JP3164963B2 - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JP3164963B2
JP3164963B2 JP08583994A JP8583994A JP3164963B2 JP 3164963 B2 JP3164963 B2 JP 3164963B2 JP 08583994 A JP08583994 A JP 08583994A JP 8583994 A JP8583994 A JP 8583994A JP 3164963 B2 JP3164963 B2 JP 3164963B2
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剛 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,デジタル複写機に関
し,より詳細には,原稿の画像データ中に複写が禁止さ
れたパターンがあるか否か判定し,複写が禁止されたパ
ターンがある場合に複写禁止動作を行うデジタル複写機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,画像処理技術・画像形成技術の向
上によって,デジタルカラー複写機で複写したコピー紙
幣と実際の紙幣とが容易に区別できないほど精巧に複写
できるようになっている。このため,紙幣,有価証券等
のように複写が禁止されている特殊原稿を判別し,特殊
原稿の場合に違法複写を禁止するようにしたデジタルカ
ラー複写機が実用化されている。
【0003】このような紙幣,有価証券等の特殊原稿を
判別する方法としては,入力した画像データとあらかじ
め登録してある特定のマーク(パターンデータ)とをパ
ターンマッチング法で比較し,特定のマークが存在する
場合に原稿が特殊原稿であると判別する方法や,また,
特開平4−54681号公報に示されるように,色相分
布によるヒストグラムの形状を比較して判別する方法等
が提案されている。
【0004】一方,企業のオフィス等においては,紙幣
や,有価証券等の特殊原稿以外の一般の文書の場合に
も,文書の内容の重要度や,機密保持の観点から,複写
が禁止されている文書(以下,複写禁止物と記載する)
が多数存在する。一般に,このような複写禁止物には,
マル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等が押印されてお
り,複写可能な文書と区別するようにしている。
【0005】また,特開昭64−61777号公報「複
写装置」では,複写禁止物のデジタル情報をあらかじめ
記憶しておき,複写開始時に原稿をデジタルで読み取
り,この情報と記憶していた情報とを比較することによ
り,複写禁止物を故意あるいは誤って複写することを防
止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来,
複写禁止物にマル秘の印鑑や,複写禁止のマーク等を押
印し,利用者に複写禁止物であることを認識させて,利
用者が禁止を守ることを前提として当該複写禁止物の複
写を禁止させているため,実質的に複写を禁止できるも
のではなく,例えば,利用者が複写機を用いて複写する
ことが可能であるという問題点があった。
【0007】また,特開昭64−61777号公報「複
写装置」によれば,各々の複写禁止物の画像データをメ
モリ内に保持していなければならないので,複写禁止物
の種類が多くなることを考慮すると,大容量のメモリを
搭載しなければならないという問題点や,複写禁止物の
数だけ画像データを登録する作業が必要であり,作業が
煩わしいという問題点もあった。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,大容量のメモリを必要とせず,また,複写禁止物毎
の画像データの登録作業を行うことなく,複写禁止物の
複写を確実に防止することを目的とする。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記の目的を達
成するために、請求項1 に係るデジタル複写機は、スキ
ャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバリングの
パターンが存在するか否かを検知するマル秘ナンバリン
グパターン検知手段と、前記マル秘ナンバリング検知手
段によってマル秘ナンバリングが検知された時点でのス
キャナのCCD(固体撮像素子)から出力された画像デ
ータを保持する保持手段と、前記マル秘ナンバリング検
知手段によってマル秘ナンバリングが検知された後、前
記スキャナで読み取った画像データに代えて前記保持手
段に保持されている画像データを繰り返し使用して、記
録紙に画像を形成する制御を行う制御手段とを備えたも
のである。
【0011】また、請求項に係るデジタル複写機は、
スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバリン
グのパターンが存在するか否かを検知するマル秘ナンバ
リングパターン検知手段と、前記マル秘ナンバリング検
知手段によってマル秘ナンバリングが検知された時点か
ら、画像データにマスク処理を施すマスク処理手段と、
前記マル秘ナンバリング検知手段によってマル秘ナンバ
リングが検知された場合に、マル秘ナンバリングのパタ
ーンの番号および複写しようとした日時を複写禁止の履
歴情報として記憶する記憶手段とを備え、スキャナで読
み取った画像データ中にマル秘ナンバリングが検知され
た場合に、画像データにマスク処理を施して白紙排出す
ると共に、複写禁止の履歴情報を記憶するものである。
【0012】また、請求項に係るデジタル複写機は、
スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバリン
グのパターンが存在するか否かを検知するマル秘ナンバ
リングパターン検知手段と、前記マル秘ナンバリング検
知手段によってマル秘ナンバリングが検知された時点か
ら、画像データにマスク処理を施すマスク処理手段と、
前記マスク処理手段によってマクス処理した部分に複写
禁止の警告文を合成する警告文合成手段とを備え、スキ
ャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバリングが
検知された場合に、画像データにマスク処理を施し、マ
スク処理をした部分に警告文を合成して記録紙に出力す
るものである。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】 本発明のデジタル複写機(請求項1) は、スキ
ャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバリングが
検知された場合に、マル秘ナンバリングが検知された時
点でのスキャナのCCD(固体撮像素子)から出力され
た画像データを繰り返し使用して、記録紙に画像を形成
する。
【0016】また、本発明のデジタル複写機(請求項
)は、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナ
ンバリングが検知された場合に、画像データにマスク処
理を施して白紙排出すると共に、複写禁止の履歴情報を
記憶する。
【0017】また、本発明のデジタル複写機(請求項
)は、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナ
ンバリングが検知された場合に、画像データにマスク処
理を施し、マスク処理をした部分に警告文を合成して記
録紙に出力する。
【0018】
【0019】
【実施例】以下,本発明のデジタル複写機について,
〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例3〕,〔実施例
4〕,〔実施例5〕の順に図面を参照して詳細に説明す
る。
【0020】〔実施例1〕図1は,実施例1のデジタル
複写機の概略ブロック図を示し,原稿を読み取るスキャ
ナ101と,スキャナ101で読み取った画像データを
入力して,シェーディング補正処理,γ補正処理,階調
処理,マスク処理等を行う画像処理部102と,画像処
理部102で画像処理を施した画像データを記録紙に出
力するプロッタ103と,コピー枚数の設定および各種
モードの設定を行うための操作表示部104と,スキャ
ナ101から画像データを入力し,画像データ中にマル
秘ナンバリングのパターンが存在するか否かを検知する
マル秘ナンバリング検知ボード105と,上記各部を制
