JP5487000B2 - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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本発明は、地紋パターン付き原稿画像を複写可能な画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
従来、地紋パターンを有する原稿画像を複写可能な画像形成装置が、例えば特許文献1に記載されている。
この画像形成装置では、地紋パターン付き原稿画像の複写を制限するために、原稿画像の読み取りに際して地紋パターンの有無を判別し、読み取った原稿画像から地紋パターンを検出した場合、原稿画像が判読できない態様で画像データを印刷出力する。
しかし、この従来の技術では、地紋パターン付き原稿画像であれば画一的に判読不能化して印刷出力するだけであり、印刷履歴さえ分からず、不正な印刷行為の追跡、抑止ができないという問題があった。
特開2006−186976号公報
発明が解決しようとする課題は、地紋パターンの付された印刷物の不正な印刷行為の追跡、抑止ができないという問題があった点である。
本発明は、地紋パターン付き原稿画像であっても、不正な印刷行為の追跡、抑止を可能とすることを目的として、原稿画像を読み取って画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データから複写時に顕在化する地紋パターンの有無を判定する地紋パターン判定部と、前記画像データの出自を含む追跡情報を記憶する追跡情報記憶部と、前記地紋パターン判定部が地紋パターン有りと判定したとき、前記画像データから前記地紋パターンを部分的に除去する地紋パターン除去部と、前記地紋パターン除去部による前記除去に基づき前記追跡情報を前記画像データに付加して、合成画像データを生成する画像合成部と、前記合成画像データに基づく複写画像を用紙上に形成して印刷出力する画像形成部とを備え、前記地紋パターン除去部は、前記追跡情報を表す空白抜き形状を形成して前記除去を行い、前記地紋パターン判定部が、地紋パターン有りと判定したとき、地紋パターンに元から含まれるウォーターマークの示すメッセージが複写禁止を意味する場合、前記画像形成部は、複写画像の印刷出力を止め、地紋パターンに元から含まれるウォーターマークの示すメッセージが複写禁止を意味しない場合、前記画像合成部は、追跡情報を画像データに合成して合成画像データを生成し、前記地紋パターンが傾斜して埋め込まれた元からのウォーターマークを含む場合、前記画像合成部は、前記地紋パターンに前記空白抜き形状を前記追跡情報とし、前記ウォーターマークと重ならないように、前記ウォーターマークの行間に前記追跡情報を示すテキストを付加することを画像形成装置の特徴とする。
本発明の画像形成装置では、地紋パターン付き原稿画像であっても、追跡情報により、どの画像形成装置により印刷されたのか等を知ることが可能となり、不正な印刷行為の追跡、抑止に寄与させることができる。
本発明の画像形成プログラムでは、地紋パターン付き原稿画像に追跡情報を付加するようにコンピューターを機能させることができる。
本発明実施例に係る画像形成装置(デジタル複合機)の概略構成を示す機能ブロック図である。 デジタル複合機の動作フローチャート図である。 図3(A),(B)は、地紋パターン付き原稿画像の複写前後の印刷出力イメージを対比して示す説明図である。 図4(A),(B)は、地紋パターン付き原稿画像の複写前後の印刷出力イメージを対比して示す説明図である。 ウォーターマークと重ならないように画像データに追跡情報を付加する際の設定例を示す説明図である。
地紋パターン付き原稿画像であっても不正な印刷行為の追跡を可能とするといった目的を、読み取った画像データから地紋パターンを部分的に除去することに基づき、複写画像の出自を含む追跡情報を画像データに付加することで実現した。
地紋パターンの部分的な除去としては、画像データの縮小に伴って余白を形成する態様、画像データの部分マスクに伴って地紋パターン内に空白部を形成する態様、地紋パターン内に追跡情報を表わす空白抜き形状を形成する態様がある。
以下、本発明実施例に係る画像形成装置について、デジタル複合機を例示して、図面を参照して詳細に説明する。
[デジタル複合機の概略構成]
図1は、本発明実施例に係る画像形成装置(デジタル複合機)の概略構成を示す機能ブロック図である。
本発明実施例に係るデジタル複合機11は、読み取った画像データに地紋パターンが有るとき、その画像データから前記地紋パターンを部分的に除去することに基づき複写画像の出自を含む追跡情報を画像データに付加して、合成画像データを生成する。更に、デジタル複合機11は、合成画像データに基づく複写画像を用紙上に形成して印刷出力する機能を有する。
