JP3775211B2 - 画像情報処理方法及び画像情報処理装置 - Google Patents

画像情報処理方法及び画像情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3775211B2
JP3775211B2 JP2000355949A JP2000355949A JP3775211B2 JP 3775211 B2 JP3775211 B2 JP 3775211B2 JP 2000355949 A JP2000355949 A JP 2000355949A JP 2000355949 A JP2000355949 A JP 2000355949A JP 3775211 B2 JP3775211 B2 JP 3775211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
detection data
image information
information
printing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000355949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002158865A (ja
JP2002158865A5 (ja
Inventor
道夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000355949A priority Critical patent/JP3775211B2/ja
Publication of JP2002158865A publication Critical patent/JP2002158865A/ja
Publication of JP2002158865A5 publication Critical patent/JP2002158865A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3775211B2 publication Critical patent/JP3775211B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルコンテンツの画像情報を印刷したときに用紙に印刷された画像情報の正当性を判断することが可能な画像処理方法及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及により、デジタルコンテンツを保存、複写、加工することによって有効活用することが可能となり、デジタルコンテンツの著作権の問題やデジタルコンテンツを用紙に印刷した場合に、正規の経路で印刷されたものであるか否かの確認を容易に判断できることが望まれている。
【0003】
入力画像データに対して付加情報を埋め込む画像処理装置として、例えば特開平11−4337号公報に記載されているものが知られている。
この画像処理装置は、イメージスキャナで読み取った画像データに対してユーザーのIDコード等の所定の透かし情報を透かし情報挿入器で付加し、この透かし情報を付加した画像データをプリンタに供給して、プリントアウトするようにした構成を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例にあっては、イメージスキャナで読取った画像データに透かし情報をそのまま付加するようにしているので、用紙にプリントアウトした画像データを解析することにより、透かし情報を分離して検出することができ、分離した透かし情報を他の画像データに付加することにより、容易に透かし情報を付加した画像データをプリントアウトすることができることから、著作権やプリントアウトとされた画像データの正当性を保証することはできないという未解決の課題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、透かし情報を容易に複写することができないようにすると共に、透かし情報に基づいて印刷手段を特定して正当に印刷されたものであるか否かを確認することができる画像処理方法及び画像処理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る画像処理方法は、デジタルコンテンツの画像情報を印刷手段で用紙に印刷する際に、前記印刷手段を特定する固有情報を前記印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを形成し、該改竄検知用データを固有情報に付加して印刷手段検知用データを作成し、該印刷手段検知用データを前記デジタルコンテンツの画像情報に電子透かし形式で付加して用紙に印刷するようにしたことを特徴としている。
【0007】
この請求項1に係る発明では、例えばプリンタ、ファクシミリ等で構成される印刷手段がネットワークに接続されおり、この印刷手段でデータベースサーバーから有料のデジタルコンテンツを取得して印刷する際に、印刷手段を特定する固有情報を印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成し、この改竄検知用データを固有情報に付加して印刷手段検知用データを作成し、この印刷手段検知用データを電子透かし形式でデジタルコンテンツの画像情報に付加するので、印刷された用紙から電子透かし情報を分離したとしても、公開鍵を使用して復号した改竄検知用データに基づいて正当性の判断を正確に行うことができる。
【0008】
