JP2003046937A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JP2003046937A
JP2003046937A JP2001228915A JP2001228915A JP2003046937A JP 2003046937 A JP2003046937 A JP 2003046937A JP 2001228915 A JP2001228915 A JP 2001228915A JP 2001228915 A JP2001228915 A JP 2001228915A JP 2003046937 A JP2003046937 A JP 2003046937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コピーガード信号が付加されたアナログの入力
映像情報の時間差再生が可能な情報再生装置を提供す
る。 【解決手段】アナログの入力映像情報が入力されると、
A/D51により入力映像情報はデジタル化され、コピ
ーガード検知部52によりその入力映像情報にコピーガ
ード信号が検知されたときには、コピーガード信号が含
まれる旨の検知情報が発生され、記録再生部53によ
り、デジタルの入力映像情報がこの検知情報と共にハー
ドディスクHDに記録される。そして、記録再生部53
により再生された再生映像情報に検知情報が含まれてい
れば、コピーガード付加部54により、その再生映像情
報にコピーガード信号が付加されて出力される。尚、ハ
ードディスクHDに記録された記録映像情報の再生終了
と同時に、その再生済みの記録映像情報がハードディス
クHDから順次に消去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め定められた
所定時間分の入力映像情報を記録ディスクに記録しつ
つ、その記録ディスクに記録された記録映像情報を、最
大でその所定時間まで遡って再生可能な時間差再生機能
を有する情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、時間差再生機能を有する情報再生
装置では、例えば2時間分のアナログの入力映像情報を
デジタル化して記録ディスクであるハードディスクに記
録し、ハードディスクの記録情報を最大で2時間前まで
遡って再生することができる。
【0003】ところで、映画その他の映像情報に関して
は、著作権保護のために違法コピーが禁止されており、
そのための技術としてマクロビジョン(Macrovision)仕
様があり、これは特許掲載公報第2895629号や特
開2000−308006号公報に記載のように、アナ
ログの映像信号のバースト期間にコピーガード信号を付
加するというものである。
【0004】この仕様によれば、アナログ方式のVCR
(Video Cassette Recorder )によって映像信号をコピー
しようとすると、映像信号と共にダミーの同期信号及び
カラーバースト信号がビデオテープに記録されるため、
映像信号を正常に再生することができなくなって違法コ
ピーが防止されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記した時間差
再生機能を有する情報再生装置の場合、コピーを目的と
してハードディスクに映像情報を記録するものではな
く、本来の目的はある時間を遡って再生することである
ため、上記したマクロビジョンのようなコピーガード信
号が付加されたアナログの入力映像情報であっても時間
差再生を行えるようにすることが望まれている。
【0006】このように、コピーガード信号が付加され
たアナログの入力映像情報であっても、時間差再生機能
を有する情報再生装置により時間差再生を可能にするに
は、再生後にハードディスクの記録情報を消去すると共
に、再生された映像情報に違法コピーを防止するために
コピーガード信号を付加する必要がある。
【0007】しかしながら、この種情報再生装置には、
このようにコピーガード信号を付加する機能を備えたも
のはなく、従来の時間差再生機能を有する情報再生装置
ではコピーガード信号が付加されたアナログの入力映像
情報を時間差再生することができない。
【0008】ところで、上記した特許掲載公報第289
5629号や特開2000−308006号公報のほ
か、特許掲載公報第3128959号、特開平6−70
282号公報などにおいて違法コピーを禁止する技術が
