JPH0738737A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH0738737A
JPH0738737A JP5182789A JP18278993A JPH0738737A JP H0738737 A JPH0738737 A JP H0738737A JP 5182789 A JP5182789 A JP 5182789A JP 18278993 A JP18278993 A JP 18278993A JP H0738737 A JPH0738737 A JP H0738737A
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幸男 坂野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、特定のパターンを付加した原稿を
簡単に作成できるようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、原稿画像に特定のマークを付加
した画像を再生するための特定マーク発生手段25と、
読み取った原稿画像における特定のマークの有無を検出
するマーク有無検出手段24と、このマーク有無検出手
段24で原稿画像における特定のマークを検出した場合
に複写動作を通常とは異ならせる制御手段23とを備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿画像に特定のマーク
を付加した画像を再生したり原稿画像における特定のマ
ークを検出した場合に複写動作を通常とは異ならせたり
する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機は、原稿画像を読取部で
読み取り、その読み取り画像データを読取部とほぼ同じ
場所又は全く異なる場所で書込部により複写用紙上に再
生する。また、特開昭54ー32322号公報には、原
稿画像を読み取ってその読み取り画像データから特定の
パターンを検出した場合に原稿が極秘原稿であると判断
して複写動作を停止するようにした複写機が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記複写機では、原稿
が極秘原稿であって読み取り画像データから特定のパタ
ーンを検出した場合に複写動作を停止するが、一般の原
稿に特定のパターンを付加して秘密原稿とすることは困
難である。
【0004】本発明は、上記欠点を改善し、特定のパタ
ーンを付加した原稿を簡単に作成することができる複写
機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、原稿画像に特定のマークを
付加した画像を再生するための特定マーク発生手段と、
読み取った原稿画像における特定のマークの有無を検出
するマーク有無検出手段と、このマーク有無検出手段で
原稿画像における特定のマークを検出した場合に複写動
作を通常とは異ならせる制御手段とを備えたものであ
る。
【0006】請求項2記載の発明は、原稿画像に特定の
マークを付加した画像を再生するための特定マーク発生
手段と、読み取った原稿画像における特定のマークの有
無を検出するマーク有無検出手段と、このマーク有無検
出手段で原稿画像における特定のマークを検出した場合
に読み取り画像データを無効にするビデオ制御手段とを
備えたものである。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の複写機において、前記マーク発生手段のマーク発
生機能をオン/オフさせる設定手段を備えたものであ
る。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1記載の複
写機において、前記マーク有無検出手段で原稿画像にお
ける特定のマークを検出した場合に複写動作を通常とは
異ならせる制御手段の機能をオン/オフさせるオン/オ
フ手段を備えたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、原稿画像に特定マー
ク発生手段による特定のマークを付加した画像が再生さ
れ、読み取った原稿画像における特定のマークの有無が
マーク有無検出手段により検出される。制御手段はマー
ク有無検出手段で原稿画像における特定のマークを検出
した場合に複写動作を通常とは異ならせる。
【0010】請求項2記載の発明では、原稿画像に特定
マーク発生手段による特定のマークを付加した画像が再
生され、読み取った原稿画像における特定のマークの有
無がマーク有無検出手段により検出される。ビデオ制御
手段はマーク有無検出手段で原稿画像における特定のマ
ークを検出した場合に読み取り画像データを無効にす
る。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載の複写機において、マーク発生手段のマーク発生
機能が設定手段によりオン/オフされる。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
複写機において、マーク有無検出手段で原稿画像におけ
る特定のマークを検出した場合に複写動作を通常とは異
ならせる制御手段の機能がオン/オフ手段によりオン/
オフされる。
【0013】
【実施例】図2は本発明の第1実施例の外観を示す。原
稿台11上には被読み取り面を下側にして原稿がセット
され、操作部12がユーザにより操作されたり各種の表
示を行ったりする。原稿台11上の原稿は第1実施例内
部の読取部によって読み取られ、この読取部からの画像
データは画像処理部により各種の画像処理が施される。
