JP3578814B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,デジタル複写機,ファクシミリ装置,スキャナー,画像ファイリング装置等の画像形成装置に関し,より詳細には,複写禁止文書の不正複写を防止する機能を有した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年,画像処理技術・画像形成技術の向上によって,デジタルカラー複写機で複写したコピー紙幣と実際の紙幣とが容易に区別できないほど精巧に複写できるようになっている。このため,紙幣・有価証券等のように複写が禁止されている特殊原稿を判別し,特殊原稿の場合に違法複写を禁止するようにした画像形成装置が実用化されている。
【0003】
このような紙幣・有価証券等の特殊原稿を判別する方法としては,入力した画像データとあらかじめ登録してある特定画像(パターンデータ)とをパターンマッチング法で比較し,特定画像が存在する場合に原稿が特殊原稿であると判別する方法や,また,特開平4−54681号公報に示されるように,色相分布によるヒストグラムの形状を比較して判別する方法等が提案されている。
【0004】
一方,企業のオフィス等においては,紙幣や,有価証券等の特殊原稿以外の一般の文書の場合にも,文書の内容の重要度や,機密保持の観点から,複写が禁止されている複写禁止文書が多数存在する。一般に,このような複写禁止文書には,マル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等が押印されており,複写可能な文書と区別するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来,複写禁止文書にマル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等を押印し,利用者に複写禁止文書であることを認識させて,利用者が禁止を守ることを前提として当該複写禁止文書の複写を禁止させているため,実質的に複写を禁止できるものではなく,例えば,利用者が複写機を用いて複写することが可能であり,ファクシミリ装置を用いてファクシミリ送信することが可能であり,さらに,画像ファイリング装置に入力して保存することも可能であるという問題点があった。
【0006】
また,上記従来の特殊原稿を判別する方法を,複写禁止文書の判別に適用して,複写禁止文書の複写を禁止する装置を構成することが考えられるが,例えば,パターンマッチング法や,色相分布によるヒストグラムの形状を比較する方法で,マル秘の印鑑や,複写禁止のマークを判別して,複写禁止文書の複写を禁止する装置を構成することが考えられるが,紙幣・有価証券等の特殊原稿と異なり,マル秘の印鑑や,複写禁止のマークは,利用者が自由に設定して使用するものであり,利用者毎に形状(パターン)や,色合いが異なるため,あらかじめ共通の判別用パターンデータや,色相分布のヒストグラムを設定することができず,複写禁止文書の判別が行なえないという問題点があった。
【0007】
また,紙幣・有価証券等の特殊原稿と異なり,複写禁止文書の場合には,例えば,マル秘文書であっても,社外秘の文書,社内秘の文書のように,マル秘にする際の機密度(秘密の程度・レベル)が存在し,機密度に応じて複写禁止文書の扱い方も異なるため,画一的に複写・転送・保存を禁止するだけでは仕事の効率が低下するという問題点もあった。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって,複写禁止文書の判別を確実に行なって,複写禁止文書の複写・転送・保存を防止することを目的とする。
【0009】
また,本発明は上記に鑑みてなされたものであって,マル秘および複写禁止にする際の機密度に応じて複写禁止文書の複写・転送・保存の禁止処理の程度を変えることにより,利便性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,請求項1に係る画像形成装置は,原稿から画像データを読み取る読取手段と,複写禁止文書を判別するための特定画像を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている特定画像に基づいて,前記読取手段で読み取った画像データが複写禁止文書であるか否かを判定する判定手段と,前記判定手段の判定結果が複写禁止文書である場合に,前記読取手段で読み取った画像データに各種画像処理を施す画像処理手段と,前記画像処理手段で画像処理を施した後の画像データを出力する出力手段とを有した画像形成装置において,前記読取手段で読み取った画像データ中に,特定画像の登録を示す登録情報があるか否かを判定する登録情報判定手段と,前記登録情報判定手段で登録情報があると判定された場合に,前記読取手段で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量が特定画像として適当であるか否かを判定し,適当でなければ登録を行わない特徴量抽出手段と,を備えたものである。
【0011】
