JP2003345658A - ストレージ集中管理方法 - Google Patents
ストレージ集中管理方法Info
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Abstract
て、記憶装置に書き込まれた管理情報のために、記憶装
置が正常に使用できなかったり、正しく認識されないと
いうことがある。また、ストレージプールにより記憶装
置を有効活用した場合、システム管理者がデータの消去
を忘れるとデータが漏洩してしまうという危険性があ
る。 【解決手段】 記憶装置のデータ状態を管理し、ストレ
ージプールから計算機に記憶装置を割り当てる場合に、
データ状態が不明である場合には、記憶装置に書き込ま
れた管理情報を消去する。また、記憶装置が不要にな
り、ストレージプールに返却する場合にも管理情報を消
去する。さらに、記憶装置を計算機に割り当てる時に、
機密度を設定し、記憶装置がストレージプールに戻され
るときに設定された機密度に応じて、記憶装置のデータ
を自動的に消去する。
Description
集中して管理する方法に関する。
通信線(ストレージエリアネットワーク(SAN))で
接続し、SANに接続される複数の記憶装置を集中管理
する技術が提案されている。SANに接続された複数の
記憶装置を管理する方法として、SANに接続された複
数の記憶装置が有する記憶領域をストレージプールとし
て一元的に管理し、SANに接続された記憶装置が有す
る記憶容量を有効に活用する技術がある。
に、記憶装置を使用するために必要な管理情報を記憶装
置に書き込む。例えば、PC/AT互換機(以後PCと
呼ぶ)は、記憶装置が有する記憶領域を複数のパーティ
ションに分割し、分割された領域の各々を独立に使用す
るが、この分割に関する管理情報(MBR(Maste
r Boot Record))は、記憶装置が有する記
憶媒体、例えば、ハードディスクの先頭セクタに書き込
まれる。
プールによって集中管理される環境においても、記憶装
置には、MBR等の、ある計算機が使用していた管理情
報が書き込まれる。このような管理情報が書き込まれた
記憶装置がSANに接続された別の計算機に割り当てら
れた場合、書き込まれた管理情報のために、別の計算機
はその記憶装置を正常に使用出来なかったり、記憶装置
を正しく認識出来ないという問題が生じる。この場合、
システム管理者はストレージプールによる管理作業以外
に、この問題を解決するための作業、例えば管理情報の
消去を行う必要がある。
置が複数の計算機で使いまわされる場合、ある計算機で
使用されていたときに書き込まれた重要データをシステ
ム管理者が消去し忘れ、次にこの記憶装置が割り当てら
れた計算機において、消し忘れた重要データが読み出さ
れてしまう恐れがある。
の記憶装置に格納されたデータの機密を確保しつつ、複
数の計算機で複数の記憶装置を使用する方法を提供する
ことである。
に、本発明では、計算機と複数の記憶装置がネットワー
クを介して接続されるシステムにおいて、複数の記憶装
置が有する論理デバイスに所定のレベル、例えば機密度
をユーザが設定できるようにする。また、システムにお
いては、論理デバイスは、ネットワークに接続された管
理用の計算機によって一元的に管理する。そして、管理
用の計算機が論理デバイスを計算機に割り当てる際、ま
たは計算機に割り当てられた論理デバイスの割当を解除
する際には、論理デバイスに設定された機密度に応じ
て、その論理デバイスに格納されたデータを所定の方法
で消去するように、管理用の計算機は、記憶装置を制御
する。
格納されたデータをすべて所定の値、例えば0で上書き
する方法や、論理デバイスに格納されたデータを管理す
る情報のみを消去する方法がある。本発明では、論理デ
バイスに格納されたデータの重要度に応じて、データ消
去の方法が使い分けられる。
イスに格納されたデータの状態に応じて、データ消去の
方法を使い分ける方法も考えられる。
システムの実施形態を示す図である。計算機システム1
は、計算機200a、200b、200c、200d
(総して「計算機200」と呼ぶ)、管理用計算機30
0、ファイバーチャネルスイッチ50、インターネット
プロトコル(以下「IP」と称する。)ネットワーク6
0と70、記憶装置400a、及び400b(総して
「記憶装置400」と呼ぶ)を有する。
スイッチ50を介して計算機200a及び200bと接
続されている。また、記憶装置400aは、IPネット