記載されているが、これらの装置は、本願発明のような
時間差再生機能を有する情報再生装置に関するものでは
ない。
【0009】そこで、本発明は、コピーガード信号が付
加された入力映像情報の時間差再生が可能な情報再生装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、予め定められた所定時間分のアナロ
グの入力映像情報をデジタル化して記録ディスクに記録
しつつ、その記録ディスクに記録された記録映像情報
を、最大で前記所定時間まで遡って再生可能な時間差再
生機能を有する情報再生装置において、前記所定時間を
可変設定するための設定部と、前記入力映像情報に含ま
れているコピーガード信号を検知して前記コピーガード
信号が含まれる旨の検知情報を発生する検知部と、アナ
ログの前記入力映像情報をデジタル化するアナログ/デ
ジタル変換部と、デジタル化された前記入力映像情報を
前記検知情報と共に前記記録ディスクに記録し、その際
前記入力映像情報が前記設定部による前記所定時間分を
超えるときには前記記録ディスクの記録の先頭位置から
上書き記録し、前記記録ディスクに記録された記録映像
情報を再生する際に、前記検知情報と共に前記記録映像
情報を再生すると同時に再生した前記記録映像情報を前
記記録ディスクから順次に消去する記録再生部と、前記
記録再生部により再生された再生映像情報に前記検知情
報が含まれていればその再生映像情報に前記コピーガー
ド信号を付加して出力端子に出力する付加部とを備えて
いることを特徴としている。
【0011】このような構成によれば、入力映像情報に
含まれているコピーガード信号が検知部により検知され
てコピーガード信号が含まれる旨の検知情報が発生さ
れ、記録再生部により、デジタル化された入力映像情報
が検知情報と共に記録ディスクに記録される。
【0012】そして、記録再生部により、記録ディスク
に記録された記録映像情報が再生される際に検知情報も
一緒に再生され、再生終了と同時に再生された記録映像
情報が記録ディスクから順次に消去され、付加部によ
り、検知情報が含まれている再生映像情報にコピーガー
ド信号が付加されて出力端子に出力される。
【0013】そのため、コピーガード信号が付加された
アナログの入力映像情報であっても、時間差再生を行う
ことができ、記録ディスクには再生後の情報は一切残る
ことがなく、しかも元の入力映像情報と同じくコピーガ
ード信号が付加された映像情報を出力端子から出力する
ことができて後段における違法コピーを防止することが
できる。
【0014】また、本発明は、予め定められた所定時間
分の入力映像情報を記録ディスクに記録しつつ、その記
録ディスクに記録された記録映像情報を、最大で前記所
定時間まで遡って再生可能な時間差再生機能を有する情
報再生装置において、前記入力映像情報に含まれている
コピーガード信号を検知して前記コピーガード信号が含
まれる旨の検知情報を発生する検知部と、前記入力映像
情報を前記検知情報と共に前記記録ディスクに記録し、
前記記録ディスクに記録された記録映像情報を再生する
際に、前記検知情報と共に前記記録映像情報を再生する
処理部と、前記処理部により再生された再生映像情報に
前記検知情報が含まれていればその再生映像情報に前記
コピーガード信号を付加して出力端子に出力する付加部
とを備えていることを特徴としている。
【0015】このような構成によれば、入力映像情報に
含まれているコピーガード信号が検知部により検知され
てコピーガード信号が含まれる旨の検知情報が発生さ
れ、処理部により、入力映像情報が検知情報と共に記録
ディスクに記録される。そして、処理部により、記録デ
ィスクに記録された記録映像情報が再生される際に検知
情報も一緒に再生され、付加部により、検知情報が含ま
れている再生映像情報にコピーガード信号が付加されて
出力端子に出力されるため、コピーガード信号が付加さ
れた入力映像情報であっても、時間差再生を行うことが
でき、元の入力映像情報と同じくコピーガード信号が付
加された映像情報を出力端子から出力することができて
後段での違法コピーを防止することができる。
【0016】また、本発明は、前記処理部が、再生した
前記記録映像情報を前記記録ディスクから順次に消去す
ることを特徴としている。このような構成によれば、記
録再生部による記録ディスクの記録映像情報の再生が終
了すると、処理部により、記録ディスクからその記録映
像情報されて記録ディスクに残らないため、違法コピー
となることがない。
