JPH113559A - ビデオデータ記録再生装置 - Google Patents

ビデオデータ記録再生装置

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JPH113559A
JPH113559A JP9154012A JP15401297A JPH113559A JP H113559 A JPH113559 A JP H113559A JP 9154012 A JP9154012 A JP 9154012A JP 15401297 A JP15401297 A JP 15401297A JP H113559 A JPH113559 A JP H113559A
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JP
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recording
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Application number
JP9154012A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Abe
克彦 阿部
Hiroyuki Kimura
寛之 木村
Tamotsu Ito
保 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH113559A publication Critical patent/JPH113559A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy

Abstract

(57)【要約】 【課題】複写による利用者側の利便性の向上と著者権の
尊重を両立させるビデオデータ記録再生装置を得る。 【解決手段】ビデオデータをプロテクトをかけた信号形
態で記録媒体2に記録するビデオデータ記録機能手段
と、記録媒体に記録されているビデオデータのプロテク
トを解除して再生品質の異なる複数種類の再生方式で再
生可能な再生機能手段と、前記再生機能手段による再生
方式の種類を選択するプロテクト解除論理演算機能手段
8を設け、記録したビデオデータの再生品質を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像,文字および
音声などを含むテレビ放送や映画のビデオデータを記録
媒体に記録し、記録されたビデオデータを再生するビデ
オデータ記録再生装置に係り、特に著作権保護のための
プロテクト機能を備えたビデオデータ記録再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送や映画などのビデオデータを
記録再生する代表的な機器としてビデオテープレコーダ
ーを例にとると、記録(複写)後の映像再生表示をオリ
ジナルと異なった状態で表示する機能としてコピーガー
ド機能があり、この機能が働くと、複写したデータはオ
リジナルと同じ品質で再生して表示することは不可能で
ある。
【0003】デジタル衛星などを使用して放送されるコ
ピーガードのかかった映像ソフト(ビデオデータ)は、
録画をしておいて時間をずらして見ることができないた
めに、視聴時間に大きな制約を受ける。また、映画会社
が発売する新作映画(作品)は、不正コピー防止のため
にコピーガードをかけたビデオテープの販売にとどまっ
ており、この不正コピー防止対策が作品を拡販する上で
の障害になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コピーガード機能は、
テレビ放送される映像データの著作権保護に有効である
が、このようなテレビ放送をビデオテープレコーダーの
留守録画機能で録画しておいて視聴しようとすると、オ
リジナルと同じ状態で視聴することができないので、利
用者にとっては極めて不便である。このようなことは、
他の記録方式のビデオデータ記録再生装置、例えばDV
D(Digital Versatile Disc)記録再生装置においても
同様である。
【0005】本発明は、テレビ放送や映画などのビデオ
データの著作権を保護しつつ利用者に便利なプロテクト
機能を備えたビデオデータ記録再生装置を提供すること
にある。
【0006】具体的には、テレビ放送のビデオデータの
記録やディスクなどに記録された映画のビデオデータの
複写による記録および再生を可能とするが、記録したテ
レビ放送や映画のビデオデータは、著作権を尊重した範
囲内での利用(再生)のみを可能にすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、著作権を保護
することができるような状態で再生することが可能なよ
うにビデオデータを記録および再生する制御機能手段を
備えたビデオデータ記録再生装置であって、具体的に
