JP6827839B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力された画像を用いるジョブを予め登録されている画像との類似性に基づいて制御する技術に関する。
従来より、スキャナで読み取られた原稿画像を解析することで、その原稿画像の処理内容を制御する画像形成装置が提案されている。
特許文献1では、スキャナで読み取られた原稿画像と、事前登録されている辞書画像の類似性を判定して、その原稿画像の複写を禁止する装置が開示されている。以降、原稿画像に対して類似性を判定する登録画像を「辞書画像」と呼ぶ。なお、この装置では、スキャナで読み取られた原稿画像を新たな辞書画像として登録することができる。
特開2010−212859号公報
特許文献1によれば、ユーザはスキャナで読み取られた原稿画像を辞書画像として新規に登録することができる。しかし、特許文献1に記載される装置術では、スキャナで読み取られた原稿画像の一部を辞書画像として登録することができなかった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、第1画像のうち、ユーザによって指定された一部の画像である第2画像の画像サイズに基づいて、当該第2画像を、入力された入力画像処理するジョブを実行するか否かを判定するために用いる登録画像として適切に登録することができる仕組みを提供することである。
本発明は、画像を入力し、入力された入力画像と登録画像基づいて前記入力画像を処理するジョブを実行するか否かを判定する画像形成装置であって、前記登録画像の候補となる画像を含む第1画像を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された前記第1画像の一部指定可能な指定手段と、前記指定手段によって指定された一部に含まれる第2画像の画像サイズに基づいて前記第2画像を前記登録画像として登録するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記第2画像を前記登録画像として登録すると判定された場合に、前記第2画像を前記登録画像として登録する登録手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1画像のうち、ユーザによって指定された一部の画像である第2画像の画像サイズに基づいて、当該第2画像を、入力された入力画像処理するジョブ実行するか否かを判定するために用いる登録画像として適切に登録することができる。
実施例1の画像形成装置の全体構成図 実施例1の画像登録処理を例示するフローチャート 実施例1の画像登録設定画面を例示する図 実施例1の辞書画像領域選択時の画面、プレビュー表示画面を例示する図 実施例1の辞書画像の評価処理を例示するフローチャート 実施例1のテンプレート画像、辞書画像、評価画像を例示する図 実施例1のコピージョブ実行時の処理を例示するフローチャート 実施例1における辞書画像候補自動抽出時の画面イメージ 実施例2の情報処理端末の全体構成図 実施例2の辞書画像の評価処理を例示するフローチャート 実施例2の辞書画像対象指定アプリケーションの画面を例示する図 実施例3の辞書画像の評価処理を例示するフローチャート 実施例3の余白付加処理を説明する図 実施例3の辞書画像の評価処理を例示するフローチャート
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、各図面において同様の機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明の重複は適宜省略する。
図1は、本発明の一実施例を示す画像形成装置の全体構成の一例を説明する図である。
本実施例の画像形成装置100は、画像の入出力や送受信と、それに関連する各種の画像処理を行う複合機(MFP;MultiFunction Periphera)である。画像形成装置100は、メインコントローラ101、ユーザインタフェースである操作部102、画像入力デバイスであるスキャナ103、および、画像出力デバイスであるプリンタ104を備える。操作部102、スキャナ103、および、プリンタ104は、それぞれメインコントローラ101に接続され、メインコントローラ101が各部の動作を制御する。
メインコントローラ101は、主制御を司るCPU(Central Processing Unit)110を備える。CPU110は、システムバス130を介して、RAM(Random Access Memory)111、ROM(Read Only Memory)112、FLASH113と接続する。さらに、CPU110は、画像バスIF114、HDD(Hard Disk Drive)115、操作部I/F116、および、NW通信部117と接続する。
RAM111は、CPU110の主記憶部として作業領域を提供するための随時読み書き可能なメモリである。また、RAM111は、内部処理する画像データを一時記憶するための画像メモリとしても使用される。ROM112は、ブートROMである。ROM112には、システム起動に必要なブートプログラム、および、動作に必要な各種処理プログラム、その他必要なデータ等が保持される。FLASH113は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。FLASH113には、画像形成装置100の電源遮断後にも保持が必要なシステムソフトウエアや設定値情報等が格納される。
HDD115は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等の不揮発なデータ記憶装置である。HDD115には、画像データ、システムデータ、ユーザデータ等の各種データ、および、CPU110が実行する動作プログラムが保持される。なお、メインコントローラ101が、HDD115を接続しない構成をとる場合は、前記各種データはFLASH113に保持されるものとする。