この画像処理部からの画像データに基づいて書込部が用
紙カセット13,14を用いた給紙装置のうちの選択さ
れたものからの複写用紙に再生画像を記録してこれをコ
ピーとしてトレイ15に排出する。
【0014】読取部は原稿台11上の原稿を主走査方向
x及び副走査方向yに走査しながら読み取るが、読み取
りの主走査はCCDラインセンサにより電子的に行わ
れ、副走査は原稿台11上の原稿とCCDラインセンサ
との相対的な位置移動により行われる。また、読取部の
読み取り、書込部の書き込みは共に画像が画素に分解さ
れて行われる。主走査、副走査の分解能は400DPI
(DOT PER INCHI)である。
【0015】図3は第1実施例における原稿読み取りか
ら再生画像記録までの画像データの流れと、画像データ
の制御信号の流れを示すブロック図である。読取部16
は、原稿台11上の原稿を主走査方向x及び副走査方向
yに走査しながらCCDラインセンサにより読み取り、
このCCDラインセンサからの画像信号の増幅、A/D
変換、シェーディング補正などの処理を行う。画像処理
部17は読取部16からの画像データAのフィルタ処
理、変倍処理、階調処理などの処理を行う。
【0016】書込部18は、レーザビームプリンタが用
いられて画像処理部17からの画像データBによるレー
ザビームの変調、感光体の帯電及びそのレーザビームに
よる露光で静電潜像を形成し、この静電潜像の現像、複
写用紙への転写及び定着などを行うことにより、画像記
録を行う。操作部12からは、階調処理モード、記録画
像濃度、変倍率などの条件や、複写禁止マークの出力モ
ードなどの設定入力が行われ、制御部19はその操作部
12からの入力信号に基づいて制御信号Cを読取部1
6、画像処理部17及び書込部18へ送って読取部1
6、画像処理部17及び書込部18の動作を制御する。
【0017】図1は画像処理部17のうちで特に第1実
施例の特徴とする部分に関わる部分を示すブロック図で
ある。画像データA、Bは図1と同じく読取部16から
出力される画像データA、画像処理部17から出力され
る画像データBである。画像データA,B,E,F,G
は画素毎に濃度に関して多値量子化された信号である。
【0018】入力画像データAはフィルタ部20により
MTF補正されて画像データEとなる。変倍部21はフ
ィルタ部20からの画像データEを主走査方向に拡大し
又は縮小する処理を論理的(又は電子的)に行う。副走
査方向の変倍は、原稿台11上の原稿を読み取る時にC
CDラインセンサと原稿台11上の原稿との相対的な位
置移動の速度、すなわち、副走査速度の制御部19によ
る制御により行われる。
【0019】変倍部21で変倍された画像データFは、
階調処理部22において原稿と再生画像との濃度関係が
所望の関係になるようにガンマ変換され、更に書込部1
8に適合する画像データとなるように階調処理されて画
像データGとなる。ビデオ制御部23は、階調処理部2
2からの画像データGを入力信号H,Jなどにより制御
して画像データBとして書込部18に出力する。
【0020】すなわち、ビデオ制御部23は、マーク検
出部24により複写禁止マークが検出されてマーク検出
信号Hがマーク検出部24から入力された場合には画像
データGをカットして画像データB=0とし、再生画像
を白とする(何も記録しない)ようにする。また、マー
ク発生モードにおいては、マーク発生部25からのマー
ク画像信号Jと画像データGとを合成して画像データB
として出力する。
【0021】マーク検出部24は、フィルタ部20から
の画像データEを解析して原稿画像中に複写禁止マーク
が有るか無いかを判定し、原稿画像中に複写禁止マーク
が有る場合にマーク検出信号H=1を出力する。マーク
発生部25は、原稿画像に特別な画像を付加した再生画
像を得る目的で、その特別な画像のための画像信号Jを
発生する。特別な画像の例としては、代表的なものにペ
ージナンバーなどがあるが、第1実施例では複写禁止マ
ークも特別な画像の1つであり、その画像信号がマーク
発生部25で発生される。
【0022】図4はマーク検出部24の内部構成を示す
ブロック図である。特徴発生部26は複写禁止マークの
特徴データLを発生する。この特徴データLは予め決め
られた複写禁止マークの形状、濃度等に基づく特徴の他
に、原稿上での複写禁止マークの位置や配列上の特徴に
基づいて作成されている。さらに、変倍複写時には、画
像データEは、副走査方向に変倍されたデータであり、
かつ、主走査方向に変倍処理されていない、いわゆる等
倍画像データであるという性質をも考慮して特徴データ
Lが作成されている。
【0023】特徴抽出部27は、画像データEに基づい
て特徴発生部26で発生する特徴データLに対応する特
徴を抽出することにより原稿画像から複写禁止マークの
特徴を抽出し、その結果を抽出データKとして出力す
る。照合部28は、特徴抽出部27からの抽出データK
と特徴発生部26からの特徴データLとを比較照合し、
その照合結果Mを出力する。判定部29は、照合部28
からの照合結果Mに基づいて複写禁止マークの有無を総
合的に判定し、複写禁止マークが有る場合には複写禁止
マーク検出信号H=1を発生する。
【0024】図5はマーク発生部25の内部構成を示す
ブロック図である。信号CKは主走査方向の画素クロッ
クであり、Xカウンタ30は信号CKをカウントして複
写用紙上での主走査方向の画素アドレスを表す信号XA
を発生する。信号SYNCは主走査方向のライン同期信
号であり、Yカウンタ31は信号SYNCをカウントし
て複写用紙上での副走査方向の画素アドレスを表す信号
YAを発生する。
【0025】パターン発生器32は、ROM(READ
ONLY MEMORY)であって、信号XA,Y