また,請求項2に係る画像形成装置は,原稿から画像データを読み取る読取手段と,複写禁止文書を判別するための特定画像を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている特定画像に基づいて,前記読取手段で読み取った画像データが複写禁止文書であるか否かを判定する判定手段と,前記判定手段の判定結果が複写禁止文書である場合に,前記読取手段で読み取った画像データに各種画像処理を施す画像処理手段と,前記画像処理手段で画像処理を施した後の画像データを出力する出力手段とを有した画像形成装置において,前記読取手段で読み取った画像データ中に,特定画像の登録を示す登録情報があるか否かを判定する登録情報判定手段と,前記登録情報判定手段で登録情報があると判定された場合に,前記読取手段で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量を特定画像として前記記憶手段に登録する特徴量抽出手段と,前記特徴量抽出手段により登録された特定画像の検出可能な範囲を示す検出可能画像を生成し,前記出力手段に送る画像作成手段と,を備えたものである。
【0018】
また,請求項に係る画像形成装置は,前記画像作成手段が,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で色調整を行なった画像を生成し、前記出力手段に送るものである。
【0019】
また,請求項に係る画像形成装置は,前記画像作成手段が,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で形状変形を行なった画像を生成し、前記出力手段に送るものである。
【0020】
また,請求項に係る画像形成装置は,前記画像作成手段が,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で傾きを調整した画像を生成し、前記出力手段に送るものである。
【0028】
【作用】
本発明の画像形成装置(請求項)は,特徴量抽出手段が,登録情報判定手段で登録情報があると判定された場合に,読取手段で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量が特定画像として適当であるか否かを判定し,適当でなければ登録を行なわないことにより,不適当な画像が特定画像として登録されることによる特定画像検出の精度劣化を回避する。
【0029】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,特徴量抽出手段が,記憶手段に特定画像を登録した後,画像作成手段が,登録された特定画像の検出可能な範囲を示す検出可能画像を生成し,出力手段に送る。したがって,利用者は出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,検出可能な範囲で複写禁止文書中に特定画像を作成することができる。
【0030】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,画像作成手段が,検出可能画像として,検出可能な範囲で色調整を行なった画像を生成し,出力手段に送る。したがって,利用者は出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,検出可能な色の範囲で複写禁止文書中に特定画像を作成することができる。
【0031】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,画像作成手段が,検出可能画像として,検出可能な範囲で形状変形を行なった画像を生成し,出力手段に送る。したがって,利用者は出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,検出可能な範囲で複写禁止文書中に特定画像を作成することができる。
【0032】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,画像作成手段が,検出可能画像として,検出可能な範囲で傾きを調整した画像を生成し,出力手段に送る。したがって,利用者は出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,検出可能な範囲で複写禁止文書中に特定画像を作成することができる。
【0034】
【実施例】
以下,本発明の画像形成装置をデジタル複写機に適用した場合を例として,図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
図1は,本実施例のデジタル複写機の概略構成を示し,原稿から光学的に画像データを読み取る読取手段としてのスキャナー101と,スキャナー101で読み取った画像データに各種画像処理を施す画像処理手段としての画像処理部102と,画像処理部102で画像処理を施した後の画像データを記録紙に出力する出力手段としてのプリンター103と,スキャナー101で読み取った画像データが複写禁止文書であるか否かを判定すると共に,後述する特定画像の登録処理を行なう複写禁止文書判定・登録部104と,各種キー入力およびメッセージの表示を行なうための操作表示部105と,上記各部を制御するシステムコントローラ106とから構成される。
【0036】
また,複写禁止文書判定・登録部104は,スキャナー101から画像データを入力し,入力した画像データ中に,特定画像の登録を示す登録情報があるか否かを判定する登録情報判定部107と,登録情報判定部107で登録情報があると判定された場合に,スキャナー101で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量を特定画像として後述するメモリ部109の辞書に追加・登録する特徴量抽出部108と,複写禁止文書を判別するための特定画像が登録された辞書および特定画像を登録するための登録用フォーマット画像を記憶したメモリ部109と,メモリ部109に特定画像(特徴量)を追加・登録した後,登録された特定画像の検出可能な範囲を示す検出可能画像を生成し,プリンター103を介して記録紙に出力すると共に,メモリ部109に記憶されている登録用フォーマット画像をプリンター103を介して記録紙に出力する画像作成部110と,メモリ部109に記憶されている特定画像に基づいて,スキャナー101で読み取った画像データ中から特定画像を検出することにより,画像データが複写禁止文書であるか否かを判定する特定画像検出・判定部111とを備えている。