【0017】また、本発明は、前記処理部が、アナログ
の前記入力映像情報をデジタル化するアナログ/デジタ
ル変換部と、デジタル化した前記入力映像情報の前記記
録ディスクへの記録及び前記記録映像情報の再生を行う
記録再生部と、前記記録再生部により再生した再生映像
情報をデジタル/アナログ変換するデジタル/アナログ
変換部とを備えていることを特徴としている。
【0018】このような構成によれば、コピーガード信
号が付加されたアナログの入力映像情報の時間差再生す
ることができる。
【0019】また、本発明は、前記処理部が、前記所定
時間分を超える入力映像情報を前記記録ディスクの記録
の先頭位置から上書き記録することを特徴としている。
このような構成によれば、限られた容量の記録ディスク
を有効に利用することができ、本来的に所定時間分の時
間差再生を可能にするものであるため、所定時間分を超
える入力映像情報を記録ディスクの記録の先頭位置から
上書きしても実用上何ら支障がない。
【0020】また、本発明は、前記所定時間を可変設定
するための設定部を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、時間差再生で遡ることのでき
る最大時間をユーザの好みに合わせて可変設定すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
1及び図2を参照して説明する。但し、図1はブロック
図、図2は動作説明図である。
【0022】本実施形態における情報再生装置は、例え
ば図1に示すように構成されている、即ち、衛星放送用
受信アンテナ1を介して、衛星放送受信用チューナを備
えたセットトップボックス(以下、STBと称する)2
により衛星放送が受信されると、その受信信号がデコー
ダ3に入力されてその受信信号にかけられている所定方
式のスクランブルがデコーダ3により解除され、スクラ
ンブル解除後の衛星放送の入力映像情報が情報再生装置
5の入力端子TI1に入力される。また、その他のアナ
ログの入力映像情報は、情報再生装置5のもうひとつの
入力端子TI2に入力されるようになっている。
【0023】そして、図1に示すように、これら入力端
子TI1またはTI2に入力されるアナログの入力映像
情報は情報再生装置5に入力され、時間差再生される。
この情報再生装置5は、アナログ/デジタル変換部(以
下、A/Dと称する)51、コピーガード検知部52、
記録再生部53、コピーガード付加部54、デジタル/
アナログ変換部(以下、D/Aと称する)55、設定部
56及び記録ディスクであるハードディスクHDを備え
ている。ここで、A/D51、記録再生部53及びD/
A55により、本発明の処理部が構成されている。
【0024】アナログの入力映像情報が入力端子TI1
またはTI2を介して入力されると、A/D51により
入力映像情報はデジタル化され、コピーガード検知部5
2によりコピーガード信号が付加されているかどうか検
知される。このとき、コピーガードが上記したマクロビ
ジョン方式である場合には、A/D51及びコピーガー
ド検知部52として、フィリップス(Philips )社の型番
SAA7113Hのビデオ入力用ICを利用することが
でき、このICによれば、アナログ/デジタル変換が可
能で、かつマクロビジョンによるコピーガードの有無を
検知することができる。
【0025】そして、コピーガード検知部52により、
コピーガード信号が検知されたときには、コピーガード
信号が含まれる旨の検知情報が発生され、記録再生部5
3により、デジタルの入力映像情報がこの検知情報と共
にハードディスクHDに記録される。一方、記録再生部
53により、ハードディスクHDに記録された記録映像
情報の再生が終了すると同時に、その再生済みの記録映
像情報がハードディスクDHから順次に消去される。
【0026】ハードディスクHDへの記録処理について
より詳細に説明すると、記録再生部53による記録処理
によって、ハードディスクHDには、図2(a)に示す
ような録画ファイルが形成され、この録画ファイルに
は、アンテナ1及びSTB2(いずれも図1参照)によ
り受信される“ニュース”、“映画”、“野球”、“ド
ラマ”等の衛星放送による各種番組の映像情報が放送時
間帯毎に順次ハードディスクHDに記録されていく。
【0027】また、このような録画ファイルと並行し
て、ハードディスクHDには、図2(b)に示すよう
に、上記した“ニュース”や“映画”等の各番組毎の映