上記機能を有するデジタル複合機11は、図1に示すように、コピー、印刷出力、ファクシミリ通信、又はデータ送信(スキャナ部31で読み取られた画像データを、メール等によりネットワーク経由でユーザー端末65等へ送信する機能)等の各種機能が利用可能であり、主制御部21によって制御される。
主制御部21に接続され諸機能を担う入出力機器として、デジタル複合機11は、図1に示すように、スキャナ部31、画像形成部41、操作パネル部51、及びネットワーク通信部(NIC)61を備える。
本発明で画像データ取得部の一部の機能を担うスキャナ部31は、原稿画像を読み取り、読み取られた画像に対応する画像データを主制御部21に渡す。
画像形成部41は、スキャナ部31で読み取られるか或いはユーザー端末65から送信されてきた画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。
操作パネル部51は、タッチパネルユニット53及び操作キーユニット55を有する。操作パネル部51は、ユーザーがデジタル複合機11の各種機能等の設定・選択操作を行う際に用いられ、ユーザーによる選択操作の内容を主制御部21に与える。
タッチパネルユニット53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)等から構成される。タッチパネルユニット53は、例えば文書へのウォーターマークの挿入に係る設定情報を表示する際等に用いられる。
操作キーユニット55は、印刷の実行や中止などの、ユーザーの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えている。
NIC61は、LAN等の通信網63を介して接続されたクライアントPC等の複数のユーザー端末65−1,65−2,65−3・・・に対する種々のデータの送受信を制御する。
主制御部21は、情報処理機能を有するコンピューターであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。
CPUは、プログラムの記述に従う処理を順次実行する演算処理装置である。ROMは、プログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。RAMは、プログラムを実行する際にそのプログラムや各種データを一時的に記憶して、作業領域として用いるメモリである。
主制御部21は、デジタル複合機11の動作を制御するプログラムを実行することによって、画像データ取得部71、地紋パターン記憶部72、地紋パターン判定部73、画像縮小部75、追跡情報記憶部76、追跡情報取得部77、並びに画像合成部79として機能する。
画像データ取得部71は、スキャナ部31で読み取った原稿画像に係る画像データを取得する。
地紋パターン記憶部72は、地紋パターンのバリエーションを記憶する。地紋パターン記憶部72の記憶内容は、地紋パターンのマッチングを判定する際に参照される。地紋パターンは、一般に、原稿画像の全面を覆うように予め埋め込まれている。
地紋パターン判定部73は、画像データ取得部71で取得した画像データと、地紋パターン記憶部72の記憶内容とを照合して、画像データ中の地紋パターンの有無を判定する。また、地紋パターン判定部73は、地紋パターン中のウォーターマークの有無を判定し、ウォーターマーク有の場合、それが複写禁止を意味するか否かを判定する機能を有する。
画像縮小部75は、本発明の地紋パターン除去部の一例であって、地紋パターン判定部73が地紋パターン有りと判定したとき、画像データ取得部71で取得した画像データを縮小する。
追跡情報記憶部76は、複写画像の出自を含む追跡情報を記憶する。追跡情報としては、例えば、装置本体を一意に識別するための識別情報(例えば製造番号やMACアドレスなど)、複写日時情報、複写操作者に関する情報(例えば、複写操作者の所属先または複写操作者自身を一意に識別するための識別情報など)のうち一又は複数の組み合わせを適宜採用することができる。
追跡情報取得部77は、地紋パターン判定部73が地紋パターン有りと判定したとき、原稿画像に付加すべき追跡情報を追跡情報記憶部76から読み出して取得する。
画像合成部79は、地紋パターン判定部73が地紋パターン有りと判定したとき、画像データから地紋パターンを部分的に除去することに基づき追跡情報を画像データに合成する。
ここで、”画像データから地紋パターンを部分的に除去することに基づき追跡情報を画像データに合成する”とは、画像データの縮小に伴って生じた余白に追跡情報を付加する態様、画像データの部分マスクに伴って生じた地紋パターン内の空白部に追跡情報を付加する態様、地紋パターン内の追跡情報を表わす空白抜き形状を地紋パターンの部分的な除去として追跡情報を付加する態様を包含する。
