JP2019002965A - 粉体収納容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

粉体収納容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排出口を開閉するシャッタと回収口を開閉するシャッタとを開放するときに、いずれのシャッタもより確実に開放する。【解決手段】第1開閉部材42の動作にともない排出口36を開閉する第1シャッタ40と、第2開閉部材43の動作にともない回収口37を開閉する第2シャッタ41と、が設けられている。第1シャッタ40には、プロセスカートリッジ10(着脱部材)の第1開閉シャッタ63によって開放方向に押動される第1被押動部40aが形成され、第2シャッタ41には、プロセスカートリッジ10の第2開閉シャッタ73によって開放方向に押動される第2被押動部41aが形成されている。そして、第1開閉部材42と第2開閉部材43とが軸部45を介して連動して、第1シャッタ40の開閉動作と第2シャッタ41の開閉動作とがおこなわれる。【選択図】図12

Description

この発明は、画像形成装置本体やプロセスカートリッジに対して着脱可能に設置される粉体収納容器と、それを備えたプロセスカートリッジ、及び、画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、トナー(粉体)が収納されたトナー容器(粉体収納容器)を、画像形成装置本体(又は、プロセスカートリッジ)に対して着脱可能に設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、特許文献1には、ユーザーが画像形成装置本体にトナー容器をセットするとき(又は、取り外すとき)に、トナー容器に設置されたレバーを操作することによってシャッタを移動させて、トナー容器の排出口を開閉する技術が開示されている。
上述した従来の画像形成装置は、トナー容器(粉体収納容器)に、外部に向けてトナー(粉体)を排出するための排出口は形成されているが、外部から廃トナーなどの粉体を受け入れて回収するための回収口は形成されていない。
トナー容器に排出口の他に回収口を形成する場合には、排出口を開閉するシャッタとは別に、回収口を開閉するシャッタを設けることで、画像形成装置本体からトナー容器が取り出された状態のときに、排出口や回収口からトナーが漏れ出る不具合を防止する効果が期待できる。しかし、画像形成装置本体に新品のトナー容器をセットするときには、トナー容器を正常に機能させるために、いずれのシャッタもより確実に開放する必要がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、外部に向けて粉体を排出するための排出口を開閉するシャッタと、外部から粉体を受け入れて回収するための回収口を開閉するシャッタと、の双方を開放するときに、いずれのシャッタもより確実に開放されやすい、粉体収納容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における粉体収納容器は、画像形成装置本体又は前記画像形成装置本体に着脱される着脱部材に着脱可能に設置される粉体収納容器であって、内部に収納された粉体を排出するための排出口と、外部から粉体を受け入れて回収するための回収口と、第1開閉部材の動作にともない前記排出口を開閉する第1シャッタと、第2開閉部材の動作にともない前記回収口を開閉する第2シャッタと、を備え、前記第1シャッタは、前記画像形成装置本体又は前記着脱部材において当該粉体収納容器が装着された状態で前記排出口に連通する流入口を開閉する第1開閉シャッタが前記流入口を開放するときに前記第1開閉シャッタによって開放方向に押動される第1被押動部を具備し、前記第2シャッタは、前記画像形成装置本体又は前記着脱部材において当該粉体収納容器が装着された状態で前記回収口に連通する流出口を開閉する第2開閉シャッタが前記流出口を開放するときに前記第2開閉シャッタによって開放方向に押動される第2被押動部を具備し、
前記第1開閉部材と前記第2開閉部材とが連動して、前記第1シャッタの開閉動作と前記第2シャッタの開閉動作とがおこなわれるものである。
本発明によれば、外部に向けて粉体を排出するための排出口を開閉するシャッタと、外部から粉体を受け入れて回収するための回収口を開閉するシャッタと、の双方を開放するときに、いずれのシャッタもより確実に開放されやすい、粉体収納容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 プロセスカートリッジとトナー容器とを示す概略図である。 (A)画像形成装置を示す斜視図と、(B)開閉カバーが開放された状態の画像形成装置を示す斜視図と、である。 トナー容器がプロセスカートリッジに装着された状態を示す斜視図である。 トナー容器がプロセスカートリッジに装着される状態を示す斜視図である。 トナー容器がプロセスカートリッジに装着される状態を別方向から示す斜視図である。 トナー容器を下方から示す斜視図である。 トナー容器の回収口の近傍を示す斜視図である。 トナー容器の内部を示す図である。 トナー容器におけるトナー回収部を示す図である。 トナー容器に設置される撹拌部材を示す斜視図である。 トナー容器の内部を貫通するように設置される軸部を示す斜視図である。 廃トナー搬送部における流出口の近傍を示す斜視図である。 現像装置における流入口の近傍を示す斜視図である。 (A1)第1シャッタ及び第1開閉シャッタが閉鎖された状態を示す概略図と、(A2)第2シャッタ及び第2開閉シャッタが閉鎖された状態を示す概略図と、(B1)第1シャッタ及び第1開閉シャッタが開放された状態を示す概略図と、(B2)第2シャッタ及び第2開閉シャッタが開放された状態を示す概略図と、である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、1は表面にトナー像が形成される感光体ドラム、7はパソコンなどの入力装置から入力された画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム1上に照射する露光部(書込み部)、を示す。