操作部I/F116は、例えば、液晶タッチパネル等で構成する操作部102との間で入出力を行うためのインタフェースである。操作部I/F116は、操作部102に対して表示すべき画像データを出力する。また、操作部I/F116は、ユーザが操作部102を介して入力した情報をCPU110に伝送する。NW通信部117は、LAN(Local Area Network)と接続するためのインタフェースであり、LANに対して情報の入出力を行う。
画像バスIF114は、システムバス130と画像データを転送するための画像バス131とを接続するインタフェースであり、互いのバスプロトコルを変換するバスブリッジとして動作する。
画像バス131には、RIP(Raster Image Processor)120、デバイスIF121、スキャナ画像処理部122、プリンタ画像処理部123、編集画像処理部124、および、画像圧縮部125が接続される。さらに、画像バス131には、画像特徴量生成部126、画像登録部127、画像検出部128が接続される。
RIP120は、LANから受信したPDL(Page Description Language)データをビットマップイメージに展開する。デバイスIF121は、スキャナ103やプリンタ104の各デバイスとメインコントローラ101とを接続するインタフェースであり、互いの画像データ送受信を行う。
スキャナ画像処理部122は、スキャナ103から読み込んだ入力画像データに対して、補正、加工等の画像処理を行う。プリンタ画像処理部123は、プリンタ104へ出力するプリント出力画像データに対して、色変換、フィルタ処理換等の処理を行う。編集画像処理部124は、RAM111やHDD115が保持する画像データに対してループバック的に解像度変換やレイアウト変換等の画像処理を行う。これらの画像処理部は、例えばASIC(Application Specific Integrate Circuit)を用いたハードウェア処理として実装される。
画像圧縮部125は、多値画像データに対してはJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮伸長処理を行う。また、画像圧縮部125は、2値画像データに対してはJBIG(Joint Bi-level Image Experts Group)、MMR(Modified Modified Read)などの符号化方式を用いた圧縮伸長処理を行う。
画像特徴量生成部126は、辞書画像および入力画像の局所特徴量生成処理を行う。なお、局所特徴量生成処理における特徴点および局所特徴量の生成では、例えば、SIFT、SURF、BRIEF等の特徴量検出アルゴリズムが利用される。SIFTは、Scale-Invariant Feature Transformを示す。また、SURFは、Speed-Up Robust Featuresを示す。また、BRIEFは、Binary Robust Independent Elementary Featuresを示す。
画像登録部127は、辞書画像が入力画像中に検出可能かを評価し、検出可能と判定された画像を登録する処理を行う。画像登録部127は、該評価の際、画像特徴量生成部126が生成した辞書画像の特徴量を用いる。また、画像登録部127は、辞書画像の付加情報を登録する。なお、画像登録部127は、該登録の際、辞書画像を付加情報(辞書画像情報)とともにHDD115に保存する。
画像検出部128は、入力画像中から辞書画像の検出処理を行う。画像検出部128は、画像特徴量生成部126が生成した辞書画像と入力画像の特徴量を用いてマッチング処理を行い、辞書画像を検出する。このマッチング処理として、画像検出部128は、入力画像の特徴量と、事前に登録されている辞書画像の特徴量とを比較して、入力画像の特徴点に対応する辞書画像の特徴点を探索する方法を利用可能である。この場合、画像検出部128は、該探索により得られた入力画像の対応点1つ1つに対して、辞書画像の基準点(例えば重心等)に対するベクトルを用いて入力画像平面内に投票を行う。さらに、画像検出部128は、全ての対応点の投票後、入力画像平面内で最大となる投票値を決定し、この最大値が所定値以上か否かで、入力画像中における辞書画像の有無や位置を判定することができる。
図2は、実施例1の画像形成装置100に対して画像を登録する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図2及び後述する図5及び図7のフローチャートに示す処理は、CPU110がROM112、FLASH113又はHDD115等に格納されたプログラムを必要に応じてRAM111にロードして実行することにより実現される。
画像形成装置100のCPU110は、例えば操作部102に対する管理者パスワードの入力をユーザから受け付けると、そのユーザを画像形成装置100の管理者として認証する。該認証に成功すると、CPU110は、操作部102の表示画面に画像登録ボタン(不図示)を表示し、該画像登録ボタンの押下を受け付け可能に制御する。これにより、管理者権限を有するユーザが、操作部102を介して画像登録ボタンを押下することで、画像登録モードへの設定を指示することが可能となる。CPU110は、画像登録ボタンの押下を検知すると、図2に示すフローチャートに示す処理を開始する。
S201において、CPU110は、画像形成装置100の動作モードを、画像登録モードに設定する。
次に、S202において、CPU110は、辞書画像対象設定処理を行う。まず、CPU110は、図3のような辞書画像対象設定画面300を操作部102の表示画面に表示し、操作部102を介して辞書画像対象設定を受け付ける。なお、本実施例では、辞書画像対象の候補は、「入力画像全て」又は「入力画像内の一部を指定」である。ここで、辞書画像対象設定画面300について図3を用いて説明する。
図3は、辞書画像対象の設定を行う辞書画像対象設定画面の一例を説明する図である。
辞書画像対象設定画面300は、画像登録モードが設定された際に操作部102に表示される。