また、請求項2に係る画像情報処理方法は、デジタルコンテンツの画像情報を印刷手段で用紙に印刷する際に、前記印刷手段を特定する固有情報を前記印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成し、該改竄検知用データを固有情報に付加して印刷手段検知用データを作成し、該印刷手段検知用データを前記デジタルコンテンツの画像情報に電子透かし形式で付加して用紙に印刷し、用紙に印刷された画像情報を画像情報読取手段で読取り、読取った画像情報から電子透かし情報を抽出して、前記印刷手段の公開鍵を利用して改竄検知用データを復号して印刷画像情報の正当性を判断するようにしたことを特徴としている。
【0009】
この請求項2に係る発明では、上記請求項1の作用に加えて、用紙に印刷された画像情報をイメージスキャナ、電子スチルカメラ等の画像情報読取手段で読取り、読取った画像情報から電子透かし情報を抽出して、印刷手段の公開鍵を利用して改竄検知用データを復号するので、復号結果から特定の印刷手段で印刷した正当な画像情報であることを確認することができる。
【0010】
さらに、請求項3に係る画像情報処理方法は、請求項1又は2に係る発明において、前記印刷手段を特定する固有情報は、印刷手段の機種、製造番号、印刷回数を組み合わせて設定されていることを特徴としている。
この請求項3に係る発明では、印刷手段の機種、製造番号、印刷回数を組み合わせて選定するので、特に、製造番号を設定することにより、印刷手段を正確に特定することができると共に、これに加えて印刷回数を設定することにより、印刷手段の印刷履歴を保管しておけば印刷物の特定を正確に行うことができる。
【0011】
さらにまた、請求項4に係る画像処理方法では、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記改竄検知用データは、印刷手段を特定する固有情報と現在時刻情報とを印刷手段の秘密鍵に基づいて暗号化して作成されることを特徴としている。
この請求項4に係る発明では、改竄検知用データとして、印刷手段を特定する固有情報と現在時刻情報とを印刷手段の秘密鍵で暗号化するので、印刷手段検知用データが常時変化することになり、用紙に印刷される電子透かしが時間の経過と共に変化して、印刷手段検知用データの偽造を防止することができる。
【0012】
なおさらに、請求項5に係る画像情報処理方法は、前記改竄検知用データは、印刷手段を特定する固有情報と印刷枚数データとを印刷手段の秘密鍵で暗号化して作成されることを特徴としている。この請求項5に係る発明でも、印刷手段で、用紙を印刷する毎に印刷枚数データが増加することにより、用紙に印刷される電子透かしが時間の経過と共に変化して、印刷手段検知用データの偽造を防止することができる。
【0013】
また、請求項6に係る画像情報処理装置は、デジタルコンテンツの画像情報を印刷する印刷手段と、該印刷手段を特定する固有情報を格納する固有情報格納手段と、前記印刷手段でデジタルコンテンツの画像情報を印刷する際に、固有情報を印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成する改竄検知用データ作成手段と、該改竄検知用データ作成部で作成された改竄検知用データを前記固有情報に付加して印刷手段検出用データを作成する印刷手段検知用データ作成手段と、該印刷手段検知用データ作成手段で作成された印刷手段検出用データを電子透かし情報として前記デジタルコンテンツの画像情報に埋め込んで前記印刷手段に供給する電子透かし情報挿入手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】
この請求項6に係る発明では、前述した請求項1と同様の作用が得られる。
さらに、請求項7に係る画像情報処理装置は、デジタルコンテンツの画像情報を印刷する印刷手段と、該印刷手段を特定する固有情報を格納する固有情報格納手段と、前記印刷手段でデジタルコンテンツの画像情報を印刷する際に、固有情報を印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成する改竄検知用データ作成手段と、該改竄検知用データ作成部で作成された改竄検知用データを前記固有情報に付加して印刷手段検出用データを作成する印刷手段検知用データ作成手段と、該印刷手段検知用データ作成手段で作成された印刷手段検出用データを電子透かし情報として前記デジタルコンテンツの画像情報に埋め込んで前記印刷手段に供給する電子透かし情報挿入手段と、前記印刷手段で印刷された用紙の画像情報を読取る画像情報読取手段と、該画像情報読取手段で読取った画像情報から改竄検知用データを分離する改竄検知用データ分離手段と、該改竄検知用データ分離手段で分離された改竄検知用データを前記印刷手段の公開鍵を使用して復号し、復号した改竄検知用データに基づいて印刷情報の正当性を判断する正当性判断手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
この請求項7に係る発明でも、前述した請求項2と同様の作用が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を伴って説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であり、図中、1はインターネット及びローカルエリアネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等で構成される情報処理装置であって、この情報処理装置1にキーボード2、マウス3、ディスプレイ4、印刷手段としてプリンタ5及びイメージスキャナ6が接続されている。
【0017】
