JP2008116762A - トナーカートリッジおよびキャップ - Google Patents

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圭二 加藤
Wataru Yoshida
渉 吉田
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Abstract


【課題】 トナー収容部への未使用トナーの補給および廃トナー回収部からの廃トナーの排出を容易に行うことができ、使用時や運搬時には、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことのないトナーカートリッジを提供することを目的とする。
【解決手段】 トナーカードリッジ11は、未使用トナーを収容するトナー収容部14と、トナー収容部14と隔壁16で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部15とを備える。トナーカートリッジ11は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とに連通する第1開口23が隔壁に形成され、外部と連通する第2開口24が廃トナー回収部15に形成される。さらに、外部からトナー収容部14に向かって廃トナー回収部15を挿通して設けられ、第1開口23および第2開口24を密閉するキャップ25を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタおよびファクシミリ装置などの画像形成装置に備えられているトナーカートリッジおよびキャップに関する。
複写機、プリンタおよびファクシミリ装置などの画像形成装置は、感光ドラムおよび感光ベルトなどの感光体の表面に露光を行うことによって、所望の静電潜像を形成する露光工程と、露光によって形成された静電潜像にトナーを付着させて顕像化する現像工程と、生成されたトナー像を所定の用紙に転写する転写工程と、用紙上に転写されたトナー像を加熱によって定着させる定着工程とを経て画像を形成する装置である。露光工程、現像工程および転写工程の各工程は、感光体の周囲に並設された露光部、現像部および転写部において順次行われる。
現像部は、感光体の表面に近接対向し、感光体表面と平行をなす軸回りに回転する現像ローラを備えている。現像のためのトナーは、現像ローラの感光体と対向していない領域で付着させて現像ローラの表面全体に均等になるように付着させる。付着されたトナーは、現像ローラの回転によって搬送され、静電気の作用によって感光体表面の潜像に吸着される。また、現像部では、感光体への付着によって消費されるトナーの補給が必要であり、トナーの補給は、適量のトナーを収容するトナーカートリッジを、現像部に対応するように設定された装着部に着脱することによって行われる。
また、現像部において感光体の表面に吸着されたトナーの一部は、後続する転写部において用紙に転写されずに感光体上に残る。このような未転写トナーは、次の露光および現像工程に移る前に、感光体の表面から除去されて、廃トナーとして回収される。
そこで従来から、トナー補給のためのトナーカートリッジの内部に、未使用トナーを収容するトナー収容部とともに、トナー収容部と隔壁を隔てて廃トナー回収部を並設したトナーカートリッジが用いられている。このようなトナーカートリッジは、トナーカートリッジの再生のために、トナー収容部にトナーを補給することができるようになっている場合がある。このような場合、トナーカートリッジは、トナー収容部にトナーを補給するためにトナーカートリッジを着脱するときに、廃トナー回収部に回収された廃トナーの排出も併せて行えるようにしている。廃トナーの排出は、廃トナー回収部に設けられた廃トナー排出口などから排出させたり、廃トナー回収部を取り外して排出させたりすることによって行い、トナーの補給は、トナー収容部に設けられたトナー補給口から補給することによって行う。トナーを補給した後は、トナー補給口にキャップを嵌めて、トナーがトナー収納部から漏れ出ないようにする。
典型的な従来の技術は、特許文献1に記載されている。特許文献1は、電子写真画像形成装置に対して着脱可能であって、現像手段において現像に用いられるトナーを収納するためのトナー収納枠体と、クリーニング手段によって電子写真感光体から除去された廃トナーを回収するための廃トナー回収枠体とを有するプロセスカートリッジが記載されている。このプロセスカートリッジは、トナー収納枠体にあけた穴および廃トナー回収枠体にあけた穴にそれぞれ別個のキャップ部材が取り付けられている。
特開2003−57933号公報
特許文献1によれば、プロセスカートリッジを着脱する際に、トナー収納枠体にあけた穴に取り付けられたキャップ部材を取り外すことによって、トナー収納枠体へのトナーの補給を行うことができ、廃トナー回収枠体にあけた穴に取り付けられたキャップ部材を取り外すことによって、廃トナー回収枠体からの廃トナーの排出を行うことができる。
しかしながら、トナーの補給と廃トナーの排出とを行うためには、トナー収納枠体にあけた穴に取り付けられたキャップ部材と廃トナー回収枠体にあけた穴に取り付けられたキャップ部材との両方のキャップ部材を取り外さなければならない。