また、9は感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像を転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPに転写する転写ローラ、10は感光体ドラム1と帯電ローラ4と現像装置5とクリーニング装置2と廃トナー搬送部6とが一体化された着脱部材としてのプロセスカートリッジ、12は用紙等のシートPが収納された給紙装置(給紙カセット)、を示す。
また、16は感光体ドラム1と転写ローラ9とが当接する転写ニップ部に向けてシートPを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、30は粉体収納容器としてのトナー容器、を示す。
ここで、感光体ドラム1の周囲には、帯電ローラ4、現像装置5、クリーニング装置2、廃トナー搬送部6、などが配設されている。そして、これらの部材(感光体ドラム1、帯電ローラ4、現像装置5、クリーニング装置2、廃トナー搬送部6、である。)は、プロセスカートリッジ10(着脱部材)として一体化されていて、画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。着脱部材(着脱ユニット)としてのプロセスカートリッジ10は、一定の交換サイクルで新品のものに交換されることになる。
また、プロセスカートリッジ10(現像装置5)の上方には、粉体収納容器としてのトナー容器30が、画像形成装置本体100に対して着脱可能(交換可能)に設置されている。トナー容器30の内部(トナー収納部31)には、粉体としてのトナー(新品のトナーである。)が収容されている。そして、トナー容器30から現像装置5の内部に向けてトナーが適宜に補給されることになる。トナー容器30は、その内部に収容されたトナーが空になると(又は、現像装置5の内部に収容されたトナーが空になると)、新品のものに交換されることになる。なお、本実施の形態におけるトナー容器30には、新品のトナーが収納されたトナー収納部31(粉体収納部)の他に、粉体としての廃トナーが回収される廃トナー回収部32(粉体回収部)が設けられているが、これについては後で詳しく説明する。
図1及び図2を用いて、画像形成装置100における、通常の画像形成時の動作について説明する。
図1を参照して、まず、パソコン等の入力装置から画像形成装置100の露光部7に画像情報が送信されると、露光部7からその画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム1の表面に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム1は、矢印方向(時計方向)に回転している。そして、まず、感光体ドラム1の表面は、帯電ローラ4との対向部で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム1上には、帯電電位(−900V程度である。)が形成される。その後、帯電された感光体ドラム1の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、露光光Lが照射された部分の電位が潜像電位(0〜−100V程度である。)となって、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、静電潜像が形成された感光体ドラム1の表面は、現像装置5との対向位置に達する。そして、現像装置5から感光体ドラム1上にトナーが供給されて、感光体ドラム1上の潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程である。)。
なお、図2に示すように、現像装置5は、現像ローラ5a、2つのスクリュ部材としての搬送スクリュ5b、5c、ドクターブレード5d、などで構成されている。現像装置5の内部にはトナーとキャリアとからなる現像剤(2成分現像剤)が収容されている。また、現像装置5の現像剤中のトナーの消費に応じて、トナー容器30(トナー収納部31)の排出口36から現像装置5の流入口64を介して現像装置5内にトナーが補給される。そして、補給されたトナーは、搬送スクリュ5b、5cによって、現像剤とともに撹拌されながら、長手方向(図2の紙面垂直方向である。)に循環搬送される。そして、一方の搬送スクリュ5bによって搬送される現像剤の一部が現像ローラ5aに汲み上げられて、現像ローラ5aに汲み上げられた現像剤がドクターブレード5dによって適量化された後に、感光体ドラム1との対向位置(現像領域)に達する。そして、現像領域で、適量化された現像剤中のトナーが感光体ドラム1上の静電潜像に付着して、感光体ドラム1上にトナー像が形成されることになる。なお、現像ローラ5aと2つの搬送スクリュ5b、5cとは、画像形成装置本体100に設置された駆動モータから駆動を受けて、それぞれ図2の矢印方向に回転駆動される。
その後、現像工程後の感光体ドラム1の表面は、転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に達する。そして、転写ローラ9との転写ニップ部で、電源部から転写ローラ9に転写バイアス(トナーの極性とは異なる極性のバイアスである。)が印可されることによって、レジストローラ16により搬送されたシートP上に、感光体ドラム1上に形成されたトナー像が転写される(転写工程である。)。
そして、転写工程後の感光体ドラム1の表面は、クリーニング装置2との対向位置に達する。そして、この位置で、クリーニングブレード2aによって感光体ドラム1上に残存する未転写トナーが機械的に除去されて、クリーニング装置2内に回収される(クリーニング工程である。)。
こうして、感光体ドラム1上における一連の作像プロセスが終了する。
なお、クリーニング装置2の内部に回収された未転写トナーは、クリーニング装置2内に設置された回収スクリュ2bによって長手方向(回転軸方向)の一端側に搬送されて、廃トナー搬送部6(搬送コイルが内設されている。)によって図2の斜め右上方に搬送された後に、廃トナー搬送部6の流出口74からトナー容器30の回収口37を介してトナー容器30(廃トナー回収部32)の内部に廃トナーとして回収される。
