従って変調フラグを設定
する。
【0024】なお、主走査方向に隣り合う2つのスクリ
ーン線を同時に埋め込みデータの埋め込み対象としない
場合には、隣り合う2つのスクリーン線が同時に変調さ
れることがない。このために、紙文書として出力された
文書画像から埋め込み対象のスクリーン線が変調されて
いるか否かを、隣り合うスクリーン線との関係、例え
ば、隣り合うスクリーン線が接しているか否かといった
関係から容易に認識することができる。また、上記のよ
うに文書画像に埋め込むデータとして付加情報だけな
く、当該付加情報が対応付けられた構成要素の識別番号
及びシーケンス番号も設定しており、例えば、一つの帯
状部分に付加情報を設定しきれない場合には、複数の帯
状部分に分散させて設定を行っても支障なく付加情報を
把握することができる。すなわち、同一の構成要素に対
応付けられた付加情報は、同一の識別番号が対応付ける
ことができ、更にシーケンス番号によって付加情報中の
順番を設定しておくことができるので、付加情報を復元
することができる。
【0025】一方、前記した第1帯状部分4に隣接する
第2帯状部分5においては、前記埋め込みデータが埋め
込まれた範囲(以下、セグメントという。)の開始位置
と終了位置とに対応する位置のスクリーン線をスクリー
ン幅内の後方位置、すなわち、変調を行った場合のスク
リーン線の描画位置に設定し、当該設定に従って変調フ
ラグを設定する。なお、スクリーン線としてより多くの
ピクセルを用いることによって、スキャナ等といった画
像入力装置によって紙文書を読み込む際に、紙文書の傾
きに対する補正をより効果的に行うことができる。
【0026】画像出力手段3は、出力画像生成手段2に
よって変調フラグが設定された第2ラスタ画像データを
受け取り、当該第2ラスタ画像データに基づいて文書画
像を紙文書として出力する。この画像出力手段3は、図
6に示す電子写真方式によるプリンタによって実現され
ており、このプリンタには、情報分割器6、D/A変換
器7、三角波発振器8、選択回路9、比較器10、レー
ザ駆動系11が備えられている。
【0027】情報分割器6は、第2ラスタ画像データを
ピクセルデータと変調フラグとに分割し、ピクセルデー
タをD/A変換器7に渡す一方、変調フラグを選択回路
9に渡す。D/A変換器7は情報分割器6から受け取っ
たピクセルデータをアナログ電圧情報に変換し、これを
比較器10の一方の入力端子に出力する。三角波発振器
8は、出力するピクセルの描画位置を万線スクリーンの
幅方向(主走査方向ともいう。)に変更するための三角
波を発生し、具体的には、例えば同図中に示すような頂
点の位置が異なる2種類の三角波12、13を発生す
る。なお、三角波12、13の1単位の幅は万線スクリ
ーンの幅の1単位に相当する。
【0028】選択回路9は、情報分割器6から受け取っ
た変調フラグに基づいて、三角波発振器8によって発生
された三角波12、13のいずれか一つを選択し、これ
を比較器10の他方の入力端子に出力する。例えば、変
調フラグが変調を行わない設定がされている場合には三
角波12を選択する一方、変調を行う設定がされている
場合には三角波13を選択して出力する。
【0029】比較器10は、ピクセルデータのアナログ
電圧と三角波のレベル(アナログ電圧)とを比較して、
三角波のレベルがピクセルデータのアナログ電圧より大
きい時に“H”(すなわち、レーザをON)、小さい時
に“L”(すなわち、レーザをOFF)を出力する。し
たがって、三角波12が選択されているときは最も遅い
タイミングで、三角波13が選択されているときは最も
早いタイミングで“H”レベルがレーザ駆動系11に入
力される。
【0030】レーザ駆動系11は、万線スクリーンを用
いて出力ピクセルを描画する手段であり、レーザONの
指令に応じて紙に出力するピクセルを走査しながら描画
する。したがって、三角波12が選択されているときに
は出力ピクセルは万線スクリーン幅内における主走査方
向の最も後方部14に描画され、三角波13が選択され
ているときには出力ピクセルは万線スクリーン幅内にお
ける主走査方向の最も前方部15に描画される。なお、
出力ピクセルの幅は濃度が高いほど広く出力される。
【0031】すなわち、上記構成の電子写真方式プリン
タによれば、第2ピクセル画像デーは情報分割器6でピ
クセルデータと変調フラグとに分割され、ピクセルデー
タはD/A変換器7でアナログ電圧に変換されて比較器
10に入力され、また、三角波発振器8で発生された三
角波12、13のいずれか一つが、変調フラグに応じて
選択回路9で選択されて比較器10に入力される。そし
て、比較器10は選択された三角波の形状に基づいたタ
イミングでレーザ駆動系11を制御し、万線スクリーン
の幅内において当該幅方向に変位した位置に出力ピクセ
ルを描画させる。
【0032】次に、上記した第一実施例に係る文書処理
装置の動作を図面を参照して説明する。まず、文書入力
手段1によって、文書画像が入力されるとともに、当該
文書画像に付加すべき付加情報が入力された場合に、付
加情報が付加された文書画像を紙文書として出力する動
作を図7を参照して大まかに説明する。出力画像生成手
段2が入力された文書画像からラスタ画像を生成する際
にラスタ画像を構成するピクセルのピクセルデータに対
して、当該ピクセルを含んでいる構成要素を識別するた
めの要素識別タグをつけた第1ラスタ画像データを生成
し(ステップS1)、更に、生成した第1ラスタ画像デ
ータ中のピクセルデータに対して変調フラグを付加した