御するシステムコントローラ106と,原稿をスキャナ
101の所定位置に自動搬送するADF(自動原稿搬送
装置)107と,システムコントローラ106で使用す
る各種パラメータ,各種情報を記憶するためのメモリ1
08と,スキャナ101で読み取った画像データを保持
するためのスキャナメモリ109とから構成される。
【0021】以上の構成において,その動作を説明す
る。先ず,操作表示部104のスタートキー(図示せ
ず)が押下されると,スキャナ101のモードチェック
を行い,ADFモードなら原稿をコンタクトガラス(図
示せず)上に搬送し,圧板モード(ADFモードでない
場合)なら原稿サイズチェックを行い,スキャナ101
による画像読み取り(スキャン)を実行する。スキャナ
101で読み取られた画像データは,マル秘ナンバリン
グ検知ボード105および画像処理部102へ送られ
る。
【0022】マル秘ナンバリング検知ボード105は,
画像データ中にマル秘ナンバリングの数字パターンが存
在していると,画像処理部102にデータ送信禁止信号
を送り,またシステムコントローラ106に複写禁止信
号を送る。画像処理部102はデータ送信禁止信号を入
力すると,スキャナ101から入力した画像データにマ
スク処理を施して,白紙の画像データにして,プロッタ
103へ出力する。一方,システムコントローラ106
は,複写禁止信号を入力すると,複写動作の終了後に,
複写禁止状態(操作表示部104のスタートキー押下禁
止状態)にし,操作表示部104を介して原稿が複写禁
止物である旨のメッセージを表示すると共に,警告音を
鳴らす。
【0023】図2は,実施例1の動作フローチャートを
示し,先ず,スタートキーが押下されると(S20
1),ADFモードであるか否かを判定し(S20
2),ADFモードならば,原稿をコンタクトガラス上
に搬送して,原稿サイズを検知する(S203,S20
4)。一方,圧板モード(ADFモードでない場合)な
らば,原稿サイズ検知を行う(S205)。
【0024】次に,コピー禁止フラグfc を0にセット
し(S206),記録紙を所定のレジスト位置まで搬送
し(S207),スキャナ101によるスキャンを開始
する(S208)。
【0025】続いて,記録紙の搬送を開始し(S20
9),スキャナ101で読み取った画像データを,マル
秘ナンバリング検知ボード105および画像処理部10
2へ送くり(S210),コピー禁止フラグfc が0
で,かつ,マル秘ナンバリング検知ボード105がマル
秘ナンバリングパターンを検知したか否かを判定し(S
211),該当すれば,コピー禁止フラグfc を1にセ
ットし,禁止警告フラグfw を1にセットし(S21
2),ステップS213へ進む。
【0026】一方,該当しない場合には,コピー禁止フ
ラグfc が1であるか否かを判定し(S213),1な
らば,画像処理部102で画像データのマスク処理を実
行し,マスクした画像データをプロッタ103へ送る
(S214,S215)。一方,1でなければ,マスク
処理を行わずに画像データをプロッタ103へ送る(S
215)。
【0027】次に,スキャンが終了したか否かを判定し
(S216),終了していれば,ADFモードか否かを
判定し(S217),ADFモードならば,コンタクト
ガラス上の原稿をフィードアウトし(S218),次原
稿があるか判定する(S219)。次原稿があれば,ス
テップS203へ戻る。
【0028】また,次原稿がない場合およびADFモー
ドでない場合には,ステップS220へ進む。
【0029】ステップS220では,禁止警告フラグf
w が1か否かを判定する。ここで,禁止警告フラグfw
が1ならば,複写禁止状態(操作表示部104のスター
トキー押下禁止状態)にして(S221),操作表示部
104に警告メッセージを表示し,警告音を鳴らして
(S222),処理を終了する。
【0030】図3は,複写禁止状態を解除するためのフ
ローチャートを示し,操作表示部104のモードクリア
キー(図示せず)が押下されると(S301),禁止警
告フラグfw を0にセットして,複写待機状態に復帰す
る(S302)。
【0031】実施例1によれば,大容量のメモリを必要
とせず,また,複写禁止物毎の画像データの登録作業を
行うことなく,複写禁止物の複写を確実に防止すること