は、前記ビデオデータをプロテクトをかけた信号形態で
記録媒体に記録するビデオデータ記録機能手段と、記録
媒体に記録されているビデオデータのプロテクトを解除
して再生品質の異なる複数種類の再生方式で再生可能な
再生機能手段と、前記再生機能手段による再生方式の種
類を選択するプロテクト解除論理演算機能手段を設けた
ことを特徴とする。
【0008】前記プロテクト解除論理演算機能手段は、
記録媒体に記録されているビデオデータの再生回数に応
じて再生方式を選択し、および/または、記録媒体に記
録されているビデオデータの累積再生時間に応じて再生
方式を選択し、および/または、異なる装置により記録
された記録媒体のビデオデータに対しては、再生品質の
低い再生方式を選択するようにする。
【0009】また、前記再生機能手段には、垂直解像度
を50%に低下させて再生する再生方式および/または
カラー映像のビデオデータをモノクロ映像の画質で再生
する再生方式をもたせる。
【0010】再生方式を判定するための情報はビデオデ
ータを記録した記録媒体の一部に記録しておいて、ビデ
オデータの再生と保護に使用するようにする。
【0011】そして、例えば、タイマーを使用して録画
したテレビ放送は、1回だけはオリジナルと同じ品質で
再生するようにして利用者側の利便性を向上させ、その
後の再生は品質を低下させて著者権を保護するようにす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態をDVD
記録再生装置を例にとって説明する。
【0013】図2は、DVD記録再生装置のDVDに記
録するデータの分類を示している。(a)は、従来のD
VD記録再生装置におけるDVD1の例を示しており、
ここで記録するデータをデータCとする。このデータC
は、DVD記録再生装置で記録再生する映像や音声のビ
デオデータおよびこれらを読み書きするための制御や管
理のためのデータである。(b)は、本発明を適用した
DVD記録再生装置においてDVD2に記録するデータ
の分類を示している。データDに加えてデータJ,デー
タPを設ける。ここで、データDはデータCと同じビデ
オデータであるが、本発明を適用しないDVD記録再生
装置とはデータの信号形態を変え、本発明を適用しない
DVD記録再生装置では正常な再生を行うことができな
いようなデータ形態とする。データJには、再生の可否
や再生方式を決定するための判定条件を記録する。ここ
での判定条件は、オリジナルデータの記録や複写したデ
ータの再生条件に限らず、それらの更なる複写データの
再生方式を決定する条件も含ませる。データPには、複
写されたデータの累積再生時間や累積再生回数および再
生頻度等の再生状況に関するデータを記録する。ここで
記録する再生状況に関するデータは、当該データの再生
状況だけではなく、複写が数回にわたっている場合に
は、それらの利用状況も含める場合もある。
【0014】図3は、本発明になるDVD記録再生装置
におけるプロテクト機能を実現するために必要な機能手
段のブロック図である。このDVD記録再生装置におい
て必要な機能手段は、時刻情報を発生する時計機能手段
3と、装置のID情報を記録および読み出す機器ID機
能手段4と、パスワードの入力,読み出し,記録を行う
パスワード機能手段5と、コピーガード機能手段6と、
再生品質可変機能手段7と、プロテクト解除制御処理を
行う論理演算機能手段8であり、これらをDVD記録再
生装置のビデオデータ記録再生に関する機能手段に追加
することによって実施することができる。
【0015】装置のID情報は、装置の製造過程で書き
込むか、製造後に放送や通信を通じて書き込むか、リモ
コンなどの入力手段を用いて書き込むなどの何れかの方
法で書き込みを行うようにする。
【0016】コピーガード機能手段6は、このDVD記
録再生装置により記録したビデオデータを著作権保護の
ためのプロテクト機能をもたない他の機種では再生でき
ないようなデータ形態で記録するためのデータ処理を行
う機能手段であり、ビデオデータにスクランブルをかけ
たりビデオデータの中に他の機種での再生を妨げるよう
なダミー信号を挿入し、また、これらを解除する機能手
段である。
【0017】再生品質可変機能手段7は、ビデオデータ
再生機能手段におけるデータ再生機能(再生方式)を制
御することによりビデオデータの再生品質の変更を実現
するものである。この再生品質可変機能を実現するため
に、ビデオデータをオリジナルと同一状態で再生する再
生機能の他に、例えば、ビデオデータをNTSC方式の
水準で再生する再生方式を実現することができる信号処
理部を使用する。また、ビデオデータを50%に低下さ
せる再生方式を実現するために、第1フィールドまたは
第2フィールドの垂直同期信号を削除して垂直解像度を
1/2に低下させる機能をもった垂直同期処理回路を使
用し、あるいはビットマップデータにおける隣接するビ
ットのドットデータを同一データに揃える信号処理部を
使用する。また、カラー映像のビデオデータをモノクロ
映像として再生する再生方式を実現するために、色信号
の発生を停止する機能をもった色信号処理回路を使用す
る。また、正常な再生機能を喪失(ホワイトノイズ状態
での再生)させる再生方式を実現するために、ビデオデ
ータの再生を停止する機能をもった信号処理部を使用す
る。
【0018】論理演算機能手段8は、プロテクト解除制
御処理と前記再生品質可変手段(再生方式)を選択する
選択制御処理を行う。
【0019】これらの追加すべき機能手段は、従来のD
VD記録再生装置における記録再生に関する機能手段に
追加するか、または、同等の機能手段が別用途のために
既に組み込まれている場合はその機能手段を利用しても
よい。
【0020】
【表1】
【0021】表1は、再生品質を判定するための判定条
件を示している。期間,機器のID,パスワード,利用
状況などの項目の情報を使用して、複数の再生方式の中
から1つの方式を選択するための判定条件を定めるよう
にする。期間に関する判定条件を例にとると、絶対期間
では、複写(記録)日に関係なく絶対的な期間を定め、
また、相対期間の場合には、複写の日から1ヶ月以内や
最初の再生から2ヶ月以内などのようなさまざまな条件
を設定することになる。
【0022】図1は、本発明になるDVD記録再生装置
において前記論理演算機能手段8が実行する再生制御処
理の基本的な流れを示している。この再生制御処理の特
徴は、再生指示(ステップ10)とデータPの更新(ス
テップ19)の間に付加した再生方式判定と選択的な再
生のためのアルゴリズムにある。すなわち、データの再
生の指示操作(ステップ10)があると記録ディスクか
らのデータJの読み込み(ステップ11)とデータPの
読み込み(ステップ12)と機器のIDの読み込み(ス
テップ13)とパスワードの読み込み(ステップ14)
と現在時刻の読み込み(ステップ15)を実行し、これ
らを判定情報として再生方式を選択するための判定(ス
テップ16)を行う。
【0023】ステップ16の判定において、再生不可の
場合にはビデオデータを表示する動作を停止したりホワ
イトノイズでの表示を行う(ステップ20)。再生可能
の場合には、データDを読み出し(ステップ17)、選
択された再生方式でビデオデータの再生表示を行い(ス
テップ18)、データPを更新して記録ディスクに書き
込んで保存する(ステップ19)。更新して記録ディス
クに書き込んだデータPは、次のデータ再生時に再生方
式を選択するための情報として使用する。
【0024】再生には必ず前記判定および再生方式選択
のアルゴリズムの経由を必要とし、ここで選択された再
生方式のみで再生を行うことができるようにする。複数
の再生方式で再生することが可能と判定される場合に
は、操作者がその中から1つの再生方式を選択するか、
あらかじめ再生方式に優先順位をつけておき、優先順位
の高い再生方式で再生を行う等の方法で最終的な再生方
式を1つに定めるようにする。
【0025】
【表2】
【0026】表2は、再生方式を例示している。再生方
式Aは、オリジナルと同等の画質で再生する再生方式で
あり、画質順位は「1」である。再生方式Bは、NTS
C方式の水準の画質で再生する再生方式であり、画質順
位は「2」である。再生方式Cは、NTSC方式の50
%の解像度の画質での再生方式であり、画質順位は
「3」である。再生方式Dは、NTSC方式の50%の
解像度でモノクロ映像の画質で再生する再生方式であ
り、画質順位は「4」である。再生方式Eはホワイトノ
イズで再生する再生方式であり、画質順位は「5」であ
る。
【0027】
【表3】
【0028】表3は、各判定基準における判定条件と対
応する再生方式の関係を例示している。判定基準毎に必
要な条件を設定し、それらの条件を総て満たした場合
に、その判定基準で定めた再生方式を選択して再生を実
行するようにする。
【0029】判定基準(1)を例にとると、パスワード
が一致し、且つ複写(記録)後1週間以内であり、更に
再生機器のIDも一致した場合に、再生方式Aでの再生
を可能にする。複数の判定基準を満たしている場合に
は、画質順位の最も高い再生方式を選択して再生するの
を基本とする。また、判定に必要な条件を示すデータが
欠落している場合については、その判定基準については
条件を満たしていないものとして扱うようにする。
【0030】総ての判定基準(1)〜(5)について満
足しない場合には、再生動作不可またはホワイトノイズ
での再生方式とする。
【0031】図4は、アナログ方式のテレビ放送を受信
してビデオデータの記録および再生を行う本発明になる
DVD記録再生装置のブロック図である。
【0032】チューナー401は、目的のテレビ放送を
選択して受信する。ダミー信号追加回路402は、受信
したビデオ信号の垂直帰線期間部分に白レベルや黒レベ
ルの基準を狂わせることにより従来の再生装置では正常
な状態で再生することができないような信号形態にする
ためのダミー信号を挿入する。A/D変換器403は、
ダミー信号が追加されたアナログ形態のビデオ信号をデ
ィジタル形態のビデオ信号に変換する。記録信号処理部
404は、A/D変換器403から出力されるビデオ信
号をピックアップ405によって記録ディスク(DV
D)406に書き込むための信号形態に変換し、ビック
アップ405によってDVD406から読み出した信号
をD/A変換器407に供給する。また、この記録信号
処理部404は、データJ,Pをビデオ信号の垂直帰線
期間領域内に挿入して取り扱う。D/A変換器407は
記録信号処理回路404からディジタル形態のビデオ信
号を入力してアナログ形態のビデオ信号に変換してダミ
ー信号除去回路408に供給する。ダミー信号除去回路
408は、D/A変換器407から入力したビデオ信号
からダミー信号を除去して前記A/D変換器403に供
給する。
【0033】再生信号処理部409は、入力されるビデ
オ信号を輝度信号と色信号と同期信号に分離して輝度信
号処理回路410と色信号処理回路411と同期分離回
路412に供給する。
【0034】D/A変換器413は輝度信号処理回路4
10から出力される輝度信号と色信号処理回路411か
ら出力される色信号をアナログ形態の信号に変換し、マ
トリックス回路414はこれらの信号に基づいてRGB
信号を生成し、映像出力回路415はRGB信号によっ
てカラーCRT416の電子銃を駆動する。
【0035】水平同期処理回路417と垂直同期処理回
路418は、同期分離回路412から出力される同期信
号に基づいて水平および垂直同期信号を生成し、水平お
よび垂直出力回路419,420は前記カラーCRT4
16の水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルを駆動す
る。
【0036】中央処理部421は、クロック信号発生部
222,メモリ423,操作入力部424および前記記
録信号処理部404からの信号を入力し、ドライブ制御
部425を介して前記ピックアップ405およびディス
ク駆動モータ426を制御すると共に前記各機能手段を
制御する処理を行う。ビデオ信号を処理する記録再生機
能手段と連係する制御信号系については図示を省略す
る。前述した時計機能手段3と機器ID機能手段4とパ
スワード機能手段5と論理演算機能手段8は、主とし
て、この中央処理部421とクロック信号発生部422
とメモリ423と操作入力部424によって実現される
機能手段である。
【0037】図5は、ディジタル方式のテレビ放送を受
信してビデオデータの記録を行う本発明になるDVD記
録再生装置のブロック図である。図4に示したアナログ
方式のDVD記録再生装置と共通の機能手段には同一の
参照符号を付して重複する説明は省略する。
【0038】録再信号処理部501は、記録時には、チ
ューナー401で受信した放送信号をピックアップ40
5に供給してDVD406に記録し、再生時には、ピッ
クアップ405によりDVD406から読み出した信号
を所定の再生方式でビデオ信号に変換して輝度信号処理
回路410,色信号処理回路411,同期分離回路41
2に引き渡す。また、この録再信号処理部501は、コ
ピーガードのためのスクランブル処理などのプロテクト
処理機能も備える。
【0039】中央処理部502は、前記各機能手段を制
御する。
【0040】図6は、ビデオデータを記録するDVD4
06におけるデータ記録領域を示している。領域406
aはディスクの物理的仕様を記録するリードイン領域、
406bはデータファイルや各データファイルの再生品
質(再生方式)判定条件などの再生制限情報(データ
J)や再生来歴情報(データP)などを記録する管理情
報記録領域、406cはビデオデータ(データD)を記
録するデータ記録領域、406dは他の領域と区別する
ためのリードアウト領域である。
【0041】図7は、図4および図5に示した本発明に
なる前記DVD記録再生装置における中央処理部42
1,502が実行する記録制御処理のフローチャートで
ある。
【0042】操作入力部424からビデオデータDの書
き込み(録画)を指示されると(ステップ701)、記
録対象のビデオ信号を受信して読み込む制御処理(ステ
ップ702)と該ビデオ信号から映像・音声情報と再生
制限情報の分離制御処理を行う(ステップ703)。そ
して、再生制限情報を解析して再生制限の有無を判定し
(ステップ704)、再生制限がなければ映像・音声情
報をDVD406に普通に書き込むための制御処理を行
い(ステップ705)、再生制限がある場合にはプロテ
クト機能を機能させるための制御処理(ステップ706
〜)を行う。
【0043】ステップ706では現在時刻を記録開始時
刻情報としてメモリ423に書き込んで一時保存する。
次に、このDVD記録再生装置の機器IDをメモリ42
3に書き込んで一時保存し(ステップ707)、スクラ
ンブル解除のパスワードや放送局側で定めたパスワード
を取り込んでメモリ423に書き込んで一時保存し(ス
テップ708)、映像・音声情報と再生制限情報を読み
込み(ステップ709)、読み込んだ映像・音声情報と
再生制限情報を分離し(ステップ710)、映像・音声
情報はDVD406のデータ記録領域406cに書き込
み(ステップ711)、再生制限情報はメモリ423に
書き込んで一時保存し(ステップ712)、記録終了時
刻情報である現在時刻をメモリ423に書き込んで一時
保存し(ステップ713)、その後、メモリ423に一
時保存されている前記各情報を再生判定条件(データ
J)としてDVD406の管理情報記録領域406bに
記録する(ステップ714)。
【0044】図8は、図4および図5に示した本発明に
なる前記DVD記録再生装置における中央処理部42
1,502が実行する再生制御処理のフローチャートで
ある。
【0045】操作入力部424からビデオデータDの再
生(読み出し)を指示されると(ステップ801)、読
み出しを指示されたデータDに対応するデータJ,Pを
DVD406から読み出す(ステップ802)。そし
て、データJ,Dを解析して再生制限の有無を判定し
(ステップ803)、再生制限がなければDVD406
からビデオデータDを普通に読み出して表示させる制御
処理を実行し(ステップ804,805)、再生制限が
ある場合にはプロテクト機能を働かせて再生するための
制御処理(ステップ806〜)を行う。
【0046】ステップ806ではDVD406からデー
タJを読み出してメモリ423に書き込んで一時保存
し、次いで、データPを読み出してメモリ423に書き
込んで一時保存し(ステップ807)、再生装置の機器
IDをメモリ423に書き込んで一時保存し(ステップ
808)、操作入力部424からパスワードを取り込ん
でメモリ423に書き込んで一時保存し(ステップ80
9)、現在時刻を再生開始時刻情報としてメモリ423
に書き込んで一時保存する(ステップ810)。そし
て、これらの情報を解析して再生可否と再生方式を判定
し(ステップ811)、再生不可であるときにはデータ
Dの表示を停止(非表示または動作停止)し(ステップ
812)、表示可能であるときには選択した再生方式で
の再生制御処理(ステップ813〜)を行う。
【0047】ステップ813ではDVD406からデー
タDを読み出し、判定に応じて選択した再生方式(再生
画質)での表示を行うように各機能手段の再生動作機能
を制御し(ステップ814)、データDの再生表示を行
う(ステップ815)。
【0048】データDの表示が終了すると、現在時刻を
再生終了時刻情報としてメモリ423に書き込んで一時
保存し(ステップ816)、データDの再生来歴情報
(累積再生時間と回数=データP)を更新してDVD4
06に書き込む(ステップ817)。
【0049】以上、本発明の実施形態をDVD記録再生
装置の例で説明したが、ビデオテープレコーダーやその
他のビデオデータ記録再生機器に適用できることはいう
までもない。
【0050】また、オリジナルデータの1回目の記録
(複写)について説明したが、この複写データの更なる
複写データについても適用できる。すなわち、複写デー
タを更に複写する場合の再生条件についての指定や指定
データの記録媒体への記録や中間複写媒体の再生状況を
記録し、これらを再生方式の判定に使用することができ
ることはいうまでもない。
【0051】
【発明の効果】本発明は、再生を制限する条件でビデオ
データを記録(複写)して利用することができるように
したことにより、著作権を保護しつつ利用者に便利なビ
デオデータ記録再生装置とすることができる。
【0052】例えば、再生回数制限を条件にして記録
(複写)を許容すれば、放送による映像ソフトを録画し
て時間をずらして見ることが可能になり、しかも、不特
定多数の利用による損失は防止できる。これまでは不正
コピーを防止するため、コンテンツ提供側も流通も利用
者も、不便さと多大なコスト負担が必要であったが、本
発明により、不正コピーによる損失を防ぎながら適正コ
ピーは可能となるために、利便性と経済性が大きくが向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるDVD記録再生装置における論理
演算機能手段が実行する再生制御処理のフローチャート
である。
【図2】DVD記録再生装置における記録ディスクにお
ける記録データの分類例を示している。
【図3】本発明になるDVD記録再生装置におけるプロ
テクト機能を実現するために必要な機能手段のブロック
図である。
【図4】本発明になるアナログ方式のDVD記録再生装
置のブロック図である。
【図5】本発明になるディジタル方式のDVD記録再生
装置のブロック図である。
【図6】本発明になるDVD記録再生装置において使用
するDVDにおけるデータ記録領域を示す図である。
【図7】本発明になる前記DVD記録再生装置における
中央処理部が実行する記録制御処理のフローチャートで
ある。
【図8】本発明になる前記DVD記録再生装置における
中央処理部が実行する再生制御処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2…DVD、3…時計機能手段、4…機器ID機能手
段、5…パスワード機能手段、6…コピーガード機能手
段、7…再生品質可変機能手段、8…論理演算機能手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 保 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビ放送や映画などのビデオデータの記
    録および再生を行うビデオデータ記録再生装置におい
    て、 記録媒体に記録されているビデオデータを再生品質の異
    なる複数種類の再生方式で再生可能な再生機能手段と、
    前記再生機能手段による再生方式の種類を選択するプロ
    テクト解除論理演算機能手段を設けたことを特徴とする
    プロテクト機能を備えたビデオデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記プロテクト解除論
    理演算機能手段は、テレビ番組や映画を記録または複写
    したビデオデータを再生する際には、再生方式の種類を
    選択する制御処理を実行するようにしたことを特徴とす
    るプロテクト機能を備えたビデオデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記プロテク
    ト解除論理演算機能手段において再生方式の種類を判定
    するために使用するデータをテレビ放送や映画のビデオ
    データなどを記録する記録媒体の一部に記録する判定情
    報記録手段を設け、前記プロテクト解除論理演算機能手
    段は、このデータを読み出して再生方式の種類を判定す
    る論理演算を行うことを特徴とするプロテクト機能を備
    えたビデオデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】テレビ放送や映画などのビデオデータの記
    録および再生を行うビデオデータ記録再生装置におい
    て、 前記ビデオデータをプロテクトをかけた信号形態で記録
    媒体に記録するビデオデータ記録機能手段と、 記録媒体に記録されているビデオデータのプロテクトを
    解除して再生品質の異なる複数種類の再生方式で再生可
    能な再生機能手段と、 前記再生機能手段による再生方式の種類を選択するプロ
    テクト解除論理演算機能手段を設けたことを特徴とする
    プロテクト機能を備えたビデオデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記プロテクト解除論
    理演算機能手段は、記録媒体に記録されているビデオデ
    ータの再生回数に応じて再生方式を選択することを特徴
    とするプロテクト機能を備えたビデオデータ記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記プロテクト解除論
    理演算機能手段は、記録媒体に記録されているビデオデ
    ータの累積再生時間に応じて再生方式を選択することを
    特徴とするプロテクト機能を備えたビデオデータ記録再
    生装置。
  7. 【請求項7】請求項4において、前記プロテクト解除論
    理演算機能手段は、異なる装置により記録された記録媒
    体のビデオデータに対しては、再生品質の低い再生方式
    を選択するようにしたことを特徴とするプロテクト機能
    を備えたビデオデータ記録再生装置。
  8. 【請求項8】請求項4において、前記プロテクト解除論
    理演算機能手段は、記録媒体に記録されているビデオデ
    ータの再生回数と累積再生時間と記録装置と再生装置の
    同異を論理判断して記録媒体のビデオデータの再生方式
    を選択するようにしたことを特徴とするプロテクト機能
    を備えたビデオデータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】請求項4〜8の1項において、前記再生機
    能手段は、垂直解像度を50%に低下させて再生する再
    生方式をもつことを特徴とするプロテクト機能を備えた
    ビデオデータ記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項4〜8の1項において、前記再生
    機能手段は、カラー映像のビデオデータをモノクロ映像
    で再生する再生方式をもつことを特徴とするプロテクト
    機能を備えたビデオデータ記録再生装置。
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