第2ラスタ画像データを生成するとともに、入力された
付加情報に応じて前記変調フラグを設定する以下に示す
出力画像生成処理を行い(ステップS2)、画像出力手
段3が第2ラスタ画像データに基づいて、文書画像を紙
文書として出力する(ステップS3)。
【0033】出力画像生成手段2による出力画像生成処
理を図8を参照して詳細に説明する。まず、予め設定さ
れているスクリーン線の副走査方向の長さ(変調長)と
変調した場合に変調を検出することのできるピクセルの
濃度条件とを把握し(ステップS4)、第1ラスタ画像
データ中のピクセルデータに基づいて第2ラスタ画像デ
ータを作成する(ステップS5)。
【0034】そして、文書入力手段1によって入力され
た付加情報に対して以下に示す変調フラグ設定処理を行
ったか否かを検出し(ステップS6)、行っていない付
加情報に対しては以下の処理を行う。すなわち、当該付
加情報に対応付けられた構成要素の識別情報と同一の識
別情報を有するピクセル群であって、変調フラグが設定
されていないピクセル群を第1ラスタ画像データから主
走査方向に検出する(ステップS7)。なお、検出でき
なかった場合には、付加情報を埋め込むことができない
ので、ユーザにエラーを通知する(ステップS8、S
9)。
【0035】次いで、検出したピクセル群に付加情報が
埋め込めるか否かを検出する(ステップS8、S1
0)。ここでは、検出されたピクセル群の濃度が前記把
握した濃度条件を満たすか否か、図5に示す形式の変調
パターンにより変調長の2倍の長さを確保でき、要素識
別タグとシーケンス番号と付加情報の一部とが埋め込め
る幅が確報できるか否かが判断される。埋め込めること
が検出された場合には、第2ラスタ画像データの該当す
るピクセルの変調フラグに対して付加情報に従った変調
パターンを実現する設定を行う(ステップS11)一
方、埋め込めない場合には、前記ピクセル群に対応する
変調フラグを無変調に設定し(ステップS12)、他の
埋め込めるピクセル群を検出する(ステップS7〜S1
0)。
【0036】そして、埋め込むことはできたが、付加情
報全部を埋め込むことができなかった場合には、付加情
報の残りを埋め込む際の埋め込みデータ中のシーケンス
番号に1を加算し(ステップS13、S14)、上記し
た処理(ステップS7〜S14)を繰り返し行う。この
結果、一の付加情報を全て埋め込んだ場合には、他の付
加情報について同様に処理(ステップS6〜S14)を
行い、全ての付加情報を埋め込んだ場合には、変調フラ
グが設定されていない第2ラスタ画像データ中の変調フ
ラグを無変調にセットし、当該第2ラスタ画像データを
画像出力手段3に渡す(ステップS15)。
【0037】そして、上記した第2ラスタ画像データを
受け取った画像出力手段3では、図5に示すような変調
パターンを有する文書画像を紙文書として出力する。し
たがって、人間が読む文書画像に影響を与えることな
く、付加情報を埋め込んだ紙文書を出力することができ
る。
【0038】次に、本発明に係る文書処理装置の第二実
施例として、上記した第1実施例に係る文書処理装置に
よって出力された紙文書から情報を抽出して出力する文
書処理装置の一例を図9を参照して説明する。この文書
処理装置は、付加情報が付加された文書画像を紙文書か
ら入力するイメージ入力手段21と、入力した文書画像
から付加情報を抽出する付加情報認識手段22と、抽出
した付加情報を出力する文書出力手段23とを備えてい
る。
【0039】イメージ入力手段21は、従来から知られ
ているイメージスキャナ等といった装置によって実現さ
れており、紙文書として出力された文書画像を走査する
ことにより文書画像中のピクセルの位置を把握し、文書
画像をラスタ画像データとして取り込む。
【0040】付加情報認識手段22は、イメージ入力手
段21が把握したピクセルの位置からスクリーン幅及び
スクリーン線の変調長を把握する。スクリーン幅は、一
のピクセルの描画開始位置と次のピクセルの描画開始位
置との間隔から得ることができる。なお、前記各ピクセ
ルは、変調が行われていないことが条件であり、本実施
例では、文書画像中の最初に走査される部分については
変調を行っておらず前記スクリーン幅を把握することが
できる。また、スクリーン線の変調長は、前記スクリー
ン幅とピクセルの位置とに基づいて、変調されているピ
クセルを検出し、当該ピクセルの同一副走査方向に連続
する変調されたピクセルを検出することによって把握す
ることができる。また、付加情報認識手段22は変調さ
れているスクリーン線を検出し、セグメントの開始位置
及び終了位置を特定する。例えば、第1実施例の文書作
成装置によって出力された文書画像においては、走査し
ている際に、一番初め又はセグメントが終了した後に初
めに変調が検出されるスクリーン線がセグメントの開始
位置を表すスクリーン線であり、開始位置を表すスクリ
ーン線の次に変調が検出されるスクリーン線がセグメン
トの終了位置を表すスクリーン線である。
【0041】また、付加情報認識手段22は、検出され
たセグメントの開始位置及び終了位置を表すスクリーン
線を結んだ直線と、イメージ入力手段21が走査した方
向とのなす角に基づいて、セグメント部分のラスタ画像
データ読み込み時の走査方向の補正(所謂、スキュー補
正)を行う。また、付加情報認識手段22は、スクリー
ン線の変調長と、スクリーン幅と、セグメントの開始位
置を表すスクリーン線とに基づいて、セグメントを把握
し、更に、セグメント中の情報を埋め込まれる対象のス
クリーン線が変調されているか否かを検出することによ