A,MARKによりアドレスが指定され、このアドレス
に対応したマークパターンデータPを出力する。マーク
パターンデータPはパターン発生器32に格納されてい
る複写禁止マークの他にページナンバー用の数字パター
ン等、種々の文字,記号,マーク(以下マーク等と呼
ぶ)のパターンデータの中から選択されたパターンデー
タである。
【0026】ROM32内のどのマーク等のパターンデ
ータを選択するかはROM32へのアドレス入力信号M
ARKにより決まる。アドレス入力信号MARKはRO
M32内のパターンデータの種類を表わす4ビットのコ
ード化された信号であり、例えば0001の場合には複
写禁止マークを表わす。マークパターンデータPは8ビ
ットの並列信号であり、PSC部(並列/直列変換部)
33で並列/直列変換されて画素単位の直列信号MPと
なる。制御部34は、マーク等を複写用紙上のどの位置
に記録するかを制御するものであり、記録しようとする
期間だけ信号XY=1を発生する。アンド回路35は信
号MP,XYのアンドをとって信号Jを発生する。この
信号Jは記録されるマーク等の画像信号である。
【0027】図6はビデオ制御部23の要部を示すブロ
ック図である。信号B,G,H,Jは図4と同じであ
る。ビデオ制御部23はRS型フリップフロップ36、
ナンドゲート37、アンドゲート38,39、オア回路
40を有する。信号MDは、複写禁止マークを検出した
場合に画像データをカットして再生画像に原稿画像を出
さない機能、いわゆる複写禁止制限機能を有効にするモ
ード信号であり、操作部12からの入力指定に基づいて
設定される。
【0028】信号RSは、図1に示す制御部19によっ
て発生されるパルス信号であって複写動作の開始時に発
生し、毎複写動作毎にフリップフロップ36をリセット
する。信号JGは、マーク画像信号Jを原稿画像データ
と合成して出力するか否かのモードを表わす信号であ
り、マーク画像信号Jを原稿画像データと合成して出力
する合成モード時に1となる。この信号JGは図1に示
す制御部19によって発生される。
【0029】次に、図6に示すビデオ制御部23の動作
を説明する。原稿が原稿台11上にセットされて操作部
12の複写開始キーが押されると、複写動作が開始さ
れ、信号RSが発生してフリップフロップ36がリセッ
トされる。原稿の読み取り走査が進行し、原稿台11上
にセットされている原稿上に複写禁止マークが存在して
いてこれがマーク検出部24により検出されると、マー
ク検出信号Hが0から1に変化する。
【0030】マーク検出信号Hが1に変化すると、フリ
ップフロップ36がセットされてフリップフロップ36
の出力信号が1になる。ここで、複写禁止制御機能が有
効モードであればMD=1となり、ナンドゲート37の
出力信号MKが0になる。MKが0になると、画像デー
タGに無関係にアンドゲート38の出力信号GBが0
(再生画像の白に対応)になる。複写禁止制御機能が有
効モードでなければMD=0となってナンドゲート37
の出力信号MKが1になり、画像データGがアンドゲー
ト38を通過する。また、マーク画像信号Jを原稿画像
データと合成して出力する合成モードがオフである場
合、すなわち、JG=0の場合には、アンドゲート39
の出力信号JBが0になる。
【0031】したがって、複写禁止制御機能が有効モー
ドであって合成モードがオフの場合には、複写禁止マー
クがマーク検出部24により検出された時以降は、原稿
画像が記録されなくなって再生画像が白画像となる。ま
た、マーク画像信号Jを原稿画像データと合成して出力
する合成モードがオンである場合、すなわち、JG=1
の場合には、選択されているマーク等の種類に応じたマ
ーク画像信号Jがアンドゲート39を通過してオア回路
40を通って信号Bとして出力され、選択されているマ
ーク等が複写用紙上に記録される。また、アンドゲート
40の出力信号MKは図1に示す制御部19に送出さ
れ、制御部19は信号MKを受信すると操作部12に、
複写しようとしている原稿が複写禁止原稿であって複写
できない旨を表示させると共に原稿が複写禁止原稿であ
って複写できないことを警告するための警告音を発生さ
せる。
【0032】原稿台11上にセットされている原稿上に
複写禁止マークが存在していない場合には、マーク検出
部24からのマーク検出信号Hが0のままであり、ナン
ドゲート37の出力信号MKが1のままである。このた
め、画像データGはアンドゲート38を通過し、原稿画
像が再生画像として記録される。また、複写禁止制御機
能が有効モードでなくてMD=0である場合にはナンド
ゲート37の出力信号MKが1のままであって画像デー
タGがアンドゲート38を通過し、原稿画像が再生画像
として記録される。
【0033】図7は複写禁止マークの形状を示す。この
複写禁止マーク41は径の異なる複数の同心円411
413により構成されている。マーク発生部25は、パ
ターン発生器32内に複写禁止マーク41のマークパタ
ーンデータが格納されており、複写禁止マーク41の信
号を特別な画像の信号Jとして発生する。マーク検出部
24は、画像データEを解析して原稿画像中に複写禁止
マーク41が有るか無いかを判定し、原稿画像中に複写
禁止マーク41が有る場合にマーク検出信号H=1を出
力する。
【0034】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク41の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク41の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク41が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0035】図8は複写禁止マーク41を拡大複写モー