読み込む原稿ボタン303は、辞書画像対象を「入力画像全て」に設定するためのボタンである。読み込む原稿内の一部を指定ボタン304は、辞書画像対象を「入力画像内の一部を指定」に設定するためのボタンである。CPU110は、読み込む原稿ボタン303又は読み込む原稿内の一部を指定ボタン304が押下されると、いずれのボタンが押下されたか判断し、該判断結果に基づいて辞書画像対象設定を行う。具体的には、CPU110は、辞書画像対象設定として、「入力画像全て」を示す情報、又は、「入力画像内の一部を指定」を示す情報をHDD115に格納する。
また、登録済み情報表示ボタン301は、登録済みの辞書画像情報を表示するためのボタンである。登録済み情報表示ボタン301により表示される画面において、ユーザは、登録済みの辞書画像を確認したり、削除したりすることが可能である。
原稿読込開始ボタン302は、スキャナ103を介して原稿読込を開始するためのボタンである。CPU110は、原稿読込開始ボタン302が押下されたことを検知すると、S203に処理を進める。
S203において、CPU110は、スキャナ103を介して、辞書画像を含む画像を入力し、入力画像をHDD115に保存する。すなわち、CPU110は、スキャナ103を用いて辞書画像を含む原稿から画像を読み取るように制御する。なお、入力画像の解像度は任意であるが、本実施例では一例として「200dpi」とする。また、後述するが、辞書画像の評価を行う際に使用する評価画像の解像度と、辞書画像の解像度は同一である必要がある。また、S203では、スキャナ入力以外に、HDD115等に保存されている画像を入力可能にしてもよい。
次に、S204において、CPU110は、入力画像のどの範囲を辞書画像の対象とするかを判断する。この判断は、上記S202で行った辞書画像対象設定(「入力画像全て」又は「入力画像内の一部を指定」)に基づいて行う。そしてS204において、辞書画像の対象が「入力画像内の一部を指定」であると判断した場合、CPU110は、S205に処理を進める。
S205において、CPU110は、図4(a)のようなプレビュー表示画面400を操作部102の表示画面に表示し、プレビュー表示領域402に入力画像のプレビュー表示を行う。
図4(a)は、実施例1において入力画像のプレビュー表示を行うプレビュー表示画面の一例を説明する図である。
プレビュー表示画面400において、モード表示領域401は、現在の辞書画像登録におけるモードを表示する。画像形成装置100が取り得るモードとしては、例えば「プレビューモード」、「選択モード」又は「自動抽出結果表示モード」がある。図4(a)の例は「プレビューモード」に対応するため、モード表示領域401に<プレビュー>と表示されている。
プレビュー表示領域402は、入力画像のプレビュー画像を表示する領域である。
プレビュー拡大ボタン403は、プレビュー表示領域402のプレビュー表示を拡大するためのボタンである。プレビュー縮小ボタン404は、プレビュー表示領域402のプレビュー表示を縮小するためのボタンである。なお、プレビューの拡大・縮小は、操作部102のタッチパネルにおいて、プレビュー表示領域402内をピンチアウト・ピンチイン操作することでも実現できる。なお、上記S205のプレビュー表示では、入力画像のすべてが表示可能な倍率でプレビュー表示が行われ、この状態の倍率を「100%」と定義する。
全体選択ボタン405は、入力画像全体を辞書画像の対象範囲と指定するためのボタンである。自動抽出ボタン406は、CPU110が辞書画像となり得る領域を自動抽出するためのボタンである。選択モードボタン407は、辞書画像として使用する領域をユーザが選択(指定)するモードに移行するためのボタンである。なお、選択モードへの移行は、プレビューモードにおいて、プレビュー表示領域402内を一定時間押下し続けることでも実現できる。戻るボタン408は、直前に押下したボタンを押下する前の状態に戻すためのボタンである。図4(a)の状態で、全体選択ボタン405、自動抽出ボタン406又は選択モードボタン407が押下されると、CPU110は、S206に処理を進める。
S206において、CPU110は、辞書画像とする入力画像内の一部を決定する処理を行う。例えば、全体選択ボタン405が押下された場合、CPU110は、入力画像の全体を、辞書画像とする入力画像内の一部に決定する。また、自動抽出ボタン406が押下された場合、CPU110は、後述する図8のような自動抽出結果表示画面800を操作部102の表示画面に表示し、後述するように辞書画像とする入力画像内の一部を決定する。また、選択モードボタン407が押下された場合、CPU110は、図4(b)のような辞書画像選択画面410を操作部102の表示画面に表示し、以下のように辞書画像とする入力画像内の一部を決定する。
図4(b)は、図4(a)の状態からプレビュー表示を拡大して選択モードボタン407を押下した後、辞書画像として使用する領域を選択している状態の辞書画像選択画面410の一例を示す図である。
図4(b)の画面は、選択モードボタン407が押下された場合の例に対応するため、モード表示領域401には<選択モード>と表示される。辞書画像選択領域411は、辞書画像として選択されている領域を示す。辞書画像選択領域411は、選択モードにおいてのみ表示される。また、辞書画像選択領域411は、操作部102のタッチパネルにおいてプレビュー表示領域402内を操作することにより位置変更や拡大・縮小が可能である。
倍率リセットボタン412は、プレビュー表示領域402に表示されるプレビュー画像の倍率を100%にリセットするためのボタンである。プレビューモードボタン413は、入力画像をプレビューするモード(プレビューモード)に移行するためのボタンである。なお、プレビューモードへの移行は、選択モードにおいて、プレビュー表示領域402内を一定時間押下し続けることでも実現できる。
辞書画像選択領域411で辞書画像とする領域を選択した後にOKボタン414が押下されると、CPU110は、辞書画像選択領域411で選択された領域の入力画像を、辞書画像とする入力画像内の一部に決定する。なお、キャンセルボタン415は、入力画像内の一部から辞書画像を指定するステップ(S205、S206)をキャンセルするためのボタンである。キャンセルボタン415が押下された場合、CPU110は、S205に処理を戻し、操作部102の表示画面をプレビュー表示画面400に戻す。また、キャンセルボタン415が押下された場合、CPU110は、画像登録をキャンセルし、本フローチャートの処理を終了するようにしてもよい。