【0037】
ただし,本実施例において,特徴量抽出部108は,登録情報判定部107で登録情報があると判定された場合に,スキャナー101で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量が特定画像として適当であるか否かを判定した後,適当でなければ追加・登録を行なわない構成である。
【0038】
なお,操作表示部105は,各種メッセージおよび画像を表示するためのディスプレイ装置(図示せず)と,各種警告音およびメッセージを出力するための音声発生装置(図示せず)とを有している。
【0039】
以上の構成において,▲1▼特定画像の登録処理,▲2▼複写禁止文書の判定処理の順に動作を説明する。
【0040】
▲1▼特定画像の登録処理
本実施例は,複写禁止文書にマル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等からなる特定画像を押印または記載し,スキャナー101で読み取った画像データ中に特定画像があるか否かを検出し,特定画像が検出された画像データを複写禁止文書と判定するものであり,かつ,このとき複写禁止文書であるか否かの判定に使用する特定画像をスキャナー101を介して容易に追加・登録可能としたものである。
【0041】
また,特定画像を登録する場合,登録情報を付加した原稿をスキャナー101で読み取らせると,登録情報判定部107によって,読み取った画像データ中に,特定画像の登録を示す登録情報があるか否かが判定される。登録情報があると判定されると,特徴量抽出部108が,該当する画像データから特徴量を抽出し,該特徴量を特定画像としてメモリ部109に追加・登録する。また,このとき,特徴量抽出部108は,特定画像と共に登録情報に含まれる指定情報もメモリ部109に追加・登録する。
【0042】
ここで,登録情報は,画像データが登録する特定画像を含むことを示す登録指定情報と,対応した特定画像を含む画像データが検出された場合の出力処理の内容を指定する指定情報とから構成される。指定情報では,例えば,対応した特定画像を含む画像データが検出された場合の,出力の有無,出力時の画像処理の内容,警告処理の内容等が指定される。
【0043】
また,登録情報を付加した原稿の作成方法は,例えば,登録する特定画像を押印または記載した原稿上に登録情報を付加する方法でも良く。あるいは,あらかじめ登録情報が記載された所定の登録用フォーマット用紙を用いても良い。本実施例では,登録用フォーマット用紙を用いる場合を例とする。
【0044】
図2は,登録情報が記載された登録用フォーマット用紙(出力禁止画像登録用紙)の例を示し,図示の如く,登録情報として,登録する特定画像であることを示すバーコードからなる登録指定情報201と,出力処理の内容を指定する指定情報202と,特定画像を押印または記入するための登録枠203とを有している。このバーコードからなる登録指定情報201が記載された原稿が登録用の原稿として認識される。また,登録枠203の中に押印または記入された特定画像(マーク)と同一の画像が検出された場合の処理を,指定情報202の該当する位置を黒く塗り潰すことにより指定する。
【0045】
なお,ここでは説明を簡単にするために,指定情報202として,出力禁止の選択(出力しないの指定),警告表示の選択(警告を表示するの指定),警笛の選択(警笛をならすの指定),白黒反転の選択(白黒反転して出力する)の4つを記載したが,特にこれに限定するものではなく,例えば,表1に示すように,指定情報202を詳細に指定するようにしても良い。
【0046】
【表1】
Figure 0003578814
【0047】
本実施例では,図2に示した登録用フォーマット用紙の画像を登録用フォーマット画像として,あらかじめメモリ部109に登録しておき,操作表示部105の所定キーを押下することにより,メモリ部109から登録用フォーマット画像が画像作成部110へ出力され,画像作成部110で図2に示した登録用フォーマット用紙の形式に編集された後,プリンター103を介して記録紙に出力される。したがって,ユーザは図2の登録用フォーマット用紙を用いて以下の特定画像の登録処理を容易に行なうことができる。
【0048】
特定画像の登録を行う場合,先ず,図2に示した登録用フォーマット用紙の登録枠203内に登録したいマーク(特定画像)を記入・押印し,該当するマークが検出された場合の処理を指定情報202で指定する。
【0049】
この登録用フォーマット用紙を原稿として,スキャナー101で読み取らせると,登録情報判定部107によって,入力した画像データ中に登録情報が存在するか否かが判定される。ここで,登録情報が検出されると,登録情報判定部107から特徴量抽出部108へ画像データが送られる。
【0050】
特徴量抽出部108は,先ず,登録枠203内の画像データの特徴量を抽出し,該特徴量が特定画像として適当であるか否かを判定し,適当でなければ,その旨をシステムコントローラ106へ通知して,特定画像の登録を行なわないで処理を終了する。
【0051】
一方,抽出した特徴量が特定画像として適当である場合には,画像データ中の登録情報から指定情報を抽出し,指定情報の内容と特定画像(特徴量)とをメモリ部109の辞書に追加・登録する。また,同時に,特定画像(特徴量)を画像作成部110へ送る。
【0052】