さらに、このようなカードリッジは、トナー収納枠体内の圧力が高まって、トナー収納枠体にあけた穴に取り付けられたキャップ部材が外れてしまうことがあり、廃トナー回収枠体内の圧力が高まって、廃トナー回収枠体にあけた穴に取り付けられたキャップ部材が外れてしまうことがある。よって、トナー収納枠体にあけた穴および廃トナー回収枠体にあけた穴にそれぞれ別個のキャップ部材が取り付けられているので、カートリッジを落下させたときなどに、どちらかのキャップ部材が外れてしまい、使用できなくなる確率が高い。また、このようなキャップ部材は、トナー収容枠体へのトナーの補給および廃トナー回収枠体からの廃トナーの排出を行うために外す必要があるため、外れないように接着剤などで固着させることができず、キャップに3kg重〜4kg重の力がかかると外れてしまう。
本発明の目的は、トナー収容部への未使用トナーの補給および廃トナー回収部からの廃トナーの排出を容易に行うことができ、使用時や運搬時には、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことのないトナーカートリッジを提供することである。
本発明は、未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジであって、
前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する第1開口が形成され、
前記廃トナー回収部は、外部と連通する第2開口が形成され、
外部から前記トナー収容部に向かって前記廃トナー回収部を挿通して設けられ、前記第1開口および前記第2開口を密閉するキャップを備えることを特徴とするトナーカートリッジである。
また本発明は、前記キャップは、前記第1開口を密閉する部分と前記第2開口を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を有することを特徴とする。
また本発明は、前記キャップは、前記第1開口を密閉する部分の中心軸と前記第2開口を密閉する部分の中心軸とが一致することを特徴とする。
また本発明は、前記キャップの形状は、前記トナー収容部側の端部が閉じられた円筒形状であり、
前記トナー収容部にむかって前記キャップを押えて、前記キャップを前記第1開口および前記第2開口に内挿するための治具を固定する治具固定部を前記トナー収容部側の端部に備えることを特徴とする。
また本発明は、前記キャップは、前記第1開口を密閉する部分および前記第2開口を密閉する部分の少なくともいずれか一方に、径方向外向きに凸部が形成され、
前記治具固定部に固定された治具を挿通方向の軸線回りに回転させることによって、前記凸部が嵌め込まれる凹部が前記凸部に対応する位置に形成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記第2開口の形状は、前記第1開口を密閉する部分に形成された前記凸部が通過することができる形状であることを特徴とする。
また本発明は、前記伸縮部の形状は、蛇腹形状であることを特徴とする。
また本発明は、前記伸縮部は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなることを特徴とする。
また本発明は、未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備え、前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する第1開口が形成され、前記廃トナー回収部は、外部と連通する第2開口が形成されたトナーカートリッジの前記第1開口および前記第2開口に嵌めるキャップであって、
外部から前記トナー収容部に向かって前記廃トナー回収部を挿通して設けられ、前記第1開口および前記第2開口を密閉するように構成されていることを特徴とするキャップである。
本発明によれば、未使用トナーを収容するトナー収容部と、トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジである。
このトナーカートリッジは、トナー収容部と廃トナー回収部とに連通する第1開口が隔壁に形成され、外部と連通する第2開口が廃トナー回収部に形成される。さらに、外部からトナー収容部に向かって廃トナー回収部を挿通して設けられ、第1開口および第2開口を密閉するキャップを備える。
このトナーカートリッジは、このキャップを装着することで、トナー収容部および廃トナー回収部が同時に密閉され、トナー収容部から未使用トナーが漏れ出すことがなく、廃トナー回収部から廃トナーが漏れ出すこともない。また、このキャップは、外部からトナー収容部に向かって廃トナー回収部を挿通して設けられているので外しやすく、外すことでトナー収容部および廃トナー回収部が同時に開放される。よって、トナー収容部への未使用トナーの補給、廃トナー回収部からの廃トナーの回収およびトナーカートリッジ内部の洗浄を行いやすい。したがって、廃トナー回収部を取り外すことなく、この1つのキャップを装着および離脱するだけで、トナー収容部への未使用トナーの補給および廃トナー回収部からの廃トナーの排出を容易に行うことができる。
さらに、このキャップは、第1開口および第2開口の両方を密閉するので、トナーカートリッジを落下させたときなどに、第1開口と第2開口とを別個のキャップで密閉している場合のように第1開口を密閉しているキャップおよび第2開口を密閉しているキャップのどちらかのみが外れてしまうことがなく、第1開口を密閉している部分および第2開口を密閉している部分の両方が外れないと、キャップが外れない。よって、キャップが外れにくく、使用時や運搬時に、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことのない。