上記S206の後、CPU110は、S207に処理を進める。また、上記S204において、辞書画像の対象が「入力画像」であると判断した場合、CPU110は、入力画像の全体を辞書画像とし、S207に処理を進める。
S207において、CPU110は、辞書画像に対するジョブ制御情報の入力処理を行う。ジョブ制御情報とは、入力画像から辞書画像が検出された場合に、入力画像に対して処理する画像形成装置100のジョブに対して、どのような制御を行うかを指定する情報である。ジョブ制御情報の例としては、入力画像から辞書画像が検出された場合に、実行されているジョブを禁止する「ジョブ禁止」がある。また、ジョブ制御情報の他の例としては、入力画像から辞書画像が検出された場合に、実行されているジョブの情報に検出された旨を記録する「ジョブ追跡」などがある。また、ジョブ制御情報の他の例としては、「条件付きジョブ許可」を設けてもよい。「条件付きジョブ許可」とは、ユーザの属性やパスワードの入力といった条件を満足する場合にジョブを許可するジョブ制御である。例えば、ユーザが所属する組織や役職等によってジョブを許可する、といった使用方法が想定される。なお、本実施例では、「ジョブ禁止」のみを設定可能とするが、「ジョブ追跡」や「条件付きジョブ許可」等のその他の制御情報をジョブ制御情報として設定可能にしてもよい。CPU110は、入力されたジョブ制御情報を、辞書画像情報の一部として保存する。
次に、S208において、CPU110は、辞書画像の評価を行う。辞書画像の評価の詳細は図5において説明する。本実施例では、辞書画像の評価の結果は、「登録可能」又は「登録不可能」となる。
次に、S209において、CPU110は、上記S208の評価結果が「登録可能」であるか否かを判断する。そして、「登録可能」と判断した場合(S209でYesの場合)、CPU110は、S210において、辞書画像を有効化する。辞書画像の有効化とは、辞書画像情報に辞書画像が有効であることを示す情報を付加し、該辞書画像情報と辞書画像とを紐付けて使用可能にHDD115に保存することを示す。なお、辞書画像情報のデータフォーマットは、例えば、辞書画像特定するID、S208で生成された辞書画像の特徴量、辞書画像のプレビュー時に使用するプレビュー画像、S207で入力されたジョブ制御情報、辞書画像の有効/無効を示す情報などが含まれる。IDは、辞書画像情報と辞書画像とを紐付けるため等に使用される。プレビュー画像は、辞書画像に対して、編集画像処理部124で解像度変換を施すことにより生成可能である。
S210の後、CPU110は、例えば「辞書画像が登録されました」等のメッセージを表示し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S209において、「登録不可能」と判断した場合(S209でNoの場合)、CPU110は、S211に処理を進める。S211において、CPU110は、入力画像を辞書画像として登録することなく破棄する。さらに、S212において、CPU110は、入力画像が辞書画像として登録されなかった旨を、操作部102の表示画面へ表示する。例えば、「辞書画像に適さない画像なので登録できませんでした」等のメッセージを表示する。そしてS212の処理の後、CPU110は、本フローチャートの処理を終了する。
図5は、本実施例の画像形成装置100で辞書画像の評価を行う場合の処理(図2のS208の辞書画像の評価)の一例を説明するフローチャートである。
S501において、CPU110は、HDD115に保存された辞書画像(すなわち評価対象画像)を画像特徴量生成部126に入力し、辞書画像の特徴量を生成させ、該生成された特徴量をHDD115に保存する。
次に、S502において、CPU110は、上記S501で生成した辞書画像の特徴量を画像登録部127に入力し、特徴点の数が所定値より多いか否かを判断させる。この所定値は、画像形成装置100において、辞書画像を検出するのに十分な特徴点の数であり、予め画像登録部127に保存しておいてもよいし、HDD115に保存しておいてもよい。なお、この所定値を管理者等が操作部102から変更設定可能にしてもよい。
上記S502において、特徴点の数が所定値よりも多くないと判断した場合(S502でNoの場合)と判断すると、CPU110は、S506に処理を進める。S506において、CPU110は、辞書画像の評価結果を「登録不可能」とし、本フローチャートの処理を終了する。また、特徴点の数の他にも、登録可能な最低解像度や画像サイズを予め定義しておき、それらを辞書画像が上回っている場合に「登録可能」、下回っている場合に「登録不可能」と評価するように構成してもよい。
一方、上記S502において、特徴点の数が所定値よりも多いと判断した場合(S502でYesの場合)と判断すると、CPU110は、S503に処理を進める。S503において、CPU110は、画像登録部127に指示し、テンプレート画像に辞書画像を重ね合わせて評価画像を生成する処理を実行させる。テンプレート画像、辞書画像、評価画像の例を図6(a),(b),(c)に示す。
図6は、テンプレート画像、辞書画像、評価画像の一例を示す図である。
図6(a)のテンプレート画像は、任意の画像であり、予めHDD115に保存されたものである。例えば、業務で使用する定型文書フォーマットなどをテンプレート画像として用いる。
図6(b)の辞書画像は、図2のS201〜S206で決定されたものであり、HDD115に保存されている。
図6(c)の評価画像は、テンプレート画像(図6(a))に辞書画像(図6(b))を任意の位置で重ね合わせることで生成される。図6(c)の例は、辞書画像をテンプレート画像の座標[800,1100]を中心として重ね合わせた例である。なお、複数のテンプレート画像を用いたり、テンプレート画像に対して複数の座標位置に辞書画像を重ね合わせることで、複数の評価画像を生成してもよい。また、評価画像の解像度は辞書画像と同一である(本実施例では200dpiとする)。