ができる。また,複写禁止物を検知した場合でも,ファ
ーストコピー,CPMのロスタイムがほとんど生じない
ので,生産性の確保が可能である。さらに,複数枚の原
稿を複写する際に,途中でマル秘ナンバリングのパター
ンの原稿があっても,白紙で排紙され,複写動作は中断
されないので,他の原稿の複写に影響を与えない。
【0032】〔実施例2〕実施例2は,実施例1と同様
の構成において,スキャナ101で読み取った画像デー
タ中にマル秘ナンバリングが検知された場合に,マル秘
ナンバリングが検知された時点でのスキャナ101のC
CD(図示せず)から出力された画像データを繰り返し
使用して,記録紙に画像を形成するものである。
【0033】先ず,操作表示部104のスタートキー
(図示せず)が押下されると,スキャナ101のモード
チェックを行い,ADFモードなら原稿をコンタクトガ
ラス(図示せず)上に搬送し,圧板モード(ADFモー
ドでない場合)なら原稿サイズチェックを行い,スキャ
ナ101による画像読み取り(スキャン)を実行する。
スキャナ101で読み取られた画像データは,マル秘ナ
ンバリング検知ボード105および画像処理部102へ
送られる。
【0034】マル秘ナンバリング検知ボード105は,
画像データ中にマル秘ナンバリングの数字パターンが存
在していると,スキャナ101および画像処理部102
に疑似データ送信信号を送り,またシステムコントロー
ラ106に複写禁止信号を送る。スキャナ101は,疑
似データ送信信号を入力すると,そのときのCCDの出
力した画像データをスキャナメモリ109に保持し,ス
キャナメモリ109の画像データを画像処理部102へ
送り続ける。また,画像処理部102は疑似データ送信
信号を入力すると,スキャナ101で読み取った画像デ
ータに代えてスキャナメモリ109に保持されている画
像データを繰り返しプロッタ103へ送り続ける。
【0035】一方,システムコントローラ106は,複
写禁止信号を入力すると,複写動作の終了後に,複写禁
止状態(操作表示部104のスタートキー押下禁止状
態)にし,操作表示部104を介して原稿が複写禁止物
である旨のメッセージを表示すると共に,警告音を鳴ら
す。
【0036】図4は,実施例2の動作フローチャートを
示す。なお,図2で示した実施例1の動作フローチャー
トと共通の符号は同一のステップを示すため,ここでは
異なる部分のみを重点的に説明する。
【0037】ステップS211において,コピー禁止フ
ラグfc が0で,かつ,マル秘ナンバリング検知ボード
105がマル秘ナンバリングパターンを検知したか否か
を判定し,該当すれば,コピー禁止フラグfc を1にセ
ットし,禁止警告フラグfwを1にセットし(S21
2),そのときにスキャナ101のCCDから出力され
た画像データをスキャナメモリ109に保持する(S4
01)。
【0038】次に,コピー禁止フラグfc が1であるか
否かを判定し(S213),1ならば,スキャナメモリ
109で保持している画像データを画像処理部102を
介してプロッタ103へ送る(S402)。一方,1で
なければ,スキャナ101で読み取った画像データを画
像処理部102を介してプロッタ103へ送る(S40
3)。
【0039】実施例2は,実施例1の効果に加えて,複
写禁止物を複写した際に,意味のない画像がプリントさ
れるので,紙の重送や,ミスコピーとの違いを明確にす
ることができる。
【0040】〔実施例3〕実施例3は,実施例1と同様
の構成において,スキャナ101で読み取った画像デー
タ中にマル秘ナンバリングが検知された場合に,画像デ
ータにマスク処理を施して白紙排出すると共に,複写禁
止の履歴情報を記憶するものである。
【0041】先ず,操作表示部104のスタートキー
(図示せず)が押下されると,スキャナ101のモード
チェックを行い,ADFモードなら原稿をコンタクトガ
ラス(図示せず)上に搬送し,圧板モード(ADFモー
ドでない場合)なら原稿サイズチェックを行い,スキャ
ナ101による画像読み取り(スキャン)を実行する。
スキャナ101で読み取られた画像データは,マル秘ナ
ンバリング検知ボード105および画像処理部102へ
送られる。
【0042】マル秘ナンバリング検知ボード105は,
画像データ中にマル秘ナンバリングの数字パターンが存