ドで読み取った場合における画像データEの様子を2次
元的に展開して示す模式図であり、画像データEは副走
査方向yには拡大されているが、主走査方向xには等倍
になっている。図9は複写禁止マーク41を縮小複写モ
ードで読み取った場合における画像データEの様子を2
次元的に展開して示す模式図であり、画像データEは副
走査方向yには縮小されているが、主走査方向xには等
倍になっている。
【0036】図8及び図9の画像データEを2次元的に
展開した模式図は、共に主走査方向xの或る位置lにお
いては拡大、縮小に関わらず主走査方向に一定の画像パ
ターンとなり、また、複写禁止マーク41が同心円41
1〜413であることにより原稿が原稿台11上に斜めに
セットされても、やはり一定の画像パターンとなる。特
徴抽出部27にて画像データEから複写禁止マークの副
走査方向パターンのデータを抽出するためには一般にラ
インメモリが必要になって構成が複雑になり、かつ、コ
ストが高くなるという欠点があるが、第1実施例では図
8及び図9に示すように複写禁止マーク41は画像デー
タEの主走査方向の画像パターンだけで特徴を抽出する
ことができるから構成及びコストの面でメリットが大き
い。
【0037】図10は第1実施例で複写用紙上に複写禁
止マーク41を記録した例を示し、原稿画像による再生
画像は図示を省略してある。複写用紙42上には複数の
複写禁止マーク41が離散的に記録され、1つの○印が
1つの複写禁止マーク41を示す。原稿をどのような向
きで原稿台11上にセットしても、あるいは原稿台11
上の原稿の一部を他の白い紙などで覆って複写しようと
しても、必ずどこかで複写禁止マーク41が読み取られ
るように複写用紙42上に多数の複写禁止マーク41が
配列されている。
【0038】このように複写用紙42上に多数の複写禁
止マーク41が配列されていることから、図4の判定部
29では複写禁止マーク41の有無を総合的に判断する
際に、複写禁止マーク41が或る一定数以上検出された
場合に複写禁止マーク41が有ると判定することによっ
て、複写禁止マーク41の誤検出を防止し、検出精度を
上げることが可能となる。
【0039】図11は本発明の第2実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0040】この複写禁止マーク43は、16画素ピッ
チの網点で構成され、1つのドットが2×2画素であ
る。第2実施例では、上記第1実施例において、複写禁
止マーク41の代りに複写禁止マーク43が用いられ、
マーク発生部25はパターン発生器32内に複写禁止マ
ーク43のマークパターンデータが格納されていて複写
禁止マーク43の信号を特別な画像の信号Jとして発生
する。マーク検出部24は、画像データEを解析して原
稿画像中に複写禁止マーク43が有るか無いかを判定
し、原稿画像中に複写禁止マーク43が有る場合にマー
ク検出信号H=1を出力する。
【0041】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク43の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク43の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク43が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0042】この第2実施例では、複写禁止マーク43
が網点で構成されているので、マーク検出部24では、
複写禁止マーク43が網点であること、複写禁止マーク
43のドットのピッチ、1エリア中の網点の数などを特
徴として複写禁止マーク43を検出することができ、複
写禁止マークの検出が容易になるというメリットが有
る。
【0043】図12は本発明の第3実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0044】この複写禁止マーク44は数字,記号,文
字等の特別な画像、例えば数字の2の内部を網点として
構成したものである。第3実施例では、上記第1実施例
において、複写禁止マーク41の代りに複写禁止マーク
44が用いられ、マーク発生部25はパターン発生器3
2内に複写禁止マーク44のマークパターンデータが格
納されていて複写禁止マーク44の信号を特別な画像の
信号Jとして発生する。マーク検出部24は、画像デー
タEを解析して原稿画像中に複写禁止マーク44が有る
か無いかを判定し、原稿画像中に複写禁止マーク44が
有る場合にマーク検出信号H=1を出力する。
【0045】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク44の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。判定部29は、
照合部28からの照合結果Mに基づいて複写禁止マーク
44の有無を総合的に判定し、複写禁止マーク44が有
る場合には複写禁止マーク検出信号H=1を発生する。
【0046】この第3実施例では、複写禁止マーク44
が数字の内部を網点として構成したものであるので、マ
ーク検出部24では、複写禁止マーク44が網点である
ことの他に、複写禁止マーク44全体としての形状が特
定の数字であることを特徴の1つとして複写禁止マーク
44を検出することができ、複写禁止マークの検出が容
易になり、かつ、原稿画像上の網点画像を複写禁止マー
クと誤検出するエラーを防止することができるというメ
リットがある。
