JP3307431B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー原稿を画像信号
に変換して読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段
からの画像信号を書込信号として処理する画像処理手段
と、前記画像処理手段の出力画像信号に基づいて記録紙
に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置
に関し、より詳細には、出力画像に対し機種や製造番号
等を識別情報として付加し、或いは違法複写処理時に違
法である旨を印字して紙幣や有価証券等の特殊原稿に対
する違法複写を未然に防止することができるデジタルカ
ラー複写機等の画像形成装置に関する。
に変換して読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段
からの画像信号を書込信号として処理する画像処理手段
と、前記画像処理手段の出力画像信号に基づいて記録紙
に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置
に関し、より詳細には、出力画像に対し機種や製造番号
等を識別情報として付加し、或いは違法複写処理時に違
法である旨を印字して紙幣や有価証券等の特殊原稿に対
する違法複写を未然に防止することができるデジタルカ
ラー複写機等の画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、原稿の内容を検出し、該検出され
た原稿内容が複製禁止物である場合には、その出力され
る画像に対して、出力画像が複製であることが容易に判
明できるように、出力画像に対し記号を付加したり、画
像の一部分を抜き出す等の処置を実行していた。
た原稿内容が複製禁止物である場合には、その出力され
る画像に対して、出力画像が複製であることが容易に判
明できるように、出力画像に対し記号を付加したり、画
像の一部分を抜き出す等の処置を実行していた。
【０００３】例えば、上述した技術に関連するものとし
ては、特開昭６０−２２９５７２号公報に開示されてい
る「画像処理装置」があり、これは、原稿の内容を検出
する検出手段を設け、原稿の状態に応じて画像処理プロ
セスを制御することにより紙幣等の偽造を防止するもの
である。また、特開平１−３１６７８２号公報の「画像
処理装置」には、読み取りに係る原稿が複製を禁止され
ていることを所定の基準に従って評価し、該評価に応じ
た度合いにより読み取られた画像情報を変換することに
よって紙幣、有価証券等の違法行為を防止する技術が開
示されている。更に、特開平１−３１６７８３号公報の
「画像処理装置」には、読み取りに係る原稿が複製を禁
止されていることを判定し、該判定に応じて読み取られ
た画像情報に変換処理を実行することにより、紙幣、有
価証券等の偽造行為を防止する技術が開示されている。
ては、特開昭６０−２２９５７２号公報に開示されてい
る「画像処理装置」があり、これは、原稿の内容を検出
する検出手段を設け、原稿の状態に応じて画像処理プロ
セスを制御することにより紙幣等の偽造を防止するもの
である。また、特開平１−３１６７８２号公報の「画像
処理装置」には、読み取りに係る原稿が複製を禁止され
ていることを所定の基準に従って評価し、該評価に応じ
た度合いにより読み取られた画像情報を変換することに
よって紙幣、有価証券等の違法行為を防止する技術が開
示されている。更に、特開平１−３１６７８３号公報の
「画像処理装置」には、読み取りに係る原稿が複製を禁
止されていることを判定し、該判定に応じて読み取られ
た画像情報に変換処理を実行することにより、紙幣、有
価証券等の偽造行為を防止する技術が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるような従来の技術にあっては、出力された画像
から、その出力した装置の機種や製造番号（機番）等を
特定することができないため、紙幣や有価証券等の違法
複写時に当該違法行為を追跡捜査できないという問題点
があった。また、全ての出力画像に記号を付加したり、
画像の一部分を抜く等の処置を実行すると、誤認識に基
づく複製禁止物でない非特殊原稿に対する通常の画像形