って、セグメント中に埋め込まれたデータ(図2(d)
に示す形式のデータ)を検出する。
【0042】文書出力手段23は、付加情報認識手段2
2によって検出されたセグメント毎に得られたデータを
同一識別情報毎にまとめ、更に、シーケンス番号に従っ
て並び替えて元の付加情報を復元し、当該付加情報を前
記セグメントが埋め込まれていた領域と対応させて出力
する。
【0043】次に、上記した第2実施例に係る文書処理
装置の動作を図10を参照して説明する。まず、イメー
ジ入力手段21が付加情報を含んだ紙文書を走査するこ
とにより、ラスタ画像データを取り込み(ステップS2
1)、付加情報認識手段22が取り込まれたラスタ画像
データに基づいてピクセルが変調されているか否かを検
出することによって、セグメントの開始位置及び終了位
置を表すスクリーン線を特定し、セグメントを検出する
(ステップS22、S23)。なお、セグメントを検出
できない場合には、イメージ入力手段21が順次ラスタ
画像データを取り込む(ステップS21)。
【0044】そして、セグメントを検出した場合には、
セグメントの開始位置及び終了位置を表すスクリーン線
同士を結ぶ直線と、イメージ入力手段21による走査方
向とのなす角を算出し、算出結果に基づいてイメージ入
力手段21による走査方向のスキュー補正を行い、紙文
書自体の傾きによるラスタ画像データへの影響を補正す
る(ステップS24)。
【0045】次いで、イメージ入力手段21がスキュー
補正された走査方向で前記検出されたセグメント部分の
ラスタ画像データを取り込み(ステップS25)、取り
込んだラスタ画像データから付加情報認識手段22が以
下に示す埋め込み情報抽出処理を行い(ステップS2
6)、文書画像中のセグメントの領域を表す情報と、セ
グメントに埋め込まれていたデータとを記憶装置(図示
せず)に保存する(ステップS27)。
【0046】そして、上記したセグメントに後続するラ
スタ画像データについても上記した処理(ステップS2
1〜S27)を行い、全てのラスタ画像データに対して
上記した処理を終了した場合には、以下に示す埋め込み
情報出力処理を行う(ステップS22、S28)。
【0047】次に、埋め込み情報抽出処理を図11を参
照して説明する。まず、付加情報認識手段22は、イメ
ージ入力手段21が把握したピクセルの位置に基づい
て、文書画像のスクリーン幅及びスクリーン線の変調長
を検出する(ステップS29)。そして、セグメントの
開始を表すスクリーン線の位置と、スクリーン線変調長
と、スクリーン幅とによって、セグメント中の埋め込み
データの埋め込み対象となるスクリーン線が変調されな
い場合に存在する位置(以下、変調位置という。)を特
定する(ステップS30)。次いで、当該変調位置にス
クリーン線が存在するか否かを検出する(ステップS3
1)。
【0048】そして、スクリーン線が存在する場合に
は、変調されていないことを意味するので、”0”が埋
め込まれていることとなり、ビット”0”を埋め込まれ
たデータの一部として把握する(ステップS32)一
方、存在しない場合には、変調されていることを意味す
るので、”1”が埋め込まれていることとなり、ビッ
ト”1”を埋め込まれたデータの一部として把握する
(ステップS33)。上記した処理(ステップS30〜
S34)をセグメント中の全ての変調位置に対して行
い、当該セグメントに埋め込まれた埋め込みデータを把
握することができる。
【0049】次に、埋め込み情報出力処理を図12を参
照して説明する。まず、文書出力手段23が、記憶装置
からセグメントに埋め込まれていた埋め込みデータと、
当該セグメントの領域情報とを読み出し(ステップS3
5)、同一の構成要素に対応付けられている埋め込みデ
ータ毎、すなわち、同一の識別情報を含んでいる埋め込
みデータ毎に集合にまとめて分類し(ステップS3
6)、更に、前記集合中の埋め込みデータを各データ中
のシーケンス番号順に並ぶ換えて元の付加情報を復元す
る(ステップS37)。そして、前記同一集合にまとめ
られた各埋め込みデータが埋め込まれていたセグメント
の領域情報に基づいて、前記セグメントを囲む最小の矩
形領域を算出し(ステップS38)、前記復元された付
加情報を出力するとともに、前記矩形領域に該当する文
書画像中の部分を出力する(ステップS39)。
【0050】なお、上記した付加情報及び当該付加情報
が付加されていた領域は、例えば、図13に示すように
ディスプレイ装置に表示される。すなわち、ディスプレ
イ上に文書画像Cが表示されるとともに、当該文書画像
C中の前記領域Dがシャドウとして表示され、更に埋め
込まれていた付加情報Eが表示される。
【0051】したがって、付加情報が付加された紙文書
から、付加情報と、当該付加情報が埋め込まれていた文
書画像中の領域とを把握して出力することができる。
【0052】次に、上記した第1実施例に係る文書処理
装置によって、Hypertext文書を紙文書として出力する
場合の一例を図14を参照して説明する。Hypertext文
書は、図14(a)及び(b)に示すように、文字等に
シャドウ、或いは下線といったアンカーが付されて表示
され、当該アンカーには図14(c)に示すような前記
文字等に関連する情報を有する文書へのリンク情報が関
連付けられている。このようなHypertext文書を紙文書
として出力する場合には、文書入力手段1が付加情報と
して前記リンク情報を受け付け、受け付けたリンク情報
を前記アンカーに対応付けておくことによって、出力す
る文書画像にリンク情報を付加することができる。な