【0047】図13は本発明の第4実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0048】この複写禁止マーク45は、同心円で分け
られた黄色の領域451,青色の領域452,赤色の領域
453により構成され、色の組み合わせが特徴の1つで
ある。 第4実施例はカラー複写機に構成され、上記第
1実施例において、読取部16は原稿台11上の原稿を
走査しながら3色に色分解して読み取って3色のカラー
画像データを順次に出力するものが用いられる。また、
画像処理部17は読取部16からの3色のカラー画像デ
ータを順次に処理し、書込部18は画像処理部17から
の3色の画像データにより各トナー像を感光体上に形成
してこれらを重ね合わせて転写紙に転写するレーザビー
ムプリンタが用いられる。
【0049】また、第4実施例では、複写禁止マーク4
1の代りに複写禁止マーク45が用いられ、マーク発生
部25はパターン発生器32内に複写禁止マーク45の
マークパターンデータが格納されていて複写禁止マーク
45の信号を特別な画像の信号Jとして発生する。マー
ク検出部24は、画像データEを解析して原稿画像中に
複写禁止マーク45が有るか無いかを判定し、原稿画像
中に複写禁止マーク45が有る場合にマーク検出信号H
=1を出力する。
【0050】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク45の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク45の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク45が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0051】この第4実施例では、複写禁止マーク45
が色が互いに異なる複数の領域で構成されているので、
カラー複写機で特に有効であるが、白黒複写機でも有効
である。マーク検出部24では、複写禁止マーク45を
その色の組み合わせを特徴の1つとして検出することが
でき、複写禁止マークの検出が容易になり、検出精度を
向上させることができるというメリットが得られる。
【0052】図14は本発明の第5実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0053】この複写禁止マーク46は、同心円で分け
られた濃度の濃い領域461,濃度の薄い領域462,濃
度が中間である領域463により構成され、濃度の組み
合わせが特徴の1つである。第5実施例では、上記第1
実施例において、複写禁止マーク41の代りに複写禁止
マーク46が用いられ、マーク発生部25はパターン発
生器32内に複写禁止マーク46のマークパターンデー
タが格納されていて複写禁止マーク46の信号を特別な
画像の信号Jとして発生する。マーク検出部24は、画
像データEを解析して原稿画像中に複写禁止マーク46
が有るか無いかを判定し、原稿画像中に複写禁止マーク
46が有る場合にマーク検出信号H=1を出力する。
【0054】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク46の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク46の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク46が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0055】この第5実施例では、複写禁止マーク46
が濃度が互いに異なる複数の領域で構成されているの
で、マーク検出部24では、複写禁止マーク46をその
濃度の組み合わせを特徴の1つとして検出することがで
き、複写禁止マークの検出が容易になり、検出精度を向
上させることができるというメリットが得られる。
【0056】図15は本発明の第6実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0057】この複写禁止マーク47は、同心円で分け
られた網点の密度が互いに異なる複数の領域、例えば1
00線/インチの網点を有する領域471,75線/イ
ンチの網点を有する領域472により構成される。第6
実施例では、上記第1実施例において、複写禁止マーク
41の代りに複写禁止マーク47が用いられ、マーク発
生部25はパターン発生器32内に複写禁止マーク47
のマークパターンデータが格納されていて複写禁止マー
ク47の信号を特別な画像の信号Jとして発生する。マ
ーク検出部24は、画像データEを解析して原稿画像中
に複写禁止マーク47が有るか無いかを判定し、原稿画
像中に複写禁止マーク47が有る場合にマーク検出信号
H=1を出力する。
【0058】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク47の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク47の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク47が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0059】一般の原稿には種々の密度の網点画像が存
在し得るが、一定エリア内に密度の異なる複数の網点が
同居する画像は極めて少なく、第6実施例では、一般原
稿画像中の網点を複写禁止マークと誤検出するエラーを
防止できるというメリットが得られる。