成処理において、原稿に対する忠実な画像が得られな
く、画像品質を著しく劣化させるという問題点があっ
た。
示されるような従来の技術にあっては、出力された画像
から、その出力した装置の機種や製造番号（機番）等を
特定することができないため、紙幣や有価証券等の違法
複写時に当該違法行為を追跡捜査できないという問題点
があった。また、全ての出力画像に記号を付加したり、
画像の一部分を抜く等の処置を実行すると、誤認識に基
づく複製禁止物でない非特殊原稿に対する通常の画像形
成処理において、原稿に対する忠実な画像が得られな
く、画像品質を著しく劣化させるという問題点があっ
た。
【０００５】また、違法原稿複写時において、出力画像
に単に所定のパターンを付加するのみでは、当該出力画
像をある程度修正、工夫して使用される恐れがあり、偽
造複写を効率よく禁止することができないという問題点
もあった。
に単に所定のパターンを付加するのみでは、当該出力画
像をある程度修正、工夫して使用される恐れがあり、偽
造複写を効率よく禁止することができないという問題点
もあった。
【０００６】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、識別情報を付加し、該識別情報から出力した装置の
機種や機番を特定して偽造複写物流出時における追跡捜
査を容易にすると共に、出力画像の、特に文字部の情報
を著しく劣化させないようにすることを目的とする。
て、識別情報を付加し、該識別情報から出力した装置の
機種や機番を特定して偽造複写物流出時における追跡捜
査を容易にすると共に、出力画像の、特に文字部の情報
を著しく劣化させないようにすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、カラー原稿を画像信号に変換して読み
取る画像読取手段と、前記画像読取手段からの画像信号
を書込信号として処理する画像処理手段と、前記画像処
理手段の出力画像信号に基づいて記録紙に画像を形成す
る画像形成手段と、装置の機種・機番等の識別情報を発
生する識別情報発生手段と、前記識別情報発生手段から
の識別情報を画像情報に対して付加する識別情報付加手
段と、前記カラー原稿の地肌部分を検知する地肌部検知
手段と、を具備する画像形成装置であって、前記識別情
報付加手段による識別情報の付加は、前記地肌部検知手
段により検知された地肌部分に対しておこなわれる画像
形成装置を提供するものである。
達成するために、カラー原稿を画像信号に変換して読み
取る画像読取手段と、前記画像読取手段からの画像信号
を書込信号として処理する画像処理手段と、前記画像処
理手段の出力画像信号に基づいて記録紙に画像を形成す
る画像形成手段と、装置の機種・機番等の識別情報を発
生する識別情報発生手段と、前記識別情報発生手段から
の識別情報を画像情報に対して付加する識別情報付加手
段と、前記カラー原稿の地肌部分を検知する地肌部検知
手段と、を具備する画像形成装置であって、前記識別情
報付加手段による識別情報の付加は、前記地肌部検知手
段により検知された地肌部分に対しておこなわれる画像
形成装置を提供するものである。
【０００８】また、カラー原稿を画像信号に変換して読
み取る画像読取手段と、前記画像読取手段からの画像信
号を書込信号として処理する画像処理手段と、前記画像
処理手段の出力画像信号に基づいて記録紙に画像を形成
する画像形成手段と、装置の機種・機番等の識別情報を
発生する識別情報発生手段と、前記識別情報発生手段か
らの識別情報を画像情報に対して付加する識別情報付加
手段と、前記カラー原稿の文字部分と絵柄部分を検出す
る文字絵柄判定手段と、を具備する画像形成装置であっ
て、前記識別情報付加手段による識別情報の付加は、前
記文字絵柄判定手段により検出された絵柄部分に対して
おこなわれる画像形成装置を提供するものである。
み取る画像読取手段と、前記画像読取手段からの画像信
号を書込信号として処理する画像処理手段と、前記画像
処理手段の出力画像信号に基づいて記録紙に画像を形成
する画像形成手段と、装置の機種・機番等の識別情報を
発生する識別情報発生手段と、前記識別情報発生手段か
らの識別情報を画像情報に対して付加する識別情報付加
手段と、前記カラー原稿の文字部分と絵柄部分を検出す
る文字絵柄判定手段と、を具備する画像形成装置であっ