在していると,画像処理部102にデータ送信禁止信号
を送り,またシステムコントローラ106に複写禁止信
号を送る。画像処理部102は,データ送信禁止信号を
入力すると,スキャナ101から入力した画像データに
マスク処理を施して,白紙の画像データにして,プロッ
タ103へ出力する。一方,システムコントローラ10
6は,複写禁止信号を入力すると,複写動作の終了後
に,複写禁止状態(操作表示部104のスタートキー押
下禁止状態)にし,操作表示部104を介して原稿が複
写禁止物である旨のメッセージを表示すると共に,警告
音を鳴らす。
【0043】また,システムコントローラ106は,マ
ル秘ナンバリングパターンの番号と日時を複写禁止の履
歴情報として,メモリ108に記憶させる。
【0044】図5は,実施例3の動作フローチャートを
示す。なお,図2で示した実施例1の動作フローチャー
トと共通の符号は同一のステップを示すため,ここでは
異なる部分のみを重点的に説明する。
【0045】ステップS211において,コピー禁止フ
ラグfc が0で,かつ,マル秘ナンバリング検知ボード
105がマル秘ナンバリングパターンを検知したか否か
を判定し,該当すれば,コピー禁止フラグfc を1にセ
ットし,禁止警告フラグfwを1にセットし(S21
2),続いて,マル秘ナンバリングパターンの番号と日
時を複写禁止の履歴情報として,メモリ108内に保持
する(S501)。
【0046】実施例3では,実施例1の効果に加えて,
このようにマル秘ナンバリングパターンの番号と日時を
複写禁止の履歴情報として保持するので,複写禁止物が
扱われた場合にどの原稿が,いつ複写されそうになった
かがわかり,原稿のセキュリティーの強化を図ることが
できる。
【0047】〔実施例4〕実施例4は,実施例1と同様
の構成において,スキャナ101で読み取った画像デー
タ中にマル秘ナンバリングが検知された場合に,画像デ
ータにマスク処理を施し,マスク処理をした部分に警告
文を合成して記録紙に出力するものである。
【0048】先ず,操作表示部104のスタートキー
(図示せず)が押下されると,スキャナ101のモード
チェックを行い,ADFモードなら原稿をコンタクトガ
ラス(図示せず)上に搬送し,圧板モード(ADFモー
ドでない場合)なら原稿サイズチェックを行い,スキャ
ナ101による画像読み取り(スキャン)を実行する。
スキャナ101で読み取られた画像データは,マル秘ナ
ンバリング検知ボード105および画像処理部102へ
送られる。
【0049】マル秘ナンバリング検知ボード105は,
画像データ中にマル秘ナンバリングの数字パターンが存
在していると,画像処理部102にデータ送信禁止信号
を送り,またシステムコントローラ106に複写禁止信
号を送る。画像処理部102は,データ送信禁止信号を
入力すると,スキャナ101から入力した画像データに
マスク処理を施すと共に,マスク処理を施した部分に対
してあらかじめ画像処理部102内に保持してある警告
文の画像データを合成して,プロッタ103へ出力す
る。
【0050】一方,システムコントローラ106は,複
写禁止信号を入力すると,複写動作の終了後に,複写禁
止状態(操作表示部104のスタートキー押下禁止状
態)にし,操作表示部104を介して原稿が複写禁止物
である旨のメッセージを表示すると共に,警告音を鳴ら
す。
【0051】図6は,実施例4の動作フローチャートを
示す。なお,図2で示した実施例1の動作フローチャー
トと共通の符号は同一のステップを示すため,ここでは
異なる部分のみを重点的に説明する。
【0052】ステップS211において,コピー禁止フ
ラグfc が0で,かつ,マル秘ナンバリング検知ボード
105がマル秘ナンバリングパターンを検知したか否か
を判定し,該当すれば,コピー禁止フラグfc を1にセ
ットし,禁止警告フラグfwを1にセットし(S21
2),続いて,画像データのカウンターnc を1にセッ
トする(S601)。
【0053】次に,コピー禁止フラグfc が1であるか
否かを判定し(S213),1ならば,画像処理部10
2内のメモリにあらかじめ保持している警告文の画像デ
ータからnc 番目の画像データをプロッタ103へ送り
(S602),カウンターnc に1を加算する(S60
3)。一方,1でなければ,スキャナ101で読み取っ