【0060】図16は本発明の第7実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0061】この複写禁止マーク48は、線幅が互いに
異なる複数の線、例えば細い線481,中間の幅を有す
る線482,太い線483により構成される。第7実施例
では、上記第1実施例において、複写禁止マーク41の
代りに複写禁止マーク48が用いられ、マーク発生部2
5はパターン発生器32内に複写禁止マーク48のマー
クパターンデータが格納されていて複写禁止マーク48
の信号を特別な画像の信号Jとして発生する。マーク検
出部24は、画像データEを解析して原稿画像中に複写
禁止マーク48が有るか無いかを判定し、原稿画像中に
複写禁止マーク48が有る場合にマーク検出信号H=1
を出力する。
【0062】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク48の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク48の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク48が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0063】この第7実施例では、複写禁止マーク48
が線幅の異なる複数の線により構成されているので、複
写禁止マークをその線幅の組み合わせを特徴の1つとし
て検出することができ、複写禁止マークの検出精度を向
上させることができる。
【0064】図17は本発明の第8実施例における複写
禁止マークの形状を示す。
【0065】この複写禁止マークは画像の性質が異なる
2種類の複写禁止マーク49,50からなり、この複写
禁止マーク49,50は同一の複写用紙51上にそれぞ
れ離散的に配列して記録される。第8実施例では、上記
第1実施例において、複写禁止マーク41の代りに複写
禁止マーク49,50が用いられ、マーク発生部25は
パターン発生器32内に複写禁止マーク49,50のマ
ークパターンデータが格納されていて複写禁止マーク4
9,50の信号を特別な画像の信号Jとして発生する。
マーク検出部24は、画像データEを解析して原稿画像
中に複写禁止マーク49,50が有るか無いかを判定
し、原稿画像中に複写禁止マーク49,50が有る場合
にマーク検出信号H=1を出力する。
【0066】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク49,50の特徴データLを発生
し、特徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発
生部26で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出
し、その結果を抽出データKとして出力する。照合部2
8は、特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部
26からの特徴データLとを比較照合し、その照合結果
Mを出力する。判定部29は、照合部28からの照合結
果Mに基づいて複写禁止マーク49,50の有無を総合
的に判定し、複写禁止マーク49,50が有る場合には
複写禁止マーク検出信号H=1を発生する。
【0067】この第8実施例では、複写禁止マーク4
9,50が複数種類の複写禁止マークであるという特徴
の他に、画像の性質の異なる複数種類の複写禁止マーク
49,50がそれぞれ多数配列されているという特徴に
基づいて複写禁止マークを検出するので、万が一にも一
般原稿の画像内に複写禁止マーク49,50のいずれか
一方に類似した画像が存在していた場合にも、その原稿
を複写禁止マークが付加されていない場合に複写禁止原
稿と誤判定するエラーを防止できるというメリットが得
られる。
【0068】図18は本発明の第9実施例における画像
処理部の内部構成を示す。この第9実施例は黒,赤の2
色の読み取り,書き込みを行う、いわゆる2色複写機で
あり、上記第1実施例において、読取部16は原稿台1
1上の原稿を走査しながら緑フィルタ及び赤フィルタに
より色分解して読み取って画像データA1,A2を出力
するものが用いられる。画像処理部17では、図18に
示すように読取部16からの画像データA1,A2はそ
れぞれフィルタ部52,53にてMTF補正されて画像
データE1,E2となる。ここに、画像データA1は原
稿を緑フィルタを介して読み取ることで得られた画像デ
ータであり、画像データA2は原稿を赤フィルタを介し
て読み取ることで得られた画像データである。
【0069】変倍部54はフィルタ部52からの画像デ
ータE1を主走査方向に拡大し又は縮小する処理を論理
的(又は電子的)に行う。変倍部54で変倍された画像
データFは、階調処理部55において原稿と再生画像と
の濃度関係が所望の関係になるようにガンマ変換され、
更に書込部18に適合する画像データとなるように階調
処理されて画像データGとなる。ビデオ制御部56は、
階調処理部55からの画像データGを入力信号Hなどに
より制御して画像データB1として書込部18に出力す
る。すなわち、ビデオ制御部56は、マーク検出部57
により複写禁止マークが検出されてマーク検出信号Hが
マーク検出部57から入力された場合には画像データG
をカットして画像データB1=0とし、再生画像を白と
する(何も記録しない)ようにする。
【0070】赤抽出部58は、フィルタ部52,53か
らの画像データE1,E2の成分を解析して原稿画像中
の赤成分のみを抽出する。マーク検出部57は、赤抽出
部58の出力信号Rについて予め定められた特徴及び複
写禁止マークの形状などに注目して複写禁止マークを検
出し、原稿画像中に複写禁止マークが有る場合にマーク
