JP2008116837A - トナーカートリッジ - Google Patents

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渉 吉田
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圭二 加藤
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Abstract


【課題】 トナーカートリッジの部材の寸法に誤差があっても、キャップ部が外れることを防止し、収容されたトナーが漏れ出すことのないトナーカートリッジを提供することを目的とする。
【解決手段】 トナーカートリッジ11は、未使用トナーを収容するトナー収容部14と、トナー収容部14と隔壁16で隔てて設けられる廃トナー回収部15とを備える。トナーカートリッジ11は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とに連通する開口23が隔壁16に形成され、開口23に廃トナー回収部15からトナー収容部14にむかって内挿して開口23を覆うキャップ部24を備える。廃トナー回収部15は、着脱可能な蓋部27を備え、蓋部27は、装着状態でキャップ部24を廃トナー回収部15側から押さえる突起部26を有する。キャップ部24および突起部26の少なくとも一方に、キャップ部24と突起部26とが接触するときに伸縮可能な伸縮部41を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタおよびファクシミリ装置などの画像形成装置に備えられているトナーカートリッジに関する。
複写機、プリンタおよびファクシミリ装置などの画像形成装置は、感光ドラムおよび感光ベルトなどの感光体の表面に露光を行うことによって、所望の静電潜像を形成する露光工程と、露光によって形成された静電潜像にトナーを付着させて顕像化する現像工程と、生成されたトナー像を所定の用紙に転写する転写工程と、用紙上に転写されたトナー像を加熱によって定着させる定着工程とを経て画像を形成する装置である。露光工程、現像工程および転写工程の各工程は、感光体の周囲に並設された露光部、現像部および転写部において順次行われる。
現像部は、感光体の表面に近接対向し、感光体表面と平行をなす軸回りに回転する現像ローラを備えている。現像のためのトナーは、現像ローラの感光体と対向していない領域で付着させて現像ローラの表面全体に均等になるように付着させる。付着されたトナーは、現像ローラの回転によって搬送され、静電気の作用によって感光体表面の潜像に吸着される。また、現像部では、感光体への付着によって消費されるトナーの補給が必要であり、トナーの補給は、適量のトナーを収容するトナーカートリッジを、現像部に対応するように設定された装着部に着脱することによって行われる。
また、現像部において感光体の表面に吸着されたトナーの一部は、後続する転写部において用紙に転写されずに感光体上に残る。このような未転写トナーは、次の露光および現像工程に移る前に、感光体の表面から除去されて、廃トナーとして回収される。
そこで従来から、トナー補給のためのトナーカートリッジの内部に、未使用トナーを収容するトナー収容部とともに、トナー収容部と隔壁を隔てて廃トナー回収部を並設したトナーカートリッジが用いられている。このようなトナーカートリッジは、トナーカートリッジの再生のために、トナー収容部にトナーを補給することができるようになっている場合がある。このような場合、トナーカートリッジは、トナー収容部にトナーを補給するためにトナーカートリッジを離脱したときに、廃トナー回収部に回収された廃トナーの排出も併せて行えるようにしている。廃トナーの排出は、廃トナー回収部に設けられた廃トナー排出口などから排出させたり、廃トナー回収部を取り外して排出させたりすることによって行い、トナーの補給は、隔壁に設けられた開口から補給することによって行う。トナーを補給した後は、トナー補給口にキャップを嵌めて、トナーがトナー収納部から漏れ出ないようにする。しかしながら、このようなトナーカードリッジは、落下したときなどに、トナー収容部内の圧力が高まったりして、キャップが外れてしまうことがある。また、キャップは、トナー収容部にトナーを補給するために外す必要があるため、外れないように接着剤などで固着させることができず、キャップに3kg重〜4kg重の力がかかると外れてしまう。
キャップを備えたトナーカードリッジの典型的な従来の技術は、特許文献1に記載されている。特許文献1には、現像剤を充填するための充填口を塞ぐためのキャップと、キャップを覆うように設けられ、キャップを押さえるリブ(突起)を内側に有する把手部材とを備えるトナーカートリッジが記載されている。
特開平7−199622号公報