た画像データを画像処理部102を介してプロッタ10
3へ送る(S604)。
【0054】実施例4では,実施例1の効果に加えて,
このように警告文をプリントすることにより,オペレー
タに注意を促すことができる。
【0055】〔実施例5〕実施例5は,実施例1と同様
の構成において,スキャナ101で読み取った画像デー
タ中にマル秘ナンバリングが検知された場合に,画像デ
ータにマスク処理を施して白紙排出する。また,操作表
示部104を介して暗証コードが入力された場合に,入
力された暗証コードがあらかじめ登録されている登録暗
証コードと一致するか否かを判定し,一致する場合にマ
スク処理を禁止するものである。
【0056】具体的には,複写待機状態で,操作表示部
104から所定の入力順序でキー入力を行うと,暗証コ
ード入力モードになり,操作表示部104から暗証コー
ドを入力すると,入力された暗証コードがあらかじめメ
モリ108内に登録されている登録暗証コードと一致す
るか否かを判定し,一致すれば,複写許可信号(コピー
許可フラグが1)を画像処理部102へ送る。なお,画
像処理部102は,複写許可信号を入力すると,マスク
処理を禁止する。
【0057】先ず,図7を参照して,暗証コードの入力
処理について説明する。暗証コード入力モードが設定さ
れると(S701),入力回数カウンターni に0をセ
ットし(S702),操作表示部104からのキー入力
を受け付け(S703),暗証コードが入力されると
(S704),入力回数カウンターni に1を加算して
(S705),入力された暗証コードがメモリ108内
に登録されている登録暗証コードと一致するか否かを判
定し(S706),一致していれば,コピー許可フラグ
にfp に1をセットし(S707),複写待機モードへ
遷移して(S708),処理を終了する。
【0058】一方,一致しない場合には,入力回数カウ
ンターni があらかじめ設定されている入力可能回数n
p 以上か否かを判定し(S709),ni ≧np なら
ば,マスク処理を実行する状態で複写待機モードへ遷移
して(S710),処理を終了する。
【0059】また,ni <np ならば,ステップS70
3へ戻り,再度,暗証コードのキー入力を受け付ける。
【0060】また,複写待機状態において,操作表示部
104のスタートキー(図示せず)が押下されると,ス
キャナ101のモードチェックを行い,ADFモードな
ら原稿をコンタクトガラス(図示せず)上に搬送し,圧
板モード(ADFモードでない場合)なら原稿サイズチ
ェックを行い,スキャナ101による画像読み取り(ス
キャン)を実行する。スキャナ101で読み取られた画
像データは,マル秘ナンバリング検知ボード105およ
び画像処理部102へ送られる。
【0061】マル秘ナンバリング検知ボード105は,
画像データ中にマル秘ナンバリングの数字パターンが存
在していると,画像処理部102にデータ送信禁止信号
を送り,またシステムコントローラ106に複写禁止信
号を送る。画像処理部102は,データ送信禁止信号を
入力すると,複写許可信号(コピー許可フラグが1)が
システムコントローラ106から送られているかを確認
する。
【0062】複写許可信号を送られていれば,マスク処
理を行わずに,画像データをプロッタ103へ送る。一
方,複写許可信号が送られていなければ,スキャナ10
1から入力した画像データにマスク処理を施して,プロ
ッタ103へ送る。
【0063】一方,システムコントローラ106は,複
写禁止信号を入力すると,複写動作の終了後に,複写禁
止状態(操作表示部104のスタートキー押下禁止状
態)にし,操作表示部104を介して原稿が複写禁止物
である旨のメッセージを表示すると共に,警告音を鳴ら
す。
【0064】図8は,実施例5の動作フローチャートを
示す。なお,図2で示した実施例1の動作フローチャー
トと共通の符号は同一のステップを示すため,ここでは
異なる部分のみを重点的に説明する。
【0065】スキャナ101で読み取った画像データ
を,マル秘ナンバリング検知ボード105および画像処
理部102へ送った後(S210),コピー許可フラグ
が1か否かを判定する(S801)。ここで,コピー許
可フラグが1であれば,暗証コード入力によって,マス
ク処理が禁止されているので,ステップS215へ進
