JP2008117347A - データ処理装置とデータ処理方法ならびにプログラム - Google Patents

データ処理装置とデータ処理方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】HDD等の記憶装置内に格納された画像データを効率的に消去する。
【解決手段】HDD内に、図8(a)に示すように、生画像データ(符号化されていない画像データ)と符号化画像データが格納されている。画像種類判定部によりHDD内に格納されている画像データの種類が判定される。そして、消去部は、これらの画像データを消去する場合、先ず符号化データについて先頭部分のヘッダ領域を消去することによりデータを無効化する(図8(b))。次に、消去部は、消去処理が行われなかった生画像データについて、全領域を消去することによりデータを無効化する(図8(c))。
【選択図】図8

Description

本発明は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置に関する。
近年、複写機やプリンタなどの画像処理装置において、画像データを保持するための記憶装置としてハードディスクが用いられている。そのため、複写機やプリンタを用いて画像データの複写や印刷を行った場合、その画像データが記憶装置に残ってしまう。そのため、記憶装置としてハードディスクを用いた画像処理装置では、処理が終わった後の画像データを消去する必要があり、ハードディスク内のデータ消去方法として、様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1には、画像処理装置において、データ出力後、所定のタイミングで画像データの加工(消去、スクランブル処理)を行い、中止要求が入力されるか画像データを消去すべき領域がなくなるまで、繰り返し実行する方法が開示されている。
また、特許文献2には、画像データが記憶された領域に対してセキュリティレベルに応じて繰り返し無効化作業を行い、機密保護を達成する画像処理装置において、ハードディスク内の画像データを消去(無効化)中に次の画像データの入力があった場合には画像データの消去を中止し、次の画像データを書き込むことで無効化する方法が開示されている。
しかし、上述したような従来の方法では、ハードディスク内の画像データを消去する場合、画像の種類に関係なく消去処理を実施するため、画像によっては不必要な消去処理が行われ、無駄な時間が発生する。その結果、不意なシステム停止により画像データが有効なままで残る可能性が高い。
特開平9−284572号公報 特開2004−056347号公報
上述した従来の方法では、ハードディスク等の記憶装置に格納されている画像データを消去する処理に時間がかかるという問題点があった。
本発明の目的は、ハードディスク等の記憶装置内に格納された画像データを効率的に消去することが可能なデータ処理装置、データ処理方法とプログラムを提供することである。
[データ処理装置]
本発明のデータ処理装置は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定されたデータの種類に基づいて、消去方法を切り替えてデータを消去する消去手段とを有する。
本発明によれば、消去しようとするデータの種類を判定して、その判定結果に基づいて消去方法を切り替えるようにしているので、全ての種類のデータに対して一律に同じ消去方法を用いる場合と比較して、効率的にデータを消去することが可能となる。
好ましくは、前記消去手段は、符号化されているデータについては当該データの一部の領域を消去する消去方法によりデータを消去し、符号化されていないデータについては全領域を消去する消去方法によりデータを消去する。
好ましくは、前記消去手段により消去を行う一部の領域が、消去しようとするデータの先頭部分の領域である。
また、本発明のデータ処理装置は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
記憶装置内に格納されたデータの種類を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定されたデータの種類に基づいて、消去順序を切り替えてデータを消去する消去手段とを有する。
本発明によれば、消去しようとするデータの種類を判定して、その判定結果に基づいて消去順序を切り替えるようにしているので、全ての種類のデータに対して一律に同じ消去順序を用いる場合と比較して、効率的にデータを消去することが可能となる。
好ましくは、前記消去手段は、符号化されていないデータを消去した後に符号化されているデータの消去を行う。
好ましくは、前記消去手段は、符号化されているデータを消去した後に符号化されていないデータの消去を行う。
また、本発明のデータ処理装置は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定する判定手段と、
前記判定手段により判定されたデータの種類に基づいて、消去方法および消去順序を切り替えてデータを消去する消去手段とを有する。
本発明によれば、消去しようとするデータの種類を判定して、その判定結果に基づいて消去方法および消去順序を切り替えるようにしているので、全ての種類のデータに対して一律に同じ消去方法および消去順序を用いる場合と比較して、効率的にデータを消去することが可能となる。
好ましくは、前記消去手段は、符号化されていないデータの全領域を消去した後に、符号化されているデータの一部の領域の消去を行う。
好ましくは、前記消去手段は、符号化されているデータの一部の領域を消去した後に、符号化されていないデータの全領域の消去を行う。
好ましくは、前記消去手段により消去を行う一部の領域が、消去しようとするデータの先頭部分の領域である。
[データ処理方法]
また、本発明のデータ処理方法は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定し、
判定されたデータの種類に基づいて、消去方法を切り替えてデータを消去する。
また、本発明のデータ処理方法は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