[実施例に係る画像形成装置の動作]
次に、デジタル複合機11の動作について、図2を参照して説明する。
図2は、実施例に係るデジタル複合機の動作フローチャート図、図3(A),(B)及び図4(A),(B)は、地紋パターン付き原稿画像の複写前後の印刷出力イメージを対比して示す説明図、図5は、ウォーターマークと重ならないように画像データに追跡情報を付加する際の設定例を示す説明図である。
あるユーザーが、ある文書D0の複写物D1を得るために、同文書D0のスキャン処理をスキャナ部31に行わせたとする。
これを受けて、画像データ取得部71は、原稿画像を読み取って画像データを取得する(ステップS11)。ここで取得された画像データは、RAMやHDD等の記憶部に一時的に保存される。
次いで、地紋パターン判定部73は、画像データ取得部71で取得した画像データと、地紋パターン記憶部72の記憶内容とに基づいて、画像データ中の地紋パターンJMの有無を判定する(ステップS12)。
ステップS12の判定の結果、地紋パターン判定部73が地紋パターンJM無しと判定したとき(ステップS13の”No”)、画像形成部41は、画像データ取得部71で取得した画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。これにより、通常の印刷出力が実行される(ステップS14)。
一方、ステップS11で読み取られた原稿画像が地紋パターン付きの秘密文書であり、ステップS12の判定の結果、地紋パターン判定部73が地紋パターンJM有りと判定したとき(ステップS13の”Yes”)、地紋パターン判定部73は、地紋パターンJMが複写禁止を意味するか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS13により、主制御部21に地紋パターン判定機能を実現させる。
ステップS15の判定は、例えば、地紋パターンJM中のウォーターマークWMの有無を判定し、ウォーターマークWM有の場合、それが複写禁止を意味しているか否かに基づいて行う。例えば、ウォーターマークWMとして”複写禁止”や”NOT COPY”等の複写禁止を意味するメッセージが地紋パターンJM中に埋め込まれているとき、地紋パターンJMが複写禁止を意味する旨の判定を下す。
ステップS15の判定の結果、地紋パターン判定部73が複写禁止を意味すると判定したとき(ステップS15の”Yes”)、画像形成部41は、複写画像の印刷出力を止めて、全ての処理の流れを終了させる。また、画像形成部41は、印刷出力の停止に代えて、原稿画像が判読できない態様で画像データを印刷出力してもよい。
なお、ステップS15を省略し、ステップS13からステップS16へ直ちに移行させる構成にすることもできる。
一方、ステップS15の判定の結果、地紋パターン判定部73が複写禁止を意味しないと判定したとき(ステップS15の”No”)、画像縮小部75は、画像データ取得部71で取得した画像データを縮小する(ステップS16)。
ステップS16により、主制御部21に画像縮小機能を実現させる。
なお、ステップS16での縮小に代え、地紋パターン除去部として、画像データの部分マスクに伴って地紋パターン内に追跡情報を付加するための空白部を形成するか、又は地紋パターン内に配置するための追跡情報を表わす空白抜き形状を形成することもできる。
ステップS16において、例えば印刷出力サイズがA4の原稿画像を、95%の倍率で縮小したとする。縮小後の画像データを印刷出力イメージのページメモリに割り付けると、図3(A),(B)に示すように、縮小後の画像データの周囲に枠状の余白81を生じる。この余白81を追跡情報TRの挿入付加位置として確保する。余白81は、縮小された画像データの外郭、すなわち地紋パターン外に位置する。
これにより、原稿画像と追跡情報TRとが重なることによる判読性の低下を避けることができる。具体的には、余白81のうち例えば下辺に、右揃えで追跡情報TRが挿入付加される。
次いで、追跡情報取得部77は、原稿画像に付加すべき追跡情報を、追跡情報記憶部76から読み出して取得する(ステップS17)。
画像合成部79は、画像縮小部75で縮小された画像データに対し、ステップS17で取得した追跡情報を付加した画像データを合成して、合成画像データを生成する(ステップS18)。
ステップS18により、主制御部21に画像合成機能を実現させる。
これを受けて、画像形成部41は、地紋データに加えて追跡情報が付加された合成画像データに基づく印刷出力を実行する(ステップS19)。