新品のトナー容器30は、トナー収納部31に新品のトナーが充填されていて、廃トナー回収部32が空の状態になっていることになる。
一方、感光体ドラム1と転写ローラ9との転写ニップ部(転写位置)に搬送されるシートPは、次のように動作する。
まず、給紙装置12に収納されたシートPの最上方の1枚が、給紙ローラ15によって、搬送経路に向けて給送される。
その後、シートPは、レジストローラ16の位置に達する。そして、レジストローラ16の位置に達したシートPは、感光体ドラム1上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ニップ部(転写ローラ9と感光体ドラム1との当接位置である。)に向けて搬送される。
そして、転写工程後のシートPは、転写ニップ部(転写ローラ9)の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達したシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着されたシートPは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(定着ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体100から排出されて、排紙トレイ上に載置される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
ここで、本実施の形態における画像形成装置100は、図3(A)に示すように、複数の外装カバーで覆われている。そして、図3(B)に示すように、前方の外装カバーの一部が、回動可能に形成された開閉カバー90として構成されている。
詳しくは、開閉カバー90は、支軸90a(回転中心軸)を中心にして回動可能に、画像形成装置本体100に保持されている。そして、開閉カバー90は、支軸90aを中心に図1の反時計方向に回動することで閉鎖状態(図3(A)の状態である。)になったり、支軸90aを中心に図1の時計方向に回動することで開放状態(図3(B)の状態である。)になったり、することになる。
そして、本実施の形態では、図3(B)に示すように、開閉カバー90が開放状態であるときに、トナー容器30(粉体収納容器)が画像形成装置本体100に対して着脱可能に露呈するように構成されている。そして、開閉カバー90を開放した状態で、トナー容器30のみ(図7の状態のものである。)を新品のものに交換したり、トナー容器30とプロセスカートリッジ10とを同時に新品のもの(図4の状態のものである。)に交換したり、することになる。
また、図1に示すように、開閉カバー90を閉鎖した状態で、先に図1を用いて説明した画像形成プロセス(プリント動作)がおこなわれることになる。
以下、本実施の形態において特徴的な、トナー容器30(粉体収納容器)の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、本実施の形態において、粉体収納容器としてのトナー容器30は、プロセスカートリッジ10に対して着脱可能に設置されるように構成されている。特に、本実施の形態において、トナー容器30は、プロセスカートリッジ10が画像形成装置100に対して装着された状態であっても取り外された状態であっても、プロセスカートリッジ10(着脱部材)に対して着脱できるように構成されている。
ここで、先に図3等を用いて説明したように、本実施の形態において、トナー容器30は、プロセスカートリッジ10が装着された状態の画像形成装置本体100に対して、着脱可能に設置されている。したがって、粉体収納容器としてのトナー容器30は、画像形成装置本体100に対して間接的に着脱可能に設置されるものであるとも言える。
図4〜図7を用いてさらに補足すると、トナー容器30はプロセスカートリッジ10に装着された状態のまま、図4に示すような1つの着脱ユニット(トナー容器30及びプロセスカートリッジ10)として、画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されることになる。また、図5、図6に示すように、トナー容器30を白矢印方向に移動させてプロセスカートリッジ10に装着することもできるし、トナー容器30を白矢印方向の逆方向に移動させてプロセスカートリッジ10から取り外すこともできる。トナー容器30は、図7に示すように単独の状態でも、流通することになる。同様に、プロセスカートリッジ10も、単独の状態でも流通することになる。
プロセスカートリッジ10(又は、画像形成装置本体100)に対してトナー容器30を着脱するときには、ユーザーなどの操作者は、トナー容器30の操作方向手前側(+X方向である。)に設置された取っ手38(図2〜図6を参照できる。)を掴んだ状態で、トナー容器30を引き出したり押し込んだりすることになる。なお、この取っ手38は、可倒式のものであって、起立した状態(図4〜図6の状態である。)のままトナー容器30が画像形成装置本体100に装着されてしまっても、開閉カバー90が開放状態から閉鎖される動作に連動して、開閉カバー90に押動されてトナー容器30の外装部に沿うように収納されることになる。
なお、図5、図6に示すように、トナー容器30には複数の位置決め部50、51が形成されていて、プロセスカートリッジ10にも複数の位置決め部77、78が形成されていて、それらが相手側の嵌合部に嵌合することによって、プロセスカートリッジ10におけるトナー容器30の位置決めがおこなわれることになる。
ここで、トナー容器30(粉体収納容器)には、排出口36、回収口37、第1シャッタ40、第2シャッタ41、第1開閉部材42、第2開閉部材43、などが設けられている。
トナー容器30の排出口36は、図2、図7、図9、図15等を参照して、トナー容器30(トナー収納部31)の内部に収納された粉体としてのトナーを現像装置5に向けて排出するための開口である。排出口36は、トナー容器30がプロセスカートリッジ10にセットされた状態であるとき、現像装置5の流入口64(第2搬送スクリュ5cの上方に形成された開口であって、図14(A)をも参照できる。)に連通するものである。