記憶装置内に格納されたデータの種類を判定し、
判定されたデータの種類に基づいて、消去順序を切り替えてデータを消去する。
また、本発明のデータ処理方法は、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定し、
判定されたデータの種類に基づいて、消去方法および消去順序を切り替えてデータを消去する。
[プログラム]
また、本発明のプログラムは、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定するステップと、
判定されたデータの種類に基づいて、消去方法を切り替えてデータを消去するステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明のプログラムは、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
記憶装置内に格納されたデータの種類を判定するステップと、
判定されたデータの種類に基づいて、消去順序を切り替えてデータを消去するステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明のプログラムは、記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定するステップと、
判定されたデータの種類に基づいて、消去方法および消去順序を切り替えてデータを消去するステップとをコンピュータに実行させる。
以上説明したように、本発明によれば、消去しようとするデータの種類に応じて消去方法、消去順序を切り替えて消去処理が行われるため、記憶装置内に格納されたデータの消去を効率的に行うことができるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態のデータ処理装置70を有する画像処理装置のハードウェア構成を、データ処理装置70を中心に例示する図である。
本実施形態における画像処理装置は、図1に示されるように、CPU10と、RAM20と、ROM30と、通信インタフェース部40と、ユーザインタフェース部50と、FAXインタフェース部60と、データ処理装置70と、スキャナ80と、HDD(Hard Disk Drive)90と、プリントエンジン100とから構成されている。
通信インタフェース部40は、他の装置との間の通信処理を行う。ユーザインタフェース部50は、ユーザからの設定入力や、ユーザに対する表示処理等のユーザインタフェースの処理を行う。FAXインタフェース部60は、電話回線を介して他のFAX装置との間のFAX通信の処理を行う。
プリントエンジン100は、データ処理装置70において処理された画像データ等を印刷する処理を行う。CPU10は、RAM20、ROM30、通信インタフェース部40、ユーザインタフェース部50、FAXインタフェース部60、データ処理装置70、スキャナ80、プリントエンジン100の動作を制御している。
データ処理装置70は、例えば、データ処理プログラムがインストールされた汎用コンピュータであり、CPU10からの指示に基づいて、スキャナ80を介して取り込んだ画像データ等に対して所定のデータ処理を行う。そして、データ処理装置70は、データ処理を行う際に、処理を行おうとする画像データを一旦記憶装置であるHDD90に格納してからCPU10により指定されたデータ処理を行う。
データ処理プログラムは、図示しない磁気ディスク、半導体メモリ等の記録媒体からデータ処理装置70に読み込まれてインストールされることによりデータ処理装置70の動作を制御する。
図2は、上記のデータ処理プログラムが実行されることにより実現される図1中のデータ処理装置70の機能構成を例示する図である。
データ処理装置70は、図2に示されるように、画像種類判定部71と、消去部72とから構成されている。
画像種類判定部71は、HDD90内に格納された消去しようとするデータの種類を判定する。各画像データには一般的にデータの種類を示す情報が含まれているため、画像種類判定部71は、この情報を参照することにより画像データの種類を判定する。
消去部72は、画像種類判定部71により判定された画像データの種類に基づいて、消去方法を切り替えてHDD90内の画像データを消去する。具体的には、消去部72は、符号化されている画像データについては、データの先頭部分のヘッダを消去する消去方法によりデータを消去し、符号化されていない画像データ(以下、生画像データと称する。)については全領域を消去する消去方法によりデータを消去する。
なお、ここで符号化画像データには、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の符号化画像データだけでなく、暗号化データや圧縮された画像データ等の何らかの処理が施された画像データも含まれるものとする。
次に、本実施形態のデータ処理装置の動作を図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。
HDD90内に格納されている画像データが不要となりこの画像データの消去が行われる場合、画像種類判定部71は、消去しようとする画像データの種類を判定する(S101)。そして、この画像データが生画像データ(符号化されていない画像データ)の場合には、消去部72は、全領域を消去することにより無効化する(S102)。また、S101において消去しようとする画像データが符号化画像データであると判定された場合には、消去部72は、この画像データのヘッダ領域を消去することにより無効化する(S103)。
そして、消去すべきデータがまだ残っているか否かが判定され(S104)、次データが存在する場合には次データの処理に進み(S105)、S101〜S103の処理が繰り返される。
そして、S104において次データが存在しないと判定された場合、つまり消去すべき画像データに対する処理が終わった場合、処理は終了する。
このような処理により画像データが消去される様子を図4に示す。図4では、5ページ分の画像データが示されていて、生画像データ、生画像データ、符号化画像データ、符号化画像データ、生画像データの順番にHDD90内に格納されているものとする。