検出信号H=1を出力する。マーク発生部59は、上記
マーク発生部25と同様の動作を行い、マーク画像信号
B2をビデオ制御部56ではなく書込部18へ送出す
る。
【0071】書込部18は2色書込機能を有するものが
用いられ、ビデオ制御部56からの画像データB1によ
り複写用紙上に黒で原稿画像を再生画像として記録する
と同時に、マーク発生部59からのマーク画像信号B2
により同じ複写用紙上に赤色の複写禁止マークを記録す
る。結局、1枚の複写用紙上には原稿画像が黒で記録さ
れて複写禁止マークが赤で記録されることになる。この
第9実施例では、複写禁止マークを赤に限定したので、
複写禁止マークの検出精度が向上するというメリットが
ある。
【0072】図19は本発明の第10実施例における複
写禁止マークの形状を示す。この複写禁止マーク60は
“秘”の文字を丸で囲んだマークであり、日本では“秘
密”を意味する記号としてスタンプなどで多く使用され
ている画像である。この第10実施例では、上記第1実
施例において、複写禁止マーク41の代りに複写禁止マ
ーク60が用いられ、マーク発生部25はパターン発生
器32内に複写禁止マーク60のマークパターンデータ
が格納されていて複写禁止マーク60の信号を特別な画
像の信号Jとして発生する。マーク検出部24は、画像
データEを解析して原稿画像中に複写禁止マーク60が
有るか無いかを判定し、原稿画像中に複写禁止マーク6
0が有る場合にマーク検出信号H=1を出力する。この
マーク検出部24は公知のOCR(Optical Chracter
Recognition)技術を用いて構成することができる。
この第10実施例では、従来多く用いられているスタン
プ押印によって複写禁止マークの役割を持たせることも
可能である。
【0073】なお、第10実施例において、複写禁止マ
ーク60は“秘”の文字を丸で囲んで丸の内部を網点で
構成するようにしてもよい。この場合、マーク検出部2
4の検出対象は、網点であり、“秘”の文字の意味その
ものはマーク検出部24の検出に関係しない。“秘”の
文字は人間に対して“秘密文書”という意味を与える役
割を持つ。また、複写禁止マーク60は線幅の異なる複
数種類の線で構成してもよい。さらに、第9実施例にお
いて、複写禁止マークとして複写禁止マーク60を赤で
構成したものを用いるようにしてもよい。
【0074】図20は本発明の第11実施例における複
写禁止マークの形状を示す。
【0075】この複写禁止マーク61は、1〜4画素で
1つのドットを構成してシアンのドットC,マゼンタの
ドットM及び黄色のドットYを複数個分散して配列した
ものであり、このドットの配列と色とにより表現され
る。第11実施例では、上記第4実施例のカラー複写機
において、複写禁止マーク45の代りに複写禁止マーク
61が用いられ、マーク発生部25はパターン発生器3
2内に複写禁止マーク61のマークパターンデータが格
納されていて複写禁止マーク61の信号を特別な画像の
信号Jとして発生する。マーク検出部24は、画像デー
タEを解析して原稿画像中に複写禁止マーク61が有る
か無いかを判定し、原稿画像中に複写禁止マーク61が
有る場合にマーク検出信号H=1を出力する。
【0076】マーク検出部24においては、特徴発生部
26は複写禁止マーク61の特徴データLを発生し、特
徴抽出部27は、画像データEに基づいて特徴発生部2
6で発生する特徴データLに対応する特徴を抽出し、そ
の結果を抽出データKとして出力する。照合部28は、
特徴抽出部27からの抽出データKと特徴発生部26か
らの特徴データLとを比較照合し、その照合結果Mを出
力する。判定部29は、照合部28からの照合結果Mに
基づいて複写禁止マーク61の有無を総合的に判定し、
複写禁止マーク61が有る場合には複写禁止マーク検出
信号H=1を発生する。
【0077】この第11実施例では、複写禁止マーク6
1は複数の微小なドットを分散して構成したことによ
り、肉眼では容易に認識することができず、したがっ
て、原稿画像の見易さ,読み易さを損なわないというメ
リットが得られる。一般にカラー複写機では白黒複写機
に比較して文書原稿よりも絵入りの原稿が使用される割
合が多く、絵入りの原稿では複写禁止マークが目立ち過
ぎると原稿の見易さが損なわれるだけでなく絵そのもの
の意味が無くなる場合があり、複写禁止マークを微小な
ドットを分散して構成して暗号化することはその欠点を
解消するというメリットが得られる。
【0078】図21は本発明の他の実施例で複写用紙上
に複写禁止マークを記録したものを示す。この実施例
は、上記各実施例において、複写禁止マーク41,43
〜48,60,61を複写用紙42上の特定の位置、例
えば複写用紙42の対向する左上と右下の2つのエッジ
から主走査方向及び福走査方向にl1,l2づつ離れた位
置に配置される。この実施例では、l1,l2を特徴の1
つとして複写禁止マークを検出するので、複写禁止マー
クの検出精度を上げることができる。なお、複写禁止マ
ーク41,43〜48,60,61は複写用紙42の対
向する左上と右下の2つのエッジから主走査方向及び福
走査方向にl1,l2づつ離れた位置に配置されるが、こ
れは原稿を原稿台11上にセットする場合に原稿の向き
が逆になっても複写禁止マークの検出を容易に行えるよ
うにするためである。
【0079】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、原稿画像に特定のマークを付加した画像を再生する
ための特定マーク発生手段と、読み取った原稿画像にお
ける特定のマークの有無を検出するマーク有無検出手段
と、このマーク有無検出手段で原稿画像における特定の