画像作成部110は,特定画像を入力すると,当該特定画像の検出可能な限界画像を作成し,プリンター103へ送出する。ここで,限界画像としては,例えば,図3の限界画像出力例で示すように,画像301が特定画像として登録された場合,画像301の色合いの認識限界を画像302で示すように作成して出力し,画像301の変形の認識限界を画像303で示すように作成して出力し,画像301の傾きの認識限界を画像304で示すように作成して出力する。
【0053】
これによって,ユーザは,登録用フォーマット用紙を用いて入力した特定画像が,画像301として登録されたことや,当該特定画像(画像301)の検出可能な限界画像を知ることができる。また,これら限界画像を参考にすることで,ユーザが登録された特定画像と同じ画像を容易に作成することができる。すなわち,本装置で確実に検出できる範囲に収まるように複写禁止文書に付加する特定画像を作成することができるので,装置における特定画像の検出精度を向上させることができると共に,複写禁止文書の指定が確実に行なえる。
【0054】
なお,本実施例では,登録情報判定部107でバーコードからなる登録指定情報201(登録情報)の有無を判定することにより,特定画像の登録用の画像データであるか否かを判定しているが,例えば,登録情報判定部107で入力画像データのフォームを認識することで,画像データのフォームが登録用フォーマット画像と一致した場合に特定画像の登録用の画像データであると判定する方法でも同様の効果を奏することができる。
【0055】
▲2▼複写禁止文書の判定処理
次に,複写禁止文書の判定処理について説明する。本実施例のデジタル複写機において,スキャナー101が原稿を光学的に読み取ると,読み取った画像データは画像処理部102および複写禁止文書判定・登録部104へ送られる。
【0056】
複写禁止文書判定・登録部104では,登録情報判定部107が,入力した画像データ中に登録情報が存在するか否かを判定する。なお,登録情報は,スキャナー101で読み取った画像データが特定画像を登録するための画像データであるか否かを判定するための情報であり,前述したように特定画像を登録する場合に,あらかじめ原稿中(すなわち,画像データ中)に記載されている。
【0057】
登録情報判定部107で登録情報がないと判定された場合には,通常の複写処理を行なうための画像データであるので,特定画像検出・判定部111において特定画像の検出および複写禁止文書の判定が実行される。
【0058】
特定画像検出・判定部111は,先ず,メモリ部109の辞書に登録されている特定画像を参照して,スキャナー101から入力した画像データ中に特定画像と一致する画像があるか否かを検出する。ここで,特定画像が検出されたならば,該当する画像データを複写禁止文書であると判定し,検出された特定画像に対応した指定情報をメモリ部109の辞書から読み出し,指定情報に基づいて,システムコントローラ106を介して,画像処理部102およびプリンター103を制御して,該当する画像データの出力または出力禁止を行なうと共に,操作表示部105を介して警告処理を実行する。
【0059】
ここで,例えば,指定情報の内容が,『出力する。警告を表示する。警笛をならす。白黒反転して出力する。』の場合,画像処理部102で画像データを白黒反転させ,プリンター103を介して記録紙へ出力すると共に,操作表示部105を介して,ディスプレイ装置に『複写禁止文書が複写されました』のメッセージを表示し,音声発生装置で警笛を発生する。
【0060】
前述したように本実施例では,登録する特定画像を記入・押印した原稿(登録用フォーマット用紙)をスキャナー101で読み込まれるだけで,特定画像の登録が行なえるので,専用の登録用スイッチ等を設ける必要がなく,簡単に登録処理を実行できる。
【0061】
また,容易に特定画像を追加・登録できるので,オフィス内文書の複写に関する安全性の向上を図ることができる。
【0062】
また,特定画像が記入・押印された複写禁止文書の複写が行なわれた場合でも,特定画像毎に出力の禁止・許可や,出力する際の処理を選択・指定できるので,様々な複写禁止文書に対して柔軟に複写禁止の処理を実施することができ,オフィス内文書の複写に関する安全性の向上と共に,仕事の効率化を図ることができる。
【0063】
また,登録の対象となる特定画像が,不適当な画像の場合に登録しない構成であるので,不適当な特定画像(例えば,判定が困難な画像)の登録による検出精度の低下を回避することができる。
【0064】
また,検出可能な画像の範囲(限界画像)を出力するので,ユーザは限界画像を参考にして,確実に検出できる特定画像を作成することができる。したがって,特定画像の検出精度が向上することになる。
【0071】
【発明の効果】
本発明の画像形成装置(請求項)は,特徴量抽出手段が,前記登録情報判定手段で登録情報があると判定された場合に,前記読取手段で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量が特定画像として適当であるか否かを判定し,適当でなければ登録を行なわないため,不適当な特定画像(例えば,判定が困難な画像)の登録による検出精度の低下を回避することができる。
【0072】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,特徴量抽出手段が,前記記憶手段に特定画像を登録した後,画像作成手段が,登録された特定画像の検出可能な範囲を示す検出可能画像を生成し,出力手段に送るため,ユーザは出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,確実に検出できる特定画像を作成することができる。したがって,特定画像の検出精度の向上を図ることができる。