お、上記した第2実施例に係る文書処理装置によって出
力した紙文書から当該リンク情報を抽出することができ
る。
【0053】次に、上記した第1実施例に係る文書処理
装置によって、構造化文書を紙文書として出力する場合
の一例を図15を参照して説明する。構造化文書は、デ
ィスプレイ上では図15(a)に示すように表示されて
いるが、例えば、特定部分”従来技術”に対して、文書
での論理的な構成を表す図15(b)に示す”chapte
r”といった論理情報が対応付けられた構造となってい
る。このような構造化文書を紙文書として出力する場合
には、文書入力手段1が付加情報として前記論理情報を
受け付け、当該論知情報が対応付けられている特定部分
に対して下線を付加するようにし、当該下線に対して前
記論理情報を対応付けておくことによって、出力する文
書画像に論理情報を付加することができる。図15
(c)は、紙文書として出力された例であり、下線部に
論理情報が埋め込まれている。なお、上記した第2実施
例に係る文書処理装置によって出力した紙文書から当該
論理情報を抽出することができる。
【0054】また、上記した第1実施例に係る文書処理
装置によって、文書情報の一部を紙文書に付加して出力
する場合を図16を参照して説明する。ここでは、ディ
スプレイ上で図16(a)に示すように表示されている
グラフが図16(b)に示す数値情報を持っている場合
の例である。この場合には、文書入力手段1が付加情報
としてグラフが持っている数値情報を受け付け、当該数
値情報を棒グラフの矩形に対応付けておくことによっ
て、出力する文書画像に数値情報を付加することができ
る。なお、上記した第2実施例に係る文書処理装置によ
って出力した紙文書から当該数値情報を抽出することが
できる。
【0055】また、上記した第1実施例に係る文書処理
装置によって、電子署名或いは秘密情報を紙文書に埋め
込む場合の一例を図17を参照して説明する。この場合
には、文書入力手段1が付加情報として電子署名或いは
秘密情報を受け付け、例えば、入力された文書中のロゴ
部Fに対応付けておくことによって、出力する文書画像
に電子署名或いは秘密情報を付加することができる。な
お、上記した第2実施例に係る文書処理装置によって出
力した紙文書から電子署名或いは秘密情報を抽出するこ
とができる。
【0056】なお、上記した実施例では、図5に示す変
調パターンを用いていたが、本発明はこの変調パターン
に限るものではなく、万線スクリーンの線幅方向の帯状
部分について付加情報に応じてスクリーン線の描画位置
を万線スクリーンの線幅方向に設定するとともに、当該
帯状部分と所定の関係を有する他の帯状部分について前
記付加情報を設定した範囲の始点と終点とに対応する位
置のスクリーン線の描画位置を万線スクリーンの線幅方
向に設定する変調パターンであればよい。例えば、付加
情報の設定範囲を表す帯状部分と付加情報を設定する帯
状部分とを隣接させずに、5ピクセル分副走査方向に離
すようにしてもよい。
【0057】なお、上記した第1実施例及び第2実施例
では、単色のピクセルによって構成される紙文書に対す
る付加情報の埋め込み及び付加情報の抽出を説明した
が、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、
K(ブラック)等といった複数のピクセルによって構成
される紙文書に対しても本発明を適用することができ
る。
【0058】なお、上記した実施例では、各機能手段
は、プロセッサが(ROM、RAM等に予め格納され
た)制御プログラムを実行することにより構成される
が、本発明ではこれら機能手段を独立したハードウエア
回路として構成してもよい。また、上記の制御プログラ
ムをフロッピーディスクやCD−ROM等の記憶媒体に
格納させておき、当該記憶媒体からコンピュータに入力
してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る
処理を遂行させることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る文書
処理装置では、文書画像を描画する際に、万線スクリー
ンの線幅方向の帯状部分について付加情報に応じてスク
リーン線の描画位置を万線スクリーンの線幅方向に設定
するとともに、当該帯状部分と所定の関係を有する帯状
部分について前記付加情報を設定した範囲の始点と終点
とに対応する位置のスクリーン線の描画位置を万線スク
リーンの線幅方向に設定し、当該設定に従って文書画像
を描画するようにしたために、特殊インクや特殊紙を用
いなくとも、人間が読む文書画像に影響を与えることな
く、機械が利用する付加情報を紙文書に埋め込むことが
できる。
【0060】また、本発明に係る文書処理装置では、紙
文書を走査してスクリーン線の線幅方向への変位を検出
し、検出された変位を含む帯状部分から付加情報の設定
範囲を示す始点と終点とを検出し、当該帯状部分と所定
の関係を有する帯状部分の付加情報の設定範囲を特定し
て、付加情報を抽出するようにしたために、紙文書から
付加情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る文書処理装置の構
成図である。
【図2】 本発明に係るデータ構造を説明する図であ
る。
【図3】 本発明の第1実施例に係る付加情報の入力方
法を説明する図である。
【図4】 本発明の第1実施例に係るピクセルの変調を
説明する図である。
【図5】 本発明に係る変調パターンを説明する図であ