以下、図5のフローチャートの説明に戻る。
次に、S504において、CPU110は、上記S503で生成した評価画像を入力画像として画像特徴量生成部126に入力し、評価画像の特徴量を生成させる。
次に、S505において、CPU110は、上記S501で生成した辞書画像の特徴量と、上記S504で生成した評価画像の特徴量を画像検出部128に入力し、辞書画像が検出可能か否かを判断する。
なお、入力画像と辞書画像の類似性の判定は、入力画像の特徴量と辞書画像の特徴量とをマッチングする技術により行う。特徴量同士のマッチングでは、入力画像の特徴量と辞書画像の特徴量とを比較して、入力画像の特徴点に対応する辞書画像の特徴点を探索する方法が利用可能である。探索により得られた入力画像の対応点1つ1つに対して、辞書画像の基準点(例えば重心等)に対するベクトルを用いて入力画像平面内に投票(スコア算出)を行う。全ての対応点の投票後、入力画像平面内で最大となる投票値(最大値)を決定し、この最大値が所定値以上か否かで、入力画像中における辞書画像の有無や辞書画像の位置を判定することができる。この結果、入力画像と辞書画像の類似性の判定ができる。入力画像と辞書画像に類似性があると判定した場合には「検出可能」と判断し、入力画像と辞書画像に類似性がないと判定した場合には「検出不可能」と判断する。
そして、上記S505において、検出不可能と判断した場合(S505でNoの場合)、CPU110は、辞書画像の評価結果を「登録不可能」とし(S506)、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S505において、検出可能と判断した場合(S505でYesの場合)、CPU110は、辞書画像の評価結果を「登録可能」とし(S507)、本フローチャートの処理を終了する。なお、上記S506、S507の辞書画像の評価結果は、図2のS209で使用されるものである。
図7は、実施例1の画像形成装置100で辞書画像の検出処理を有効にした状態でコピージョブを行う場合の処理を例示するフローチャートである。
CPU110は、操作部102を介してユーザによってコピージョブの実行を指示されたことを検知すると、本フローチャートの処理を開始する。なお、コピージョブは画像形成装置100の辞書画像の検出処理が有効な状態で実行される。
S701において、CPU110は、デバイスIF121を介して、スキャナ103に原稿の読み取りを指示する。この指示に応じて、スキャナ103は、S702の処理を実行する。
S702において、スキャナ103は、原稿の読み取りを実行し、読み取った画像データを、デバイスIF121を介して、スキャナ画像処理部122へ送信する。CPU110は、スキャナ画像処理部122を制御し受信した画像データに対する各種スキャン用画像処理を行い、画像処理後の画像データをRAM111またはHDD115へ送信する。
次に、S703において、CPU110は、スキャナ画像処理後の画像データをRAM111またはHDD115から取得し、入力画像として画像特徴量生成部126に入力し、特徴量の生成を行う。なお、S703では、スキャナ画像処理後の画像データと辞書画像の解像度が異なる場合、CPU110は、スキャナ画像処理後の画像データを編集画像処理部124を用いて、辞書画像の解像度と同一の解像度となるように解像度変換を行う。
次に、S704において、CPU110は、入力画像の特徴量と辞書画像の特徴量を画像検出部128に入力し、入力画像から辞書画像が検出可能かを判断する。検出方法は、図5のS505と同様であり、特徴量同士のマッチングを用いる。辞書画像が複数ある場合は、入力画像と全ての辞書画像で一対一の特徴量同士のマッチングを行う。
そして、辞書画像が検出された、すなわち辞書画像を検出可能と判断した場合(S704でYesの場合)、CPU110は、S705に処理を進める。
S705において、CPU110は、上記実行を指示されたコピージョブをキャンセルする。さらに、S706において、CPU110は、操作部102へ上記指示されたコピージョブがキャンセルされた旨を表示し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、辞書画像が検出されなかった、すなわち辞書画像を検出不可能と判断した場合(S704でNoの場合)、CPU110は、S707に処理を進める。
S707において、CPU110は、上記スキャナ画像処理後の画像データをRAM111またはHDD115からプリンタ画像処理部123へ送信する。さらに、CPU110は、プリンタ画像処理部123を制御し、受信した画像データ(上記スキャナ画像処理後の画像データ)に対する各種プリント用画像処理を行い、プリンタ104へ送信する。最後に、CPU110は、プリンタ104に画像データの紙への印刷を指示する(印刷実行)(S708)。そして、本フローチャートの処理を終了する。
ここまで、図2のS204で辞書画像とする入力画像内の一部を決定する際にユーザが領域を手動で選択する例(選択モード)について説明した。なお、図4のプレビュー表示画面400において自動抽出ボタン406を押下することにより、画像形成装置100が辞書画像となり得る候補の領域を自動抽出することが可能である。以下、この自動抽出について図8を用いて説明する。
図8は、図4のプレビュー表示画面400において自動抽出ボタン406を押下した後の自動抽出結果表示画面の一例を説明する図である。自動抽出ボタン406が押下された場合、CPU110は自動抽出処理を実行し、自動抽出結果を含む自動抽出結果表示画面800を、操作部102の表示画面に表示する。
図8の例は自動抽出結果表示モードであるため、モード表示領域401には、<自動抽出結果>と表示される。図8のプレビュー表示領域402内において黒破線で周囲を囲まれている領域は、辞書画像候補領域801を示す。辞書画像候補領域801は、自動抽出により得られた辞書画像候補を示す領域である。図8の例では、6つの領域が辞書画像候補領域801として自動抽出されている。自動抽出のアルゴリズムとして、例えば既知のパターンマッチングや特徴量抽出といったオブジェクト抽出アルゴリズムを使用することが可能である。