て、前記識別情報付加手段による識別情報の付加は、前
記文字絵柄判定手段により検出された絵柄部分に対して
おこなわれる画像形成装置を提供するものである。
【０００９】なお、前記識別情報付加手段による識別情
報の付加は、当該識別情報が地肌部分もしくは絵柄部分
に対して白抜きとなるようにおこなわれることが望まし
い。
報の付加は、当該識別情報が地肌部分もしくは絵柄部分
に対して白抜きとなるようにおこなわれることが望まし
い。
【００１０】
【作用】本発明による画像形成装置は、装置の機種や機
番を識別情報として白抜き或いは特定画像形状の少なく
とも一箇所に付加する。
番を識別情報として白抜き或いは特定画像形状の少なく
とも一箇所に付加する。
【００１１】また、本発明による画像形成装置は、複製
禁止物であることを検出したとき、読取画像情報を消去
し、代わりに当該行為が違法複写行為であること、及び
その犯罪性を強調する説明文等の変更画像情報を出力す
る。
禁止物であることを検出したとき、読取画像情報を消去
し、代わりに当該行為が違法複写行為であること、及び
その犯罪性を強調する説明文等の変更画像情報を出力す
る。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図１は、本発明による概略構成を示すブロ
ック図であり、１０１はカラー原稿を光学的に読み取り
デジタル信号として出力するイメージスキャナ、１０２
はイメージスキャナ１０１から出力された画像情報に対
して所定の画像処理を実行する画像処理回路、１０３は
画像処理回路１０２から出力される画像信号に基づいて
記録紙に対しカラー画像形成を実行するレーザプリン
タ、１０４は画像パターンや英数字等により機種や機番
等を特定できる識別情報を発生する識別情報発生手段、
１０５は識別情報発生手段１０４からの識別情報を画像
情報に付加するため画像処理回路１０２に出力する識別
情報付加手段である。
て説明する。図１は、本発明による概略構成を示すブロ
ック図であり、１０１はカラー原稿を光学的に読み取り
デジタル信号として出力するイメージスキャナ、１０２
はイメージスキャナ１０１から出力された画像情報に対
して所定の画像処理を実行する画像処理回路、１０３は
画像処理回路１０２から出力される画像信号に基づいて
記録紙に対しカラー画像形成を実行するレーザプリン
タ、１０４は画像パターンや英数字等により機種や機番
等を特定できる識別情報を発生する識別情報発生手段、
１０５は識別情報発生手段１０４からの識別情報を画像
情報に付加するため画像処理回路１０２に出力する識別
情報付加手段である。
【００１３】以上の構成において、その動作を説明す
る。ここでは、イメージスキャナ１０１が４００ｄｐｉ
の読取密度である場合を例にとって説明する。イメージ
スキャナ１０１は原稿を主走査、副走査ともに１／１６
ｍｍの標本化密度で標本化し、Ｒ、Ｇ、Ｂ３色各々２５
６階調に量子化して読み取り、そのＲ、Ｇ、Ｂ別に量子
化された画像情報を画像処理回路１０２に出力する。画
像処理回路１０２は、この画像情報に対して各種画像処
理（例えば、色補正、階調変換処理等）を実行する。ま
た、これとほぼ同時に識別情報付加手段１０５は識別情
報発生手段１０４から所定の識別パターンを読み出し、
画像処理回路１０２に対して特別な識別情報を出力す
る。即ち、画像処理回路１０２はイメージスキャナ１０
１から送られてきた読取画像情報に上記識別情報を付加
した画像信号を生成し、これをレーザプリンタ１０３に
出力する。
る。ここでは、イメージスキャナ１０１が４００ｄｐｉ
の読取密度である場合を例にとって説明する。イメージ
スキャナ１０１は原稿を主走査、副走査ともに１／１６
ｍｍの標本化密度で標本化し、Ｒ、Ｇ、Ｂ３色各々２５
６階調に量子化して読み取り、そのＲ、Ｇ、Ｂ別に量子
化された画像情報を画像処理回路１０２に出力する。画
像処理回路１０２は、この画像情報に対して各種画像処
理（例えば、色補正、階調変換処理等）を実行する。ま
た、これとほぼ同時に識別情報付加手段１０５は識別情
報発生手段１０４から所定の識別パターンを読み出し、
画像処理回路１０２に対して特別な識別情報を出力す
る。即ち、画像処理回路１０２はイメージスキャナ１０
１から送られてきた読取画像情報に上記識別情報を付加
した画像信号を生成し、これをレーザプリンタ１０３に