み,マスク処理を行わない状態で,画像データをプロッ
タ103へ送る。
【0066】一方,コピー許可フラグが1でなければ,
必要に応じてマスク処理を実行するので,ステップS2
11において,コピー禁止フラグfc が0で,かつ,マ
ル秘ナンバリング検知ボード105がマル秘ナンバリン
グパターンを検知したか否かを判定し,該当すれば,コ
ピー禁止フラグfc を1にセットし,禁止警告フラグf
w を1にセットする(S212)。
【0067】また,ステップS217,S219におい
て,次原稿がない場合およびADFモードでない場合に
は,コピー許可フラグfp を0にセットして(S80
2),ステップS220へ進む。
【0068】実施例5では,実施例1の効果に加えて,
暗証コードが入力された場合に,入力された暗証コード
があらかじめ登録されている登録暗証コードと一致する
か否かを判定し,一致する場合に,マスク処理を禁止す
るので,必要に応じてマル秘ナンバリングのパターンに
類似した原稿の複写を行うこともできる。
【0069】
【0070】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明のデジタル
複写機(請求項1) は、スキャナで読み取った画像デー
タ中にマル秘ナンバリングのパターンが存在するか否か
を検知するマル秘ナンバリングパターン検知手段と、前
記マル秘ナンバリング検知手段によってマル秘ナンバリ
ングが検知された時点でのスキャナのCCD(固体撮像
素子)から出力された画像データを保持する保持手段
と、前記マル秘ナンバリング検知手段によってマル秘ナ
ンバリングが検知された後、前記スキャナで読み取った
画像データに代えて前記保持手段に保持されている画像
データを繰り返し使用して、記録紙に画像を形成する制
御を行う制御手段とを備えたため、大容量のメモリを必
要とせず、また、複写禁止物毎の画像データの登録作業
を行うことなく、複写禁止物の複写を確実に防止するこ
とができる。また、複写禁止物を複写した際に、意味の
ない画像がプリントされるので、紙の重送や、ミスコピ
ーとの違いを明確にすることができる。さらに、複数枚
の原稿を複写する際に、途中でマル秘ナンバリングのパ
ターンの原稿があっても、複写動作は中断されないの
で、他の原稿の複写に影響を与えない。
【0071】また、本発明のデジタル複写機(請求項
)は、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナ
ンバリングのパターンが存在するか否かを検知するマル
秘ナンバリングパターン検知手段と、前記マル秘ナンバ
リング検知手段によってマル秘ナンバリングが検知され
た時点から、画像データにマスク処理を施すマスク処理
手段と、前記マル秘ナンバリング検知手段によってマル
秘ナンバリングが検知された場合に、マル秘ナンバリン
グのパターンの番号および複写しようとした日時を複写
禁止の履歴情報として記憶する記憶手段とを備え、スキ
ャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバリングが
検知された場合に、画像データにマスク処理を施して白
紙排出すると共に、複写禁止の履歴情報を記憶するた
め、大容量のメモリを必要とせず、また、複写禁止物毎
の画像データの登録作業を行うことなく、複写禁止物の
複写を確実に防止することができる。また、複写禁止物
が扱われた場合にどの原稿が、いつ複写されそうになっ
たかがわかり、原稿のセキュリティーの強化を図ること
ができる。さらに、複数枚の原稿を複写する際に、途中
でマル秘ナンバリングのパターンの原稿があっても、複
写動作は中断されないので、他の原稿の複写に影響を与
えない。
【0072】また、本発明のデジタル複写機(請求項
)は、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナ
ンバリングのパターンが存在するか否かを検知するマル
秘ナンバリングパターン検知手段と、前記マル秘ナンバ
リング検知手段によってマル秘ナンバリングが検知され
た時点から、画像データにマスク処理を施すマスク処理
手段と、前記マスク処理手段によってマクス処理した部
分に複写禁止の警告文を合成する警告文合成手段とを備
