JP2008287339A - 画像処理装置及びその方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複合機に高度な暗号ロジックを持たせることができず、複合機の記憶部に格納されたデータが盗まれた場合にデータが漏れてしまう。
【解決手段】ブロック単位に分割されたデータを外部記憶装置の記憶部と画像処理装置の記憶部のそれぞれにブロック単位で記憶し、記憶されたデータとデータを記憶した記憶部を対応づけて管理する。
【選択図】図10

Description

本発明は、外部記憶装置を用いて保存されたデータの機密性を高める画像処理装置およびその方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記録媒体に関する。
ホストコンピュータに依存することなしに、リムーバブル外部記憶媒体に格納されたプリントデータを画像形成装置に保存する構成が特許文献1に開示されている。このような構成は、機密のデータが漏れないようにすることに利用できる。
また、近年セキュリティの観点より、複合機などで印刷した際にHDに一時保存された文書データやプリントデータを残さない仕組みが提案されており、HDに保存された入力データを確実に消去する方式や暗号化する方式などが提案されている。特に近年個人情報保護法が叫ばれ、コンビニなどパブリックな環境のコピー機で、個人情報が記載された書類をプリントすることやコピーする行為に対して、更なる高セキュリティ機能が望まれている。
例えば、コンビニなどのデジタルコピー機では、コピーやプリントの際に入力されたデータを暗号化してHD(ハードディスク)に保存することでセキュリティを保持することが試みられている。
特開2002−356020号公報
しかし、暗号化の高度化と処理スピードは背反する。したがって、複合機などに搭載される暗号化ロジックは、複合機の処理速度を落とさないようにするために、セキュリティレベルが低いものとなる。また、40ビットを越える暗号鍵を使用可能な暗号化ロジックを持った機器の輸出はできないため、輸出向けの複合機に高度な暗号化ロジックを持たせることはできないという課題がある。
また、ユーザ所有のUSBフラッシュメモリなどの外部記憶装置をコピーやプリントの際に複合機に接続し、従来HDに保存していた入力データをHDに保存せず外部記憶装置に保存する方法が提案されている。このような方法によれば、複合機のHDにデータが保存されない。しかし、この方法では、外部記憶装置が盗まれた場合データが漏れてしまうという課題がある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、暗号化プログラムが保存された外部記憶装置に接続される画像処理装置であって、画像処理装置が持つ暗号化ロジックではなく外部記憶装置に保存された個別の暗号化ロジックが動作する記憶手段と、暗号化プログラムが、画像処理装置に入力されたプリントデータの連続したデータブロックをランダムに分割して外部記憶装置と記憶手段に一時保存し、データブロックを管理する管理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ブロック単位に分割されたデータを、外部記憶装置の記憶部と画像処理装置の記憶部とに別々に記憶することで、外部記憶装置のデータを解読された場合であっても、データの解析が困難になり、高度なセキュリティを保つことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<全体概要>
図1は、本実施形態に係るハードウェアを示すブロック図である。図1に示されているように、複合機101は、ネットワーク104を介してPC(パーソナルコンピュータ)102とプルプリントサーバ103に接続されている。複合機101は、以下で説明するコピー機能、プリント機能、および指定データプリント機能を持つ。なお、本実施例では、複合機101、プリント機能を有するプリンタ、FAX機能を有するFAXを全て画像処理装置とする。コピー機能により、複合機101は、スキャン部201(図2参照)からの画像データを読み込み、出力エンジン208(図2参照)で紙に、画像データを出力する。プリント機能により、複合機101は、ネットワーク部202(図2参照)にネットワーク接続されたPC102からプリントデータを受信し、出力エンジン208(図2参照)で紙に、プリントデータを出力する。指定データプリント機能により、パネル部209(図2参照)でプルプリントサーバ103にあるプリントデータが指定され、複合機101は、ネットワーク部202(図2参照)からプリントデータを受信し印刷する。
なお、ネットワーク104による通信は、イーサネット(登録商標)ケーブルなどを利用した有線通信でもよいし、電波や光などを利用した無線通信でもよい。
<複合機のハードウェア概要>
図12は、本発明の実施形態に係る複合機101のハードウェアの概要を説明するブロック図である。
複合機101のCPU1201は、ROM1203に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス1211に接続される各種デバイスとのアクセスを統括的に制御する。
RAM1202は、CPU1201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。RAM1202は、RAM1202上にロードされた制御プログラムに基づいてLANコントローラ(LANC)1206に接続されるLAN1207を介してホスト等から印刷データを受信する。そして、RAM1202は、外部記憶装置211とデータのやり取りを行う外部I/Oインタフェース1204を介してスキャナ1212から画像データを受信する。その後、RAM1202は、そのデータを外部I/Oインタフェース1204を介して外部ハードディスク(HD)205やUSBメモリなどの外部記憶装置211に保存する。また、制御プログラムによりHD205や外部記憶装置211に保存されたデータを読み出し出力エンジン208に送信することで印刷処理が行われる。パネル部209は、操作パネル部であり、システムバス1211から送信されたオペレータの操作情報を受信する。そして、操作情報が、パネル部209に表示される。
<複合機の概要>
図2は、本発明の実施形態に係る複合機101の制御プログラムを含む概要を示すブロック図である。以下において、複合機の処理は、図12に示されているCPU1201により実行される。ネットワーク部202、スキャン部201、データ入力部203、外部機器管理部210、データ読出部206はRAM1202にロードされた制御プログラムである。メモリ部204、エンジン部メモリ207は、RAM1202の領域上にあるメモリを示す。また、暗号化プログラム213は、外部記憶装置211から読み込まれた制御プログラムのことを表す。
複合機101は、スキャン部201で読み込まれた画像データをデータ入力部203に送信すると、メモリ部204を経由しHD(ハードディスク)205に画像データを書き込む。そして、データ読出部206が、HD205から画像データを読み出しエンジン部メモリ207を経由して出力エンジン208に画像データを送信することで印刷を行う。
ネットワーク部202は、外部のPC102やプルプリントサーバ103などからプリントデータを受信し、データ入力部203にプリントデータを送信する。パネル部209は、ネットワーク部202を経由してプルプリントサーバ103にアクセスして印刷するプリントデータを選択する。
外部機器管理部210はUSBフラッシュメモリなどの外部記憶装置211と接続し、外部記憶装置211とメモリ部204との間でデータのやり取りを行う。外部記憶装置211上にある暗号化プログラム213は、外部記憶装置に保存されたプログラムであり、外部記憶装置211が複合機101に接続されると、メモリ部204上に暗号化プログラム213はロードされる。
<暗号化プログラムのロードの流れ>
図3は、外部記憶装置211が複合機101に接続される際に、外部記憶装置211に保存された後述する暗号化プログラム213が複合機101上にロードされる処理の流れを示す図である。
ステップS301では、複合機101に外部記憶装置211が接続されると、外部機器管理部210が接続を検知する。検知するとステップS302に処理が移行し、外部記憶装置211上に暗号化プログラム213があるかを検知する。外部記憶装置211に暗号化プログラム213があればステップS303に処理が移行し、メモリ部204に暗号化プログラム213をロードする。
そして、複合機101は、外部からの画像データ、プリントデータの入力があれば、外部記憶装置211からメモリ部204上にロードされた暗号化プログラム213により、プリントデータを暗号化して管理する処理を行なう。
ここで、暗号化プログラム213を外部記憶装置211から複合機101上にロードするローダープログラムは、ネットワーク104から複合機101に読み出されても良い。
<外部記憶装置のデータ領域>
図4は、データ入力部203から受信されたデータが、暗号化プログラム213によって暗号化され、外部記憶装置211上の外部データ領域400に書き込まれた状態を示す図である。
暗号化プログラム213は、画像データのデータブロックを受信すると、受信したデータを外部記憶装置211に保存する。外部データ領域1(401)〜外部データ領域Zはその保存領域であり、暗号化プログラム213に管理される領域となる。
<HDのデータ領域>
図5は、データ入力部203から受信されたデータが、暗号化プログラム213によって暗号化され、HD205上のHDデータ領域500に書き込まれた状態を示す図である。
暗号化プログラム213は、画像データのデータブロックを受信すると、受信したデータブロックをHD205に保存する。HDデータ領域1(501)〜HDデータ領域Zは、その保存領域であり、暗号化プログラム213に管理される領域となる。
<外部記憶装置のデータ領域>
図6は、暗号化プログラム213がデータ入力部203から受信したデータブロック601をどの保存領域602に書き込んだかを管理するデータブロック管理テーブル600を示している。データブロック管理テーブル600は、後述するようにして、データブロック番号と保存領域とを関連づけて管理する。データブロック管理テーブル600は、HD205またはメモリ部204に保存されている。
<暗号化プログラムのデータ受信準備>
図7は、暗号化プログラム213が、メモリ部204にロードされたときに行う初期処理の流れを示す図である。
暗号化プログラム213がメモリ部204にロードされると、ステップS701において、外部記憶装置211に外部データ領域400が作成される。その後、ステップS702において、外部データ領域は、外部データ領域1(401)〜外部データ領域Zとしてデータサイズ毎にデータブロックに分割して管理される。
処理がステップS703に移行し、HD上にHDデータ領域500が作成され、ステップS704において、HDデータ領域1(501)〜HDデータ領域Zとしてデータサイズ毎にデータブロックに分割して管理される。
さらに、ステップS705に処理が移行し、外部データ領域400、HDデータ領域500とデータ入力部203から入力されるデータブロックを関連付けるデータブロック管理テーブル600が作成される。
暗号化プログラム213は、データ入力部203から受信された画像データおよびプリントデータのデータブロックを管理する準備のための処理を行なう。
また、ステップS701とステップS703で作成されるデータ領域において、外部記憶装置211のデータ領域を増加させ、後述するように外部記憶装置211に保存する場合には暗号化しないことで、高速な処理を提供することも可能となる。
また、ステップS702とステップS704では、作成するデータサイズ毎にデータブロックに分割される際、データブロックのサイズが小さくされる。これにより、入力される連続データが細かく分割され、データが持ち出されても復号が困難となり、より機密性が高められる。
<データ入力部の処理>
図8は、データ入力部203が、複合機101のコピーやプリント、プルプリントの機能で画像データ、プリントデータを受信し、保存する処理の流れを示す図である。
データ入力部203は、ステップS801において、コピー機能でスキャン部201から画像データを受信するとステップS802において、メモリ部204に暗号化プログラム213が存在するかを確認する。暗号化プログラム213が存在すれば、データ入力部203は、ステップS803において、スキャン部201から順次送信される画像データのデータブロックを暗号化プログラム213に送信する。さらに、ステップS804において、データ入力部203が、データブロックを暗号化プログラム213に送信する処理が正常に終了したかどうかが判断される。そして、正常に処理が終了した場合には、ステップS805において、データ読出部206に出力指示が行われ、ステップS801に処理が移行する。その後、データ入力部203は、再度スキャン部201からデータブロックが受信されるのを待機する。
次に、ステップS802において、暗号化プログラム213が存在しなければ、データ入力部203は、ステップS806において、スキャン部201から順次送信されてくる画像データのデータブロックをHD205に書き込む処理を行う。さらに、ステップS807において、データ読出部206に出力指示が行われ、ステップS801に処理が移行する。そして、データ入力部203は、再度スキャン部201からデータブロックが受信されるのを待機する。
ステップS804において、データ入力部203が、データブロックを暗号化プログラム213に送信する処理が正常に終了しなければ、ステップS808に処理が移行する。そして、ステップS808において、エラー処理として、コピー処理が中断され、処理が終了する。
また、上記処理の流れの中で、プリント機能、プルプリント機能の場合には、ステップS801において、ネットワーク104に接続されたPC102、プルプリントサーバ103からネットワーク部202を経由してプリントデータが受信される。
<データ読出部の処理>
図9は、データ読出部206が、保存された画像データやプリントデータを紙に印刷するためにデータを読出し、エンジン部メモリ207にデータを送信する処理の流れを示す図である。
データ読出部206は、ステップS901において、データ入力部203がステップS805又はステップS807でされた出力指示を受信する。その後、ステップS902において、メモリ部204に暗号化プログラム213が存在するかが確認され、暗号化プログラム213が存在すれば、ステップS903に処理が移行する。ステップS903において、暗号化プログラム213にデータブロックの読出しが要求され、ステップS904において、データ読出要求が正常に終了したかが判断される。データ読出し処理が正常であれば、ステップS905において、読み出されたデータブロックが、エンジン部メモリ207に書き込まれる。更に、ステップS906において、読み出されるデータが終了したかが判断され、読み出すデータが残っていればステップS903に処理が移行する。ステップS906において、データが終了していれば処理が終了する。
ステップS902において、メモリ部204に暗号化プログラム213が存在するかが確認され、暗号化プログラム213が存在しなければ、ステップS907に処理が移行する。ステップS907において、HDからデータが読み出され、ステップS908において、読み出されたデータブロックがエンジン部メモリ207に書き込まれる。更にステップS909において、読み出すデータが終了したかが判断され、読み出すデータが残っていればステップS907に処理が移行する。
ステップS909において、データが終了していれば処理が終了する。
ステップS904において、データ読出要求が正常に終了していなければ、ステップS910において、エラー処理が行なわれ、処理が中断し終了する。
<暗号化プログラムのデータ受信処理>
図10は、暗号化プログラム213に、データ入力部203よりデータブロックが送信され、データが保存される処理の流れを示す図である。
暗号化プログラム213は、ステップS1001において、データ入力部203よりデータブロックを受信すると、ステップS1002において、外部記憶装置が存在するかを確認する。外部記憶装置が存在する場合には、ステップS1003に処理が移行する。その後、外部記憶装置の外部データ領域400(記憶部)とHDのHDデータ領域500(記憶部)の領域からデータブロックが書き込まれる領域が、ランダムに選択される。ステップS1004において、ステップS1003で選択された領域が、HDのデータ領域(記憶部)か外部記憶装置のデータ領域(記憶部)かが判断され、HDデータ領域であれば、ステップS1005において、暗号化プログラム213が暗号化処理を行う。
更に、ステップS1006において、暗号化されたデータが、ステップS1003で選択されたHDデータ領域500にブロック単位で書き込まれる。その後、ステップS1007において、書き込みが正常に終了したかを判断される。書き込みが、正常に終了した場合には、ステップS1008において、データ入力部203に正常終了を応答する。そして、ステップS1009において、ステップS1003で選択されたデータブロック601の保存領域602に、ステップS1006で書き込まれた領域の場所が記載され、ステップS1001に処理が戻る。
また、ステップS1006において、HDのHDデータ領域500に記憶するデータ量を、外部記憶装置の外部データ領域400に記憶するデータ量よりも多くすることで、暗号化されたデータの記憶量が多くなり、より高度なセキュリティになる。
ステップS1007において、異常終了した場合には、ステップS1010に処理が移行し、データブロック管理テーブル600で管理されている保存領域のデータブロックが全て消去される。そして、ステップS1011において、データ入力部203に異常終了を応答し暗号化プログラム213が終了する。
ステップS1002において、外部記憶装置が存在するかを確認し、存在しなければ、ステップS1010に処理が移行し、データブロック管理テーブル600で管理されているHDデータ領域500の暗号化したデータが全て消去される。そのとき、データブロック管理テーブル600も消去される。その後、ステップS1011において、データ入力部203に異常終了を応答し、暗号化プログラム213が終了する。
ステップS1004において、ステップS1003で選択された領域が、HDのデータ領域か外部記憶装置のデータ領域かが判断され、外部記憶装置211の領域であれば、処理がステップS1006に移行する。そして、暗号化されずにデータブロックが、ステップS1003で選択された外部データ領域400に書き込まれる。
ステップS1006において、データブロックが書き込まれる際、データ入力部203から送信されたデータを元にデータが書き込まれるだけではなく、無意味なダミーデータが書き込まれることで更に機密性が高められる。
<暗号化プログラムのデータ読出し処理>
図11は、HD205または外部記憶装置211に格納されているデータを読み出す処理の流れを示す図である。ステップS903において、暗号化プログラム213にデータの読出しを要求すると、ステップS1101において、暗号化プログラム213はデータ読出し要求を受信する。次に、ステップS1102に処理が移行し、外部記憶装置211が接続されているかが確認される。外部記憶装置211が存在する場合、ステップS1103に処理が移行し、データブロック管理テーブル600のデータブロック601にある保存領域602の情報に該当する領域からデータが読み出される。ステップS1104において、保存領域602の情報がHDデータ領域であるかどうかが判断され、HDデータ領域であれば、処理がステップS1105に移行する。ステップS1105において、暗号化プログラム213の暗号化ロジックが動作して、HDデータ領域500から読み出されたデータブロックを復号化する。更にステップS1106において、読み出されたデータブロックが、データ読出部206に送信され、データブロック管理テーブル600の保存領域602から該当する保存領域の情報が消去される。さらに、ステップS1107において、さらに読み出すデータがあるかが確認され、データが終了していなければ処理がステップS1101に戻る。
ステップS1107において、データが終了していれば処理が終了する。
ステップS1102において、複合機101に外部記憶装置211が接続されていなければ、ステップS1108に処理が移行する。その後、データブロック管理テーブル600のデータブロック601にある全ての保存領域602に該当する領域のデータが全て消去される。そして、ステップS1109において、データ読出部206に読み出しの異常終了の応答を返し、ステップS1110において、暗号化プログラム213が終了する。
現在、複合機では、コピーやプリントで印刷するデータ出力が正常終了したりエラー終了するとHD上のデータを消去したり、コピーやプリントデータをHDに保存する場合に、複合機が持つ暗号化ロジックが動作してHDにデータが書き込まれる。しかし、完全にデータを残さないことや、また、複合機内部に持つ暗号化ロジックが解析されてしまうとデータを復元されてしまうことにより、データの機密性が保たれないことがある。
一方、以上説明した実施形態によれば、ユーザがコピーやプリント、プルプリントを行う際に、ユーザ個人の暗号化プログラムを持つ外部記憶装置が複合機に接続されるので、個別の暗号化ロジックが動作して、データがHDに一時保存される。また、データがランダムに分割されて書き込まれることで持ち出されたデータの解析が困難になり、機密性がより高く保たれる。
本実施形態によれば、出力が終了し外部記憶装置を外すことで、たとえHDを持ち出して暗号解読したとしてもデータの連続性と完全性が失われ、高度なセキュリティが保たれる。また、外部記憶装置の内部に保存されているデータは、全データの一部のデータブロックのみであり、かつ、データブロックがランダムに分割されて保存されている。そのため、外部記憶装置が盗難されても全データの解析が困難になる。また、外部記憶装置にある暗号化プログラムが使用されることで、ユーザが異なれば別々の暗号化ロジックが動作して暗号化されたデータがHDに保存されるのでより高度なセキュリティが実現される。その結果、輸出規制により搭載できない高度な暗号化ロジックを個人の目的別に使用することが可能となる。また、ユーザが個別に保持する外部記憶装置にデータを書き込むときには暗号化しないことで、高度な暗号化ロジックの処理が高速に行われる。また、データを復号化する暗号鍵が画像処理装置のROMに保存されていないことや、ネットワークで流れないため、非常に高度なセキュリティとなる。更に外部記憶装置が画像処理装置から外されると、暗号化ロジックは画像処理装置に残らないためより機密性が高まる。
[他の実施形態]
本発明の目的は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を記録した記憶媒体(記録媒体)をシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(CPUやMPU)が前記ソフトウェアを実行することでも達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたソフトウェア自体が上記実施形態の機能を実現することになり、そのソフトウェアを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
また、前記ソフトウェアの実行により上記機能が実現されるだけでなく、そのソフトウェアの指示により、コンピュータ上で稼働するオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、それによって上記機能が実現される場合も含む。
また、前記ソフトウェアがコンピュータに接続された機能拡張カードやユニットのメモリに書き込まれ、そのソフトウェアの指示により、前記カードやユニットのCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、それによって上記機能が実現される場合も含む。
本発明を前記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するソフトウェアが格納される。
本実施形態に係るハードウェアを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る複合機の概要を示すブロック図である。 外部記憶装置が、複合機に接続される際に、外部記憶装置に保存された暗号化プログラムが複合機上にロードされる処理の流れを示す図である。 本実施形態に係る外部記憶装置上の外部データ領域を示す図である。 本実施形態に係るHD上のHDデータ領域を示す図である。 本実施形態に係るデータブロック管理テーブルを示す図である。 暗号化プログラムが、メモリ部にロードされたときに行われる初期処理の流れを示す図である。 データ入力部が、複合機のコピーやプリント、プルプリントの機能で画像データ、プリントデータを受信し、保存する処理の流れを示す図である。 データ読出部が、保存された画像データやプリントデータを紙に印刷するためにデータを読出し、エンジン部メモリにデータを送信する処理の流れを示す図である。 暗号化プログラムに、データ入力部よりデータブロックが送信され、データが保存される処理の流れを示す図である。 暗号化プログラムに、データ入力部よりデータブロックが送信され、データが保存される処理の流れを示す図である。 本実施形態に係る複合機のハードウェアの概要を示す図である。
符号の説明
101 複合機
102 PC
103 プルプリントサーバ
104 ネットワーク
201 スキャン部
202 ネットワーク部
203 データ入力部
204 メモリ部
205 HD
206 データ読出部
207 エンジン部メモリ
208 出力エンジン
209 パネル部
210 外部機器管理部
211 外部記憶装置
213 暗号化プログラム
400 外部データ領域
401 外部データ領域1
500 HDデータ領域
501 HDデータ領域1
600 データブロック管理テーブル
601 データブロック
602 保存領域