図4(a)は、本実施形態による消去処理が行われる前の画像データの様子を示したものであり、図4(b)は、消去処理が行われた後の画像データの様子を示したものである。
図4(b)を参照すると、生画像データについては全領域が消去され、符号化画像データについては先頭領域のヘッダ部分が消去されて無効化されていることがわかる。
本実施形態のデータ処理装置によれば、符号化画像データについては全領域を消去するのではなく、先頭部分のヘッダ領域のみが消去されるので、全ての種類の画像データについて全領域を消去する消去方法と比較して、画像データを消去するための処理時間が短縮される。
そして、画像データを消去するための処理時間が短縮されることにより、電源停止等の不意なシステム停止により画像データが有効なまま残ってしまうという可能性が低減されることになる。
なお、符号化画像データについては先頭部分のヘッダ領域を消去するだけで画像データ全体が無効化される理由については以下に説明する。
一般的に符号化データのヘッダには、どのような符号化が行われているのかという情報が含まれている。そのため、符号化データのヘッダ部分の領域を消去すると、その符号化データがどのような種類の符号化が行われているのかを判定することができなくなる。そのため、符号化データについてはヘッダ部分を消去することにより簡単には復号することができなくなる。
また、JPEG等のような符号化方法が一般的に知られているような画像データであっても、ヘッダ部分が消去されることにより他の領域のデータを復号し難くなる。
なお、本実施形態では、符号化画像データについては先頭領域のヘッダ部分のみを消去する消去方法を選択するものとして説明しているが、処理時間に余裕がある場合には、ヘッダ部分以外の領域のデータを消去するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、符号化画像データについては先頭部分のヘッダ領域を削除する場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。符号化方法を示す情報が画像データの他の領域に格納されている場合には、その情報を削除することにより符号化画像データの復号が困難になり同様な効果を得ることができる。また、符号化画像データに対して先頭領域以外の一部の領域を消去することにより画像データ全体の復号が困難になるような場合であれば、消去しようとする画像データの任意の領域を消去することにより同様の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態のデータ処理装置について説明する。
本発明の第2の実施形態のデータ処理装置の構成については、消去部72による消去動作が異なるのみであり、上記で説明した第1の実施形態のデータ処理装置と同様な構成であるためその説明は省略する。なお、本実施形態においても、図1、図2を参照して説明を行なう。
本実施形態における消去部72は、画像種類判定部71により判定された画像データの種類に基づいて、消去順序を切り替えてHDD90内の画像データを消去する。具体的には、消去部72は、生画像データを消去した後に符号化画像データの消去を行うようにする。
次に、本実施形態のデータ処理装置の動作を図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
HDD90内に格納されている画像データが不要となりこの画像データの消去が行われる場合、画像種類判定部71は、消去しようとする画像データの種類を判定する(S201)。そして、この画像データが生画像データ(符号化されていない画像データ)の場合には、消去部72は、全領域を消去することにより無効化する(S202)。また、S201において消去しようとする画像データが符号化画像データであると判定された場合には、消去部72は、この画像データに対する処理を実施せずに処理をスキップする(S203)。
そして、消去すべきデータがまだ残っているか否かが判定され(S204)、次データが存在する場合には次データの処理に進み(S205)、S201〜S203の処理が繰り返される。
このような処理が行われることにより消去しようとする画像データのうち生画像データに対する消去処理のみが行われる。
そして、全ての画像データについての処理が終了すると、先頭データに対する処理に戻り(S206)、先ず画像データは消去済みであるか否かが判定される(S207)。そして、消去済みでないと判定された場合、つまり符号化画像データであると判定された場合、全領域を消去する消去処理が行われる(S208)。S207において消去済みであると判定された場合には、消去処理はスキップされる(S209)。
そして、消去すべきデータがまだ残っているか否かが判定され(S210)、次データが存在する場合には次データの処理に進み(S211)、S207〜S209の処理が繰り返される。
そして、S210において次データが存在しないと判定された場合、つまり消去すべき画像データに対する処理が終わった場合、処理は終了する。
このような処理により画像データが消去される様子を図6に示す。図6では、5ページ分の画像データが示されていて、生画像データ、生画像データ、符号化画像データ、符号化画像データ、生画像データの順番にHDD90内に格納されているものとする。
図6(a)は、本実施形態による消去処理が行われる前の画像データの様子を示したものであり、図6(b)は、生画像データのみに対して消去処理が行われた後の様子を示したものであり、図6(c)は、生画像データと符号化画像データの両方について消去処理が行われた後の様子を示したものである。
図6(b)を参照すると、消去しようとする画像データのうちの生画像データが先ず最初に消去され、図6(c)を参照すると、次に符号化画像データが消去されていることがわかる。
本実施形態のデータ処理装置によれば、消去しようとする画像データのうち、先ず生画像データを優先して消去する。そして、生画像データの消去が終了した後に符号化画像データの消去が行われる。
このように生画像データを優先して消去する理由は、生画像データは、外部に漏洩した場合にそのまま内容を見ることが可能なデータであるためである。