情報処理装置1は、図2に示すように、演算制御部10と、この演算制御部10にシステムバス11を介して接続されたキーボード2を制御するキーボード制御部12、マウス3を制御するマウス制御部13、ディスプレイ4を制御する表示制御部14、プリンタ5に対する入出力インタフェース部15、イメージスキャナ6に対する入出力インタフェース部16、インターネットにアクセス可能な通信回線に接続された通信制御部17と、データベースサーバ18が接続されているローカルエリアネットワーク19に接続されたLAN制御部20を備えている。
【0018】
そして、情報処理装置1は、インターネットにアクセスするWWW(World Wide Web)ブラウザソフト、ネットワークドライバ、プリンタドライバ、イメージスキャナドライバ等がインストールされており、WWWブラウザソフトによってインターネットの所望のホームページにアクセスすることにより、所望のデジタルコンテンツをディスプレイ4に表示し、表示されたデジタルコンテンツをハードディスクに保存したり、プリンタ5で印刷することができるように構成されている。
【0019】
また、プリンタ5には、図3に示すように、画像処理部21が配設され、この画像処理部21に情報処理装置1から印刷データとしてデジタルコンテンツのカラー画像情報が入力され、このカラー画像情報に、プリンタを特定する固有情報を暗号化してプリンタ検出用データを作成して、このプリンタ検出用データを不可視電子透かし情報として埋め込んだカラー画像情報としてからプリンタ部22に供給して印刷用紙にカラー印刷するように構成されている。
【0020】
ここで、画像処理部21は、情報処理装置1から入力されるデジタルコンテンツの画像情報を記憶する印刷情報メモリ23と、プリンタ自身の機種名、製造番号、印刷順番等で構成される固有情報を記憶した固有情報メモリ24と、プリンタに固有の秘密鍵を格納した秘密鍵メモリ26と、現在時刻情報を出力する内蔵時計部25と、プリンタ部22の印刷枚数を計数する印刷回数カウンタ27と、固有情報メモリ24に記憶された固有情報と印刷回数カウンタ27で計数された印刷回数データと内蔵時計部25で発生される現在時刻情報とが入力され、これらを組み合わせて固有情報を作成する固有情報作成部28と、この固有情報作成部28で作成された固有情報に対してハッシュ関数などの所定の関数を適用することにより、メッセージ・ダイジェスト(Message Digest)と称されるコードを作成するメッセージ・ダイジェスト作成部29と、このメッセージ・ダイジェスト作成部29で作成されたメッセージ・ダイジェストを秘密鍵メモリ26に記憶された秘密鍵を用いて暗号化したメッセージ認証コード(Message Authentication Code)でなる改竄検知用データを作成する改竄検知用データ作成部30と、この改竄検知用データ作成部30で作成された改竄検知用データを固有情報作成部28で作成した固有情報に付加して印刷手段検出用データを作成する印刷手段検出用データ作成部31と、この印刷手段検出用データ作成部31で作成された印刷手段検出用データと印刷情報メモリ23に記憶されたデジタルコンテンツの画像情報とが入力され、画像情報に印刷手段検出用データを電子透かし情報として埋め込んだ画像情報を作成し、これをプリンタ部22に出力する電子透かし挿入部32とを備えている。
【0021】
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、情報処理装置1でインターネットを介して所望のホームページにアクセスすることにより、有料のデジタルコンテンツの画像情報を読込むか、ローカルエリアネットワーク19を介してデータベースサーバにアクセスすることにより証拠能力を要求される公正証書、印鑑証明書、戸籍謄本等のデジタルコンテンツの画像情報を読込み、このデジタルコンテンツの画像情報を特定されたプリンタ5で印刷することにより、正規の経路を経て印刷された印刷物であることを証明することができる。
【0022】
すなわち、情報処理装置1で読込んだデジタルコンテンツの画像情報を入出力インタフェース部15を介してプリンタ5に出力する。プリンタ5では、デジタルコンテンツの画像情報が入力されると、これを画像処理部21の印刷情報メモリ23に記憶する。
一方、画像処理部21では、固有情報メモリ24に格納されているプリンタの機種及び製造番号でなる固有情報と内蔵時計部25で発生される現在時刻情報とが固有情報作成部28に供給され、この固有情報作成部28で、固有情報と現在時刻情報とを組み合わせて印刷手段を特定する固有情報IDを作成する。
【0023】
そして、作成された印刷手段を特定する固有情報IDがメッセージ・ダイジェスト作成部29に入力されることにより、ハッシュ関数を使用してメッセージ・ダイジェストコードMDを作成し、作成したメッセージダイジェストコードMDを改竄検知用データ作成部30に入力し、メッセージ・ダイジェストコードMDを秘密鍵メモリ26に記憶されている秘密鍵を使用して暗号化することにより、メッセージ認証コードでなる改竄検知用データMACを作成する。
【0024】
この作成した改竄検知用データMACと固有情報作成部28で作成した固有情報とを印刷手段検出用データ作成部31に入力することにより、改竄検知用データMACを固有情報IDに付加した印刷手段検出用データを作成し、この印刷手段検出用データPDを印刷情報メモリ23に記憶されたデジタルコンテンツの画像情報が入力された電子透かし挿入部32に入力することにより、デジタルコンテンツの画像情報に改竄検知用データMACを付加した印刷手段検出用データPDを電子透かし形式で埋め込んだ画像情報を形成し、この画像情報をプリンタ部22に入力することにより、印刷用紙に印刷手段検出用データPDが不可視化された状態でデジタルコンテンツの画像情報を印刷する。
【0025】