マークを検出した場合に複写動作を通常とは異ならせる
制御手段とを備えたので、特定のパターンを付加した原
稿を簡単に作成することができる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、原稿画像に
特定のマークを付加した画像を再生するための特定マー
ク発生手段と、読み取った原稿画像における特定のマー
クの有無を検出するマーク有無検出手段と、このマーク
有無検出手段で原稿画像における特定のマークを検出し
た場合に読み取り画像データを無効にするビデオ制御手
段とを備えたので、特定のパターンを付加した原稿を簡
単に作成することができる。
【0081】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の複写機において、前記マーク発生手段のマ
ーク発生機能をオン/オフさせる設定手段を備えたの
で、原稿画像に特定のパターンを選択的に付加して再生
することができる。
【0082】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の複写機において、前記マーク有無検出手段で原稿画
像における特定のマークを検出した場合に複写動作を通
常とは異ならせる制御手段の機能をオン/オフさせるオ
ン/オフ手段を備えたので、特定のマークを有する原稿
を特別に複写することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の画像処理部を示すブロッ
ク図である。
【図2】同第1実施例の外観を示す斜視図である。
【図3】同第1実施例における原稿読み取りから再生画
像記録までの画像データの流れと、画像データの制御信
号の流れを示すブロック図である。
【図4】同画像処理部におけるマーク検出部の内部構成
を示すブロック図である。
【図5】同画像処理部におけるマーク発生部の内部構成
を示すブロック図である。
【図6】同画像処理部におけるビデオ制御部の要部を示
すブロック図である。
【図7】同第1実施例の複写禁止マークを示す図であ
る。
【図8】同第1実施例で複写禁止マークを拡大複写モー
ドで読み取った場合における画像データの様子を2次元
的に展開して示す模式図である。
【図9】同第1実施例で複写禁止マークを縮小複写モー
ドで読み取った場合における画像データの様子を2次元
的に展開して示す模式図である。
【図10】同第1実施例で複写用紙上に複写禁止マーク
を記録した例を示図である。
【図11】本発明の第2実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図12】本発明の第3実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図13】本発明の第4実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図14】本発明の第5実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図15】本発明の第6実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図16】本発明の第7実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図17】本発明の第8実施例における複写禁止マーク
の形状を示す図である。
【図18】本発明の第9実施例における画像処理部の内
部構成を示す図である。
【図19】本発明の第10実施例における複写禁止マー
クの形状を示す図である。
【図20】図20は本発明の第11実施例における複写
禁止マークの形状を示す図である。
【図21】本発明の他の実施例で複写用紙上に複写禁止
マークを記録したものを示す図である。
【符号の説明】
16 読取部 17 画像処理部 18 書込部 23 ビデオ制御部 24 マーク検出部 25 マーク発生部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像に特定のマークを付加した画像を
    再生するための特定マーク発生手段と、読み取った原稿
    画像における特定のマークの有無を検出するマーク有無
    検出手段と、このマーク有無検出手段で原稿画像におけ
    る特定のマークを検出した場合に複写動作を通常とは異
    ならせる制御手段とを備えたことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】原稿画像に特定のマークを付加した画像を
    再生するための特定マーク発生手段と、読み取った原稿
    画像における特定のマークの有無を検出するマーク有無
    検出手段と、このマーク有無検出手段で原稿画像におけ
    る特定のマークを検出した場合に読み取り画像データを
    無効にするビデオ制御手段とを備えたことを特徴とする
    複写機。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の複写機において、
    前記マーク発生手段のマーク発生機能をオン/オフさせ
    る設定手段を備えたことを特徴とする複写機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の複写機において、前記マー
    ク有無検出手段で原稿画像における特定のマークを検出
    した場合に複写動作を通常とは異ならせる制御手段の機
    能をオン/オフさせるオン/オフ手段を備えたことを特
    徴とする複写機。
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