ユーザは、操作部102のタッチパネルにおいてプレビュー表示領域402内を操作することにより、複数の辞書画像候補領域801から所望の辞書画像候補領域801を一つ選択することができる。辞書画像候補領域801が一つ選択されると、CPU110は、上述した選択モードに移行する。選択モードの表示画面については図4(b)と同一である。
以上、説明したように、本実施例では、入力画像内の一部を指定可能にし、該指定された画像を辞書画像として登録することができる。また、該指定された画像を辞書画像として評価を行うことで、検出可能な画像のみを辞書画像として登録することが可能となる。また、評価時に評価画像を生成し評価画像から辞書画像を検出可能であることを確認することで、例えばスキャナでの画像読み取りなどの画像の微細な変動に対しても頑健に検出可能な画像のみを登録することができる。すなわち、入力された画像の処理を制御するために用いる辞書画像として、辞書用入力画像内の一部の画像を適切に登録することができる。なお、本実施例は本発明の一実施例を示すものであって、本発明を限定するものではない。
また、上記実施例では、テンプレート画像に辞書画像(候補)を重ね合わせて評価画像を生成し、該評価画像から辞書画像が検出可能か否かにより、辞書画像(候補)が登録可能か否かを評価する構成について説明した。しかし、評価画像は少なくとも辞書画像を含む画像であればよい。例えば、辞書画像(候補)そのものを評価画像として用いてもよい。
上述した実施例1では、画像形成装置100において辞書画像を指定する実施例について説明した。本実施例2では、画像形成装置100と、図9に示す情報処理端末900が通信可能に接続された画像処理システムであって、情報処理端末900で辞書画像の入力及び指定を行って画像形成装置100に送信する実施例について説明する。以下、実施例1との差分を中心に説明し、同一の部分については説明を省略する。実施例2における、画像形成装置100の構成は図1と同一として説明するが、実施例2の画像形成装置100は、スキャナ103を備えていないプリンタ等の印刷装置であってもよい。
図9は、画像形成装置100と通信可能な情報処理端末900の一例を示すブロック図である。情報処理端末900は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理装置で構成可能である。以下、具体的に説明する。
情報処理端末900において、制御部901は、CPU、RAM、ROM等を有し、情報処理端末900の制御を行う。また、CPUが記憶部902に格納されたOS(Operating System)やアプリケーション等のプログラムをRAMに展開して実行することで、高速なプログラムの実行が可能になる。
記憶部902は、HDD等の大容量記憶装置からなり、情報処理端末を動作させるOSや、辞書画像対象を指定するための辞書画像対象指定アプリケーションなどが格納される。表示部903は、液晶ディスプレイ等から成る表示部と、表示部に対する制御を行う表示制御部を有し、辞書画像対象指定アプリケーションが生成する画面を表示する。
操作部904は、マウス・キーボード・タッチパネルといったユーザからの操作を受け付ける入力部と、入力された操作を制御部901に送出する操作制御部等を有する。
NW通信部905は、LANと接続され、LANを介して画像形成装置100との通信を可能にする。画像形成装置100はNW通信部117を介してLANと接続され、該LANを介して画像形成装置100と情報処理端末900とが通信可能に接続されている。
図10は、実施例2において情報処理端末900で辞書画像の指定とジョブ制御情報の決定を行い、それらを画像形成装置100に対して送信することで辞書画像を登録する処理の一例を説明するフローチャートである。なお、本フローチャートにおいて、情報処理端末900が実行する処理は、情報処理端末900の制御部901のCPUが記憶部902に格納されたプログラムを必要に応じてRAMにロードして実行することにより実現される。また、画像形成装置100が実行する処理は、画像形成装置100のCPU110がROM112、FLASH113又はHDD115等に格納されたプログラムを必要に応じてRAM111にロードして実行することにより実現される。なお、図2と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
情報処理端末900の制御部901は、例えば、制御部901により実行される辞書画像対象指定アプリケーションにおいて、操作部904を介して画像登録指示を受け付けると、図10に示すフローチャートに示す処理を開始する。
S1001において、情報処理端末900の制御部901は、画像入力処理を行う。画像入力処理では、制御部901が、例えば記憶部902に格納された画像ファイルを、操作部904を介してユーザに選択させ、該選択された画像ファイルを入力する。また、画像入力処理では、制御部901が、制御部901で実行する文書作成アプリケーションが生成した文書ファイルをドライバアプリケーションにより変換し、該変換により生成された画像ファイルを入力するようにしてもよい。
次に、S1002において、制御部901は、入力画像のどの範囲を辞書画像の対象とするかを判断する。本実施例では、辞書画像の対象の候補は「入力画像全て」と「入力画像内の一部を指定」とする。この判断は、例えば、制御部901が操作部904に図3の303及び304に対応する辞書画像の対象の候補の選択肢を表示し、ユーザから操作部904を介して指定された対象の候補を、制御部901が取得することで判断するようにしてもよい。また、制御部901が、予め記憶部902に保持してある設定情報を読み出すことで、辞書画像の対象の候補を判断するようにしてもよい。
S1002において、辞書画像の対象が「入力画像内の一部を指定」であると判断した場合、制御部901は、S1003に処理を進める。
S1003において、制御部901は、操作部904の表示画面に表示されている図11のようなアプリケーション画面1100のプレビュー表示領域1101に入力画像のプレビュー表示を行う。