像情報について検知情報を記録したコピーガード参照フ
ァイルが形成され、コピーガード信号がない場合にはそ
の旨を表わす“0”の検知情報が一定時間毎に繰り返し
記録され、コピーガード信号がある場合にはその旨を表
わす“1”の検知情報が一定時間毎に繰り返し記録され
る。尚、ここでの一定時間とは、1秒〜数秒であるのが
好ましい。
【0028】例えば、“ニュース”番組の場合には、通
常、違法コピーを禁止する必要はなく、“ニュース”番
組の映像情報にはコピーガード信号が含まれていないた
め、“ニュース”番組の映像情報の記録時間帯には、
“0000…00”と“0”の連続する検知情報がコピ
ーガード参照ファイルに記録される。一方、“映画”番
組の場合には、違法コピーを禁止する必要があり、“映
画”番組の映像情報にはコピーガード信号が含まれてい
るため、“映画”番組の映像情報の記録時間帯には、
“1111…11”と“1”の連続する検知情報がコピ
ーガード参照ファイルに記録されるのである。
【0029】ところで、設定部56にはテンキーをはじ
めとする各種の操作キーが設けられ、例えばテンキーの
操作により、時間差再生を行う場合に遡ることができる
最大時間(本発明における所定時間に相当)の可変設定
が行えるようになっており、ユーザは、例えば30分、
1時間、2時間、3時間、4時間、…のうち所望の時間
を選択、設定することができる。
【0030】尚、テンキーに代えて、30分、1時間、
2時間等の各時間に対応する選択キーを設け、これらの
選択キーのうちいずれかを操作することで、時間設定を
行えるようにしても構わない。
【0031】そして、記録再生部53は、その番組の入
力映像情報が設定部56により設定された時間を超える
ときには、ハードディスクHDの記録の先頭位置に戻っ
て上書きしていく。そのため、設定部56により設定さ
れた時間以上の時間差再生はできないようになってい
る。
【0032】また、記録再生部53は、ハードディスク
HDに記録された記録映像情報を再生する際に、検知情
報(図2(b)参照)と共に記録映像情報を再生すると
同時に再生済みの記録映像情報をハードディスクHDか
ら順次に消去していく。そのため、再生が終了した映像
情報がハードディスクHDに残ることはなく、違法コピ
ー行為には該当しない。尚、再生を行わなければ、ハー
ドディスクHDに記録された記録映像情報が消去される
ことはない。
【0033】更に、記録再生部53により再生された再
生映像情報に検知情報が含まれていれば、コピーガード
付加部54により、その再生映像情報にコピーガード信
号が付加され、D/A55によりアナログ化されて出力
端子TOを介してテレビジョン受像機等のモニタやVC
Rといった外部表示機器に出力される。但し、再生され
た再生映像情報に検知情報が含まれていなければ、再生
映像情報はそのまま出力される。例えば、コピーガード
参照ファイルにおいて、“映画”番組の記録映像情報に
は、“1111…”の検知情報が記録されているため、
映画”番組の再生映像情報にはコピーガード付加部54
によりコピーガード信号が付加され、“ニュース”番組
の再生映像情報にはコピーガード信号は付加されない。
【0034】このとき、コピーガードが上記したマクロ
ビジョン方式である場合には、コピーガード付加部54
及びD/A55として、フィリップス(Philips )社の型
番SAA7120のデジタルビデオエンコーダICを利
用することができ、このICによれば、デジタル/アナ
ログ変換が可能で、かつマクロビジョンによるコピーガ
ード信号をバースト期間に付加することができる。
【0035】そして、出力端子TOにVCRが接続され
ている場合に、上記したようにコピーガード付加部54
によりコピーガード信号が付加された再生映像情報が出
力端子TOを介して出力されると、VCRによる違法コ
ピーが禁止される一方、テレビジョン受像機等のモニタ
が出力端子TOに接続されている場合には、出力端子T
Oからの再生映像情報にコピーガード信号が付加されて
いると否とに関係なく、モニタにより再生映像が正常に
表示される。
【0036】このように、コピーガード検知部52によ
り、入力映像情報に含まれているコピーガード信号が検
知されると、コピーガード信号が含まれる旨の検知情
報、発生され、記録再生部53により、この検知情報が
入力映像情報と共にハードディスクHDに記録される。
【0037】そして、記録再生部53により、ハードデ
ィスクHDに記録された記録映像情報が再生される際に
検知情報も一緒に再生され、これと同時に再生された記
録映像情報がハードディスクHDから消去され、コピー
ガード付加部54により、検知情報が含まれている再生
映像情報にコピーガード信号が付加されて出力端子TO
に出力される。
【0038】従って、上記した実施形態によれば、コピ
ーガード信号が付加されたアナログの入力映像情報であ
っても、時間差再生を行うことができ、ハードディスク
HDには再生後の情報は一切残ることがなく、しかも元
の入力映像情報と同じくコピーガード信号が付加された
映像情報を出力端子TOから出力することができて後段
での違法コピーを防止することができる。
【0039】また、設定部56により、時間差再生で遡
ることのできる最大時間を可変できるため、ユーザの好
みに合わせてこの最大時間を設定することができる。
【0040】なお、上記した実施形態では、マクロビジ
ョン方式のコピーガードを例として挙げたが、本発明が
適用できるのは、マクロビジョン方式に限定されるもの
ではない。
【0041】また、上記した実施形態では、コピーガー
ド信号が付加されたアナログの入力映像情報の時間差再
生を行う場合について説明したが、コピーガード信号が
付加されたデジタルの入力映像情報であっても、本発明
を適用することができて、上記した実施形態と同等の効
果を得ることができる。
【0042】更に、上記した実施形態では、記録ディス
クとしてハードディスクHDを用いた場合について説明
したが、記録ディスクはハードディスクに限定されるも
のでないのは勿論である。
【0043】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、入力映像情報に含まれているコピーガード信号
が検知部により検知されてコピーガード信号が含まれる
旨の検知情報が発生され、記録再生部により、デジタル
化された入力映像情報が検知情報と共に記録ディスクに
記録され、記録再生部により、記録ディスクに記録され
た記録映像情報が再生される際に検知情報も一緒に再生
され、再生終了と同時に再生された記録映像情報が記録
ディスクから順次に消去され、付加部により、検知情報
が含まれている再生映像情報にコピーガード信号が付加
されて出力端子に出力されるため、コピーガード信号が
付加されたアナログの入力映像情報であっても、時間差
再生を行うことができ、記録ディスクには再生後の情報
は一切残ることがなく、しかも元の入力映像情報と同じ
くコピーガード信号が付加された映像情報を出力端子か
ら出力することができて後段における違法コピーを防止
することができ、コピーガード信号が付加されたアナロ
グの入力映像情報の時間差再生が可能な情報再生装置を
提供することができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、入
力映像情報に含まれているコピーガード信号が検知部に
より検知されてコピーガード信号が含まれる旨の検知情
報が発生され、記録再生部により、入力映像情報が検知
情報と共に記録ディスクに記録され、記録再生部によ
り、記録ディスクに記録された記録映像情報が再生され
る際に検知情報も一緒に再生され、付加部により、検知
情報が含まれている再生映像情報にコピーガード信号が
付加されて出力端子に出力されるため、コピーガード信
号が付加された入力映像情報であっても、時間差再生を
行うことができ、元の入力映像情報と同じくコピーガー
ド信号が付加された映像情報を出力端子から出力するこ
とができて後段での違法コピーを防止することが可能に
なる。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、記
録ディスクに記録された記録映像情報の再生が終了する
と、記録ディスクからその記録映像情報されて記録ディ
スクに残らないため、違法コピーとなることがない。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、コ
ピーガード信号が付加されたアナログの入力映像情報の
時間差再生することが可能になる。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、限
られた容量の記録ディスクを有効に利用することがで
き、本来的に所定時間分の時間差再生を可能にするもの
であるため、所定時間分を超える入力映像情報を記録デ
ィスクの記録の先頭位置から上書きしても実用上何ら支
障がない。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、時
