JP3214907B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3214907B2
JP3214907B2 JP20935792A JP20935792A JP3214907B2 JP 3214907 B2 JP3214907 B2 JP 3214907B2 JP 20935792 A JP20935792 A JP 20935792A JP 20935792 A JP20935792 A JP 20935792A JP 3214907 B2 JP3214907 B2 JP 3214907B2
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  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙幣や有価証券あるいは
各種の金券などの複製が禁止された紙葉類の偽造防止機
能を備えた複写機などに用いる画像処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複写機などのハードコピーは、原稿に忠
実な画像を形成することを目的として技術開発が進めら
れてきた。その結果、近年では一見してオリジナル原稿
と区別が付かない再生画像を形成できるカラー複写機も
市販されている。
【0003】このようにオリジナル原稿にきわめて近い
再生画像が得られると、紙幣や有価証券あるいは各種の
金券などの偽造に悪用されるおそれがある。このような
偽造を防止するため、特開平1−316783号公報な
どには入力画像信号が複写を禁止された画像信号である
かを特徴抽出により判別し、複写を禁止された画像信号
であると判定した場合は、縮小処理や鏡像反転などの変
換処理を行ってから画像を再生する方法が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような画像処理装
置では、複写が禁止されているものか否かの判定を多少
なりとも誤った場合には、通常の画像の再生が正常にで
きなくなったり、複写が禁止されているにもかかわらず
正常な再生画像を得ることができてしまうと云う問題が
ある。
【0005】本発明はオリジナル原稿に近い再生画像が
得られ、しかも複写された再生画像である旨を認識させ
ることができる画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項記載の画像処理
装置は、入力画像データから画像の情報領域を検出する
画像情報領域検出手段と、前記画像情報領域検出手段で
検出された画像情報領域の周囲または内側に装置固有の
情報を付加する情報付加手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【0008】請求項記載の画像処理装置は、入力画像
データの各種紙幣の下地色を特定色とし、特定色を含む
領域を検出する色検出手段と、前記特定色を含む領域が
所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、
前記色検出手段で検出された前記特定色を含む領域のう
ちで、前記所定の条件を満たす特定色を含む領域の周囲
もしくは内部の所定位置に予め定めた情報を付加する情
報付加手段とを備えたことを特徴とする。請求項記載
の画像処理装置は、入力画像データを規定の大きさのブ
ロックで平滑化し、前記ブロック毎で抽出した特定色を
含む領域を検出する色検出手段と、前記特定色を含む領
域が所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段
と、前記色検出手段で検出された前記特定色を含む領域
のうちで、前記所定の条件を満たす特定色を含む領域の
周囲もしくは内部の所定位置に予め定めた情報を付加す
る情報付加手段とを備えたことを特徴とする。請求項
記載の画像処理装置は、入力画像データから特定色を含
む領域を検出する色検出手段と、前記特定色を含む領域
所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段
と、前記色検出手段で検出された前記特定色を含む領域
のうちで、前記所定の条件を満たす特定色を含む領域の
内側で、その外周部付近に予め定めた情報を付加する情
報付加手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項の構成によると、画像情報領域検出手
段によって画像情報領域であると判定された領域につい
ては、情報付加手段によってその画像情報領域の周囲
たは内側に所定の情報が付加される。したがって、画像
情報領域が複数ある場合には各画像情報領域の周囲また
は内側に所定の情報が付加される。
【0010】請求項1,請求項2,請求項3の構成によ
ると、色検出手段が検出した特定色の領域が所定の条件