【0073】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,画像作成手段が,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で色調整を行なった画像を生成し,出力手段に送るため,ユーザは出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,確実に検出できる色合いの特定画像を作成することができる。したがって,特定画像の検出精度の向上を図ることができる。
【0074】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,画像作成手段が,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で形状変形を行なった画像を生成し,出力手段に送るため,ユーザは出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,確実に検出できる形状の特定画像を作成することができる。したがって,特定画像の検出精度の向上を図ることができる。
【0075】
また,本発明の画像形成装置(請求項)は,画像作成手段が,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で傾きを調整した画像を生成し,出力手段に送るため,ユーザは出力手段より出力された検出可能画像を参考にして,確実に検出できる傾きの特定画像を作成することができる。したがって,特定画像の検出精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のデジタル複写機の概略構成を示す説明図である。
【図2】登録情報が記載された登録用フォーマット用紙(出力禁止画像登録用紙)の例を示す説明図である。
【図3】限界画像出力例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 スキャナー 102 画像処理部
103 プリンター 104 複写禁止文書判定・登録部
105 操作表示部 106 システムコントローラ
107 登録情報判定部 108 特徴量抽出部
109 メモリ部 110 画像作成部
111 特定画像検出・判定部

Claims (5)

  1. 原稿から画像データを読み取る読取手段と,複写禁止文書を判別するための特定画像を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている特定画像に基づいて,前記読取手段で読み取った画像データが複写禁止文書であるか否かを判定する判定手段と,前記判定手段の判定結果が複写禁止文書である場合に,前記読取手段で読み取った画像データに各種画像処理を施す画像処理手段と,前記画像処理手段で画像処理を施した後の画像データを出力する出力手段とを有した画像形成装置において,前記読取手段で読み取った画像データ中に,特定画像の登録を示す登録情報があるか否かを判定する登録情報判定手段と,前記登録情報判定手段で登録情報があると判定された場合に,前記読取手段で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量が特定画像として適当であるか否かを判定し,適当でなければ登録を行わない特徴量抽出手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿から画像データを読み取る読取手段と,複写禁止文書を判別するための特定画像を記憶する記憶手段と,前記記憶手段に記憶されている特定画像に基づいて,前記読取手段で読み取った画像データが複写禁止文書であるか否かを判定する判定手段と,前記判定手段の判定結果が複写禁止文書である場合に,前記読取手段で読み取った画像データに各種画像処理を施す画像処理手段と,前記画像処理手段で画像処理を施した後の画像データを出力する出力手段とを有した画像形成装置において,前記読取手段で読み取った画像データ中に,特定画像の登録を示す登録情報があるか否かを判定する登録情報判定手段と,前記登録情報判定手段で登録情報があると判定された場合に,前記読取手段で読み取った画像データから特徴量を抽出し,該特徴量を特定画像として前記記憶手段に登録する特徴量抽出手段と,前記特徴量抽出手段より登録された特定画像の検出可能な範囲を示す検出可能画像を生成し,前記出力手段に送る画像作成手段と,を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像作成手段は,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で色調整を行なった画像を生成し、前記出力手段に送ることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  4. 前記画像作成手段は,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で形状変形を行なった画像を生成し、前記出力手段に送ることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  5. 前記画像作成手段は,前記検出可能画像として,検出可能な範囲で傾きを調整した画像を生成し、前記出力手段に送ることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
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