以上より、このトナーカートリッジは、トナー収容部への未使用トナーの補給および廃トナー回収部からの廃トナーの排出を容易に行うことができ、使用時や運搬時には、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことがない。
また本発明によれば、キャップは、第1開口を密閉する部分と第2開口を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を有する。
トナーカートリッジは、部材の寸法誤差によって、外部からトナー収容部に向かって廃トナー回収部にキャップを挿通して、第1開口および第2開口を密閉することができない場合がある。トナーカートリッジの部材に誤差があっても、伸縮部の伸縮によって、第1開口と第2開口とを密閉するようにキャップを嵌めることができる。
また本発明によれば、キャップは、第1開口を密閉する部分の中心軸と第2開口を密閉する部分の中心軸とが一致するので、キャップの装着および離脱を行いやすい。
また本発明によれば、キャップの形状は、トナー収容部側の端部が閉じられた円筒形状であり、トナー収容部にむかってキャップを押えて、キャップを第1開口および第2開口に内挿するための治具を固定する治具固定部をトナー収容部側の端部に備える。そうすることによって、治具固定部に固定された治具によって、キャップを確実に装着できる。
また本発明によれば、キャップは、第1開口を密閉する部分および第2開口を密閉する部分の少なくともいずれか一方に、径方向外向きに凸部が形成され、治具固定部に固定された治具を挿通方向の軸線回りに回転させることによって、凸部が嵌め込まれる凹部が凸部に対応する位置に形成されている。そうすることによって、キャップに形成されている凸部が、凸部に対応する位置に形成されている凹部に、容易に嵌め込まれ、キャップが外れにくくなる。
また本発明によれば、第2開口の形状は、第1開口を密閉する部分に形成された凸部が通過することができる形状である。そうすることによって、第1開口を密閉する部分に凸部が形成されていても、キャップの装着および離脱を容易に行うことができる。
また本発明によれば、伸縮部の形状は、蛇腹形状である。そうすることによって、第1開口を密閉する部分と第2開口を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を容易に形成できる。
また本発明によれば、伸縮部は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなる。そうすることによって、第1開口を密閉する部分と第2開口を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を容易に形成できる。
また本発明によれば、未使用トナーを収容するトナー収容部と、トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備え、隔壁は、トナー収容部と廃トナー回収部とに連通する第1開口が形成され、廃トナー回収部は、外部と連通する第2開口が形成されたトナーカートリッジの第1開口および第2開口に嵌めるキャップである。
このキャップは、外部からトナー収容部に向かって廃トナー回収部を挿通して設けられ、第1開口および第2開口を密閉するように構成されている。
このキャップは、トナーカートリッジに装着することで、トナー収容部および廃トナー回収部が同時に密閉され、トナー収容部から未使用トナーが漏れ出すことがなく、廃トナー回収部から廃トナーが漏れ出すこともない。また、このキャップは、トナーカートリッジから外しやすく、外すことでトナー収容部および廃トナー回収部が同時に開放される。よって、トナー収容部への未使用トナーの補給、廃トナー回収部からの廃トナーの回収およびトナーカートリッジ内部の洗浄を行いやすい。したがって、この1つのキャップを装着および離脱するだけで、トナー収容部への未使用トナーの補給および廃トナー回収部からの廃トナーの排出を容易に行うことができる。
さらに、このキャップは、第1開口および第2開口の両方を密閉するので、トナーカートリッジを落下させたときなどに、第1開口と第2開口とを別個のキャップで密閉している場合のように第1開口を密閉しているキャップおよび第2開口を密閉しているキャップのどちらかが外れてしまうことがなく、第1開口を密閉している部分および第2開口を密閉している部分の両方が外れないと、キャップが外れない。よって、キャップが外れにくく、使用時や運搬時に、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことのない。
以上より、このキャップは、トナー収容部への未使用トナーの補給および廃トナー回収部からの廃トナーの排出を容易に行うことができ、使用時や運搬時には、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことがない。
本発明は、複写機、プリンタおよびファクシミリ装置などの画像形成装置に備えられているトナーカートリッジである。
図1は、本発明の実施形態であるトナーカートリッジ11の断面図である。トナーカートリッジ11は、筺体12、天板13、トナー収容部14、廃トナー回収部15、隔壁16、軸17および撹拌体18,19を備える。トナーカートリッジ11は、画像形成装置にトナーを供給するための部材であり、後述のように画像形成装置に備えられる。