出力する。
【００１４】その後、レーザプリンタ１０３は、画像処
理回路１０２から出力される信号に基づいてレーザ光を
変調して感光体に書き込み、周知の電子写真プロセスを
経て記録紙上に画像を形成する。即ち、原稿に対して特
別な識別情報が付加された複写画像が出力され、その出
力画像の識別情報から出力した装置の機種や機番等が容
易に特定できる。
理回路１０２から出力される信号に基づいてレーザ光を
変調して感光体に書き込み、周知の電子写真プロセスを
経て記録紙上に画像を形成する。即ち、原稿に対して特
別な識別情報が付加された複写画像が出力され、その出
力画像の識別情報から出力した装置の機種や機番等が容
易に特定できる。
【００１５】図２は、上記識別情報を付加した出力画像
例を示し、原稿画像（この場合、山）部分に上記動作に
よって斑点模様を付加して画像出力したものである。
例を示し、原稿画像（この場合、山）部分に上記動作に
よって斑点模様を付加して画像出力したものである。
【００１６】図３は、上記識別情報を示すパターン例で
あり、原稿画像に対して上記動作によって（ａ）の数
字、（ｂ）のバーコード、（ｃ）のマス目模様を識別情
報発生手段１０４から発生させる。これらの識別情報を
画像情報に付加することによって、特に、番号を用いた
場合には読み取りが容易となり、また、バーコードを付
加した場合には少ない画像で多くの情報（機種、機番、
メーカー等）を表現できるという効果がある。
あり、原稿画像に対して上記動作によって（ａ）の数
字、（ｂ）のバーコード、（ｃ）のマス目模様を識別情
報発生手段１０４から発生させる。これらの識別情報を
画像情報に付加することによって、特に、番号を用いた
場合には読み取りが容易となり、また、バーコードを付
加した場合には少ない画像で多くの情報（機種、機番、
メーカー等）を表現できるという効果がある。
【００１７】図４は、上記識別情報を付加した他の出力
画像例であり、原稿画像（この場合、花）部分以外の地
肌部分に上記動作によって斑点模様を付加して画像出力
したものである。
画像例であり、原稿画像（この場合、花）部分以外の地
肌部分に上記動作によって斑点模様を付加して画像出力
したものである。
【００１８】また、上記図２〜図４における識別情報の
付加色をイエローの現像色を使用することによって識別
情報が比較的目立たず、画質に対する影響を小さく抑制
することができる。
付加色をイエローの現像色を使用することによって識別
情報が比較的目立たず、画質に対する影響を小さく抑制
することができる。
【００１９】図５は、本発明による画像形成装置の他の
概略構成を示すブロック図であり、図１に示した構成に
対して原稿の地肌部分を検出する地肌部判定手段５０１
を画像処理回路１０２に接続したものである。その他の
部分は、図１の構成と同じである。
概略構成を示すブロック図であり、図１に示した構成に
対して原稿の地肌部分を検出する地肌部判定手段５０１
を画像処理回路１０２に接続したものである。その他の
部分は、図１の構成と同じである。
【００２０】以上の構成において、その動作を説明す
る。図１に示した画像形成装置と基本的な部分は同一で
あるが、地肌部判定手段５０１によって読取原稿情報の
地肌部分を検知したとき、識別情報付加手段１０５が識
別情報を画像情報に対して付加する。これにより付加す
る識別情報を目立たなくすることができる。
る。図１に示した画像形成装置と基本的な部分は同一で
あるが、地肌部判定手段５０１によって読取原稿情報の
地肌部分を検知したとき、識別情報付加手段１０５が識
別情報を画像情報に対して付加する。これにより付加す
る識別情報を目立たなくすることができる。
【００２１】図６は、上記識別情報を付加した出力画像
例であり、原稿画像に対して識別情報を白抜きで出力し
て、識別情報が付加されていることを目立たないように
する。即ち、一般画像の地肌部分へ識別情報を付加した
場合は、その付加部分が目立たなくなり、一方、紙幣や
有価証券における線模様で構成する地肌部分では識別情
報が判読し易くなる。
例であり、原稿画像に対して識別情報を白抜きで出力し
て、識別情報が付加されていることを目立たないように
する。即ち、一般画像の地肌部分へ識別情報を付加した
場合は、その付加部分が目立たなくなり、一方、紙幣や
有価証券における線模様で構成する地肌部分では識別情