図11は、実施例2において辞書画像対象指定アプリケーションの入力画像のプレビュー表示を行うアプリケーション画面1100の一例を説明する図である。
アプリケーション画面1100において、プレビュー表示領域1101は、入力画像のプレビュー画像を表示する領域である。全体選択ボタン1102は、入力画像全体を辞書画像の対象範囲と指定するためのボタンである。自動抽出ボタン1103は、制御部901が辞書画像となり得る領域を自動抽出するためのボタンである。プレビュー拡大・縮小・倍率指定領域1104は、プレビュー表示領域1101のプレビュー表示の大きさを制御するためのボタンである。なお、プレビューの拡大・縮小は、操作部904のタッチパネルにおいて、プレビュー表示領域1101内をピンチアウト・ピンチイン操作することでも実現できる。なお、上記S1003のプレビュー表示では、入力画像のすべてが表示可能な倍率でプレビュー表示が行われ、この状態の倍率を「100%」と定義する。
なお、実施例2の辞書画像対象指定アプリケーションでは、実施例1で画像形成装置100が保持していたような辞書画像登録におけるモードは保持しないが、これは本発明を限定するものではない。
次に、S1004において、制御部901は、辞書画像とする入力画像内の一部を決定する処理を行う。この処理は、辞書画像対象指定アプリケーションに基づいて行われる。例えば、全体選択ボタン1102が押下された場合、制御部901は、入力画像の全体を、辞書画像とする入力画像内の一部に決定する。また、自動抽出ボタン1103が押下された場合、制御部901は、実施例1の図8のような自動抽出結果表示画面を操作部904の表示画面に表示し、実施例1と同様に、辞書画像とする入力画像内の一部を決定する。また、操作部904に接続されたマウス(図示しない)の操作によりプレビュー表示領域1101内の領域が選択された場合、制御部901は、該選択された領域を、辞書画像とする入力画像内の一部に決定する。
上記S1004の後、制御部901は、S1005に処理を進める。また、上記S1002において、辞書画像の対象が「入力画像」であると判断した場合、制御部901は、入力画像の全体を辞書画像とし、S1005に処理を進める。
S1005において、制御部901は、辞書画像に対するジョブ制御情報の入力処理を行う。この処理は、図2のS207と同様である。
次に、S1006において、制御部901は、辞書画像とジョブ制御情報を画像形成装置100に送信する。
画像形成装置100のCPU110は、情報処理端末900から送信された辞書画像とジョブ制御情報を受信すると(S1007)、S208に処理を進める。S208〜S211は、図2と同一のため説明を割愛する。
S210又はS211の処理の後、CPU110は、S1008において、情報処理端末900に評価結果を送信する。
情報処理端末900の制御部901は、評価結果を画像形成装置100から受信すると(S1009)、S1010に処理を進める。
S1010において、制御部901は、評価結果を操作部904の表示画面に表示し、本フローチャートの処理を終了する。制御部901は、例えば、評価結果が「登録可能」であれば「辞書画像が登録されました」等のメッセージを表示し、一方、評価結果が「登録不可能」であれば「辞書画像に適さない画像なので登録できませんでした」等のメッセージを表示する。
以上、説明したように、実施例2によれば、情報処理端末900で入力画像内の一部を指定し、該指定された画像を辞書画像として、画像形成装置100に送信する。画像形成装置100は、受信した辞書画像の評価を行うことで、検出可能な画像のみを登録することができる。なお、その他の効果は、実施例1と同様である。また、本実施例は本発明の一実施例を示すものであって、本発明を限定するものではない。
上記実施例1、実施例2では、評価の結果が登録不可能である場合には、辞書画像を登録しない構成について説明した。しかし、特徴点を検出するアルゴリズムによっては、特徴量生成時に特徴点の周囲画素を参照するため、特徴点が検出可能な領域が辞書画像より小さくなる場合がある。このような場合、入力画像又はユーザが選択した入力画像の一部分の画像によっては、特徴点が少なくなってしまい、評価の結果が登録不可能となってしまう可能性がある。例えば、図13(a)のような画像では、特徴点が少なくなってしまい、評価の結果が登録不可能となってしまう可能性がある。
本実施例3では、評価の結果が登録不可能となった場合に、辞書画像の周囲に余白を付加し、該余白付加後の辞書を再評価を行うように構成する。
図12は、実施例3において、画像形成装置100に対して画像を登録する場合の処理の一例を説明するフローチャートである。なお、図12のフローチャートに示す処理は、CPU110がROM112、FLASH113又はHDD115等に格納されたプログラムを必要に応じてRAM111にロードして実行することにより実現される。なお、図2と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
まず、図12のS201〜S208の処理は図2と同一であるので説明を省略する。
S209において、CPU110が、S208の評価結果が「登録不可能」と判断した場合(S209でNoの場合)、CPU110は、S1201に処理を進める。
S1201において、CPU110は、「登録不可能」が1回目か否かを判断する。そして、1回目であると判断した場合(S1201でYesの場合)、CPU110は、S1202に処理を進める。S1202において、CPU110は、図13(b)のように、辞書画像の周囲に余白を付加し、S208に処理を戻す。
図13は、実施例3の余白付加処理を説明する図である。
図13(a)は、余白付与前の辞書画像の一例を示す。
図13(b)は、余白を付与後の辞書画像の一例を示す。