を満足するときに、情報付加手段がその領域の周囲もし
くは内部の所定位置に予め定めた情報を付加する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1〜図12に基づ
いて説明する。図1〜図7に示す第1の実施例は、本発
明をカラー複写機に採用したもので、図1に示すように
入力画像データ1から画像情報領域を検出する画像情報
領域検出手段2と、画像情報領域検出手段2で検出され
た画像情報領域の周囲に所定の情報を付加する情報付加
手段3とで構成されている。入力画像データ1は、プラ
テンガラスの上に原稿面を下にして置かれたオリジナル
原稿を、原稿押さえによって押さえ、プラテンガラスを
介してこのオリジナル原稿を光学系で読み取ることによ
って作成されている。図2(a)に示すようなオリジナ
ル原稿4を光学系で読み取ることによって得られた入力
画像データ1は画像情報領域検出手段2と情報付加手段
3とに入力される。画像情報領域検出手段2では、文
字,写真,網点,絵などの少なくとも一つの情報を含む
領域A1〜A5が画像情報領域であると検出され、その
内容を表す画像情報領域信号5は情報付加手段3に送ら
れる。入力画像データ1と画像情報領域信号5が入力さ
れた情報付加手段3は、図2(b)に示すように画像情
報領域A1〜A5の周囲に所定の情報6を付加した再生
画像7を得るに必要な出力画像データ8を出力する。出
力画像データ8に応じて感光ドラムの露光工程,現像工
程,転写工程が実施されて、用紙に再生画像7が記録さ
れる。
【0012】所定の情報6としては各複写機固有の製品
ナンバーを例として挙げることができ、製品ナンバーが
“ 123 ”の場合の再生画像7の具体例を図3に示
す。この図3に示した例は画像情報領域A1の部分を抜
き出して書いたもので、画像情報領域A1の周囲を取り
囲むように製品ナンバーの“ 123 ”が繰り返し付
加されている。画像情報領域A2〜A5の部分について
も同様である。
【0013】このように構成したため、出力画像データ
に基づいて出力される再生画像7は、画像情報領域検出
手段2によって画像情報領域と判定された領域A1〜A
5と画像情報領域検出手段2によって画像情報領域と判
定されなかった領域とを含むオリジナル原稿4に近いも
のであり、また画像情報領域A1〜A5の周囲を取り囲
むように製品ナンバーの“ 123 ”が繰り返し付加
されていることから、複写された再生画像7である旨を
認識させることができる。しかも、再生画像7から製品
ナンバーの“ 123 ”を読み取ることによって、複
写に使用された複写機を特定することができる。
【0014】画像情報領域検出手段2と情報付加手段3
の具体例を図4に示す。画像情報領域検出手段2は、レ
ッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3原色成
分で構成されている入力画像データ1を“ K=(R+
2G+B)/4 ”の比率で単色成分に変換する単色化
回路9と、単色化回路9から出力される単色成分Kと規
定値の閾値Sとを比較して“ S ≦ K の場合に
“ 情報なし ”と判定し、“ S > K の場合に
“ 情報あり ”と判定する二値化回路10と、二値化回
路10の出力信号を入力して画像情報領域信号5を出力す
る画像情報領域判定回路11とで構成されている。
【0015】画像情報領域判定回路11の構成を、図5と
図6を参照して説明する。ここでは、二値化回路10で二
値化された結果が図5(a)のような場合を例に挙げて
説明する。図5(a)では“ 情報あり ”の画素を斜
線で示している。図5(b)のように“ 3×3 ”の
メッシュブロック12ごとに信号処理する場合には図6に
示すようにフリップフロップ131 〜136 とラインメモリ
141 ,142とオアゲート15ならびにフレームメモリ16な
どで回路を構成し、オアゲート15の入力に一つの“ 3
×3 ”のメッシュブロックすべての二値化信号を入力
し、オアゲート15の出力データをフレームメモリ16に書
き込んでいく。図5(c)は“ 3×3 ”のメッシュ
ブロックごとにメッシュ処理した結果を示している。フ
レームメモリ16には“ 3×3 ”のメッシュブロック
ごとにデータが書き込まれていく。CPU17はフレーム
メモリ16の内容に基づいて“ 情報あり ”の領域を囲
む矩形範囲の範囲Aa,Abをそれぞれ独立した画像情
報領域として判定し、さらにフレームメモリ16の内容
を、画像情報領域Aa,Abの周囲に図2(b)および
図3に示したように製品ナンバーの“ 123 ”を付
加する位置のデータに更新する。
【0016】図4に示した情報付加手段3は、遅延回路
18と情報付加回路19とで構成されている。遅延回路18
は、画像情報領域検出手段2がオリジナル原稿の全領域
について画像情報領域の判定を完了するのに要する時間
だけ入力画像データ1を遅延して情報付加回路19に入力