なお、本実施形態では、生画像データを消去した後に符号化画像データを消去するようにしているが、逆に、符号化画像データを消去した後に生画像データを消去するようにしてもよい。
一般的には、内容が漏れることを防止する必要が高い重要な画像データが符号化されて格納されることが考えられる。そのため、生画像データの消去よりも符号化画像データの消去のほうがより優先されるべき場合も考えられる。このような場合には、符号化画像データを消去した後に生画像データを消去することにより、符号化画像データがHDD90内に残ってしまう可能性をより低減することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態のデータ処理装置について説明する。
本発明の第3の実施形態のデータ処理装置の構成については、消去部72による消去動作が異なるのみであり、上記で説明した第1および第2の実施形態のデータ処理装置と同様な構成であるためその説明は省略する。なお、本実施形態においても、図1、図2を参照して説明を行なう。
本実施形態における消去部72は、画像種類判定部71により判定された画像データの種類に基づいて、消去方法および消去順序の両方を切り替えてHDD90内の画像データを消去する。本実施形態は、上記で説明した第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせたものである。
次に、本実施形態のデータ処理装置の動作を図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
HDD90内に格納されている画像データが不要となりこの画像データの消去が行われる場合、画像種類判定部71は、消去しようとする画像データの種類を判定する(S301)。そして、この画像データが符号化画像データの場合には、消去部72は、データの先頭部分のヘッダ領域を消去することによりデータを無効化する(S302)。また、S301において消去しようとする画像データが生画像データであると判定された場合には、消去部72は、この画像データに対する処理を実施せずに処理をスキップする(S303)。
そして、消去すべきデータがまだ残っているか否かが判定され(S304)、次データが存在する場合には次データの処理に進み(S305)、S301〜S303の処理が繰り返される。
このような処理が行われることにより消去しようとする画像データのうち符号化画像データに対する消去処理のみが行われる。
そして、全ての画像データについての処理が終了すると、先頭データに対する処理に戻り(S306)、先ず画像データは消去済みであるか否かが判定される(S307)。そして、消去済みでないと判定された場合、つまり生画像データであると判定された場合、全領域を消去する消去処理が行われる(S308)。S307において消去済みであると判定された場合には、消去処理はスキップされる(S309)。
そして、消去すべきデータがまだ残っているか否かが判定され(S310)、次データが存在する場合には次データの処理に進み(S311)、S307〜S309の処理が繰り返される。
そして、S310において次データが存在しないと判定された場合、つまり消去すべき画像データに対する処理が全て終わった場合、処理は終了する。
このような処理により画像データが消去される様子を図8に示す。図8では、5ページ分の画像データが示されていて、生画像データ、生画像データ、符号化画像データ、符号化画像データ、生画像データの順番にHDD90内に格納されているものとする。
図8(a)は、本実施形態による消去処理が行われる前の画像データの様子を示したものであり、図8(b)は、符号化画像データのみに対して消去処理が行われた後の様子を示したものであり、図8(c)は、生画像データと符号化画像データの両方について消去処理が行われた後の様子を示したものである。
図8(b)を参照すると、消去しようとする画像データのうちの符号化画像データについての無効化が先ず最初に行われていることがわかる。ここでは、符号化画像データの全領域の消去が行われるのではなく、先頭部分のヘッダ領域のみが消去されることにより無効化が行われている。そして、図8(c)を参照すると、次に生画像データが消去されていることがわかる。生画像データについては、当然のことながら、全領域について消去が行われている。
本実施形態によれば、先ず符号化画像データに対して先頭部分のヘッダ領域を消去することによりデータが無効化される。そして、先頭部分のヘッダ領域を消去する処理は、全領域を消去する処理と比較して短時間に実行することができる。そのため、比較的短時間において符号化画像データの無効化が行なわれることになる。その結果、途中でシステムが停止する等の事態が発生した場合でも符号化画像データがHDD90内に残ってしまう可能性が削減される。
なお、本実施形態では、符号化画像データを消去した後に生画像データを消去するようにしているが、逆に、生画像データを消去した後に符号化画像データを消去するようにしてもよい。この場合には、符号化画像データの消去よりも生画像データの消去を優先する場合であり、このように生画像データを先に消去する場合でも、本実施形態によればデータを消去するために必要となる時間が短縮されるため、効率的なデータ消去を実現することができる。
[変形例]
上記実施形態では、画像データの種類をページ単位で判定して消去方法および消去順序を切り替える場合を用いて説明しているが、画像データの種類をジョブ単位で判定して消去方法や消去順序を切り替えるような場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
また、上記実施形態では記憶装置内に格納された画像データを消去する場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、画像データ以外のデータを消去する場合にも同様に適用することができるものである。