る。
【図6】 本発明の第1実施例に係る画像出力手段とし
ての電子写真方式プリンタの構成図である。
【図7】 本発明の第1実施例に係る付加情報が付加さ
れた文書画像を紙に出力する動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】 本発明の第1実施例に係る出力画像生成処理
を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の第2実施例に係る文書処理装置の構
成図である。
【図10】 本発明の第2実施例に係る文書処理装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図11】 本発明の第2実施例に係る埋め込み情報抽
出処理を説明するフローチャートである。
【図12】 本発明の第2実施例に係る埋め込み情報出
力処理を説明するフローチャートである。
【図13】 本発明の第2実施例に係る付加情報の表示
例を説明する図である。
【図14】 本発明においてHypertext文書を紙文書と
して出力する場合の一例を説明する図である。
【図15】 本発明において構造化文書を紙文書として
出力する場合の一例を説明する図である。
【図16】 本発明において文書情報の一部を紙文書に
埋め込む場合の一例を説明する図である。
【図17】 本発明において電子署名或いは秘密情報を
紙文書に埋め込む場合の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1・・文書入力手段、 2・・出力画像生成手段、 3・・画像出力手段、 4・・第1帯状部分 5・・第2帯状部分、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】万線スクリーンにより文書画像を描画する
    文書処理装置において、 文書画像を入力する文書画像入力手段と、 前記文書画像に付加すべき付加情報を入力する情報入力
    手段と、 出力すべき文書画像の濃度によりスクリーン線の幅を変
    更する万線スクリーンを用いて文書画像を描画する画像
    描画手段と、 画像描画手段により文書画像を描画する際に、万線スク
    リーンの線幅方向の帯状部分について付加情報に応じて
    スクリーン線の描画位置を万線スクリーンの線幅方向に
    設定するとともに、当該帯状部分と所定の関係を有する
    他の帯状部分について前記付加情報を設定した範囲の始
    点と終点とに対応する位置のスクリーン線の描画位置を
    万線スクリーンの線幅方向に設定する位置設定手段と、 前記位置設定手段による設定に従って、万線スクリーン
    を用いて前記画像描画手段により文書画像を描画させる
    制御手段と、を備えたことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した文書処理装置におい
    て、 更に、出力すべき文書画像から所定の濃度を有する領域
    を検出する領域検出手段を備え、 前記位置設定手段は、前記領域を構成する帯状部分につ
    いてスクリーン線の描画位置を設定することを特徴とす
    る文書処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載した文書処理
    装置において、 前記情報入力手段は、文書画像中の文書を構成している
    要素に対応付けて付加情報を入力し、 前記位置設定手段は、前記付加情報に対応付けられた要
    素を構成する帯状部分についてスクリーン線の描画位置
    を設定することを特徴とする文書処理装置。
  4. 【請求項4】万線スクリーンによって描画された文書画
    像から当該文書画像に付加された付加情報を抽出して出
    力する文書処理装置であって、 前記文書画像は、万線スクリーンの線幅方向の帯状部分
    について付加情報に応じてスクリーン線の描画位置が万
    線スクリーンの線幅方向に変更されて描画がされている
    とともに、当該帯状部分と所定の関係を有する他の帯状
    部分について前記付加情報が設定された範囲の始点と終
    点とに対応する位置のスクリーン線の描画位置が万線ス
    クリーンの線幅方向に変更されて描画されており、 前記文書画像を走査してスクリーン線の線幅方向への変
    位を検出する走査手段と、 変位が検出された帯状部分から付加情報が設定されてい
    る範囲を示す始点と終点とを特定する範囲特定手段と、 前記帯状部分と所定の関係を有する帯状部分の付加情報
    の設定範囲からスクリーン線の変位状態を検出する付加
    情報検出手段と、 検出された変位状態に基づいて文書画像中に付加された
    情報を出力する付加情報出力手段と、を備えたことを特
    徴とする文書処理装置。
JP01735597A 1997-01-14 1997-01-14 文書処理装置 Expired - Fee Related JP3617230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01735597A JP3617230B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 文書処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01735597A JP3617230B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 文書処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10200743A true JPH10200743A (ja) 1998-07-31