報が判読し易くなる。
【００２２】図７は、本発明による画像形成装置の他の
概略構成を示すブロック図であり、図１に示した構成に
対して原稿の文字及び絵柄部分を検出する文字・絵柄判
定手段７０１を画像処理回路１０２に接続した。その他
の部分は、図１の構成と同じである。
概略構成を示すブロック図であり、図１に示した構成に
対して原稿の文字及び絵柄部分を検出する文字・絵柄判
定手段７０１を画像処理回路１０２に接続した。その他
の部分は、図１の構成と同じである。
【００２３】以上の構成における動作は、図１の場合と
基本的なところは同一であるが、文字・絵柄判定手段７
０１によって読取原稿情報の絵柄部分を検知したとき
に、その絵柄領域に対して識別情報付加手段１０５が識
別情報を付加する。
基本的なところは同一であるが、文字・絵柄判定手段７
０１によって読取原稿情報の絵柄部分を検知したとき
に、その絵柄領域に対して識別情報付加手段１０５が識
別情報を付加する。
【００２４】図８は、上記識別情報を付加した出力画像
例であり、原稿画像の絵柄部分を文字・絵柄判定手段７
０１によって判定し、その絵柄部分に対して識別情報を
付加して出力する。これにより文字部分に識別情報が重
なることがなくなる。このように識別情報を出力画像の
絵柄部分に記録して識別情報の付加を目立たなくすると
共に、文字部分に識別情報が付加されることによる原稿
文字の劣化を排除することが可能となる。
例であり、原稿画像の絵柄部分を文字・絵柄判定手段７
０１によって判定し、その絵柄部分に対して識別情報を
付加して出力する。これにより文字部分に識別情報が重
なることがなくなる。このように識別情報を出力画像の
絵柄部分に記録して識別情報の付加を目立たなくすると
共に、文字部分に識別情報が付加されることによる原稿
文字の劣化を排除することが可能となる。
【００２５】図９は、上記識別情報を示すパターン例で
あり、斑点模様の識別情報（マーク）を図示の如く６０
度の斜め格子状にピッチＰで配置する。また、図１０
は、紙幣を示し、縦Ａ×横Ｂのサイズとなっており、図
９に示したマークのピッチＰは、Ｐ＜Ｂ（横サイズ）の
関係として設定する。
あり、斑点模様の識別情報（マーク）を図示の如く６０
度の斜め格子状にピッチＰで配置する。また、図１０
は、紙幣を示し、縦Ａ×横Ｂのサイズとなっており、図
９に示したマークのピッチＰは、Ｐ＜Ｂ（横サイズ）の
関係として設定する。
【００２６】図１１は、本発明による画像形成装置の他
の概略構成を示すブロック図であり、図１の構成に対し
て原稿が紙幣であること（この実施例では紙幣を例にと
って説明するが、有価証券等複写処理が禁止されている
特殊原稿であればどのようなものでも適用することがで
きる）を検知する紙幣検知手段１１０１と、該紙幣検知
手段１１０１が紙幣であることを検知したときにその原
稿画像情報を消去する画像情報消去手段１１０２と、該
画像情報消去手段１１０２によって消去された画像情報
の代わりに出力するための変更画像情報を格納する変更
画像情報出力手段１１０３とをイメージスキャナ１０１
と画像処理回路１０２との間に配置した構成になってい
る。
の概略構成を示すブロック図であり、図１の構成に対し
て原稿が紙幣であること（この実施例では紙幣を例にと
って説明するが、有価証券等複写処理が禁止されている
特殊原稿であればどのようなものでも適用することがで
きる）を検知する紙幣検知手段１１０１と、該紙幣検知
手段１１０１が紙幣であることを検知したときにその原
稿画像情報を消去する画像情報消去手段１１０２と、該
画像情報消去手段１１０２によって消去された画像情報
の代わりに出力するための変更画像情報を格納する変更
画像情報出力手段１１０３とをイメージスキャナ１０１
と画像処理回路１０２との間に配置した構成になってい
る。
【００２７】以上の構成において、その動作について説
明する。イメージスキャナ１０１から出力された原稿画
像情報に対して紙幣検知手段１１０１はその画像情報が
紙幣であるか否かを検知する。紙幣検知手段１１０１に
よって画像情報が紙幣であることが検知されたとき、次
に、画像情報消去手段１１０２はその入力された原稿画
像情報を消去し、変更画像情報出力手段１１０３は予め
格納されている変更情報を画像処理回路１０２に出力す
る。続いて、該画像処理回路１０２はその変更情報に基