え、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバ
リングが検知された場合に、画像データにマスク処理を
施し、マスク処理をした部分に警告文を合成して記録紙
に出力するため、大容量のメモリを必要とせず、また、
複写禁止物毎の画像データの登録作業を行うことなく、
複写禁止物の複写を確実に防止することができる。ま
た、警告文をプリントすることにより、オペレータに注
意を促すことができる。さらに、複数枚の原稿を複写す
る際に、途中でマル秘ナンバリングのパターンの原稿が
あっても、複写動作は中断されないので、他の原稿の複
写に影響を与えない。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のデジタル複写機の概略ブロック図で
ある。
【図2】実施例1の動作フローチャートである。
【図3】複写禁止状態を解除するフローチャートであ
る。
【図4】実施例2の動作フローチャートである。
【図5】実施例3の動作フローチャートである。
【図6】実施例4の動作フローチャートである。
【図7】暗証コードの入力処理のフローチャートであ
る。
【図8】実施例5の動作フローチャートである。
【符号の説明】
101 スキャナ 102 画像処理部 103 プロッタ 104 操作表示部 105 マル秘ナンバリング検知ボード 106 システムコントローラ 107 ADF 108 メモリ 109 スキャナメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G03G 21/00 562

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナで読み取った画像データ中にマ
    ル秘ナンバリングのパターンが存在するか否かを検知す
    るマル秘ナンバリングパターン検知手段と、前記マル秘
    ナンバリング検知手段によってマル秘ナンバリングが検
    知された時点でのスキャナのCCD(固体撮像素子)か
    ら出力された画像データを保持する保持手段と、前記マ
    ル秘ナンバリング検知手段によってマル秘ナンバリング
    が検知された後、前記スキャナで読み取った画像データ
    に代えて前記保持手段に保持されている画像データを繰
    り返し使用して、記録紙に画像を形成する制御を行う制
    御手段とを備えたことを特徴とするデジタル複写機。
  2. 【請求項2】 スキャナで読み取った画像データ中にマ
    ル秘ナンバリングのパターンが存在するか否かを検知す
    るマル秘ナンバリングパターン検知手段と、前記マル秘
    ナンバリング検知手段によってマル秘ナンバリングが検
    知された時点から、画像データにマスク処理を施すマス
    ク処理手段と、前記マル秘ナンバリング検知手段によっ
    てマル秘ナンバリングが検知された場合に、マル秘ナン
    バリングのパターンの番号および複写しようとした日時
    を複写禁止の履歴情報として記憶する記憶手段とを備
    え、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘ナンバ
    リングが検知された場合に、画像データにマスク処理を
    施して白紙排出すると共に、複写禁止の履歴情報を記憶
    することを特徴とするデジタル複写機。
  3. 【請求項3】 スキャナで読み取った画像データ中にマ
    ル秘ナンバリングのパターンが存在するか否かを検知す
    るマル秘ナンバリングパターン検知手段と、前記マル秘
    ナンバリング検知手段によってマル秘ナンバリングが検
    知された時点から、画像データにマスク処理を施すマス
    ク処理手段と、前記マスク処理手段によってマクス処理
    した部分に複写禁止の警告文を合成する警告文合成手段
    とを備え、スキャナで読み取った画像データ中にマル秘
    ナンバリングが検知された場合に、画像データにマスク
    処理を施し、マスク処理をした部分に警告文を合成して
    記録紙に出力することを特徴とするデジタル複写機。
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