ワーク60を介して計算機200c及び200dと接続
されている。さらに記憶装置400は、IPネットワー
ク70によって管理用計算機300と接続されている。
記憶装置400aと接続される計算機200a及び20
0bは、SCSI Protocol over Fi
bre Channel(以下「FCP」と称する)プ
ロトコルを用いてデータ転送を行う。IPネットワーク
60を介して記憶装置400aと接続される計算機20
0c及び200dは、IPプロトコルを介してSCSI
コマンドを転送できるiSCSIプロトコルを用いてデ
ータ転送を行う。
様、制御部、メモリ、記憶装置、表示部及びネットワー
ク70と接続されるインターフェースとを有する。管理
用計算機300は、記憶装置に格納されたプログラムを
メモリに読み出して制御部で実行することにより、ネッ
トワーク70を介して、ネットワーク70に接続された
記憶装置400を制御する。
ドディスクドライブ460を有する。制御部401は、
チャネルアダプタ500a、500b(総して「チャネ
ルアダプタ500」と称する)、キャッシュメモリ45
0、共有メモリ590、ディスクアダプタ550、及び
クロスバースイッチ520を有する。チャネルアダプタ
500、キャッシュメモリ450、共有メモリ590、
及びディスクアダプタ550は、クロスバースイッチ5
20で互いに接続される。
570を介してディスクアダプタ550と接続される。
記憶装置400は、複数のディスクアダプタ550を有
しても良い。この場合、複数のディスクアダプタ550
は、各々クロスバースイッチ520に接続される。ま
た、各々のディスクアダプタ550に複数のハードディ
スクドライブ460が接続される。
ており、この番号(以後「チャネルアダプタ番号」と称
する)によってチャネルアダプタ550が特定される。
チャネルアダプタ500aは、ファイバーチャネルポー
ト402a、402b及びプロセッサ510aを有す
る。チャネルアダプタ500aは、ファイバーチャネル
ポート402aを介して、計算機200a及び200b
が発行するFCPプロトコルに基づくI/O要求を受け
付ける。
ワークポート404a、404b及びプロセッサ510
bを有する。チャネルアダプタ500bは、IPネット
ワークポート404aを介して、計算機200c及び2
00dが発行するiSCSIプロトコルに基づくI/O
要求を受け付ける。IPネットワークポート404b
は、管理用計算機300と接続されている。チャネルア
ダプタ500bは、IPネットワークポート404bを
介して管理用計算機300との間で通信を行う。
ある論理デバイスを一つ又は複数有する。論理デバイス
は、ハードディスクドライブ460が有する記憶領域の
全部又は一部分に対応する。論理デバイスは、計算機2
00が認識する記憶領域であり、少なくとも計算機シス
テム1内で一意の識別子により識別される。この記憶装
置400aの論理デバイスに対して、計算機200は、
FCP及びiSCSIによるI/Oを要求する。
0内のキャッシュメモリ450、ハードディスクドライ
ブ460を制御して、キャッシュメモリ450、ハード
ディスクドライブ460及びチャネルアダプタ500と
の間でデータ転送を行う。ディスクアダプタ550は、
ハードディスクドライブ460を冗長性のあるRAID
として制御することにより、ハードディスクドライブ4
60の信頼性向上、性能向上なども行っている。尚、記
憶装置400が有するハードディスクドライブ460の
数は複数でも単数でも構わない。
アダプタ500間のデータ転送は、キャッシュメモリ4
50とチャネルアダプタ500間のデータ転送に比べて
遅いため、記憶装置400は、頻繁にアクセスされるデ
ータをキャッシュメモリ450上に格納することによ
り、データ転送性能の向上も行っている。
アクセスできる論理デバイスを制限することができる。
これにより、例えば計算機200aが使用している論理
デバイスを、計算機200bが不用意にアクセスするこ
とを防ぐことができる。
らのアクセス制御を行うためのアクセス制御テーブル7
00である。アクセス制御テーブル700は、共有メモ
リ590に格納される。アクセス制御テーブル700
は、記憶装置400の論理デバイスの識別に使用される
デバイス識別子、計算機200からのI/O要求を受け
取る記憶装置400のストレージポート識別子、ファイ
バーチャネルポート402等のストレージポートを備え
るチャネルアダプタ500のチャネルアダプタ番号、記