トナー容器30の回収口37は、図2、図8、図10、図15等を参照して、トナー容器30の外部から粉体としての廃トナー(未転写トナー)を受け入れて回収するための開口である。回収口37は、トナー容器30がプロセスカートリッジ10にセットされた状態であるとき、廃トナー搬送部6の流出口74(廃トナー搬送部6の下流側端部の底面に形成された開口であって、図13(A)をも参照できる。)に連通するものである。
なお、本実施の形態におけるトナー容器30は、図2、図9、図10等を参照して、排出口36から排出されるトナー(粉体)が収容された粉体収納部としてのトナー収納部31と、回収口37から受け入れた廃トナー(粉体)が回収される粉体回収部としての廃トナー回収部32と、が壁部を隔てて仕切られている。
また、トナー収納部31(粉体収納部)には、図2の時計方向に回転駆動される補給スクリュ34や、図2の反時計方向に回転駆動される回転部材としての撹拌部材33、などが設置されている。
補給スクリュ34は、その駆動タイミングと回転時間とが制御されて、トナー収納部31に収納されたトナーを排出口36から狙いの量だけ排出するためのものである。
撹拌部材33(回転部材)は、所定方向に回転して、トナー収納部31の内部に収納されたトナーが凝集しないように撹拌するものである。撹拌部材33は、図11に示すように、回転軸部33a上に、2つの羽根部33bが回転軸方向の中央を境界にして180度回転方向にズレて配置されたものである。撹拌部材33は、その軸方向両端部がそれぞれ、軸受を介してトナー容器30の筐体に回転可能に支持されている。なお、撹拌部材33の回転軸部33aの内部には、第1開閉部材42と第2開閉部材43とを回動するための軸部45が挿入されているが、これについては後で詳しく説明する。
廃トナー回収部32(粉体回収部)には、図2の反時計方向に回転駆動される廃トナー搬送スクリュ35などが設置されている。廃トナー搬送スクリュ35は、回収口37から流入された廃トナーがその近傍に堆積することなく廃トナー回収部32の内部に均等に回収されるように、廃トナーを搬送するものである。
トナー容器30の第1シャッタ40(排出口シャッタ)は、図12(及び、図2、図7、図15)等を参照して、第1開閉部材42の動作にともない排出口36を開閉するものである。
また、トナー容器30の第2シャッタ41(回収口シャッタ)は、図12(及び、図2、図8、図15)等を参照して、第2開閉部材43の動作にともない回収口37を開閉するものである。
そして、図12等を参照して、本実施の形態では、第1開閉部材42と第2開閉部材43とが軸部45を介して連動して、第1シャッタ40の開閉動作と第2シャッタ41の開閉動作とがおこなわれるように構成している。
詳しくは、軸部45(貫通軸)は、図11〜図13を参照して、トナー容器30(粉体収納容器)の内部を貫通するように配置されている。具体的に、軸部45は、回転部材としての撹拌部材33の回転軸部33a(中空構造の中空軸である。)の内部に挿入されて、撹拌部材33の回転とは独立して回転できるように構成されている。すなわち、画像形成装置本体100にトナー容器30が装着された状態で装置本体100に設置された駆動モータから駆動力を受けて回転駆動される撹拌部材33に対して、軸部45は、駆動モータによる駆動とは関係なく、後述するレバー39の手動操作に連動して回転することになる。
また、第1開閉部材42は、幅方向(図1、図2の紙面垂直方向であって、軸部45の軸方向に一致する方向である。)の一端側に配置されている。
また、第2開閉部材43は、幅方向の他端側(レバー39が設置された側である。)に配置されている。
さらに具体的に、トナー容器30がプロセスカートリッジ10(又は、画像形成装置本体100)に装着された状態で、操作者がレバー39を回動することにより第2開閉部材43(第1開閉部材42と第2開閉部材43とのうちレバー39が一体化された一方である。)が回動して軸部45が回動するとともに、軸部45の回動によって第1開閉部材42(第1開閉部材42と第2開閉部材43とのうちレバー39が一体化されていない他方である。)が回動して、第1シャッタ40の開閉動作と第2シャッタ41の開閉動作とが同じタイミングでおこなわれることになる。
レバー39は、画像形成装置本体100にトナー容器30が装着された状態で、開閉カバー90が開放されると、図3(B)に示すように外部に露呈するように(操作者が操作できるように)、配置されている。
第2開閉部材43は、レバー39と一体的に形成されている。第2開閉部材43は、回動軸を中心にして、レバー39とともに回動可能に、トナー容器30の筐体に保持されている。また、第2開閉部材43は、第2シャッタ41と嵌合するように構成されていて、第2開閉部材43がレバー39とともに回動する動作に連動して第2シャッタ41が回収口37を開閉するように回動することになる。また、第2開閉部材43の回動軸にはギアが形成されていて、このギアに噛合するギアが軸部45の幅方向他端側に形成されている。
第1開閉部材42は、回動軸を中心にして回動可能に、トナー容器30の筐体に保持されている。また、第1開閉部材42は、第1シャッタ40と嵌合するように構成されていて、第1開閉部材42が回動する動作に連動して第1シャッタ40が排出口36を開閉するように回動することになる。また、第1開閉部材42の回動軸にはギアが形成されていて、このギアに噛合するギアが軸部45の幅方向一端側に形成されている。
このような構成により、操作者がレバー39を図12の矢印方向(正方向)に回動させるように操作することで、第2開閉部材43も同じ方向(正方向)に回動して回収口37が閉鎖されて、同じタイミングで、軸部45が図12の矢印方向(逆方向)に回動して、第1開閉部材42が図12の矢印方向(正方向)に回動して排出口36が閉鎖されることになる。こうして、レバー39の矢印方向の回動操作によって、排出口36を第1シャッタ40で閉鎖する動作と、回収口37を第2シャッタ41で閉鎖する動作と、が同時におこなわれることになる。
また、排出口36を第1シャッタ40で開放する動作と、回収口37を第2シャッタ41で開放する動作と、は、レバー39の矢印方向とは逆方向の回動操作によって、同時におこなわれることになる。
なお、レバー39が倒れた状態(図12の状態である。)のままトナー容器30が画像形成装置本体100に装着されてしまっても、開閉カバー90が開放状態から閉鎖される動作に連動して、レバー39が開閉カバー90の押動部材91(図3(B)を参照できる。)に押動されて、排出口36を第1シャッタ40で開放する動作と、回収口37を第2シャッタ41で開放する動作と、が同時におこなわれることになる。これにより、トナー容器30のセット不良が防止されることになる。
また、押動部材91は、起立した状態(図3(B)の状態である。)で開閉カバー90に固定されたものではなく、起立した状態と倒れた状態とを切替可能な可倒式のものである。そして、押動部材91は、工場出荷時には、倒れた状態にされる。押動部材91が倒れた状態であるときには、開閉カバー90が閉鎖状態であっても、レバー39(図12のように倒れた状態のものである。)が押動部材91に押動されずに排出口36や回収口37が閉鎖された状態のままになる。そして、そのように排出口36や回収口37がシャッタ40、41で閉鎖されたトナー容器30が装着された状態で、画像形成装置100が工場出荷されることになる。そのため、画像形成装置本体100とトナー容器30とを別々に梱包して工場出荷するような手間がかからず、輸送時の振動などによって画像形成装置本体100に装着されたトナー容器30からトナーが漏れる不具合も抑止されることになる。
そして、ユーザー先などでの着荷時には、ユーザー(又は、サービスマン)によって、倒れた状態にあった押動部材91を起立した状態に回動させる作業がおこなわれることになる。このような作業は、開閉カバー90が開放された状態(シャッタ40、41は閉鎖状態のままである。)でおこなわれるものである。そして、押動部材91を起立させた後に開閉カバー90を閉鎖するだけでシャッタ40、41が開放されて、トナー容器30から空の現像装置5にトナーが供給されて、現像装置5が使用可能な状態になる。
このように、本実施の形態におけるトナー容器30は、排出口36と回収口37とを開閉する動作が、トナー容器30をプロセスカートリッジ10や画像形成装置本体100に対して着脱する動作に連動するのではなくて、レバー39の手動操作に連動するように構成しているため、トナー容器30の着脱時に排出口36や回収口37からトナーが漏れる不具合が生じにくくなる。すなわち、排出口36と回収口37とを開閉する動作を、トナー容器30をプロセスカートリッジ10や画像形成装置本体100に対して着脱する動作に連動させてしまうと、トナー容器30が着脱される過程で、排出口36や回収口37が中途半端に開放されている状態になる時間帯が存在することになり、その時間帯で排出口36や回収口37からトナーが漏出してしまうことになる。
そして、本実施の形態におけるトナー容器30は、上述したように、レバー39を回動する1つの操作(ワンアクション)によって排出口36と回収口37とを同時に開閉できるように構成されているため、2つのシャッタ40、41のうち一方を閉め忘れたり開け忘れたりしてしまう不具合を軽減することができる。
また、本実施の形態におけるトナー容器30は、レバー39や第1開閉部材42や第2開閉部材43が外部に露呈するように配置されていて、軸部45が内部を貫通するように配置されているものの、その軸部45は撹拌部材33における中空構造の回転軸部33aの内部に配置されている。そのため、軸部45がトナーで汚れて、その動作がスムーズなものにならなくなる不具合や、トナー収納部31におけるトナー残量が多くなってしまう不具合などが防止される。また、軸部45を回転軸部33aに貫通させずに別の位置に配置する場合に比べて、トナー収納部31において軸部45が占有する体積を減ずることができるため、トナー収納部31に収納するトナー量を増やすことができる。
また、軸部45の一端側に第1開閉部材42を設置して他端側に第2開閉部材43を設置することで、第1開閉部材42と第2開閉部材43とを同じ側(例えば、一端側)に設置する場合に比べて、トナー容器30やプロセスカートリッジ10を小型化したり、その構成を簡素化することができる。
ここで、本実施の形態におけるトナー容器30は、図2等を参照して、撹拌部材33(回転部材)の回転方向と、第1シャッタ40と第2シャッタ41とが閉鎖動作時に回転する方向と、が同じ方向になるように構成されている。
このように構成することにより、仮に、画像形成動作がおこなわれているときに撹拌部材33の回転にともない、内設された軸部45が連れ回ってしまった場合であっても、先に図12を用いて説明したように、第1シャッタ40と第2シャッタ41とは開放される方向に回動することになる。そのため、画像形成動作中に、排出口36や回収口37が閉鎖されてしまう不具合が軽減されることになる。
ここで、先に図2等を用いて説明したように、着脱部材としてのプロセスカートリッジ10には、トナー容器30(粉体収納容器)が装着された状態で排出口36に連通する流入口64と、トナー容器30が装着された状態で回収口37に連通する流出口74と、が設けられている。
また、プロセスカートリッジ10には、第1連結部61、62の動作にともない流入口64を開閉する第1開閉シャッタ63(図14を参照できる。)と、第2連結部71、72の動作にともない流出口74を開閉する第2開閉シャッタ73(図13を参照できる。)と、が設けられている。
そして、第1開閉部材42の動作に第1連結部61、62が連動して第1開閉シャッタ63の開閉動作がおこなわれるとともに、第2開閉部材43の動作に第2連結部71、72が連動して第2開閉シャッタ73の開閉動作がおこなわれることになる。
詳しくは、図14に示すように、現像装置5(プロセスカートリッジ10)の第1連結部は、第1嵌合部材61と第1リンク機構62とで構成されている。第1嵌合部材61は、トナー容器30がプロセスカートリッジ10に装着されることで第1開閉部材42に嵌合するように構成されている。そして、第1嵌合部材61は、そのように嵌合した状態で第1開閉部材42が回動されることで、支軸を中心に回動することになる。そして、第1嵌合部材61が回動することにより、第1嵌合部材61と第1開閉シャッタ63とに接続された第1リンク機構62も動作して、第1開閉シャッタ63による流入口64の開閉がおこなわれることになる。
また、図13に示すように、廃トナー搬送部6(プロセスカートリッジ10)の第2連結部は、第2嵌合部材71と第2リンク機構72とで構成されている。第2嵌合部材71は、トナー容器30がプロセスカートリッジ10に装着されることで第2開閉部材43に嵌合するように構成されている。そして、第2嵌合部材71は、そのように嵌合した状態で第2開閉部材43が回動されることで、支軸を中心に回動することになる。そして、第2嵌合部材71が回動することにより、第2嵌合部材71と第2開閉シャッタ73とに接続された第2リンク機構72も動作して、第2開閉シャッタ73による流出口74の開閉がおこなわれることになる。
具体的に、トナー容器30がプロセスカートリッジ10に装着された状態で、レバー39が図12の矢印方向に回動操作されると、先に説明したようにトナー容器30の排出口36と回収口37とが同時に閉鎖されて、それと同時にプロセスカートリッジ10の流入口64と流出口74とが閉鎖されることになる。
これに対して、トナー容器30がプロセスカートリッジ10に装着された状態で、レバー39が図12の矢印方向とは逆方向に回動操作されると、先に説明したようにトナー容器30の排出口36と回収口37とが同時に開放されて、それと同時にプロセスカートリッジ10の流入口64と流出口74とが開放されることになる。
このように、本実施の形態では、プロセスカートリッジ10における流入口64と流出口74とを開閉する動作が、トナー容器30をプロセスカートリッジ10に対して着脱する動作に連動するのではなくて、レバー39の手動操作に連動するように構成しているため、トナー容器30の着脱時に流入口64や流出口74からトナーが漏れる不具合が生じにくくなる。すなわち、流入口64と流出口74とを開閉する動作を、トナー容器30をプロセスカートリッジ10に対して着脱する動作に連動させてしまうと、トナー容器30が着脱される過程で、流入口64や流出口74が中途半端に開放されている状態になる時間帯が存在することになり、その時間帯で流入口64や流出口74からトナーが漏出してしまうことになる。
そして、本実施の形態では、上述したように、レバー39を回動する1つの操作(ワンアクション)によって流入口64と流出口74とを同時に開閉できるように構成されているため、2つの開閉シャッタ63、73のうち一方を閉め忘れたり開け忘れたりしてしまう不具合を軽減することができる。
さらに、本実施の形態では、図15(A1)、(B1)等に示すように、プロセスカートリッジ10の第1開閉シャッタ63には、流入口64を開放するときに第1シャッタ40の第1被押動部40aを押動する第1押動部63aが設けられている。一方、トナー容器30(トナー収納部31)の第1シャッタ40には、プロセスカートリッジ10においてトナー容器30が装着された状態で第1開閉シャッタ63(排出口36に連通する流入口64を開閉する第1開閉シャッタである。)が流入口64を開放するときに、第1開閉シャッタ63によって開放方向に押動される第1被押動部40aが設けられている。
詳しくは、図15(A1)、(B1)に示すように、第1開閉シャッタ63には、開放方向上流側の端部に、トナー収納部31の側に向けて突出する第1押動部63aが形成されている。一方、第1シャッタ40は、開放方向上流側の端面が、開放方向に移動する第1開閉シャッタ63の第1押動部63aに接触して押動される第1被押動部40aとして機能するように構成されている。
このような構成により、第1開閉シャッタ63が流入口64を開放する方向に移動すると、第1押動部63aによる第1被押動部40aの押動により、第1シャッタ40が排出口36を開放する方向に移動することになり、第1シャッタ40が中途半端な開放状態になることなく確実に開放されることになる。そのため、トナー収納部31(排出口36)から現像装置5(流入口64)へのトナー補給不良を抑止することができる。
また、図15(A2)、(B2)等に示すように、プロセスカートリッジ10の第2開閉シャッタ73には、流出口74を開放するときに第2シャッタ41の第2被押動部41aを押動する第2押動部73aが設けられている。一方、トナー容器30(廃トナー回収部32)の第2シャッタ41には、プロセスカートリッジ10においてトナー容器30が装着された状態で第2開閉シャッタ73(回収口37に連通する流出口74を開閉する第2開閉シャッタである。)が流出口74を開放するときに、第2開閉シャッタ73によって開放方向に押動される第2被押動部41aが設けられている。
詳しくは、図15(A2)、(B2)に示すように、第2開閉シャッタ73には、開放方向上流側の端部に、廃トナー回収部32の側に向けて突出する第2押動部73aが形成されている。一方、第2シャッタ41は、開放方向上流側の端面が、開放方向に移動する第2開閉シャッタ73の第2押動部73aに接触して押動される第2被押動部41aとして機能するように構成されている。
このような構成により、第2開閉シャッタ73が流出口74を開放する方向に移動すると、第2押動部73aによる第2被押動部41aの押動により、第2シャッタ41が回収口37を開放する方向に移動することになり、第2シャッタ41が中途半端な開放状態になることなく確実に開放されることになる。そのため、廃トナー搬送部6(流出口74)から廃トナー回収部32(回収口37)への廃トナー回収不良を抑止することができる。
そして、先に説明したように、本実施の形態では、第1開閉部材42と第2開閉部材43とが連動して、第1シャッタ40の開閉動作と第2シャッタ41の開閉動作とがおこなわれるため、第1シャッタ40と第2シャッタ41とを開放するときに、いずれのシャッタ40、41も中途半端な開放状態になることなく確実に開放されることになる。
さらに、先に説明したように、本実施の形態では、第1開閉部材42の動作に第1連結部61、62が連動して第1開閉シャッタ63の開閉動作がおこなわれるとともに、第2開閉部材43の動作に第2連結部71、72が連動して第2開閉シャッタ73の開閉動作がおこなわれるため、第1シャッタ40と第2シャッタ41とを開放するときに、第1開閉シャッタ63と第2開閉シャッタ73とも開放されて、いずれのシャッタ40、41、63、73も中途半端な開放状態になることなく確実に開放されることになる。
ここで、本実施の形態では、図15(A1)、(B1)に示すように、トナー容器30に、第1シャッタ40を閉鎖方向に付勢する第1付勢部材としての第1圧縮スプリング47が設置されている。また、プロセスカートリッジ10には、第1開閉シャッタ63を閉鎖方向に付勢する第3付勢部材としての第3圧縮スプリング87が設置されている。
詳しくは、第1圧縮スプリング47(第1付勢部材)は、その一端側が第1シャッタ40の開放方向下流側に接続され、その他端側がトナー容器30の筐体に接続されている。また、第3圧縮スプリング87(第3付勢部材)は、その一端側が第1開閉シャッタ63の開放方向下流側に接続され、その他端側がプロセスカートリッジ10の筐体に接続されている。
このような構成により、第1シャッタ40や第1開閉シャッタ63が閉鎖されるときにも、それらのシャッタ40、63が中途半端な閉鎖状態になることなく確実に閉鎖されることになる。
また、図15(A2)、(B2)に示すように、トナー容器30には、第2シャッタ41を閉鎖方向に付勢する第2付勢部材としての第2圧縮スプリング48が設置されている。また、プロセスカートリッジ10には、第2開閉シャッタ73を閉鎖方向に付勢する第4付勢部材としての第4圧縮スプリング88が設置されている。
詳しくは、第2圧縮スプリング48(第2付勢部材)は、その一端側が第2シャッタ41の開放方向下流側に接続され、その他端側がトナー容器30の筐体に接続されている。また、第4圧縮スプリング88(第4付勢部材)は、その一端側が第2開閉シャッタ73の開放方向下流側に接続され、その他端側がプロセスカートリッジ10の筐体に接続されている。
このような構成により、第2シャッタ41や第2開閉シャッタ73が閉鎖されるときにも、それらのシャッタ41、73が中途半端な閉鎖状態になることなく確実に閉鎖されることになる。
そして、先に説明したように、本実施の形態では、第1開閉部材42と第2開閉部材43とが連動して、第1シャッタ40の開閉動作と第2シャッタ41の開閉動作とがおこなわれるため、第1シャッタ40と第2シャッタ41とを閉鎖するときに、いずれのシャッタ40、41も中途半端な閉鎖状態になることなく確実に閉鎖されることになる。
さらに、先に説明したように、本実施の形態では、第1開閉部材42の動作に第1連結部61、62が連動して第1開閉シャッタ63の開閉動作がおこなわれるとともに、第2開閉部材43の動作に第2連結部71、72が連動して第2開閉シャッタ73の開閉動作がおこなわれるため、第1シャッタ40と第2シャッタ41とを閉鎖するときに、第1開閉シャッタ63と第2開閉シャッタ73とも閉鎖されて、いずれのシャッタ40、41、63、73も中途半端な閉鎖状態になることなく確実に閉鎖されることになる。
以上説明したように、本実施の形態におけるトナー容器30(粉体収納容器)は、第1開閉部材42の動作にともない排出口36を開閉する第1シャッタ40と、第2開閉部材43の動作にともない回収口37を開閉する第2シャッタ41と、が設けられている。第1シャッタ40には、プロセスカートリッジ10の第1開閉シャッタ63が流入口64を開放するときに第1開閉シャッタ63によって開放方向に押動される第1被押動部40aが形成され、第2シャッタ41には、プロセスカートリッジ10の第2開閉シャッタ73が流出口74を開放するときに第2開閉シャッタ73によって開放方向に押動される第2被押動部41aが形成されている。そして、第1開閉部材42と第2開閉部材43とが軸部45を介して連動して、第1シャッタ40の開閉動作と第2シャッタ41の開閉動作とがおこなわれる。
これにより、外部に向けてトナー(粉体)を排出するための排出口36を開閉する第1シャッタ40と、外部から廃トナー(粉体)を受け入れて回収するための回収口37を開閉する第2シャッタ41と、の双方を開放するときに、いずれのシャッタ40、41も、中途半端な開放状態になることなく、より確実に開放されやすくなる。
なお、本実施の形態においては、感光体ドラム1(像担持体)と帯電ローラ4(帯電装置)と現像装置5とクリーニング装置2と廃トナー搬送部6とが一体化されたプロセスカートリッジ10として構成されている場合に対して、本発明を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されることなく、これらの装置1、2、4〜6が、それぞれ単体で画像形成装置本体100に対して着脱されるユニットして構成されている場合であっても、当然に本発明を適用することができる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱部材(着脱ユニット)と定義する。
また、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置100に設置されるトナー容器30(粉体収納容器)に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置されるトナー容器(粉体収納容器)に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、プロセスカートリッジ10を介して画像形成装置本体100に間接的に着脱可能に設置されるトナー容器30(粉体収納容器)に対して本発明を適用したが、プロセスカートリッジを介することなく画像形成装置本体に直接的に着脱可能に設置されるトナー容器(粉体収納容器)に対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、トナー容器30(粉体収納容器)において軸部45(貫通軸)を撹拌部材33の回転軸部33aに挿入するように構成したが、トナー容器(粉体収納容器)において軸部(貫通軸)を廃トナー搬送スクリュ35又は補給スクリュ34の回転軸部に挿入するように構成することもできる。
また、本実施の形態では、粉体としてのトナー(1成分現像剤)が収容されたり回収されたりするトナー容器30(粉体収納容器)に対して本発明を適用したが、粉体としての2成分現像剤(トナーとキャリアとが混合された現像剤である。)が収容されたり回収されたりする粉体収納容器に対しても、本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
5 現像装置、
5c 搬送スクリュ(スクリュ部材)、
6 廃トナー搬送部、
10 プロセスカートリッジ(着脱部材)、
30 トナー容器(粉体収納容器)、
31 トナー収納部(粉体収納部)、
32 廃トナー回収部(粉体回収部)、
33 撹拌部材(回転部材)
33a 回転軸部、 33b 羽根部、
36 排出口、
37 回収口、
38 取っ手、
39 レバー、
40 第1シャッタ(排出口シャッタ)、
40a 第1被押動部、
41 第2シャッタ(回収口シャッタ)、
41a 第2被押動部、
42 第1開閉部材、
43 第2開閉部材、
45 軸部(貫通軸)、
47 第1圧縮スプリング(第1付勢部材)、
48 第2圧縮スプリング(第2付勢部材)、
61 第1嵌合部材(第1連結部)、
62 第1リンク機構(第1連結部)、
63 第1開閉シャッタ(流入口シャッタ)、
63a 第1押動部、
64 流入口、
71 第2嵌合部材(第2連結部)、
72 第2リンク機構(第2連結部)、
73 第2開閉シャッタ(流出口シャッタ)、
73a 第2押動部、
74 流出口、
87 第3圧縮スプリング(第3付勢部材)、
88 第4圧縮スプリング(第4付勢部材)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)。
特開2007−41104号公報

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体又は前記画像形成装置本体に着脱される着脱部材に着脱可能に設置される粉体収納容器であって、
    内部に収納された粉体を排出するための排出口と、
    外部から粉体を受け入れて回収するための回収口と、
    第1開閉部材の動作にともない前記排出口を開閉する第1シャッタと、
    第2開閉部材の動作にともない前記回収口を開閉する第2シャッタと、
    を備え、
    前記第1シャッタは、前記画像形成装置本体又は前記着脱部材において当該粉体収納容器が装着された状態で前記排出口に連通する流入口を開閉する第1開閉シャッタが前記流入口を開放するときに前記第1開閉シャッタによって開放方向に押動される第1被押動部を具備し、
    前記第2シャッタは、前記画像形成装置本体又は前記着脱部材において当該粉体収納容器が装着された状態で前記回収口に連通する流出口を開閉する第2開閉シャッタが前記流出口を開放するときに前記第2開閉シャッタによって開放方向に押動される第2被押動部を具備し、
    前記第1開閉部材と前記第2開閉部材とが連動して、前記第1シャッタの開閉動作と前記第2シャッタの開閉動作とがおこなわれることを特徴とする粉体収納容器。
  2. 前記画像形成装置本体又は前記着脱部材は、
    当該粉体収納容器が装着された状態で前記排出口に連通する前記流入口と、
    当該粉体収納容器が装着された状態で前記回収口に連通する前記流出口と、
    前記流入口を開放するときに前記第1シャッタの前記第1被押動部を押動する第1押動部を具備するとともに、第1連結部の動作にともない前記流入口を開閉する前記第1開閉シャッタと、
    前記流出口を開放するときに前記第2シャッタの前記第2被押動部を押動する第2押動部を具備するとともに、第2連結部の動作にともない前記流出口を開閉する前記第2開閉シャッタと、
    を具備し、
    前記第1開閉部材の動作に前記第1連結部が連動して前記第1開閉シャッタの開閉動作がおこなわれるとともに、前記第2開閉部材の動作に前記第2連結部が連動して前記第2開閉シャッタの開閉動作がおこなわれることを特徴とする請求項1に記載の粉体収納容器。
  3. 前記第1シャッタを閉鎖方向に付勢する第1付勢部材と、
    前記第2シャッタを閉鎖方向に付勢する第2付勢部材と、
    を備え、
    前記画像形成装置本体又は前記着脱部材は、
    前記第1開閉シャッタを閉鎖方向に付勢する第3付勢部材と、
    前記第2開閉シャッタを閉鎖方向に付勢する第4付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉体収納容器。
  4. 当該粉体収納容器の内部を貫通するように配置された軸部を備え、
    前記第1開閉部材は、軸方向の一端側に配置され、
    前記第2開閉部材は、軸方向の他端側に配置され、
    当該粉体収納容器が前記画像形成装置本体又は前記着脱部材に装着された状態で、操作者がレバーを回動することにより前記第1開閉部材と前記第2開閉部材とのうち前記レバーが一体化された一方が回動して前記軸部が回動するとともに、前記軸部の回動によって前記第1開閉部材と前記第2開閉部材とのうち他方が回動して、前記第1シャッタの開閉動作と前記第2シャッタの開閉動作とが同じタイミングでおこなわれることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粉体収納容器。
  5. 前記排出口から排出される粉体が収容された粉体収納部と、前記回収口から受け入れた粉体が回収される粉体回収部と、が壁部を隔てて仕切られていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉体収納容器。
  6. 前記画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される前記着脱部材としてのプロセスカートリッジであって、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の粉体収納容器を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の粉体収納容器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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