したがって、印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報を視認したときに、デジタルコンテンツの画像情報については視認することができるが、印刷手段検出用データについては視認することはできない。
この印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報が正規のプリンタ5で印刷されたものであるか否かを確認するには、印刷用紙に印刷された画像情報をイメージスキャナ6で読取って画像情報とし、この画像情報からデジタルコンテンツの画像情報と印刷手段検出用データPDとを分離し、さらに分離した印刷手段検出用データPDに付加されている改竄検知用データMACを分離して、この改竄検知用データMACを公開鍵でメッセージ・ダイジェストコードを復号する一方、印刷手段検出用データをメッセージ・ダイジェスト作成部でメッセージ・ダイジェストコードを作成し、両者を比較して、これらが一致するときには、改竄されていないことが確認され、このときの印刷手段検出用データが特定のプリンタを表す固有情報であるときに、印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報が正規の経路を経て印刷されていることを確認することができる。
【0026】
この第1の実施形態によると、印刷手段検出用データについてのみメッセージ・ダイジェストコードMDを作成し、このメッセージ・ダイジェストコードMDをプリンタ5の秘密鍵を使用して改竄検知用データMACを作成するようにしているので、画像情報全体について改竄検知用データMACを作成する場合に比較して、少ないデータ量で画像情報の複製や改竄を確実に検知することができる。
【0027】
次に、本発明の第2の実施形態を図4について説明する。
この第2の実施形態では、印刷用紙に印刷された画像情報に基づいて正規の経路を経て印刷されたものであるか否かを確認することができる印刷画像情報確認部を付加したものである。
すなわち、第2の実施形態では、図4に示すように、情報処理装置1に印刷画像情報確認部41が設けられている。
【0028】
この印刷画像情報確認部41は、イメージスキャナ6で読込んだ印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報が入力され、この画像情報から電子透かし情報即ち改竄検知用データMACを付加した印刷手段検出用データPDを抽出し、解析する電子透かしリーダ42と、この電子透かしリーダ42で抽出された改竄検知用データMACを付加した印刷手段検出用データPDが入力され、改竄検知用データMACと固有情報IDとを分離するデータ分離部43と、このデータ分離部43で分離された改竄検知用データMACを公開鍵メモリ44に記憶されているプリンタ5の公開鍵を使用して復号処理することにより、メッセージ・ダイジェストコードMDを復号する復号化部45と、データ分離部43で分離した固有情報IDをハッシュ関数を使用してメッセージ・ダイジェストコードMD′を作成するメッセージ・ダイジェスト作成部46と、復号化部45で復号されたメッセージ・ダイジェストコードMDとメッセージ・ダイジェスト作成部46で作成されたメッセージ・ダイジェストMD′とを比較して両者が一致するか否かを判定する比較判定部47と、この比較判定部47の判定結果がメッセージ・ダイジェストMD及びMD′が一致するときに、改竄が行われていないものと判断して、印刷手段検出用データを表示情報として情報処理装置1に出力し、メッセージ・ダイジェストMD及びMD′が不一致であるときに改竄が行われていることを表すメッセージを情報処理装置1に出力する。
【0029】
したがって、第2の実施形態によると、正規のプリンタ5で印刷されたデジタルコンテンツの画像情報については、イメージスキャナ6で読取った画像情報に乱れがないので、電子透かしリーダ42で抽出した改竄検知用データMACを付加した印刷手段検出用データPDをデータ分離部43に入力することにより、改竄検知用データMACと固有情報IDとを分離する。そして、改竄検知用データMACを復号化部45に入力することにより、公開鍵を使用して元の印刷手段検出用データから作成したメッセージ・ダイジェストコードMDを復号する一方、データ分離部43で分離した固有情報をメッセージ・ダイジェストコード作成部46に入力して、ハッシュ関数を使用してメッセージ・ダイジェストコードMD′を作成し、復号したメッセージ・ダイジェストコードMDと作成したメッセージ・ダイジェストコードMD′とを比較判定部47で比較判定することにより、両者が一致することになり、改竄されていないことを確認することができ、印刷手段検出用データを表示情報として情報処理装置1に出力することにより、情報処理装置1のディスプレイ4で機種、製造番号、印刷回数、印刷時刻が表示されることにより、正規のプリンタ5で印刷された画像情報であることを確認することができる。
【0030】
ところが、デジタルコンテンツの画像情報を正規のプリンタ5ではない他のプリンタで印刷したときには、このプリンタが電子透かし情報を埋め込めないものであるときには、電子透かしリーダ42で電子透かし情報を抽出することができない状態となるので、正規のプリンタで印刷したものではないことを容易に確認することができる。
【0031】