づいて画像信号をレーザプリンタ１０３に出力して特殊
原稿（この場合、紙幣）と異なる画像を形成する。
明する。イメージスキャナ１０１から出力された原稿画
像情報に対して紙幣検知手段１１０１はその画像情報が
紙幣であるか否かを検知する。紙幣検知手段１１０１に
よって画像情報が紙幣であることが検知されたとき、次
に、画像情報消去手段１１０２はその入力された原稿画
像情報を消去し、変更画像情報出力手段１１０３は予め
格納されている変更情報を画像処理回路１０２に出力す
る。続いて、該画像処理回路１０２はその変更情報に基
づいて画像信号をレーザプリンタ１０３に出力して特殊
原稿（この場合、紙幣）と異なる画像を形成する。
【００２８】また、上記における変更画像情報を、例え
ば、この複写は紙幣や有価証券等の違法複写であるこ
と、及び（或いは）違法複写行為が重犯罪なること等の
主旨の情報にする。これにより改めて紙幣や有価証券等
の複写が違法行為であること、及び重犯罪であることを
オペレータに再認識させることができる。
ば、この複写は紙幣や有価証券等の違法複写であるこ
と、及び（或いは）違法複写行為が重犯罪なること等の
主旨の情報にする。これにより改めて紙幣や有価証券等
の複写が違法行為であること、及び重犯罪であることを
オペレータに再認識させることができる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
形成装置によれば、装置の機種や機番を識別情報として
付加するようにしたため、識別情報から出力した装置の
機種や機番を特定して偽造複写物流出時における追跡捜
査を可能にすると共に、出力画像、特に文字情報を著し
く劣化させないようにすることができる。
形成装置によれば、装置の機種や機番を識別情報として
付加するようにしたため、識別情報から出力した装置の
機種や機番を特定して偽造複写物流出時における追跡捜
査を可能にすると共に、出力画像、特に文字情報を著し
く劣化させないようにすることができる。
【図１】本発明による画像形成装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】本発明による画像形成装置の識別情報を付加し
た出力画像例を示す説明図である。
た出力画像例を示す説明図である。
【図３】本発明による画像形成装置の識別情報のパター
ン例を示す説明図である。
ン例を示す説明図である。
【図４】本発明による画像形成装置の識別情報を付加し
た他の出力画像例を示す説明図である。
た他の出力画像例を示す説明図である。
【図５】本発明による画像形成装置の他の概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図６】本発明による画像形成装置の識別情報を付加し
た他の出力画像例を示す説明図である。
た他の出力画像例を示す説明図である。
【図７】本発明による画像形成装置の他の概略構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図８】本発明による画像形成装置の識別情報を付加し
た他の出力画像例を示す説明図である。
た他の出力画像例を示す説明図である。
【図９】本発明による画像形成装置の識別情報の他のパ
ターン例を示す説明図である。
ターン例を示す説明図である。
【図１０】識別情報を付加した紙幣を示す説明図であ
る。
る。
【図１１】本発明による画像形成装置の他の概略構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
１０１ イメージスキャナ １０２ 画像処理
回路 １０３ レーザプリンタ １０４ 識別情報
発生手段 １０５ 識別情報付加手段 １１０１ 紙幣検知
手段 １１０２ 画像情報消去手段 １１０３ 変更画
像情報出力手段
回路 １０３ レーザプリンタ １０４ 識別情報
発生手段 １０５ 識別情報付加手段 １１０１ 紙幣検知
手段 １１０２ 画像情報消去手段 １１０３ 変更画
像情報出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋口 維人 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株 式会社リコー内 (72)発明者 村井 和夫 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株 式会社リコー内 (72)発明者 坂野 幸男 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平４−21865（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−90188（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−285578（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 1/40
Claims (3)
- 【請求項１】 カラー原稿を画像信号に変換して読み取
る画像読取手段と、 前記画像読取手段からの画像信号を書込信号として処理
する画像処理手段と、 前記画像処理手段の出力画像信号に基づいて記録紙に画
像を形成する画像形成手段と、 装置の機種・機番等の識別情報を発生する識別情報発生
手段と、 前記識別情報発生手段からの識別情報を画像情報に対し
て付加する識別情報付加手段と、 前記カラー原稿の地肌部分を検知する地肌部検知手段
と、 を具備する画像形成装置であって、 前記識別情報付加手段による識別情報の付加は、前記地
肌部検知手段により検知された地肌部分に対しておこな
われることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 カラー原稿を画像信号に変換して読み取
る画像読取手段と、 前記画像読取手段からの画像信号を書込信号として処理
する画像処理手段と、 前記画像処理手段の出力画像信号に基づいて記録紙に画
像を形成する画像形成手段と、 装置の機種・機番等の識別情報を発生する識別情報発生
手段と、 前記識別情報発生手段からの識別情報を画像情報に対し
て付加する識別情報付加手段と、 前記カラー原稿の文字部分と絵柄部分を検出する文字絵
柄判定手段と、 を具備する画像形成装置であって、 前記識別情報付加手段による識別情報の付加は、前記文
字絵柄判定手段により検出された絵柄部分に対しておこ
なわれることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項３】 前記識別情報付加手段による識別情報の
付加は、当該識別情報が地肌部分もしくは絵柄部分に対
して白抜きとなるようにおこなわれることを特徴とする
請求項１または２に記載の画像形成装置。
Priority Applications (10)
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|---|---|---|---|
| JP23894292A JP3307431B2 (ja) | 1992-08-15 | 1992-08-15 | 画像形成装置 |
| KR1019940701094A KR0145763B1 (ko) | 1992-08-05 | 1993-08-04 | 화상형성장치 |
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| MX9304708A MX9304708A (es) | 1992-08-05 | 1993-08-04 | Aparato formador de imagenes. |
| GB9406270A GB2277223B (en) | 1992-08-05 | 1993-08-04 | Image forming apparatus |
| AU47603/93A AU4760393A (en) | 1992-08-05 | 1993-08-04 | Image forming apparatus |
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-
1992
- 1992-08-15 JP JP23894292A patent/JP3307431B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH0670134A (ja) | 1994-03-11 |
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