特許文献1によれば、キャップを覆う把手部材の内側にリブを設けて、キャップをリブで押さえる構成とすることによって、キャップが外れることを防止する。しかしながら、このようなキャップを覆う把手手段の内側にリブを設けて、リブでキャップを押さえる構成とするのみでは、把手部材のリブおよびキャップなどのトナーカートリッジの部材の寸法誤差によって使用できない場合がある。たとえばリブが長くて把手部材を装着できなかったり、リブが短くてキャップを充分に押さえることができなかったりする。
本発明の目的は、トナーカートリッジの部材の寸法に誤差があっても、キャップ部が外れることを防止し、収容されたトナーが漏れ出すことのないトナーカートリッジを提供することである。
本発明は、未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジであって、
前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する開口が形成され、
前記開口に前記廃トナー回収部から前記トナー収容部にむかって内挿して前記開口を覆うキャップ部を備え、
前記廃トナー回収部は、着脱可能な着脱部を備え、
前記着脱部は、装着状態で前記キャップ部を前記廃トナー回収部側から押さえる突起部を有し、
前記キャップ部および前記突起部の少なくとも一方に、前記キャップ部と前記突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を有することを特徴とするトナーカートリッジである。
また本発明は、未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジであって、
前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する開口が形成され、
前記開口に前記廃トナー回収部から前記トナー収容部にむかって内挿して前記開口を覆うキャップ部を備え、
前記廃トナー回収部は、前記トナー収容部と着脱可能であり、装着状態で前記キャップ部を前記廃トナー回収部側から押さえる突起部を有し、
前記キャップ部および前記突起部の少なくとも一方に、前記キャップ部と前記突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を有することを特徴とするトナーカートリッジである。
また本発明は、前記キャップ部は、前記突起部が接触する部分の形状が、前記トナー収容部側に凸の中空円錐形状であることを特徴とする。
また本発明は、前記キャップ部は、前記突起部が接触する部分の形状が、前記トナー収容部側に凸の中空ドーム形状であることを特徴とする。
また本発明は、前記伸縮部の形状は、蛇腹形状であることを特徴とする。
また本発明は、前記伸縮部は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなることを特徴とする。
本発明によれば、未使用トナーを収容するトナー収容部と、トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジである。
このトナーカートリッジは、トナー収容部と廃トナー回収部とに連通する開口が隔壁に形成され、その開口に廃トナー回収部からトナー収容部にむかって内挿して開口を覆うキャップ部を備える。このトナーカートリッジは、キャップ部を装着した状態では、開口が閉塞され、トナー収容部に収容された未使用トナーが廃トナー回収部やトナーカートリッジ外部に漏れ出すことがない。また、キャップ部を装着していない状態では、トナー収容部が開放され、トナー収容部に未使用トナーを補給することができる。また、トナー収容部の内部を洗浄することもできる。したがって、このトナーカートリッジは、トナー収容部に新たに未使用トナーを補給することができ、使用時や搬送時などにトナーが漏れ出すことがない再利用可能なトナーカートリッジである。
廃トナー回収部は、着脱可能な着脱部を備え、その着脱部は、装着状態でキャップ部を廃トナー回収部側から押さえる突起部を有する。着脱部を装着することによって、キャップ部を突起部で廃トナー回収部側から押さえるので、キャップ部が外れることを防止する。よって、キャップ部が外れることによるトナー漏れ出しを防止することができる。
このキャップ部および突起部の少なくとも一方に、キャップ部と突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を有し、着脱部を装着する際にキャップ部と突起部とが接触すると、伸縮部が伸縮する。したがって、キャップ部または突起部の寸法に誤差があっても、このような伸縮部の伸縮によって、キャップ部および突起部の位置が、キャップ部が外れることを防止することができる位置に調整される。
以上より、このトナーカートリッジは、キャップ部または突起部の寸法に誤差があっても、キャップ部が外れることを防止し、収容されたトナーが漏れ出すことがない。
また本発明によれば、未使用トナーを収容するトナー収容部と、トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジである。