さらに、正規のプリンタ5以外のプリンタで印刷したときに、このプリンタが電子透かし情報を埋め込むことができるものであって、機種、製造番号、印刷回数等の印刷手段検出用データを作成し、これに対してメッセージ・ダイジェストコードMDを作成したとしても、このメッセージ・ダイジェストコードMDから改竄検知用データMACを作成する秘密鍵を一致させることができないので、異なる秘密鍵で改竄検知用データMACを作成し、これを固有情報IDに付加して印刷手段検出用データPDを作成し、この印刷手段検出用データPDを電子透かし形式としてデジタルコンテンツの画像情報に埋め込んでプリンタ部5で印刷用紙に印刷した場合には、この印刷用紙のデジタルコンテンツの画像情報をイメージスキャナ6で読取って、改竄検知用データを分離して復号化部45で公開鍵を使用して復号したメッセージ・ダイジェストコードMDが固有情報IDをメッセージ・ダイジェスト作成部46で作成したメッセージ・ダイジェストコードMD′とは一致しないことから比較判定部47で両者の不一致であると判定され、正規のプリンタ5で印刷されたデジタルコンテンツの画像情報ではないことが確認される。
【0032】
さらにまた、正規のプリンタ5で印刷したデジタルコンテンツの画像情報を、複写機で複写して複製品を作成した場合や、イメージスキャナで読み取って他のプリンタで印刷した場合には、用紙に表示されたデジタルコンテンツの画像情報にゆがみやドット変化を生じることになるため、この複製品の画像情報をイメージスキャナ6で読み取って、改竄検知用データを分離して復号化部45で復号したときにメッセージ・ダイジェストコードMDは正規のメッセージ・ダイジェストコードMDと一致することになるが、分離した固有情報をメッセージ・ダイジェスト作成部46でハッシュ関数を使用して作成したメッセージ・ダイジェストコードMD′が正規のメッセージ・ダイジェストコードに対して変化することになるので、比較判定部47で復号したメッセージ・ダイジェストコードMDと作成したメッセージ・ダイジェストコードMD′とが不一致であると判定され、複製品であると判断することができる。
【0033】
なお、上記第2の実施形態においては、情報処理装置1に印刷画像情報確認部41を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、イメージスキャナ6に印刷画像情報確認部41を設けるようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報が正規のプリンタ5で印刷されたものであるか否かを判定する際に、イメージスキャナ6で読取る場合について説明したが、これに限定されるものではなく、印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報を電子スチルカメラで撮像し、撮像した画像情報を印刷用紙のサイズに対応する画像情報に変換してから印刷画像情報確認部41に入力するようにしてもよく、要は印刷用紙に印刷されたデジタルコンテンツの画像情報を電子情報として読込可能な手段を適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び請求項6に係る発明によれば、印刷手段がネットワークに接続されおり、この印刷手段でデータベースサーバーから有料のデジタルコンテンツを取得して印刷する際に、印刷手段を特定する固有情報を印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成し、この改竄検知用データを固有情報に付加して印刷手段検知用データを作成し、この印刷手段検知用データを電子透かし形式でデジタルコンテンツの画像情報に付加するので、印刷された用紙から電子透かし情報を分離したとしても、公開鍵を使用して復号した改竄検知用データに基づいて正当性の判断を正確に行うことができるという効果が得られる。
【0035】
また、請求項2及び請求項7に係る発明によれば、上記請求項1の効果に加えて、用紙に印刷された画像情報をイメージスキャナ、電子スチルカメラ等の画像情報読取手段で読取り、読取った画像情報から電子透かし情報を抽出して、印刷手段の公開鍵を利用して改竄検知用データを復号するので、復号結果から特定の印刷手段で印刷した正当な画像情報であることを確認することができるという効果が得られる。
【0036】
さらに、請求項3に係る発明によれば、印刷手段の機種、製造番号、印刷回数を組み合わせて選定するので、特に、製造番号を設定することにより、印刷手段を正確に特定することができると共に、これに加えて印刷回数を設定することにより、印刷手段の印刷履歴を保管しておけば印刷物の特定を正確に行うことができるという効果が得られる。
【0037】
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、改竄検知用データとして、印刷手段を特定する固有情報と現在時刻情報とを印刷手段の秘密鍵で暗号化するので、改竄検知用データが常時変化することになり、用紙に印刷される電子透かしが時間の経過と共に変化して、改竄検知用データの偽造を防止することができるという効果が得られる。
【0038】
なおさらに、請求項5に係る発明によれば、印刷手段で、用紙を印刷する毎に印刷枚数データが増加することにより、用紙に印刷される電子透かしが時間の経過と共に変化して、改竄検知用データの偽造を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1の情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1のプリンタの内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置
4 ディスプレイ
5 プリンタ
6 イメージスキャナ
21 画像処理装置
22 プリンタ部
23 印刷情報メモリ
24 固有情報メモリ
25 内蔵時計部
26 秘密鍵メモリ
27 印刷回数カウンタ
28 印刷手段検出用データ作成部
29 メッセージ・ダイジェスト作成部
30 改竄検知用データ作成部
31 データ付加部
32 電子透かし挿入部
41 印刷画像情報確認部
42 電子透かしリーダ
43 データ分離部
44 公開鍵メモリ
45 復号化部
46 メッセージ・ダイジェスト作成部