図2は、トナーカートリッジ11を備えた画像形成装置31を示す概略断面図である。画像形成装置31は、トナーカートリッジ11、現像槽32および感光体39を含む。トナーカートリッジ11は、内部にトナーを収納しており、撹拌体18によりトナーを撹拌している。トナーカートリッジ11は、補給ローラ33によって、現像槽32に補給口34からトナーを供給する。現像槽32は、供給されたトナーを撹拌ローラ35によって撹拌して撹拌ローラ36側に送る。撹拌ローラ36は、送られたトナーを撹拌して現像ローラ37側に送る。現像ローラ37の上方にはドクターブレード38が備えられており、これによって、現像ローラ37上のトナー層厚を規制する。これにより、現像ローラ37は、感光体39に所定量のトナーを供給する。感光体39は、金属製ローラ表面に光導電性薄膜を形成して構成され、光導電性薄膜において明暗時に生じる電気抵抗の差を利用して、原稿の露光像を形成させる。露光像が形成された感光体39にトナーを供給し、露光像に合わせたトナー像を形成させる。このトナー像を所定の用紙に転写し、用紙上に転写されたトナー像を加熱によって定着させることによって、画像を形成させる。その際、感光体39に供給されたトナーの一部が用紙に転写されない。この転写されなかった未転写トナーを廃トナーとしてクリーニング部で回収し、トナーカートリッジ11に収容する。また、現像槽32には撹拌ローラ36の下方にトナーセンサ40を備えており、現像槽32内のトナー残量を検知する。
トナーカートリッジ11の構成について、図1に戻って説明する。筺体12は、一方の面が開放された箱型であり、天板13は、筺体12の開放された面を覆っている。トナー収容部14は、現像槽32に供給する前の未使用トナーを収容する。廃トナー回収部15は、画像形成装置31において用紙に転写されずに感光体39上から回収された廃トナーを収容する。隔壁16は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とを仕切るために設けられた壁である。トナー収容部14および廃トナー回収部15は、筺体12の内部に隔壁16によって仕切られて並設されている。トナーカートリッジ11は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とが一体化されているので、トナーカートリッジ11の着脱時に、未使用トナーの補給と廃トナーの排出とを行うことができるトナーカートリッジである。
軸17は、トナー収容部14および廃トナー回収部15の長手方向に横架され、軸17には、トナー収容部14内に撹拌体18が形成され、廃トナー回収部15内に撹拌体19が形成される。軸17を軸回りに回転させることによって、撹拌体18は、トナー収容部14内に収容された未使用トナーを撹拌し、撹拌体19は、廃トナー回収部15内に収容された廃トナーを撹拌する。
軸17は、トナー収容部14の隔壁16とは反対側の端壁から外部に突設された突設端部22と連結される。突設端部22は、トナーカートリッジ11が画像形成装置31にセットされたときに、駆動源に連結され、駆動源からの駆動力によって、軸回りに回転し、突設端部22を回転させることによって、軸17を回転させることができる。撹拌体18は、軸17の回転によって、外周に突設された撹拌羽根20で、トナー収容部14内に収容された未使用トナーを撹拌する。また、撹拌体19は、軸17の回転によって、外周に突設された撹拌羽根21で、廃トナー回収部15内に収容された廃トナーを撹拌する。筺体12、天板13、隔壁16、軸17および撹拌体18,19は、公知の樹脂からなっていればよく、たとえば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などが挙げられる。
隔壁16は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とに連通する第1開口23が形成されている。廃トナー回収部15は、外部と連通する第2開口24が形成されている。トナーカートリッジ11は、外部からトナー収容部14に向かって廃トナー回収部15を挿通して設けられ、第1開口23および第2開口24を密閉するキャップ25を備える。トナーカートリッジ11は、キャップ25を装着することで、トナー収容部14および廃トナー回収部15が密閉され、トナー収容部14から未使用トナーが漏れ出すことがなく、廃トナー回収部15から廃トナーが漏れ出すこともない。また、キャップ25は、外部からトナー収容部14に向かって廃トナー回収部15を挿通して設けられているので外しやすく、外すことでトナー収容部14および廃トナー回収部15が同時に開放される。よって、トナー収容部14への未使用トナーの補給、廃トナー回収部15からの廃トナーの排出およびトナーカートリッジ11内部の洗浄などを行いやすい。したがって、トナーカートリッジ11は、廃トナー回収部15を取り外すことなく、1つのキャップ25を装着および離脱するだけで、トナー収容部14への未使用トナーの補給および廃トナー回収部15からの廃トナーの排出を容易に行うことができるトナーカートリッジである。
キャップ25は、第1開口23および第2開口24の両方を密閉するので、トナーカートリッジ11を落下させたときなどに、第1開口と第2開口とを別個のキャップで密閉している場合のように第1開口を密閉しているキャップおよび第2開口を密閉しているキャップのどちらかのみが外れてしまうようなことがなく、第1開口を密閉している部分および第2開口を密閉している部分の両方が外れないと、キャップ25が外れない。よって、キャップが外れにくく、使用時や運搬時に、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことがない。キャップ25は、公知の樹脂からなっていればよく、たとえば、ポリエチレンなどが挙げられる。
以上より、トナーカートリッジ11は、トナー収容部14への未使用トナーの補給および廃トナー回収部15からの廃トナーの排出を容易に行うことができ、使用時や運搬時には、未使用トナーや廃トナーが漏れ出すことがない。
トナーカートリッジ11は、部材の寸法誤差などによって、外部からトナー収容部14に向かって廃トナー回収部15にキャップ25を挿通して、第1開口23および第2開口24を密閉することができない場合が考えられる。よって、キャップ25は、第1開口23を密閉する部分と第2開口24を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部30を有する。そうすることによって、トナーカートリッジ11の部材に誤差があっても、伸縮部30の伸縮によって、第1開口23と第2開口24とを密閉するようにキャップ25を嵌めることができる。
伸縮部30の形状は、第1開口23を密閉する部分と第2開口24を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を形成できればどのような形状であってもよいが、蛇腹形状であることが好ましい。そうすることによって、第1開口23を密閉する部分と第2開口24を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を容易に形成できる。伸縮部30は、弾性のある部材からなっていてもよく、たとえば、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなっていてもよい。そうすることによって、伸縮部30の形状にかかわらず、第1開口23を密閉する部分と第2開口24を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を容易に形成できる。
廃トナー回収部15は、廃トナーを排出するための廃トナー排出口26が形成されている。廃トナー回収部15は、廃トナー排出口26を覆う蓋部27を備える。蓋部27は、着脱可能であり、キャップ25を外すことで、廃トナー回収部15が開放され、廃トナー回収部15から廃トナーを回収することができる。トナーカートリッジ11は、キャップ25を外すだけで、廃トナーの排出をすることができるので、蓋部27を外す必要はない。
蓋部27には、廃トナー回収部15の上部に開口する廃トナー回収口28が形成されている。廃トナー回収口28は、トナーカートリッジ11が画像形成装置31にセットされたとき、画像形成装置内部の廃トナー回収管の末端部に対向するように設けられている。廃トナー回収管は、感光体39の表面に、転写後に残る廃トナーを除去するクリーニング部に連結してあり、除去された廃トナーは、搬送手段によって、廃トナー回収管内部を搬送され、廃トナー回収管の末端部に対向する廃トナー回収口28を経て、廃トナー回収部15に導入される。
図3は、キャップ25の装着を説明するための概略断面図である。図3(a)は、キャップ25の装着前を示し、図3(b)は、キャップ25の装着後を示す。図4は、トナーカートリッジ11に装着されたキャップ25を外部からトナー収容部14に向かって見た概略図である。
キャップ25は、トナー収容部14に向かってキャップ25を押えて、キャップ25を第1開口23および第2開口24に内挿するための治具46を固定する治具固定部51をトナー収容部14側の端部41に備える。
図3(a)に示すような伸縮部30を縮めたキャップ25を、廃トナー回収部15に挿通するように嵌める。そうすると、先に、第2開口24を密閉しても、治具固定部51に固定された治具46によって、伸縮部30を伸ばして、第1開口23を密閉させることができ、キャップ25を確実に装着できる。
キャップ25は、第1開口23を密閉する部分の中心軸と第2開口24を密閉する部分の中心軸とが一致する。そうすることによって、キャップ25の装着および離脱を行いやすい。
キャップ25の形状は、トナー収容部14側の端部41が閉じられた円筒形状であり、軸線方向に垂直な外径の異なる2つの円筒を伸縮部30で連結した形状である。キャップ25は、第1開口23を密閉する部分に、径方向外向きに第1凸部42が形成され、第2開口24を密閉する部分に、径方向外向きに第2凸部43が形成されている。第1凸部42および第2凸部43は、凸部に相当する。
また、第1凸部42は、第1凹部44を形成する部材に対応する切り欠き部52が形成されている。トナーカートリッジ11は、治具固定部51に固定された治具46を挿通方向の軸線回りに回転させることによって第1凸部42が嵌め込まれる第1凹部44が、第1凸部42に対応する位置に形成されている。そうすることによって、第1凹部44を形成する部材を第1凸部42が通過した後に、治具固定部51に固定された治具46を挿通方向の軸線回りに回転させることによって、第1凸部42が第1凹部44に嵌め込まれる。また、トナーカートリッジ11は、治具固定部51に固定された治具46を挿通方向の軸線回りに回転させることによって第2凸部43が嵌め込まれる第2凹部45が、第2凸部43に対応する位置に形成されている。そうすることによって、第2凹部45を形成する部材を第2凸部43が通過した後に、治具固定部51に固定された治具46を挿通方向の軸線回りに回転させることによって、第2凸部43が第1凹部45に嵌め込まれる。よって、キャップ25に形成されている凸部が、凸部に対応する位置に形成されている凹部に、容易に嵌め込まれ、キャップが外れにくくなる。