間差再生で遡ることのできる最大時間をユーザの好みに
合わせて可変設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【符号の説明】
5 情報再生装置 52 コピーガード検知部 53 記録再生部 54 コピーガード付加部 56 設定部 HD ハードディスク(記録ディスク) TO 出力端子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 5/781 510L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた所定時間分のアナログの
    入力映像情報をデジタル化して記録ディスクに記録しつ
    つ、その記録ディスクに記録された記録映像情報を、最
    大で前記所定時間まで遡って再生可能な時間差再生機能
    を有する情報再生装置において、 前記所定時間を可変設定するための設定部と、 前記入力映像情報に含まれているコピーガード信号を検
    知して前記コピーガード信号が含まれる旨の検知情報を
    発生する検知部と、 アナログの前記入力映像情報をデジタル化するアナログ
    /デジタル変換部と、 デジタル化された前記入力映像情報を前記検知情報と共
    に前記記録ディスクに記録し、その際前記入力映像情報
    が前記設定部による前記所定時間分を超えるときには前
    記記録ディスクの記録の先頭位置から上書き記録し、前
    記記録ディスクに記録された記録映像情報を再生する際
    に、前記検知情報と共に前記記録映像情報を再生すると
    同時に再生した前記記録映像情報を前記記録ディスクか
    ら順次に消去する記録再生部と、 前記記録再生部により再生された再生映像情報に前記検
    知情報が含まれていればその再生映像情報に前記コピー
    ガード信号を付加して出力端子に出力する付加部とを備
    えていることを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた所定時間分の入力映像情
    報を記録ディスクに記録しつつ、その記録ディスクに記
    録された記録映像情報を、最大で前記所定時間まで遡っ
    て再生可能な時間差再生機能を有する情報再生装置にお
    いて、 前記入力映像情報に含まれているコピーガード信号を検
    知して前記コピーガード信号が含まれる旨の検知情報を
    発生する検知部と、 前記入力映像情報を前記検知情報と共に前記記録ディス
    クに記録し、前記記録ディスクに記録された記録映像情
    報を再生する際に、前記検知情報と共に前記記録映像情
    報を再生する処理部と、 前記処理部により再生された再生映像情報に前記検知情
    報が含まれていればその再生映像情報に前記コピーガー
    ド信号を付加して出力端子に出力する付加部とを備えて
    いることを特徴とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部が、再生した前記記録映像情
    報を前記記録ディスクから順次に消去することを特徴と
    する請求項2に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記処理部が、アナログの前記入力映像
    情報をデジタル化するアナログ/デジタル変換部と、デ
    ジタル化した前記入力映像情報の前記記録ディスクへの
    記録及び前記記録映像情報の再生を行う記録再生部と、
    前記記録再生部により再生した再生映像情報をデジタル
    /アナログ変換するデジタル/アナログ変換部とを備え
    ていることを特徴とする請求項2または3に記載の情報
    再生装置。
  5. 【請求項5】 前記処理部が、前記所定時間分を超える
    入力映像情報を前記記録ディスクの記録の先頭位置から
    上書き記録することを特徴とする請求項2ないし4のい
    ずれかに記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記所定時間を可変設定するための設定
    部を備えていることを特徴とする請求項2ないし5のい
    ずれかに記載の情報再生装置。
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