本発明の第1の実施形態のデータ処理装置を有する画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1中のデータ処理装置70の機能構成を例示するブロック図である。 本発明の第1の実施形態のデータ処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態において画像データが消去される様子を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態のデータ処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態において画像データが消去される様子を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態のデータ処理装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態において画像データが消去される様子を説明するための図である。
符号の説明
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 通信インタフェース部
50 ユーザインタフェース部
60 FAXインタフェース部
70 データ処理装置
71 画像種類判定部
72 消去部
80 スキャナ
90 HDD
100 プリントエンジン
S101〜S105 ステップ
S201〜S211 ステップ
S301〜S311 ステップ

Claims (16)

  1. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
    前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定されたデータの種類に基づいて、消去方法を切り替えてデータを消去する消去手段と、
    を有するデータ処理装置。
  2. 前記消去手段は、符号化されているデータについては当該データの一部の領域を消去する消去方法によりデータを消去し、符号化されていないデータについては全領域を消去する消去方法によりデータを消去する請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記消去手段により消去を行う一部の領域が、消去しようとするデータの先頭部分の領域である請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
    記憶装置内に格納されたデータの種類を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定されたデータの種類に基づいて、消去順序を切り替えてデータを消去する消去手段と、
    を有するデータ処理装置。
  5. 前記消去手段は、符号化されていないデータを消去した後に符号化されているデータの消去を行う請求項4記載のデータ処理装置。
  6. 前記消去手段は、符号化されているデータを消去した後に符号化されていないデータの消去を行う請求項4記載のデータ処理装置。
  7. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理装置であって、
    前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定されたデータの種類に基づいて、消去方法および消去順序を切り替えてデータを消去する消去手段と、
    を有するデータ処理装置。
  8. 前記消去手段は、符号化されていないデータの全領域を消去した後に、符号化されているデータの一部の領域の消去を行う請求項7記載のデータ処理装置。
  9. 前記消去手段は、符号化されているデータの一部の領域を消去した後に、符号化されていないデータの全領域の消去を行う請求項7記載のデータ処理装置。
  10. 前記消去手段により消去を行う一部の領域が、消去しようとするデータの先頭部分の領域である請求項8または9記載のデータ処理装置。
  11. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
    前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定し、
    判定されたデータの種類に基づいて、消去方法を切り替えてデータを消去するデータ処理方法。
  12. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
    記憶装置内に格納されたデータの種類を判定し、
    判定されたデータの種類に基づいて、消去順序を切り替えてデータを消去するデータ処理方法。
  13. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法であって、
    前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定し、
    判定されたデータの種類に基づいて、消去方法および消去順序を切り替えてデータを消去するデータ処理方法。
  14. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定するステップと、
    判定されたデータの種類に基づいて、消去方法を切り替えてデータを消去するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    記憶装置内に格納されたデータの種類を判定するステップと、
    判定されたデータの種類に基づいて、消去順序を切り替えてデータを消去するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 記憶装置内に格納されたデータを消去するデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記記憶装置内に格納されたデータの種類を判定するステップと、
    判定されたデータの種類に基づいて、消去方法および消去順序を切り替えてデータを消去するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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