1201 CPU
1202 RAM
1203 ROM
1204 I/Oインタフェース
1206 LANC
1207 LAN
1212 スキャナ

Claims (14)

  1. 暗号化プログラムが保存された外部記憶装置に接続される画像処理装置であって、
    前記画像処理装置が持つ暗号化ロジックではなく前記外部記憶装置に保存された個別の暗号化ロジックが動作する記憶手段と、
    前記暗号化プログラムが、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの連続したデータブロックをランダムに分割して前記外部記憶装置と前記記憶手段に一時保存し、前記データブロックを管理する管理手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 全ての前記データブロックを暗号化するのではなく、前記記憶手段に前記データブロックが保存される場合に、前記データブロックを暗号化し、前記データブロックが前記外部記憶装置に保存される場合には暗号化しないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記外部記憶装置が外され、前記暗号化プログラムが終了すると前記データブロックの前記管理手段はメモリから消去されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記外部記憶装置が外され、暗号化プログラムが終了すると前記記憶手段に保存された前記データブロックは、前記記憶手段から消去されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記データブロックを書き込むときにダミーのデータブロックを前記外部記憶装置と前記記憶手段に保存し、データの復元を困難にすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶手段が前記データブロックを保存する領域より前記外部記憶装置が前記データブロックを保存する領域を増やすことで高速に処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記データブロックが保存される際、前記データブロックのサイズが小さく分割されることで機密性が高められることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記暗号化プログラムは、前記画像処理装置に接続されたネットワークから読み出されたローダープログラムにより、前記外部記憶装置から前記画像処理装置にロードされることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 外部記憶装置とネットワークを介して接続される画像処理装置であって、
    ブロック単位に分割されたデータを前記外部記憶装置の記憶部と前記画像処理装置の記憶部のそれぞれにブロック単位で記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶されたデータと該データを記憶した記憶部を対応づけて管理する管理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記記憶手段において、前記外部記憶装置の記憶部に対しては前記分割されたデータを暗号化することなく記憶し、前記画像処理装置の記憶部に対しては前記分割されたデータを暗号化して記憶することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記画像処理装置の記憶部に記憶するデータ量を前記外部記憶装置の記憶部に記憶するデータ量よりも多くすることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 外部記憶装置とネットワークを介して接続される画像処理装置で実行される画像処理方法であって、
    ブロック単位に分割されたデータを前記外部記憶装置の記憶部と前記画像処理装置の記憶部のそれぞれにブロック単位で記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップによって記憶されたデータと該データを記憶した記憶部を対応づけて管理する管理ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 画像処理装置を制御して、請求項12に記載された画像処理を実現することを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載されたコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8966158B2 (en) 2010-12-13 2015-02-24 International Business Machines Corporation Data protection technique that protects illicit copying of data maintained in data storage

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