憶装置400へのアクセスが認められている計算機20
0の計算機ポート識別子が登録されている。
バーチャネルポート402aであれば、ポートに付与さ
れるポートWWN(World Wide Name)
であり、ポートがIPネットワークポート404aであ
れば、ポートに付与されるIPアドレスである。チャネ
ルアダプタ500は、このアクセス制御テーブル700
を参照して、記憶装置400にアクセスする計算機20
0に対応する計算機ポート識別子が登録されている場合
には、計算機200の論理デバイスへのI/O要求処理
を実行する。
アダプタ500bは、管理用計算機300からの要求に
より、デバイス識別子によって区別される論理デバイス
に対して、管理領域初期化処理およびデータ初期化処理
を実行する。管理領域初期化処理は、計算機200によ
って書き込まれた管理情報を消去する処理である。具体
的には、たとえば論理デバイスの先頭セクタに書き込ま
れたMBRを削除するために、論理デバイスの先頭セク
タに0を書き込む処理である。ディスクアダプタ500
が、論理デバイスの先頭セクタに対応するハードディス
クドライブ460のセクタに対して、0のデータ書き込
みコマンドを発行することにより実行される。
の全領域に0を書き込む処理である。具体的には、ディ
スクアダプタ500が、論理デバイスの全領域に対応す
るハードディスクドライブ460の領域に対して、0の
データ書き込みコマンドを発行することにより実行され
る。この処理は、ハードディスクドライブ460に格納
されたデータを完全に消去する処理であり、管理領域初
期化処理よりも時間がかかる処理であるが、記憶装置4
00の論理デバイスに格納されたデータは確実に消去さ
れる。この処理の実行によって、この論理デバイスに書
き込まれたデータが消去される。
画面に表示され、システム管理者が使用するGUI(G
raphical User Interface)を示
す図である。本図では、記憶装置400の論理デバイス
を円筒で、計算機200を矩形1で表す。本図で、計算
機200を表す矩形1内に円筒が表示される場合、記憶
装置400では、この矩形1に対応する計算機200が
この円筒で表される論理デバイスに対してアクセスでき
る設定になっていることを表す。
れた円筒は、どの計算機200にも使用されていない記
憶装置400の論理デバイスを表している。データ状態
不明を表す矩形3内に表示された円筒は、現在どの計算
機200にも使用されず、かつ、その論理デバイスにど
のようなデータが書き込まれているか不明である記憶装
置400の論理デバイスを表している。システム管理者
は、このGUIを使用して、計算機200に対して記憶
装置400の論理デバイスの割り当て操作を行う。
るデバイス管理テーブル800を示す図である。デバイ
ス管理テーブル800は、管理用計算機300が有する
メモリに格納される。図3のGUIは、このデバイス管
理テーブル800に基づいて、管理計算機300の表示
部に描画される。デバイス管理テーブル800には、記
憶装置400の論理デバイスのデバイス識別子、容量、
データ状態、使用している計算機200の対応関係を示
す情報及び論理デバイスに割り当てられる機密度が登録
されている。
論理デバイスに格納されているデータの状態を表してい
る。論理デバイスのデータ状態には、「使用中」、「一
時データ保存」、「初期化済み」、及び「不明」の4つ
の状態がある。「使用中」は、計算機200に割り当て
られ、使用されている論理デバイスであることを示す。
「一時データ保存」は、現在計算機200に割り当てら
れていないが、以前使用していた計算機200によって
書き込まれたデータが残っている論理デバイスであるこ
とを示す。
用されていない状態であって、論理デバイスのデータが
すべて0になっている論理デバイスであることを示して
いる。「不明」は、現在計算機200に使用されていな
い状態であって、論理デバイス上のデータの内容が不明
である論理デバイスであることを示す。
タの重要性を表す識別子である。本発明においては、ユ
ーザが設定するデータの機密度に応じて、記憶装置が有
する論理デバイスを計算機に割り当てる際、又は論理デ
バイスをストレージプールに返却する際、あるはその双
方の場合においてデータを消去する程度を変える。
ータの重要度が高く、ユーザが機密度を高く設定した場
合は、記憶装置がストレージプールに戻される場合に論
理デバイスに全て0のデータを書き込むデータ初期化処