JP3617230B2 JP3617230B2 (ja) 2005-02-02

Family

ID=11941752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01735597A Expired - Fee Related JP3617230B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 文書処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3617230B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105656A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Hitachi Medical Corp 医用画像管理システム
JP2002014577A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Konica Corp プロセスカートリッジ
US7039215B2 (en) 2001-07-18 2006-05-02 Oki Electric Industry Co., Ltd. Watermark information embedment device and watermark information detection device
US7085399B2 (en) 2002-06-18 2006-08-01 Oki Electric Industry Co., Ltd. Watermark information embedding device and watermark information detection device
US7202960B2 (en) 2001-05-21 2007-04-10 Oki Electric Industry Co., Ltd. Print sheet original authentication system, printer device and checking device
US7245740B2 (en) 2003-07-01 2007-07-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Electronic watermark embedding device, electronic watermark detection device, electronic watermark embedding method, and electronic watermark detection method
US7359094B1 (en) 1999-12-15 2008-04-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and image forming medium
JP2008177851A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Sharp Corp 画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラム
US7440583B2 (en) 2003-04-25 2008-10-21 Oki Electric Industry Co., Ltd. Watermark information detection method
JP2009065592A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Fuji Xerox Co Ltd 文書操作履歴管理システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000105656A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Hitachi Medical Corp 医用画像管理システム
US7359094B1 (en) 1999-12-15 2008-04-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus and image forming medium
JP2002014577A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Konica Corp プロセスカートリッジ
US7202960B2 (en) 2001-05-21 2007-04-10 Oki Electric Industry Co., Ltd. Print sheet original authentication system, printer device and checking device
US7039215B2 (en) 2001-07-18 2006-05-02 Oki Electric Industry Co., Ltd. Watermark information embedment device and watermark information detection device
