JP3966076B2 - ストレージ集中管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記憶装置を集中して管理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、計算機と複数の記憶装置との間を通信線(ストレージエリアネットワーク(SAN))で接続し、SANに接続される複数の記憶装置を集中管理する技術が提案されている。
SANに接続された複数の記憶装置を管理する方法として、SANに接続された複数の記憶装置が有する記憶領域をストレージプールとして一元的に管理し、SANに接続された記憶装置が有する記憶容量を有効に活用する技術がある。
【0003】
一方、計算機は、記憶装置を使用する際に、記憶装置を使用するために必要な管理情報を記憶装置に書き込む。
例えば、PC/AT互換機(以後PCと呼ぶ)は、記憶装置が有する記憶領域を複数のパーティションに分割し、分割された領域の各々を独立に使用するが、この分割に関する管理情報(MBR(Master Boot Record))は、記憶装置が有する記憶媒体、例えば、ハードディスクの先頭セクタに書き込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
記憶装置がストレージプールによって集中管理される環境においても、記憶装置には、MBR等の、ある計算機が使用していた管理情報が書き込まれる。このような管理情報が書き込まれた記憶装置がSANに接続された別の計算機に割り当てられた場合、書き込まれた管理情報のために、別の計算機はその記憶装置を正常に使用出来なかったり、記憶装置を正しく認識出来ないという問題が生じる。この場合、システム管理者はストレージプールによる管理作業以外に、この問題を解決するための作業、例えば管理情報の消去を行う必要がある。
【0005】
また、ストレージプールにおいて、記憶装置が複数の計算機で使いまわされる場合、ある計算機で使用されていたときに書き込まれた重要データをシステム管理者が消去し忘れ、次にこの記憶装置が割り当てられた計算機において、消し忘れた重要データが読み出されてしまう恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、SANに接続された複数の記憶装置に格納されたデータの機密を確保しつつ、複数の計算機で複数の記憶装置を使用する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、計算機と複数の記憶装置がネットワークを介して接続されるシステムにおいて、複数の記憶装置が有する論理デバイスに所定のレベル、例えば機密度をユーザが設定できるようにする。また、システムにおいては、論理デバイスは、ネットワークに接続された管理用の計算機によって一元的に管理する。そして、管理用の計算機が論理デバイスを計算機に割り当てる際、または計算機に割り当てられた論理デバイスの割当を解除する際には、論理デバイスに設定された機密度に応じて、その論理デバイスに格納されたデータを所定の方法で消去するように、管理用の計算機は、記憶装置を制御する。
【0008】
ここで、所定の方法とは、論理デバイスに格納されたデータをすべて所定の値、例えば0で上書きする方法や、論理デバイスに格納されたデータを管理する情報のみを消去する方法がある。本発明では、論理デバイスに格納されたデータの重要度に応じて、データ消去の方法が使い分けられる。
【0009】
尚、好ましい実施形態としては、論理デバイスに格納されたデータの状態に応じて、データ消去の方法を使い分ける方法も考えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した計算機システムの実施形態を示す図である。計算機システム1は、計算機200a、200b、200c、200d(総して「計算機200」と呼ぶ)、管理用計算機300、ファイバーチャネルスイッチ50、インターネットプロトコル(以下「IP」と称する。)ネットワーク60と70、記憶装置400a、及び400b(総して「記憶装置400」と呼ぶ)を有する。
【0011】
記憶装置400aは、ファイバーチャネルスイッチ50を介して計算機200a及び200bと接続されている。また、記憶装置400aは、IPネットワーク60を介して計算機200c及び200dと接続されている。さらに記憶装置400は、IPネットワーク70によって管理用計算機300と接続されている。
【0012】
ファイバーチャネルスイッチ50を介して記憶装置400aと接続される計算機200a及び200bは、SCSI Protocol over Fibre Channel(以下「FCP」と称する)プロトコルを用いてデータ転送を行う。IPネットワーク60を介して記憶装置400aと接続される計算機200c及び200dは、IPプロトコルを介してSCSIコマンドを転送できるiSCSIプロトコルを用いてデータ転送を行う。
【0013】
管理用計算機300は、通常の計算機同様、制御部、メモリ、記憶装置、表示部及びネットワーク70と接続されるインターフェースとを有する。管理用計算機300は、記憶装置に格納されたプログラムをメモリに読み出して制御部で実行することにより、ネットワーク70を介して、ネットワーク70に接続された記憶装置400を制御する。
【0014】
記憶装置400は、制御部401及びハードディスクドライブ460を有する。制御部401は、チャネルアダプタ500a、500b(総して「チャネルアダプタ500」と称する)、キャッシュメモリ450、共有メモリ590、ディスクアダプタ550、及びクロスバースイッチ520を有する。チャネルアダプタ500、キャッシュメモリ450、共有メモリ590、及びディスクアダプタ550は、クロスバースイッチ520で互いに接続される。
【0015】
ハードディスクドライブ460は、ポート570を介してディスクアダプタ550と接続される。記憶装置400は、複数のディスクアダプタ550を有しても良い。この場合、複数のディスクアダプタ550は、各々クロスバースイッチ520に接続される。また、各々のディスクアダプタ550に複数のハードディスクドライブ460が接続される。
【0016】
チャネルアダプタ500には番号がふられており、この番号(以後「チャネルアダプタ番号」と称する)によってチャネルアダプタ550が特定される。
チャネルアダプタ500aは、ファイバーチャネルポート402a、402b及びプロセッサ510aを有する。チャネルアダプタ500aは、ファイバーチャネルポート402aを介して、計算機200a及び200bが発行するFCPプロトコルに基づくI/O要求を受け付ける。
【0017】
チャネルアダプタ500bは、IPネットワークポート404a、404b及びプロセッサ510bを有する。チャネルアダプタ500bは、IPネットワークポート404aを介して、計算機200c及び200dが発行するiSCSIプロトコルに基づくI/O要求を受け付ける。IPネットワークポート404bは、管理用計算機300と接続されている。チャネルアダプタ500bは、IPネットワークポート404bを介して管理用計算機300との間で通信を行う。
【0018】
記憶装置400aは、論理的な記憶領域である論理デバイスを一つ又は複数有する。論理デバイスは、ハードディスクドライブ460が有する記憶領域の全部又は一部分に対応する。論理デバイスは、計算機200が認識する記憶領域であり、少なくとも計算機システム1内で一意の識別子により識別される。この記憶装置400aの論理デバイスに対して、計算機200は、FCP及びiSCSIによるI/Oを要求する。
【0019】
ディスクアダプタ550は、記憶装置400内のキャッシュメモリ450、ハードディスクドライブ460を制御して、キャッシュメモリ450、ハードディスクドライブ460及びチャネルアダプタ500との間でデータ転送を行う。ディスクアダプタ550は、ハードディスクドライブ460を冗長性のあるRAIDとして制御することにより、ハードディスクドライブ460の信頼性向上、性能向上なども行っている。尚、記憶装置400が有するハードディスクドライブ460の数は複数でも単数でも構わない。
【0020】
ハードディスクドライブ460とチャネルアダプタ500間のデータ転送は、キャッシュメモリ450とチャネルアダプタ500間のデータ転送に比べて遅いため、記憶装置400は、頻繁にアクセスされるデータをキャッシュメモリ450上に格納することにより、データ転送性能の向上も行っている。
【0021】
また、記憶装置400は、計算機200がアクセスできる論理デバイスを制限することができる。これにより、例えば計算機200aが使用している論理デバイスを、計算機200bが不用意にアクセスすることを防ぐことができる。
【0022】
図2は、記憶装置400が計算機200からのアクセス制御を行うためのアクセス制御テーブル700である。アクセス制御テーブル700は、共有メモリ590に格納される。アクセス制御テーブル700は、記憶装置400の論理デバイスの識別に使用されるデバイス識別子、計算機200からのI/O要求を受け取る記憶装置400のストレージポート識別子、ファイバーチャネルポート402等のストレージポートを備えるチャネルアダプタ500のチャネルアダプタ番号、記憶装置400へのアクセスが認められている計算機200の計算機ポート識別子が登録されている。
【0023】
ポート識別子は、例えば、ポートがファイバーチャネルポート402aであれば、ポートに付与されるポートWWN(World Wide Name)であり、ポートがIPネットワークポート404aであれば、ポートに付与されるIPアドレスである。チャネルアダプタ500は、このアクセス制御テーブル700を参照して、記憶装置400にアクセスする計算機200に対応する計算機ポート識別子が登録されている場合には、計算機200の論理デバイスへのI/O要求処理を実行する。
【0024】
管理用計算機300と接続されるチャネルアダプタ500bは、管理用計算機300からの要求により、デバイス識別子によって区別される論理デバイスに対して、管理領域初期化処理およびデータ初期化処理を実行する。管理領域初期化処理は、計算機200によって書き込まれた管理情報を消去する処理である。具体的には、たとえば論理デバイスの先頭セクタに書き込まれたMBRを削除するために、論理デバイスの先頭セクタに0を書き込む処理である。ディスクアダプタ500が、論理デバイスの先頭セクタに対応するハードディスクドライブ460のセクタに対して、0のデータ書き込みコマンドを発行することにより実行される。
【0025】
一方、データ初期化処理は、論理デバイスの全領域に0を書き込む処理である。具体的には、ディスクアダプタ500が、論理デバイスの全領域に対応するハードディスクドライブ460の領域に対して、0のデータ書き込みコマンドを発行することにより実行される。この処理は、ハードディスクドライブ460に格納されたデータを完全に消去する処理であり、管理領域初期化処理よりも時間がかかる処理であるが、記憶装置400の論理デバイスに格納されたデータは確実に消去される。この処理の実行によって、この論理デバイスに書き込まれたデータが消去される。
【0026】
図3は、管理用計算機300が有する表示画面に表示され、システム管理者が使用するGUI(Graphical User Interface)を示す図である。本図では、記憶装置400の論理デバイスを円筒で、計算機200を矩形1で表す。本図で、計算機200を表す矩形1内に円筒が表示される場合、記憶装置400では、この矩形1に対応する計算機200がこの円筒で表される論理デバイスに対してアクセスできる設定になっていることを表す。
【0027】
ストレージプールを表す矩形2内に表示された円筒は、どの計算機200にも使用されていない記憶装置400の論理デバイスを表している。
データ状態不明を表す矩形3内に表示された円筒は、現在どの計算機200にも使用されず、かつ、その論理デバイスにどのようなデータが書き込まれているか不明である記憶装置400の論理デバイスを表している。システム管理者は、このGUIを使用して、計算機200に対して記憶装置400の論理デバイスの割り当て操作を行う。
【0028】
図4は、管理用計算機300にて管理されるデバイス管理テーブル800を示す図である。デバイス管理テーブル800は、管理用計算機300が有するメモリに格納される。図3のGUIは、このデバイス管理テーブル800に基づいて、管理計算機300の表示部に描画される。デバイス管理テーブル800には、記憶装置400の論理デバイスのデバイス識別子、容量、データ状態、使用している計算機200の対応関係を示す情報及び論理デバイスに割り当てられる機密度が登録されている。
【0029】
データ状態は、デバイス識別子に対応する論理デバイスに格納されているデータの状態を表している。論理デバイスのデータ状態には、「使用中」、「一時データ保存」、「初期化済み」、及び「不明」の4つの状態がある。「使用中」は、計算機200に割り当てられ、使用されている論理デバイスであることを示す。「一時データ保存」は、現在計算機200に割り当てられていないが、以前使用していた計算機200によって書き込まれたデータが残っている論理デバイスであることを示す。
【0030】
「初期化済み」は、現在計算機200に使用されていない状態であって、論理デバイスのデータがすべて0になっている論理デバイスであることを示している。「不明」は、現在計算機200に使用されていない状態であって、論理デバイス上のデータの内容が不明である論理デバイスであることを示す。
【0031】
機密度は、論理デバイスに格納されたデータの重要性を表す識別子である。
本発明においては、ユーザが設定するデータの機密度に応じて、記憶装置が有する論理デバイスを計算機に割り当てる際、又は論理デバイスをストレージプールに返却する際、あるはその双方の場合においてデータを消去する程度を変える。
【0032】
具体的には、論理デバイスに格納されるデータの重要度が高く、ユーザが機密度を高く設定した場合は、記憶装置がストレージプールに戻される場合に論理デバイスに全て0のデータを書き込むデータ初期化処理が実行される。一方、データの重要度が低く、機密度を低く設定した場合には、記憶装置がストレージプールに返却される際には、管理データの消去のみを行う管理領域初期化処理が実行される。
【0033】
本実施例では、機密度として高、低、なしの3つを定義する。前記のように、機密度高、低には、各々データ初期化処理、管理領域初期化処理を対応させる。また、システム管理者が機密度の設定を行わなかったなどにより、機密度がなしになっている場合には、データの機密を守るために、機密度高と同じデータ初期化処理が行われる。
【0034】
図5は、ネットワークゾーンメンバ管理テーブル810及びネットワークゾーン管理テーブル820を示す図である。ネットワークゾーンメンバ管理テーブル810には、記憶装置400や計算機200が有するファイバーチャネルポート等のポートが、どのネットワークに所属しているかを示す情報が登録されている。ここで、同一のネットワーク識別子が割り当てられているポートは、同一のネットワークに属していることを表す。同一のネットワークに属しているポート間でのみ、互いに通信することができる。このテーブルは、管理用計算機300にて管理され、システム管理者がGUIを使用したときに管理用計算機300にて実行されるストレージプールデバイス割り当て処理1000およびデータ状態不明デバイス割り当て処理3500にて、2つのポート間で通信ができるかを判断するときに使用する。
【0035】
ネットワークゾーン管理テーブル820には、ネットワーク識別子とネットワーク名との対応を示す情報が登録されている。例えば、ネットワーク識別子1に対応するネットワーク名は、「FC1」である。
【0036】
図6は、ストレージポート管理テーブル830及び計算機ポート管理テーブル840を示す図である。ストレージポート管理テーブル830には、記憶装置400に対応する識別子、記憶装置400が有するチャネルアダプタ500に対応するチャネルアダプタ番号、及びストレージポート識別子が登録されている。ストレージポート管理テーブル830は、管理用計算機300にて管理され、システム管理者がGUIを使用したときに管理用計算機300にて実行されるストレージプールデバイス割り当て処理1000およびデータ状態不明デバイス割り当て処理3500にて、ストレージポート識別子からポートを有するチャネルアダプタ500および記憶装置400を検索するときに使用される。
【0037】
一方、計算機ポート管理テーブル840には、計算機200を示す計算機識別子と計算機ポート識別子が登録される。計算機ポート管理テーブル840は、管理用計算機300にて管理され、システム管理者がGUIを使用したときに管理用計算機300にて実行されるストレージプールデバイス割り当て処理1000およびデータ状態不明デバイス割り当て処理3500にて、計算機200が有するポートに対応する識別子を取得するときに使用される。
【0038】
次に、図3のGUIを用いてシステム管理者が論理デバイスの割り当て等の操作を行ったときに、管理用計算機300にて実行される処理について説明する。
【0039】
図7は、システム管理者がストレージプールを表す矩形2内に表示された円筒を、計算機200を表す矩形1内にマウス等を用いて移動したときに実行されるストレージプールデバイス割り当て処理1000の流れを示す図である。この処理を行うことで、計算機200は新たに記憶装置400の論理デバイスを使用できるようになる。
【0040】
管理用計算機300は、円筒に対応する論理デバイスに対応する識別子をデバイス管理テーブル800から取得する(ステップ1010)。
その後、管理用計算機300は、ストレージポート管理テーブル830から、ステップ1010で取得した論理デバイスの識別子に対応するストレージポート識別子のリストを取得する(ステップ1020)。
【0041】
更に、管理用計算機300は、計算機ポート管理テーブル840から、論理デバイスを表す円筒が割り当てられた計算機200に対応する計算機ポート識別子のリストを取得する(ステップ1030)。
又、管理用計算機300は、ネットワークゾーンメンバ管理テーブル810を用いて、ステップ1020で取得したストレージポート識別子に対応するネットワーク識別子のリストを作成する。このとき重複するネットワーク識別子がある場合には、管理用計算機300は、重複するネットワーク識別子をリストから排除して1つにする(ステップ1040)。
【0042】
その後、管理用計算機300は、ネットワークゾーンメンバ管理テーブル810を使って、ステップ1030で取得した計算機ポート識別子に対応するネットワーク識別子のリストを作成する。このとき重複するネットワーク識別子がある場合には、管理用計算機300は、重複するネットワーク識別子をリストから排除して、1つにする(ステップ1050)。
【0043】
管理用計算機300は、その後、ステップ1040で作成したネットワーク識別子のリストとステップ1050で作成したネットワーク識別子のリストを比較する(ステップ1060)。
【0044】
双方のリストに同一のネットワーク識別子がある場合、管理用計算機300は、ステップ1020で取得したストレージポート識別子のリストから、ステップ1060で一致したネットワーク識別子に対応するストレージポート識別子を、及びステップ1030で取得した計算機ポート識別子のリストから、ステップ1060で一致したネットワーク識別子に対応する計算機ポート識別子を取得する(ステップ1065)。
【0045】
管理用計算機300は、ステップ1065で取得したストレージポート識別子を使用して、ストレージポート管理テーブル830から、ストレージ装置識別子とチャネルアダプタ番号を取得する(ステップ1070)。更に管理用計算機300は、ステップ1070で取得したストレージ装置識別子に対応する記憶装置400のストレージアクセス制御テーブル700に、ステップ1065で取得したストレージポート識別子、計算機ポート識別子及びステップ1070で取得したチャネルアダプタ番号を追加する。具体的には、管理用計算機300は、ストレージアクセス制御テーブル700へのエントリ追加の際に、記憶装置へ追加の指示を出す(ステップ1080)。
【0046】
更に管理用計算機300は、管理用計算機300が有する表示画面に機密度設定ダイアログを表示して、システム管理者に、新たに設定された論理デバイスの機密度の入力を求める。入力がない場合には、機密度として「なし」を使用する(ステップ1085)。
【0047】
機密度の指定を受けた管理用計算機300は、設定された論理デバイスに対応するデバイス管理テーブル800のデータ状態を「初期化済み」から「使用中」に変更し、論理デバイスを使用する計算機についての情報(使用計算機)を、「なし」からデバイスを割り当てた計算機識別子に変更し、ステップ1085でシステム管理者が入力した機密度を設定して、処理を終了する(ステップ1090)。
【0048】
ステップ1060で、一致するネットワーク識別子が見つからなかった場合、管理用計算機300は、システム管理者に対して、割り当て不能を示すダイアログを表示して処理を終了する(ステップ1100)。
【0049】
図8は、システム管理者が計算機200を表す矩形1内に表示された円筒を、ストレージプールを表す矩形内にマウス等のポインタを用いて移動したときに実行されるストレージプール返却処理1500を示す図である。この処理を行うことで、本実施形態においては、システムの使用者は、ある計算機200で不要になった論理デバイスをストレージプールに回収し、他の計算機200が使用可能なストレージプールの記憶容量を変更することができる。
【0050】
管理用計算機300は、移動された円筒に対応する論理デバイスに対応する記憶装置400の識別子と機密度をデバイス管理テーブル800から取得する(ステップ1510)。
管理用計算機300は、ステップ1510で取得したストレージ装置識別子に対応する記憶装置400のストレージアクセス制御テーブル700から、移動された円筒に対応するデバイス識別子のエントリを削除する。これにより、このデバイスに対するI/O要求は処理されなくなる(ステップ1520)。
【0051】
その後、管理用計算機300は、ステップ1510で取得した機密度の程度を判定する(ステップ1525)。
機密度が高またはなしである場合は、管理用計算機300は、データ初期化処理を実行する(ステップ1530)。一方、機密度が低である場合には、管理用計算機300は、管理領域初期化処理を実行する(ステップ1550)。
【0052】
その後、管理用計算機300は、デバイス管理テーブル800の消去した論理デバイスに対応するデータ状態を「初期化済み」に、使用計算機の情報を「なし」に、機密度の情報を「なし」に変更して処理を終了する(ステップ1540)。
【0053】
図9は、システム管理者が、画面上で、データ不明状態を表す矩形3内に表示された円筒を、計算機200を表す矩形1内にマウス等ポインタを用いて移動したときに実行されるデータ状態不明デバイス割り当て処理3500を示す図である。この処理を行うことで、計算機200は、新たに記憶装置400の論理デバイスを使用できるようになる。本処理においては、論理デバイスのデータ状態が「不明」であるので、デバイス割り当て時にデバイスデータの初期化が必要になる。
【0054】
管理用計算機300は、円筒に対応する論理デバイスに対応する記憶装置400の識別子と機密度をデバイス管理テーブル800から取得する(ステップ3510)。
その後、管理用計算機300は、ストレージポート管理テーブル830から、ステップ3510で取得した記憶装置400の識別子に対応するストレージポート識別子のリストを取得する(ステップ3520)。
【0055】
さらに、管理用計算機300は、計算機ポート管理テーブル840から、論理デバイスに対応する円筒が移動された計算機200に対応する計算機ポート識別子のリストを取得する(ステップ3530)
その後、管理用計算機300は、ネットワークゾーンメンバ管理テーブル810を使って、ステップ3520で取得したストレージポート識別子に対応するネットワーク識別子のリストを作成する。このとき、重複するネットワーク識別子がある場合には、管理用計算機300は、ネットワーク識別子の重複を排除する(ステップ3540)。
【0056】
更に、管理用計算機300は、ネットワークゾーンメンバ管理テーブル810を使って、ステップ3530で取得した計算機ポート識別子に対応するネットワーク識別子のリストを作成する。このとき重複するネットワーク識別子は削除される(ステップ3550)。
管理用計算機300は、ステップ3540で作成したネットワーク識別子のリストとステップ3550で作成したネットワーク識別子のリストを比較する(ステップ3560)
同一のネットワーク識別子がある場合、管理用計算機300は、ステップ3520で取得したストレージポート識別子のリストからステップ3560で一致したネットワーク識別子に対応するストレージポート識別子を、およびステップ3530で取得した計算機ポート識別子のリストからステップ3560で一致したネットワーク識別子に対応する計算機ポート識別子を取得する(ステップ3565)。
【0057】
その後、管理用計算機300は、ステップ3510で取得した論理デバイスの機密度を判定する(ステップ3567)。論理デバイスの機密度が高またはなしである場合には、管理用計算機300は、データ初期化処理を実行し(ステップ3570)、機密度が低である場合には、管理領域初期化処理を実行する(ステップ3620)。
【0058】
管理用計算機300は、ステップ3565で取得したストレージポート識別子を使用して、ストレージポート管理テーブル830からストレージ装置識別子とチャネルアダプタ番号を取得する(ステップ3580)。
その後、管理用計算機300は、ステップ3580で取得したストレージ装置識別子に対応する記憶装置400のストレージアクセス制御テーブル700に、ステップ3565で取得したストレージポート識別子、計算機ポート識別子およびステップ3580で取得したチャネルアダプタ番号を示す情報をエントリに追加する(ステップ3590)。
【0059】
管理用計算機300は、表示画面に機密度設定ダイアログを表示して、システム管理者に機密度の入力を求める。入力がない場合には、論理デバイスの機密度として「なし」が設定される(ステップ3595)。
管理用計算機300は、デバイス管理テーブル800のデータ状態を初期化済みから使用中に変更し、使用計算機をなしからデバイスを割り当てた計算機200に対応する計算機識別子に変更する。そして、ステップ3595でシステム管理者が入力した機密度を論理デバイスに設定して、処理を終了する(ステップ3600)。
【0060】
一方、ステップ3560で、一致するネットワーク識別子が見つからなかった場合、管理用計算機300は、システム管理者に対して割り当て不能を示すダイアログを表示画面に表示して処理を終了する(ステップ3610)。
【0061】
図10は、システム管理者が、表示画面上で、データ状態不明を表す矩形3内に表示された論理デバイスを示す円筒を、ストレージプールを表す矩形2内にポインティングデバイス等で移動したときに実行されるデータ状態不明ストレージプール返却処理4000である。この処理を行うことで、システムの使用者は、データ状態が不明であった論理デバイスをストレージプールに戻し、計算機200が使用可能なシステムの記憶容量を増やすことができる。
【0062】
管理用計算機300は、画面上で移動された円筒に対応する論理デバイスの記憶装置400の識別子と機密度をデバイス管理テーブル800から取得する(ステップ4010)。
その後、管理用計算機300は、ステップ4010で取得したストレージ装置識別子に対応する記憶装置400のストレージアクセス制御テーブル700から、移動された論理デバイスに対応するデバイス識別子のエントリを削除する。これにより、このデバイスに対するI/O要求は処理されなくなる(ステップ4020)。
【0063】
更に、管理用計算機300は、ステップ4010で取得した機密度を判定する(ステップ4025)。移動された論理デバイスの機密度が「高」または「なし」である場合、管理用計算機300は、データ初期化処理を実行し(ステップ4030)、機密度が低である場合には、管理領域初期化処理を実行する(ステップ4040)。
【0064】
最後に、管理用計算機300は、デバイス管理テーブル800のデータ状態を初期化済みに変更し、機密度をなしに変更して処理を終了する(ステップ4030)。
【0065】
本発明によれば、管理用計算機300で、ストレージプール内で管理されている論理デバイスを計算機200に割り当てる場合に、以前に論理デバイスを使用していた計算機200が書き込んだ管理情報を0にする処理を記憶装置400に実行させる。このため、論理デバイス割り当て後のトラブルをなくすことができ、システム管理者の負担を軽減することができる。
【0066】
また、本発明によれば、ストレージプールから論理デバイスを割り当てる際にその論理デバイスについて、格納されるデータの重要度に応じて機密度を設定し、また、この機密度に応じて、論理デバイス割り当て時又は論理デバイス消去時にデータ消去のレベルが変更される。したがって、論理デバイスの機密度を高く設定することにより、論理デバイスをストレージプールに返却した場合、すべてのデータが初期化されるため、システム管理者のミスによるデータ漏洩を防止することができる。
【0067】
更に、ストレージ容量を顧客に貸し出すストレージサービスプロバイダ(SSP)において、顧客はSSPによって割り当てられた論理デバイスを使用する。SSPから貸し出された論理デバイスが不要になった場合に、SSPに対して論理デバイスを返却する前(SSPが論理デバイスをストレージプールに戻す前)に、顧客は論理デバイスに保存されているデータを消去する必要がある。
【0068】
本発明によれば、SSPは顧客に対して顧客が使用していた論理デバイスに保存されていたデータを確実に消去するデータ消去サービスを容易に提供することができる。
【0069】
たとえば、データ消去サービスを希望する顧客に対して論理デバイスを割り当てる場合に、機密度を高に設定することにより、論理デバイスが不要になり、ストレージプールに戻す場合に、論理デバイス上のデータが自動的に削除される。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、論理デバイス割り当て後のトラブルをなくすことができ、システム管理者の負担を軽減することができる。
【0071】
また、本発明によれば、システム管理者のミスによるデータ漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した計算機システムの構成図である。
【図2】アクセス制御テーブルの内容を示す図である。
【図3】管理用計算機におけるGUIを示す図である。
【図4】デバイス管理テーブルの内容を示す図である。
【図5】ネットワークゾーンメンバ管理テーブル及びネットワークゾーン管理テーブルの内容を示す図である。
【図6】ストレージポート管理テーブル及び計算機ポート管理テーブルの内容を示す図である。
【図7】ストレージプールデバイス割り当て処理の手順を示す図である。
【図8】ストレージプール返却処理の手順を示す図である。
【図9】データ状態不明デバイス割り当て処理の手順を示す図である。
【図10】データ状態不明デバイスストレージプール返却処理の手順を示す図である。
【符号の説明】
1…計算機システム、50…ファイバーチャネルスイッチ、60…IPネットワーク、200…計算機、300…管理用計算機、400…記憶装置。
Claims (7)
- 計算機と複数の記憶装置がネットワークによって接続され、これらを管理する管理用計算機とを有する計算機システムにおける記憶装置の管理方法であって、
前記管理用計算機が、前記複数の記憶装置が有する論理デバイスの機密度を管理し、前記論理デバイスを前記計算機に割り当てる場合に、前記記憶装置が、前記論理デバイスに対して割り当てられた前記機密度に応じて、前記論理デバイスに格納されたデータを所定の方法で消去することを特徴とする記憶装置の管理方法。 - 前記記憶装置は、前記計算機が使用しなくなった論理デバイスに格納されたデータを、前記機密度に応じた所定の方法で消去することを特徴とする請求項1記載の記憶装置の管理方法。
- 前記所定の方法は、前記記憶装置が、前記論理デバイスの管理情報を消去することであることを特徴とする請求項1または2記載の記憶装置の管理方法。
- 前記所定の方法は、前記記憶装置が、前記論理デバイスに格納されているデータを所定の値で置き換えることであることを特徴とする請求項1または2記載の記憶装置の管理方法。
- 計算機と複数の記憶装置がネットワークによって接続され、これらを管理する管理用計算機とを有する計算機システムにおける記憶装置の管理方法であって、
前記管理用計算機が、前記複数の記憶装置が有する論理デバイスの機密度を管理し、
前記計算機に割り当てられていた前記論理デバイスが前記計算機によって使用されなくなった場合に、前記記憶装置が、前記論理デバイスに対して割り当てられた前記機密度に応じて、前記論理デバイスに格納されたデータを所定の方法で消去することを特徴とする記憶装置の管理方法。 - 計算機及び複数の記憶装置に接続される管理用計算機であって、
演算部と、メモリと、表示部とを有し、
前記演算部は、
前記複数の記憶装置が有する論理デバイスを前記計算機に割り当てる場合に、前記論理デバイスに対して割り当てられた機密度に応じて、前記論理デバイスに格納されたデータを所定の方法で消去するよう、前記複数の記憶装置のうち、前記論理デバイスを有する記憶装置に指示することを特徴とする管理用計算機。 - 計算機に接続される記憶装置であって、
複数のディスク装置を有し、
前記複数のディスク装置に対応する論理デバイスを前記計算機に割り当てる場合に、前記論理デバイスに割り当てられた機密度に応じて、所定の方法で前記論理デバイスに格納されたデータを消去することを特徴とする記憶装置。
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