するように作用しており、情報付加回路19は図7に示す
ように構成されている。
【0017】情報付加回路19では、セレクタ20の第1の
信号入力aに遅延回路18を介して入力画像データ1が供
給され、セレクタ20の第2の信号入力bには付加情報発
生器21から製品ナンバーの“ 123 ”のキャラクタ
データが供給されている。第1の信号入力aと第2の信
号入力bの一方の信号を選択して出力するセレクタ20の
切り換え制御入力cには、画像情報領域判定回路11の前
記フレームメモリ16からフレームメモリ読み取り器22を
介して読み取った位置のデータが供給されている。この
ようにして、セレクタ20の出力には入力画像データ1と
付加情報発生器21の出力データが合成された出力画像デ
ータ8が発生する。フレームメモリ読み取り器22はCP
U17で兼ねてもよい。
【0018】なお、ここで付加情報発生器21の出力デー
タは入力画像データ1と同様にレッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)の3原色成分で出力されており、
任意の色に設定できる。
【0019】レッド(R),グリーン(G),ブルー
(B)の3原色成分で構成されているこの出力画像デー
タ8から、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y),ブラック(B)の成分を演算して、感光ドラム
の露光工程,現像工程,転写工程が各色成分ごとに順に
実施されて、用紙に再生画像7が記録される。
【0020】図8は第2の実施例を示し、図1に示した
第1の実施例における画像情報領域検出手段2と情報付
加手段3の間に第1条件判定手段23が介装されている。
第1条件判定手段23は、画像情報領域検出手段2で検出
された画像情報領域のうちで第1の条件(具体的には、
予め決められた紙幣の大きさを判定基準範囲として、こ
の判定基準範囲以上の画像情報領域範囲を抽出する)を
満たす画像情報領域だけを表す画像情報領域信号5aを
出力するように構成されている。第1条件判定処理はC
PU17で行ってもよい。第1条件判定手段23からの画像
情報領域信号5aと入力画像データ1が入力された情報
付加手段3は、判定基準範囲以上の画像情報領域範囲に
だけ周囲を取り囲む形で製品ナンバーの“ 123 ”
が繰り返し付加されるよう入力画像データ1を加工処理
した出力画像データ8を出力する。具体的には、図2
(a)の画像情報領域A3の大きさを判定基準範囲とす
ると、画像情報領域A1〜A3,A5のみの周囲に情報
が付加される。
【0021】第2の実施例では判定基準範囲以上の画像
情報領域範囲にはすべての画像情報領域範囲の周囲を取
り囲む形で製品ナンバーの“ 123 ”が繰り返し付
加されるように構成したが、前記第1条件判定手段23の
第1の条件を、予め決められた大きさを第1の判定基準
範囲として、この第1の判定基準範囲以上で第1の判定
基準範囲よりも大きな第2の判定基準範囲以下の画像情
報領域範囲を抽出するように設定することによって、周
囲を取り囲むように製品ナンバーの“ 123”が繰り
返し付加される画像情報領域を限定できる。具体的に
は、画像情報領域A3以上で画像情報領域A5以下だと
すると、周囲を取り囲むように画像情報領域A2,A
3,A5の周囲のみに製品ナンバーの“ 123 ”が
繰り返し付加される。
【0022】また、第1条件判定手段23の第1の条件
を、予め決められた形状(例えば、紙幣の形状)を第1
の判定基準形状として、この第1の判定基準形状にほぼ
等しい形状の画像情報領域範囲を抽出するように設定す
ることによって、周囲を取り囲むように製品ナンバーの
“ 123 ”が繰り返し付加される画像情報領域をさ
らに限定できる。具体的には、長方形を判定基準形状と
すると画像情報領域A2〜A5の周囲のみに製品ナンバ
ーの“ 123 ”が繰り返し付加される。この図2で
は画像情報領域A3の中央に空白(すかし部分)があっ
て、中央に空白がある長方形を判定基準形状とすると、
画像情報領域A3の周囲のみに製品ナンバーの“ 12
3 ”が繰り返し付加される。
【0023】また、第1条件判定手段23の第1の条件
を、予め決められた紙幣の下地色領域の部分を除いた形
状を第1の判定基準形状として、この第1の判定基準形
状にほぼ等しい形状の画像情報領域範囲を抽出するよう
に設定することによって、周囲を取り囲むように製品ナ
ンバーの“ 123 ”が繰り返し付加される画像情報
領域を限定できる。ここで云う下地色領域とは、図9に
示すようにオリジナル原稿4となる紙幣24の図柄領域25
の周りに残されている余白の部分26で、“紙幣の下地色
領域の部分を除いた形状”とは図柄領域25の形状を意味
し、図柄領域25の周囲を取り囲むように製品ナンバーの
“ 123 ”が繰り返し付加される位置は、再生画像
7における前記余白の部分26の相当位置に設定されてい
る。
【0024】また、第1条件判定手段23の第1の条件
を、画像情報領域内に存在する特定の複数の座標を求め
たときに、前記複数の座標のうち2つの座標間を結ぶ距
離の部分集合が、予め設定した距離の部分集合にほぼ等
しい画像情報領域範囲を抽出するように設定することに
よっても、周囲を取り囲むように製品ナンバーの“ 1
23”が繰り返し付加される画像情報領域を限定でき
る。この方法を用いると、原稿内に斜めに置かれた複写
禁止画像の検出も容易になる。具体的には、図2(a)
に示した画像情報領域A2〜A5のように矩形の場合に
は、画像情報領域内の上端,下端,左端,右端の座標う
ちの2つの座標間を結ぶ距離の部分集合が、予め設定し
た距離の部分集合にほぼ等しいかどうかを判定して画像
情報領域範囲を抽出する。
【0025】上記の各実施例では、入力画像データ1を
単色化回路9で単色成分に変換して画像情報領域の判定
処理を実施したが、図10に示す第3の実施例のように画
像情報領域検出手段2の代わりに、色検出手段27と第2
条件判定手段28で構成することによっても特定色を含む
領域の周囲を取り囲むように製品ナンバーの“ 123
”を繰り返し付加することができる。色検出手段27に
は特定色を表すレッド(R),グリーン(G),ブルー
(B)の3原色成分のレベルが予め書き込まれており、
この特定色の3原色成分のレベルと入力画像データ1の
3原色成分のレベルとを各色ごとに比較して、3色すべ
てにおいて互いのレベル誤差が所定範囲内の場合に入力
画像データ1が特定色であると判定して2値化信号のハ
イレベル信号を出力し、入力画像データ1が特定色でな
いと判定した場合にはローレベル信号を出力する。この
色検出手段27の出力の2値化信号を入力信号として第2
の条件を満足した特定色を含む領域を抽出する第2条件
判定手段28は、前記画像情報領域判定回路11と第1条件
判定手段23と同じ構成で実現することができる。つま
り、図5(b)のように“ 3×3 ”のメッシュブロ
ックごとに信号処理する場合には図6に示すようにフリ
ップフロップ131 〜136 とラインメモリ141 ,142 とオ
アゲート15ならびにフレームメモリ16などで回路を構成
し、オアゲート15の入力に一つの“ 3×3 ”のメッ
シュブロックすべての二値化信号を入力し、オアゲート
15の出力データをフレームメモリ16に書き込んでいく。
図5(c)は特定色を含む領域を示し、フレームメモリ
16には“ 3×3 ”のメッシュブロックごとにデータ
が書き込まれる。CPU17はフレームメモリ16の内容に
基づいて“ 特定色を含む ”領域を囲む矩形範囲の範
囲Aa,Abをそれぞれ特定色を含む独立した領域とし
て判定し、さらにその判定した各画像情報領域の周囲に
図2(b)および図3に示したように製品ナンバーの
“ 123 ”を付加する位置のデータにフレームメモ
リ16の内容を更新する。情報付加手段3は第1の実施例
の情報付加回路19と同一に構成されている。
【0026】この第3の実施例の場合には、特定色を含
む領域の周囲を取り囲むように製品ナンバーの“ 12
3 ”を繰り返し付加することができる。具体的には、
前記特定色は予め決められた紙幣の図柄色に設定されて
おり、第2条件判定手段28の第2の条件を、予め決めら
れた紙幣の形状を第1の判定基準形状として、この第1
の判定基準形状にほぼ等しい形状の特定色を含領域範囲
を抽出するように設定することによって、図11(a)に
示すように紙幣と同じ色であるけれども形状が紙幣と異
なる第1の領域Aaと紙幣である第2の領域Abと紙幣
と同じ形状であるけれども色が紙幣と異なる第3の領域
Acとを有したオリジナル原稿4を複写した場合には、
第2の領域Abだけを求める領域であると判定して、再
生画像7には図11(b)に示すように第1〜第3の領域
Aa〜Acのうちの第2の領域Abの周囲を取り囲むよ
うに所定の情報6として製品ナンバーの“ 123 ”
が付加される。
【0027】第2条件判定手段28から形状に関する条件
を解除した場合には、第1,第2の領域Aa,Abを画
像情報領域であると判定して、再生画像7には図12に示
すように第1,第2の領域Aa,Abの周囲を取り囲む
ように所定の情報6として製品ナンバーの“ 123
”が付加される。図柄領域25の周囲を取り囲むように
所定の情報6が付加される位置は、再生画像7における
前記余白の部分26の相当位置に設定されている。
【0028】第3の実施例においては特定色を図柄色と
して、図柄領域25の周囲を取り囲むように所定の情報6
を付加したが、特定色を紙幣の下地色に設定すると共に
画像情報領域の内側で、再生画像7における前記余白の
部分26の相当位置に設定することもできる。
【0029】第3の実施例の色検出手段27は、特定色の
3原色成分のレベルと“ 3×3”のメッシュブロック
の各画素ごとの入力画像データ1の3原色成分のレベル
とを比較し、さらに画像情報領域判定回路11で“ 3×
3 ”のブロックの色が特定色か否かの判定を実施した
が、これは色検出手段27に入力画像データ1を入力する
に先立って入力画像データ1を、例えば前記“ 3×3
”のブロックごとに平滑化することによって、画像情
報領域判定回路11を簡略化できる。また、判定に際して
ノイズの影響を受けにくくなる。
【0030】上記の各実施例ではブロックの“ 3×3
”の集合領域ごとに情報の有無を判定したり、特定色
であるなしを判定したため、取り扱う情報量を(1/
9)にしてメモリ容量を低減できるが、メモリ容量の低
減を必要としない場合には画素ごとに情報の有無,特定
色であるなしが判定される。
【0031】上記の各実施例では、メッシュブロックの
大きさが“ 3×3 ”であったがこれに限定されるも
のではない。上記の各実施例においては、装置固有の所
定の情報6として製品ナンバーが、該当する画像情報領
域の外側の周囲を取り囲むようにあるいは該当する画像
情報領域の内側に添って付加されたが、所定の情報6は
製品ナンバーに限定されるものではなく、線や特定の図
形になるように付加情報発生器21を構成することもでき
る。また、該当する画像情報領域の外側の周囲の一部あ
るいは該当する画像情報領域の内側の一部に、製品ナン
バーや線や特定の図形を付加するように付加情報発生器
21を構成することもできる。
【0032】上記の各実施例では入力画像データ1を遅
延回路18で遅延して情報付加回路19に供給したが、複写
機の場合にはオリジナル原稿を光学系で読み取る場合に
プリスキャンさせて付加する情報の位置を予め求めてお
き、あらためてオリジナル原稿を光学系で読み取ること
によって得られた入力画像データ1と付加情報発生器21
の信号を合成するように構成することもできる。
【0033】上記の各実施例では、オリジナル原稿を光
学系で読み取ることによって得られるレッド(R),グ
リーン(G),ブルー(B)の3原色成分で構成されて
いる入力画像データ1をシアン(C),マゼンタ
(M),イエロー(Y),ブラック(B)の成分に変換
するに先立って信号処理したが、入力画像データ1をシ
アン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラッ
ク(B)の成分に変換してから信号処理する場合も同様
である。
【0034】
【発明の効果】請求項の構成によると、画像情報領域
検出手段によって画像情報領域であると判定された領域
については、情報付加手段によってその画像情報領域の
周囲または内側に所定の情報が付加される。したがっ
て、オリジナル原稿に近い再生画像が得られ、画像情報
領域の周囲に付加された所定の情報から複写された再生
画像である旨を認識させることができる。また、画像情
報領域と判定された各領域ごとに再生画像に所定の情報
が付加されるため、複写機の場合に、複写された後に各
画像情報領域ごとに切断分離された場合であっても、付
加されている所定の情報から再生画像である旨を認識さ
せることができる。
【0035】
【0036】請求項1,請求項2,請求項3の構成によ
ると、色検出手段が検出した特定色の領域が所定の条件
を満たすときに、情報付加手段がその集合領域の周囲も
しくは内部の所定位置に予め定めた情報を付加するた
め、特定色の画像情報領域または特定色の画像情報領域
で大きさ,形状が規定のものに限って再生画像に所定の
情報が付加される。したがって、所定の情報が付加され
る画像情報領域をさらに限定することができ、再生画像
が付加された情報によって見にくくなることを回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の第1の実施例の全体構
成図である。
【図2】同実施例におけるオリジナル原稿と再生画像の
説明図である。
【図3】同実施例の再生画像の詳細図である。
【図4】同実施例の画像情報領域検出手段と情報付加手
段の構成図である。
【図5】同実施例の画像情報領域の検出原理の説明図で
ある。
【図6】図4における画像情報領域判定回路の構成図で
ある。
【図7】図4における情報付加回路の構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図9】第2の実施例の下地色領域と図柄領域の説明図
である。
【図10】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図11】第3の実施例におけるオリジナル原稿と再生画
像の説明図である。
【図12】第3の実施例における第2の条件を変更した場
合の再生画像の説明図である。
【符号の説明】
1 入力画像データ 2 画像情報領域検出手段 3 情報付加手段 4 オリジナル原稿 5 画像情報領域信号 6 所定の情報 7 再生画像 8 出力画像データ 9 単色化回路 10 二値化回路 11 画像情報領域判定回路 12 メッシュブロック 16 フレームメモリ 18 遅延回路 19 情報付加回路 20 セレクタ 21 付加情報発生器 22 フレームメモリ読み取り器 23 第1条件判定手段 24 紙幣 25 図柄領域 26 余白の部分 27 色検出手段 28 第2条件判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 勤 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 末武 智子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 三上 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小嶋 章夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−174057(JP,A) 特開 平2−135868(JP,A) 特開 昭61−158390(JP,A) 特開 平2−210591(JP,A) 特開 平5−68169(JP,A) 特開 平5−219353(JP,A) 特開 平5−22593(JP,A) 特開 平5−14682(JP,A) 特開 平6−54167(JP,A) 特開 平4−205274(JP,A) 特開 平2−171780(JP,A) 特開 平1−285978(JP,A) 特開 平2−284189(JP,A) 特開 平2−52384(JP,A) 特開 平5−284333(JP,A) 特開 平4−46362(JP,A) 特開 平2−55378(JP,A) 特開 平1−316783(JP,A) 特開 平4−294682(JP,A) 特開 平6−54186(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 21/00 550 - 562 B41J 29/00 - 29/70 H04N 1/38 - 1/393 H04N 1/46 - 1/64 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G06F 3/09 - 3/12 B41J 5/00 - 5/52 B41J 21/00 - 21/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データの各種紙幣の下地色を特
    定色とし、特定色を含む領域を検出する色検出手段と、
    前記特定色を含む領域が所定の条件を満たすか否かを判
    定する条件判定手段と、前記色検出手段で検出された前
    記特定色を含む領域のうちで、前記所定の条件を満たす
    特定色を含む領域の周囲もしくは内部の所定位置に予め
    定めた情報を付加する情報付加手段とを備えた画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 入力画像データを規定の大きさのブロッ
    クで平滑化し、前記ブロック毎で抽出した特定色を含む
    領域を検出する色検出手段と、前記特定色を含む領域が
    所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、
    前記色検出手段で検出された前記特定色を含む領域のう
    ちで、前記所定の条件を満たす特定色を含む領域の周囲
    もしくは内部の所定位置に予め定めた情報を付加する情
    報付加手段とを備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力画像データから特定色を含む領域を
    検出する色検出手段と、前記特定色を含む領域が所定の
    条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、前記色
    検出手段で検出された前記特定色を含む領域のうちで、
    前記所定の条件を満たす特定色を含む領域の内側で、そ
    の外周部付近に予め定めた情報を付加する情報付加手段
    とを備えた画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力画像データから画像の情報領域を検
    出する画像情報領域検出手段と、前記画像情報領域検出
    手段で検出された画像情報領域の周囲または内側に装置
    固有の情報を付加する情報付加手段とを備えた画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】 所定の条件を、特定色を含む領域が所定
    の形状に等しいとすることを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載の画像処理装置。
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