US7085399B2 (en) 2002-06-18 2006-08-01 Oki Electric Industry Co., Ltd. Watermark information embedding device and watermark information detection device
US7440583B2 (en) 2003-04-25 2008-10-21 Oki Electric Industry Co., Ltd. Watermark information detection method
US7245740B2 (en) 2003-07-01 2007-07-17 Oki Electric Industry Co., Ltd. Electronic watermark embedding device, electronic watermark detection device, electronic watermark embedding method, and electronic watermark detection method
JP2008177851A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Sharp Corp 画像処理装置、画像処理システム、および画像処理プログラム
JP2009065592A (ja) * 2007-09-10 2009-03-26 Fuji Xerox Co Ltd 文書操作履歴管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3617230B2 (ja) 2005-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7609989B2 (en) System and control method for generating an image having a latent pattern with or without a background pattern
US8169634B2 (en) Image processing apparatus and image forming apparatus
US9723177B2 (en) Image processing system, image processing apparatus, and image forming apparatus
JP4747960B2 (ja) 画像形成装置
US20070076261A1 (en) Image copying device and image processing system
US20070171480A1 (en) Image processing device, image forming device, tint block image, printed material, image processing method, image forming method and program-recorded medium
JP4013964B2 (ja) 情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法、画像処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、および、画像処理装置の制御プログラム
JPH09172537A (ja) 画像形成装置
JP3617230B2 (ja) 文書処理装置
US8493629B2 (en) Image processing apparatus, method, and computer program
JPH10224540A (ja) デジタル複写機
JP4159505B2 (ja) 画像形成装置及び検証装置
US8660357B2 (en) Image processing apparatus, method, and computer program
JP3307431B2 (ja) 画像形成装置
EP1241868A1 (en) Image processing apparatus
US8179560B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4109785B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP4514168B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
JP2003250045A (ja) プリンタ更正装置及びその制御方法
JP4144511B2 (ja) 画像処理システム
JPH0877376A (ja) 画像処理方法及び装置
JPH1141445A (ja) 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JPH10285412A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP4192792B2 (ja) 文書処理装置及び文書の出力プログラム
US8837004B2 (en) Computer program product, print processing method, and printing system

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees