JP2006031268A - 情報処理装置、及び記憶制御装置 - Google Patents

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嘉之 中井
Yoichi Shimazawa
耀一 嶋澤
Takao Yamanouchi
隆男 山之内
Koichi Tsunoda
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Abstract

【課題】 上書き消去のためのCPUの負担及びデータ転送量を減少させることによって処理効率を向上させた情報処理装置及び記憶制御装置を提供すること。
【解決手段】 CPU(情報処理部、情報処理手段)3は、消去すべきデータのアドレスを指定し、データの消去指示をHDDコントローラ(記憶制御装置、記憶制御部)1へ入力する。HDDコントローラ1は、乱数データで構成される上書き用データを生成し、生成した上書き用データ及び指定されたアドレスへ上書き用データを書き込む上書き消去指示をHDD(記憶部、記憶手段)2へ入力する。HDD2は、入力された上書き用データを指定されたアドレスに書き込むことで記憶しているデータを上書き消去する。更に本発明では、HDD2からデータを読み出しながら既に読み出した部分を上書き消去することによって情報がHDD2に記憶されている時間を短縮する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記憶しているデータを消去するために必要な処理の負担を軽減させることができる情報処理装置、及び記憶制御装置に関する。
原稿画像を走査して画像を複写する複写機能、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部の装置から画像データを受信して画像を出力するネットワークプリンタの機能、及びファクシミリ通信を用いて外部のファクシミリ装置との間で画像データを送受信するファクシミリ機能など、複数の機能を一台に備えた画像処理装置が実用化されている。このような画像処理装置は、処理すべき画像データを一時的に記憶するハードディスク等の記憶装置を内部に備えている。また、パーソナルコンピュータ(PC)又はサーバ装置等の装置も、情報を記憶するためのハードディスク等の記憶装置を内部に備えている。このような画像処理装置、PC又はサーバ装置等の情報処理装置は、情報の処理を行うCPU等の制御装置を備えており、記憶装置は、制御装置の指示に従って入力される情報を記憶する構成となっている。
このような画像処理装置、PC又はサーバ装置等の情報処理装置は、個人情報又は企業秘密を記載した文書等の機密情報を処理する場合がある。機密情報が情報処理装置の記憶装置に記憶された状態で放置された場合は、記憶装置が記憶している情報が不正に取り出されて機密情報が漏洩する危険性がある。そこで、機密情報を処理する情報処理装置には、必要な処理が終了した後で、情報が記憶されている記憶装置の記憶領域に無意味なデータを上書きすることによって情報を消去する作業を行うものが実用化されている。
特許文献1には、画像処理装置の記憶装置が記憶している使用後の画像データを、乱数によるランダムデータを上書きすることによって消去する技術が開示されている。この技術を利用することによって、画像データに含まれる機密情報を保護することが可能となる。
特開平9−284572号公報 特開2001−216730号公報
記憶装置が記憶している情報を消去する従来の技術では、情報処理装置のCPUは、上書き用データを書き込むクラスタの指定、及び上書き用データの生成等の処理を行う必要がある。このため、記憶部が記憶している情報を上書き消去する処理はCPUの負担が大きい。
また情報の消去を行う際には、CPUは上書き用データを生成し、生成した上書き用データをバス等を介して記憶装置へ転送するので、CPUから記憶装置へのデータ転送量が増大する。例えば、PCI(Peripheral Component Interconnect )バスを介してCPUと記憶装置を含む情報処理装置内のその他の機器とが接続されている情報処理装置では、転送周波数33MHz及びバス幅32ビットのPCIバスをバースト数8で使用した場合に、データ転送速度は64Mバイト/sとなる。一方、A4サイズでRGB8ビットカラーの画像データは、データサイズが96Mバイトであるので、この画像データを上書き消去するためには1.5秒間バスが占有される。従って、上書き消去の処理中には、CPUから記憶装置以外の機器への上書き消去以外の処理に必要な情報の転送が制限される。
このように、記憶装置が記憶しているデータを上書き消去する際には、CPUの負担が増大し、更に上書き用データ以外の情報の転送が制限されることによって、情報処理装置が行うべきその他の処理の効率が低下するという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、上書き消去のためのCPUの負担及びデータ転送量を減少させることによって処理効率を向上させた情報処理装置及び記憶制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、CPUの負荷を増大させずに情報処理装置のセキュリティを向上させることができる記憶制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、上書き消去を行うことができる安価で高速な記憶制御装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、CPUが行う情報処理の効率を向上させる記憶制御装置を提供することにある。
更に本発明の他の目的とするところは、機密情報を記憶部が記憶している時間を短くすることによって機密情報が不正に取り出される危険を減少させる記憶制御装置を提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、情報を処理する情報処理部と、データを記憶する記憶部と、前記情報処理部及び前記記憶部に接続され、前記記憶部に対する情報の入出力を制御する記憶制御部とを備える情報処理装置において、前記情報処理部は、前記記憶部が記憶している特定のデータの消去指示を前記記憶制御部へ出力する手段を備え、前記記憶制御部は、前記データを上書き消去するための上書き用データを生成するデータ生成手段と、前記情報処理部から入力された前記消去指示に従って、前記データ生成手段が生成した上書き用データ、及び前記上書き用データを上書きすることによって前記データを消去することを指示する上書き消去指示を前記記憶部へ送信する送信手段とを備え、前記記憶部は、前記記憶制御部から入力された前記上書き消去指示に従って、前記データが記憶されているアドレスに前記上書き用データを書き込む手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る記憶制御装置は、データを記憶する外部の記憶手段に接続可能であり、接続されている外部の記憶手段に対する情報の入出力を制御する記憶制御装置において、前記記憶手段が記憶している特定のデータの消去指示を外部から受信する受信手段と、前記データを上書き消去するための上書き用データを生成するデータ生成手段と、前記受信手段が受信した消去指示に従って、前記データ生成手段が生成した上書き用データ、及び前記上書き用データを上書きすることによって前記データを消去することを指示する上書き消去指示を前記記憶手段へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、情報処理装置は、情報処理部とハードディスク等の記憶部(記憶手段)と記憶部に対する情報の入出力を制御する記憶制御部(記憶制御装置)とを備え、記憶部が記憶している特定のデータを上書き消去する際には、情報処理部はデータの消去を指示し、記憶制御部は、上書き用データを生成し、生成した上書き用データ及び上書き消去指示を記憶部へ送信し、記憶部は、特定のデータが記憶されているアドレスに上書き用データを書き込むことによってデータを上書き消去する。
本発明に係る記憶制御装置は、前記データ生成手段は、乱数からなる上書き用データを生成するように構成してあることを特徴とする。
また本発明においては、上書き用データとして乱数データを生成し、乱数データを用いてデータを上書き消去する。
本発明に係る記憶制御装置は、前記データ生成手段は、LFSRを用いて構成されていることを特徴とする。
また本発明においては、乱数を発生させるデータ生成手段をLFSR(Linear Feedback Shift Register)で構成してある。
本発明に係る記憶制御装置は、外部の情報処理手段に接続可能であり、前記受信手段は、接続されている外部の情報処理手段から送信された前記消去指示を受信するように構成してあり、前記送信手段が前記上書き用データ及び前記上書き消去指示の前記記憶手段への送信が終了した後に、前記送信が終了したことを示す終了情報を前記情報処理手段へ送信する手段を更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、記憶制御部は、記憶部への上書き用データ及び上書き消去指示の送信が終了した場合に、データの上書き消去が終了したことを示す終了情報を情報処理部へ送信する。
本発明に係る記憶制御装置は、前記記憶手段が記憶している特定のデータの読み出し指示を外部から受信する手段と、該手段が受信した前記読み出し指示に従って、前記データを構成する複数の部分データの夫々を前記記憶手段から読み出す読み出し手段とを更に備え、前記データ生成手段は、前記部分データを上書き消去するための上書き用データを生成するように構成してあり、前記読み出し手段が前記部分データの夫々を読み出した都度、前記データ生成手段が生成した上書き用データ、及び前記読み出し手段が読み出した前記部分データが記憶されている前記記憶手段のアドレスに前記上書き用データを書き込むことを指示する書き込み指示を前記記憶手段へ送信する手段を更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、記憶部が記憶しているデータを読み出す際に、データの一部を構成する部分データを読み出し、読み出して即座にこの部分データを上書き消去する。
本発明に係る記憶制御装置は、前記送信手段は、前記上書き用データ及び前記上書き消去指示を前記記憶手段へ複数回送信することが可能に構成してあることを特徴とする。
更に本発明においては、記憶制御部は上書き用データ及び上書き消去指示を記憶部へ複数回送信することにより、データの上書き消去を複数回繰り返させることができる。
本発明にあっては、従来は上書き用データを情報処理部が生成していたのに対して、情報処理部が上書き用データを生成する必要がないので、データの上書き消去のために情報処理部が行う処理が減少する。また、記憶制御部で生成された上書き用データが記憶制御部から記憶部へ転送されるので、情報処理部から記憶制御部へ大量の上書き用データを転送する必要がなく、情報処理部と記憶制御部との間のデータ転送量が減少する。従って、データの上書き消去のために必要な情報処理部の負担が軽減され、更に情報処理部からの上書き消去以外の処理に必要な情報の転送がより容易になるので、情報処理装置の処理効率及び処理速度を向上させることができる。
また本発明にあっては、乱数データでデータの上書き消去を行うことにより、データに含まれる機密情報を確実に消去することができ、情報のセキュリティを向上させることができる。また乱数データを記憶制御部で生成することにより、情報処理部の負荷を増大させずに情報のセキュリティを向上させることができる。
また本発明にあっては、乱数を発生させるデータ生成手段をLFSRで構成してあるので、高速で乱数データを発生させるデータ生成手段を安価に構成することができる。
また本発明にあっては、データの上書き消去が終了したことを示す終了情報を記憶制御部が情報処理部へ送信することにより、情報処理部は上書き消去の終了を確認するための処理を自ら行うことなく上書き消去の終了を確認することができるので、情報処理部が行う情報処理の処理効率を向上させることができる。
また本発明にあっては、読み出すべきデータの一部を構成する部分データを読み出して即座にこの部分データを上書き消去することにより、データの読み出しが終了したときには既にこのデータは記憶部から消去されていることとなり、データに含まれる機密情報が記憶部に記憶されている時間が短縮されることによって機密情報が不正に取り出される危険が減少するので、情報のセキュリティが向上する。また部分データを読み出したアドレスに即座に上書き用データを書き込むので、記憶部のシーク時間が少なく、上書き消去に必要な処理時間を抑制することができる。
更に本発明にあっては、複数回の上書き消去を行うことにより、上書き消去を一度行っただけでは記憶部に残留している残留磁気をより減少させることができるので、データに含まれる機密情報をより確実に消去することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の情報処理装置の内部構成例を示すブロック図である。図1(a)は、本発明の情報処理装置が画像処理装置である場合の内部構成例を示し、図1(b)は本発明の情報処理装置がPC(パーソナルコンピュータ)である場合を示している。
図1(a)に示す本発明の情報処理装置が画像処理装置である場合は、情報処理装置は、情報処理を行うCPU3(情報処理部、情報処理手段)を備え、CPU3には、CPU3に対するデータの入出力を行うシステムコントローラ31が接続されている。システムコントローラ31には、CPU3が行う処理に伴うデータを一時的に記憶するRAM32とPCIバス等のバスBとが接続されている。バスBには、バスBに対するデータの入出力を行うI/Oコントローラ41及びイメージコントローラ51が接続されている。イメージコントローラ51には、原稿に記録された画像を読み取る画像読み取り部55と、画像データをページ単位で記憶するページメモリ52と、画像データを処理する画像処理部53と、画像データから画像を形成して出力する画像形成部54とが接続されている。I/Oコントローラ41には、情報処理装置外の装置との間でデータを入出力する外部インタフェース42と、データを記憶するハードディスクドライブ(HDD)2が接続されている。HDD2は、本発明に係る記憶部又は記憶手段である。またI/Oコントローラ41は、HDD2とバスBとの間のデータの入出力を制御するHDDコントローラ1を有している。HDDコントローラ1は、本発明の記憶制御装置又は本発明に係る記憶制御部である。
図1(b)に示す本発明の情報処理装置がPCである場合は、情報処理装置は、情報処理を行うCPU3を備え、CPU3には、CPU3に対するデータの入出力を行う第1システムコントローラ33が接続されている。第1システムコントローラ33には、RAM32と、ディスプレイに出力される画像を描画する描画処理部34とが接続されている。更に第1システムコントローラ33には、第1システムコントローラ33に対するデータの入出力を行う第2システムコントローラ43が接続されている。第2システムコントローラ43には、外部インタフェース42、HDD2及びバス2が接続されている。また第2システムコントローラ43は、HDD2と第1システムコントローラ33との間のデータの入出力を制御するHDDコントローラ1を有している。
このような情報処理装置において、CPU3は、必要なデータをHDD2に記憶させ、HDD2が記憶するデータを利用して、画像処理等の情報処理を行う。またCPU3は、HDD2が記憶するデータを利用した情報処理が終了した後は、HDD2が記憶するデータを上書き消去する処理を行う。
図2は、HDDコントローラ1の機能構成を示す機能ブロック図である。HDDコントローラ1は、本発明に係るデータ生成手段である乱数発生器11を内部に備えている。乱数発生器11は、LFSR(Linear Feedback Shift Register)を用いて構成されており、上書き用データとしての乱数データを発生させる。HDDコントローラ1には、例えばATA(AT Attachment )バスを介してHDD2が接続されている。
次に、本発明の情報処理装置が行う処理の内容をフローチャートを用いて説明する。図3は、本発明の情報処理装置が行うデータ消去の処理の手順を示すフローチャートである。
CPU3は、画像の出力等の情報処理が終了した後に、情報処理のために利用した後の上書き消去すべきデータに対応する、上書き用データを書き込むべきHDD2のアドレスを設定する(S101)。このとき、CPU3は、上書き用データを書き込むべき最初のセクタの指定、上書き消去すべきデータの長さの指定などによりアドレスの設定を行う。CPU3は、次に、上書き用データの種類、上書き用データの長さ又は上書き回数等のデータの消去方法を設定し(S102)、上書き用データを書き込むべきHDD2のアドレスの設定、及び消去方法の設定を含むデータの消去指示をHDDコントローラ1へ送信する(S103)。なお、CPU3は、情報を一度に送信するのではなく、アドレス又は消去方法の設定を行う都度、設定に係る情報をHDDコントローラ1へ送信し、更に消去開始の指示をHDDコントローラ1へ送信する処理を行ってもよい。消去指示を送信した後は、CPU3は、画像処理等のその他の情報処理を行う。
HDDコントローラ1は、CPU3からデータの消去指示を受信し(S104)、受信した消去指示に含まれる消去方法の設定に従った乱数からなる上書き用データを乱数発生器11で生成する(S105)。HDDコントローラ1は、次に、生成した上書き用データ、及び消去指示に含まれるアドレスの設定で指定されたHDD2のアドレスに上書き用データを書き込むことを指示する上書き消去指示をHDD2へ送信する(S106)。HDD2は、HDDコントローラ1から上書き用データ及び上書き消去指示を受信し(S107)、上書き消去指示で指定されているアドレスに上書き用データを書き込むことによって、記憶しているデータを上書き消去する(S108)。
HDDコントローラ1は、ステップS106の処理が終了した後に、消去指示に含まれる消去方法の設定で指定された回数の上書きが行われたか否かを判定する(S109)。指定された回数の上書きが行われていない場合は(S109:NO)、HDDコントローラ1は、処理をステップS105へ戻して再度の上書きを行う。指定された回数の上書きが行われている場合は(S109:YES)、HDDコントローラ1は、消去すべきデータの上書き消去が終了したことを示す終了情報をCPU3へ送信する(S110)。
CPU3は、割り込み処理を発生させて、HDDコントローラ1からの終了情報を受信し(S111)、上書き消去の処理を終了する。CPU3は、割り込み処理で上書き消去の終了を確認し、更なるデータの消去等、引き続き情報処理を行う。
図4は、本発明においてデータを上書き消去する処理を概念的に示す概念図である。CPU3は、消去すべきデータのアドレスを指定し、データの消去指示をHDDコントローラ1へ入力する。HDDコントローラ1は、上書き用データを生成してHDD2へ入力し、指定されたアドレスへ上書き用データを書き込む上書き消去指示をHDD2へ入力する。HDD2は、HDDコントローラ1から入力された上書き用データを指定されたアドレスに書き込むことで記憶しているデータを上書き消去する。従来の技術では、上書き用データをCPUが生成していたのに対して、本発明では上書き用データを生成する必要がないので、データの上書き消去のためにCPU3が行う処理が減少する。また、HDDコントローラ1で生成された上書き用データがHDDコントローラ1からHDD2へ転送されるので、CPU3からHDDコントローラ1へ大量の上書き用データを転送する必要がなく、CPU3とHDDコントローラ1との間のデータ転送量が減少する。従って、データの上書き消去のために必要なCPU3の負担が軽減され、更にCPUからの上書き消去以外の処理に必要な情報の転送がより容易になるので、本発明により、情報処理装置の処理効率及び処理速度を向上させることができる。
また本発明においては、上書き用データとして乱数データを生成し、乱数データを用いてデータを上書き消去する。乱数データでデータの上書き消去を行うことにより、データに含まれる機密情報を確実に消去することができ、情報のセキュリティを向上させることができる。また乱数データをCPU3ではなくHDDコントローラ1が備える乱数発生器11で生成することにより、CPU3の負荷を増大させずに情報のセキュリティを向上させることができる。また乱数発生器11をLFSRで構成してあるので、高速で乱数データを発生させる乱数発生器11を安価に構成することができる。なお、乱数発生器11は、乱数を発生させるマイクロプログラムに従って処理を行う演算手段等のその他の構成であってもよい。またHDDコントローラ1は、上書き用データとして全てが0からなるデータ等の乱数以外の無意味なデータを生成する構成であってもよい。
また本発明においては、HDDコントローラ1はデータの上書き消去が終了したことを示す終了情報をCPU3へ転送し、CPU3は割り込み処理を発生させて終了情報を受信する。これにより、CPU3は、上書き消去の終了を確認するための処理を自ら行うことなく上書き消去の終了を確認することができるので、CPU3が行う情報処理の処理効率を向上させることができる。
また本発明においては、CPU3からの指示に従って複数回の上書き処理を行うことにより、上書き消去を一度行っただけではHDD2に残留している残留磁気をより減少させることができるので、データに含まれる機密情報をより確実に消去することができる。
更に、本発明では、情報処理のために読み出すデータを即時に消去する処理を行うことができる。機密情報がHDD2に記憶されている時間が長いほどその機密情報が不正に取り出される危険が増大するが、HDD2が記憶しているデータを読み出して利用した後で改めて上書き消去を行う方法ではデータに含まれる機密情報がHDD2に記憶されている時間が長くなるので、本発明では、データを読み出しながら既に読み出した部分を消去することによって機密情報がHDD2に記憶されている時間を短縮する。
図5及び図6は、HDD2から読み出したデータを即時に消去する処理の手順を示すフローチャートである。CPU3は、画像の出力等の情報処理を行うために必要なデータが記憶されているHDD2のアドレスを設定する(S201)。CPU3は、次に、読み出したデータをRAM32に書き込む際のRAM32のアドレスの指定、又はデータを読み出す際のデータ転送量の指定などのデータの読み出し方法を設定し(S202)、データの消去方法を設定する(S203)。CPU3は、次に、読み出すデータのHDD2でのアドレスの設定、読み出し方法の設定、及び消去方法の設定を含むデータの読み出し指示をHDDコントローラ1へ送信する(S204)。
HDDコントローラ1は、CPU3からデータの読み出し指示を受信し(S205)、読み出し指示で指定された読み出すべきデータに含まれる部分データの送信要求をHDD2へ送信する(S206)。このときの部分データのデータ量は読み出し指示に含まれる読み出し方法の設定から指定される。HDD2は、部分データの送信要求をHDDコントローラ1から受信し(S207)、送信要求に従って部分データをHDDコントローラ1へ送信する(S208)。
HDDコントローラ1は、HDD2から部分データを受信し(S209)、受信した部分データをRAM32へ送信する(S210)。HDDコントローラ1は、次に、消去指示に含まれる消去方法の設定に従った乱数からなる上書き用データを乱数発生器11で生成し(S211)、生成した上書き用データ、及び読み出した部分データが記憶されているアドレスに上書き用データを書き込むことを指示する上書き消去指示をHDD2へ送信する(S212)。HDD2は、HDDコントローラ1から上書き用データ及び上書き消去指示を受信し(S213)、上書き消去指示で指定されているアドレスに上書き用データを書き込むことによって、記憶している部分データを上書き消去する(S214)。
HDDコントローラ1は、ステップS212の処理が終了した後に、消去指示に含まれる消去方法の設定で指定された回数の上書きが行われたか否かを判定する(S215)。指定された回数の上書きが行われていない場合は(S215:NO)、HDDコントローラ1は、処理をステップS211へ戻して再度の上書きを行う。指定された回数の上書きが行われている場合は(S215:YES)、HDDコントローラ1は、読み出し指示で指定されたデータを全てHDD2から読み出したか否かを判定する(S216)。指定されたデータの内未だ読み出していない部分がある場合は(S216:NO)、HDDコントローラ1は、処理をステップS206へ戻して次の部分データを読み出す。指定されたデータを全て読み出していた場合は(S216:YES)、HDDコントローラ1は、データの読み出しが終了したことを示す終了情報をCPU3へ送信する(S217)。
CPU3は、割り込み処理を発生させて、HDDコントローラ1からの終了情報を受信し(S218)、データ読み出しの処理を終了する。CPU3は、RAM32に読み出したデータを利用して、画像の形成等の情報処理を行う。
以上の如く、本発明においては、HDD2が記憶しているデータを読み出す際に、データの一部を構成する部分データを読み出して即座にこの部分データを上書き消去する。これにより、データの読み出しが終了したときには既にこのデータはHDD2から消去されていることとなり、データに含まれる機密情報がHDD2に記憶されている時間が短縮されることによって機密情報が不正に取り出される危険が減少するので、情報のセキュリティが向上する。また部分データを読み出したアドレスに即座に上書き用データを書き込むので、HDD2のシーク時間が少なく、上書き消去に必要な処理時間を抑制することができる。
本発明の情報処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 HDDコントローラの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の情報処理装置が行うデータ消去の処理の手順を示すフローチャートである。 本発明においてデータを上書き消去する処理を概念的に示す概念図である。 HDDから読み出したデータを即時に消去する処理の手順を示すフローチャートである。 HDDから読み出したデータを即時に消去する処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 HDDコントローラ(記憶制御装置、記憶制御部)
11 乱数発生器(データ生成手段)
2 HDD(記憶部、記憶手段)
3 CPU(情報処理部、情報処理手段)

Claims (7)

  1. 情報を処理する情報処理部と、データを記憶する記憶部と、前記情報処理部及び前記記憶部に接続され、前記記憶部に対する情報の入出力を制御する記憶制御部とを備える情報処理装置において、
    前記情報処理部は、前記記憶部が記憶している特定のデータの消去指示を前記記憶制御部へ出力する手段を備え、
    前記記憶制御部は、
    前記データを上書き消去するための上書き用データを生成するデータ生成手段と、
    前記情報処理部から入力された前記消去指示に従って、前記データ生成手段が生成した上書き用データ、及び前記上書き用データを上書きすることによって前記データを消去することを指示する上書き消去指示を前記記憶部へ送信する送信手段と
    を備え、
    前記記憶部は、前記記憶制御部から入力された前記上書き消去指示に従って、前記データが記憶されているアドレスに前記上書き用データを書き込む手段を備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. データを記憶する外部の記憶手段に接続可能であり、接続されている外部の記憶手段に対する情報の入出力を制御する記憶制御装置において、
    前記記憶手段が記憶している特定のデータの消去指示を外部から受信する受信手段と、
    前記データを上書き消去するための上書き用データを生成するデータ生成手段と、
    前記受信手段が受信した消去指示に従って、前記データ生成手段が生成した上書き用データ、及び前記上書き用データを上書きすることによって前記データを消去することを指示する上書き消去指示を前記記憶手段へ送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする記憶制御装置。
  3. 前記データ生成手段は、乱数からなる上書き用データを生成するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の記憶制御装置。
  4. 前記データ生成手段は、LFSRを用いて構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の記憶制御装置。
  5. 外部の情報処理手段に接続可能であり、
    前記受信手段は、接続されている外部の情報処理手段から送信された前記消去指示を受信するように構成してあり、
    前記送信手段が前記上書き用データ及び前記上書き消去指示の前記記憶手段への送信が終了した後に、前記送信が終了したことを示す終了情報を前記情報処理手段へ送信する手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかひとつに記載の記憶制御装置。
  6. 前記記憶手段が記憶している特定のデータの読み出し指示を外部から受信する手段と、
    該手段が受信した前記読み出し指示に従って、前記データを構成する複数の部分データの夫々を前記記憶手段から読み出す読み出し手段とを更に備え、
    前記データ生成手段は、前記部分データを上書き消去するための上書き用データを生成するように構成してあり、
    前記読み出し手段が前記部分データの夫々を読み出した都度、前記データ生成手段が生成した上書き用データ、及び前記読み出し手段が読み出した前記部分データが記憶されている前記記憶手段のアドレスに前記上書き用データを書き込むことを指示する書き込み指示を前記記憶手段へ送信する手段を更に備えること
    を特徴とする請求項2乃至5のいずれかひとつに記載の記憶制御装置。
  7. 前記送信手段は、前記上書き用データ及び前記上書き消去指示を前記記憶手段へ複数回送信することが可能に構成してあることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかひとつに記載の記憶制御装置。
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