47 比較判定部

Claims (7)

  1. デジタルコンテンツの画像情報を印刷手段で用紙に印刷する際に、前記印刷手段を特定する固有情報を前記印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを形成し、該改竄検知用データを固有情報に付加して印刷手段検知用データを作成し、該印刷手段検知用データを前記デジタルコンテンツの画像情報に電子透かし形式で付加して用紙に印刷するようにしたことを特徴とする画像情報処理方法。
  2. デジタルコンテンツの画像情報を印刷手段で用紙に印刷する際に、前記印刷手段を特定する固有情報を前記印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成し、該改竄検知用データを固有情報に付加して印刷手段検知用データを作成し、該印刷手段検知用データを前記デジタルコンテンツの画像情報に電子透かし形式で付加して用紙に印刷し、用紙に印刷された画像情報を画像情報読取手段で読取り、読取った画像情報から電子透かし情報を抽出して、前記印刷手段の公開鍵を利用して改竄検知用データを復号して印刷画像情報の正当性を判断するようにしたことを特徴とする画像情報処理方法。
  3. 前記印刷手段を特定する固有情報は、印刷手段の機種、製造番号、印刷回数を組み合わせて設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像情報処理方法。
  4. 前記改竄検知用データは、印刷手段を特定する固有情報と現在時刻情報とを印刷手段の秘密鍵で暗号化して作成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像情報処理方法。
  5. 前記改竄検知用データは、印刷手段を特定する固有情報と印刷枚数データとを印刷手段の秘密鍵で暗号化して作成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像情報処理方法。
  6. デジタルコンテンツの画像情報を印刷する印刷手段と、該印刷手段を特定する固有情報を格納する固有情報格納手段と、前記印刷手段でデジタルコンテンツの画像情報を印刷する際に、固有情報を印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成する改竄検知用データ作成手段と、該改竄検知用データ作成部で作成された改竄検知用データを前記固有情報に付加して印刷手段検出用データを作成する印刷手段検知用データ作成手段と、該印刷手段検知用データ作成手段で作成された印刷手段検出用データを電子透かし情報として前記デジタルコンテンツの画像情報に埋め込んで前記印刷手段に供給する電子透かし情報挿入手段とを備えたことを特徴とする画像情報処理装置。
  7. デジタルコンテンツの画像情報を印刷する印刷手段と、該印刷手段を特定する固有情報を格納する固有情報格納手段と、前記印刷手段でデジタルコンテンツの画像情報を印刷する際に、固有情報を印刷手段に内蔵された秘密鍵を使用して改竄検知用データを作成する改竄検知用データ作成手段と、該改竄検知用データ作成部で作成された改竄検知用データを前記固有情報に付加して印刷手段検出用データを作成する印刷手段検知用データ作成手段と、該印刷手段検知用データ作成手段で作成された印刷手段検出用データを電子透かし情報として前記デジタルコンテンツの画像情報に埋め込んで前記印刷手段に供給する電子透かし情報挿入手段と、前記印刷手段で印刷された用紙の画像情報を読取る画像情報読取手段と、該画像情報読取手段で読取った画像情報から改竄検知用データを分離する改竄検知用データ分離手段と、該改竄検知用データ分離手段で分離された改竄検知用データを前記印刷手段の公開鍵を使用して復号し、復号した改竄検知用データに基づいて印刷情報の正当性を判断する正当性判断手段とを備えていることを特徴とする画像情報処理装置。
JP2000355949A 2000-11-22 2000-11-22 画像情報処理方法及び画像情報処理装置 Expired - Fee Related JP3775211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000355949A JP3775211B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 画像情報処理方法及び画像情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000355949A JP3775211B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 画像情報処理方法及び画像情報処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002158865A JP2002158865A (ja) 2002-05-31
JP2002158865A5 JP2002158865A5 (ja) 2005-02-17
JP3775211B2 true JP3775211B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=18828276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000355949A Expired - Fee Related JP3775211B2 (ja) 2000-11-22 2000-11-22 画像情報処理方法及び画像情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3775211B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253756A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Seiko Epson Corp スキャナ、画像処理装置および画像処理システム