このとき、複写文書D1上の右下の余白81には、図3(B)に示すように、追跡情報として複写日時及び製造番号が、”YYYY/MM/DD No.XXXXXXX”のように印刷出力される。
なお、画像データに追跡情報TRを付加するに際し、例えば図4(A),(B)に示すように、画像合成部79は、追跡情報を表わす空白抜き形状によって追跡情報TRを付加する構成にすることもできる。
また、地紋パターンJMが元からのウォーターマークWMを含む場合、画像合成部79は、元からのウォーターマークWMと重ならないように追跡情報TRを付加するのが好ましい。元からのウォーターマークWMと重ならないように、追跡情報TRを空白抜きによって配置すれば、両者の判読性が低下することを防ぐことができる。
具体的には、図4(B)の複写物D2に示すように、元からのウォーターマークWMとして”複写禁止”のメッセージが地紋パターンJM中に傾斜(傾斜角度は30°)して埋め込まれている場合、画像合成部79は、これらの各行間に、地紋パターンJMと同様の傾斜角度で空白抜き形状によって表現された追跡情報TRを付加する。
この追跡情報TRの付加に際しては、例えば図5に示す各種項目を設定可能に構成すればよい。すなわち、埋め込み角度の設定を行う場合、初期値は+30°(印刷出力サイズの左下隅を原点とし、x軸を基準線(±0°)とし、第1象限を+とし、第4象限を−とする)、設定できる範囲は−179°〜+180°、ステップは1°単位である。設定できる色として白が初期値として設定される。水色の場合はシアン色トナーが、ピンクの場合はマゼンダ色トナーがそれぞれ設定される。テキストのサイズは、大中小の3段階から選択的に設定することができる。その他の項目として、フォントの種類を設定可能とすることができる。
[実施例の効果]
本実施例に係る画像形成装置(デジタル複合機11)では、画像合成部79は、地紋パターン判定部73が地紋パターン有りと判定したとき、用紙に対して地紋パターンを部分的に除去することに基づき追跡情報を画像データに付加して、合成画像データを生成する。画像形成部41は、この合成画像データに基づく複写画像を用紙上に形成して印刷出力する。
従って、地紋パターン付き原稿画像であっても、追跡情報を確認することができ、不正な印刷行為の追跡を可能とする。
詳しく述べると、印刷出力された複写画像には複写画像の出自を含む追跡情報が付加されているため、この追跡情報を読むことにより複写画像の出自(例えば、いつ、どの装置で複写がされたのか?)を知ることができる。
正当な権原を有するものが地紋パターン付き原稿画像の複写を行ったのであれば、仮に複写画像に付加された追跡情報からその出自が明らかになったとしても、不正はないことが判断される。
これに対し、正当な権原を有しない者が地紋パターン付き原稿画像の複写を行った場合、複写画像に付加された追跡情報からその出自が明らかになるため、不正な印刷行為を突き止めることが可能となる。従って、地紋パターン付き原稿画像の不当な複写を効果的に抑止することができる。
さらに、画像合成部79は、画像データの縮小に伴って生じた余白81を地紋パターンJMの部分的な除去とし、余白81に追跡情報TRを付加する構成を採用した場合、地紋パターンJMと追跡情報TRとが重なることはない。このため、追跡情報TRの判読性を良好に維持することができる。
また、縮小された複写画像のサイズを通してこれが原稿画像の複写物である旨を一見して把握することができる。
さらに、地紋パターン付き複写画像を再び複写した場合、各世代毎の複写時における追跡情報TRが余白81に順次付加されてゆく。この場合、複写画像に順次付加された歴代の追跡情報TRを順に読むことにより、地紋パターン付き原稿画像の不正な複写履歴を追跡することができる。
このように、地紋パターン付き原稿画像の複写が複数回にわたり行われた場合であっても、不正な複写履歴を追跡することができ、地紋パターン付き原稿画像の不当な複写を効果的に抑止することができる。
また、画像合成部79は、画像データの部分マスクに伴って生じた空白部を地紋パターンJMの部分的な除去とし、この空白部に追跡情報TRを付加する構成を採用した場合、追跡情報TRの判読性を良好に維持する効果に加え、部分マスクによる地紋パターンの欠落を通し、これが原稿画像の不正な複写物である旨を一見して容易に把握することができる。
さらに、画像合成部79は、地紋パターンJMの部分的な除去として追跡情報TRを表わす空白抜き形状を形成し、地紋パターンJMにこの空白抜き形状を追跡情報TRとして付加する構成を採用した場合、追跡情報の追加範囲を広くすることができる。
また、地紋パターンJMが元からのウォーターマークWMを含む場合、画像合成部79は、元からのウォーターマークWMと重ならないように追跡情報TRを付加する構成を採用した場合、ウォーターマークWM及び追跡情報TRの共存を無理なく行わせることができる。