このトナーカートリッジは、トナー収容部と廃トナー回収部とに連通する開口が隔壁に形成され、その開口に廃トナー回収部からトナー収容部にむかって内挿して開口を覆うキャップ部を備える。このトナーカートリッジは、キャップ部を装着した状態では、開口が閉塞され、トナー収容部に収容された未使用トナーが廃トナー回収部やトナーカートリッジ外部に漏れ出すことがない。また、キャップ部を装着していない状態では、トナー収容部が開放され、トナー収容部に未使用トナーを補給することができる。また、トナー収容部の内部を洗浄することもできる。したがって、このトナーカートリッジは、トナー収容部に新たに未使用トナーを補給することができ、使用時や搬送時などにトナーが漏れ出すことがない再利用可能なトナーカートリッジである。
廃トナー回収部は、トナー収容部と着脱可能であり、装着状態でキャップ部を廃トナー回収部側から押さえる突起部を有する。廃トナー回収部をトナー収容部に装着することによって、キャップ部を突起部で廃トナー回収部側から押さえるので、キャップ部が外れることを防止する。よって、キャップ部が外れることによるトナー漏れ出しを防止することができる。
このキャップ部および突起部の少なくとも一方に、キャップ部と突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を有し、廃トナー回収部をトナー収容部に装着した際にキャップ部と突起部とが接触すると、伸縮部が伸縮する。したがって、キャップ部または突起部の寸法に誤差があっても、このような伸縮部の伸縮によって、キャップ部および突起部の位置が、キャップ部が外れることを防止することができる位置に調整される。
以上より、このトナーカートリッジは、キャップ部または突起部の寸法に誤差があっても、キャップ部が外れることを防止し、収容されたトナーが漏れ出すことがない。
また本発明によれば、キャップ部は、突起部が接触する部分の形状が、トナー収容部側に凸の中空円錐形状である。そうすることによって、突起部がキャップ部の中央部を押すように、キャップ部および突起部の位置が調整される。突起部がキャップ部の中央部を押すので、キャップ部がより外れにくい。また、トナー収容部の内部の圧力が上昇した場合、キャップ部の中央部が廃トナー回収部側に移動するが、キャップ部が突起部に押さえられるので外れない。キャップ部の中央部が廃トナー回収部側に移動すると、開口の径方向に広がる力がキャップ部に加わる。よって、キャップ部が開口の径方向に広がって、キャップ部が開口により密着し、未使用トナーがトナー収容部からより漏れ出しにくくなる。
また本発明によれば、キャップ部は、突起部が接触する部分の形状が、トナー収容部側に凸の中空ドーム形状である。そうすることによって、突起部がキャップ部の中央部を押すように、キャップ部および突起部の位置が調整される。突起部がキャップ部の中央部を押すので、キャップ部がより外れにくい。また、トナー収容部の内部の圧力が上昇した場合、キャップ部の中央部が廃トナー回収部側に移動するが、キャップ部が突起部に押さえられるので外れない。キャップ部の中央部が廃トナー回収部側に移動すると、開口の径方向に広がる力がキャップ部に加わる。よって、キャップ部が開口の径方向に広がって、キャップ部が開口により密着し、未使用トナーがトナー収容部からより漏れ出しにくくなる。
また本発明によれば、伸縮部の形状は、蛇腹形状である。そうすることによって、キャップ部と突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部が容易に形成される。
また本発明は、伸縮部は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなる。そうすることによって、伸縮部の形状にかかわらず、キャップ部と突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を形成することができる。
本発明は、複写機、プリンタおよびファクシミリ装置などの画像形成装置に備えられているトナーカートリッジである。
図1は、本発明の実施形態であるトナーカートリッジ11の断面図である。トナーカートリッジ11は、筺体12、天板13、トナー収容部14、廃トナー回収部15、隔壁16、軸17および撹拌体18,19を備える。トナーカートリッジ11は、画像形成装置にトナーを供給するための部材であり、後述のように画像形成装置に備えられる。
図2は、トナーカートリッジ11を備えた画像形成装置31を示す概略断面図である。画像形成装置31は、トナーカートリッジ11、現像槽32および感光体39を含む。トナーカートリッジ11は、内部にトナーを収納しており、撹拌体18によりトナーを撹拌している。トナーカートリッジ11は、補給ローラ33によって、現像槽32に補給口34からトナーを供給する。現像槽32は、供給されたトナーを撹拌ローラ35によって撹拌して撹拌ローラ36側に送る。撹拌ローラ36は、送られたトナーを撹拌して現像ローラ37側に送る。現像ローラ37の上方にはドクターブレード38が備えられており、これによって、現像ローラ37上のトナー層厚を規制する。これにより、現像ローラ37は、感光体39に所定量のトナーを供給する。感光体39は、金属製ローラ表面に光導電性薄膜を形成して構成され、光導電性薄膜において明暗時に生じる電気抵抗の差を利用して、原稿の露光像を形成させる。露光像が形成された感光体39にトナーを供給し、露光像に合わせたトナー像を形成させる。このトナー像を所定の用紙に転写し、用紙上に転写されたトナー像を加熱によって定着させることによって、画像を形成させる。その際、感光体39に供給されたトナーの一部が用紙に転写されずに感光体39上に残ってしまう。この転写されなかった未転写トナーを廃トナーとしてクリーニング部で回収し、トナーカートリッジ11に収容する。また、現像槽32には撹拌ローラ36の下方にトナーセンサ40を備えており、現像槽32内のトナー残量を検知する。
トナーカートリッジ11の構成について、図1に戻って説明する。筺体12は、一方の面が開放された箱型であり、天板13は、筺体12の開放された面を覆っている。トナー収容部14は、現像槽32に供給する前の未使用トナーを収容する。廃トナー回収部15は、画像形成装置31において用紙に転写されずに感光体39上から回収された廃トナーを収容する。隔壁16は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とを仕切るために設けられた壁である。トナー収容部14および廃トナー回収部15は、筺体12の内部に隔壁16によって仕切られて並設されている。トナーカートリッジ11は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とが一体化されているので、トナーカートリッジ11の離脱時に未使用トナーの補給と廃トナーの排出とを行うことができるトナーカートリッジである。
軸17は、トナー収容部14および廃トナー回収部15の長手方向に横架され、軸17には、トナー収容部14内に撹拌体18が形成され、廃トナー回収部15内に撹拌体19が形成される。軸17を軸回りに回転させることによって、撹拌体18は、トナー収容部14内に収容された未使用トナーを撹拌し、撹拌体19は、廃トナー回収部15内に収容された廃トナーを撹拌する。
軸17は、トナー収容部14の隔壁16とは反対側の端壁から外部に突設された突設端部22と連結される。突設端部22は、トナーカートリッジ11が画像形成装置31にセットされたときに、駆動源に連結され、駆動源からの駆動力によって、軸回りに回転し、突設端部22を回転させることによって、軸17を回転させることができる。撹拌体18は、軸17の回転によって、外周に突設された撹拌羽根20で、トナー収容部14内に収容された未使用トナーを撹拌する。また、撹拌体19は、軸17の回転によって、外周に突設された撹拌羽根21で、廃トナー回収部15内に収容された廃トナーを撹拌する。筺体12、天板13、隔壁16、軸17および撹拌体18,19は、公知の樹脂からなっていればよく、たとえば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などが挙げられる。
廃トナー回収部15は、廃トナーを排出するための廃トナー排出口25が形成されている。廃トナー回収部15は、廃トナー排出口25を覆う蓋部27を備える。蓋部27は、着脱可能であり、装着した状態でキャップ部24を廃トナー回収部15側から押さえる突起部26を有する。よって、蓋部27を装着することによって、キャップ部24を突起部26で廃トナー回収部15から押さえるので、キャップ部24が外れることを防止し、キャップ部24が外れることによるトナーの漏れ出しを防止することができる。また、蓋部27を装着していない状態では、廃トナー回収部15が開放され、廃トナー回収部15から廃トナーを排出することができる。蓋部27を装着していない状態は、キャップ部24を取り外すことができる状態である。蓋部27は、着脱部に相当する。
蓋部27には、廃トナー回収部15の上部に開口する廃トナー回収口28が形成されている。廃トナー回収口28は、トナーカートリッジ11が画像形成装置31にセットされたとき、画像形成装置内部の廃トナー回収管の末端部に対向するように設けられている。廃トナー回収管は、感光体39の表面に、転写後に残る廃トナーを除去するクリーニング部に連結してあり、除去された廃トナーは、搬送手段によって、廃トナー回収管内部を搬送され、廃トナー回収管の末端部に対向する廃トナー回収口28を経て、廃トナー回収部15に導入される。
隔壁16は、トナー収容部14と廃トナー回収部15とに連通する開口23が形成されている。トナーカートリッジ11は、この開口23に、廃トナー回収部15からトナー収容部14に向かって内挿して開口23を覆うキャップ部24を備える。トナーカートリッジ11は、キャップ部24を装着した状態では、開口23が閉塞され、トナー収容部14に収容されている未使用トナーが廃トナー回収部やトナーカートリッジ外部に漏れ出すことがない。また、キャップ部24および蓋部27を装着していない状態では、トナー収容部14が開放され、トナー収容部14に未使用トナーを補給することができる。また、トナー収容部の内部を洗浄することもできる。よって、このトナーカートリッジ11は、トナー収容部14に新たに未使用トナーを補給することができ、使用時や搬送時などにトナーが漏れ出すことがない再利用可能なトナーカートリッジである。キャップ部24は、公知の樹脂からなっていればよく、たとえば、ポリエチレンなどが挙げられる。
蓋部27を装着する際、キャップ部24および突起部26に寸法誤差があり、蓋部27を装着できない場合が考えられる。よって、トナーカートリッジ11は、キャップ部24および突起部26に寸法誤差があっても装着できるキャップ部24および蓋部27である必要がある。
まず、突起部26が所定の寸法より長い場合について説明する。図3は、蓋部27の装着を説明するための概略断面図である。図3(a)は、蓋部27の装着前を示し、図3(b)は、蓋部27の装着後を示す。キャップ部24は、突起部26と接触するときに伸縮可能な伸縮部41を有する。図3(a)に示すような伸縮部41を縮めたキャップ部24に、蓋部27を装着する。そうすると、突起部26がキャップ部24に接触して、図3(b)に示すように、伸縮部41が伸びて、蓋部27を装着することができる。したがって、トナーカートリッジ11は、伸縮部41の伸縮によって、キャップ部24および突起部26の位置が、キャップ部24が外れることを防止することができる位置に調整される。よって、キャップ部24および突起部26に寸法誤差があっても、突起部26がキャップ部24を押さえることができるように蓋部27を装着できる。
伸縮部41の形状は、蛇腹形状であることが好ましい。そうすることによって、キャップ部24と突起部26とが接触するときに伸縮可能な伸縮部が容易に形成することができる。伸縮部41は、キャップ部24と突起部26とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を形成できれば、どのような形状であってもよい。伸縮部41は、弾性のある部材からなっていてもよく、たとえば、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなっていてもよい。そうすることによって、伸縮部41の形状にかかわらず、キャップ部と突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を形成することができる。
キャップ部24は、突起部26が接触する部分42の形状が、トナー収容部14側に凸の中空円錐形状であることが好ましい。そうすることによって、突起部26の位置がキャップ部24の中央部に接触する位置でなかったとしても、突起部26がキャップ部24の中央部を押すように、キャップ部24および突起部26の位置が調整される。突起部26がキャップ部24の中央部を押すので、キャップ部24がより外れにくい。また、トナー収容部14の内部の圧力が上昇した場合、キャップ部24の中央部が廃トナー回収部15側に移動するが、キャップ部24が突起部26に押さえられるので外れない。キャップ部24の中央部が廃トナー回収部15側に移動すると、開口23の径方向に広がる力がキャップ部24に加わる。よって、キャップ部24が開口23の径方向に広がって、キャップ部24が開口23により密着し、未使用トナーがトナー収容部15からより漏れ出しにくくなる。
キャップ部24および突起部26が所定の寸法である場合について説明する。図4は、トナーカートリッジ11を示す概略断面図である。キャップ部24および突起部26が所定の寸法であると、図4に示すように、伸縮部41を伸ばすことなく、突起部26がキャップ部24を押さえることによるキャップ部24の外れを防止できるように蓋部27が装着される。
図5は、トナーカートリッジ11を示す概略断面図である。キャップ部24の突起部26が接触する部分42の形状は、トナー収容部14側に凸の中空円錐形状である場合に限らず、たとえば、図5に示すようなトナー収容部側に凸の中空ドーム形状であってもよい。このような形状であっても、トナー収容部14側に凸の中空円錐形状である場合と同様、突起部26の位置がキャップ部24の中央部に接触する位置でなかったとしても、突起部26がキャップ部24の中央部を押すように、キャップ部24および突起部26の位置が調整される。突起部26がキャップ部24の中央部を押すので、キャップ部24がより外れにくい。また、トナー収容部14の内部の圧力が上昇した場合、キャップ部24の中央部が廃トナー回収部15側に移動するが、キャップ部24が突起部26に押さえられるので外れない。キャップ部24の中央部が廃トナー回収部15側に移動すると、開口23の径方向に広がる力がキャップ部24に加わる。よって、キャップ部24が開口23の径方向に広がって、キャップ部24が開口23により密着し、未使用トナーがトナー収容部15からより漏れ出しにくくなる。
上記実施形態は、キャップ部24に伸縮部41を有するトナーカートリッジであるが、キャップ部24および突起部26の少なくとも一方に、伸縮部41を有していればよい。たとえば、突起部26に伸縮部41を有するトナーカートリッジ11であってもよいし、キャップ部24および突起部26に伸縮部41を有するトナーカートリッジ11であってもよい。
突起部26に伸縮部41を有するトナーカートリッジ11である場合、突起部26が長いなどのキャップ部24および突起部26に寸法誤差があっても、伸縮部41を縮めて、蓋部27を装着することができる。
また、キャップ部24および突起部26の両方に伸縮部41を有するトナーカートリッジ11である場合、突起部26が長いなどのキャップ部24および突起部26に寸法誤差があっても、キャップ部24の伸縮部41を伸ばし、突起部26の伸縮部41を縮めて、蓋部27を装着することができる。
以上より、キャップ部24または突起部26の寸法に誤差があっても、このような伸縮部41の伸縮によって、キャップ部24および突起部26の位置が、キャップ部24が外れることを防止することができる位置に調整される。
また、上記実施形態は、着脱可能な蓋部27を廃トナー回収部15に備えるトナーカートリッジであるが、廃トナー回収部15自体を着脱可能であり、装着状態でキャップ部24を廃トナー回収部15側から押さえる突起部26を有するトナーカートリッジであってもよい。そうすることによって、上記実施形態と同様、キャップ部24または突起部26に寸法誤差があっても、キャップ部24が外れることを防止し、収容されたトナーが漏れ出すことがない。
本発明の実施形態であるトナーカートリッジ11の断面図である。 トナーカートリッジ11を備えた画像形成装置31を示す概略断面図である。 蓋部27の装着を説明するための概略断面図である。 トナーカートリッジ11を示す概略断面図である。 トナーカートリッジ11を示す概略断面図である。
符号の説明
11 トナーカートリッジ
12 筺体
13 天板
14 トナー収容部
15 廃トナー回収部
16 隔壁
17 軸
18,19 撹拌体
20,21 撹拌羽根
22 突設端部
23 開口
24 キャップ部
25 廃トナー排出口
26 突起部
27 蓋部
28 廃トナー回収口
31 画像形成装置
32 現像槽
39 感光体
41 伸縮部

Claims (6)

  1. 未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジであって、
    前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する開口が形成され、
    前記開口に前記廃トナー回収部から前記トナー収容部にむかって内挿して前記開口を覆うキャップ部を備え、
    前記廃トナー回収部は、着脱可能な着脱部を備え、
    前記着脱部は、装着状態で前記キャップ部を前記廃トナー回収部側から押さえる突起部を有し、
    前記キャップ部および前記突起部の少なくとも一方に、前記キャップ部と前記突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 未使用トナーを収容するトナー収容部と、前記トナー収容部と隔壁で隔てて設けられ、感光体から除去された廃トナーを回収する廃トナー回収部とを備えるトナーカートリッジであって、
    前記隔壁は、前記トナー収容部と前記廃トナー回収部とに連通する開口が形成され、
    前記開口に前記廃トナー回収部から前記トナー収容部にむかって内挿して前記開口を覆うキャップ部を備え、
    前記廃トナー回収部は、前記トナー収容部と着脱可能であり、装着状態で前記キャップ部を前記廃トナー回収部側から押さえる突起部を有し、
    前記キャップ部および前記突起部の少なくとも一方に、前記キャップ部と前記突起部とが接触するときに伸縮可能な伸縮部を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  3. 前記キャップ部は、前記突起部が接触する部分の形状が、前記トナー収容部側に凸の中空円錐形状であることを特徴とする請求項1または2記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記キャップ部は、前記突起部が接触する部分の形状が、前記トナー収容部側に凸の中空ドーム形状であることを特徴とする請求項1または2記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記伸縮部の形状は、蛇腹形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記伸縮部は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴムおよびブタジエンゴムから選ばれる1種または2種以上からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトナーカートリッジ。
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