図13(b)に示すように、余白付与前の辞書画像1301に対して余白1302を付与することにより、特徴量生成時に特徴点を検出可能な領域がユーザにより選択された画像より小さくなってしまうことを防止することができる。これにより、入力画像の一部分が辞書画像として選択された場合であっても、特徴点が少なくなってしまうことにより評価の結果が登録不可能となってしまうことを防止することができる。なお、付加する余白の大きさについて、予め設定されているものとするが、例えば操作部102等から管理者等により変更することも可能である。
以下、図12のフローチャートの説明に戻る。
一方、上記S1201において、「登録不可能」が1回目でないと判断した場合(S1201でNoの場合)、CPU110は、S211に処理を進める。図12のS211以降の処理は図2と同一であるので説明を省略する。
また、図14は、実施例3において、情報処理端末900で辞書画像の指定とジョブ制御情報の決定を行い、それらを画像形成装置100に対して送信することで辞書画像を登録する処理の一例を説明するフローチャートである。なお、本フローチャートにおいて、情報処理端末900が実行する処理は、情報処理端末900の制御部901のCPUが記憶部902に格納されたプログラムを必要に応じてRAMにロードして実行することにより実現される。また、画像形成装置100が実行する処理は、画像形成装置100のCPU110がROM112、FLASH113又はHDD115等に格納されたプログラムを必要に応じてRAM111にロードして実行することにより実現される。なお、図10と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
なお、図14のS1201、S1202は、図12と同一の処理であるので説明を省略する。
以上説明したように、各実施例の画像形成装置は、ユーザが画像形成装置に登録した辞書画像(登録画像)を用いて、コピー禁止処理等のジョブ制御が可能な装置である。例えば、コピー指示を受け付けた画像形成装置は、原稿をスキャンし、スキャン画像が事前に登録された辞書画像を含むかどうか判定し、含まれている場合にはスキャン画像の印刷をキャンセル等することが可能なものである。さらに、画像形成装置は、辞書画像の登録において、入力された画像のうちの一部分だけを登録することが可能な装置である。すなわち、画像形成装置では、原稿画像の一部を画像として切り出し、その画像が辞書画像として適当な画像であるかを評価し、その評価結果にしたがってその画像を辞書画像として登録制御する構成を有する。各実施例によれば、画像形成装置に対して、ユーザは、入力された画像の処理を制御する(例えばコピーを禁止する)ために用いる辞書画像として、辞書用入力画像内の一部の画像を適切に登録することができる。すなわち、辞書用入力画像内の一部の画像であっても、不適切な画像の登録は防止し、適切な画像を登録することが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 画像形成装置
110 CPU
115 HDD
126 画像特徴量生成部
127 画像登録部
128 画像検出部

Claims (8)

  1. 画像を入力し、入力された入力画像と登録画像基づいて前記入力画像を処理するジョブを実行するか否かを判定する画像形成装置であって、
    前記登録画像の候補となる画像を含む第1画像を入力する入力手段と、
    前記入力手段によって入力された前記第1画像の一部指定可能な指定手段と、
    前記指定手段によって指定された一部に含まれる第2画像の画像サイズに基づいて前記第2画像を前記登録画像として登録するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記第2画像を前記登録画像として登録すると判定された場合に、前記第2画像を前記登録画像として登録する登録手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記入力手段によって入力された前記第1画像を表示する表示手段をさらに有し、
    前記指定手段は、前記表示手段に表示された前記第1画像においてユーザによって指示された範囲の画像を前記一部として指定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段は、さらに、前記ユーザによって指示された範囲をユーザが認識可能に表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段によって前記第2画像を前記登録画像として登録しないと判定した場合に、前記登録手段は前記第2画像を前記登録画像として登録しないことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ジョブは、前記入力画像を印刷するジョブであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ジョブは、前記画像を読み取ることによって入力し、入力された前記入力画像を印刷するジョブであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 画像を入力し、入力された入力画像と登録画像基づいて前記入力画像を処理するジョブを実行するか否かを判定する画像形成装置の制御方法であって、
    前記登録画像の候補となる画像を含む第1画像を入力する入力ステップと、
    前記入力ステップにおいて入力された前記第1画像の一部指定可能な指定ステップと、
    前記指定ステップにおいて指定された一部に含まれる第2画像の画像サイズに基づいて前記第2画像を前記登録画像として登録するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記第2画像を前記登録画像として登録すると判定された場合に、前記第2画像を前記登録画像として登録する登録ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載された画像形成装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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