本発明で利用可能な追跡情報としては、装置本体を一意に識別するための識別情報、複写日時情報、複写操作者に関する情報のうち一又は複数の組み合わせを採用することができる。
このうち、追跡情報として装置本体の識別情報を採用した場合、複写に用いた装置本体(情報漏洩源)を特定することができるため、地紋パターン付き原稿画像の複写操作者を知るための手かがりを得ることができる。
また、追跡情報として複写日時情報を採用した場合、複写日時を特定することができるため、地紋パターン付き原稿画像の複写操作者を知るための手かがりを得ることができる。
さらに、追跡情報として複写操作者に関する情報(例えば、複写操作者の所属や氏名等の情報である。複写操作時にログインを要求する装置本体の場合、これらの情報を取得することができる。複写操作者に関する情報と、ジョブの情報とを関連付けて記憶しておけばよい。)を採用した場合、複写操作者に関する情報を直接的に知ることができる。
そして、追跡情報として、装置本体の識別情報、複写日時情報、複写操作者に関する情報のうち一又は複数の組み合わせを採用した場合、それぞれの情報単独を採用した場合と比べて、地紋パターン付き原稿画像の複写操作者を知るためのより正確な手かがりを得ることができる。
そして、地紋パターンJMに元から含まれるウォーターマークWMが複写禁止を意味する場合、画像形成部41は、複写画像の印刷出力を止める、構成を採用すれば、不正な原稿画像の複写を未然に抑止することができる。
[その他]
本発明は、単独のプリンタ等に適用することもできる。
11 デジタル複合機(画像形成装置)
21 主制御部(コンピューター)
31 スキャナ部(画像データ取得部)
41 画像形成部
71 画像データ取得部
73 地紋パターン判定部
75 画像縮小部(地紋パターン除去部の一例)
76 追跡情報記憶部
79 画像合成部
81 余白

Claims (4)

  1. 原稿画像を読み取って画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データから複写時に顕在化する地紋パターンの有無を判定する地紋パターン判定部と、
    前記画像データの出自を含む追跡情報を記憶する追跡情報記憶部と、
    前記地紋パターン判定部が地紋パターン有りと判定したとき、前記画像データから前記地紋パターンを部分的に除去する地紋パターン除去部と、
    前記地紋パターン除去部による前記除去に基づき前記追跡情報を前記画像データに付加して、合成画像データを生成する画像合成部と、
    前記合成画像データに基づく複写画像を用紙上に形成して印刷出力する画像形成部とを備え、
    前記地紋パターン除去部は、前記追跡情報を表す空白抜き形状を形成して前記除去を行い、
    前記地紋パターン判定部が、地紋パターン有りと判定したとき、地紋パターンに元から含まれるウォーターマークの示すメッセージが複写禁止を意味する場合、前記画像形成部は、複写画像の印刷出力を止め、地紋パターンに元から含まれるウォーターマークの示すメッセージが複写禁止を意味しない場合、前記画像合成部は、追跡情報を画像データに合成して合成画像データを生成し、前記地紋パターンが傾斜して埋め込まれた元からのウォーターマークを含む場合、前記画像合成部は、前記地紋パターンに前記空白抜き形状を前記追跡情報とし、前記ウォーターマークと重ならないように、前記ウォーターマークの行間に前記追跡情報を示すテキストを付加する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記地紋パターン除去部は、前記画像データを前記用紙に対して縮小して前記除去を行い、
    前記画像合成部は、前記画像データの縮小に伴って生じた余白に前記追跡情報を付加する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記地紋パターン除去部は、前記画像データを部分的にマスクして前記除去を行い、
    前記画像合成部は、前記画像データの部分マスクに伴って生じた空白部に前記追跡情報を付加する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記追跡情報は、装置本体を一意に識別するための識別情報、複写日時情報、複写操作者に関する情報の何れか又はこれらの任意の組み合わせである、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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