キャップ25は、上記実施形態では、第1凸部42および第2凸部43の両方が形成されていたが、形成されていなくてもよく、第1凸部42および第2凸部43のいずれか一方のみが形成されていれもよい。
第2開口24の開口径は、第1開口23の開口径より大きいことが好ましい。そうすることによって、キャップ25の装着および離脱を容易に行うことができる。
また、第2開口24の形状は、第1開口23を密閉する部分に形成された第1凸部42が通過することができる形状である。たとえば、第2開口24の開口径が、第1凸部42の外径より大きかったり、第2開口24に第1凸部42を通過できるような切り欠きが形成されていたりしてもよい。そうすることによって、第1開口23を密閉する部分に凸部42が形成されていても、キャップ25の装着および離脱を容易に行うことができる。
本発明の実施形態であるトナーカートリッジ11の断面図である。 トナーカートリッジ11を備えた画像形成装置31を示す概略断面図である。 キャップ25の装着を説明するための概略断面図である。 トナーカートリッジ11に装着されたキャップ25を外部からトナー収容部14に向かって見た概略図である。
符号の説明
11 トナーカートリッジ
12 筺体
13 天板
14 トナー収容部
15 廃トナー回収部
16 隔壁
17 軸
18,19 撹拌体
20,21 撹拌羽根
22 突設端部
23 第1開口
24 第2開口
25 キャップ
26 廃トナー排出口
27 蓋部
28 廃トナー回収口
30 伸縮部
31 画像形成装置
32 現像槽
39 感光体
42 第1凸部
43 第2凸部
44 第1凹部
45 第2凹部
51 治具固定部

Claims (9)

  1. 未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジであって、
    前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する第1開口が形成され、
    前記廃トナー回収部は、外部と連通する第2開口が形成され、
    外部から前記トナー収容部に向かって前記廃トナー回収部を挿通して設けられ、前記第1開口および前記第2開口を密閉するキャップを備えることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記キャップは、前記第1開口を密閉する部分と前記第2開口を密閉する部分との間に、伸縮可能な伸縮部を有することを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記キャップは、前記第1開口を密閉する部分の中心軸と前記第2開口を密閉する部分の中心軸とが一致することを特徴とする請求項1または2記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記キャップの形状は、前記トナー収容部側の端部が閉じられた円筒形状であり、
    前記トナー収容部にむかって前記キャップを押えて、前記キャップを前記第1開口および前記第2開口に内挿するための治具を固定する治具固定部を前記トナー収容部側の端部に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記キャップは、前記第1開口を密閉する部分および前記第2開口を密閉する部分の少なくともいずれか一方に、径方向外向きに凸部が形成され、
    前記治具固定部に固定された治具を挿通方向の軸線回りに回転させることによって、前記凸部が嵌め込まれる凹部が前記凸部に対応する位置に形成されていることを特徴とする請求項4記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記第2開口の形状は、前記第1開口を密閉する部分に形成された前記凸部が通過することができる形状であることを特徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記伸縮部の形状は、蛇腹形状であることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  8. 前記伸縮部は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  9. 未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備え、前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する第1開口が形成され、前記廃トナー回収部は、外部と連通する第2開口が形成されたトナーカートリッジの前記第1開口および前記第2開口に嵌めるキャップであって、
    外部から前記トナー収容部に向かって前記廃トナー回収部を挿通して設けられ、前記第1開口および前記第2開口を密閉するように構成されていることを特徴とするキャップ。
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