理が実行される。一方、データの重要度が低く、機密度
を低く設定した場合には、記憶装置がストレージプール
に返却される際には、管理データの消去のみを行う管理
領域初期化処理が実行される。
の3つを定義する。前記のように、機密度高、低には、
各々データ初期化処理、管理領域初期化処理を対応させ
る。また、システム管理者が機密度の設定を行わなかっ
たなどにより、機密度がなしになっている場合には、デ
ータの機密を守るために、機密度高と同じデータ初期化
処理が行われる。
ーブル810及びネットワークゾーン管理テーブル82
0を示す図である。ネットワークゾーンメンバ管理テー
ブル810には、記憶装置400や計算機200が有す
るファイバーチャネルポート等のポートが、どのネット
ワークに所属しているかを示す情報が登録されている。
ここで、同一のネットワーク識別子が割り当てられてい
るポートは、同一のネットワークに属していることを表
す。同一のネットワークに属しているポート間でのみ、
互いに通信することができる。このテーブルは、管理用
計算機300にて管理され、システム管理者がGUIを
使用したときに管理用計算機300にて実行されるスト
レージプールデバイス割り当て処理1000およびデー
タ状態不明デバイス割り当て処理3500にて、2つの
ポート間で通信ができるかを判断するときに使用する。
は、ネットワーク識別子とネットワーク名との対応を示
す情報が登録されている。例えば、ネットワーク識別子
1に対応するネットワーク名は、「FC1」である。
30及び計算機ポート管理テーブル840を示す図であ
る。ストレージポート管理テーブル830には、記憶装
置400に対応する識別子、記憶装置400が有するチ
ャネルアダプタ500に対応するチャネルアダプタ番
号、及びストレージポート識別子が登録されている。ス
トレージポート管理テーブル830は、管理用計算機3
00にて管理され、システム管理者がGUIを使用した
ときに管理用計算機300にて実行されるストレージプ
ールデバイス割り当て処理1000およびデータ状態不
明デバイス割り当て処理3500にて、ストレージポー
ト識別子からポートを有するチャネルアダプタ500お
よび記憶装置400を検索するときに使用される。
は、計算機200を示す計算機識別子と計算機ポート識
別子が登録される。計算機ポート管理テーブル840
は、管理用計算機300にて管理され、システム管理者
がGUIを使用したときに管理用計算機300にて実行
されるストレージプールデバイス割り当て処理1000
およびデータ状態不明デバイス割り当て処理3500に
て、計算機200が有するポートに対応する識別子を取
得するときに使用される。
者が論理デバイスの割り当て等の操作を行ったときに、
管理用計算機300にて実行される処理について説明す
る。
ルを表す矩形2内に表示された円筒を、計算機200を
表す矩形1内にマウス等を用いて移動したときに実行さ
れるストレージプールデバイス割り当て処理1000の
流れを示す図である。この処理を行うことで、計算機2
00は新たに記憶装置400の論理デバイスを使用でき
るようになる。
理デバイスに対応する識別子をデバイス管理テーブル8
00から取得する(ステップ1010)。その後、管理
用計算機300は、ストレージポート管理テーブル83
0から、ステップ1010で取得した論理デバイスの識
別子に対応するストレージポート識別子のリストを取得
する(ステップ1020)。
ト管理テーブル840から、論理デバイスを表す円筒が
割り当てられた計算機200に対応する計算機ポート識
別子のリストを取得する(ステップ1030)。又、管
理用計算機300は、ネットワークゾーンメンバ管理テ
ーブル810を用いて、ステップ1020で取得したス
トレージポート識別子に対応するネットワーク識別子の
リストを作成する。このとき重複するネットワーク識別
子がある場合には、管理用計算機300は、重複するネ
ットワーク識別子をリストから排除して1つにする(ス
テップ1040)。
ークゾーンメンバ管理テーブル810を使って、ステッ
プ1030で取得した計算機ポート識別子に対応するネ
ットワーク識別子のリストを作成する。このとき重複す
るネットワーク識別子がある場合には、管理用計算機3
00は、重複するネットワーク識別子をリストから排除
して、1つにする(ステップ1050)。
1040で作成したネットワーク識別子のリストとステ
ップ1050で作成したネットワーク識別子のリストを
比較する(ステップ1060)。
がある場合、管理用計算機300は、ステップ1020
で取得したストレージポート識別子のリストから、ステ
ップ1060で一致したネットワーク識別子に対応する
ストレージポート識別子を、及びステップ1030で取
得した計算機ポート識別子のリストから、ステップ10
60で一致したネットワーク識別子に対応する計算機ポ
ート識別子を取得する(ステップ1065)。
で取得したストレージポート識別子を使用して、ストレ
ージポート管理テーブル830から、ストレージ装置識
別子とチャネルアダプタ番号を取得する(ステップ10
70)。更に管理用計算機300は、ステップ1070
で取得したストレージ装置識別子に対応する記憶装置4
00のストレージアクセス制御テーブル700に、ステ
ップ1065で取得したストレージポート識別子、計算
機ポート識別子及びステップ1070で取得したチャネ
ルアダプタ番号を追加する。具体的には、管理用計算機
300は、ストレージアクセス制御テーブル700への
エントリ追加の際に、記憶装置へ追加の指示を出す(ス
テップ1080)。
300が有する表示画面に機密度設定ダイアログを表示
して、システム管理者に、新たに設定された論理デバイ
スの機密度の入力を求める。入力がない場合には、機密
度として「なし」を使用する(ステップ1085)。
は、設定された論理デバイスに対応するデバイス管理テ
ーブル800のデータ状態を「初期化済み」から「使用
中」に変更し、論理デバイスを使用する計算機について
の情報(使用計算機)を、「なし」からデバイスを割り
当てた計算機識別子に変更し、ステップ1085でシス
テム管理者が入力した機密度を設定して、処理を終了す
る(ステップ1090)。
ク識別子が見つからなかった場合、管理用計算機300
は、システム管理者に対して、割り当て不能を示すダイ
アログを表示して処理を終了する(ステップ110
0)。
表す矩形1内に表示された円筒を、ストレージプールを
表す矩形内にマウス等のポインタを用いて移動したとき
に実行されるストレージプール返却処理1500を示す
図である。この処理を行うことで、本実施形態において
は、システムの使用者は、ある計算機200で不要にな
った論理デバイスをストレージプールに回収し、他の計
算機200が使用可能なストレージプールの記憶容量を
変更することができる。
対応する論理デバイスに対応する記憶装置400の識別
子と機密度をデバイス管理テーブル800から取得する
(ステップ1510)。管理用計算機300は、ステッ
プ1510で取得したストレージ装置識別子に対応する
記憶装置400のストレージアクセス制御テーブル70
0から、移動された円筒に対応するデバイス識別子のエ
ントリを削除する。これにより、このデバイスに対する
I/O要求は処理されなくなる(ステップ1520)。
1510で取得した機密度の程度を判定する(ステップ
1525)。機密度が高またはなしである場合は、管理
用計算機300は、データ初期化処理を実行する(ステ
ップ1530)。一方、機密度が低である場合には、管
理用計算機300は、管理領域初期化処理を実行する
(ステップ1550)。
管理テーブル800の消去した論理デバイスに対応する
データ状態を「初期化済み」に、使用計算機の情報を
「なし」に、機密度の情報を「なし」に変更して処理を
終了する(ステップ1540)。
ータ不明状態を表す矩形3内に表示された円筒を、計算
機200を表す矩形1内にマウス等ポインタを用いて移
動したときに実行されるデータ状態不明デバイス割り当
て処理3500を示す図である。この処理を行うこと
で、計算機200は、新たに記憶装置400の論理デバ
イスを使用できるようになる。本処理においては、論理
デバイスのデータ状態が「不明」であるので、デバイス
割り当て時にデバイスデータの初期化が必要になる。
理デバイスに対応する記憶装置400の識別子と機密度
をデバイス管理テーブル800から取得する(ステップ
3510)。その後、管理用計算機300は、ストレー
ジポート管理テーブル830から、ステップ3510で
取得した記憶装置400の識別子に対応するストレージ
ポート識別子のリストを取得する(ステップ352
0)。
ート管理テーブル840から、論理デバイスに対応する
円筒が移動された計算機200に対応する計算機ポート
識別子のリストを取得する(ステップ3530) その後、管理用計算機300は、ネットワークゾーンメ
ンバ管理テーブル810を使って、ステップ3520で
取得したストレージポート識別子に対応するネットワー
ク識別子のリストを作成する。このとき、重複するネッ
トワーク識別子がある場合には、管理用計算機300
は、ネットワーク識別子の重複を排除する(ステップ3
540)。
クゾーンメンバ管理テーブル810を使って、ステップ
3530で取得した計算機ポート識別子に対応するネッ
トワーク識別子のリストを作成する。このとき重複する
ネットワーク識別子は削除される(ステップ355
0)。管理用計算機300は、ステップ3540で作成
したネットワーク識別子のリストとステップ3550で
作成したネットワーク識別子のリストを比較する(ステ
ップ3560) 同一のネットワーク識別子がある場合、管理用計算機3
00は、ステップ3520で取得したストレージポート
識別子のリストからステップ3560で一致したネット
ワーク識別子に対応するストレージポート識別子を、お
よびステップ3530で取得した計算機ポート識別子の
リストからステップ3560で一致したネットワーク識
別子に対応する計算機ポート識別子を取得する(ステッ
プ3565)。
3510で取得した論理デバイスの機密度を判定する
(ステップ3567)。論理デバイスの機密度が高また
はなしである場合には、管理用計算機300は、データ
初期化処理を実行し(ステップ3570)、機密度が低
である場合には、管理領域初期化処理を実行する(ステ
ップ3620)。
で取得したストレージポート識別子を使用して、ストレ
ージポート管理テーブル830からストレージ装置識別
子とチャネルアダプタ番号を取得する(ステップ358
0)。その後、管理用計算機300は、ステップ358
0で取得したストレージ装置識別子に対応する記憶装置
400のストレージアクセス制御テーブル700に、ス
テップ3565で取得したストレージポート識別子、計
算機ポート識別子およびステップ3580で取得したチ
ャネルアダプタ番号を示す情報をエントリに追加する
(ステップ3590)。
設定ダイアログを表示して、システム管理者に機密度の
入力を求める。入力がない場合には、論理デバイスの機
密度として「なし」が設定される(ステップ359
5)。管理用計算機300は、デバイス管理テーブル8
00のデータ状態を初期化済みから使用中に変更し、使
用計算機をなしからデバイスを割り当てた計算機200
に対応する計算機識別子に変更する。そして、ステップ
3595でシステム管理者が入力した機密度を論理デバ
イスに設定して、処理を終了する(ステップ360
0)。
トワーク識別子が見つからなかった場合、管理用計算機
300は、システム管理者に対して割り当て不能を示す
ダイアログを表示画面に表示して処理を終了する(ステ
ップ3610)。
で、データ状態不明を表す矩形3内に表示された論理デ
バイスを示す円筒を、ストレージプールを表す矩形2内
にポインティングデバイス等で移動したときに実行され
るデータ状態不明ストレージプール返却処理4000で
ある。この処理を行うことで、システムの使用者は、デ
ータ状態が不明であった論理デバイスをストレージプー
ルに戻し、計算機200が使用可能なシステムの記憶容
量を増やすことができる。
た円筒に対応する論理デバイスの記憶装置400の識別
子と機密度をデバイス管理テーブル800から取得する
(ステップ4010)。その後、管理用計算機300
は、ステップ4010で取得したストレージ装置識別子
に対応する記憶装置400のストレージアクセス制御テ
ーブル700から、移動された論理デバイスに対応する
デバイス識別子のエントリを削除する。これにより、こ
のデバイスに対するI/O要求は処理されなくなる(ス
テップ4020)。
010で取得した機密度を判定する(ステップ402
5)。移動された論理デバイスの機密度が「高」または
「なし」である場合、管理用計算機300は、データ初
期化処理を実行し(ステップ4030)、機密度が低で
ある場合には、管理領域初期化処理を実行する(ステッ
プ4040)。
管理テーブル800のデータ状態を初期化済みに変更
し、機密度をなしに変更して処理を終了する(ステップ
4030)。
ストレージプール内で管理されている論理デバイスを計
算機200に割り当てる場合に、以前に論理デバイスを
使用していた計算機200が書き込んだ管理情報を0に
する処理を記憶装置400に実行させる。このため、論
理デバイス割り当て後のトラブルをなくすことができ、
システム管理者の負担を軽減することができる。
から論理デバイスを割り当てる際にその論理デバイスに
ついて、格納されるデータの重要度に応じて機密度を設
定し、また、この機密度に応じて、論理デバイス割り当
て時又は論理デバイス消去時にデータ消去のレベルが変
更される。したがって、論理デバイスの機密度を高く設
定することにより、論理デバイスをストレージプールに
返却した場合、すべてのデータが初期化されるため、シ
ステム管理者のミスによるデータ漏洩を防止することが
できる。
トレージサービスプロバイダ(SSP)において、顧客
はSSPによって割り当てられた論理デバイスを使用す
る。SSPから貸し出された論理デバイスが不要になっ
た場合に、SSPに対して論理デバイスを返却する前
(SSPが論理デバイスをストレージプールに戻す前)
に、顧客は論理デバイスに保存されているデータを消去
する必要がある。
客が使用していた論理デバイスに保存されていたデータ
を確実に消去するデータ消去サービスを容易に提供する
ことができる。
顧客に対して論理デバイスを割り当てる場合に、機密度
を高に設定することにより、論理デバイスが不要にな
り、ストレージプールに戻す場合に、論理デバイス上の
データが自動的に削除される。
後のトラブルをなくすことができ、システム管理者の負
担を軽減することができる。
ミスによるデータ漏洩を防止することができる。
る。
ットワークゾーン管理テーブルの内容を示す図である。
ト管理テーブルの内容を示す図である。
を示す図である。
る。
示す図である。
却処理の手順を示す図である。
チ、60…IPネットワーク、200…計算機、300
…管理用計算機、400…記憶装置。
Claims (7)
- 【請求項1】計算機と複数の記憶装置がネットワークに
よって接続され、これらを管理する管理用計算機とを有
する計算機システムにおける記憶装置の管理方法であっ
て、 前記複数の記憶装置が有する論理デバイスをまとめて管
理し、 前記論理デバイスを前記計算機に割り当てる場合に、 前記論理デバイスに対して割り当てられた機密度に応じ
て、前記論理デバイスに格納されたデータを所定の方法
で消去することを特徴とする記憶装置の管理方法。 - 【請求項2】前記計算機が使用しなくなった論理デバイ
スに格納されたデータを、前記機密度に応じた所定の方
法で消去することを特徴とする請求項1記載の記憶装置
の管理方法。 - 【請求項3】前記所定の方法は、前記論理デバイスの管
理情報を消去することであることを特徴とする請求項2
または3記載の記憶装置の管理方法。 - 【請求項4】前記所定の方法は、前記論理デバイスに格
納されているデータを所定の値で置き換えることである
ことを特徴とする請求項2または3記載の記憶装置の管
理方法。 - 【請求項5】計算機と複数の記憶装置がネットワークに
よって接続され、これらを管理する管理用計算機とを有
する計算機システムにおける記憶装置の管理方法であっ
て、 前記複数の記憶装置が有する論理デバイスをまとめて管
理し、 前記計算機に割り当てられていた前記論理デバイスが前
記計算機によって使用されなくなった場合に、前記論理
デバイスに対して割り当てられた機密度に応じて、前記
論理デバイスに格納されたデータを所定の方法で消去す
ることを特徴とする記憶装置の管理方法。 - 【請求項6】計算機及び複数の記憶装置に接続される管
理用計算機であって、 演算部と、メモリと、表示部とを有し、 前記演算部は、 前記複数の記憶装置が有する論理デバイスを前記計算機
に割り当てる場合に、 前記論理デバイスに対して割り当てられた機密度に応じ
て、前記論理デバイスに格納されたデータを所定の方法
で消去するよう、前記複数の記憶装置のうち、前記論理
デバイスを有する記憶装置に指示することを特徴とする
管理用計算機。 - 【請求項7】計算機に接続される記憶装置であって、 複数のディスク装置を有し、 前記複数のディスク装置に対応する論理デバイスを前記
計算機に割り当てる場合に、前記論理デバイスに割り当
てられた機密度に応じて、所定の方法で前記論理デバイ
スに格納されたデータを消去することを特徴とする記憶
装置。
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- 2002-05-29 JP JP2002154943A patent/JP3966076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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