JP4539613B2 (ja) * 2006-06-28 2010-09-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、画像生成方法およびプログラム
JP4321564B2 (ja) 2006-08-10 2009-08-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
WO2012145909A1 (zh) * 2011-04-28 2012-11-01 中国科学院自动化研究所 基于图像色度的彩色数字图像篡改检测方法
EA031834B1 (ru) * 2015-07-01 2019-02-28 Дмитрий Маринкин Способ идентификации подлинности изделия, содержащего защитную маркировку на своей поверхности
CN112487490A (zh) * 2019-09-11 2021-03-12 株式会社理光 篡改识别方法、设备和介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002158865A (ja) 2002-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1209897B1 (en) Systems and method for policy based printing and forgery detection
US6970259B1 (en) Systems and methods for forgery detection and deterrence of printed documents
US8040541B2 (en) Secure document printing
JP4800553B2 (ja) 印刷対象物と関連した適用業務の為の認証用ウォータマーク
EP1662699B1 (en) Document authentication combining digital signature verification and visual comparison
US7110541B1 (en) Systems and methods for policy based printing
US20020169963A1 (en) Digital watermarking apparatus, systems and methods
WO2000051338A1 (fr) Procede de surveillance de donnees, dispositif de surveillance de donnees, dispositif de copiage et support d'enregistrement
JP2003152989A (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法、並びにプログラム、記憶媒体
JP2008028449A (ja) 秘密文書処理装置
JP2000253241A (ja) データ監視方法、およびデータ監視装置
JP2003323512A (ja) 改ざん防止機能を備えたタイムスタンプ付き印刷システム及び複写システム
KR100430469B1 (ko) 문서 위조/변조 방지 시스템
JP4138788B2 (ja) 画像形成装置及び方法
JP3775211B2 (ja) 画像情報処理方法及び画像情報処理装置
JP2003205661A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
US20090030949A1 (en) Information processing device, information processing system, seriality verification device, and computer-readable medium
KR20190120498A (ko) 전산화된 기록물의 보안출력 시스템 및 방법
JP4565427B2 (ja) 画像処理装置、認証装置、これらのプログラム及びシステム
WO2002021824A1 (fr) Unite de traitement d'image et support d'enregistrement
JP2000076360A (ja) 文書管理方法および装置並びに文書管理プログラムを格納した記憶媒体
JP2000156781A (ja) 電子透かし埋め込み装置、不正検知装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH11327438A (ja) 電子透かしシステム及びその電子透かし挿入・検出方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002158865A5 (ja)
JP2003084962A (ja) 原本性保証印刷システム、プリント用原本データ作成システム、原本性保証システム、プログラム、及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060105

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees